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【新型コロナ】岡山県9人感染 30日発表分
内容をざっくり書くと
岡山市と倉敷市が発表した。
山陽新聞デジタル
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倉敷市
倉敷市(くらしきし)は、岡山県の南部に位置する市。白壁の町並みが残る倉敷美観地区、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋などで知られる。また、中国地方の中核市では最大の人口を誇り、保健所政令市にも指定されている。
概要
岡山県下では県庁所在地で東に隣接する岡山市に次いで第2位(中国地方では第3位)となる約47万人の人口を擁し、岡山市や周辺自治体と共に岡山都市圏を形成している[注 1]。また、備中県民局の本庁が置かれ、県西部(高梁川流域圏)の中枢都市としての機能も有する[1]。市中心部の倉敷川沿いの一帯は江戸時代に幕府直轄地(天領)が置かれたのを機に繁栄し、和洋織りなす白壁の町並みが今も美観地区として保存され、県内有数の観光の街としての顔を持つ。一方で臨海部には石油コンビナートなど重化学工業地帯が形成されており、市内の製造品出荷額(2016年)は3兆円超に上るなど[2]、西日本を代表する工業都市の一つでもある。
倉敷市の発足は1928年(昭和3年)の昭和初期である。その後1967年に旧倉敷・児島・玉島の3市が新設合併したことにより現在の倉敷市(2代目)が成立した。さらに旧3市や現在の市が周辺町村の編入合併を繰り返し市域を拡げてきたため、地理や歴史、文化の異なる多様な地域で構成され、核となる市街地も各地に分布する。主要な地域としては行政と観光の倉敷、重化学工業地帯のお膝元・水島、学生服・ジーンズのメッカ・児島、貿易港と新幹線駅を有する玉島などがある。
地理・地勢
市域は岡山県の南中央部に位置し、市の中西部を高梁川が北から南に流れ瀬戸内海に注いでいる。平野の多くは干拓地や沖積平野で占められ、児島地域を除き比較的平坦である。市内には児島、亀島山、玉島、連島など「島」の付く地名が多いが、それらの地域は元来文字通り「島」であり、干拓により陸続きになって今の市域が形成されている。
山陽新幹線・山陽本線・山陽自動車道・国道2号が東西に横断し、山陰地方を結ぶ伯備線、四国を結ぶ瀬戸大橋(瀬戸大橋線・瀬戸中央自動車道)も市内を経由しており、交通・物流の結節点としての重要な地位を占めるに至っている。
主な自然地形
- 主な山岳
気候・環境
温暖で晴れの日が多く雨が少ない瀬戸内海式気候に属する反面、高梁川による豊富な水資源の恩恵で水不足になることは稀である。冬から春にかけては、中国大陸から流入する黄砂に見舞われることもある。また冬には積雪の観測される日も年に1~2回程度はあるが、大雪は極めて少ない。
太平洋高気圧に覆われる夏季には瀬戸内海沿岸特有の「凪」が発生し、気温が35度以上の猛暑や熱帯夜になる日もある。また、瀬戸内海を隔てて南方に位置する千数百メートル級の急峻な山々が連なる四国山地により台風が直撃することが滅多に無く、直上を通過しても四国山地で勢力が弱められて甚大な被害とはならない場合が多いのも特徴。
大部分が沖積平野と干拓地である平野部は河川や海の水面との差があまりない低地が多く、明治時代まで東西に分かれていた高梁川が度々氾濫を起こす水害の多い地域であった。しかし、大正時代に用水路の整備とともに改修工事が行われ現在の形に一本化された後は大規模な水害が減少した。
近年発生した顕著な気象災害として、2004年の台風集中上陸による高潮などの被害、2018年の平成30年7月豪雨(西日本豪雨)による真備地区での大規模水害が挙げられる[4][5]。
倉敷[6]の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 16.1 (61) | 22.5 (72.5) | 23.5 (74.3) | 30.5 (86.9) | 32.6 (90.7) | 35.2 (95.4) | 36.8 (98.2) | 37.1 (98.8) | 36.0 (96.8) | 32.4 (90.3) | 25.4 (77.7) | 19.9 (67.8) | 37.1 (98.8) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.2 (48.6) | 10.0 (50) | 13.6 (56.5) | 19.3 (66.7) | 24.4 (75.9) | 27.3 (81.1) | 30.9 (87.6) | 32.2 (90) | 28.4 (83.1) | 23.1 (73.6) | 17.1 (62.8) | 11.5 (52.7) | 20.6 (69.1) |
日平均気温 °C (°F) | 4.6 (40.3) | 5.2 (41.4) | 8.5 (47.3) | 13.9 (57) | 19.1 (66.4) | 22.9 (73.2) | 26.9 (80.4) | 27.9 (82.2) | 23.9 (75) | 18.0 (64.4) | 12.0 (53.6) | 6.7 (44.1) | 15.8 (60.4) |
平均最低気温 °C (°F) | 0.3 (32.5) | 0.6 (33.1) | 3.5 (38.3) | 8.6 (47.5) | 14.0 (57.2) | 19.1 (66.4) | 23.6 (74.5) | 24.4 (75.9) | 20.1 (68.2) | 13.5 (56.3) | 7.3 (45.1) | 2.4 (36.3) | 11.5 (52.7) |
最低気温記録 °C (°F) | −5.4 (22.3) | −8.0 (17.6) | −3.5 (25.7) | −0.8 (30.6) | 3.1 (37.6) | 9.8 (49.6) | 16.0 (60.8) | 17.1 (62.8) | 8.9 (48) | 2.7 (36.9) | −0.9 (30.4) | −4.1 (24.6) | −8.0 (17.6) |
降水量 mm (inch) | 34.4 (1.354) | 42.4 (1.669) | 78.2 (3.079) | 82.5 (3.248) | 101.9 (4.012) | 149.8 (5.898) | 154.1 (6.067) | 81.3 (3.201) | 133.0 (5.236) | 93.6 (3.685) | 51.2 (2.016) | 40.4 (1.591) | 1,042.2 (41.031) |
平均月間日照時間 | 152.5 | 144.5 | 175.7 | 189.8 | 199.2 | 143.1 | 173.0 | 206.5 | 155.2 | 166.7 | 149.7 | 145.8 | 2,001.3 |
出典1:気象庁[7](平年値の統計期間:1991-2020年) | |||||||||||||
出典2:気象庁[8] |
市勢
- 面積:355.63 km²
- 人口:480,007人
- 男性:234,194人
- 女性:245,813人
- 世帯数:216,317世帯
- 人口密度:1,349.73/km²
(令和3年11月末日の登録人口による)
人口
![]() | |
倉敷市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 倉敷市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 倉敷市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
倉敷市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
近隣都市との関係
当市は岡山都市圏に含まれ岡山市とは人的交流に加え行政面でも密接な関係を持ち、全体的に岡山への通勤・通学者が圧倒的に多い。しかし、両市は過去に県主導で行われた合併構想を破談にしており、かつて倉敷市は代官所が置かれた天領、岡山市は外様大名の城下町であったという中心地域成立の歴史的違いによる対抗心も根強いものがある。なお、児島地域は岡山市と同じ旧備前国、江戸時代は岡山藩の支配下におかれ、交通の便も岡山市の方が良いなど繋がりが強く、本社の移転や最初の出店は岡山市内に構えることが多い。
また、県境を越えて西にある福山都市圏や、瀬戸大橋(瀬戸内海)を越えた対岸の高松都市圏との交流も少なくない。市内の地域によって事情は異なるが、地理的な位置関係からJR山陽本線沿線の玉島地域・倉敷地域は福山、南の児島地域は高松への通勤・通学者もいる。
隣接している自治体・行政区
香川県(海上で隣接)
歴史
各地域の沿革の詳細は、倉敷・水島・玉島・児島・庄村・茶屋町・船穂町・真備町の各ページを参考のこと
古代〜中世
市内の最も古いとされる遺跡は紀元前2万年頃先土器時代の鷲羽山遺跡で、この当時瀬戸内海は陸地であったと推測されている。1万年前に氷期が終わり海水面が上昇、6000年前までに海になった。なお、、、などといった、学史的に著名な遺跡が多く存在している。
もっとも早く村として形成されたとされるのが吉備路の南に位置する現在の庄地区北部で、この周辺はかつて「吉備の津」と呼ばれ吉備国の海の玄関であったことから、紀元前100年頃の上東遺跡(じょうとういせき)に楯築遺跡(たてつきいせき)や王墓山古墳群、6世紀頃に土器を生産した二子窯跡に加え650年頃に作られたなど多くの遺跡が集中している。
現在の倉敷市一帯は3世紀から律令国になるまでは吉備国、飛鳥時代7世紀後半の壬申の乱をきっかけに行われた吉備分割後は旧児島郡に含まれる地区が備前、それ以外は備中になった。備中国の中枢および国府は共に倉敷市の北に隣接し備中国分寺のある総社市に置かれていたと推測され、高梁川を隔てた西に位置する真備地区一帯を拠点としていた吉備国の有力氏族・下道氏(しもつみち)出身の吉備真備が活躍したのは奈良時代8世紀後半頃である。
倉敷地域の倉敷美観地区周辺は吉備の穴海(児島湖と児島湾の原型)と呼ばれた内海に浮かぶ鶴形山と向山によって形成された鶴形島(円亀島、阿智島)を起源とする。8世紀末・平安時代始め頃には既に陸続きになり、周辺は阿智潟と呼ばれる干潟であった。10世紀中頃、藤原純友の乱の後、小野好古が鶴形山に南に城を築き中世まで小野氏が支配したと云われる。倉敷の名前が登場するのは近世になってからであるが、以前より水夫(かこ)の港が現在の船倉町辺りにあったとされる。水夫達は周辺で行われた数々の戦いにかり出され、水軍として活躍したといわれている。ちなみに中世の高梁川河口は現在の水江・船穂町柳井原・船穂町水江付近である。
児島地域は吉備児島(または備前児島)と呼ばれた離島の西側にあたり、『古事記』や『万葉集』等に書かれた古くから海上交通の要衝であったためヤマト王権の時代に屯倉が置かれた。奈良時代に建立された熊野十二社権現の寺社地や通生荘(かよおのしょう)の荘園等が存在し、本州と四国を結ぶ中継地として機能していた。藤原純友の乱・源平合戦藤戸の戦い・南北朝の戦い等に関わり戦国時代には政治軍事上の要地として豪族の争奪戦が行われるなど、度々戦乱の舞台にもなった。『太平記』に登場する児島高徳は当地の出身であるとする説がある。
玉島地域の平野は江戸時代初め頃まで七島・柏島・乙島(おとしま)等の島々に囲まれた甕ノ海(もたいのうみ)という内海であった。八島から道口一帯は甕ノ泊(もたいのとまり)といわれた天然の良港で中世から備中国の海の玄関になり、古墳時代~室町時代に陶(すえ)から亀山周辺で生産された須恵器(亀山焼)という甕(かめ)等の土器を出荷していた。また、玉島旧市街地周辺の海は万葉集で"玉の浦”と読まれ、場所は源平合戦・水島の戦いで舞台になった乙島と柏島から北に位置する七島に囲まれた一帯と推測される。
和名類聚抄(平安時代の辞書)によると7世紀の律令制によって定められた現在の倉敷市内にあたる行政区域は大まかに次の通りとされる。
※括弧内は近辺と推定される現在の地名
近世
倉敷一帯の島々は豊臣政権の五大老であった宇喜多秀家が始めた干拓が江戸時代以降も続き、やがてそれらの島々が陸続きになり現在の平野が形成された。なかでも小豆島に匹敵する大きさの吉備児島は児島半島となった。江戸時代に入り幕藩体制下ではかなり複雑な統治がされており、場所によって様々な領地が入り乱れている。天領である倉敷代官所領の他、備中松山藩・岡山藩(鴨方藩・生坂藩等の支藩を含む)・浅尾藩・丹波亀山藩・岡田藩他の大名領に加え、知行処(旗本領)や寺社領などがあった。
天領になった倉敷旧市街は高梁川と児島湾を結ぶ運河として倉敷川が作られ内陸の港町になり、1614年備中松山城の城番で備中代官であった小堀政一が陣屋を構えた後、代官所(支配所)がおかれた。その後、倉敷が商人の町として発展したのは港の機能より年貢米の集積地としてであった。倉敷代官所は商人たちの自治を認め優遇したことで人口も増加し、領地は名目上5万石であったが、実質は10万石以上の領地を支配した。ちなみに、倉敷代官所は現在の倉敷アイビースクエアのある場所に置かれ、美観地区の蔵屋敷はこれによって富を得た商人の蔵である。
児島地区は岡山藩の支藩である天城池田家支配の下、古くからの産業である塩田に加え、周辺の新田で栽培された綿花を使った機織りが盛んになり、藩はそれらに専売制を取り入れ財政の柱にすえる。やがて機織りによって作られた製品が地場産業となり、真田紐や足袋等といった名産品を生み出し“繊維の町・児島”の素地を形成していく。沿岸の港のうち下津井は北前船の寄港地、田の口と下村(現下の町)は瑜伽大権現と四国金刀比羅宮を結ぶ港として繁栄した。
玉島地区の甕ノ泊は備中松山藩藩主の水谷勝隆・勝宗親子と岡山藩による干拓で瀬戸内海側に面していた乙島や柏島と陸続きになった。その後、水谷氏により高瀬通しと呼ばれる水路が作られ、下流の玉島新田と阿賀崎新田は高梁川上流から高瀬舟によって運ばれてくる物資を北前船に載せる積出港として発展した。やがて“玉島湊”として全国に知られるようになるが、1693年水谷氏断絶後は幕府に領地の多くが接収され、備中松山藩領として残った羽黒神社周辺を除き倉敷代官所、岡山藩、丹波亀山藩等によって細分統治された。
年表
- 689年 - 持統天皇3年に吉備国が備前国、備中国、備後国に分割される。
- 701年 - 郷内に熊野神社、通生に本荘八幡宮が創建される。
- 717年 - 吉備真備が阿倍仲麻呂・玄昉らと共に遣唐使として唐国に渡る。
- 733年 - 玄昉の弟子にあたる行基によって由加山・瑜伽大権現、同じ天平年間に円通寺、藤戸寺等が創建される。
- 859年 - 連島にが理源大師(聖宝)により創建される。
- 939年 - 承平天慶の乱で藤原純友が下津井沖の釜島に砦を築く。
- 1183年 - 水島灘の乙島・柏島で源平合戦(治承・寿永の乱)・水島の戦いがおきる。
- 1185年 - 藤戸で源平合戦(治承・寿永の乱)・藤戸の戦いがおきる。
- 1221年 - 承久の乱が起こり後鳥羽上皇の皇子・頼仁親王が児島に流される。
- 1336年 - 南北朝の戦いで足利尊氏が下津井から上陸し福山合戦がおきる。
- 1550年 - 玉島湊と松山(高梁市)間で高瀬舟による物資の輸送がはじまる。
- 1584年 - 宇喜多秀家が早島から高梁川河口まで汐止め堤防を築く。
- 1606年 - 備前藩下津井城完成(1639年廃城、天城陣屋に移る)。
- 1615年 - 伊東長実が岡田藩(真備町岡田)を立藩。
- 1616年 - 倉敷・玉島近辺の水島灘で新田開発が始まる。
- 1642年 - 倉敷村が幕府の直轄地になる。玉島地区一帯が備中松山藩の支配になる。
- 1704年 - 帯江戸川氏の戸川安広が帯江沖新田(茶屋町)の開発に着手する。
- 1779年 - 良寛和尚が円通寺で修行を始める。
- 1829年 - 野崎武左衛門が児島(味野・赤崎)で塩田事業を始める。
- 1866年 - 倉敷浅尾騒動。
※市町村合併関連は下記の市域の変遷を参照
- 1871年(明治4年) - 廃藩置県により、窪屋郡倉敷村に倉敷県役所が置かれる。
- 1872年(明治5年) - 倉敷県・福山県等が合併し深津県になり、翌年小田県に改称。
- 1875年(明治8年) - 小田県が岡山県と合併。
- 1881年(明治14年) - 乙島(玉島乙島)に市内で初の玉島紡績所が操業。
- 1882年(明治15年) - 日本最初とされる海水浴場の一つが沙美に開場。
- 1889年(明治22年) - 町村制施行に伴い、窪屋郡倉敷村が発足。
- 1891年(明治24年) - 町制を施行して倉敷町となる。窪屋郡倉敷町に山陽鉄道倉敷駅が開業、初めて鉄道ができる。
- 1921年(大正10年) - 児島地域で学生服の生産がはじまる。
- 1923年(大正12年) - 倉紡中央病院(現倉敷中央病院)が開院。
- 1925年(大正14年) - 高梁川改修工事が完成。
- 1926年(大正15年) - 大原孫三郎により岡山県倉敷市で、倉敷絹織株式会社が設立される。
- 1927年(昭和2年) - 都窪郡倉敷町・万寿村・大高村が新設合併して、改めて倉敷町が発足。
- 1928年(昭和3年) - 都窪郡倉敷町が市制施行し、倉敷市(初代)が発足(岡山県で2番目の市)。
- 1930年(昭和5年) - 大原美術館が開館。
- 1934年(昭和9年) - 鷲羽山・王子が岳が瀬戸内海国立公園に指定される。
- 1936年(昭和11年) - 倉敷市歌(初代)を制定。
- 1945年(昭和20年) - 水島空襲が発生(6月22日)。水島航空機製作所が米軍の空襲により破壊される。
- 1948年(昭和23年) - 児島郡の3町1村が新設合併し、児島市が発足。
- 1952年(昭和27年) - 浅口郡玉島町が市制施行し、玉島市が発足。
- 1953年(昭和28年) - 水島臨海工業地帯の建設が始まる。
- 1954年(昭和29年) - 鷲羽山遺跡が発見される。
- 1965年(昭和40年) - 児島地域でジーンズの生産がはじまる。
- 1967年(昭和42年) - 倉敷市(初代)・児島市・玉島市が新設合併し、現行の倉敷市(二代目)が発足。倉敷市歌(2代目、現行)を制定。
- 1968年(昭和43年) - 倉敷市伝統美観保存条例が制定され、美観地区の整備に着手する。
- 1975年(昭和50年) - 山陽新幹線新倉敷駅が開業(玉島駅から改称)。
- 1988年(昭和63年) - 山陽自動車道倉敷JCT - 福山東IC間、同早島支線倉敷JCT - 早島IC間が開通。
- 1988年(昭和63年) - 児島・坂出(香川県)を結ぶ瀬戸大橋が完成。瀬戸中央自動車道が開通、JR本四備讃線(瀬戸大橋線)が開業。
- 2002年(平成14年) - 中核市に指定される(全国で30番目)。
地名の由来
現倉敷市の名称は、全国的にも観光地として知られる倉敷美観地区の周辺一帯の旧地名「倉敷村」に由来する。倉敷という地名は、中世に支配地の年貢米や貢納物を領主へ送るために、周辺の支配地からそれらを集めておく場所であった「倉敷地」に由来しているとする説が地元の歴史家の間では有力とされる。倉敷村はかつて倉敷地であったといわれている。倉敷地は「蔵屋敷が立ち並んだので、『蔵屋敷』地が転訛して『倉敷』地となった」と云われ、また「倉とは船蔵屋敷あるいは水夫屋敷のことを指す」ともいわれる。倉敷村が誕生したのは戦国時代~安土桃山時代の間(1565年~1585年)であるといわれ、『蔵敷』『倉輔』等とも書かれることもあった。江戸時代に幕府代官所が置かれ陣屋町となり、また物資の集散地になり、川港として栄えて豪商の蔵が建ち並び商家町として繁栄。現在の美観地区周辺の基礎が生まれた。
なお、倉敷地は全国各地にあったが、倉敷市同様に現代まで倉敷地に由来する地名が残っている例がある。たとえば同じ岡山県内の美作市林野も戦国時代頃から倉敷村と呼ばれた。なお、こちらも江戸時代に天領となり代官所があった。1918年(大正7年)美作の英田郡倉敷町は旧郷名の林野郷(はいのごう)に由来する林野(はやしの)町に改名し備中の都窪郡倉敷町に倉敷の名を譲った形となった。現在も林野から吉野川(吉井川支流)下流の美作市巨勢(こせ)に下倉敷という字が残っており、宇野バスが運行する路線に下倉敷のバス停があるなど、倉敷地の名残は現在も残っている。
市域の変遷
明治時代に郡役所が置かれた倉敷、味野、玉島の各村が周辺の村々を吸収し、大規模河川や山地によって隔てられたこれらの地域がそれぞれ市制を布き市域を拡大してきた。 昭和36年、三木岡山県知事が岡山市・西大寺市・旧倉敷市・児島市・玉島市・玉野市・旧総社市を含む33市町村が合併する岡山県南百万都市建設計画が提唱され協議会によりすべての市町村議会において合併合意にまで至った。
しかし、倉敷・岡山・児島の3市の首長は合併申請を行わず、高橋勇雄倉敷市長の失踪(これは三木県知事や森清企画室長の圧力に加え、合併推進派が用意したと思われる男女の議会傍聴席占拠行為、「中国新報」なる赤新聞の発行などによる倉敷市長他関係者の誹謗中傷を新聞記事にして無料配布するなど、調印式前後に高橋市長自身が身の危険を感じたことによる失踪)、そして3市の脱退と三木知事の急逝により結局実現には至らなかった。
百万都市合併構想が頓挫した後、自治省事務次官の救済案の提示により岡山市を中心とする備前ブロックと旧倉敷市を中心とする備中ブロックの二つに分けて各ブロック毎に段階的な合併する方向に方針転換した。その後、合併協議会に加わっていた旧倉敷市・児島市・玉島市の旧3市が合併することとなったが、そのきっかけとなった理由は、それら旧3市で臨海工業地帯の工場用地にまつわる領有権争いを互いに回避したいとの思惑があったためと言われている。つまり、岡山県南百万都市建設計画問題の発端ともなった水島臨海工業地帯が旧3市の区域内にあり、倉敷市水島・児島市・玉島市各地区の海や川など当時の3市の境界線がぼんやりと定まらないなか、領有権争いの勃発を合併により未然に防いだとされる。
結果的に、現在の倉敷市は都窪郡・浅口郡・吉備郡(旧下道郡)・児島郡と広範囲の地域に及んでいる。
年月日 | 新市発足後編入された市町村 |
---|---|
1971年(昭和46年)3月8日 | 都窪郡庄村を編入合併。 |
1972年(昭和47年)5月1日 | 都窪郡茶屋町を編入合併。 |
2005年(平成17年)8月1日 | 浅口郡船穂町、吉備郡真備町を編入合併。 |
政治・行政
倉敷市は平成23年3月「都市計画マスタープラン」[9]を策定し、その中で「地域別まちづくりの方針<地域別構想>」[10]として、人口・面積規模が大きく一定の生活圏の広がりを有している本庁(倉敷)および水島・玉島・児島支所の各管轄エリアを「地域」、先の4エリアより人口・面積の規模は小さいが身近な生活圏を担っている庄・茶屋町・船穂・真備支所の各管轄エリアを「地区」と設定。市内を4地域4地区に分けて街作りの方針を掲げている[9]。
上記の8エリアのうち倉敷・水島は2エリア合わせて旧倉敷市域に相当し、他のエリアは各支所管内が各旧自治体域に相当している。なお、8エリアの単位呼称は場合や組織により変わることもあり、地域・地区と呼び分けずに、地域または地区もしくは他の呼称を統一したり、単位呼称をつけずに呼んだりと、弾力的に呼称されている。
またエリア分けも組織などにより複数のバリエーションがあり、例えば「4地区」を近隣の「地域」に含み、庄・茶屋町を倉敷、船穂・真備を玉島に含むこともある。また他にも、倉敷と水島を併せて旧倉敷市域という意味で「倉敷」として扱う場合もある。
市長
- 現職市長
- ※ 2008年4月27日に行われた市長選には、現職市長の古市健三(59)、元総務省国際部多国間経済室長・前倉敷市収入役の伊東香織(41)、市議会議長の秋山正(53)の3名が立候補、日本共産党は独自候補の擁立を断念した。投票の結果、伊東が次点の古市を8,220票上回り当選。中四国地方で初の女性市長となった。(肩書き・役職や年齢等は当時のもの)
- ※ 2012年4月22日に行われた市長選には、現職市長の伊東と、市民団体「私たちの倉敷市政をつくる会」代表世話人・元京都府大山崎町議会議員で日本共産党推薦の矢引亮介(41)の2名が立候補。投票の結果、伊東が矢引を圧倒的な大差(99,157票差)で破り再選を果たした。
- 歴代市長(3市合併後)
(+印は在職中死去)
代 | 氏名 | 在職期間 | 備考 |
---|---|---|---|
初代 | 大山茂樹 | 1967年3月5日 - 1979年3月4日 | 旧倉敷市長から留任 |
2 | 滝澤義夫 | 1979年3月5日 - 1991年3月4日 | 最後の玉島市長、倉敷市助役を歴任 |
3 | 渡邊行雄+ | 1991年3月5日 - 1996年4月1日 | 元・水島ゴム用品社長、在任中に死去 |
4 | 中田武志 | 1996年5月20日 - 2004年5月18日 | 市職員から助役を経て、チボリ公園誘致推進派として当選 |
5 | 古市健三 | 2004年5月19日 - 2008年5月18日 | 元県議会議長、児島地区出身 |
6 | 伊東香織 | 2008年5月19日 - 現職 | 総務省元国際部多国間経済室長、倉敷市前収入役 |
市役所組織
倉敷市役所も参照
行政区域が倉敷・児島・玉島・水島・庄・茶屋町・船穂・真備と8区分される。 倉敷地区には本庁があり、残りの7地区にはそれぞれ支所が配置されている。また、児島・玉島・水島の3支所は総務課・税務事務所・市民課・福祉課・国保介護課・産業課・建設課等が設けられている。
主要な組織(局)のみ記載(2011年(平成23年)4月1日現在)
- 本庁
- 市長公室
- 企画財政局
- 総務局
- 市民局
- 環境リサイクル局
- 保健福祉局
- 文化産業局
- 建設局
- 競艇事業局
- 出納室
- 消防局
- 水道局
- 議会事務局
- 教育委員会
- 外局(選挙管理委員会、監査事務局、公平委員会、農業委員会)
- 倉敷駅前連絡所
- 水江市民サービスコーナー
- 西阿知市民サービスコーナー(旧西阿知出張所)
- 藤戸市民サービスコーナー(旧藤戸出張所)
- 児島支所
- 下津井市民サービスコーナー(旧下津井出張所)
- 郷内市民サービスコーナー(旧郷内出張所)
- 玉島支所
- 水島支所
- 福田市民サービスコーナー(旧福田出張所)
- 連島市民サービスコーナー(旧連島出張所)
- 庄支所
- 茶屋町支所
- 船穂支所
- 真備支所
市議会
- 定数:43人
- 任期:2021年(令和3年)2月1日 - 2025年(令和7年)1月31日[11]
- 議長:中西公仁(未来クラブ)
- 副議長:塩津孝明(新政クラブ)
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表者) |
---|---|---|
未来クラブ | 8 | ◎大橋賢、赤澤幹温、片山貴光、中西公仁、原田龍五、矢野周子、山畑滝男、若林昭雄 |
くらしき創生クラブ | 7 | ◎三村英世、荒木竜二、伊東裕紀、北畠克彦、難波朋裕、森守、守屋弘志 |
公明党倉敷市議団 | 7 | ◎梶田省三、井出妙子、生水耕二、仙田貴孝、中西善之、新垣敦子、薮田尊典 |
新政クラブ | 5 | ◎大橋健良、大守秀行、塩津孝明、瀧本寛、松成康昭 |
新風くらしき | 5 | ◎日向豊、芦田泰宏、尾﨑勝也、中島光浩、平井俊光 |
日本共産党倉敷市議会議員団 | 4 | ◎末田正彦、田口明子、田辺牧美、三宅誠志 |
青空市民クラブ | 3 | ◎藤井昭佐、小郷ひな子、齋籐武次郎 |
無会派議員 | 4 | 秋田安幸、塩津学、時尾博幸、藤原薫子 |
計 | 43 |
岡山県議会(倉敷市・都窪郡選挙区)
- 定数:14名
- 任期:2019年(令和元年)5月15日~2023年(令和5年)5月14日
議員名 | 会派名 | 備考 |
---|---|---|
高橋戒隆 | 自由民主党岡山県議団 | |
山田総一郎 | 公明党岡山県議団 | |
千田博通 | 自由民主党岡山県議団 | |
吉田徹 | 公明党岡山県議団 | |
中塚周一 | 自由民主党岡山県議団 | |
秋山政浩 | 民主・県民クラブ | 党籍は無所属 |
柳田哲 | 民主・県民クラブ | 党籍は無所属 |
佐古一太 | 無所属 | |
須増伸子 | 日本共産党岡山県議会議員団 | |
小田圭一 | 自由民主党県議団 | |
蓮岡靖之 | 自由民主党岡山県議団 | |
鳥井良輔 | 民主・県民クラブ | 党籍は立憲民主党 |
渡辺英気 | 自由民主党岡山県議団 | |
遠藤康洋 | 自由民主党岡山県議団 |
衆議院
- 任期 : 2021年(令和3年)10月31日 - 2025年(令和7年)10月30日(「第49回衆議院議員総選挙」参照)
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
岡山県第4区(旧船穂町、真備町域を除く倉敷市など) | 橋本岳 | 自由民主党 | 5 | 選挙区 |
柚木道義 | 立憲民主党 | 6 | 比例復活 | |
岡山県第5区(旧船穂町、真備町域の倉敷市など) | 加藤勝信 | 自由民主党 | 7 | 選挙区 |
警察
消防
倉敷市消防局(都窪郡早島町・浅口市金光町地域の消防業務も受託している。)
- 倉敷消防署
- 中洲分署、庄出張所、東出張所(早島町も管轄)
- 水島消防署
- 児島消防署
- 臨港分署、琴浦出張所、郷内出張所、下津井出張所
- 玉島消防署
- 真備分署、北出張所、勇崎出張所、西出張所(浅口市金光町)
- コンビナート火災対策
- 石油コンビナート等災害防止法に基づいて、水島消防署に3点セットが配備されている。また、水島消防署とコンビナート内に、岡山県防災資機材センターがあり、消防車両が配備されている。また、企業が共同で消防車両を配備している。定期的に、岡山県石油コンビナート等防災計画に基づき、総合防災訓練が訓練が行われている。
財政
1990年代半ばまで倉敷市は工業地帯や児島競艇場等からの潤沢な収入により、地方交付税を受けない非交付団体であった。そのため市役所を始め豪華な施設や過剰と思われるような道路を建設するなど市民から不評の声も少なくなかった。人口増加も横這い傾向にもかかわらず都市計画は見直されず、市街地のスプロール化を招き、下水道に代表される公共事業費が膨らみ財政を圧迫した。[要出典] その結果、長引く景気の低迷による収入の減少に従い、地方交付税交付団体となる。
現在は支出の削減に取り組んでいる。例えば、行政施策を3年のローリング方式により毎年度見直しし緊急を要しない事業の削減、借金である市債の発行の抑制、施設の管理等の外部委託による市職員の削減などである。しかし、地方分権の一環による税源移譲は刻々と進まず、地方交付税交付金の激減と市債の償還によって現在も苦しい財政状況にある。
平成29年度当初予算[注 2]
総額(歳出と歳入の合算) ― 356,776,964千円(102.0)[12]
- 一般会計 - 175,243,790千円(105.0)
- 特別会計 - 130,522,01千円(101.6)[注 3]
- 財産区会計 - 51,828千円(86.4)
- 企業会計 - 50,959,332千円(93.7)[注 4]
- 公債費 - 17,373,849千円(103.1)
- 自主財源 - 95,451,277千円(104.1)
- 市税 - 79,806,944千円(99.3)
- 依存財源 - 79,792,513千円(106.1)
財政調整基金 - 11,070百万円(159百万円増、平成30年3月31日現在)[13]
市債残高 - 172,814,479千円(177,289千円増、平成28年度)[14]
財政力指数 - 0.865(平成29年度)[14]
※括弧内は前年比。
姉妹都市・提携都市
海外
- 姉妹都市
- 友好都市
日本国内
- 提携都市
倉敷市にある出先機関
岡山県の出先機関
- 岡山県備中県民局本庁舎
- 岡山県備中保健所 - 総社市と早島町を管轄。倉敷市内は倉敷市保健所が管轄。
官庁出先機関
- 自衛隊岡山地方協力本部倉敷地域事務所
- 政令指定都市以外で、簡易裁判所が3箇所あるのは倉敷市だけである。
主な医療機関
- 倉敷中央病院 - 災害拠点病院
- 川崎医科大学附属病院 - 災害拠点病院
- 倉敷成人病センター
- 水島中央病院
- 倉敷医療生活協同組合・水島協同病院
- 玉島中央病院
- 倉敷医療生活協同組合・玉島協同病院
- 倉敷市立市民病院(旧称 倉敷市立児島市民病院)
- 児島中央病院
他
経済
商業
一部の地区を除いて主要市街地が山や川で地理的に分断され独立しているため、それぞれの地区に核(商店街等)となる部分が存在する。ところが、近年の車社会の影響でロードサイド型の店舗が乱立し始め、それぞれの地区の核がなくなりつつある。特にイオンモール倉敷の開業は倉敷地域を中心に市内各商業地域に深刻な影響を与えた。
- 小売業年間商品販売額 4958億円(2009年度)※括弧内は地区の小売販売額
- 倉敷地域(2416億円)
- 人口の郊外流出に伴い、JR倉敷駅周辺では2000年頃から約2km北の水江地区へのイオンモール倉敷の出店、ダイエーと三越の撤退が相次ぎ、2008年に倉敷チボリ公園の閉園、2010年にJR倉敷駅ビル「ルブラン」が閉館するなど、商業地としての機能の衰えが目立っている。小売業の中心はイオンモール倉敷と南の笹沖周辺へと移り、倉敷駅周辺の人通りも減少傾向にある。
- こうした中、2003年より倉敷商工会議所が運営するくらしきタウンマネージメント機関という組織が、「倉敷屏風祭」等のイベントの開催、「チャレンジショップ」の開設などを実行。また、2005年より、江戸時代に開かれていた定期市の賑わいを再現しようと“くらしき朝市実行委員会”を組織し、毎月第3日曜日に倉敷駅前の倉敷センター街商店街(BIOS)において朝市『三斎市』を開催している[15]。「地産地消」の主旨のもと、毎回多彩なイベントと「ワンコイン・グルメ」などを催し商店街の活性化を試みている。
- 2008年3月の天満屋倉敷店の三越跡への移転により地価の下落にようやく歯止めがかかり、2011年には、倉敷チボリ公園跡地にイトーヨーカドーが運営するアリオ倉敷と三井不動産が経営する中国地方初の三井アウトレットパーク 倉敷が開業。JR倉敷駅周辺の活性化が期待されている。
- 中庄地区では1990年代から大型店の出店も相次ぎ、市内で最も変化が激しい。それに伴う自動車交通量の増加で旧2号線の渋滞が慢性化している。
- 水島地域(892億円)
- 倉敷地区に次ぐ経済規模にもかかわらず中心部の商店街は常盤町歓楽街を残し衰退している。大型店の相次ぐ撤退、郊外には中小スーパーマーケットが分散乱立している。2009年にイオンタウン水島が開業した。
- 児島地域(624億円)
- 廃止された下津井電鉄児島駅のあった味野地区からJR児島駅~国道430号東沿線へと街の中心が移動しているが、1988年のJR児島駅開業以来、駅西口の未利用地が街の一体的な発展を停滞させている原因の一つになっている。
- 児島駅に隣接するショッピングモールと天満屋ハピータウン一帯では児島駅前商店街連盟が主催する朝市「三白市」が毎月最終日曜日に開催[16]。また、味野商店街では空き店舗に地域内外からジーンズメーカーが直営店舗を出店し、「児島ジーンズストリート」と名づけられるなどの動きがある。
- 玉島地域(543億円)
- 旧市街地から数キロ北に離れたJR新倉敷駅南側の成長が著しい。一方、旧市街地は古い港町の面影を残す観光地への脱皮を模索している。
- 庄地区(243億円)
- 人口1万5千人、旧2号線沿いのロードサイド店舗が中心、倉敷と岡山の中間に位置し中庄地区の一部分を含むため人口規模の割りに小売販売額が多い。
- 茶屋町地区(78億円)
- 人口1万5千人、JR茶屋町駅を中心にベッドタウンとして市内で最も人口増加している地区で、徐々に商業集積が進んでいる。
- 真備地区(148億円)
- 川辺の国道486号沿いに中型スーパーマーケットが密集し、人口2万3千人の規模としては激戦地である。
- 船穂地区(14億円)
- 人口7千人、地区内に鉄道駅はなく、さらに主要幹線道路から逸れているため、商業地区が形成されていない。
工業
- 水島地域と玉島地域に跨る臨海部の水島臨海工業地帯には日本有数のコンビナートが形成される[17]。石油化学、鉄鋼、自動車等を中心とした工場が建ち並ぶ。全体から見ると小規模なエリアではあるが、児島地区の塩生と宇野津の砂浜を埋め立てて造成されたC地区にも、主に石油化学系の事業所や造船所等が立地する。製造品出荷額は県全体の約50%になる。
- 水島臨海工業地帯の主な事業所
- 石油 - ENEOS水島製油所
- 化学 - 三菱ケミカル水島事業所、三菱ガス化学水島工場、クラレ倉敷事業所、旭化成水島製造所
- 鉄鋼 - JFEスチール西日本製鉄所倉敷地区、東京製鐵岡山工場
- 機械 - 三菱自動車工業水島製作所、住友重機械工業岡山製造所
- 南東部の児島地区は繊維工業が盛んである。特に厚手の織物が主製品で、学生服・企業や官公庁など事業所の制服(ユニフォーム)は生産高日本一を誇る。また、国産ジーンズ発祥の地でもあり、大小さまざまなメーカーがひしめき合う。
主な工業統計(平成17年)
- 製造品出荷額 39,440億円(水島工業地帯 - 36,040、岡山県全体 - 72,955)
- 品目別内訳(億円)
- 石油 - 12,181
- 鉄鋼 - 8,568
- 化学 - 7,062
- 自動車、他 - 6,710
- 繊維 - 916
- 食品 - 671
- 金属 - 496
- 地区別内訳(億円)
- 倉敷・水島 - 27,137
- 児島 - 2,737
- 玉島 - 1,054
- 船穂 - 252
- 庄 - 181
- 真備 - 140
- 茶屋町 - 69
農業
主な農業統計(平成17年)
- 総農家戸数 8,785戸(内:生産農家4,680)
- 経営耕地面積 3,373ha
- 農業算出額 1,206千万円(内訳:米穀類 25%、果物類 30%、野菜類 17%、養鶏 19%、他 9%)
地区別の主な名産
※かつて倉敷市は藺草栽培とそれを原料に畳表・花筵の生産が行われ全国でも有数の産地であったが、現在は僅かしか行われておらず多くが中国産等の輸入品によって上記の二次製品が作られている。
水産業
主な水産統計(平成15年)
- 漁業就業者 904人(内:児島 700、玉島 120、倉敷・水島 60)
- 漁獲高 魚類 670t、貝類 709t、藻類養殖 2,143t)
主な水産物
- 二種 - 大畠漁港(おばたけ)、下津井漁港、沙美漁港(以上、県管理)
- 一種 - 通生漁港(かよお)、呼松漁港、勇崎漁港、小原漁港(呼松は県、以外は市の管理)
本社を置く企業
製造
製造 (食品)
製造 (被服)
卸売・小売・商社
運輸・通信
金融
サービス
サービス (飲食)
※太字は上場企業
倉敷市ゆかりの企業
※太字は上場企業
交通
鉄道
- 中心となる駅:倉敷駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 四国旅客鉄道(JR四国)
- 本四備讃線(瀬戸大橋線)
- 児島駅
バス
道路
- 高速道路・有料道路
- 一般国道
自動車のナンバープレート
倉敷市内において、2006年10月10日以降に車庫登録する車両には「倉敷」ナンバーが交付されている。従前の地域名は「岡山」であったが、いわゆるご当地ナンバー制度の開始に伴い、倉敷市などの同制度の導入により、変更されたものである[18]。「倉敷」ナンバーは倉敷市のほか、笠岡市・井原市・浅口市・浅口郡里庄町・小田郡矢掛町の3市2町にも導入されている[19]。
教育
大学
- 私立
短期大学
- 公立
- 私立
高等学校
- 公立
- 岡山県立倉敷青陵高等学校
- 岡山県立倉敷南高等学校
- 岡山県立倉敷古城池高等学校
- 岡山県立倉敷中央高等学校
- 岡山県立倉敷鷲羽高等学校 - 2005年に県立児島・琴浦の2高等学校を再編
- 岡山県立玉島高等学校
- 岡山県立倉敷工業高等学校
- 岡山県立水島工業高等学校
- 岡山県立倉敷商業高等学校
- 岡山県立玉島商業高等学校
- 倉敷市立精思高等学校
- 倉敷市立工業高等学校
- 倉敷市立倉敷翔南高等学校 - 2003年に児島第一・市立児島・南海の3高等学校を再編
- 倉敷市立玉島高等学校 - 2025年閉校予定
- 倉敷市立真備陵南高等学校
- 私立
中高一貫校
- 公立
- 私立
中学校
- 公立
倉敷地域
水島地域
児島地域
玉島地域
船穂地区
真備地区
小学校
- 公立
倉敷地域(庄、茶屋町を含む)
- 倉敷市立倉敷東小学校
- 倉敷市立倉敷西小学校
- 倉敷市立老松小学校
- 倉敷市立万寿小学校
- 倉敷市立万寿東小学校
- 倉敷市立大高小学校
- 倉敷市立葦高小学校
- 倉敷市立倉敷南小学校
- 倉敷市立中洲小学校
- 倉敷市立中島小学校
- 倉敷市立粒江小学校
- 倉敷市立中庄小学校
- 倉敷市立帯江小学校
- 倉敷市立菅生小学校
- 倉敷市立茶屋町小学校
水島地域
児島地域
玉島地域
船穂地区
真備地区
特別支援学校
- 岡山県立倉敷琴浦高等支援学校
- 岡山県立倉敷まきび支援学校
- 倉敷市立倉敷支援学校
各種学校
専修学校
学校教育以外の施設
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構立
公立
- 岡山県立南部高等技術専門校(旧:倉敷高等技術専門校、職業能力開発促進法に基づく職業能力開発校)
インフラ等
電気
都市ガス・供給区域
供給戸数 49,000戸
上水道
給水人口辺りの普及率 99.91%(2015年度)[20]
水道管理事業者
- 倉敷市水道局 - 水島営業所・玉島営業所・児島営業所・真備出張所
給水事業体及び供給地区(全て高梁川から取水、配水量は倉敷市分)
- 倉敷市水道局(配水量 24,154,437m³)
- 片島水源 - 連島、水島
- 福井水源 - 天城、粒江
- 上成水源 - 船穂、玉島
- 真備水源 - 真備
- 備南水道企業団(倉敷市、早島町 配水量 26,032,530m³)
- 酒津水源 - 倉敷、西阿知、庄、茶屋町
- 岡山県南部水道企業団(倉敷市、岡山市、玉野市 配水量 17,278,693m³)
- 西阿知水源 - 児島、福田
- 総社水源 - 真備
下水道
処理人口辺りの下水道普及率 80.6%(2020年3月31日時点)[21]
- 倉敷市下水道部
- 倉敷下水処理場
- 児島下水処理場
- 水島下水処理場
- 玉島下水処理場
- 児島湖流域下水道
- 岡山県児島湖流域下水道浄化センター(玉野市東七区)
通信
電話
市外局番は倉敷MA(086(市内局番は420~489、520~529、552、553、691、697、698))である。 なお、真備町については、2009年6月1日より総社MAから倉敷MAに編入され、以降、倉敷市真備町と総社市との相互通話は隣接扱いとなった。
- 0866-91 → 086-691
- この局番はKDDIに割り当てられており、倉敷市真備町については086-691とし、総社市については0866-37に変更された(加入者番号が大幅に変更)。
- 0866-97 → 086-697
- この局番は2つの収容局(真備・総社豪渓)で使用されていたため、倉敷市真備町については086-697と桁ずらしで対応し、総社市については0866-95に変更された。
- 0866-98 → 086-698
- この局番は1つの収容局(真備)で使用されているため、単純な桁ずらしで対応。
- 真備町内のひかり電話(0866-31)及びNCC各局の市内局番(0866-91(KDDIの一部)を除く)は倉敷MAの市内局番に移動し、加入者番号が大幅に変更となった。
郵便
- 倉敷郵便局:710-00xx、710-08xx、710-85xx、710-86xx、710-87xx、701-01xx(701-010x~011x、0192~0195のみ)、710-01xx、710-11xx、710-13xx
- 2006年9月11日までは、710-01xxは天城郵便局、710-13xxは箭田郵便局の番号だった。
- 2015年3月2日までは、710-11xxは茶屋町郵便局の番号だった。もともと710-11xxは1987年10月26日までが使用していた番号で、箭田郵便局・総社郵便局に集配業務が移管されたため欠番となっていた。その後、2007年3月5日に地域区分局の変更によりそれまで709-11xxを使用していた茶屋町郵便局が710-11xxに変更された。
- 2018年3月12日までは、701-01xxは吉備郵便局(岡山市北区)の番号だった。同日、岡山市北区域(701-010x~011x、0192~0195を除く区域)の集配業務が岡山中央郵便局へ、倉敷市域(701-010x~011x、0192~0195の区域)の集配業務が倉敷郵便局へ移管された。
- 児島郵便局:711-09xx、711-85xx、711-86xx、711-87xx
- 水島郵便局:712-80xx、712-85xx、712-86xx、712-87xx
- 玉島郵便局:713-81xx、713-85xx、713-86xx、713-87xx、710-02xx
- 2018年10月9日までは、710-02xxは長尾郵便局の番号だった。
放送
地上波テレビ局
倉敷地域は岡山本局(金甲山)を受信。それ以外の地域は水島、児島、玉島、玉島南、総社、岡山北、西讃岐等の各中継局を受信。
- RSKテレビ - TBS系 21ch。倉敷支社(白楽町 RSKくらしきビル)
- 岡山放送 - フジテレビ系 27ch。倉敷支社(笹沖 敷島ビル)
- テレビせとうち - テレビ東京系 18ch。倉敷支局報道部(白楽町 山陽新聞倉敷本社ビル)
- 西日本放送テレビ - 日本テレビ系 20ch。倉敷支社(中央1丁目)
- 瀬戸内海放送 - テレビ朝日系 30ch。
- NHK岡山放送局 - 総合:32ch。教育:45ch。倉敷支局(中島 KCT情報センター)
- サンテレビジョン - 兵庫県の独立系UHF局、下記のCATVで視聴できる。岡山支局(児島赤崎1丁目)
- エフエムくらしき 82.8 MHz- コミュニティFM局。種松山送信所と児島・総社中継局があり、市内全域で受信できる。
- 岡山エフエム放送 76.8 MHz(岡山本局)80.4 MHz(笠岡局)- 県域FM局。
- RSKラジオ 1494 KHz(岡山本局、笠岡局)91.4 MHz(RSK岡山FM)- 県域中波局。
- 岡山シティエフエム 79.0 MHz- コミュニティFM局。ケーブルテレビや電波で受信できる。(電波に関しては東部地域など)
- エフエムゆめウェーブ 79.2 MHz- コミュニティFM局。笠岡中継局から発射しているため西部地域・南部地域などで受信できる。
新聞
地方紙
- 山陽新聞倉敷本社、児島支局 - 朝・夕刊発行。
全国紙
出版
- Krash Japan
- 暮らしき
名所・旧跡・観光スポット
観光地
倉敷地域
- 倉敷美観地区 - 重要伝統的建造物群保存地区「倉敷川畔」
- 大原美術館
- 倉敷アイビースクエア
- 旧大原家住宅 - 国の重要文化財
- 大橋家住宅 - 国の重要文化財
- 酒津公園 - 東西用水酒津樋門(南配水樋門、2003年土木学会選奨土木遺産に指定)と配水池の周辺は親水公園として整備され、倉敷を代表する桜並木の名所の一つとなっている。
- 藤戸寺 - 藤戸地区
- 西明院 - 藤戸地区
- 先陣庵 - 藤戸地区
児島地域
玉島地域
船穂地区
- ふなおワイナリー
- 一の口水門
- 八幡山
- 柳井原ハリストス正教会
真備地区
主な市内観光地の年間訪問者数
- 市全体 555.1万人(倉敷市統計書平成22年度版)
- 内訳 - 美観地区 314.7万人、鷲羽山 148.5万人、王子が岳 40.6万人、由加山 26.9万人、円通寺 5.1万人
祭事・催事
- 阿智神社まつり(春・秋)
- ハートランド倉敷(5月2日 - 5月4日)
- 倉敷天領夏祭り
- 倉敷フォトミュラル
- 倉敷音楽祭
- 倉敷屏風祭
- くらしき・花七夕祭
- くらしき朝市「三斎市」
- 水島港まつり
- 鴻八幡宮例大祭 - 岡山三大だんじり祭りの一つ
- 乙島祭り
- 玉島まつり
- 茶屋町の鬼祭り
- 瀬戸内倉敷ツーデーマーチ
- こども棋聖戦 (囲碁)
特産品
銘菓・銘酒
- むらすずめ - 倉敷
- 藤戸饅頭 - 倉敷(藤戸)
- 浜焼桜鯛 - 玉島
- 良寛てまり - 玉島
- 塩羊羹 - 児島
- あんころ餅 - 児島(由加山)
- ふなおマスカットワイン - 船穂
- 日本酒 - 燦然 、万年雪、歓びの泉ほか
名物・郷土料理
農産物
工芸・工業製品
文化・施設・スポーツ
商工団体
スポーツチーム
- 倉敷市スポーツ振興事業団 - ウェイバックマシン(2006年10月6日アーカイブ分)
- 三菱自動車水島FC
- 倉敷アブレイズ - 女子バレーボールのクラブチーム。
- 三菱自動車倉敷オーシャンズ - 社会人野球の企業チーム。
- 倉敷ピーチジャックス - 社会人野球のクラブチーム。
- JFE西日本硬式野球部 - 社会人野球の企業チーム。倉敷市と広島県福山市の両市を本拠地としている。
- 川崎製鉄水島硬式野球部 - 社会人野球の企業チーム。2002年に解散。
音楽団体
その他各種団体
- 倉敷地区ウエルカム観光ガイド連絡会
- 倉敷善意通訳会
- 倉敷日墺協会
- 倉敷市国際交流協会
- アムネスティ倉敷
- 倉敷国際親善協会
文化施設
倉敷地域
- 倉敷市民会館 - 多目的ホール:1979席
- 倉敷市芸文館 - ホール:単層バルコニー形式、885席。演劇、クラシック音楽、軽音楽コンサート等に利用される。アイシアター:定員 200人。演劇、音楽などの小規模公演等に利用される。
- 倉敷公民館
- 倉敷市立美術館
- 中央図書館
- 倉敷市立自然史博物館
- 文化交流会館
- 市民活動センター
- 山陽ハイツ
- 倉敷刀剣美術館
- 倉敷市立磯崎眠亀記念館
- 大原美術館 - 1930年開館の日本初の私立西洋美術館[23]。
水島地域
- ライフパーク倉敷
- 市民学習センター
- 情報学習センター
- 科学センター - プラネタリウム
- 埋蔵文化財センター
- 図書館
- 水島公民館
- 水島図書館
- 倉敷市環境教育スクエア 水島愛あいサロン
- 水島勤労福祉センター
児島地域
- 児島文化センター
- 児島公民館
- 児島図書館
- 児島市民交流センター
- ジーンズミュージアム
- 荻野美術館
玉島地域
- 玉島文化センター
- 玉島公民館
- 玉島図書館
- 玉島市民交流センター
真備・船穂地区
- マービーふれあいセンター
- 真備図書館
- 船穂図書館
公園・スポーツ施設等
- 岡山県倉敷スポーツ公園
- 倉敷運動公園
- 倉敷体育館
- 倉敷市屋内水泳センター
- 酒津公園
- 倉敷みらい公園
- 中山公園
- 児島競艇場
- 児島マリンプール
- 少年自然の家
- 倉敷市水島緑地福田公園
- 水島中央公園
- ヘルスピア倉敷
- 玉島の森
- 真備総合公園
倉敷市を舞台にした作品
- トラック野郎・天下御免(1976年)東映
- 釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束(2007年)松竹
- ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜(2017年)ワーナー・ブラザーズ映画 - 児島・下津井地区、瀬戸大橋
- しあわせのマスカット(2021年5月14日公開)BS-TBS - 倉敷美観地区、町屋喫茶三宅商店、ヘルスピア倉敷[24]
映画ロケ
- ALWAYS 三丁目の夕日(2005年)東宝 - 玉島の港橋と藤戸饅頭本店
- DIVE!!(ダイブ!!)(2008年)角川映画 - 児島マリンプール、沙美海岸、他
- とんび(2022年)KADOKAWA、イオンエンターテイメント - 玉島地区、呼松漁港[25]
ドラマ
小説
- 倉敷殺人事件(内田康夫著作)
- 乃木若葉は勇者である(朱白あおい)破壊された町の描写
漫画
- めくりめくる(著作)
アニメ
楽曲
ゲーム
倉敷市出身・ゆかりの著名人
政治
- 吉備真備(政治家、学者)
- 星島二郎(政治家、第47代衆議院議長)
- 野崎武吉郎(政治家、実業家、社会事業家。元貴族院議員)
- 加藤勝信(第19・20代厚生労働大臣、第84代内閣官房長官)
- 横溝邦彦(松江地方裁判所所長)
社会活動家
経済
- 磯崎眠亀(実業家、錦莞莚を開発)
- 大原孝四郎(実業家、倉敷紡績出資・設立者初代社長)
- 大原孫三郎(実業家、社会事業家。倉敷絹織(現・クラレ)を設立)
- 大原総一郎(実業家、元中国銀行副頭取)
- 大橋澤三郎(実業家、倉敷紡績共同設立者)
- 木村利太郎(実業家、倉敷紡績共同設立者)
- 小松原慶太郎(実業家、倉敷紡績共同設立者)
- 古川利彦(実業家、ソディック創業者)
- 西江肇司(実業家、ベクトル創業者・会長)
- 野崎武左衛門(塩田王)
- 廣瀬博(実業家、住友化学社長、東日本高速道路社長)
- (実業家、硫化染料を発明)
学術
- 川田甕江(漢学者)
- 三島中洲(漢学者、二松学舎大学創立者)
- 大橋広(家政学者)元日本女子大学教授及び第5代学長、日本家政学会創設者初代会長)
- 福田與(教育者)
- 香西洋樹(天文学者)
- 本田実(アマチュア天文家)
- 米谷隆三(法学者、元東京商科大学(現・一橋大学)及び成蹊大学教授)
- 太宰施門(仏文学者、元京都大学名誉教授)
- 小山富士夫(陶磁学者)
- 高森明勅(神道学者・評論家)
- 三宅健介(東京大学医科学研究所教授)
- 宮脇昭(横浜国立大学名誉教授・生態学者)
- 井堀利宏(経済学者、東京大学大学院経済学研究科教授)
文化・芸術
芸能
- 清瀬まち(レースクイーン、日本レースクイーン大賞2016グランプリ受賞)
- 藤原令子(女優)
- 葛城ユキ(歌手、出身は川上町)
- 幸月美波(演歌歌手)
- MEGUMI(タレント、出生地は松江市)
- miyake(ミュージシャン、Mihimaru GTのメンバー)
- 大橋恵里子(元女優・アイドル歌手)
- ハチミツ二郎(お笑いタレント、東京ダイナマイト)
- 瀬良明(俳優)
- 長門勇(俳優)
- 藤木直人(俳優)
- 成田雅嗣(俳優)
- 伊澤一葉(ピアニスト、東京事変のメンバー)
- 桂梅團治(落語家)
- 詩人の血(バンド)
- 岩崎淑(ピアニスト・教育者)
- 伊丹典子(マンドリン奏者)
- 松本和将(ピアニスト)
- 大本眞基子(声優)[26]
- 天瀬まゆ(声優)
- 金元寿子(声優)
- 前野朋哉(映画俳優、映画監督)
- 大森真理(ミュージカル俳優)
- 英かおと(宝塚歌劇団月組男役)
- 青山麻紀子(舞台俳優)
- 山本彰吾 (THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバー、ダンサー)
- 東郷知典(Youtuber、STスタジオのメンバー)
- H!dE(シンガーソングライター兼YouTuber)
マスコミ
- 藤井康生(NHKアナウンサー)
- 若狭敬一(CBCテレビアナウンサー)
- 森脇淳(東海テレビアナウンサー)
- 武内陶子(NHKアナウンサー)
- 中野純一(NHKアナウンサー)
- 高畑誠(RSK山陽放送アナウンサー、気象予報士)
- 安藤あや菜(アナウンサー)
- 中島千晶(アナウンサー)
- 山﨑夕貴 (フジテレビアナウンサー)
スポーツ
- 三宅秀史(元プロ野球:阪神タイガース選手)
- 松岡弘(元プロ野球:ヤクルトスワローズ投手)
- 星野仙一(元プロ野球選手、元中日ドラゴンズ、阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルス監督、旧・福田町出身)
- 佐々木誠(元プロ野球:福岡ダイエーホークス選手)
- 水本勝己(元プロ野球:広島東洋カープ選手)
- 平松一宏(元プロ野球:読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズ投手、元JR西日本社員)
- 山本樹(元プロ野球:ヤクルトスワローズ投手)
- 岡本直也(元プロ野球:東京ヤクルトスワローズ投手)
- 野村祐輔(プロ野球選手 広島東洋カープ投手、2012年セリーグ新人王、2016年セリーグ最多勝)
- 岡大海(プロ野球選手:千葉ロッテマリーンズ選手)
- 辰吉丈一郎(プロボクサー、元世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級チャンピオン)
- 荒木哲(プロボクサー、第二代日本バンタム級ユースチャンピオン)
- ウルフ時光(プロボクサー、元東洋太平洋ミニマム級チャンピオン)
- ユーリ阿久井政悟(プロボクサー、2015年度全日本ライトフライ級新人王)
- 藤田健児(プロボクサー)
- 松井大二郎(プロレスラー・総合格闘家)
- 川原周剛(元サッカー選手:ファジアーノ岡山選手)
- 安英学(元サッカー選手:横浜FC選手、北朝鮮代表)
- 梁圭史(サッカー選手)
- 李漢宰(サッカー選手:FC町田ゼルビア選手、元北朝鮮代表)
- 青山敏弘(サッカー選手:サンフレッチェ広島選手)
- 那須甚有(サッカー選手:ガイナーレ鳥取選手)
- 荒木絵里香(元バレーボール選手:日本女子代表、2012年ロンドンオリンピック銅メダリスト)
- 石井優希(バレーボール選手:日本女子代表)
- 髙橋大輔(フィギュアスケート 元シングル・現アイスダンス選手、2010年バンクーバーオリンピック銅メダリスト)
- 田中刑事(フィギュアスケート選手、2011年世界ジュニア選手権2位)
- 平井絵己(元フィギュアスケート アイスダンス選手)
- 常ノ山勝正(力士)
- 常の山日出男(力士)
- 鷲羽山佳和(力士、元出羽海親方)
- 高見藤英希(力士)
- 出宮順一(自転車競技選手)
- 石丸寛之(競輪選手)
- 岩津裕介(競輪選手)
- 重光啓代(女子競輪選手)
- 高木真備(女子競輪選手)
- 黒明良光(競艇選手)
- 堀之内紀代子(女子競艇選手)
- 守屋美穂(元ウエイトリフティング選手→女子競艇選手)
- 小原怜(女子陸上競技選手、中距離走・長距離走・マラソン)
- 日里麻美(プロレス)
その他
脚注
注釈
出典
- ^ 連携中枢都市宣言書 (PDF, 倉敷市)
- ^ “工業統計調査 平成29年確報 地域別統計表(平成28年実績)”. 経済産業省 (2018年8月24日). 2019年4月21日閲覧。
- ^ 高梁川水系の流域及び河川の概要(案) 国土交通省河川局(2007年4月25日)
- ^ 平成16年 台風災害記録 - 倉敷市
- ^ 平成30年7月豪雨災害 対応検証報告書の発表について - 倉敷市
- ^ 観測地点 - 岡山地方気象台倉敷地域気象観測所(岡山県倉敷市中央2丁目20-1, 北緯34度35分10秒, 東経 133度46分20秒, 海抜3.0 m)
- ^ “倉敷 平年値(年・月ごとの値)”. 気象庁. 2021年8月29日閲覧。
- ^ “倉敷 観測史上1~10位の値”. 気象庁. 2021年8月29日閲覧。
- ^ a b 倉敷市都市計画マスタープラン/倉敷市 2014年4月閲覧
- ^ 地域別まちづくりの方針<地域別構想>2014年4月閲覧(PDF)
- ^ 平成28年度(4月~3月)選挙予定一覧 - 県・市町村選挙等 - 岡山県ホームページ(選挙管理委員会事務局)
- ^ a b c 平成29年度当初予算案(2019年2月9日閲覧)
- ^ 倉敷市の財政(2019年2月9日閲覧)
- ^ a b 倉敷市統計書平成29年度版(2019年2月9日閲覧)
- ^ 倉敷三斎市 公式HP 2020年2月16日閲覧
- ^ 三白市 こじまさんぽ 2020年2月16日閲覧
- ^ “石油化学コンビナート所在地及びエチレン生産能力”. 石油化学工業協会. 2020年2月16日閲覧。
- ^ 新たな地域名表示ナンバープレートの導入について 国土交通省(2005年7月29日)
- ^ 標板地名について ドライバーの皆様へ 岡山県自動車整備振興会 2020年2月16日閲覧
- ^ 業務統計 - 倉敷市水道局
- ^ 公共下水道整備状況 - 岡山県 土木部
- ^ じじばば 倉敷素隠居保存会 2020年2月16日閲覧
- ^ 大原美術館は日本初の私立西洋美術館 タビヨリ 2020年2月16日閲覧
- ^ “映画「しあわせのマスカット」×岡山ロケ地”. 公益社団法人 岡山県観光連盟. 2021年5月15日閲覧。
- ^ “映画「とんび」×岡山ロケ地”. 公益社団法人 岡山県観光連盟. 2022年4月23日閲覧。
- ^ “『職業研究』2010年春季号 「しごとインタビュー」 声優・ナレーター 大本眞基子さん”. 2020年11月13日閲覧。
参考文献
- 倉敷市史研究委員会 『新修倉敷市史』 倉敷市発行、山陽新聞出版 1998年。
- 西藤秀男 『新修倉敷今昔物語集』 勁草書房 2002年
- 真備町史編纂委員会 『真備町史』 真備町 1979年。
- 岡山市百年史編纂委員会 『岡山市百年史』 岡山市 1991年。
関連項目
外部リンク
- 行政
- 公式ウェブサイト
- 倉敷市 (@KurashikiCity) - Facebook
- 倉敷市 (@kurashiki_city) - Instagram
- 倉敷市 (@Kurashiki_City) - Twitter
- 倉敷市 - YouTubeチャンネル
- 倉敷市 (@kurashikicity) - LINE公式アカウント
- 観光
- 倉敷観光WEB - 観光・旅行情報・名所・おすすめスポット
ウィキトラベルには、倉敷市に関する旅行ガイドがあります。
ウィキボヤージュには、倉敷市(英語)に関する旅行情報があります。
倉敷市に関連する地理データ - オープンストリートマップ
岡山市
岡山市(おかやまし)は、岡山県の南東部に位置する市。岡山県の県庁所在地及び最大の都市であり、政令指定都市である。
概要
全国的には桃太郎の伝説と吉備団子や西大寺会陽(裸祭り)が有名である。温暖な瀬戸内の気候により育まれたマスカット・オブ・アレキサンドリア、シャインマスカット、ニューピオーネ、桃太郎ぶどう、白桃、愛宕梨(あたご梨)、鴨梨(ヤーリー)など高級フルーツの産地としても有名な都市である。中心部には岡山城や日本三名園の一つである後楽園を擁している。岡山藩池田氏の城下町として栄えた江戸時代以来、地域の中心都市として発展してきた高層ビルの立ち並ぶ中心部と、閑静な田園や中山間地域が広がる郊外部を持っている。
また古くから学都としての趣を持ち、明治期から戦前の昭和期にかけて旧制第六高等学校(中国四国地方唯一のナンバースクール)や旧制岡山医科大学(中国・四国地方で設置された初めての大学)、旧制岡山農業専門学校、岡山農業研究所、旧制岡山師範学校、旧制清心女子専門学校などが開校された。現在でも、市街地中心部に数多くの大学や専門学校が存在し、学都としての性格をより一層強めている。
中四国のクロスポイントとして、1980年代以降、瀬戸大橋の開通やJR線の四国との直通化、山陽自動車道の開通等、交通インフラが急速に整備され、岡山都市圏は周辺都市圏と共に東瀬戸経済圏として成長してきた。
2005年(平成17年)以降、周辺4町と合併したこともあり、人口は70万人を突破した。2009年(平成21年)4月1日には政令指定都市に移行し、北・中・東・南の4行政区が設置された。
地理
広袤(こうぼう)
国土地理院地理情報 によると、岡山市の東西南北それぞれの端は以下の位置で、東西の長さは35.08km、南北の長さは47.76kmである。また、2010年(平成22年)国勢調査 基準による人口の重心は、岡山市北区表町3丁目10番27号付近にある。 |
地形
市の北部はなだらかな丘が続く吉備高原の一角をなしており、市民の水がめである旭川ダムや岡山空港、および近郊住宅街がある。瀬戸内海に注ぐ旭川と吉井川、2つの一級河川の運搬・堆積作用によって形成された南部の岡山平野に中心市街地が位置しており、さらに平野の南部は江戸時代以降の干拓地であり農地が広がり、穀倉地帯をなしている。その南に児島湾を挟み、瀬戸内海を望む風光明媚な児島半島の丘陵地を成す。
山地
- 主な山
- 高倉山(548m)
- 金山(499.5m)
- 本宮高倉山(458m)
- 金甲山(403m)
- 龍ノ口山(257m)
- 芥子山(233m、別名:備前富士)
- 操山(169m)
河川
- 主な河川
湖沼
- 主な湖
- 児島湖:1962年(昭和37年)児島湾を堤防で締め切って造られた農業灌漑用の人工湖。
- 旭川湖:市の北部を占める建部町にある旭川ダム(旭川第1堰堤)のダム湖。旭川中流部の一部をなす。美咲町、吉備中央町と湖内で接している。
- 白鳥湖:市の北部を占める建部町にある旭川ダム(旭川第2堰堤)のダム湖。旭川中流部の一部をなす。吉備中央町と湖内で接している。
島嶼部
- 主な島
気候
北を中国山地、南を四国山地に挟まれた瀬戸内海沿岸部に位置するため、典型的な瀬戸内海式気候に分類される。日照時間は年間約2,100時間と長く、年間降水量は1,000mm程度と雨・雪は全国的に見て非常に少ない。冬季は1月平均気温が5.6℃と関東以西の太平洋沿岸ほどは温暖ではなく比較的寒くなり、朝晩は氷点下まで下がることも少なくないが、積雪はない。一方、夏季は瀬戸内海の影響で酷暑となり、猛暑日になることも多く、同規模の都市の中では特に熱帯夜日数が多い。1989年(昭和64年/平成元年)以降、降水量1mm以上の降水日数が全国の県庁所在地で最少であり、岡山県のキャッチフレーズ「晴れの国おかやま」はこれに由来する[1]。
なお、岡山地方気象台は、都市部にある官署地点の中では、1961年(昭和36年) 〜 1990年(平成2年)平年値と比べると気温の上昇が比較的緩いものの、1982年(昭和57年)10月1日の移転前は露場が岡山大学に近い北区津島桑の木町にあり、同年から2015年(平成27年)にかけての露場である北区桑田町よりもヒートアイランドの影響を受けにくく寒冷であった[2][3]。露場は2015年(平成27年)3月5日、かつての観測場所に近い岡山市北区津島に33年ぶりに再び移転された[4]。
- 最高気温の最低 津島桑の木町設置時 : -2.3℃(1981年(昭和56年)2月26日)、桑田町移転後 : 0.5℃(1984年(昭和59年)2月7日)
- 最低気温の最低 津島桑の木町設置時 : -9.1℃(1981年(昭和56年)2月27日)、桑田町移転後 : -5.0℃(1984年(昭和59年)2月8日)
岡山市中心部(推定)1月の平均気温6.1℃ 8月の平均気温29.1℃ 年平均気温17.1℃ 年降水量約1000ミリ 年間日照時間約2150時間
- 日応寺の気候
2003年(平成15年)からは、市内北区の岡山空港に近い場所(観測地名 : 日応寺)でも観測が行われている。岡山地方気象台に比べ都市化の影響が小さく、また内陸部に位置するため夏季冬季ともに気温が2℃ほど低い。冬は寒冷で、夏の熱帯夜もほぼない。史上最低気温は、2003年(平成15年)1月29日の-9.0℃[5]。
岡山地方気象台(岡山市北区津島中、標高5m)の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 18.8 (65.8) | 22.3 (72.1) | 24.8 (76.6) | 29.6 (85.3) | 33.6 (92.5) | 37.0 (98.6) | 38.1 (100.6) | 39.3 (102.7) | 37.1 (98.8) | 33.4 (92.1) | 26.9 (80.4) | 21.5 (70.7) | 39.3 (102.7) |
平均最高気温 °C (°F) | 9.6 (49.3) | 10.5 (50.9) | 14.6 (58.3) | 19.8 (67.6) | 24.8 (76.6) | 27.6 (81.7) | 31.8 (89.2) | 33.3 (91.9) | 29.1 (84.4) | 23.4 (74.1) | 17.1 (62.8) | 11.7 (53.1) | 21.1 (70) |
日平均気温 °C (°F) | 4.6 (40.3) | 5.2 (41.4) | 8.7 (47.7) | 14.1 (57.4) | 19.1 (66.4) | 22.7 (72.9) | 27.0 (80.6) | 28.1 (82.6) | 23.9 (75) | 18.0 (64.4) | 11.6 (52.9) | 6.6 (43.9) | 15.8 (60.4) |
平均最低気温 °C (°F) | 0.1 (32.2) | 0.5 (32.9) | 3.5 (38.3) | 8.5 (47.3) | 14.8 (58.6) | 18.7 (65.7) | 23.4 (74.1) | 24.6 (76.3) | 20.0 (68) | 13.4 (56.1) | 6.8 (44.2) | 2.1 (35.8) | 11.4 (52.5) |
最低気温記録 °C (°F) | −8.9 (16) | −9.1 (15.6) | −7.0 (19.4) | −3.6 (25.5) | 1.0 (33.8) | 7.4 (45.3) | 12.6 (54.7) | 14.8 (58.6) | 7.2 (45) | 1.7 (35.1) | −3.5 (25.7) | −6.5 (20.3) | −9.1 (15.6) |
降水量 mm (inch) | 36.2 (1.425) | 45.4 (1.787) | 82.5 (3.248) | 90.0 (3.543) | 112.6 (4.433) | 169.3 (6.665) | 177.4 (6.984) | 97.2 (3.827) | 142.2 (5.598) | 95.4 (3.756) | 53.3 (2.098) | 41.5 (1.634) | 1,143.1 (45.004) |
降雪量 cm (inch) | 0 (0) | 1 (0.4) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 1 (0.4) |
平均降水日数 (≥0.5 mm) | 5.4 | 6.9 | 9.2 | 9.6 | 9.4 | 11.6 | 10.9 | 7.7 | 9.7 | 7.7 | 6.4 | 6.3 | 100.8 |
平均降雪日数 | 8.9 | 8.5 | 2.7 | 0.1 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 4.1 | 24.4 |
% 湿度 | 69 | 66 | 65 | 60 | 64 | 71 | 74 | 69 | 71 | 71 | 72 | 71 | 69 |
平均月間日照時間 | 149.0 | 145.4 | 177.8 | 192.6 | 205.9 | 153.5 | 169.8 | 203.2 | 157.5 | 171.5 | 153.7 | 153.8 | 2,033.7 |
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1891年-現在)[6][7] |
岡山(岡山地方気象台)・1961年(昭和36年) - 1990年(平成2年)平均の気候 | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 8.7 (47.7) | 9.1 (48.4) | 12.6 (54.7) | 19.4 (66.9) | 23.9 (75) | 27.5 (81.5) | 31.1 (88) | 32.7 (90.9) | 28.1 (82.6) | 21.9 (71.4) | 16.7 (62.1) | 11.3 (52.3) | 20.3 (68.5) |
日平均気温 °C (°F) | 6.0 (42.8) | 6.8 (44.2) | 8.9 (48) | 14.49 (58.08) | 19.5 (67.1) | 23.8 (74.8) | 27.7 (81.9) | 28.9 (84) | 24.9 (76.8) | 18.6 (65.5) | 13.4 (56.1) | 7.9 (46.2) | 15.8 (60.4) |
平均最低気温 °C (°F) | 1.5 (34.7) | 2.6 (36.7) | 4.4 (39.9) | 9.9 (49.8) | 14.9 (58.8) | 19.8 (67.6) | 24.4 (75.9) | 25.7 (78.3) | 21.4 (70.5) | 14.0 (57.2) | 8.8 (47.8) | 4.8 (40.6) | 12.7 (54.9) |
出典:理科年表 |
地域
行政区
岡山市内には以下の4つの行政区が設置されており、行政区の数は政令指定都市20市のうちで3番目に少ない(最少は静岡県静岡市と神奈川県相模原市の3区)。
人口はいずれも2022年5月1日時点の推計人口
コード | 区名 | 人口 (人) | 面積 (km2) | 人口密度 (人/km2) |
---|---|---|---|---|
33101-5 | 北区 | 313,458 | 450.70 | 695 |
33102-3 | 中区 | 148,639 | 51.24 | 2,901 |
33103-1 | 東区 | 91,512 | 160.53 | 570 |
33104-0 | 南区 | 165,783 | 127.48 | 1,300 |
合計 | 719,392 | 789.95 | 911 |
- 北区:市中心部および北西部
- 中区:おおむね旭川以東、百間川以西
- 東区:市東部(西大寺・上道・瀬戸地区)
- 南区:市南西部(芳田・興除・岡南・妹尾・灘崎・藤田地区)
市内の町・字
各区のページの「町丁・大字」項あるいは「境域」および岡山市の町・字一覧を参照。
かつての合併特例区
「平成の大合併」で編入した御津・灘崎地区は2010年(平成22年)3月21日まで、建部・瀬戸地区は2012年(平成24年)1月21日までにそれぞれ合併特例区が設けられていた。
- 御津合併特例区:旧・御津町域(現・岡山市北区御津)。
- 灘崎町合併特例区:旧・灘崎町域(現・岡山市南区の一部。「灘崎」の地名表記を存続せず)。
- 建部町合併特例区:旧・建部町域(現・岡山市北区建部町)。
- 瀬戸町合併特例区:旧・瀬戸町域(現・岡山市東区瀬戸町)。
地域関係
岡山と倉敷の関係
歴史的には倉敷市との関係は江戸時代、外様の岡山藩と天領の倉敷との関係であったものの、高度成長期以降は倉敷市で水島コンビナートが発展し、岡山市の都市圏が膨張するとともに国道2号岡山バイパスや山陽本線の高頻度ダイヤが組まれるなどインフラ整備が進み、今や買い物や仕事で行き来する日常生活圏として一体化が急速に進んでいる。倉敷市は岡山市の雇用都市圏に入っており、150万人を超える岡山大都市圏の一角となっている。
岡山と高松(香川県)の関係
香川県高松市とは宇高連絡船(発着は玉野市)の時代から相互交流が盛んである。また、民放テレビは岡山県と香川県のエリアが同一のため、お互いの地域の情報が得やすい状況にある。1988年(昭和63年)の瀬戸大橋の開通以降は、マリンライナーにより岡山駅と高松駅が1時間弱で結ばれたこともあり、相互交流がより密になっている。
2009年(平成21年)7月6日に岡山市長と高松市長の会談が行われ、両市で共同の観光PRに取り組むことや、ケーブルテレビ・ホームページを活用して情報発信を行うこと、渇水時における岡山市から高松市への水の提供など、非常時の協力体制を構築すること等について合意がなされた[8]。
中四国地方での地位
岡山駅から瀬戸大橋線で四国と直結しており、四国の全ての県庁所在地へ向かう特急が発着するほか、特急やくもで山陰主要部(米子・松江・出雲市)と、智頭線経由の特急スーパーいなばで鳥取市とも結ばれており、岡山駅は本州と四国を結ぶターミナル駅になっている。
高速道路は東西に山陽自動車道が貫き、岡山JCTで岡山自動車道と接続し、県北部・山陰方面と結ばれている。加えて、隣接する倉敷JCTでは瀬戸中央自動車道と接続し、四国方面と結ばれており、日本海から太平洋へ抜ける交通の結節点となっている。
中国地方または中四国地方においては、交通の結節点である岡山市は物流拠点都市としての位置付けが大きく、食品・流通業系企業の一部は中国・四国地方の拠点を岡山市に設置している例がある。
人口
市の推計人口は2021年(令和3年)現在71万人を超えており、全国の市で18番目に多い(全政令指定都市20市中では静岡県静岡市に次いで少ない)。2015年(平成27年)国勢調査確定値[9] では719,474人となっている。
人口増加率では2010年(平成22年)国勢調査 - 2015年(平成27年)国勢調査で(東京都区部を除く)政令指定都市20市中8位(1.40%増)となっており、現在微増傾向にある。
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岡山市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 岡山市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 岡山市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
岡山市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
隣接する自治体
香川県(海上で隣接)
歴史
古代から律令時代まで
古代の岡山は吉備国の一角であり、弥生時代と古墳時代には、筑紫・出雲・ヤマト・毛野などと並んで、日本列島を代表する政権として繁栄し、ヤマトと連合して列島の統一・治世に貢献した。
しかし、吉備の興隆を快く思わないヤマトに勢力を削減され、備前国・備中国・備後国・美作国に分割され、これ以後現在に至るまで、経済・文化の面で連関の強い旧吉備国の政治的な統一は達成されていない。吉備国が分割された後、備前国の国府は現在の岡山市域内に置かれたと見られる。
戦国時代から天正期
岡山周辺は室町時代までは農村地帯で、16世紀には金光氏が小規模な城を築いて拠点にしていた。戦国時代に岡山の地の交通の便と土地の広さに目を付けた宇喜多直家は1570年(元亀元年)に金光宗高を謀反の疑いありとして切腹させて、岡山城を奪った。その後城を大規模に拡張し、山陽道を岡山経由に付け替えて、備前国内外の商人を呼び寄せ、1573年(天正元年)に本拠にすべく移住した。直家が始めた城下町・岡山の振興は、秀家の代にも続けられ、これ以後、岡山は主に備前国の政治経済の中心地となった。
江戸時代
宇喜多秀家が関ヶ原の戦いで没落すると、1601年(慶長6年)に小早川秀秋が岡山城に入った。秀秋は翌1602年(慶長7年)に死に、小早川家は断絶した。1603年(慶長8年)には池田忠継が入り、以後江戸時代を通じて、岡山は池田氏の城下町となった。
城下町としての岡山は発展を続け、池田氏第四代の綱政の代である1707年(宝永4年)には町方人口が3万0635人(武家・寺社方を含めた総人口は推定4万 - 5万人)に達し、国内でも十指に入る経済力を持つ城下町となった。後楽園が造成されたのもこの時期である。しかるに町方人口は享保の頃から漸減し、幕末の1858年(安政5年)には2万0092人となる。これは岡山藩の新田開発による農村商業の発達とは対照的であり、藩当局が農村から都市への人口流入を抑制する政策をとったことによるものとみられる。
明治維新から第二次世界大戦まで
明治4年7月14日(1871年8月29日)の廃藩置県により、岡山は岡山県の県庁所在地となった。
1878年(明治11年)9月29日に郡区町村編制法が岡山県において施行され、岡山市の前身となる岡山区が発足した。同法は府県により施行日が異なっており、同法を最初に施行したのが岡山県だったことから、岡山区は全国で最初の区となった。
1889年(明治22年)6月1日に市制が施行され、岡山区は岡山市へ移行した。郡区町村編制法では最初の区となった一方、市制では最初の31市から2ヶ月遅れての施行となった。市制施行当時、面積5.77km2、人口4万7564人。1920年(大正9年)には人口9万4585人を数えた。
1939年(昭和14年)11月27日、岡山市役所本庁舎(木造2階建て)が全焼。御真影や戸籍原簿は持ち出されて焼損を免れた。後日、放火容疑で用務員が逮捕[10]。
第二次大戦末期の1945年(昭和20年)6月29日に岡山空襲で大きな被害を受けて1000人以上が犠牲となり、10万人以上が家を失った。
終戦後
混乱期を過ぎると街は順調に発展し、周辺市町村との編入合併を進めた。1960年(昭和35年)頃には、倉敷市を含めた県南広域都市の構想を岡山県知事が提唱したが、倉敷市長の失踪に端を発する騒動により、白紙撤回された。
1972年(昭和47年)3月15日には山陽新幹線が岡山駅まで延伸開業、1988年(昭和63年)3月20日には瀬戸大橋線が開業し、それ以来鉄道交通の要衝となっている。
1996年(平成8年)には、国から中核市に指定された。その後の2005年(平成17年)3月22日、隣接する御津郡御津町・児島郡灘崎町の2町を編入、2007年(平成19年)1月22日、隣接する御津郡建部町・赤磐郡瀬戸町の2町を編入した。
2007年(平成19年)6月26日夕方に、市の人口が70万人を突破した。
2009年(平成21年)4月1日には新潟市・浜松市(2007年4月移行)に続いて全国で18番目、中国・四国地方では広島県広島市に次いで2番目となる政令指定都市に移行し、北区・中区・東区・南区の4つの行政区が設置された。
2012年(平成24年)6月1日には、市制123年目となるこの日に「岡山市民の日」が制定された。主に岡山商工会議所青年部が中心となり、政令市移行をきっかけにさらに市民が郷土愛を深めるために、岡山市へ働きかけたものである。
政治
行政
市長
- 現職市長
- 副市長
- 佐々木正士郎(ささき しょうじろう)
- 那須正己(なす まさみ)
2012年(平成24年)3月まで副市長(2007年(平成19年)3月以前は助役)を2名置いていたが、2012年(平成24年)4月から試行的に1人制となった[11]。その後、同年8月24日から、再び2人制となった[12]。
- 歴代市長
歴代 | 氏名 | 在任期間 |
---|---|---|
1 | 花房端連 | 1889年(明治22年)9月17日 - 1890年(明治23年)10月30日 |
2 | 新庄厚信 | 1890年(明治23年)10月30日 - 1894年(明治27年)5月15日 |
3 | 小田安正 (1期) | 1894年(明治27年)7月4日 - 1900年(明治33年)7月3日 |
4 | 小田安正 (2期) | 1900年(明治33年)8月8日 - 1902年(明治35年)7月10日 |
5 | 岡田磐 (1期) | 1902年(明治35年)7月25日 - 1908年(明治41年)7月24日 |
6 | 岡田磐 (2期) | 1908年(明治41年)7月28日 - 1914年(大正3年)7月23日 |
7 | 岡田磐 (3期) | 1914年(大正3年)8月3日 - 1918年(大正7年)8月2日 |
8 | 中山寛 | 1918年(大正7年)10月19日 - 1922年(大正11年)10月18日 |
9 | 窪谷逸次郎 (1期) | 1923年(大正12年)5月10日 - 1927年(昭和2年)5月9日 |
10 | 窪谷逸次郎 (2期) | 1927年(昭和2年)5月10日 - 1928年(昭和3年)8月18日 |
11 | 守屋松之助 (1期) | 1929年(昭和4年)2月25日 - 1932年(昭和7年)12月12日 |
12 | 守屋松之助 (2期) | 1933年(昭和8年)3月16日 - 1933年(昭和8年)8月2日 |
13 | 石原市三郎 | 1934年(昭和9年)2月25日 - 1938年(昭和13年)2月24日 |
14 | 時実秋穂 | 1938年(昭和13年)3月19日 - 1940年(昭和15年)1月8日 |
15 | 国富友次郎 | 1940年(昭和15年)9月4日 - 1944年(昭和19年)9月3日 |
16 | 竹内寛 | 1944年(昭和19年)9月4日 - 1945年(昭和20年)10月9日 |
17 | 橋本富三郎 | 1945年(昭和20年)11月22日 - 1947年(昭和22年)2月22日 |
18 | 田中弘道 | 1947年(昭和22年)4月6日 - 1951年(昭和26年)3月24日 |
19 | 横山昊太 | 1951年(昭和26年)4月23日 - 1955年(昭和30年)4月12日 |
20 | 田淵久 | 1955年(昭和30年)5月1日 - 1959年(昭和34年)4月30日 |
21 | 寺田熊雄 | 1959年(昭和34年)5月1日 - 1963年(昭和38年)4月30日 |
22 | 岡﨑平夫 (1期) | 1963年(昭和38年)5月1日 - 1967年(昭和42年)4月30日 |
23 | 岡﨑平夫 (2期) | 1967年(昭和42年)5月1日 - 1971年(昭和46年)4月30日 |
24 | 岡﨑平夫 (3期) | 1971年(昭和46年)5月1日 - 1975年(昭和50年)4月30日 |
25 | 岡﨑平夫 (4期) | 1975年(昭和50年)5月1日 - 1979年(昭和54年)4月30日 |
26 | 岡﨑平夫 (5期) | 1979年(昭和54年)5月1日 - 1983年(昭和58年)4月30日 |
27 | 松本一 (1期) | 1983年(昭和58年)5月1日 - 1987年(昭和62年)4月30日 |
28 | 松本一 (2期) | 1987年(昭和62年)5月1日 - 1991年(平成3年)1月14日 |
29 | 安宅敬祐 (1期) | 1991年(平成3年)2月12日 - 1995年(平成7年)2月9日 |
30 | 安宅敬祐 (2期) | 1995年(平成7年)2月10日 - 1999年(平成11年)2月9日 |
31 | 萩原誠司 (1期) | 1999年(平成11年)2月10日 - 2003年(平成15年)2月9日 |
32 | 萩原誠司 (2期) | 2003年(平成15年)3月24日 - 2005年(平成17年)8月25日 |
33 | 髙谷茂男 (1期) | 2005年(平成17年)10月11日 - 2009年(平成21年)10月10日 |
34 | 髙谷茂男 (2期) | 2009年(平成21年)10月11日 - 2013年(平成25年)10月8日 |
35 | 大森雅夫 (1期) | 2013年(平成25年)10月9日 - 2017年(平成29年)10月8日 |
36 | 大森雅夫 (2期) | 2017年(平成29年)10月9日 - 現職 |
市役所組織
主要な組織(局室)のみ記載(2017年(平成29年)4月1日現在)
- 危機管理室
- 市長公室
- 政策局
- 総務局
- 財政局
- 市民生活局
- 市民協働局
- 保健福祉局
- 岡山市保健所
- 岡山っ子育成局
- 環境局
- 産業観光局
- 都市整備局
- 下水道河川局
- 会計管理室
- 消防局
- 水道局
- 市場事業部
- 教育委員会
- 選挙管理委員会
- 人事委員会
- 監査事務局
- 農業委員会
- 議会
区役所・支所等の管轄地域
- 市内は4区役所、13地域センター、4支所に編成されている。
名称 | 所在地 | 管轄地域 | 備考 |
---|---|---|---|
岡山市役所 | 北区大供一丁目1番1号 | 市内4行政区を統括 | |
北区役所 | 北区大供一丁目1番1号 | 岡山市北区域 | 市役所の一部に設置 |
吉備地域センター | 北区庭瀬416番地 | 岡山市北区域 | 吉備公民館1階に設置 |
高松地域センター | 北区高松原古才247番地 | 岡山市北区域 | 旧・高松町役場 → 旧・高松支所 → 旧・高松ふれあいプラザ跡地に設置 |
一宮地域センター | 北区一宮553番地1 | 岡山市北区域 | 旧・一宮町役場 |
津高地域センター | 北区栢谷1682番地 | 岡山市北区域 | 旧・津高町役場 |
足守地域センター | 北区足守718番地 | 岡山市北区域 | 足守公民館に設置 |
御津支所 | 北区御津金川1020番地 | 旧・御津町域 | 旧・御津町役場 |
建部支所 | 北区建部町福渡489番地 | 旧・建部町域 | 旧・建部町役場 |
中区役所 | 中区浜三丁目7番15号 | 岡山市中区域 | 旧・RSKメディアコム敷地に設置 |
富山地域センター | 中区円山115番地1 | 岡山市中区域 | ハピーズ円山店店舗内に設置 |
東区役所 | 東区西大寺南一丁目2番4号 | 岡山市東区域 | カネボウ錦糸西大寺工場跡地に設置 |
上道地域センター | 東区東平島161番地 | 岡山市東区域 | 上道公民館1階に設置 |
瀬戸支所 | 東区瀬戸町瀬戸45番地 | 旧・瀬戸町域 | 旧・瀬戸町役場 |
南区役所 | 南区浦安南町495番地5 | 岡山市南区域 | 浦安運動公園東側敷地に設置 |
藤田地域センター | 南区藤田508番地 | 岡山市南区域 | 藤田公民館東隣に設置 |
興除地域センター | 南区中畦589番地1 | 岡山市南区域 | 興除公民館敷地内に設置 |
妹尾地域センター | 南区箕島1024番地8 | 岡山市南区域 | 南消防署妹尾出張所西隣に設置 |
福田地域センター | 南区古新田1186番地 | 岡山市南区域 | 福田公民館敷地内に設置 |
児島地域センター | 南区北浦716番地 | 岡山市南区域 | 旧・甲浦村役場敷地に設置 |
福浜地域センター | 南区福富中一丁目16番22号 | 岡山市南区域 | 福浜公民館敷地内に設置 |
灘崎支所 | 南区片岡207番地 | 旧・灘崎町域 | 旧・灘崎町役場 → 旧・灘崎支所 → 旧・南区役所 |
保健センター・福祉事務所
市内の各福祉事務所は区役所の直轄組織となっている。
保健センター名称 | 所在地 | 管轄地域 | 備考 |
---|---|---|---|
北区中央保健センター (岡山市保健所) | 北区鹿田町一丁目1-1 | 岡山市北区の中心部 | 岡山市保健福祉会館内 |
北区北保健センター | 北区谷万成二丁目6-33 | 岡山市北区の北部、旧・御津町、建部町域 | 北ふれあいセンター内 |
中区保健センター | 中区桑野715-2 | 岡山市中区域 | 岡山ふれあいセンター内 |
東区保健センター | 東区西大寺中野本町4-5 | 岡山市東区域 | |
南区西保健センター | 南区妹尾880-1 | 岡山市南区の西部 | 西ふれあいセンター内 |
南区南保健センター | 南区福田690-1 | 岡山市南区の南部、旧・灘崎町域 | 南ふれあいセンター内 |
福祉事務所名称 | 所在地 | 管轄地域 | 備考 |
---|---|---|---|
北区中央福祉事務所 | 北区鹿田町一丁目1-1 | 岡山市北区の中心部 | 岡山市保健福祉会館内 |
北区北福祉事務所 | 北区谷万成二丁目6-33 | 岡山市北区の北部、旧・御津町、建部町域 | 北ふれあいセンター内 |
中区福祉事務所 | 中区赤坂本町11-47 | 岡山市中区域 | 岡山市東山プール敷地内に設置 |
東区福祉事務所 | 東区西大寺中二丁目16-33 | 岡山市東区域 | 西大寺ふれあいセンター内 |
南区西福祉事務所 | 南区妹尾880-1 | 岡山市南区の西部 | 西ふれあいセンター内 |
南区南福祉事務所 | 南区福田690-1 | 岡山市南区の南部、旧・灘崎町域 | 南ふれあいセンター内 |
市町村合併と政令指定都市
- 岡山県南百万都市建設計画
1961年(昭和36年)岡山県知事だった三木行治が新産業都市の受け皿として、全国6大都市(当時)に次ぐ大都市形成のため打ち出した計画で、邑久町(現・瀬戸内市)から鴨方町(現・浅口市)、南は児島半島までの33市町村による当時での人口が約90万人(その後の人口規模は約130万人に達している)の大規模な合併であった。
三木知事と自治省(現・総務省)出身の森県企画室長を中心に推し進められ、全ての関係市町村議会で合併の議決が行われ(岡山市においては1962年(昭和37年)12月17日、22対16の賛成多数で議決)、岡山市・倉敷市・児島市(現倉敷市児島)を除く首長も承認し国に合併申請をした。しかし、倉敷市長が年末年始に公印を持ったまま上京し一時失踪する騒動が発生したことで倉敷市の調印が行われず、このことで岡山・児島の二市も脱退、1964年(昭和39年)には三木知事の急逝により構想は頓挫した。
- 50万都市への合併
高度経済成長期に入り、岡山市は郊外へ市街地を拡大させ膨張していったことで、周辺市町村のあちこちで急速なベッドタウン化が進み社会資本整備が追いつかなくなり合併が一気に進んだ。1969年(昭和44年)に財政再建団体転落直前であった西大寺市を皮切りに一宮町、津高町、高松町、吉備町、妹尾町、福田村、足守町、上道町、興除村さらに1975年(昭和50年)の藤田村に至るまで11市町村との大合併が行われ、岡山市は政令指定都市の法律要件である人口50万人を突破した。
- 平成の大合併
2002年(平成14年)2月 岡山青年会議所が岡山市と玉野市との合併による政令指定都市移行の要望書を岡山市長に提出し、7月には岡山市と玉野市、灘崎町、御津町、瀬戸町による合併研究会が設置され、さらに2003年(平成15年)4月には 瀬戸町を除いた任意合併協議会が設置された。2004年(平成16年)1月に新設合併、既存の独自の行政サービスの維持などの内容で中間答申がなされるが、玉野市では議会と市民グループの反対があり2月に岡山市との合併を断念し離脱した。しかし残る灘崎町・御津町は岡山市との合併協議を続け2005年(平成17年)3月に編入合併した。(岡山県南政令市構想第一次合併)
他の町と合併協議をしていた建部町・瀬戸町は相次いで方針を転換し、政令指定都市移行を前提に岡山市に合併を申し入れ、2007年(平成19年)1月に編入合併された(岡山県南政令市構想第二次合併)(国勢調査人口69万6千、合併時推計人口69万8千人)。そして、2007年(平成19年)6月には推計人口70万人突破し(市調査の推計人口、県の月次報告では8月1日)、政令市移行のための人口要件が満たされたこととされた。
- 政令指定都市移行までの経過
- 2006年(平成18年)6月 - 建部町、瀬戸町との合併が市議会で議決され、県へ合併申請。
- 2006年(平成18年)9月 - 市長が市議会9月定例会の代表質問で、2009年(平成21年)中に政令指定都市移行を目指すと正式に表明。
- 2006年(平成18年)10月、11月 - 岡山県と権限移譲に関する研究会を設置、庁内に政令指定都市推進本部を設置。
- 2007年(平成19年)1月 - 建部町、瀬戸町を編入合併。
- 2007年(平成19年)6月 - 推計人口が政令指定都市の人口要件(特例)の70万人を突破。
- 2007年(平成19年)7月 - 「行政区画等審議会」、「政令指定都市県市連絡会議」をそれぞれ設置。
- 2007年(平成19年)12月 - 行政区を4区とし区役所位置(暫定含む)を決定、市議会で「政令指定都市に関する意見書」が議決され、県知事、県議会に提出し要望。岡山県との権限移譲に関する基本協定締結[13]。
- 2008年(平成20年)2月 - 行政区画等審議会に区名選定が諮問される。岡山市政令指定都市推進協議会が市長、市議会議長とともに総務省に要望を行う。
- 2008年(平成20年)3月 - 総務省との事務協議が開始される。県議会で「政令指定都市に関する意見書」が議決され、内閣総理大臣、総務大臣、衆議院議長、参議院議長に提出。
- 2008年(平成20年)6月 - 岡山県知事が市長とともに総務省を訪問し、2009年(平成21年)4月の岡山市の政令指定都市移行を県として正式に要望。岡山市は行政区画等審議会の答申を受け、4行政区の区名を、北区・中区・東区・南区とする方針を決定[14]。
- 2008年(平成20年)9月 - 県知事、県議会議長、市長、市議会議長、岡山市政令指定都市推進協議会会長らが増田寛也総務大臣(当時)に政令の改正を要望。
- 2008年10月 - 10日の閣議で、2009年(平成21年)4月1日に岡山市を政令指定都市とする政令の改正が閣議決定され[15]、16日に公布された[16]。
- 2009年(平成21年)4月 - 政令指定都市に移行。4行政区が設置され、各区役所を開所。
- 2010年(平成22年)6月 - 登録人口(住民基本台帳と外国人登録の合算値)が70万人を突破し、推計人口と登録人口ともに政令指定都市の人口要件(特例)である70万人を突破した。(この時点での市の推計人口は70.5万人)
- 市域の変遷
1889年(明治22年)の市制施行以来、周辺の市町村と合併を繰り返してきた現在の岡山市は御津郡(旧・御野郡・津高郡)・上道郡・吉備郡(旧・賀陽郡)・児島郡・邑久郡・都窪郡(旧・都宇郡)・赤磐郡(旧・赤坂郡・磐梨郡)・和気郡・久米郡(旧・久米南条郡・久米北条郡)と備前国・備中国・美作国の広範囲の地域に及んでいる。
年月日 | 合併された市町村 |
---|---|
1889年(明治22年)6月1日 | 市制施行 |
1899年(明治32年)8月1日 | 御野村、伊島村、石井村、鹿田村、古鹿田村、福浜村の各一部と、全域 |
1921年(大正10年)3月1日 | 伊島村、石井村、鹿田村全域と、御野村の大部分 |
1931年(昭和6年)4月1日 | 、、福浜村 |
1950年(昭和25年)12月1日 | (児島湾埋立地を編入) |
1952年(昭和27年)4月1日 | 牧石村、大野村、今村、芳田村、白石村、甲浦村、、、、 |
1953年(昭和28年)3月1日 | 牧山村、高月村の各一部 |
1954年(昭和29年)4月1日 | 高島村、、財田町、全域と、御津町の一部 |
1969年(昭和44年)2月18日 | 西大寺市 |
1971年(昭和46年)1月8日 | 一宮町、津高町、高松町 |
1971年(昭和46年)3月8日 | 吉備町、妹尾町、福田村 |
1971年(昭和46年)5月1日 | 上道町、興除村、足守町 |
1975年(昭和50年)5月1日 | 藤田村 |
2005年(平成17年)3月22日 | 御津町、灘崎町 |
2007年(平成19年)1月22日 | 建部町、瀬戸町 |
※ 1969年(昭和44年)以降に合併された旧市役所・町村役場は、岡山市の区役所・支所・地域センターとして引き継がれている。
- 住所表記の変遷(2005年(平成17年)以降)
-2005年(平成17年)3月21日 | 2005年(平成17年)3月22日 - 2007年(平成19年)1月21日 | 2007年(平成19年)1月22日 - 2009年(平成21年)3月31日 | 2009年(平成21年)4月1日 - 2010年(平成22年)3月21日 | 2010年(平成22年)3月22日 - 現在 | |
---|---|---|---|---|---|
旧・岡山市域 | 岡山市○○ | 岡山市北区○○ | |||
岡山市中区○○ | |||||
岡山市東区○○ | |||||
岡山市南区○○ | |||||
旧・御津町域 | 御津郡御津町○○ | 岡山市御津○○ | 岡山市北区御津○○ | ||
旧・灘崎町域 | 児島郡灘崎町○○ | 岡山市灘崎町○○ | 岡山市南区灘崎町○○ | 岡山市南区○○ | |
旧・建部町域 | 御津郡建部町○○ | 岡山市建部町○○ | 岡山市北区建部町○○ | ||
旧・瀬戸町域 | 赤磐郡瀬戸町○○ | 岡山市瀬戸町○○ | 岡山市東区瀬戸町○○ |
- 旧・灘崎町域は、編入合併(2005年(平成17年)3月) → 政令市移行(2009年(平成21年)4月) → 合併特例区終了(2010年(平成22年)3月)と、住所表記が3回変更されている。
- 旧・建部町域・旧瀬戸町域については、合併特例区の期限終了後も、「建部町」「瀬戸町」の表記がそれぞれ存続している。
- 旧・御津町域については、合併特例区の期限終了後、御津町の「町」を取った「御津」の表記が用いられている。
議会
市議会
県議会
- 岡山県議会(岡山市選出)
選挙区 | 氏名 | 会派名 |
---|---|---|
北区・加賀郡 (8) | 河本勉 | 自由民主党岡山県議団 |
波多洋治 | 自由民主党岡山県議団 | |
太田正孝 | 自由民主党岡山県議団 | |
福田司 | 自由民主党岡山県議団 | |
高原俊彦 | 民主・県民クラブ(立憲民主党) | |
大塚愛 | 民主・県民クラブ(緑の党推薦) | |
増川英一 | 公明党岡山県議団 | |
蜂谷弘美 | 無所属 | |
中区 (4) | 小倉弘行 | 自由民主党岡山県議団 |
髙橋徹 | 民主・県民クラブ(国民民主党) | |
笹井茂智 | 公明党岡山県議団 | |
氏平三穂子 | 日本共産党岡山県議会議員団 | |
東区 (3) | 福島恭子 | 自由民主党岡山県議団 |
乙倉賢一 | 自由民主党岡山県議団 | |
中川雅子 | 民主・県民クラブ | |
南区 (4) | 小林孝一郎 | 自由民主党岡山県議団 |
大橋和明 | 自由民主党岡山県議団 | |
荒島俊造 | 公明党岡山県議団 | |
木口京子 | 無所属 |
衆議院
- 任期 : 2021年(令和3年)10月31日 〜 2025年(令和7年)10月30日(「第49回衆議院議員総選挙」参照)
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
岡山県第1区(北区の一部、南区の一部など) | 逢沢一郎 | 自由民主党 | 12 | 選挙区 |
岡山県第2区(北区の一部、中区、東区の一部、南区の一部など) | 山下貴司 | 自由民主党 | 4 | 選挙区 |
岡山県第3区(東区の一部など) | 平沼正二郎 | 自由民主党[17] | 1 | 選挙区 |
阿部俊子 | 自由民主党 | 6 | 比例復活 |
施設
警察
警察署は市内に6箇所あり、政令指定都市であるため岡山県警の市警察部が統括している。管轄区域は概ね行政区の区域と一致するが、一部は合併以前の管轄のままとなっている地域がある。
- 岡山中央警察署:中区全域と北区のうち、概ねJR岡山駅以東の都心部を管轄
- 岡山西警察署:北区のうち、概ねJR岡山駅以西の都心部を含む西部と一宮・高松・吉備・足守地区を管轄
- 岡山北警察署:北区のうち、御津・建部地区を管轄
- 岡山南警察署:南区全域を管轄
- 岡山東警察署:東区のうち、西大寺・上道地区を管轄
- 赤磐警察署:東区のうち瀬戸地区を管轄
- 倉敷警察署(倉敷市):北区大内田(岡山県総合流通センター吉備地区)の一部を管轄
※ 詳細な管轄区域については、岡山県警察署の名称、位置及び管轄区域に関する条例において確認することができる。
消防
消防は全域を岡山市消防局が担当し、北・中・東・西・南の5消防署・1分署・13出張所(うち1出張所は岡山市へ消防・救急業務を委託している吉備中央町に設置)・1救急ステーションが設置され、岡南飛行場には消防航空隊の基地が設置されており、北消防署には特別高度救助隊が組織されている。
- 岡山市北消防署(北区北東部を管轄)
- 番町分署・津高出張所・御津出張所・建部出張所・今出張所
- 岡山市中消防署(中区を管轄)
- 旭東出張所・竜操出張所
- 岡山市東消防署(東区を管轄)
- 可知出張所・上道出張所・瀬戸出張所
- 岡山市西消防署(北区西部を管轄)
- 高松出張所・吉備中央出張所(吉備中央町)・吉備中央出張所足守救急ステーション
- 岡山市南消防署(南区を管轄)
- 妹尾出張所・灘崎出張所
2009年(平成21年)度以降の管轄区域は概ね行政区の区域と一致している。北区については北消防署と西消防署の2署が管轄する。新設の西消防署の管轄区域は、北区のうち、京山、石井、中山、高松、足守の各中学校区、御南中学校区のうち笹ヶ瀬川以西、吉備中央町である。北消防署の管轄区域は北区のうち西消防署の管轄区域を除く区域である。また、西消防署の新設により、三門出張所と庭瀬出張所は西消防署に統合という形で廃止された。2010年(平成22年)度より西消防署の高度救助隊が、政令指定都市に設置が義務付けられている特別高度救助隊へと格上げされた。2014年(平成26年)には岡山市では22年半ぶりとなる分署、番町分署が開設された。2016年(平成28年)に北消防署新築移転に伴い、西消防署から特別高度救助隊が配置転換された。2017年(平成29年)に西消防署吉備津出張所新築移転に伴い、高松出張所へ改称された。
医療
主な医療機関
- 北区(岡山市北部・中心部)
- 岡山市立市民病院
- 岡山市立金川病院
- 岡山県精神科医療センター
- 岡山大学病院
- 国立病院機構岡山医療センター
- 岡山赤十字病院
- 岡山済生会総合病院
- 済生会吉備病院
- 川崎医科大学総合医療センター
- 心臓病センター榊原病院
- 旭川療育園医療センター
- 岡山市久米南町組合立国民健康保険福渡病院
- 光生病院
- 岡山中央病院
- 中区(岡山市東部)
- 東区(岡山市西大寺地区)
- 岡山西大寺病院
- 岡村一心堂病院
- 南区(岡山市南部)
文化施設
美術館・博物館
- 岡山県立美術館
- 岡山県立博物館
- 岡山市立オリエント美術館
- 林原美術館
- 夢二郷土美術館
- 吉備路文学館
- 岡山シティミュージアム
- 岡山市環境学習センター めだかの学校
図書館
- 主な図書館
コンベンション・コンサート
- コンベックス岡山
- 岡山シンフォニーホール
- 岡山市民会館
- 岡山市立市民文化ホール
- 三木記念ホール
- 岡山市立西大寺公民館
- 岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム)
- ルネスホール
- オルガホール
郵便局
- 主な郵便局
郵便番号は以下の通りである。
- 岡山中央郵便局:700-00xx、700-08xx、700-09xx、700-85xx、700-86xx、700-87xx、701-01xx(701-010x~011x、0192~0195を除く)、701-11xx、701-21xx[18]
- 妹尾郵便局:701-02xx、709-12xx[19]
- 備前一宮郵便局:701-12xx
- 高松郵便局:701-13xx、701-14xx、701-15xx、701-16xx[20]
- 岡山南郵便局:702-80xx、702-85xx、702-86xx、702-87xx
- 岡山東郵便局:703-82xx、703-85xx、703-86xx、703-87xx
- 西大寺郵便局:704-81xx、704-85xx、704-86xx、704-87xx
- 備前瀬戸郵便局:709-08xx、709-06xx、701-22xx、709-07xx[21]
- 御津郵便局:709-21xx
- 福渡郵便局:709-31xx
- 倉敷郵便局(倉敷市):710-00xx、710-08xx、710-85xx、710-86xx、710-87xx、701-01xx(701-010x~011x、0192~0195のみ)、710-01xx、710-11xx、710-13xx[22] - 南区植松のみ
運動施設
- 岡山県総合グラウンド
- 岡山県野球場
- 岡山武道館
- 岡山県総合グラウンド陸上競技場(シティライトスタジアム)
- 岡山県総合グラウンド体育館(桃太郎アリーナ)
- 岡山ドーム
- 岡山国際スケートリンク
- 建部町総合スポーツセンター
国の機関
裁判所警察庁
総務省
法務省
| 財務省厚生労働省農林水産省
| 国土交通省
環境省防衛省
|
対外関係
姉妹都市・提携都市
海外
岡山市は、海外の6都市・2地域と交流を行っている[23]。
- 国際友好交流都市[24]
- 1956年(昭和31年)、広島アメリカ文化センター館長から都市縁組が打診され、姉妹都市提携に至る[25]。なお、これは日本で3番目の海外姉妹都市提携である[26]。1965年(昭和40年)にはサンノゼ市に後楽園を模した日本友情庭園が開設された。
- 米国サンノゼ市がサンホセ市と姉妹都市提携。サンノゼ市長が3都市による姉妹都市提携を提案したことから[25]。10年ごとに訪問団の受け入れ・派遣を行っており[24]、2002年にはサンホセ市に「岡山公園」が岡山市民の寄付により造営された[24]。
- 吉備真備が遣唐副使として洛陽を訪れたことを縁とし、人口規模(当時ともに約50万人)などを共通点とする[25]。2003年(平成15年)4月29日に洛陽市が新竹市との提携に抗議したため提携凍結したが、2006年(平成18年)3月19日に双方の市長が交代し、締結25周年に当たるため、提携凍結を解除し復活が決まった。
- 祭りを通じた民間交流が積極的に行なわれ、議会同士の姉妹結縁締結や子供・市職員の派遣など交流が積み重ねられたことから姉妹都市提携に至る[25]。
- カイユース族 (Cayuse people) 、ウマティラ族 (Umatilla people) 、ワラワラ族 (Walla Walla people) からなる居留地。1993年(平成5年)、ワラワラ族インディアンのドン・サンプソンが「岡山あいフェスティバル」の国際交流フォーラムで講演、また伝統音楽や舞踊を披露したことが交流の契機[24][25]。相互に交流を深め、友好提携に至る[25]。
国内
- 提携都市
- 1979年(昭和54年)、岡山市の後楽園が送ったメスのタンチョウ(丹頂鶴)を釧路市の丹頂鶴自然公園が預かり、つがいを作ったことが縁[28](岡山から卵を送り釧路で人工ふ化させたと記述されることもある[27])。岡山とタンチョウについては岡山県自然保護センターも参照。
国際機関
領事館
- 名誉領事館[29]
経済
第一次産業
北部の高原・丘陵地帯では、全国的にもブランド力のある品目を多く抱えている果物の栽培が盛んであり、岡山市の一大産業となっている。「桃(白桃、清水白桃、黄金桃等)」や「葡萄(マスカット、シャインマスカット、ニューピオーネ、など)」や全国シェアトップである「愛宕梨(あたご梨)」、「鴨梨(ヤーリー)」がその主なブランド品目である。また、乳牛を中心とした畜産も盛んであり、加えて「椎茸」や全国でも珍しい「黄ニラ」の栽培が行われている。
南部の広大な児島湾干拓地に田園地帯を有るため米の生産量が8,900tにのぼり岡山県全体の四分の一を占める。品種は「朝日米」が多く、一部では酒米の「雄町米」も栽培している。その他では「蓮根」、「茄子」やビールの原料となる「二条大麦」などの栽培も行われている。かつて、冬期には「イグサ」栽培の一大産地であったが、現在は僅かになっている。また、日照時間が長い岡山県南の平野部は生花の生産が盛んなところでもある。岡山市内でも「スイートピー」、「デンドロビウム」、「ラークスパー」などが栽培され全国各地に出荷されている。
第二次産業
製造品出荷額は8,200億円と岡山県全体の約10%を占め、機械・化学・食品・印刷などの業種が中心である。
臨海部の児島湾は旭川や吉井川等の一級河川から流出する土砂の堆積により水深が浅く、1万t級の船舶が航行可能な航路を整備することが困難なため重化学工業地帯は形成されていない。そのため、岡南工業地帯にクラレ・DOWAホールディングス・西日本ダイケンプロダクツなど、また、旭川東岸の新岡南地区と九蟠地区には、ヤンマーアグリ(ヤンマーグループ)や中四国セキスイハイム工業(セキスイツーユーホームを製造)、永谷園など全体的に軽工業系の工場が多い。
これらのことから、内陸部の工業団地開発に力を入れており、市内近郊の久米、東岡山や新岡南などに鉄工、鋳物などに中規模の内陸工業団地が多い。また、「岡山リサーチパーク」や「西大寺新産業ゾーン企業団地」などに研究や物流に重点を置いた事業所の誘致を進めている。周辺4町の編入に伴い、2005年(平成17年)に御津町のカバヤ本社工場と4つの工業団地、2007年(平成19年)には瀬戸町のキリンビール岡山工場等が加わった。
第三次産業
岡山都市圏の中心都市で県内では圧倒的な集客力があり、代表的な商業地としては表町と岡山駅周辺があげられる。近年の都心商業地の流れとしては、アーケードの商店街から主要施設を結ぶ道路沿いに移行し、分散傾向にあったが、岡山駅周辺の再開発や商業施設進出が相次ぎ、近年都心回帰が起きている。
小売店舗の新規出店等は昭和50年代(1975年(昭和50年) - 1984年(昭和59年))から平成初頭までは郊外が中心となり、中心部は停滞傾向であった。その後、都心回帰へと流れが変わると、1998年(平成10年)JTが市役所筋の工場跡に建設したイトーヨーカドーとジョイポリスの複合施設「」が再開発の先駆けとなった。また、高層マンションの建設も相次ぎ、中心部の居住人口が増加傾向に転じたことも後押しになり、飲食店や雑貨、衣類などの路面店も中心部への出店が活発になっている。
- 表町
岡山市および岡山県の一大商業集積地。旧・城下近くに発展した商業地である。岡山駅前からは徒歩でも行ける範囲であるが、バスや路面電車も走っている。市内バス経路の多くが表町中央部の天満屋バスステーションを経由して岡山駅に向かうことから、買い物客が集まる構造となっている。周辺には中国銀行の本店や岡山県庁なども控え、表町商店街中央部に立地する地元百貨店の天満屋本店を核として幅広い年齢層をターゲットとした商業店舗が集積している。また、商店街北東側の「オランダ通り」が裏通りから若者の街へと変貌している。
近年の動きとしては1999年(平成11年)のクレド岡山、さらにロフトを核テナントとする岡山ロッツ(旧・イズミ岡山店)等の開店が挙げられる。一方で、北端に岡山シンフォニーホール、南の西大寺町に三丁目劇場、東には旧・日銀岡山支店跡を再生したルネスホールと岡山市民会館などの劇場・音楽ホールを有し、文化的な色合いを強めている。
岡山城・後楽園などの歴史的施設、美術館や博物館などの文化施設が立地する天神地区等は「」とも呼ばれ、観光ゾーンにも隣接しているため、岡山県風致地区条例で建築物等の制限が課せられている。
- 岡山駅周辺
山陽新幹線・新大阪 〜 岡山間開業を挟み、髙島屋などの県外資本の大型店の出店や中四国初の本格的地下街である岡山一番街が開業し、市内中心部の商業地図を2極に塗り替えた比較的新しい地区である。
ここ数年は再開発が相次ぎ、西口に岡山コンベンションセンターとリットシティビル、東口では岡山駅の橋上化による商業施設さんすて岡山、成通岡山ビルに大型家電量販店のビックカメラなど、商業施設が相次いでオープンした。
かつて林原グループが所有していた岡山駅東口の南側の土地(約46,000m2)は、中四国地方最大規模の複合商業施設イオンモール岡山となった。これまでの郊外型ではない初めての政令指定都市中心駅前に立地する都心型商業施設として、東急ハンズ、H&M、ZARAなどのテナントやシネマコンプレックス、岡山放送のスタジオ・報道部門のオフィスが併設されている。なお、市役所筋を介して向かい側には同じイオングループのファッションビル岡山ビブレがあったが、イオンモール岡山の開業に伴い、2014年(平成26年)5月11日をもって閉店した。
岡山市に本社を置く主な企業
※ 太字は上場企業
- 製造
- 林原グループ(林原、林原商事、林原生物化学研究所、他)
- 菅公学生服
- ナカシマプロペラ
- ボブソン
- 滝澤鉄工所
- トンボ
- カーツ
- オージー技研
- ヤンマーアグリ(ヤンマーグループ)
- 岡山製紙
- 積水化学工業グループ
- 岡山積水工業
- 中四国セキスイハイム工業
- サンワサプライ
- 食品
- 建築・不動産
- 大本組
- アイサワ工業
- 小売
- 天満屋
- 天満屋ストア
- 山陽マルナカ
- はるやま商事
- カワニシホールディングス
- テイツー(古本市場)
- サンマルク
- タイム
- カイタックグループ
- ザグザグ
- マリンポリス
- わたなべ生鮮館
- ラブドラッグス
- サンヨープレジャー
- ストライプインターナショナル
- 金融
- サービス
- 電気・ガス
- 運輸
- 情報・通信
- 外食
通信・生活基盤
マスメディア
新聞
テレビ・ラジオ
民放の地上波テレビ放送では、岡山県は香川県と同一の放送エリアになっており、岡山市には3局が、高松市には2局が本社を置いている。岡山・玉野市境の金甲山送信所には、岡山県と香川県のテレビ放送局の送信所の親局が設置されている。
ラジオ放送については岡山・香川の各県域放送であるが、両県の多くの地域で聴取が可能であり、岡山市においても香川県の県域放送を聴取できる。
※ 本社が香川県高松市にあるが、岡山市も放送対象地域に含まれている放送局(ともに岡山市に岡山本社を置いている)
ケーブルテレビは2局がサービスエリアであるが、2局のエリアが混合している地域は今のところない。また、この2局はoniビジョンの番組は視聴可能である。
電話
岡山市の市外局番は次のとおりである。
- 岡山MA086(市内局番は200 〜 299、362 〜 365、367 〜 369、722 〜 724、726、728、737、738、800 〜 809、890 〜 909、940 〜 949、952、953、959)- 市内の大部分
- 倉敷MA086(同 420 〜 489、520 〜 529、552、553、691、697、698)- 南区箕島の一部と南区植松の一部
- 上記1.の地域から瀬戸内市(邑久町(大富の一部、北島の一部、福中の一部、福山、向山の一部))、赤磐市(岩田の一部、穂崎、馬屋、和田の一部)、久米南町へは市内料金が適用されるが、同一市外局番の他の地域(上記2.の地域と赤磐MA(市内局番600 〜 609、950、951、954 〜 958、994 〜 999) - 赤磐市(岩田の一部、穂崎、馬屋、和田の一部を除く)、美咲町(高下、飯岡)へ相互通話は県内市外料金(隣接地域)が適用され、かつ市外局番 (086) が必要である。
- 上記2.の地域から倉敷市内、総社市(清音黒田)、浅口市(金光町八重の一部)、早島町(市外局番086の地域に限る)へは、市内料金が適用されるが、同一市外局番の他の地域(上記1.の地域と赤磐MA)へ相互通話は県内市外料金が適用(1.の地域については隣接地域扱い)され、かつ市外局番 (086) が必要である。
岡山市内のMA統一に伴う電話番号の変更
2013年(平成25年)5月1日より、岡山瀬戸MA・玉野MA・福渡MAに該当する岡山市内・久米南町内の区域はすべて岡山MA(上記1. のエリア)に編入された。
- 岡山瀬戸MA(市外局番の変更はなし)
- 958-FGHJ → 908-FGHJ(Fコードは0・1)
- 952・953・959局については電話番号の変更なし。
- 残された地域は「赤磐MA」に名称変更された。なお、赤磐市内の953局(瀬戸万富収容局)は995局(熊山収容局)に変更の上、加入者番号も大幅に変更された。赤磐市内の959局(KDDI)は606局に変更された(加入者番号の変更はなし)。
- 玉野MA
- 08636-E-FGHJ → 086-36E-FGHJ(Eコードは2〜5、7〜9)
- 0863-66(鉾立収容局)については従来通り玉野MAのまま。
- 福渡MA
- 0867-DE-FGHJ → 086-7DE-FGHJ(DEコードは22〜24・26・28・37・38)
- 残された地域は「加茂川MA」に名称変更された。なお、0867-27(福渡旭収容局)・0867-34(加茂川収容局)・0867-35(加茂川井原収容局)については従来通り加茂川MAのまま。
教育
大学
- 大学コンソーシアム岡山
岡山県内の大学と政財界により、知的資源の活用と地域社会や産業界との連携を図ることによって「時代に合った魅力ある高等教育の創造」と「活力ある人づくり・街づくりへの貢献」を目指し2006年(平成18年)4月に設立された。現在、当組織に加盟しているのは岡山県内16の4年制大学、および岡山県と岡山経済同友会で、事務局は岡山理科大学内にある。
- 国立
- 公立
市内に公立大学は存在しない。
- 私立
短期大学
- 公立
嘗ては、岡山県立短期大学が存在した。現在[いつ?]は「岡山県 生涯学習センター」となっている。岡山県立大学及び岡山県立大学短期大学部の項も参照。
- 私立
専修学校
- 岡山赤十字看護専門学校
- 岡山医療技術専門学校
- 西日本調理製菓専門学校
- 中国デザイン専門学校
- 岡山理科大学専門学校
- インターナショナル岡山歯科衛生専門学校
- ソワニエ看護専門学校
- 学校法人大原学園
- 大原ビジネス公務員専門学校岡山校
- 岡山情報ITクリエイター専門学校
中等教育学校
- 公立
- 私立
高等学校
- 公立
- 岡山県立岡山朝日高等学校
- 岡山市立岡山操山高等学校(※ 中学校も併設している)
- 岡山県立岡山芳泉高等学校
- 岡山県立岡山一宮高等学校
- 岡山県立岡山城東高等学校
- 岡山県立西大寺高等学校
- 岡山県立岡山御津高等学校
- 岡山県立瀬戸高等学校
- 岡山県立高松農業高等学校
- 岡山県立興陽高等学校
- 岡山県立瀬戸南高等学校
- 岡山県立岡山工業高等学校
- 岡山県立東岡山工業高等学校
- 岡山県立岡山東商業高等学校
- 岡山県立岡山南高等学校
- 岡山県立烏城高等学校
- 岡山市立岡山後楽館高等学校(※ 中学校も併設している)
- 私立
- 岡山高等学校(※中学校も併設している)
- 関西高等学校(男子校)
- 岡山理科大学附属高等学校(普通科、中学校も併設している)
- 就実高等学校(中学校も併設している)
- 山陽学園高等学校(中学校も併設している)
- 岡山商科大学附属高等学校
- 岡山学芸館高等学校(普通科、中学校も併設している)
- 明誠学院高等学校
- 創志学園高等学校(旧・ベル学園高等学校)
- クラーク記念国際高等学校岡山キャンパス
- 第一学院高等学校岡山キャンパス
- 日本航空高等学校岡山学習センター
- 屋久島おおぞら高等学校岡山校
- ルネサンス高等学校岡山学習センター
- (2014年(平成26年)4月1日開校)
義務教育学校
- 公立
中学校
岡山市内には中学校38校(うち国立1校)が設置されている。
- 公立
- 岡山県立岡山操山中学校(※ 高等学校も併設している)
- 岡山市立岡山後楽館中学校(※ 高等学校も併設している)
- 私立
- 就実中学校(※ 高等学校も併設している)
- 山陽学園中学校(※ 高等学校も併設している)
- 岡山中学校(※ 高等学校も併設している)
- 岡山理科大学附属中学校(※ 高等学校も併設している)
- 岡山学芸館清秀中学校(※ 高等学校も併設している)
高等学校を併設していない中学校については、各区の記事を参照されたい。
幼稚園・小学校
幼稚園・小学校については、各区の記事を参照されたい。なお、市内には幼稚園80園(うち国立1園、私立9園)、小学校93校(うち国立1校、私立2校)が設置されている。
特別支援学校
- 岡山県立岡山盲学校
- 岡山県立岡山聾学校
- 岡山県立岡山支援学校
- 岡山県立岡山西支援学校
- 岡山県立岡山東支援学校
- 岡山県立岡山南支援学校
- 岡山県立岡山瀬戸高等支援学校
- 岡山大学教育学部附属特別支援学校
学校教育以外の教育施設
- 自動車教習所
- 岡山労働局長登録教習機関
交通
航空
国内線
航空会社 | 就航地 |
---|---|
日本航空(JAL) | 東京国際空港 |
日本トランスオーシャン航空(JTA) | 那覇空港 |
全日本空輸(ANA) | 東京国際空港、新千歳空港[注 1] |
国際線
航空会社 | 就航地 |
---|---|
大韓航空(KE)[30] | ![]() ![]() |
中国東方航空(MU)[31] | ![]() ![]() |
タイガーエア台湾(IT) | ![]() ![]() |
香港航空(HX) | ![]() ![]() |
鉄道
岡山駅を中心に放射状に鉄道路線が延び、市内のほとんどの主要地域と結ばれているなど、鉄道網は充実している[注 2]。
特にJR発足以降は、国鉄時代の列車型ダイヤから都市圏輸送に重点を置いたものになり、合わせるように沿線人口の多い山陽本線には徐々に駅が増えている。
今後の計画として、JR吉備線のLRT化構想等がある。
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 吉備線(桃太郎線)
軌道
民営の岡山電気軌道が運行している。2路線、合計総延長4.7kmと日本でもっとも短い路面電車で、岡山駅前から表町や県庁のある旧城下町を中心に路線がある。1日に約1万人が利用し、市民の足として定着し黒字経営を続けている。
今後の展望として岡山駅東口駅前広場への乗入れ、市役所筋を南下し市役所のある大供(だいく)から岡山大学病院もしくは大元駅までの延伸、または大供から東の清輝橋線・大雲寺前を結ぶ環状化などの新線構想がある。
同時に市役所筋をトランジットモール化する構想もあり、車線減少に伴う交通渋滞の影響を調査する社会実験が行われたことがある。また、LRT化を予定しているJR吉備線との相互乗り入れが岡山電気軌道とJRとの間で既に合意されている。しかし、いずれも建設資金の負担に関して行政側と企業側で折り合いがつかず、計画は進んでいない。
- 岡山電気軌道
バス
- 路線バス
民営バス数社がエリアを分けて運行し、公営交通(市営バス)の運行実績はない。路線は岡山駅東口のバスターミナルと天満屋バスステーションを中心に放射状に路線網が形成されている。また、岡山駅西口バス乗り場が2010年4月24日に開設、岡山駅から北西方面の路線バスと高速、観光、空港リムジンバスが発着している。
八晃運輸が乗車方法は後乗り前降り後払いで、運賃は整理券による特殊区間制である以外は、乗車方法は後乗り前降り後払いで、運賃は整理券による対キロ区間制である。
なお、両備バス・岡電バス・東備バス・下電バス・宇野バス・中鉄バスでは非接触ICカードであるHarecaを採用しており、共通に利用できる。一方、備北バスは備北バス専用バスカード(プリペイドカード)を発行している。Hareca導入各社(宇野バスと中鉄バスの一部路線を除く)はスルッとKANSAI協議会に加盟しているため、全国相互利用サービス対応のICカードも使用できる。
道路
- 高速自動車国道
- 地域高規格道路
- 一般国道
岡山市において広域的な移動軸となっている幹線道路は南北方向が国道30号と国道53号、東西方向が国道2号バイパスと旧国道2号(現国道250号、岡山県道162号岡山倉敷線)、北西方面が国道180号である。特に国道2号バイパスは岡山市を東西に貫く幹線道路のうちで唯一4車線以上の道路であり、なおかつ旭川や百間川などの大規模河川を渡っていることもあって、多い場所で一日10万台以上が通過する。
- 県道
港湾
観光
日本三大稲荷・最上稲荷
観光地スポット
- 北区
- 中区
- 東区
- 南区
- 金甲山
- おかやまファーマーズ・マーケット サウスヴィレッジ
文化・名物
祭事・催事
- 西大寺会陽(裸祭り)(2月第3土曜日)
- 岡山さくらカーニバル(4月)
- 宗忠神社御神幸(4月第1または第2日曜)
- おかやま桃太郎まつり・うらじゃ(7月下旬または8月上旬)
- 烏城灯源郷(8月)
- おかやま国際音楽祭(9月)
- 全国有名朝市フェア(10月)
- 秋のおかやま桃太郎まつり(10月)
- 備前岡山ええじゃないか大誓文払い(11月上旬)
- MOMOTAROH FANTASY(12月)
- 朝市
- 京橋朝市(毎月第1日曜)
- 西大寺朝市(毎月第3日曜)
名物・銘菓
スポーツ
- プロスポーツチーム・社会人スポーツチーム
- 本拠地は岡山県総合グラウンド陸上競技場(シティライトスタジアム)
- トライフープ岡山 - プロバスケットボール・ジャパン・バスケットボールリーグ(B3.LEAGUE)
- 本拠地は岡山県総合グラウンド体育館(ジップアリーナ岡山)
- 本拠地は岡山県総合グラウンド体育館(桃太郎アリーナ)
- 本拠地は岡山県総合グラウンド陸上競技場(シティライトスタジアム)
- 本拠地は岡山武道館
- シティライト岡山硬式野球部 - 社会人野球・企業チーム。
- クラレ岡山硬式野球部 - 社会人野球・企業チーム。1973年(昭和48年)解散。
- 天満屋女子陸上競技部 - 社会人陸上チーム
岡山市で毎年開催されるスポーツ大会
- 桃太郎杯全国高等学校空手道錬成大会(1月)
- 晴れの国岡山国際ユースサッカーSANWA CUP(8月)
- おかやまマラソン(11月)
- 山陽女子ロードレース(12月)
過去に開催された国際スポーツ大会
- 2003年ワールドカップバレーボール(男子第3ラウンド・B会場)
- 2006年(平成18年)バレーボール・ワールドグランプリ(予選ラウンド・第3週・Iグループ)
- 2007年ワールドカップバレーボール(男子第3ラウンド・B会場)
- 2010年バレーボール・ワールドグランプリ(予選ラウンド・第2週・Fグループ)
出身・関連著名人
岡山市出身の人物一覧を参照。
岡山市を舞台とした作品
- 独身アパートどくだみ荘(1979年(昭和54年) - 1993年(平成5年)、福谷たかし作、主人公の出身地として西大寺地区を中心にしばしば描かれる)
- よみがえる空 -RESCUE WINGS-(2006年(平成18年)、第6話で岡山市北区大安寺地区が描かれている)
- 築地魚河岸三代目(第12巻)
- 推しが武道館いってくれたら死ぬ(2015年、平尾アウリ作、岡山市を舞台としており、県内の他の都市も描かれることがある)
- あぐり(1997年(平成9年)、NHK朝の連続テレビ小説、吉行あぐり原作)
- カムカムエヴリバディ(2021年(令和3年)、NHK朝の連続テレビ小説、藤本有紀原作・脚本)
- 風の中の子供(1936年(昭和11年)、坪田譲治作)
- わが闘争(1967年(昭和42年)、堤玲子作)
- 森本警部シリーズ(2006年(平成18年)〜、Timothy Hemion作)
- でーれーガールズ(2011年(平成23年)、原田マハ作)
- フランケンシュタイン対地底怪獣(1965年(昭和40年)、監督:本多猪四郎、主演:高島忠夫)
- けんかえれじい(1966年(昭和41年)、監督:鈴木清順、主演:高橋英樹)
- わが闘争(1968年(昭和43年)、監督:中村登、主演:佐久間良子)
- 関東テキヤ一家 喧嘩仁義(1970年(昭和45年)、監督:鈴木則文、主演:菅原文太) ‐ 西大寺が舞台
- 釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束(2007年(平成19年)、監督:朝原雄三、主演:西田敏行・三國連太郎)
- ALWAYS 三丁目の夕日(2005年(平成17年)、監督:山崎貴、主演吉岡秀隆) ‐ 西大寺の門前町・五福通り商店街周辺がロケ地
- ALWAYS 三丁目の夕日'64、(2012年(平成24年)、監督:山崎貴、主演吉岡秀隆) ‐ 上記と同様
- 岡山の娘(2008年(平成20年)、監督:福間健二)
- しあわせのマスカット(2021年5月14日公開、監督:吉田秋生、主演福本莉子)
- 10. 播磨すぐれば焼物の 名に聞く備前の岡山に これも名物吉備団子 津山へ行くは乗りかえよ
- 11. 水戸と金沢岡山と 天下に三つの公園地 後楽園も見てゆかん 国へ話のみやげには
- 19. 瀬戸内すぎて西大寺 北条時頼入道が 手植にしたる名木の 桜は岩間の寺にあり
- 20. 早くも来ぬる岡山の 後楽園は我国の 三公園の其一つ 園内広く鶴遊ぶ
- 21. 三十二里の旭川 市を貫て水清く 十七師団も此土地に 置かれて賑わう一都会
- 22.中国鉄道乗り換えて ゆくには二つの線路あり 作州津山に遊ぶべく 吉備津の宮にも詣ずべし
- (中略)
- 25. 叉岡山に立ち帰り 音に名高き備前焼 もとめてゆけば庭瀬にも 物産畳表あり
- ボインキラー(1995年(平成7年)、THE BLUE HEARTS、作詞・作曲:甲本ヒロト、歌詞中で『岡山のボインキラー』と歌われている)
- スタート(2008年(平成20年)、ghostnote、作詞:大平伸正、作曲:ghostnote、歌詞中で『表町のアーケード』と歌われている)
脚注
注釈
- ^ 2013年3月31日から2018年3月24日まではAIRDOの運航であった。
- ^ 岡山市には私鉄の鉄道(道路上を走る軌道法による路面電車ではなく鉄道事業法による鉄道)が存在しないため、近郊連絡において利用可能な移動手段はJRのみとなっている。全国の政令指定都市で同じく私鉄が存在しない市としては他に北海道札幌市、宮城県仙台市、新潟県新潟市がある。これらの都市にはいずれも豪雪地帯という共通点がある。そのうち札幌市と仙台市の各市には市交通局が運営する地下鉄が存在するが、残る新潟市と岡山市には地下鉄が存在しない。このように、JR以外の鉄道が存在しない政令市は新潟市と岡山市のみである。両市でも政令市移行以前は私鉄の鉄道が存在した時期があり、新潟市では新潟交通電車線が存在し、岡山市でも1984年(昭和59年)まで岡山臨港鉄道が存在したが、いずれも輸送量の減少により廃止されている。
脚注
- ^ “「晴れの国おかやま」が引き続き統計的に裏付けられました”. 岡山県総合政策局統計分析課 (2011年5月26日). 2017年3月6日閲覧。
- ^ 近藤純正、「都市気温と環境の短期的変化」
- ^ 地中の温度に記録されている岡山の温暖化履歴 岡山理科大学 北岡豪一 (PDF)
- ^ 地上気象観測地点「岡山」の移転に伴う地点名称変更及び観測データ欠測のお知らせ 岡山地方気象台。 (PDF)
- ^ 日応寺 観測史上1〜10位の値
- ^ “平年値ダウンロード”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
- ^ “観測史上1〜10位の値(年間を通じての値)”. 気象庁. 2021年6月閲覧。
- ^ 岡山市長とのトップ会談 高松市公式サイト - 市長室
- ^ 平成27年国勢調査結果人口等基本集計結果 (岡山県)
- ^ 岡山市役所本館を全焼(昭和14年11月28日 合同新聞(夕刊))『昭和ニュース辞典第7巻 昭和14年-昭和16年』p58 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
- ^ 岡山市副市長人事について - 岡山市公式ウェブサイト・2012年(平成24年)3月19日記者会見
- ^ 副市長の就任について - 岡山市公式ウェブサイト・2012年(平成24年)8月24日記者会見
- ^ 政令市移行岡山市が県と基本協定締結 - 2007年(平成19年)12月26日. 岡山日日新聞社.
- ^ 区名方針を発表しました - 2008年(平成20年)6月13日. 岡山市.
- ^ 政令改正:岡山が政令市前橋、中核市に--来年4月 - 毎日新聞. 2008年(平成20年)10月10日. (毎日新聞社)
- ^ 岡山市役所に政令市移行決定看板 政令公布に合わせ高谷市長ら除幕 - 2008年(平成20年)10月16日. 山陽新聞社.
- ^ 当選時は無所属出馬
- ^ 「701-01xx」地域は元・吉備郵便局管轄、「701-11xx」地域は元・津高郵便局管轄、「701-21xx」地域は元・牟佐郵便局管轄。それぞれ、2006年(平成18年)に牟佐郵便局、2015年(平成27年)に津高郵便局、2018年(平成30年)に吉備郵便局の無集配局化に伴って岡山中央郵便局へ移管。
- ^ 「709-12xx」地域は元・迫川郵便局管轄。2017年(平成29年)に迫川郵便局の無集配局化に伴って妹尾郵便局へ移管。
- ^ 「701-14xx」地域は元・足守郵便局管轄、「701-15xx」地域は元・日近郵便局管轄、「701-16xx」地域は元・福谷郵便局管轄。それぞれ、2006年(平成18年)に足守郵便局・日近郵便局、2016年(平成28年)に福谷郵便局の無集配局化に伴って高松郵便局へ移管。
- ^ 「701-22xx」地域は元・赤坂郵便局管轄、「709-07xx」地域は元・熊山郵便局管轄。2006年(平成18年)に赤坂郵便局・熊山郵便局の無集配局化に伴って備前瀬戸郵便局へ移管。
- ^ 「701-01xx」地域は元・吉備郵便局管轄、「710-01xx」地域は元・天城郵便局管轄、「710-11xx」地域は元・茶屋町郵便局管轄、「710-13xx」地域は元・箭田郵便局管轄。それぞれ、2006年(平成18年)に天城郵便局・箭田郵便局、2015年(平成27年)に茶屋町郵便局、2018年(平成30年)に吉備郵便局の無集配局化に伴って倉敷郵便局へ移管。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “国際友好交流都市・地域の紹介”. 岡山市. 2016年6月1日閲覧。
- ^ a b c d e “国際友好交流都市との交流事業のあり方 (PDF)”. 岡山市. 2012年2月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y “姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2012年10月27日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年6月1日閲覧。
- ^ “市長ニュース【50周年記念サンノゼ市訪日団が来岡しました-平成20年4月7日】”. 岡山市. 2016年6月1日閲覧。
- ^ a b “国内姉妹都市等”. 釧路市. 2016年6月1日閲覧。
- ^ a b “市勢要覧2003”. 釧路市. 2016年6月1日閲覧。
- ^ 岡山県の領事館一覧
- ^ デルタ航空・チェコ航空・日本航空とコードシェア
- ^ 日本航空とコードシェア
関連項目
外部リンク
岡山市に関連する地理データ - オープンストリートマップ
行政
観光
- 岡山市の観光・コンベンション情報サイト (日本語) - 公益社団法人おかやま観光コンベンション協会
ウィキトラベルには、岡山市に関する旅行ガイドがあります。 (日本語)