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😷|広島市で新たに1人コロナ感染 県内447人 福山市のこども園は全員陰性


写真 TSSテレビ新広島

広島市で新たに1人コロナ感染 県内447人 福山市のこども園は全員陰性

 
内容をざっくり書くと
また、福山市によりますと、24日に感染が確認された認定こども園の園児1人について、濃厚接触者と接触者あわせて94人にPCR検査を実施した結果、全員の陰性が確認されたということです。
 

新型コロナウイルスの新規感染者情報です。27日、県内では、新たに1人の感染が確認されました。広島市に… →このまま続きを読む

 広島ニュースTSS

広島県と山口県岩国市で取材した事件、事故、災害、政治、経済、スポーツなど様々なジャンルの最新ニュースをお届けします。


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ポリメラーゼ連鎖反応

ポリメラーゼ連鎖反応(ポリメラーゼれんさはんのう、英語: polymerase chain reaction)とは、DNAサンプルの特定領域を数百万〜数十億倍に増幅させる反応または技術。英語表記の頭文字を取ってPCR法、あるいは単純にPCRと呼ばれ、「ポリメラーゼ・チェーン・リアクション」と英語読みされる場合もある。

DNAポリメラーゼと呼ばれる酵素の働きを利用して、一連の温度変化のサイクルを経て任意の遺伝子領域やゲノム領域のコピーを指数関数的(ねずみ算的、連鎖的)に増幅することで、少量のDNAサンプルからその詳細を研究するに十分な量にまで増幅することが目的である[1][2][3]医療分子生物学法医学などの分野で広く使用されている有用な技術であり、1983年にキャリー・マリス(Kary Mullis)によって発明され[4][5]ノーベル賞を受賞した。

PCR法が確立したことにより、DNA配列や配列決定、遺伝子変異誘導といった実験が可能になり、分子遺伝学生理学分類学などの研究分野で活用されている他、古代DNAサンプルの解析、法医学親子鑑定などで利用されるDNA型鑑定、感染性病原体の特定や感染症診断に関わる技術開発(核酸増幅検査)、などが飛躍的に進んだ。また、PCR法から逆転写ポリメラーゼ連鎖反応リアルタイムPCRDNAシークエンシング等の技術が派生して開発されている。そのため今日では、PCR法は生物学医学をはじめとする幅広い分野における遺伝子解析の基礎となっている 新型コロナウイルスの検査には向いていない[6][7]

原理

PCR法は、試薬を混交したDNA溶液の温度を上げて下げる、という一連の熱サイクルによって動作する。このDNAサンプルの加熱と冷却の繰り返しサイクルの中で、二本鎖DNAの乖離、プライマーの結合、酵素反応によるDNA合成、という3つの反応が進み、最終的に特定領域のDNA断片が大量に複製される。

PCR法では、増幅対象(テンプレート)のDNAサンプルの他に、大量のプライマー(標的DNA領域に相補的な配列を持つ短い一本鎖DNA(オリゴヌクレオチド))とDNAの構成要素である遊離ヌクレオチド、そしてポリメラーゼの一種であるDNA合成酵素DNAポリメラーゼ)という3つの試薬を使用する。

  1. 最初のステップでは、DNA二重らせんの2本鎖DNAを高温下で変性させ、1本鎖DNAに物理的に分離する。変性が起こる温度は、DNAの塩基構成および長さ(塩基数)によって異なり、一般に長いDNAほど温度を高くする必要がある。
  2. 次に、この1本鎖DNAを含む溶液を冷却して、プライマーを一本鎖DNAの相補配列部位に結合させることで、部分的に2本鎖を作らせる(アニーリング)。冷却が急速であると、長いDNA同士では再結合して2本鎖になることは難しいが、短いDNA断片(オリゴヌクレオチド)は容易に結合できることを利用している。この結果、対象とする長い1本鎖DNAの一部にプライマーが結合したものができる。プライマーをDNAよりも圧倒的に多い状況にしておくことで、DNAとプライマーが結合する傾向はDNAとDNAが結合する傾向よりも、さらに優越的になる。
  3. 次に、溶液を若干加熱して、この2本鎖DNA部位をテンプレートとしてDNAポリメラーゼを働かせることで、プライマーが結合した部分を起点として、遊離ヌクレオチドを利用して1本鎖部分と相補的なDNAが酵素的に合成される。DNAが合成された後、再び高温にして最初のステップに戻り、このサイクルを最初のDNA変性から繰り返すことにより増幅をすすめる。PCR反応が進むことで、生成されたDNA自体が複製のテンプレートとして使用され、元のDNAテンプレートが指数関数的に増幅される連鎖反応が進む。

以上のようにPCR法は、DNA鎖長による変性とアニーリングの進行速度の違いを利用して、反応溶液の温度の上下を繰り返すだけでDNA合成を繰り返し、任意のDNAの部分領域を増幅する技術である。

使用するDNAポリメラーゼが熱に弱い場合、変性ステップの高温下でDNAとともにポリメラーゼも変性してしまい、失活してしまう。そのためPCR法の開発当初は、DNA変性時の毎回にDNAポリメラーゼを酵素として追加しており、手間と費用がかかっていた[8]。現在では、サーマスアクアティカスという好熱菌由来の熱安定性DNAポリメラーゼであるTaqポリメラーゼなどを用いることで、途中で酵素の追加をせずに反応を連続して進めることができる。

手順

準備

増幅対象のDNA領域の両端の塩基配列を決定し、対応するプライマーを人為合成する。このときプライマーは、増幅予定の2本鎖DNAの両鎖それぞれの3'側に結合する相補配列であり、通常20塩基程度である。多くの場合、実験室でカスタムメイドされるか、商業的な生化学サプライヤーから購入可能である。

反応液調製

増幅対象DNA、プライマー、DNAポリメラーゼおよびDNA合成の素材(基質)であるデオキシヌクレオチド三リン酸(dNTP)、そして酵素が働く至適塩濃度環境をつくるためのバッファー溶液を混合し、PCR装置(サーマルサイクラー)にセットする。流通しているPCR試薬キットに付属するバッファー溶液には二価カチオンが含まれていることが多い[9]通常はマグネシウムイオン (Mg2+)であるが、PCR媒介DNA突然変異誘発が高いマンガンイオン(Mn2+)を使用することで、あえてDNA合成の間のエラー率を増加させることも可能である[10]Taq DNAポリメラーゼの場合、一価カチオンとしてカリウムイオン(K-)が入れられることもある[11]。また場合によっては硫酸アンモニウムを加えることもある。アンモニウムイオン(NH4+)は特にミスマッチなプライマーとテンプレート塩基対間の弱い水素結合を不安定化する効果があり、特異性を高めることができる[11]

PCRサイクル

  1. 反応液を94°C程度に加熱し、30秒から1分間温度を保ち、2本鎖DNAを1本鎖に分かれさせる(図①)。
  2. 60°C程度(プライマーによって若干異なる)にまで急速冷却し、その1本鎖DNAとプライマーをアニーリングさせる(図②)。
  3. プライマーの分離がおきずDNAポリメラーゼの活性に至適な温度帯まで、再び加熱する。実験目的により、その温度は60–72°C程度に設定される。DNAが合成されるのに必要な時間、増幅する長さによるが通常1〜2分、この温度を保つ(図③)。
  4. ここまでが1つのサイクルで、以後、①から③までの手順を繰り返していく事で特定のDNA断片を増幅させる。

PCR処理をn回のサイクルを行うと、1つの2本鎖DNAから目的部分を2n-2n倍に増幅する。ただし、通常は20〜40サイクル程度行なう事から、近似的には2nの項は無視できる大きさになる。サイクル数をさらに増やすと、時間経過によりDNAポリメラーゼが活性を失い、またdNTPやプライマーなどの試薬が消費し尽くされるため、反応が制限されて最終的には一連の反応は停止する。

留意点

この反応の成否は、増幅対象DNAとプライマーの塩基配列、サイクル中の各設定温度・時間などに依存する。それらが不適切な場合、無関係なDNA配列を増幅したり、増幅が見られないことがある。また、合成過程において変異が起こる可能性も少なからずあるため、使用目的によっては生成物の塩基配列のチェックが必要である。

PCRの応用

DNAの増幅と定量

PCRはターゲットのDNAの領域を劇的に増幅する技術であり、非常に少量のDNAサンプルであっても、PCRを経ることで分析を可能になる場合がある。このことは、証拠として極微量のDNAしか入手できない法医学などの分野においては、特に重要である。あるいは、例えば数万年前のの分析などにもPCRは威力を発揮する[12]

定量PCR(リアルタイムPCR、あるいは単純にqPCRとも呼ばれる。RT-PCRとは異なることに注意)の技術確立により、サンプル中に存在する特定のDNA配列の量も推定することができる[13]。これは、遺伝子発現レベルを定量的に決定する用途などで利用されている。定量的PCRでは、PCRサイクルのプロセスを実行中に、PCRサイクルの中で増幅されてゆくPCR産物の濃度をリアルタイムで測定していくことで、元々存在したターゲットのDNA領域の存在量を定量化することができる。大きく2つの手法があり、一つは二本鎖の間に非特異的に保持される蛍光色素を使用する方法、もう一つは予め蛍光標識が付加され特定の配列をコードしたプローブを利用した方法である。後者の方法では、プローブとその相補DNAのハイブリダイゼーションが行われることで初めて蛍光を検出することができる。

リアルタイムPCRと逆転写反応を組み合わせたRT-qPCR(逆転写ポリメラーゼ連鎖反応)と呼ばれる手法では、DNAではなくRNAの定量を可能にしている。この技術では、まず最初にmRNAをcDNAに変換し、そのcDNAをqPCRによって定量化する。この手法は、がんなどの遺伝病に関連する遺伝子の検出や発現量測定に多く利用されている[14]

生物学研究への応用

PCRは分子生物学遺伝学をはじめとする、様々な研究分野に応用されている。

  • PCRを用いてゲノム中の特定のDNA領域を選択的に増幅し分離することができる。このようなPCRの利用は、サザンブロッティングノーザンブロッティングといったハイブリダイゼーション用プローブの生成や、特定のDNA領域に由来した大量のDNA断片を必要とするDNAクローニングなどで広く行われている。
  • PCRはDNAシーケンスを行う上でもしばしば重要である。様々なPCRにより、例えば完全に未知のゲノムから解析対象の遺伝子配列やDNA領域を抽出して増幅したりできる。
  • PCRは、DNAクローニングなどの古典的な実験プロセスで多く活用されている。例えば大きなゲノムから、特定のゲノム領域をベクターに挿入する際などに利用される。また、すでにベクターに挿入されているDNA断片を分析したり増幅するために利用することもできる。PCRプロトコルを一部変更することで、挿入断片の突然変異を人為的に誘発することもできる。
  • 古代DNAを対象とした研究にも、PCRはよく活用される。このような古代DNAは大部分が紫外線や加水分解により分解されており、極微量の二本鎖DNAしか存在しない場合が多いため、PCRで増幅をかけることではじめて解析を行うことが可能になる。実際にPCRを用いた研究例としては、ネアンデルタール人の骨、4万年前のマンモスの凍結組織、エジプトミイラの脳などがあり、他にはロシア皇帝やイギリス王リチャード3世の同定などが行われている[12]。場合によっては、かなりの程度分解されてしまったDNAサンプルであっても、PCR増幅をかけることである程度元のDNA配列を復元することができる可能性がある。
  • 遺伝子発現のパターンの研究にもPCRが利用される。体組織や個々の細胞をさまざまな時系列段階で分析して、どの遺伝子が活性化/非活性化したのかを調べることができるほか、定量PCRを使用して実際の発現レベルを詳細に定量化することもできる。
  • PCRは遺伝的連鎖の研究にも利用されている。例えば、個々の精子からいくつかの遺伝子座を同時に増幅し、減数分裂後の染色体クロスオーバーを調べた研究が報告されている[15]。この研究では、数千の精子を分析することで、非常に近い遺伝子座間のまれなクロスオーバーイベントが直接観察されている。同様に、異常な欠失、挿入、転座、または反転を分析することができる。
  • PCRを使用して、任意の遺伝子やゲノム領域の部位特異的な突然変異を誘発することができる。これらの変異体を調べることで、例えばタンパク質の機能を解明したり、あるいはタンパク質の機能を変更または改善する研究を進めることができる。

出生前診断

PCRは、子供が生まれる前に特定の遺伝の保因者であるかどうか、あるいは実際に病気に冒されているかどうかをテストする、いわゆる出生前診断に利用することができる[16]出生前検査用のDNAサンプルは、羊水穿刺による絨毛膜絨毛サンプリング、あるいは母親の血流中を循環するごく少量の胎児細胞の分析によって取得できる。PCR分析は着床前診断も不可欠であり、発生中の胚の個々の細胞の突然変異をテストできる。

臓器移植の組織タイピング

PCRは、臓器移植に不可欠な組織タイピングの高感度な試験としても使用できる。血液型に対する従来の抗体ベースのテストをPCRベースのテストに置き換える提案も、2008年にされている[17]

がんの遺伝子分析

がんの多くの形態は、がん発生に関連する各種遺伝子(がん遺伝子)の配列変化を伴うが、PCR技術を活用してこの突然変異を分析することで、治療方針を患者に合わせて個別にカスタマイズできる可能性がある。またPCRは、白血病リンパ腫などの悪性疾患の早期診断を可能にする。がん研究分野で開発が進められており、現在ではすでにPCRは日常的に使用されている。ゲノムDNAサンプルを直接PCRでアッセイすることで、転座特異的悪性細胞を他の方法よりも少なくとも10,000倍高い感度で検出できることが報告されている[18]。PCRはまた、腫瘍抑制因子の分離と増幅も可能にする。たとえば、定量PCRを使用して単一細胞を定量し、DNAやmRNA、タンパク質の存在量と組み合わせを解析することが可能である[19]

感染症の診断

PCRは、細菌やウイルスによって引き起こされる感染症の、高感度で迅速な診断に役立っている[20]。PCRでは、マイコバクテリア嫌気性細菌、または組織培養アッセイや動物モデルからのウイルスなど、培養できない微生物や成長の遅い微生物の迅速な同定も可能である。またPCR診断は、感染性病原体の検出のみならず、その細菌が特定の遺伝子を持っているかどうかを判断することで、非病原性株か病原性株かを区別できる[20][21]。一方で、様々な欠点も報告されている(後述)。

  • ヒト免疫不全ウイルスHIV)は、発見して根絶するのが難しい標的である。初期の感染診断は、血流中を循環するウイルス抗体の存在に依存していたが、抗体は感染後何週間も経ってからでないと現れず、母体の抗体は新生児の感染を隠してしまい、またHIV治療薬による治療では抗体量が変化しないという問題があった。そこで、50,000以上の細胞DNAサンプル中からわずか1つのウイルスゲノムを検出できる高感度PCRの手法が開発された[22]。この方法により、感染症の早期検出や献血された血液のウイルス検査、新生児の迅速な感染検査か可能になり、また抗ウイルス治療の効果を定量化できるようになった。
  • 結核ようないくつかの病気を引き起こす微生物は、患者からのサンプリングが難しく、また実験室で成長するのが遅いことが知られており、培養ベースの診断では多くの手間暇がかかっていた。PCRによるテストにより、サンプル中から疾患原因微生物を検出できるほか、遺伝子分析から抗生物質耐性の有無等も検出でき、効果的な治療方針の設定や治療効果の評価に繋がる可能性がある。
  • 家畜または野生動物の集団を介した疾患生物の拡散や新しい毒性を持つサブタイプの出現は、PCRテストによって監視できる。
  • ウイルスのDNAの標的配列に特異的なプライマーを使用することで、ウイルスDNAをPCRで検出することができるほか、DNAシーケンスにも使用できる。PCRの感度が高いため、感染直後および病気の発症前であってもウイルス検出が可能な場合がある[23]。早期発見により、医師に治療の重要なリードタイムを与える可能性がある。患者の内部に含まれるウイルス量は、PCRベースのDNA定量技術によっても定量化できる。
  • 百日咳は百日咳菌と呼ばれる細菌によって引き起こされる。この細菌は、さまざまな動物や人間に影響を与える深刻な急性呼吸器感染症を特徴としており、多くの幼い子供の死をもたらしている。百日咳毒素は、2つの二量体によって細胞受容体に結合し、細胞免疫に役割を果たすTリンパ球などと反応する、タンパク質毒素である[24]。PCRにより百日咳毒素遺伝子内にある配列を検出できるため、培養法と比較して非常に効率的に百日咳の診断が可能である[25]

法医学への応用

PCRベースのDNA型鑑定(フィンガープリンティング)は、法医学分野で広く応用されていまる。

  • DNA型鑑定は、世界中の全人口から一人を一意に区別することができる技術である。この技術を応用し、微量のDNAサンプルを犯罪現場から採取して分析し、囚人のから比較することで、容疑者を特定できる場合がある。より簡易な利用方法としては、犯罪捜査中に容疑者を迅速に除外するために利用される。あるいはまた、数十年前もの前の犯罪証拠品をテストすることで、有罪判決を受けた人々の犯行を確認したり、あるいは免罪することにも繋がる。
  • 法医学におけるDNAタイピング(フォレンジックDNAタイピング)は、犯罪現場で発見された証拠の分析から犯罪容疑者を特定または除外する効果的な方法である。ヒトゲノムには、遺伝子配列内またはゲノムの非コード領域に見られる多くの反復領域がある。具体的には、ヒトDNAの最大40%が反復的であることが知られている[26]。ゲノム内のこれらの反復非コード領域には2種類あり、一つは可変長タンデムリピート(VNTR)と呼ばれ、10〜100塩基対の長さである一方で、他方はショートタンデムリピート(STR)と呼ばれ、2〜10塩基対の繰り返しセクションで構成されます。そして、各反復領域に隣接するプライマーを使用してPCR増幅をかけることができる。各個人から取得したいくつかのSTRのフラグメントのサイズの分布を調べると、統計的に高い確率で、各個人を一意に特定することができる[26]。さらに、ヒトゲノムの完全配列はすでに決定されており、この配列情報はNCBI Webサイトから簡単にアクセスできるため、様々な応用がなされている。たとえばFBIでは識別に使用するDNAマーカーサイトのセットを編集しており、これらは結合DNAインデックスシステム(CODIS)DNAデータベースと呼ばれている[26]。このデータベースを使用すると、DNAサンプルが一致する確率を統計的に決定できる。分析に使用するターゲットDNAの量が非常に少なくて済むため、PCRはフォレンジックDNAタイピングに使用する非常に強力で重要な分析ツールである。たとえば、毛包が付着した人間の髪には、1本もあれば分析を行うのに十分なDNAが含まれている。同様に、数個の精子、指の爪の下からの皮膚サンプル、または少量の血液は、決定的な分析に十分なDNAを提供できる[26]
  • 一方で逆に、識別力の低い形式によるDNAフィンガープリンティングは、親子鑑定に活用されている。この場合、身元不明の人間の遺体といった対象者は予想される近親者、すなわち親や兄弟、子供等のDNAと比較される。養子になった(誘拐された)子供の生物学的な両親を確認するためや、新生児の実際の生物学的父親の確認 (または除外)などにも利用される。
  • アメロゲニン遺伝子を対象としたPCRでは、法医学的な骨サンプルからリアルタイムで男女の性決定をする事ができる。これにより、古代標本や犯罪容疑者の性別を判別することができる[27]

PCRの技術的制約

PCRには原理と実際の作業は非常に簡単で、結果を迅速に得ることができ、また非常に感度が高い、といった多くの利点がある。定量PCR(qPCR、quantitative PCR)ではさらに、ターゲットとなったDNA領域の定量化もできる利点がある。一方で、PCRには様々な技術的制約や限界も知られている。

PCRの技術的な制限の1つに、選択的増幅を可能にするプライマーを生成するために、ターゲット領域の配列に関する事前情報が必要なことが挙げられる[28]。すなわち、PCR実施者は通常、プライマーとテンプレートが適切に結合するように、事前にターゲットとなるDNA領域の前後の配列情報を知っておく必要がある。そのため、配列情報が完全に未知のターゲットに対しては、PCRをかけることは原則的に不可能である。また、他のあらゆる酵素と同様であるが、DNAポリメラーゼ自体もDNA合成時にエラーを起こしやすく、生成されるPCR増幅物の配列に変異が生じることがある[29]。さらに、PCRはごく少量のDNAでも増幅できるため、誤って混入したDNAを元に増幅が起きてしまい、曖昧な結果や誤った結果が生じることがある。

このような問題を回避し、PCR条件を最適化するため、多くの手法と手順が開発されている[30][31]。例えば、サンプルが外来DNAの混入によって汚染されてしまう可能性を最小限に抑えるために、試薬の準備とPCR処理・分析、の各ステップで別々の部屋を利用することで、両者を空間的に分離することが有効である [32]。また、サンプルや試薬の操作には常に使い捨ての新品チューブ類やフィルター付きピペットチップを使用し、作業台や機器は徹底的に洗浄して常にきれいな空間で作業することが有効である[33]。PCR産物の収量を改善して偽産物の形成を回避する上でプライマー設計を見直すこと、バッファーやポリメラーゼ酵素の種類を検討することも、また重要である。バッファーシステムにホルムアミドなどの試薬を添加すると、PCRの特異性と収量が増加する場合がある[34]。プライマー設計を支援するための、理論的なPCR結果のコンピューターシミュレーション(Electronic PCR)も開発されている[35]

感染症診断におけるPCRの特徴

PCRは非常に強力で実用的な研究ツールであり、実際に多くの感染症において、病因の配列決定はPCRを用いて解明されている。この手法は、既知ウイルスや未知ウイルスの識別に役立ち、疾患自体の理解に大きく貢献している。手順をさらに簡素化でき、高感度の検出システムを開発できれば、PCRは今後臨床検査室の重要な位置を占めるようになると考えられている[36]。しかしながら、感染症診断におけるPCRの利用には、利点のみならず様々な欠点も指摘されている。

利点

  • ヒトゲノム(30億塩基対)のような長大なDNA分子を含む検体中から、特定のDNA断片(数百から数千塩基対)だけを選択的に増幅させることができる[1]
  • 極めて微量なDNA量で目的を達成できる。
  • 短時間で増幅反応を完了できる[2]。増幅に要する時間が2時間以下程度と短い。
  • 使用機器(PCR機)等は共通のまま、病原体ごとに特異的なプライマーを用いることで検査が可能である[2]
  • 病原体は死滅していても(感染力を失っていても)標的核酸が保存されていれば増幅でき、危険な病原体でも不活化してから検査することができる[2]
  • Nested PCR、リアルタイムPCRなどを利用することで感度を上げることができる[2]

欠点

  • 臓器や組織など生体材料を検体とする場合、採材部位や材料の前処理によって検出率が異なり、結果が陰性であっても生体における病原体の存在は必ずしも否定できない[2]
  • 核酸の増幅には反応阻害物の生成などによる反応効率の低下などの影響があるため限界があり、核酸が検出可能な量にまで増幅できなければ結果は陰性となるが、そのような場合には病原体の存在を否定できない[2]
  • 血液・糞便など生体材料の検査では検査材料中の阻害物質の影響を受けることがあるため精製作業が必要とされるが、それでも完全ではないとされている[2]。また、検査材料の保存状態や凍結融解の回数、核酸精製の方法・条件などが検査効率や検査結果に大きな影響を与えることがある[2]
  • 検査時の陽性対照からの汚染、以前の検査や実験に由来する汚染、試薬類への核酸の混入が誤った陽性を招く危険性がある(コンタミネーション)[2]

歴史と背景

Kjell KleppeとH. Gobind Khoranaらは、プライマーと短いDNAテンプレートを使用して酵素アッセイをin vitroで行う手法を、1971年にJournal of Molecular Biology(分子生物学ジャーナル)に最初に発表した[37]。これはPCRの基本的な原理を説明したものであったが、当時あまり注目されておらず、ポリメラーゼ連鎖反応の発明は一般的に1983年のKary Mullisの功績によるものとみなされている[38]

1983年にMullisがPCRを開発したとき、彼はカリフォルニア州エメリービルで、最初のバイオテクノロジー企業の1つである社(Cetus Corporation)で働いていた。Mullisは「ある夜、Pacific Coast Highwayを車でドライブ中に、PCRのアイデアを思いついた」と書いている[39]。彼は、DNAの変化(突然変異)を分析する新しい方法を考えていた時、当時すでに知られていたオリゴヌクレオチドとDNAポリメラーゼを用いたDNA合成反応を繰り返すことで核酸の部分領域を増幅することを思いついた[39]

Mullisはこの方法を "polymerase-catalyzed chain reaction"(ポリメラーゼ触媒連鎖反応)と名付け、ネイチャーサイエンスなどの著名な科学雑誌に論文として投稿したが、掲載されなかった。一方、PCR法自体はシータス社の同僚の手により鎌状赤血球症という遺伝性疾患の迅速な診断手段に応用された。サイエンス誌に "Enzymatic amplification of beta-globin genomic sequences and restriction site analysis for diagnosis of sickle cell anemia"として報告され、オリジナル論文より前に世界の科学者の注目を集めることとなった[5]。1987年にようやく、Mullisの論文は Methods in Enzymology 誌に"Specific synthesis of DNA in vitro via a polymerase-catalyzed chain reaction."として掲載された[40]。後にMullisはScientific Americanで、「PCRは、遺伝物質DNAの単一分子から始めて、午後には1,000億の類似した分子を生成できる。反応は簡単に実行できる。試験管、いくつかの簡単な試薬、および熱源を必要とするだけである」と記述している[41]。DNAフィンガープリンティングは1988年に父子鑑定に初めて使用された[42]

この成果を評価され、Mullisはシータス社の同僚と共に、PCR技術を立証してから7年後の1993年にノーベル化学賞を受賞した[43]。また、1985年のR.K. SaikiおよびH.A. Erlichによる“Enzymatic Amplification of β-globin Genomic Sequences and Restriction Site Analysis for Diagnosis of Sickle Cell Anemia”(「鎌状赤血球貧血の診断のためのβグロビンゲノムシーケンスの酵素的増幅および制限部位分析」)の論文が、2017年の米国化学会の化学史部門の化学ブレイクスルー賞を受賞した[44][45]。しかしながら、Mullisの研究に対する他の科学者の貢献や、彼がPCR原理の唯一の発明者であったかどうかに関しては、以下に記述するように、いくつかの論争が残っている。

PCRは当初、大腸菌のDNAポリメラーゼIをズブチリシン処理し、5'-3'エキソヌクレアーゼ活性を除去したクレノー断片を用いて反応を起こすものが大半であった。しかしながらこの酵素は、各複製サイクル後のDNA二重らせんの分離に必要な高温に耐えられず、DNAポリメラーゼが失活してしまうために、サーマルサイクルごとに手作業でこの酵素を加える必要があった[46]。そのため、DNA複製の初期手順は非常に非効率的で時間がかかり、プロセス全体で大量のDNAポリメラーゼと継続的な処理が必要であった。シータス社の研究グループは、この欠点を解決するために、50〜80°Cもの高温環境(温泉)に住んでいる好熱性細菌であるサーマス・アクアティクス(T. aquaticus)[47]から、耐熱性DNAポリメラーゼとしてTaqポリメラーゼを精製し、これを用いたPCRの手法を1976年にサイエンス誌に発表した[6]T. aquaticusから単離されたDNAポリメラーゼは、90 °C (194 °F)超える高温で安定であり、DNA変性後も活性を維持する[48]ため、各サイクル後に新しいDNAポリメラーゼを追加する必要がなくなる[49]。これにより、PCR反応の簡便化と自動化への道が開かれ、幅広く応用可能な手法として発展することになった。

このように、PCR法の応用、発展に関してはシータス社グループ(当初はマリスも含む)の果たした役割が大きいのである。

ただし最初にこの方法を着想し方向性を示したのはキャリー・マリスであるので、マリスがノーベル化学賞を1993年に受賞した。PCR技術はKary Mullis特許を取得し、1983年にMullisが技術を発明したときに働いていたに譲渡された。Taqポリメラーゼ酵素も特許で保護されている。デュポンが提起した不成功の訴訟を含む、この技術に関連するいくつかの有名な訴訟が存在した。スイスの製薬会社エフ・ホフマン・ラ・ロシュは、1992年に特許権を購入したが、現在その特許権は失効している[50]

PCRの種類・応用法

Conventional PCR
1組のプライマーで反応を25〜35サイクル繰り返す通常のPCR[2]
Nested polymerase chain reaction(Nested PCR)
PCRで増幅したPCR産物を改めて次の反応のテンプレートにして、別のプライマーペアを用いてもう一度PCRを繰り返す方法[2]
Loop-Mediated Isothermal Amplification(LAMP法
従来のPCRとは異なる原理に基づいて核酸を増幅する方法[2][51]
Multiplex polymerase chain reaction(Multiplex PCR、マルチプレックスPCR
複数の標的核酸(DNA)のそれぞれのPCR反応を1本の反応チューブ内で同時に行う方法[2]
Reverse transcription polymerase chain reaction(RT-PCR、逆転写ポリメラーゼ連鎖反応
逆転写酵素によりRNAをcDNAにしてからPCRを行う方法[2]
Real-time polymerase chain reaction(Real-Time PCR、リアルタイムPCR
DNA断片を発光させて専用の光学機器を使って検出する方法[2]
Amplified fragment length polymorphism(AFLP)
標的核酸(DNA)を含むゲノムDNA等を制限酵素で切断し、その切断末端に短い2本鎖DNA(アダプター)を結合させ、その相補的なプライマーを用いてPCRを行う方法[2]

参考文献

  1. ^ a b PCR(polymerase chain reaction)国立がん研究センターがん情報サービス用語集
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 病性鑑定において PCR を利用する際の注意事項”. 農研機構. 2020年3月12日閲覧。
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関連項目

福山市

福山市(ふくやまし)は広島県の東部、備後地域にある市。1998年(平成11年)に中四国地方で2番目の中核市に指定された。

中国地方では広島岡山に次ぎ、非県庁所在地の都市圏としては全国5番目の規模の福山都市圏の中心都市。単一事業所として世界で初めて累計粗鉄生産量が4億トンに達した世界最大級の銑鋼一貫製鉄所JFEスチール)を抱える重工業都市である[1]。市内に年産1300万トン級の生産能力を持ち粗鋼生産量は日本一[2]。また鉄鋼関連産業、造船、機械産業などが集積する。市内の工業生産高は2兆円、工業事業所数は1200と山陰地方を越え、高知県の四倍と日本有数の規模を誇る[3][4]

概要

中心市街は芦田川デルタ地帯福山藩が行った新田開発を基にした干拓平野に広がる[5]。市制施行は尾道市明治31年)、呉市明治35年)に遅れる大正5年と戦前までは小都市に過ぎなかったが戦後、備後工業整備特別地域に指定され工業化とともに経済規模が急拡大、瀬戸内海の主要都市の一つとなった。都市形成の傾向として駅周辺から商業地域が発展していることがあげられる。これはかつて都市の中心であった福山城内を貫いて福山駅が作られ近世の商業的中心地がそのまま近代の商業的中心地へと移行したためである。このため福山城は本丸や二の丸を除いた大部分が開発され、全ての堀と三の丸の石垣のほとんどが市街化により消滅するか地下に埋もれている。広島県内では広島市に次ぎ2番目となる人口約47万を擁する中核市[6]であり広島・岡山都市圏に次ぎ都市圏人口約90万の福山都市圏の中心都市。都市圏は県境を跨ぎ地理的歴史的にも関係の深い岡山県井笠地方に広がる。但しこれは岡山県のなかで隣接する井笠地方のみが福山市の商圏にあることであり、福山から60kmあまりの距離のある岡山市など岡山県の他地域との関係性が格段に大きいということではない。市域は中国山地神石高原)・福山平野芸予諸島(備後群島)などから成る。山陽新幹線山陽自動車道国道2号山陽本線と西日本の重要幹線が市内を縦断し、国際港湾である福山港を擁するなど交通の要衝となっている[6]福山駅は新幹線のぞみが停車するほか福塩線井原線の起点であり、非県庁所在地の地方都市として非常に多い10路線を越える長距離高速バスが発着する広島県東部から岡山県西部の玄関口である。

歴史的な経緯から広島市や岡山県とも異なる独自の気質を持つとされる[7]。その都市圏規模から県庁所在地でないにも関わらず、陸運局の設置、電話番号の市外局番084、郵便番号の720など県庁所在地並の扱いを受けることがある[7]。世界規模の鉄鋼、造船企業を筆頭に都市人口の割に上場企業を含む多くの大手企業を擁しており、中小企業や大企業の研究開発拠点も集積している[7]。かつては非県庁所在地ながら市内に大規模百貨店(そごう天満屋)を2つを抱え大きな商業集積を誇っていたが、2000年代に入り中心市街地の著しい衰退が問題とされるようになった。

地理

福山市は、瀬戸内海の中央部で広島県の南東端に位置する。

三原市北部の大和町を源とする芦田川の河口に広がるデルタ地帯及び江戸時代以降干拓事業により築かれた福山平野に市の中心地がある。市の南端は瀬戸内海に面し、北部山岳地帯は概ね標高400 - 500メートルの吉備高原西南端部にある通称「神石高原」南端から形成される。ここは岡山県倉敷市へ注ぐ高梁川支流小田川流域である。

市街地は概ね、旧福山市街・東部(蔵王、春日)地区・南部(鞆、沼隈)地区・松永(旧松永市)地区・北部(神辺、駅家、加茂)地区に大別され市民性も地域により若干異なる。旧福山市は周辺の自治体を次々と編入したが東部は県境に、南部は海に阻まれている為市域は北部、西部へと拡大することとなった。結果として福山市の中心部は市域の南東に偏っている。一方で中心部から岡山県井原市笠岡市までの距離は福山市の西端、北端より小さい。また福山都市圏の広がる井原市笠岡市かけては市街地の連続性が高く県境を越えた連携が政経民間で幅広く見られる。

地理

  • 福山市は瀬戸内海式気候に属し、広島県内でも降水量が少なく(年間約1200mm)河川の流量が少ないのが特徴である。そのため市街化の進んだ地域を中心に河川の汚濁が顕著で、下水道事業などによって改善された地域もあるものの、多くの場所で水質汚濁が問題となっている。流水量の少なさや河口堰による汽水の消滅等の影響で、市内を南北に流れる芦田川は中下流の汚濁が激しく、水質中国地方一級河川の中で平成24年まで38年間連続ワースト1を記録してきた[8]
  • 市域の北半分および芦田川より西部は、中国山地に連なる山地となっている。植生平野部に近いほどアカマツが多く、単調な傾向にある。山並みは風化侵食を受けやすい花崗岩が多いため起伏が激しく、川沿いを中心に多くの谷が形成されている。市内最高峰は吉備高原南端の京ノ上山で海抜611m、2位は駅家町北部の蛇円山で546m、3位は加茂町北部の笠木山で513mとなっている。北部の山野町付近には部分的に石灰岩質の地質もあり、特に高梁川支流の小田川渓谷を作り上げている猿鳴峡があり、近くには県天然記念物の“矢川のクリッペ”や“上原谷石灰岩巨大礫”という石灰岩に纏わる名勝も存在する。また隣接する井原市には石灰岩の採石場(芳井鉱業所)もある。
  • 南側は瀬戸内海備後灘)が広がり多くの島が点在しているが福山市に属する島は少数である。福山市沖は瀬戸内海のほぼ中央に位置しており、満干差は非常に大きく平均で2mを超え、海流の速度は部分的に非常に速い。波は穏やかで波高は通常で50cm未満、荒れても2m程度である。津波の被害を受けた記録は存在しない。ただし、明治17年(1884年)の台風による高波では大きな被害が発生している。市で最大の島は田島で本土(沼隈半島)とは橋が架けられている。海底面は起伏があまりなく水深は深くとも30m程度である。かつての福山市沖は干潟が多く存在し豊かな自然に恵まれていたが、その大半は江戸時代からの干拓や日本鋼管福山製鉄所(現JFEスチール)建設の埋め立てなどにより消滅している。現在は家庭・工業廃水などの影響により福山港周辺の汚濁が深刻で特に夏期には海水が茶色あるいは乳白色に染まることもある。しかし、鞆の浦など湾岸沿いの大部分も透明度は高くないが陸から5km程度沖合に出れば(瀬戸内海としては)非常に綺麗である。
  • 地震は少なく、歴史上では地震により大きな被害を受けた記録は見つかっていない。このため、近年までは地震空白域とされていたが、2000年の鳥取県西部地震で震度5弱、2001年の芸予地震でも震度5弱を記録した。ただし、いずれも人的被害はない。活断層も近年まで確認されていなかったが、2002年に北部の加茂・御幸地区から西部の松永地区にかけて活動度B級の「長者原断層」の存在が明らかになり[9]、少なくとも3世紀以降に活動した痕跡が見つかっている。

気候

福山市は地形と立地場所による影響により、典型的な瀬戸内海式気候[10]である。夏の季節風は四国山地に、冬の季節風は中国山地によって各々遮られる。このため年間を通じて天気や湿度が安定しており、降水月が5、6、7月(梅雨時)と9月(秋雨・台風時)の二峰性となっており、二峰の間の8月(盛夏)の降水量が著しく少なく、雨温図上大きく凹む。

からにかけて、中国大陸から流入する黄砂が観測されることも多い。また、冬には氷点下まで下がる日もある。太平洋高気圧に覆われる夏季には瀬戸内海沿岸特有の「」が発生し、日中の気温は35℃を超える猛暑酷暑となる日もある[11]。降雪は少なく、平地部の積雪は稀である。

福山 (福山市松永町)の気候
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
最高気温記録 °C (°F)17.4
(63.3)
23.6
(74.5)
24.0
(75.2)
28.6
(83.5)
32.4
(90.3)
34.3
(93.7)
38.2
(100.8)
38.3
(100.9)
36.7
(98.1)
32.2
(90)
26.2
(79.2)
21.4
(70.5)
38.3
(100.9)
平均最高気温 °C (°F)9.3
(48.7)
10.0
(50)
13.2
(55.8)
18.9
(66)
23.4
(74.1)
26.8
(80.2)
30.5
(86.9)
32.4
(90.3)
28.3
(82.9)
22.8
(73)
17.1
(62.8)
12.0
(53.6)
20.4
(68.7)
日平均気温 °C (°F)4.3
(39.7)
4.8
(40.6)
8.0
(46.4)
13.5
(56.3)
18.2
(64.8)
22.3
(72.1)
26.2
(79.2)
27.6
(81.7)
23.6
(74.5)
17.4
(63.3)
11.7
(53.1)
6.6
(43.9)
15.4
(59.7)
平均最低気温 °C (°F)−0.2
(31.6)
0.1
(32.2)
2.9
(37.2)
8.0
(46.4)
13.0
(55.4)
18.2
(64.8)
22.6
(72.7)
23.6
(74.5)
19.6
(67.3)
12.7
(54.9)
6.8
(44.2)
1.9
(35.4)
10.8
(51.4)
最低気温記録 °C (°F)−8.1
(17.4)
−9.2
(15.4)
−5.9
(21.4)
−1.8
(28.8)
2.8
(37)
8.0
(46.4)
13.2
(55.8)
15.8
(60.4)
8.0
(46.4)
1.5
(34.7)
−2.4
(27.7)
−6.7
(19.9)
−9.2
(15.4)
降水量 mm (inch)35.1
(1.382)
50.5
(1.988)
84.5
(3.327)
93.2
(3.669)
123.8
(4.874)
175.3
(6.902)
176.7
(6.957)
83.0
(3.268)
131.0
(5.157)
78.8
(3.102)
54.4
(2.142)
31.0
(1.22)
1,117.2
(43.984)
平均月間日照時間142.1139.2167.7192.7208.6172.3197.7226.4165.8179.0151.7152.82,096.1
出典 1: 気象庁[12]
出典 2: 気象庁[13]

隣接する自治体

人口

以前より中国・四国地方では広島市岡山市松山市倉敷市に次ぐ5番目の人口規模である。平成の大合併で隣接のベッドタウン4町を編入した結果、人口は約46万人(推計人口)となった。

合計特殊出生率はこの規模の都市としては非常に高い。2012年は全1742自治体中208位の1.71であった。人口30万人以上の都市としては、1.63の沖縄県那覇市や愛知県岡崎市を大幅に上回って1位である。

Demography34207.svg
福山市と全国の年齢別人口分布(2005年)福山市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 福山市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

福山市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


地域・方言

市章

市章は、こうもりを「山」の字にデザイン化したもの。また市章旗は黄地に黒で描かれている。これは1917年に市制施行時に福山出身の有名建築家の武田五一に依頼され彼がかかわったもの。由来については福山城のある付近はかつて蝙蝠山と称しており、こうもりは本来、中国思想の影響から縁起の良い動物とされ、「蝠」は福に通じることと初代藩主水野勝成が「福山」と名づけたとする地名由来説があることからモチーフに選ばれた。事実、明治時代初期の箱館戦争時に新政府軍側として参戦した福山藩の部隊はこのこうもりの旗印を掲げて参戦している。

「市の花」としてばら(1985年制定)とキク(2003年制定)があり、2000年代の一時期はばらを模したマークが市の出版物に描かれていたり市の施設などばらに因んだ名称が使用されたりと、ばらが「市章」に準じた扱いを受けていた事もあったが、2013年以降は正式なこうもり山の市章を中心に、用途によりばらのシンボルマークを使い分ける形となっている。

インフラ整備環境

  • 上水道は市内ほぼ全域をが供給。古くは、江戸時代に水野勝成が整備した福山旧水道が用いられており戦中まで利用、近代上水道は大正時代に整備され現在に至る。これら旧水道の一部や最初に建設された近代浄水場である佐波は佐波城山公園として文化財保存されている。現在の主要な浄水場は千田、中津原、箕島にある。また特に神辺地域では地下水が豊富。
  • 下水道は普及率65.5パーセント[要出典](神辺町域を合併以前の普及率)市街地ではほとんどが公共下水道へ放流可能。主要な下水処理場は芦田川浄化センター(箕沖町)、新浜処理場、松永処理場がある。
  • 電力は中国電力において供給。供給源としては市内に瀬戸内共同火力 福山共同発電所と福山RDF火力発電所がある。また2011年12月に中国地方初となるメガソーラー、福山太陽光発電所が箕沖で運転開始。
  • 都市ガス福山ガスによって旧市内ほとんどで利用可能。

町名一覧

主要な山岳・河川・島嶼部

方言

  • 福山弁と呼ばれ、この地域にあった備後弁を基礎に成り立った方言。岡山弁など東山陽地方の方言と同様に連母音の融合の傾向が強く、例えば赤い(akai)が[akæː](アケァー)等に発音される。一方で三河弁と共通の表現が使われることが特徴で、岡山弁と明確な線引きをすることができる。なお岡山県内でも井原市・笠岡市など旧福山藩であった地域は福山弁と差異がほとんどない。県名から広島市など安芸地方の方言(広島弁)と混同されることも多いが、広島県はかつて西部の安芸地方を領有した広島藩と東部、備後地方を支配した福山藩に分かれていたため県内での方言の差異が大きい。
  • 市内でも古くから海運で栄えた鞆の浦など上方方言の影響を受けている地域がある。

暴力団

福山市内には指定暴力団の本部はないが東の笠岡には五代目浅野組、西の尾道には三代目侠道会が本部を置く。市内には浅野組の二次団体の二代目中岡組や、三代目侠道会の二次団体の三代目下森組(したもりぐみ)が本部を置く。

事件・事故

政治

歴代の福山市長
通算代数氏名就任年月退任年月
初代1916年10月1926年12月
二代中野有光1927年9月1938年12月
三代1938年12月1944年8月
四代三谷一二1944年9月1946年3月
五代小林和一1946年3月29日1947年3月19日
六代藤井正男1947年4月1955年4月
七代徳永豊1955年5月1日1970年5月11日
八代立石定夫1970年5月12日1979年7月28日
九代中川弘1979年8月26日1983年8月25日
十代牧本幹男1983年8月26日1991年8月25日
十一代三好章1991年8月26日2004年8月9日
十二代羽田皓2004年9月5日2016年9月4日
十三代枝廣直幹2016年9月5日現職

市長・副市長・市議会議長、副議長・議員定数

  • 市長 枝廣直幹(第十三代)1期目・2016年9月5日 - [14]
  • 副市長
  • 副市長
  • 議長
  • 副議長
  • 会派(2018年11月9日現在)
    • 水曜会 13人
    • 公明党 7人
    • 誠勇会 4人
    • 市民連合 4人
    • 日本共産党福山市議会議員団 4人
    • 新政クラブ 3人
    • 無所属 3人
  • 市議会議員定数 40人

広島県議会(福山市選挙区)

議員名会派名備考
宇田伸自由民主党広島県議会議議員連盟
稲葉潔広島県議会民主県政会党籍は無所属
石津正啓公明党広島県議会議員団
村上栄二ひろしま令和無所属
尾熊良一公明党広島県議会議員団
三好良治自由民主党広島県議会議議員連盟
出原昌直自由民主党広島県議会議議員連盟
的場豊広島県議会民主県政会党籍は無所属
辻恒雄日本共産党
松岡宏道自由民主党広島県議会議議員連盟

衆議院

選挙区議員名党派名当選回数備考
広島県第7区(福山市)小林史明自由民主党3選挙区

行政・出先機関

国の機関

独立行政法人

広島県の機関

  • 広島県福山庁舎(三吉町)
  • 広島県福山旅券センター(東桜町)
  • 広島県福山児童相談所(瀬戸町)
  • 広島県福山教育事務所(三吉町)
  • 広島県東部運転免許センター(津之郷町)
  • 広島県東部県民文化センター(東桜町、愛称:エストパルク)
  • 広島県立東部工業技術センター(東深津町)
  • 広島県立福山高等技術専門校(山手町)
  • 広島県立福山少年自然の家(金江町)
  • 広島県立歴史博物館(丸之内)
  • 広島県立ふくやま産業交流館(御幸町、愛称:ビッグ・ローズ)

福山市の機関

主な組織 - 2012年(平成24年)4月1日時点

  • 市長公室
  • 企画総務局
  • 財政局
  • 経済環境局
  • 保健福祉局
  • 市民局
  • 福山市民病院
  • 建設局
  • 会計管理者
  • 上下水道局
  • 議会事務局
  • 選挙管理委員会事務局
  • 監査事務局
  • 農業委員会事務局
  • 教育委員会

市の環境に対する取組


歴史

古代

古代における現在の福山市街の中心地はほぼ全域が干潟や海であった。近年までは現在の神辺平野も海となっていて「穴の海」と呼ばれたといわれていたが、これは遺跡の分布や地層の調査から現在では否定されている。この呼称があったとすれば江戸時代に干拓され陸地化された現在の福山市街を示していた可能性が高い。古代における備後地方の中心地は備後国国府の所在した現在の府中市一帯であった。これに至る旧山陽道が中国地方の重要な幹線道となっていた。その名残が市北部地区の駅家町の地名で文字通り山陽道の駅家(宿駅)であったことを示している。現在の福山市域に含まれる山陽道は神辺平野を横断するように通され、外港として設けられた深津市は賑わい、この周辺は瀬戸内で最も栄えた地域であった。(現在の福山東IC付近)また、この地方はヤマト王権吉備との勢力争いの最前線であり、古くからヤマト王権の重要拠点ともなっていた。“二子塚古墳”のような大規模な前方後円墳や、畿内以外では珍しい横口式石槨を持つ古墳が残り全国でも有数の古墳集積地である。瀬戸内の中央部に位置する備後南部にが多く点在する。深津、津之郷、吉津、奈良津、今津など港を意味する地名が今日も残されている。また中でも、鞆の浦万葉集にも詠まれるように風待ち、潮待ちの港として古代より独自の地位を築いていた。

中世

中世には長年の芦田川の堆積作用により現在の福山市街は次第に陸地へと姿を変えていき、本庄、木之庄といった荘園が形成され現在の草戸町には草戸と呼ばれる港湾都市が栄えるようになった。しかし、この町は芦田川の堆積作用により港湾施設の使用が難くなり衰退したと考えられている(遺跡は芦田川の浚渫により消滅)。一方、現在の深津高地と呼ばれる深津島一帯は瀬戸内における金融拠点として発展し、その後の福山藩成立にも多大な貢献をしている。平安時代には最澄により静観寺、空海により医王寺が創建されるなどそれぞれの西日本の布教拠点となったが、南北朝時代には北朝と南朝の間で幾度も戦闘があり、静観寺五重塔などの貴重な文化財が失われた。戦国時代になると備後地方は毛利氏勢と尼子氏勢との拠点争いの地となり銀山城神辺城などの多くの城が築かれた。

近世

安土桃山時代になると備後国は概ね毛利氏の所領となり、鞆には毛利氏の庇護の元、室町幕府15代将軍足利義昭が滞在した(備後国を参照のこと)。関ヶ原の戦い以後は福島氏の所領となり、神辺に支城が置かれた。1619年、福島氏の改易により徳川家康の従兄弟である水野勝成が西日本の有力外様大名への幕府方の楔として備後国東南部・備中国西南部の10万石を与えられ、福山藩が成立する。勝成は当時干潟であった臨海部の深津郡深津村と野上村に新たな城(福山城)と城下町を建設し、この町を福山と名づけた。このため、今日に至る福山の歴史は元和8年(1622年)から始まったといえる。なお、当初の構成領地は備後国深津郡安那郡沼隈郡 神石郡 品治郡 葦田郡備中国小田郡後月郡のそれぞれ大半であった。水野氏は江戸の神田上水に次ぐ規模を持つ上水道網(福山旧水道)を整備し、瀬戸内海から運河を城まで引き入れると共に大船団を組織し城下に係留させた。産業育成では土地を無償で与え地子を免除するなどして城下の振興を図り、寛永7年(1630年)には全国初ともいわれる藩札を発行した。また、イグサの生産を統制し、福山藩で生産される畳表は「備後表」と呼ばれ全国に最高級品として知られた。このように現代の福山の発展の基盤は水野時代に築かれた。その後、1698年に5代藩主水野勝岑の死去で無嗣除封となり、一時的に福山藩領全域が天領(幕府直轄領)とされるが、1699年松平忠雅が転封する。しかし、松平忠雅はわずか10年後の1710年伊勢国桑名藩に移封して、替わりに1710年阿部正邦が福山に転封した。以後、阿部氏が明治維新まで続くことになった(詳しくは備後福山藩を参照のこと)。

福山市神辺町に備後国分寺が発見されている[15]国府国分寺の近くに置かれる事から、備後国府が当地にあった可能性があり、発掘が続いているが確定に至っていない[16]

近代

1871年明治維新廃藩置県により備後国旧福山藩領と神石郡甲奴郡の半分、備中国小田郡後月郡の大半を持って福山県が設立し県庁所在地は福山町に定められた。しかし、これから行政区分はめまぐるしく変わり、1871年福山県深津県へ名称が変更され、翌年(1872年)には深津県倉敷県が統合され小田県が設立、県庁は小田郡笠岡町に移転された。そして、1875年には小田県岡山県へ編入され、この翌年(1876年)に岡山県から旧備後国である沼隈深津安那品治芦田、神石の6郡が広島県に移管される(福山町は深津郡に含まれる)。こうした中、1891年9月11日山陽鉄道笠岡-福山間が開業し、同年11月3日には福山-尾道までが開業すると福山町は工業都市へと姿を変えていった。1898年10月1日、芦田・品治両郡、深津・安那両郡はそれぞれ統合され、芦品郡深安郡が成立する。その後、1908年に陸軍第41連隊が福山町(深安郡)に設置されると町の経済は発展を遂げ、1913年4月1日には福山町が野上・三吉両村を編入し、同年12月21日に鞆軽便鉄道(福山-鞆)が開業して、翌年(1914年7月21日には両備軽便鉄道(両備福山(1935年廃止)-府中町)が開業するなど交通機関も整備されていき、1916年に福山町は廃され、福山市が誕生することになった。

市制施行後

福山市は大正5年(1916年)7月1日に全国で73番目、広島県では広島、尾道、呉に次ぐ市として誕生した。市制施行当時は旧城下町を中心とする地域で人口は32,356人であったとされる。しかし、発足後の道程は平坦ではなく、市制施行間もなくの大正7年(1918年)には米騒動、その翌年の大正8年(1919年)には大水害に見舞われ、大正末期には軍縮の影響での陸軍41連隊が廃止の計画が持ち上がった。41連隊の廃止は市の財政破綻にも繋がりかねなかったが、これは市の陳情により回避されることになった。その後、福山市は順調な発展や周囲の村を吸収合併して市域を広げたことなどから、平野部が少なく開発の余地がない尾道市に替わって広島県東部の中心都市となっていった。しかし、昭和20年(1945年)の福山大空襲により市街地は壊滅的な打撃を受けた。

戦後、市街のほどんどは焼き尽くされ引揚者の帰国による人口増加などの要因も重なり、陸軍の撤退により財政難となった福山市は非常な混乱期を迎える。焼野原となった福山駅周辺などには闇市が開かれ治安の悪化も深刻となった。沼隈郡沼隈町では初代町長神原秀夫が「町ぐるみ移住」を打ち出し積極的な南米パラグアイへの移民を推進したことから、戦後期の移民団の主力となった[17]。1960年代に入ると高度経済成長の波に乗り復興を遂げていき、特に当時世界最大の規模の日本鋼管福山製鉄所の誘致により企業城下町として急激に開発が進み人口が増加していった。昭和後期になると高度経済成長時代の終焉や鉄鋼不況などにより人口は約37万人程度で頭打ちとなったが、この頃には製鉄所の町から県東部の中心地へと脱却していった。そして、平成の大合併により市域は更に拡大し、ほぼ旧福山藩領であった地区になり人口は約45万人に達するが、近年の実質的な人口増加率は微増にとどまっている。

年表

越県合併の模索

1963年昭和38年)岡山県笠岡市に編入されていたの旧茂平村(1889年他2村と共に城見村設立)が同市より分離、福山市への編入(越県合併)を模索した騒動。

騒動の経緯

岡山県の南西端にある旧茂平村地区は、当時より、地理的(地区が隣接する)、社会的(多くの住民の親戚等が福山市に居住および福山市出身の住民が多い)等により福山市との結びつきが強い地域であった。1963年岡山県日生町福浦が強い住民運動により兵庫県赤穂市に合併されたことに刺激をうけた住民が大規模な合併運動を開始(以前より幾度か合併案はあった)。当時広島県議会議員中川弘(のち福山市長に就任)賛同のもと、福山市議会議員数人の賛同も得る。また、城見村内で旧茂平村地区と同じ境遇の旧地区も福山市との合併に賛同し共同で運動を始めた。その後、旧茂平村地区は旧用之江村地区と共同で福山市に合併嘆願書を提出した。

騒動の終結

福山市に合併嘆願書が提出されると、岡山県議会、笠岡市議会からの反対運動が起こる。また、翌年(1964年)岡山県知事に地元出身の加藤武徳が就任すると、知事も合併運動に反対し、騒動は終結。

姉妹都市・提携都市

海外

国内

提携都市
  • Flag of Okazaki, Aichi.svg岡崎市愛知県
    • 岡崎生まれの徳川家康と初代福山藩主水野勝成の従兄弟関係が縁。また市制施行日が同じでもある。1972年11月9日親善都市提携締結。
  • Flag of Bunkyo, Tokyo.svg文京区東京都
    • 江戸時代中期以後備後福山藩 阿部家中屋敷があった区内西片地区にて江戸藩邸詰めの藩士の育成を目的として設立された藩校である誠之館の跡地に現在の文京区立誠之小学校の前身となる誠之舎を設立した縁や同じく藩邸跡地を使い文京区屈指の高級住宅街として整備し、後に文京区のイメージを形作った文学人達が多く住んだ礎を築いたという縁に基づき2018年3月には両自治体の住民交流や文化、観光、防災等の相互協力に関する協定を締結。また西片地区には福山坂と名付けられた坂道もある。[18]
その他

その他

正式な友好都市提携は結んでいないものの深い交流のある地域
  • 広島県の旗 広島県府中市尾道市神石高原町(隣接自治体・消防救急などの連携)
  • 岡山県の旗 岡山県井原市笠岡市(隣接自治体・同一都市圏で消防救急、都市計画、行政サービスなど幅広い連携)
  • 茨城県の旗 茨城県結城市(福山開祖、初代福山藩主“水野家”が5代目で断絶後に新たに立藩された事に由縁する。結城城址には水野勝成を祀る聰敏神社がある。)
  • 茨城県の旗 茨城県水戸市(阿部家福山藩七代藩主“阿部正弘公”と水戸藩主“徳川斉昭公”との深い交友関係の縁)

特に井原市笠岡市は県境を挟んで接しており、福山市中心部からも福山市の北端西端よりも近い距離にある。両市は県を越えているが非常に密接な関係があり都市計画上も一体的に扱われる機会が少なくない。

行政主体の友好都市提携などは結んでいないものの民間レベルでの深い交流のある国など

交通

空港

空路は広島県三原市にある広島空港まで福山駅前より空港リムジンバスで約65分、岡山空港へは車で1時間半弱である。かつては岡山空港への福山駅からリムジンバスが就航していたが、利用者が少なかったため廃止されている。また新幹線経由でより規模の大きい大阪国際空港関西国際空港福岡空港までいずれも120分程度であり路線や価格により利用される。

鉄道

西日本旅客鉄道

山陽新幹線は東京、新大阪方面には日中毎時4-5本、博多方面は4-6本停車する。やのぞみでは岡山駅までも最短16分、広島駅まで最短24分、新大阪駅へは58分、博多駅へも1時間30分で到達する。山陽地方主要都市や関西圏九州北部へのアクセスも良く、また東京駅へも、のぞみ利用で最速3時間26分で到着する。

井原鉄道

JR西日本については、中心駅の福山駅からは山陽本線の岡山方面へは日中、在来線各駅停車が毎時4本に加え、快速(サンライナー)が夕方以降のみ運行。快速での所要時間は笠岡駅まで13分、新倉敷駅まで25分、倉敷駅まで約33分、岡山駅まで45分である。広島方面へは日中、毎時3 - 4本程度運行。尾道駅まで18分、三原駅までは33分、西条駅までは69分、広島駅までは100分の所要時間。広島方面へは在来線の優等列車の設定はなく、広島方面の列車は全て糸崎駅または三原駅までの運行であり、本郷駅以西へは全て糸崎駅または三原駅での乗り換えが必要である(2019年3月改正以前は直通列車が存在した。)。福山駅を起点とし、内陸の府中市三次市を結ぶ福塩線や、井原市総社市とを結ぶ井原鉄道井原線も一日の3本のみ神辺駅を経由し福山駅に直通乗り入れしている。

なお、鞆鉄道の運営する鞆鉄道線も1913年から1954年まで存在していた。またJR福塩線の福山 - 府中間は両備鉄道が前身であるが、両備鉄道時代は現在の福塩線と一部異なるルートを通っていた。

高速道路・国道

山陽自動車道国道2号線といった基幹交通網も市内を東西に走っており、広島都市圏岡山都市圏などと結ばれている。また四国を結ぶ2つの本州四国連絡橋(瀬戸中央自動車道瀬戸内しまなみ海道)の本州側起点の中間に位置している為、香川県愛媛県といった四国北部方面へのアクセスも良好。また愛媛県今治市へは一日16往復運行されている高速バスしまなみライナー西瀬戸自動車道(しまなみ海道)経由所要時間約1時間強。

路線バス

市内・近郊路線

街の規模としては異例の3社の民間バス会社が市中心部に乗り入れている。北振バス、尾道バスは市内に路線を持つが市中心部への乗り入れはない。

井笠バスカンパニーは岡山県に本社を置くが、歴史的な経緯から福山市を主要運行エリアとしている。は同社最大のターミナルとなっている。これにより同社は、全国的にも稀な越県路線を複数持つ路線バス会社である。

都市間高速路線

県外路線

福山市は非県庁所在地でありながら10を超える県外路線を抱える。一方で高速バスの大半を運行する中国バスは収益を求め過度の路線拡大を行った結果として経営環境が苦しく、乗務員に無理な運行を強いるなどの行為がたびたび露見し、当局より指導を受けるなどしてきた。高速バスの過当競争に巻き込まれ収益性の低下した中国バスは積みあがる累積赤字を解消することができず2000年代に入り経営破綻、経営権は両備グループに譲渡された。

県内路線

ローズライナーは新幹線との競合の為、1日36往復と高頻度で運行されている。

港湾

福山市を発着する航路

以下の4航路が存在する。かつては福山港 - 香川県多度津町間に福山・多度津フェリーが就航していたが、2008年8月31日をもって廃止された。

  • 鞆港 - 走島間航路(走島汽船)
  • 鞆港 - 仙酔島渡船(市営)
  • 鞆港 - 尾道間観光船(瀬戸内クルージング
    春季から秋季まで 土曜日、日曜日、祝日のみの限定運航
  • 尾道港 - 戸崎港 - 歌港 - 満越港 - 福田港(百島) - 常石港(備後商船

公共サービス

警察

広島県警察

消防・救急

(福山市・府中市・神石高原町の2市1町で組織され、消防・救急業務を運用中。) 8署、1分署、6出張所

  • 本部(福山市沖野上町5丁目)
  • 南消防署(福山市沖野上町5丁目)、鞆出張所(福山市鞆町鞆字関町)、瀬戸出張所(福山市瀬戸町)
  • 北消防署(福山市奈良津町2丁目)、駅家分署(福山市駅家町万能倉)
  • 東消防署(福山市引野町北4丁目)
  • 西消防署(福山市松永町3丁目)、今津出張所(福山市今津町字安毛の下)、沼隈内海出張所(福山市沼隈町常石)
  • 水上消防署(福山市箕沖町)
  • 芦品消防署(福山市新市町戸手)
  • 深安消防署(福山市神辺町川北)、安田出張所(神石高原町安田)
  • 府中消防署(府中市府中町)、小塚出張所(府中市上下町小塚)

市内の主な病院

マスメディア

テレビ

    • 以前、NHK福山放送局が市内に存在した(現・NHK福山支局)。

ラジオ

以前は広島エフエム放送も支社を設置していたが、合理化により廃止された。

新聞

地域紙

  • 経済リポート(当地域一の経済誌で購読者数も一位)
  • 中国ビジネス情報
  • びんご経済レポート(本社は尾道市)
  • ウィンク(タウン情報誌)
  • 福山リビング新聞(無料誌)
  • プレスシード(無料誌)
  • タウン情報ふくやま(タウン情報誌)※2006年10月号をもって休刊。

経済

工業

福山市の製造品出荷額は約1兆5000億円で中四国地方でも倉敷市に次ぐ2番目の規模。特に1961年(昭和36年)に完成したJFEスチール西日本製鉄所福山地区(旧日本鋼管福山製鉄所)は、同社最大の製造拠点であるのみならず世界最大規模の製鉄所でもあり、造船、機械産業の大工場も複数抱える。

地場産業では繊維・電子機器・ポンプ・クレーン・機械検査機器・食品トレー・ゴム製造業などの一大製造拠点になっている。

また上場企業やその業種のオンリーワン企業が都市規模の割合に比較しても非常に多く、国内地方都市では静岡県浜松地区に次ぐ上場・トップシェア企業の多い地域である。

基幹産業・上場企業

輸送用機器
食品
  • 虎屋本舗(和洋菓子製造販売・本社所在地)
  • (麺類製造販売・本社所在地)
  • (漬物製造販売・本社所在地)
サービス業・不動産
  • ベッセル(ホテル・マンション経営、ビルメンテナンス・印刷業・飲食業)、元「福山地所(株)」。本社所在地
  • ロイヤルコーポレーション(自動車学校、クレーン学校、小型船舶教習所、本部所在地)
衣服・繊維
卸・小売業
運輸・運送業
その他製造業

鉱業

かつて以下のような鉱山が存在したが、すべて閉山している。

  • 大谷鉱山 - 本郷村大谷。江戸時代に銅を中心に算出した。永鉱山鉱山とも。大正6年には14万1452貫を生産したが、その後閉鎖[20]
  • 山南銅山 - 沼隈郡山南村。明治44年には銅2180貫を生産したが大正時代に操業停止[20]
  • 大豊銅山 - 沼隈郡千年村常石大越。大正7年に8万7619貫を生産したが、大正23年までに操業停止[20]
  • 勝負銅山 - 赤坂村勝負にあった。大同年間より採掘が開始された。大正23年までに操業停止。断続的に昭和28年まで操業した[20]
  • 田壕銅山(だぼ) - 沼隈町の熊ヶ峰中腹にあった銅山。大正11年5月より試掘開始[20]
  • 本郷町の炭田 - 松永本郷町の納屋地区にあった炭田[21]。亜炭を産出したが、操業期間は短かった。

商業

福山駅前(中心街)

市内随一の商業集積を持つ地域で、福山駅南口周辺を中心として形成される。

昭和30年代ごろまでは駅から少し離れた本通りや霞銀座、大黒町といった古くからの商店街が小売の中心であった。戦後間もなくの1948年(昭和23年)に天満屋が福山駅前に出店し、昭和40年代にダイエーやニチイ(後に福山ビブレとなる)、イズミ(後に複合専門店ビルCASPAとなる)などが相次いで出店すると小売の主軸は駅前へと移っていった。

1984年(昭和59年)に元町市街地再開発事業で建替えられた天満屋福山店が大幅増床オープンし駅前地区の商業は全盛期を迎える。しかし、1990年代までに商業の中心は蔵王・春日(東部)を始めとする郊外型の店舗へと移行していき、1992年(平成4年)に当時中国地方最大級の規模を持つ百貨店「福山そごう」が駅南西の工場跡地に開店。バブル経済崩壊や駅から若干離れる立地などから売り上げは伸び悩み、経営母体の破綻による煽りを受け、わずか8年後の2000年(平成12年)には閉鎖された。また、その前年には福山ビブレが営業不振により閉店、2005年(平成17年)にはダイエー福山店が閉店した。

福山そごう跡は福山市が買い取り2003年(平成15年)に天満屋系列の複合専門店ビルが入居して“福山ロッツ”としてオープンし、2013年 (平成25年) に天満屋が撤退後に大和情報サービスの運営に切り替わり"RiM-f"となった。福山ビブレ跡地にはホテルや貸しオフィスや飲食店、岩盤浴施設などの複合多目的ビルが開店し、ダイエー東館跡には2002年(平成14年)からフタバ図書GIGAが入居したが2009年(平成21年)に閉店し、これをトモテツセブンが取得して専門店ビルとして再生させた。ダイエー西館跡は解体され高層分譲マンションが建設された。また2018年にはダイエー東館の解体に着手、跡地にはダイワロイネットホテル福山が2020年に完成予定。またビブレ跡のビルも部分解体を受けて「ホテル1・2・3」が入る14階建てホテルに改築。その隣接地のNHK福山放送局跡地にも20階建て分譲マンションの計画がある。キャスパ跡地も2019年4月に再開発計画が発表され、低層階に商業施設を併設した22階建てマンションや13階建ホテルを中核とするビルが2023年までに完成予定[22]

駅前地区の衰退に歯止めをかけるため、福山市は福山そごう跡買い取りに続いて2009年(平成21年)に循環バス路線「まわローズ」の運行を開始、更に駅前周辺の整備事業として2011年には駅南口に地下送迎場を設置、同時に駐輪場設置や道路整備を行なうなど、様々な振興策を打ち出した。同年、民間主導による再開発事業により商業・住居複合ビルアイネスフクヤマが完成したものの、テナントがアイネスフクヤマに移動してしまったキャスパが2012年閉店となる。駅南東側の伏見町にも複合ビルを中心とした再開発計画があったが頓挫、再開発準備組合は2016年に解散した[23]

一方、駅ナカでは「福山サントーク」が、中国四国地方初の7店を含む91店集積の下、2007年平成19年)11月1日に「さんすて福山(サンステーションテラス福山)」としてリニューアルオープン。2008年7月1日に今まで駅北東側の三吉町にあった市立図書館が福山市生涯学習プラザ(愛称:まなびの館ローズコム)として中心部から南に進んだ霞町、中央公園内(福山市民会館跡地)に移転した。

なお、居住環境としての福山駅前は2000年代後半ごろから都市部への回帰や新幹線が停車する利便性の高さなどにより、分譲マンションの建設が進んだ。また、福山駅北口は分譲・賃貸マンションやビジネスホテル、飲食店・小売店などが点在するほかは空地や駐車場が目立つなど比較的開発が進んでいなかったが、ここにも2000年代後半ごろから新たなビジネスホテルや高層マンションが相次いで建設され、2008年平成20年)には福山大学のサテライトスクールが設置された。

松浜町・入船町・港町・王子町 (中心街)

福山駅前から南東へ約1.5キロ辺りに広がる地区である。実質、福山市中心部を管轄する福山東警察署があり松浜町や入船町は歓楽街が主体であるが市中心部の国道2号線と県道との交差点にあった日本化薬福山工場(市内箕沖町に移転)跡地を中心に大規模な再開発がなされ、イトーヨーカドー福山店(2019年2月に閉店。同年6月29日にゆめタウン福山としてオープン)と天満屋天満屋ハピータウンを中核とする大規模駐車場を備えたポートプラザ日化が建設された。市も周辺を大規模な区画整理を行い、隣接の松浜町の工場跡地に福山芸術文化ホール(リーデンローズ)がオープン。入船町と隣接した港町の入江を埋め立てた場所に福山市立大学が開校。また入船町にエディオン福山本店、松浜町にケーズデンキ福山店などの大規模な小売業の進出した。当該地区を取り囲むように分譲・賃貸マンションが多く立地している。王子町は主に国道2号沿いに当地に本社を構える洋服の青山本店を中心に郊外型店が密集している。

沖野上町

福山駅前から南へ約2キロ辺りに広がる地区で旧国立病院(現在の国立福山医療センター)付近を中心に大・中規模の医療施設の集積が多く、分譲・賃貸マンションも多い。ある程度の商業集積があるが駅前地区との連続性は乏しい。近隣の緑町には大規模な都市公園である緑町公園とかつて天満屋ハピータウン緑町店やサンピアがあった場所に郊外型の商業施設のココローズやみどり町モールがオープン。また沖野上地区にはルートイン Spa Resortホテルグランティア福山、複合宴会場のアルセがある。

昭和町・南町・住吉町・松浜町・入船町・寺町・旭町

福山駅前から南東へ約700メートル辺りに広がる地区で分譲・賃貸マンションが多数存在する。

寺町から旭町にかけては、水野勝成公の城下町建設に従って集められた寺院が集積している。

東深津・南蔵王・引野・明神・手城・春日(東部)

福山駅前から東へ約3-5キロ辺りに広がる福山駅前に次ぐ集積を持つ地区である。かつては広大な干拓農地が一面に広がるエリアであったが、平野部は国道182号線バイパスの設置や昭和40年代の大規模区画整理により整備され、山間部も昭和50年代に日本鋼管(現JFE)の住宅団地として伊勢ヶ丘・春日台が開発された。こうした中、市は東部副都心構想を策定してJR東福山駅や福山市民病院(蔵王町)東深津町には当時の日本鋼管が寄贈したプールや小規模な遊園地を併設したメモリアルパークを設置するなどインフラを整備する。そして、蔵王・春日地区の平野部を東西に貫く県道沿いに「イズミ蔵王店(現在のゆめタウン蔵王)」がオープンしたことを皮切りに昭和60年頃から周辺に数多くの郊外型店舗が立地していき、後背地に幕山・伊勢ケ丘・大谷台といった大規模住宅地を抱える地理的条件もあいまり大発展を遂げた。また、昭和63年には山陽自動車道福山東ICが蔵王町に開通するなど交通の利便性も更に高まり、現在では高層の分譲・賃貸マンション、戸建住宅・オフィスなどの立地も盛んで単なる郊外型商業地ではない高度な集積が形成されている。この他、JR山陽新幹線を隔てた明神町の国道2号線沿いにはヤマダ電機福山店やニトリラウンドワンフタバ図書ドン・キホーテなど新たな商業集積ができつつあり、伊勢ケ丘地域ではJFE西日本製鉄所社宅跡地を利用した食品スーパーのハローズやホームセンターのユーホーTSUTAYAマクドナルドなどを中核とするショッピングモールがある。

松永(西部)

福山駅前から西へ約10キロ辺りにあり、かつては松永市だったが昭和41年に福山市に合併された。江戸時代に水野家家臣の本庄重政の指揮の下、遠浅の海岸地形を干拓して以来製塩業が盛んで、その薪燃料を別利用した下駄製造が二次的に栄えたが、今ではほとんど見られない。昭和35年の国策での塩田廃止後は駅南部の塩田跡地は徐々に埋め立てられ、住宅地や商業地へと変貌している。(ロイヤルドライビングスクールは塩田跡地をそのまま利用したもので地表面が周りから比べると明らかに低い。)旧松永市時代には中世より宿場町として栄え江戸時代には本陣も置かれた今津地区とを結ぶJR松永駅北部が中心地であったが、駅南側もゆめタウン松永店のオープンを皮切りに郊外型店舗を中心とする集積が進んでいった。また、小規模ではあるが駅南口には歓楽街もある。駅周辺は福山大学の開設の契機に中高層の主に学生向け賃貸マンションが多く立ち並ぶようになった。西側の尾道市との境である高西町は南松永と高西町を繋ぐ架橋が完成したり土地区画整理やヤマダ電機福山西店の出店などにより市町村合併前は同じ旧高須村地域であった過去を物語る様に連続的な集積が出来ている。東側の福山市中心部と松永地区の中間点である津之郷、赤坂、瀬戸地区にも郊外型パワーセンターのサファ福山やライフステージ太陽福山店などが立地している。

駅家・御幸・神辺(北部)

福山駅前から北へ約6-7キロ辺りに広がる地区で駅家地区は昭和50年代に福山市に編入された地域である。長らくJR福塩線の北側の県道沿いにのみ小規模な商店街が形成されるのみであったが、昭和50年代にニチイ駅家店(後にサティになるが現在は撤退し食品スーパーのハローズ主体の駅家モールとなっている)がオープンし、この地区の郊外型店舗のさきがけとなった。そして、これを軸に商業集積が出来ていったが、幾分道路事情が悪かったことなどから商業的中心は国道486号線沿いへと移っていった。

御幸地区は南部の県道沿いに小規模な集積があったのみであったが、北部に国道486号線が開通したことや、福山平成大学や中国中央病院、広島県立ふくやま産業交流館(ビッグローズ)が完成すると神辺平野の中核的な地域となり、現在では国道沿いに駅家地区、神辺地区と連続した商業集積を持っている。

神辺地区は国道313号線沿いや国道182号線沿いの川南・道上地区、旧山陽道(西国街道)沿いに古くからの小規模な商業集積があるのみであったが、JR神辺駅周辺に昭和50年代に郊外型商業施設である天満屋ハピータウン神辺店(現在は撤退して食品スーパーのハートが入店)やニチイ神辺店(サティに衣替えするが撤退しユーホーが出店するが隣接地に移転する)がオープンする。しかし、神辺駅周辺は道路事情が悪いことや御幸地区の発展などから現在は衰退気味である。一方、国道486号線沿いは国道313号線との交差点付近(湯野区画整理事業地内)にパワーセンターであるMrMax(現在はフレスポ神辺モールへ移転)やアクト神辺がオープンし、平成に入り国道486号線が全通して国道182号線と結ばれたことを契機に駅家・御幸地区との連続的集積が形成されていった。そして、平成17年(2005年)に486号線と182号線の交差点付近(道上土地区画整理事業地内)にフジグラン神辺を中心とする大規模商業エリアが完成した。

川口・多冶米・新涯・曙・一文字・水呑(南部)

福山駅前から南へ約4-5キロ辺りに広がる地区であり、川口と多治米は江戸時代初期、新涯(曙、一文字を含む)は幕末に干拓された地域。1970年代の大規模土地区画整理事業以前はバス通り沿いに小規模な商業集積があるのみの田園地帯であった。昭和47年(1972年)に手城町とを隔てる運河に入江大橋が架けられ国道182号線とを結ぶ県道380号線が開通したことを契機にこの通り沿いを中心に郊外型商業施設が建ち始めた。しかし、周辺人口の少なさや海に囲まれた閉鎖的な地理環境などから現在も大規模な集積は生まれていなかった。平成6年(1994年)に駅前大通りから続く道路(福山駅箕島線)が開通し、平成15年(2003年)の芦田川大橋開通により芦田川対岸の水呑町と結ばれ、交通事情が大きく改善している。商業的中心は川口地区から新涯地区へと移っていった。また、芦田川大橋を渡った水呑町も区画整理事業が完了するに伴い商業集積が高まってきている。

ビックボール有する、ボウリング、ビリヤード、漫画店等に隣接するイオン系列のショップモールの撤退後、(2007年)以降からは大規模な総合アミューズメント施設(コロナワールド)が建つ他、観覧車の設置、福山夏祭りの恒例イベントである花火大会を芦田川大橋付近で行うなど近年、賑わいを集めている。人口の増加では駅前周辺に次ぐ増加率である。

各場所にはじじんさんと呼ばれる石造の神様が江戸期に行われた大新涯干拓事業により設置されている。

この区域ではクワイ(芋類の一種)の生産が盛んであり、福山は生産高日本1位(また2010年現在)も記録されている。

箕島・箕沖(南部)

箕島は元々は福山湾内に浮かぶ離島であったが、江戸時代から明治初年に行われた大新涯の干拓により陸続きになった。作物に恵まれた地域である。また近くの茶山には古墳が存在する。

新涯・箕島から2 - 3キロに続く埋立地を箕沖と言い、中国電力の太陽光発電所やエフピコ・日本化薬、各種製造会社、港湾施設などが立ち並ぶ。

新市(北部)

福山駅前から北西へ約15キロ辺りに広がる地区で古代から繁栄した地域で備後一宮も鎮座する。県道沿いのJR新市駅付近に小規模な商業集積があったが国道486号沿いの駅家町や府中市との境界付近に一定規模の連続的な商業集積がある。繊維業が盛んで日本三大絣の備後絣発祥の地としても有名。自重堂、コーコスなどのワーキング大手やブルーウェイやカイハラなどジーンズ系大手が本社を構える繊維の街である。

主な大規模小売店

主要宿泊施設

  • ホテル1-2-3 福山
  • リッチモンドホテル福山駅前
  • 福山ニューキャッスルホテル(福山最大のシティホテル)
  • ホテルエリアワン福山
  • 福山ターミナルホテル
  • キャッスルイン福山
  • サンホテル福山
  • 福山オリエンタルホテル
  • アンカーホテル福山
  • 丸之内ホテル
  • 福山プラザホテル
  • 福山ローズガーデンホテル
  • カンデオホテルズ福山
  • ベッセルホテル福山
  • ホテルグランティア福山SPA RESORT
  • 景勝館漣亭
  • 鞆シーサイドホテル
  • 汀邸遠音近音
  • ホテル鴎風亭
  • 人生感が変わる宿ここから
  • 東横イン福山新幹線駅前
  • 常石ハーバーホテル
  • ダイワロイネット福山駅前(建設中)
  • リブマックス福山駅前

主な大手企業支店一覧

市内に本・支店をおく地方金融機関支店一覧

地方銀行
  • 広島銀行福山営業本部・福山西・福山胡町・福山手城・福山春日・福山南・福山蔵王・福山川口・福山瀬戸・鞆・松永・松永南・駅家・新市・千年・神辺・神辺西各支店・イトーヨーカドー福山店出張所
  • 中国銀行福山・福山胡町・松永・鞆・駅家・神辺・新市・千年・福山春日・福山西・福山東・福山南各支店
  • 山口銀行福山支店
  • 山陰合同銀行福山支店
  • 伊予銀行福山支店
  • 百十四銀行福山支店
  • 西日本シティ銀行福山支店
第二地方銀行
  • もみじ銀行福山地区本部・松永・福山南・蔵王・神辺・福山中央・福山東・福山西各支店・住宅センター福山・福山御船・川口・手城・御幸・春日各出張所
  • トマト銀行福山支店
  • 香川銀行福山支店
  • 愛媛銀行福山支店
信用金庫・信用組合等
地方証券会社

教育

1970年代より、同和団体による教育への過剰な干渉が広島県で問題となった。福山市は府中市や芦品郡世羅郡などとともに、それらの問題が激かった地区である。国会で問題視され文部省による是正措置が行われた後は解消しつつある。

以下は福山市内の教育機関の一覧である(休校中の学校を除く)。

小学校

公立
私立

中学校

国立
市立
私立

義務教育学校

公立

高等学校

国立
県立
市立
私立

大学

公立
私立

専門学校

私立
  • 学校法人穴吹学園
    • 穴吹医療福祉専門学校
    • 穴吹情報デザイン専門学校
    • 穴吹調理製菓専門学校
    • 穴吹動物専門学校
    • 穴吹ビューティ専門学校
  • 朝日医療専門学校福山校
  • 広島県東部美容専門学校
  • ファッションビジネス・アカデミー福山
  • 福山市医師会看護専門学校
  • 福山市歯科医師会附属福山歯科衛生士学校
  • 福山福祉専門学校
  • 福山ペットビジネス専門学院
  • 福山YMCA学園
  • 福山YMCA国際ビジネス専門学校
  • 弥勒の里国際文化学院日本語学校

その他の教育機関

県立

学校教育以外の施設

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構立
県立

統廃合および廃止された教育機関

幼稚園

小学校

中学校

高等学校

専門学校

その他の教育機関

学校教育以外の施設

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

文化財

国宝

  • 明王院五重塔(草戸町)
  • 明王院本堂(草戸町)
  • 太刀 銘 正恒(福山市所有、ふくやま美術館保管)[24]
  • 太刀 銘 国宗(福山市所有、ふくやま美術館保管)
  • 太刀 銘 吉房(福山市所有、ふくやま美術館保管)
  • 太刀 銘 則房(福山市所有、ふくやま美術館保管)
  • 太刀 銘 筑州住左(江雪左文字)(福山市所有、ふくやま美術館保管)
  • 短刀 銘 左/筑州住(太閤左文字)(福山市所有、ふくやま美術館保管)
  • 短刀 銘 国光(名物会津新藤五)(福山市所有、ふくやま美術館保管)

重要文化財(国指定)

  • 福山城伏見櫓(京都伏見城より後述の筋鉄御門と伴に江戸時代初期に移築・丸之内一丁目)
  • 福山城筋鉄御門(丸之内一丁目)
  • 沼名前神社能舞台(鞆町・沼名前神社境内・京都伏見城にあったもの)
  • 鞆の浦太田家住宅・太田家住宅朝宗亭(鞆町)
  • 鞆の浦備後安国寺釈迦堂(鞆町)
  • 木造十一面観音立像(草戸町・明王院蔵)
  • 木造阿弥陀如来及両脇侍立像(鞆町・安国寺蔵)
  • 木造法燈国師坐像(鞆町・安国寺蔵)
  • 磐台寺観音堂(沼隈町)
  • 備後吉備津神社本殿(新市町)
  • 木造狛犬(新市町・吉備津神社蔵)
  • 毛抜形太刀 五阿弥長行作(新市町・吉備津神社蔵)
  • 毛抜形太刀 五阿弥長行作(新市町・吉備津神社蔵)
  • 毛抜形太刀 正光作(新市町・吉備津神社蔵)
  • 毛抜形太刀 正光作(新市町・吉備津神社蔵)
  • 太刀 銘国清(福山市所有、ふくやま美術館保管)
  • 太刀 銘備州長船兼光 延文三年二月日(福山市所有、ふくやま美術館保管)
  • 短刀 銘光包(福山市所有、ふくやま美術館保管)
  • 太刀 銘備前国住長船盛景(福山市所有、ふくやま美術館保管)
  • 短刀 朱銘貞宗(名物朱判貞宗)(福山市所有、ふくやま美術館保管)
  • 刀 無銘 伝 来国光(福山市所有、ふくやま美術館保管)

特別史跡

史跡(国指定)

名勝(国指定)

天然記念物(国指定)

重要有形民俗文化財(国指定)

国登録有形文化財建造物

  • 福寿会館 - 「鰹節王」氏の旧別宅。文化財の洋館日本庭園、和風本館で構成される
  • 福山誠之館高等学校記念館
  • 南禅坊(鞆町) - 本堂・山門
  • (新市町)

その他

スポーツ施設

レジャー

スポーツ

ボーイスカウト

観光・芸術

博物館・資料館

美術館

  • 福山市立ふくやま美術館(丸之内一丁目)
  • 福山市立ふくやま文学館井伏鱒二の書を中心に展示・丸之内一丁目)
  • 福山市立(西町1丁目・福山ロッツ8階)
  • しぶや美術館(本町・福山通運創業者澁谷昇氏の絵画コレクションを展示)
  • 中川美術館(中国古代美術・熊野町)

図書館

  • まなびの館ローズコム - 福山市中央図書館、福山市生涯学習プラザなどの複合施設。2008年7月1日開館。霞町一丁目・中央公園の一角にある。
  • 松永図書館 (松永町)
  • 北部図書館 (駅家町)
  • 東部図書館 (伊勢丘)
  • 沼隈図書館 (沼隈町)
  • 新市図書館 (新市町)
  • かんなべ図書館 (神辺町)
  • 水呑分室 (水呑町)

その他

閉館

祭り

福山市の名産品

福山市出身・ゆかりの主な著名人

公人

実業家

文化人

芸能人

スポーツ選手

放送・新聞

歴史上の人物

福山市名誉市民

大使など

  • 福山ふるさと大使 第1号:小林克也
  • 福山市観光大使 第1号:ヒュー・ジャックマンが演じる「ウルヴァリン
  • 100万本のばらのまち福山応援大使:手嶌葵
  • ばらのまち福山PR大使:ニコライ・バーグマン(フラワーアーティスト)
  • 福の山・ばらグッズ応援大使:藩飛礼
  • 観光アシスタント ローズ福山(旧ミスばら)
  • ミス三蔵稲荷
  • ふくやま未来づくり100人委員会
  • ふくやま未来づくり応援団

福山市が登場する作品

以下にはロケ地も含まれる

みろくの里セット村
非常に大きなロケセットであるが、一般公開されていないため市民にはあまり知られていない。さまざまなドラマや、映画のロケに使用され、鞆町とのセットで撮影することも少なくない。現在のセットは座頭市の映画撮影に数億円かけて作ったセットから増改築を経た物である[要出典]

その他

福山市内の市外局番

市外局番は以下のように区分されている。

  1. 福山MA[福山特例] 084(910 - 929、931、932、940 - 959、961、968 - 979、981 - 985、990 - 999) 旧市街地区など
  2. 福山MA 084(960、962 - 967、980、986 - 989) 旧沼隈町、内海町および神辺町地区と尾道市浦崎町の一部
  3. 尾道MA[松永特例] 084(900 - 909、930、933 - 939) 旧松永市地区
  4. 府中MA 0847(40 - 69) 旧新市町地区
  5. 井原MA 0866(60 - 89) 山野町の一部地区(堂谷地区の2軒)
  • 上記1と3相互の通話は、特例で市内料金が適用され、市外局番が不要である。
  • 上記1と2相互の通話は、同一エリアにつき、市外局番が不要である。
  • 上記2と3相互の通話は、隣接地域扱いとなるため、市外局番084が必要である。
  • 上記3の地域は尾道市、三原市の「市外局番0848(20 - 89)地域」へは市外局番が必要だが、市内料金が適用される。
  • 上記4の地域は府中市などと同じ扱いとなるため、その他の地域相互の通話は市外局番が必要である。

福山市内の郵便物の集配

郵便物の集配は、以下の郵便局が行っている。

自動車のナンバープレートについて

自動車や軽自動車、二輪車などは福山市高西町に中国運輸局広島運輸支局福山自動車検査登録事務所や軽自動車検査協会広島主管事務所福山支所があり、広島県東部をエリアとする福山ナンバーを統括している。福山市と尾道市による激しい誘致合戦の結果、両市役所の中間地点である当地に同支所が置かれることとなったという逸話が残されている。なお、福山ナンバーは中四国9県で唯一の県名以外の地名の入ったナンバープレートである(※2006年10月よりご当地ナンバーとして倉敷ナンバーと下関ナンバーが加わった。ただしこれらの地区には陸運事務所などは設置されない)。

平成の大合併により広島ナンバーのエリアに区域移管される地域が多く、旧豊田郡(安浦・川尻・豊浜・豊・安芸津)旧甲奴郡(甲奴・総領)旧比婆郡(西城・東城・口和・高野・比和)が広島ナンバーへ、逆に広島ナンバーから福山ナンバーに移行されたのは新設合併された新・三原市のうち、旧賀茂郡大和町の区域のみである。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 「720-24xx」地域は元・加茂郵便局管轄、「720-25xx」地域は元・服部郵便局管轄。2006年に加茂郵便局・服部郵便局の無集配局化に伴って駅家郵便局へ移管。
  2. ^ 「720-05xx」地域は元・藤江郵便局管轄、「729-02xx」地域は元・備後本郷郵便局管轄。2006年に藤江郵便局・備後本郷郵便局の無集配局化に伴って松永郵便局へ移管。
  3. ^ 「720-12xx」地域は元・芦田郵便局管轄。2006年に芦田郵便局の無集配局化に伴って新市郵便局へ移管。

出典

  1. ^ JFEスチール株式会社” (日本語). JFEスチール株式会社. 2020年8月12日閲覧。
  2. ^ 製鉄所別粗鋼生産詳細 | 日刊鉄鋼新聞”. www.japanmetaldaily.com. 2019年3月27日閲覧。
  3. ^ 「統計から見る日本の工業」都道府県別の工業| 経済産業省”. www.meti.go.jp. 2020年8月28日閲覧。
  4. ^ 福山市 (2018). “S-2 都市別主要指標”. 統計ふくやま2017年(平成29年)版. 
  5. ^ a b 福山市について備後地域地場産業振興センター、2020年9月12日閲覧
  6. ^ a b 福山市総合戦略
  7. ^ a b c ・『地方創生2.0』(東洋経済新報社2016年
  8. ^ [芦田川の水質について. - 水質ワースト1の更新が 解消されました!!-]
  9. ^ 長者ヶ原断層・芳井断層の断層変位地形と 最新活動時期の検討
  10. ^ 福山市水産振興ビジョン 第1章 福山市の概要”. 福山市農林水産課. 2020年9月24日閲覧。
  11. ^ 統計ふくやま2019年版 A-12 気象極値表”. 福山市情報管理課. 2020年9月24日閲覧。
  12. ^ 福山 年・月ごとの平年値”. 気象庁. 2012年10月20日閲覧。
  13. ^ 福山 観測史上1-10位の値”. 気象庁. 2012年10月20日閲覧。
  14. ^ 『全国市町村要覧 令和01年版』(第一法規) p.337
  15. ^ 神辺の文化財(その他の文化財)”. 福山市神辺歴史民俗資料館. 2011年12月20日閲覧。
    備後国分寺跡”. 広島県観光ホームページ. 2011年12月20日閲覧。
  16. ^ 備後国府跡”. ひろしま文化大百科. 2011年12月20日閲覧。
  17. ^ 鶴木眞「戦後社会史としての海外移住:広島県沼隈町の事例研究」『法学部政治学科開設九十周年記念論文集』、慶応義塾大学法学研究会、1988年。
  18. ^ 歴史的縁さらに強く文京区、広島・福山市と相互協定『産経新聞』朝刊2018年3月22日(東京面)
  19. ^ “都市間交流宣言:龍馬の絆で結ぶ協定 全国8市区、観光・防災で交流へ”. 毎日新聞. (2014年11月16日). http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20141116ddlk26040311000c.html 
  20. ^ a b c d e 沼隈郡誌 1923年 p73-74 ISBN 978-4653012665
  21. ^ 本郷郡誌
  22. ^ 旧大型商業施設「CASPA跡」に複合施設 福山市 日本経済新聞 2019年4月25日 18:08 2019年9月21日閲覧
  23. ^ 「素通り」福山駅前 活気を 読売オンライン 2017年10月25日 同日閲覧[リンク切れ]
  24. ^ 本件を含む刀剣(国宝7件、重要文化財6件)は、福山市名誉市民の小松安弘の収集品で、同人の没後、2018年11月に所有者の株式会社小松安弘興産から福山市へ寄贈された。(参照:「名刀14点、福山市に寄贈 名誉市民の故小松安弘氏が収集」(中国新聞、2018年12月8日)
  25. ^ 鯉のはなシアター(@koibana05)の公式Twitterアカウント” (2014年6月17日). 2020年2月29日閲覧。
  26. ^ “映画「星籠の海」福山ロケ公開 市制100年記念 玉木さんら出演”. 山陽新聞 (山陽新聞社). (2015年5月8日). http://www.sanyonews.jp/article/170611/1/ 2015年5月9日閲覧。 

参考文献

  • 『福山市史 近世資料編(1) 政治・社会』

関連項目

外部リンク

行政

観光


 

 

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