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🤖|サンライズ、ポータルサイト開設&公式YouTubeリニューアル。3/12に『劇場版クラッシャー…


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サンライズ、ポータルサイト開設&公式YouTubeリニューアル。3/12に『劇場版クラッシャー…

 
内容をざっくり書くと
第1弾として『無敵超人ザンボット 3』『太陽の勇者ファイバード』『重戦機エルガイム』『絶対無敵ライジンオー』『装甲騎兵ボトムズ』を毎週1話ずつ追加で順次プレミア公開する。
 

サンライズは、220を超える同社作品のポータルサイト「サンライズワールド」を開設。また作品の無料配信… →このまま続きを読む

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無敵超人ザンボット3

無敵超人ザンボット3』(むてきちょうじんザンボットスリー)は、日本サンライズ制作の日本ロボットアニメテレビアニメとして1977年から名古屋テレビほかで放送された。

概要

サンライズ(当時は日本サンライズ)が、前身の創映社より改組・独立後のオリジナル作品第1作。タイトルの『ザンボット3』には「3機合体のロボット」と「サンライズのロボット」という2つの意味がある[1]。本作は名古屋テレビの制作だが、当時は東京・大阪以外のテレビ局によるアニメ制作は異例なことだった。なお、同局が制作した初のアニメ作品は1969年の『六法やぶれクン』(東京ムービー制作)であり、本作は2作目にあたる。

本作はオリジナル作品ではあるが、サンライズの井上幸一は「サンライズ作品は本当の意味でのオリジナル作品は、僕は少ないと思っているんです」[2] と述べており、本作も『マジンガーZ』を参考にした作品としている。

音楽は『天才バカボン』、『キューティーハニー』の渡辺岳夫、『世界名作劇場』の松山祐士。渡辺と松山が初めてロボットアニメの音楽を手がけた作品である。

敵方のメカが登場する際に、その名前がテロップで紹介されるなど、いかにもスーパーロボットアニメ風の演出はあるが、戦乱の中での生活、戦闘シーンでのリアルな心理描写(特に戦闘に臨むことへの怖れ)、惨殺される人間、レギュラー出演のサブキャラクターが犠牲となる「人間爆弾」、主人公たちが一般人から迫害される等、ハードな設定と演出がある。

主人公たちは純粋な地球人ではなく、ガイゾックの追撃から逃れ、放浪の末に地球にたどり着き、日本に住みついた異星人、ビアル星人の末裔[3] である。物語の前半では、主人公たちと宿敵ガイゾックとの戦いで、建物や住民が被害を被り、主人公たちが地球にガイゾックを「連れてきた」元凶であると誤解され、地球人に迫害されるという構図が繰り返し提示される。最終話では、ガイゾックはガイゾック星人により作られたコンピューターであり、平和のためにビアル星人を含む悪意に満ちた生物を滅ぼすことを目的とし、同じく危険な地球人を滅ぼすために飛来した事が明らかになるという、従来の単純な公式「勧善懲悪」に対して“正義とは何ぞや、誰がそれを決めるのか”と疑問を投げかける内容となっている。最終話の放映後、「プロダクション、スポンサー、広告代理店が真っ青になった」と監督の富野由悠季(制作当時は本名の富野喜幸)は語っている[4]

最後の敵の正体は、SF小説『バーサーカー・シリーズ』にインスパイアされたものである。

最終話ラストは傷つき疲れ果てた主人公に、それまで非難していたはずの人々が歓声をあげて駆け寄るシーンで物語がしめくくられる。

企画の経緯

サンライズの前身である創映社は東北新社の子会社である。創映社は『ゼロテスター』や『勇者ライディーン』などを成功させたが、これらの作品の収益はほとんど親会社の東北新社に取られ、社内では不満が溜まっていた[5]。創映社の立ち上げに関与した沼本清海は玩具メーカーのタカラ(現・タカラトミー)に転職、独立を望む創映社に沼本はそれまで『やわらかベビー』等の女児向き玩具を販売していた玩具メーカーのクローバーを紹介。クローバーには自社の知名度向上やキャラクター商品強化の意向があり、両社の利害が一致、かくして創映社は東北新社から独立し、日本サンライズとなる。

広告代理店は東洋エージェンシー(現・創通)という小規模な企業に決まった。当時の大手・中堅の広告代理店は手を挙げなかった。

本作は当初戦国時代を舞台としたロボットアニメとして構想された。それまでのロボットデザインは『マジンガーZ』のように西洋の甲冑をイメージしたものが多かったが、本作は戦国時代の武者鎧をモチーフとしている。頭部の三日月はデザインは異なるものの伊達政宗の兜の意匠から、胴体は陣羽織風、武器もと和風である。その一方で、ザンボ・エースの武器はピストルライフル等の銃器であり、いわばチャンバラとガン・アクションの折衷となっている。なお、ロボットアニメに本格的なガン・アクションを取り入れたのも本作が最初である。

当時、サンライズは『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『超電磁マシーン ボルテスV』を制作しており、山浦栄二が構想した本作の企画も『コン・バトラー』、『ボルテス』と同じく5機合体ロボットだったが、サンライズ側の作業負担、クローバー側のコストや技術上の問題から『ゲッターロボ』、『ゲッターロボG』と同じ3機合体ロボットに変更された。また、血縁者の団体が戦う「ファミリーアクション」路線を発案した山浦の指名により鈴木良武が作成した企画書には「主人公の一族が宇宙人の子孫」「日本各地にメカが散らばっている」「敵の正体がコンピューター」などと記され、完成作の要素が見られる。さらに中途から参加した富野喜幸によって「周囲に被害を与えてしまう主人公」「市民に迫害される主人公」「善悪逆転の構図」などの要素が追加された。

登場人物とメカニックの原案は平山良二(現・藤原良二)によるもので、そこにスタジオぬえが加わりメカデザインが定まった。これを元に安彦良和がアニメ作画用に改定を行い、キャラクターデザインを決定したが、『ろぼっ子ビートン』、『超電磁ロボ コン・バトラーV』の疲労から、富野に要請された作画監督は断っている[6]。こうして大枠は決まり、制作が開始された。

本作品にまつわるエピソード

物語の終盤で主要キャラクターが次々と死亡する展開は、富野の異名「皆殺しの富野」の原点の一つとして語られ、そのスタイルを印象づけた。

ストーリーそのものは長いものではなく、作中での経過時間は2 - 3か月程度である。富野は、「ザンボット3に2クール(6か月)の放送期間は長すぎた」と後に語っている。一見本筋とは無関係な1話完結のエピソードがいくつか挿入されているが、これは当時の1年もののテレビアニメではよくある手法だった。なお、第20話は、最終話制作終了後に追加注文を受け、急遽制作されたエピソードである。放送済みのエピソードからセル画を流用(バンク)して最小限の作画でつなぎ合わせ、新作として仕上げる手法が使われた。

また、後のガンダムシリーズで見られるコックピットの画面挿入(+キャラクターのセリフ)が用いられたのは本作が初めてである。これは作画枚数を節約しつつ、ドラマ性と作品のテンポを維持するために考案された。

キャラクターデザインの安彦良和は、本作に先立って『ろぼっ子ビートン』などの制作に参加しており、その影響でキャラクター原案は当初2 - 3頭身で起こしていたが、富野にリテイクを食らったという。

恵子の戦闘服の色が赤だったり、ビアルI世単機のはずがキングビアルだったり、ザンボット3の額の三日月の向きが左右逆になるなど、セル画の作画・配色ミスが一部で存在する。また回によって作画のばらつきがみられた。今日、アニメ制作には作画監督が必須となっているが、本作は諸般の事情で作画監督を置けなかった。富野は『重戦機エルガイム』の放送に先駆けた前夜祭番組『エルガイムスペシャル』に出演した際、これまでに手がけた番組として本作の映像が紹介された時に自分も原画を描いたと明かしている。またエッセイ『だから僕は…』[要ページ番号]の中では、当時本作と東映制作の『超電磁マシーン ボルテスV』との制作体制を比較して「こっちはサンライズのオリジナル作品だというのに、なぜ作監すら置かないのか」とサンライズのやり方に少なからず憤ったことを述懐している。安彦もキネ旬ムック『動画王』Vol.7[要ページ番号]に掲載されたインタビューで、当時はオフィス・アカデミーでの『宇宙戦艦ヤマト』関係の作業から離れることができずキャラクターデザインのみの参加となったので、サンライズに「頼むから良い作監をつけて下さい」と依頼したものの聞き入れられなかったため、そのいい加減さに「作監がいない(=不在)なんて、とんでもない話だ!」「なぜ下請け(=『ボルテスV』)のほうにいいスタッフを集めているのか」と、苦言を呈した事を明らかにしている。なお、サンライズ側も作画の乱れを懸念したのか、次回作の『無敵鋼人ダイターン3』からは作画監督を置くようになった。

そんな中、青木悠三が原画マンとして参加していた第1話はBパートの原画をほとんど青木が担当している他、金田伊功が原画マンとして参加していたスタジオZの回(5話・10話・16話・22話)は、「金田パース」や「金田光り」、「金田ビーム」といった独自の演出を、多くのアニメファンに認知させることとなった。

本作は大ヒットし、1982年にはテレビ朝日で7月19日 - 8月26日(8月5日を除く)、月曜 - 木曜10:00 - 10:30の時間枠で再放送された。富野による『無敵超人ザンボット3』の劇場版も企画されたが、沙汰止みとなっている。

商業効果

本作は大ヒットを記録したが、田淵煕一がトイジャーナル1978年2月号タカラ(現・タカラトミー)に寄せた文章には「スーパーカー・ブーム、ラジオコントロールカー・ブームによって、キャラクター市場が蒙った影響は甚大だと思います。購買年齢を見ても、スーパーカーを買っていたのは、従来ならキャラクター商品を買っていた3 - 6歳の子供たちなのですから」とあり、当時の市場環境は厳しいものであった。

本作が放映された1977年はロボット系のアニメや特撮作品が供給過剰となり、多くの競合作品が脱落している。翌年にはロボットアニメの制作本数が大きく減少し、同年放映開始のロボットアニメ6本とロボット系特撮の番組枠のうち、後番組もロボット系の作品となったのは本作と『ボルテスV』の2本のみである。

トイジャーナルによると、本作のスポンサーで関連商品を発売していたクローバーは本作の商業的成功で自信を得て「今後とも年1本ぐらいは男児番組を提供していく」という方針に転換した。また、本作の商品展開は4 - 5点の「少数集中型」だったが、「新番組ではもう少しラインを拡げる」とした。その結果、トイジャーナル1978年7月号のクローバーの広告によると『無敵鋼人ダイターン3』はメインアイテムだけで12点と大幅に増産された。

玩具開発の沼本によると[注釈 1]、本作の玩具はヨーロッパでも好評だったそうである。しかし、金型もヨーロッパに渡ってしまったため、玩具の再発売は不可能とのこと。沼本は後番組の『ダイターン3』の玩具も開発しており、両作の玩具開発を通じて得たノウハウが後の『ダイアクロン』の開発に役立ったそうである[7]

本作の関連商品で好調なものに、LD-BOXがある。1997年にバンダイビジュアルより発売され、オリコン調べで7319本が売れた。これは1970年代のアニメのLD-BOXとしては『機動戦士ガンダム』と『未来少年コナン』に次ぐ売上であるが、あくまでもオリコン調べの範囲の話であり、オリコンの調査が及ばない通販や音楽流通以外の売上まで含めた総合的な数値というわけではない。

評価・影響

2012年9月26日にテレビ朝日で放送された『マツコ&有吉の怒り新党』の「新・3大○○」のコーナーにおいて「日本人が知っておくべき!新・3大『無敵超人ザンボット3』の切ない戦い」として、第5話・第17話・第23話(最終話)が取りあげられた[8][9]

俳優の上川隆也は、2014年5月12日に日本テレビで放送されたトーク番組『しゃべくり007』へ出演した際に本作を挙げ、「根気よく最後まで観て頂くと、最後に大どんでん返しが待っています。それは、言えないんですけど。それまでのストーリーが全部ぐるんとひっくり返る瞬間が待っている」と紹介した[10]

集英社週刊ヤングジャンプに連載されていた奥浩哉の漫画『GANTZ』へも影響を与えており[11]、同作の最終話は本作の最終話へのオマージュとなっている。

2016年4月2日にフジテレビで放送された土曜プレミアム枠の『有名人が初めて話します!とっておきランキング ここでしか聞けないヒミツの話30連発』[12] では、スタジオ出演者の市川紗椰のプレゼンによる「アニメ女子が選ぶラストが衝撃!切なすぎるアニメランキングベスト3」で第1位の『伝説巨神イデオン』と第2位の『School Days』に続いて本作が第3位に挙げられ、作中終盤の特攻シーンにはスタジオが騒然となった[13]

あらすじ

駿河湾の港町[注釈 2]に住む札付きの少年、神勝平は、ライバルの香月真吾との果たし合いの最中、謎の巨大な怪物に襲われる。それは、謎の宇宙人「ガイゾック」が放った殺戮ロボット兵器「メカ・ブースト」だった。

襲撃の最中、勝平は家人が「宝探し」と称し、海底を探索していた訳を知る。勝平たちはガイゾックに母星のビアルを滅ぼされ、地球へ移住したビアル星人の生き残りの子孫だったのだ。ついに地球までその魔の手を伸ばしてきたガイゾックに対し、神(じん)ファミリーは先祖が遺した3つの基地が1つに集結する要塞「キング・ビアル」と、それぞれの基地に積まれていた3つのメカが1つになって完成する巨大ロボット「ザンボット3」で立ち向かう。

だが、ザンボット3とメカ・ブーストの戦いの影響で日本は焦土と化し、地球人はガイゾックよりも神ファミリーを恐れて忌み嫌う。それでもガイゾックと必死に戦う彼らを地球人が理解し始めた頃、ガイゾックは陰惨な人間爆弾作戦を開始し、神ファミリーと地球人を更なる恐怖と絶望へと陥れていく。

そしてついに決戦の火蓋が切られ、宇宙を舞台にガイゾックと神ファミリーが激突、次々と散っていく神ファミリーの犠牲のもとに、勝平はついにガイゾック本体と相まみえるが、その実体であるコンピューターが語る内容に大きな衝撃を受ける。

それでも、これまでの戦いが無駄でなかった事を信じた勝平は、残されたファミリーの捨て身の作戦によって、辛うじて地球に生還。生まれ育った土地の浜辺に横たわる勝平を温かく迎えてくれたのは、かつて神ファミリーを忌み嫌っていた多くの地球人達だった。

登場人物

神ファミリー

ザンボット3搭乗者

神勝平(じん かっぺい)
- 大山のぶ代 / 坂本千夏[注釈 3]
神家の次男にして本作の主人公。12歳。小柄だがスポーツ万能で、バイクを乗り回す不良少年。曲がったことが大嫌いで、困った人を放っておけない正義感の強い性格。搭乗者3人の中で最年少ということもあり、やや子供っぽい面が強調されていたが、香月との対立と和解、さらに大勢の人たちや、友人知人の生死を目の当たりにしながらも、戦いの中で人間として戦士として着実に成長してゆく。第13話では避難民を戦闘の巻き添えにしてしまい、自己嫌悪から戦闘を拒否する場面もあったが、第4話で香月の妹・かおるを助けようとしたり、第9話で死にかけている大滝社長を見捨てずに救助したり、第11話で失敗覚悟でバンドックに何度も突撃をかけたり、第16話でガイゾックに捕らわれた宇宙太と恵子の弟妹たちを見捨てずに助けると主張するなど、神ファミリーを突き動かすような言動も見られる。
最終決戦では参戦した親族全てを失った上、地球を守って戦ってきた自分たちの行動や存在の全てをガイゾックによって否定され、心身耗弱の状態で単身生還したが、地球で待っていた大勢の人々(それまで神ファミリーを敵視していた人々もいた)からはその身を気遣われ、温かく迎えられた。
戦闘時にはザンバード/ザンボ・エースに乗り込み、ザンボット3のメイン操縦も担当する。パイロットスーツはショートパンツにタイツ、色は赤。
大山を起用した理由について富野は、「第1話での、奔放な(ある意味、石田国松に通じるような)勝平の姿を表現したかったから」と後に語っている。大山は元々、自身がメカ音痴であることを理由にロボットアニメ系は出演を避けてきたが、本作に限ってはストーリー性の高さが気に入り、仕事を引き受けたという。後にラジオ番組『島本和彦のマンガチックにいこう!』に出演した際、「好きだった番組の一つ」として名前を挙げ、また最終話のクライマックスでのセリフが収録時の勢いで出たアドリブだったと語っており、本作品への思い入れがうかがえる。
千代錦(ちよにしき)
勝平が飼っている秋田犬で、額にハート型の花びらのような斑があるのが特徴。香月の妹を守ったり、ガイゾック兵士と戦ったりと勇敢な活躍ぶりが多かった。
第2話から勝平と共にザンボ・エースに乗るようになり、コンビネーションスタート時にはかけ声も担当していたが、いつも搭乗しているわけではなく、キング・ビアル(というよりビアルⅠ世に)に残っている時もあった。最終話でバンドック内にてザンボ・エースの脚コクピットが被弾した際に死亡する。
スタジオZの金田伊功は一時期、ロボット犬と思っていたらしい。これは、同時期に金田が作画を手がけた『氷河戦士ガイスラッガー』に登場するジロと混同していたらしく、1982年のアニメージュでの記事や、『20年目のザンボット3』でも、その事を語っている。タバコの火が額に当たったとき首が取れて中から機械が見えるような演出があるほか、超能力らしきものを使っている場面がある。他にも第19話ではバンドックの出現時にミチと共に驚いてしがみ付き合う人間的な仕草も見られた。
神江宇宙太(かみえ うちゅうた)
声 - 森功至 / 古川登志夫[注釈 4] / 神奈延年[注釈 5]
神江家の長男で第2話から登場。15歳。父・大太から古武術を習っている。髪の色は茶色で、左目は前髪で隠れている。一見気障で斜に構えた風も見せるが、理知的で温かみもある性格。勝平とは序盤にしばしば衝突することもあったが、すぐに打ち解け、チームの参謀役になる。パイロットスーツは他の隊員と同じスラックス型、色は青。
ザンブルを操る。第8話で戦闘を放棄して自宅に戻ってしまった一家に対し、「勝平の家族が羨ましい」と漏らしたり、第12話で「未だにガイゾックを倒していないので、周囲に批判されるのは当たり前」とナーバスな感情も見せた時もある。
最終話の戦闘において、コクピット周辺に損害を受けて瀕死の重傷を負った際、動力を司る自分のセクションに致命的損害を受け、四肢全てを失ったザンボット3ではもはや戦闘不能と判断。勝平に突破口を開かせるため恵子に懇願し、ザンバードのみをドッキングアウトさせ、彼女の操縦によってザンブル・ザンベースのみで共にバンドックに特攻。勝平の名を叫びながら短い生涯を終えた。
神北恵子(かみきた けいこ)
声 - 松尾佳子
神北家の長女で宇宙太と同じく第2話から登場。14歳。髪型は赤いリボンで束ねた金髪のポニーテールで瞳は青く、乗馬とアーチェリーが得意。信州の自然の中で育った、大らかでやや気の強い少女。
ザンベースに乗り、ザンボ・エースの支援、ならびに索敵などをこなす。戦闘態勢に入ると生脚にブルマースタイルのパイロットスーツ姿となる。色は緑。第12話では赤の振り袖姿を、第15話では薄緑のビキニ姿も披露している。当初は黒髪でパイロットスーツもピンク色のスカートの設定だったが髪は金髪となり、より女の子らしさをアピールするために戦闘服も変更された。
気丈に振る舞うが、第7話で戦闘を続けていても周囲に理解されずに批判されていたり、第12話で友人たちに責められたりして弱さや脆さを見せる時もあった。具体的な日付は不明だが、第12話でブッチャーと同じ日に誕生日を祝っている。
最終話で勝平に突破口を開かせるべく宇宙太と共にバンドックに特攻し、両親にさよならの言葉を残して短い生涯を終える。

神家

神梅江(じん うめえ)
声 - 武知杜代子[注釈 6]
勝平の祖母。源五郎と花江、どちらの母かは不明。68歳。副総理の野崎は初恋の相手。また、かつて兵左衛門からもらった茶碗を大事にしており、お互い好きあっていたかのような描写もある。浪花節よりロックが好き。気が若く、第10話ではガイゾックの罠に陥った野崎を救うために単身出撃したり、第17話では勝平と共にガイゾックのキャンプに潜入したりして活躍した。勝平らの良き理解者。
第21話で兵左衛門と共にビアルII世でバンドックに特攻、戦死する。その遺影は翌話で地球に送還される花江のカプセルに収められた。
神一太郎(じん いちたろう)
声 - 野島昭生
神家の長男にして勝平の兄。17歳。勝平からは「いちにいちゃん」と呼ばれている。
努力家で慎重派、弟とは全く異なる知的な性格だが、第3話で命令を聞かない弟にチームプレイの大切さを説き、第17話では人間爆弾にされた人々を救えない無力感から激情に駆られていた。戦闘の際はビアルI世のブリッジで指揮を執り、ビアル砲の発砲も担当、第20話では防衛軍兵士にビアルメカのコントロールの指導もした。ビアルやザンボットメカに関して、ファミリー随一の知識を持つ。
最終話でガイゾックが滅びた後もかろうじて生き残ってはいたが、大気圏に突入した勝平を救うためバンドックをビアルI世で支えて落下速度を減速させ、大気摩擦での彼の焼死を防いだ。辛うじて目的は達成したものの、自身はビアルI世と共に大気圏で燃え尽きた。
神源五郎(じん げんごろう)
声 - 岡部政明
第6話から登場して戦列に加わる勝平の父。48歳。網元として神水産を経営している。厳格さと包容力を併せ持ち、初登場回で香月への憤りを隠さない勝平を宥めたり、次の回では勝平と共に周囲への不平不満を漏らす宇宙太、恵子を説得したり、第9話では花江と共に大滝社長救出に向かった勝平を助け上げている。
戦闘面では44マグナムを片腕だけで使いこなす実力者。第6話でメカブースト、エレギンに苦戦した際には勝平にザンボットバスターの使用方法をアドバイスし、第11話では兵左衛門と共にバンドックに肉弾攻撃を仕掛けたり、第14話では同じく兵左衛門と一緒に戦闘中の勝平に代わり、救助を拒絶するアキ一家の救出にも向かっている。第17話では人間爆弾に対してなすすべのない自分達に涙するが、第21話で兵左衛門と梅江が散った後、茫然自失するファミリーに悲しみを堪えてなおバンドック追撃を指示している。
第22話でビアルIII世に乗って妻・花江の盾となり、ガイゾックの守護騎士デスカインとヘルダインに特攻し、戦死[注釈 7]
神花江(じん はなえ)
声 - 川島千代子
勝平の母。35歳。見た目通りに太っ腹な網元の女房。いわゆる肝っ玉母さん。
行動派で、第7話では香月の破壊活動を止めたり、第20話ではビアルのメカに慣れていない防衛軍兵士に助言した。その一方、当初はガイゾックと戦うことを嫌がっており、第9話で瀕死の大滝社長に息子たちに厄介払いを強いるようになった先祖のビアル星人への不満と怒りも漏らしていた。第22話では勝平を除いた神家の人々の中で唯一の帰還を果たし、通信機越しに夫・源五郎との最後の会話を交わした。

神江家

神江大太(かみえ だいた)
声 - 滝雅也
宇宙太の父。48歳。東京で開業医を営む。性格的にはやや気弱で、妻の尻に敷かれている。医師の立場から、負傷者の治療や人間爆弾の把握などにも少なからず役割を果たしている。
最終決戦では兵左衛門と梅江の戦死もあってか、3家族の母親と幼年組、香月とミチに睡眠薬を投与した後、地球へ送還する。地球に落下していくバンドックから勝平を助けるべく「残ったビアルI世でバンドックを減速させる」作戦を提案するというこれまでの気弱さとは打って変わった大胆さと覚悟を見せる。その結果、ビアルI世は降下の際に大気圏摩擦熱で燃え尽き、一太郎、久作と共に命を散らせるが、勝平を救うことに成功する。
神江すみ江(かみえ すみえ)
声 - 加川三起(現・鳳芳野)
宇宙太の母。43歳。良くも悪くも戦いに向いていない人であり、家族を連れて、ビアルII世ともども実家に帰ってしまったこともある。そのことから宇宙太には「幸せな家族だ」と皮肉られたが、最終決戦の最中、地球に送還されることになった際、宇宙太は和行ときいろに「母さんを頼む」と告げていたことから、宇宙太は母のことを心の底から嫌っている訳ではなく、気を遣っていたことが窺える。
第9話での一時離散以降は、ガイゾックとの決戦に備えてビアルメカの操縦訓練を受けたようで、第21話では少々情緒不安定ながらも夫をアシストする形でビアルII世をコントロールして戦闘をサポートし、翌話で地球に送還された後、花江と同じく夫と通信機越しの最後の会話をする。
神江和行(かみえ かずゆき)
声 - 川島千代子
神江家の次男にして宇宙太の弟。10歳。神ファミリー幼年組では最年長で、最終決戦後に神ファミリーの中で勝平以外に生き残った唯一の男性キャラクター。海洋少年団にいた為、行動力があるが、本編ではそういった設定は描かれていない。
第16話ではきいろと公子を連れて小型潜水艇で出撃し、ガイゾックの捕虜にされたこともあるが、宇宙での戦闘では妹と一緒にビアルII世のドッキングをタイミングを合わせて解除し、接合部に命中寸前だったミサイルを回避する殊勲を挙げた。
『20年目のザンボット3』では、ロボットアニメでは無力で足手まといと思われがちな子供たちを活躍させるのは富野ならではの手法と述べられている。
神江きいろ(かみえ きいろ)
声 - 松尾佳子
神江家の長女で宇宙太の妹。8歳。神ファミリー幼年組の中では最年少。もう1人の兄・和行と一緒に行動することが多い。
金田伊功のお気に入りキャラクターでもあるということで、『無敵鋼人ダイターン3』などの他のアニメにも端役として登場している。

神北家

神北兵左衛門(かみきた へいざえもん)
声 - 永井一郎(ナレーションも兼任)
神ファミリーの長老で、恵子の祖父。75歳。大学時代は国連大学に通っていた。第1話から神家の面々と一緒に登場していることもあり誤解されることが多いが、名字から判るように勝平の祖父ではなく、梅江とは夫婦ではない。この点は制作スタッフの間でも誤解があったようで、後述のジェイムス提督は勝平を「兵左衛門の孫」と呼んでいる。また恵子も第21話で戦死した梅江のことを「おばあちゃん…」と漏らしている。
網元として留守がちな源五郎の代わりにビアルI世の発掘を手がけており、後にキングビアル及び神ファミリーの総指揮官となる。ガイゾックとの戦いの陣頭指揮を執り、第11話では源五郎と共に自らバンドックに肉弾攻撃をかけたり、第20話ではザンボットとビアルの設計図を今後の防衛のために政府に提供するなど硬派な一面も見せた。
第21話では梅江とビアルII世に搭乗、香月が教えてくれたバンドックの急所に突入し戦死する。
兵左衛門は予告ナレーションも担当しており、次回予告でサブタイトルを読み上げた後「さて、どう戦い抜くかな?」で締めているが、戦死した回からは「さて、どう戦ってくれるかのう?」に変更された。
DVD-BOXブックレットなど、資料によっては「兵左衛門」と表記されている。『スーパーロボット大戦シリーズ』では参戦当初、神兵左衛門(じん へいざえもん)と記載されていたが、『スーパーロボット大戦Z』で神北兵左衛門に修正され本来の形に落ち着いた。
神北久作(かみきた きゅうさく)
声 - 島田彰
恵子の父。50歳。信州で牧場を経営していた。豪放磊落な性格。第5話で移動式椅子に乗り損ねて息を切らしてビアルIII世のコクピットへ向かったりと、初期には源五郎や大太には無いコミカルな面も見せた。テンガロンハットがトレードマークで、普段でも戦闘中でもその帽子を被っている事が多い。
由美子、公子と共に一時戦線を離れた第12話では恵子を気遣っていた。第22話で由美子と公子をはじめ、ファミリーの女性や子供達を黙って地球へ送り返す際には「せめてもっとましな別れをしたかった・・・」と漏らしている。
最終決戦では一太郎、大太と共に、勝平を救うためビアルI世と共に大気圏突入の摩擦熱で燃え尽きた。
神北由美子(かみきた ゆみこ)
声 - 浦山紀子
恵子の母。45歳。温和そうな見た目とは裏腹に、迷いを見せた娘の自立を促す強い意思も見せる。恵子には誕生日に赤い振り袖を贈っていた。
すみ江と同じく、ビアルの操作訓練を受けたようで、第21話ではメカブースト、ダンガルンの素粒子レーザーに苦しむザンボット3を救うために夫と共にバリアー光線を発射してサポートした。翌話で久作から兵左衛門の遺影を託され、公子と共に地球に送還されたが、花江やすみ江のような夫との最後の会話はなかった。
神北 公子(かみきた きみこ)
声 - 加川三起(現・鳳芳野)
神北家の次女で恵子の妹。9歳。神ファミリーで唯一メガネをかけている。姉とは似ておらず、性格もやや内向的で音楽や読書を好む。その一方、同じ幼年組の和行やきいろと共に無茶をすることもあった。第12話で落ち込んでいた恵子に、母からの言葉を伝えて励ましている。最終決戦の最中に地球に送還された際、恵子から形見としてペンダントを託される。

ビアル星人の末裔と明示されているのは勝平たち孫の世代のみで、親の世代のどちらが(あるいは両方が)そうなのか、3家族以外にビアル星人の末裔が存在するのかについては劇中でも資料でも語られていない。彼らの血縁関係について明記した公式資料は存在しない。

地球の人々

香月組

香月真吾(こうづき しんご)
声 - 古川登志夫
勝平の同級生で、悪友グループ・香月組のリーダー。13歳。勝平のライバルであり、勝平を自分の副官にしたいとも考えている。両親と妹のかおるとの4人家族だが、ガイゾックの侵攻により家を失って避難民となり、第5話では妹を見失い一家は離散してしまう。そのことで神ファミリーを激しく憎み、何度か扇動・妨害行為をしたこともあったが、第13話で「ガイゾックと戦えるのは、地球では神ファミリーだけ」と理解してからは和解し、ファミリーの協力者となる。
ガイゾックの人間爆弾作戦において舎弟たちを喪っていき、第19話で自身も人間爆弾に改造されかけるが周囲の助力に偶然も重なり、バンドックからの脱出に成功し勝平たちと合流。その後は神ファミリーと行動を共にし、バンドックの内部構造とガイゾックの実体を教え、バンドックとガイゾック攻略のヒントを与えた。神ファミリーと共に最後まで戦うことを望んでいたが、3家族の母親と幼年組、ミチと共に睡眠薬を投与され、眠っている隙に脱出カプセルで地球に送還された。最終話では傷つき果てて帰還した勝平をミチと共にいち早く迎えに来て、勝平への心情を口にした。
黒人と日本人のハーフであることで不良となったとの初期設定があるが、作中では触れられていない。
林(はやし)
声 - 井上和彦
香月組の一員。香月組もリーダーの香月と同じくガイゾックの侵攻により難民となる。林は浜本同様に第17話においてガイゾックの難民キャンプで人間爆弾にされてしまうが、ガイゾックが誤って改造済みの林を輸送艇に収容しようとした最中に爆発時間を迎え、香月や浜本の目の前で爆死した。
林の爆死とガイゾック兵たちの「背中の手術跡をいちいち確認するわけにもいかない」との会話から、背中の星型のアザ=人間爆弾の印」であることが地球人と神ファミリーに知られることとなった。
岩本[注釈 8] 健太(いわもと けんた)
声 - 戸谷公次
香月組の一員。ガイゾックの捕虜になるも脱出に成功し、人間爆弾の存在を神ファミリーに伝える。
香月組の数少ない生き残りだが、香月のように神ファミリーと行動を共にはしなかった。
浜本(はまもと)
声 - 石丸博也(第13話)→水島裕(第17話)[注釈 9]
香月組の一員。第17話においてガイゾックの難民キャンプで林同様に人間爆弾にされてしまう。林の死後、勝平たちに別れを告げて、同じように人間爆弾にされた人々と共に爆死を受け入れようとするが、死の恐怖に耐えられず、既に亡き両親に助けを求め列を離れるが、大人たちに取り押さえられた状態から爆死。勝平は泣きながら浜本に謝罪した。
山田(やまだ)
声 - 竜田直樹(現・龍田直樹)(第3話)→ 田中崇(現・銀河万丈)(第17話)
香月組の一員。第17話でガイゾックに捕らえられた後、第18話でアキや他の捕虜たちと共にガイゾックの囮作戦に使われる。アキと違い、囮用の救助船がメカ・ブーストの攻撃を受けた際、海に投げ出され死亡した。

ブスペア

作中でよく呼ばれた「ブス二人」という意味。

アキ
声 - 川島千代子
「ブスペア」の一人。12歳。白のミニスカート姿で、パンチラやバストアップのサービスカットも時々あった。当初はミチと共に勝平に親衛隊と呼ばれていたが、ガイゾック侵攻による生活基盤の喪失と病の床に伏せった母などの鬱憤の矛先を勝平に向けてしまうが、第14話で和解を果たした。
第18話でガイゾックによって人間爆弾に改造され勝平に救助されるものの、キングビアルの勝平の部屋で自身の異変に気付かないまま勝平の叫びも虚しく、部屋で爆発して儚い最期を遂げる[注釈 10]。その後、アキが最期を迎えた勝平の部屋は残骸となったことから外され、遺体のないアキの棺代わりとして水葬された。
ミチ
声 - 加川三起(現・鳳芳野)
「ブスペア」の一人。12歳。紫色のジャケットにオレンジ色のショートパンツを着用。ガイゾック侵攻で以前の生活を失ったことからアキ同様に勝平を憎んでしまうが、第14話で和解。アキと共にザンボエース用のスカーフを贈る。
第18話ではアキ同様にガイゾックの捕虜にされてしまうが、バンドック内で再会した香月の計らいによって人間爆弾にされる前にバンドックから脱出に成功。神ファミリーに保護され、香月も捕虜になっていることを知らせ、自身はアキの死を知らされた。その後は神ファミリーと行動を共にするが、第22話で地球に送り帰された。最終話では「勝平が帰ってくる場所は故郷の駿河湾のはず」という勘に従い、香月と共に駿河湾で勝平を発見。生還を果たしながらも恐怖と寒さに震えて眠る勝平を膝枕で温めて落ち着かせた。

その他

警察署長
声 - 池田勝
第1話・第2話に登場。彼が勝平の名を覚えていることから、勝平が札付きのワルと見なされていることを視聴者に知らせたり、ザンボ・エースを道路交通法上でどう見るかなどと語ったりしている。最終話に再登場し、花江らをクライマックスの場へと誘っている。
富野は彼を「ラストシーンにとても気をつけて置いた」とのこと。事実、原画では、勝平・香月・ミチ、花江・すみ江・由美子、和行・きいろ・公子ら神ファミリーの関係者以外で唯一明確に指定がされており、立ち位置も花江の隣である。他の群集については「人々は適当に」とのみ書かれている。富野からは「戦いに関わりもしないくせに、しっかりと生き延びて、全てが終わってからヌケヌケと出てくる嫌な奴」と評されている[15]
香月かおる(こうづき かおる)
声 - 松原雅子(第4・5話)
香月真吾の妹。兄のように勝平を憎んではおらず、第4話で助けられた時には感謝していたが、翌話のザンボット3とメカブーストの戦闘の余波によって兄と離れ離れになってしまい、そのまま互いの安否も判らぬまま音信不通となっていた。
第22話に再登場した時、故郷静岡駿河湾のキャンプに居て両親も健在だった。夜空の流れ星に兄の生存を信じて再会できることを願っていたが、その流れ星こそ地球に送還された兄たちが乗るカプセルだった。
野崎(のざき)
声 - 清川元夢(第10話)→石森達幸(第20話)
第10話・第20話に登場。日本政府の副総理。東京に出現したバンドックに和平使節団の一人として派遣されるが、ブッチャーの罠にはまり「人間狩りゲーム」の標的とされた政府要人たちは次々と殺されて行く中、最後に残り、危機一髪で難を逃れ神ファミリーに救出される。第20話では、防衛軍の部隊を率いてキングビアルとザンボット3の借用の交渉に当たる。これは拒絶され、配下の部隊長が強引に接収するが、最終的には実戦経験の豊富な神ファミリーの戦闘力の高さを認め、全てを彼らに任せる。
梅江の初恋の相手でもあり、心情的には神ファミリーの理解者だが、立場上は「現状認識の欠如した政府当局」の代表とならざるを得ず、板ばさみとなる。

ゲストキャラクター

神主
声 - 田中崇(現・銀河万丈)
剣道の奉納試合が行われた神社の神主。審査員たちが勝平の参戦を嫌がる中、神主は特に何も言わなかった。
政吉(まさきち)
声 - 田口昂(第14話)
アキの父親で、第4話では駿河湾を避難する人々に混じり、街が破壊された原因を神ファミリーのせいと決めつけ、勝平に「アキと口を利くな!」と罵っていた。北海道札幌の避難民キャンプにて、妻・和子が負傷したことで神ファミリーをより憎むが、ビアルI世に一時避難し、和子の言葉で考えを改める。
大吉(だいきち)、松五郎(まつごろう)
声 - 龍田直樹(松五郎)
源五郎の仕事仲間。源五郎を慕っているが、彼が大勢の人々に取り囲まれると逃げ出した。
大滝(おおたき)社長
声 - 渡部猛
第9話に登場。ガイゾック襲撃の時、兵左衛門から鉄鋼資材を提供するよう頼まれていたが、当初は他の一般人同様に神ファミリーを毛嫌いし、勝平も足蹴にしていた。
しかし、メカ・ブースト、アモンスガーに自らの財産である資材を積んだ船を襲われ、船員は全員死亡、自分だけは辛うじて生き延びたが、重度の凍傷で瀕死となってしまう。しかし、勝平に助けられ、神ファミリーの命がけの戦いを見て感動し、資材を提供する旨をほのめかして息を引き取る。神ファミリーの戦いに理解を示した最初の人物となった。
安西(あんざい)外相
声 - 加藤正之
第10話に出演した日本政府外務大臣。野崎と共に和平使節団の一員としてバンドックに乗りこむが、ブッチャーの罠により、人間狩りの標的にされて無残な死を遂げる。
信一(しんいち)、吉雄(よしお)、ひろみ
声 - 横尾三郎(信一)、水島裕(吉雄)、間嶋里美(ひろみ)
信州での恵子の親友たちで、第12話に登場。ガイゾック襲撃前には恵子と楽しく過ごしていたが、ガイゾックの攻撃で両親を失い、その原因を神ファミリーのせいだと思いこみ、再会した恵子に対し、「人殺し」と罵ってしまう。しかし、負傷したひろみを体を張って助ける恵子を見て3人とも憎しみを氷解させ、恵子を応援して見送った。
チーコ
声 - 松島みのり
第13話にて香月が保護し共に連れていた少女。メカ・ブーストとザンボット3の戦いに巻き込まれた両親が犠牲になったことがトラウマとなって言葉を話せなくなり、巨大ロボットを怖がるようになっていた。虫捕りが趣味。
彼女をそんな目に遭わせたことと戦闘で犠牲となる人々を目の当たりにした勝平は一時戦意を失いかけるが、香月との乱闘の最中にチーコは言葉を取り戻した。そして歩み寄りし始めた香月にハッパをかけられた勝平は戦いに赴く。その後チーコは祖父母の元へ預けられ、恐怖の対象だった巨大ロボ、ザンボ・エースと虫捕りに興じる。
和子(かずこ)
声 -
アキの母親で第14話に登場。ガイゾックの攻撃で負傷し、札幌の病院に収容されていたが、一時避難民キャンプの家族の元に戻っていた。神ファミリーからの救援を渋っていたアキに対し、「勝平さんを本当に敵だと思っているのかい?」と説得し、一時ビアルI世に避難した。
B.ジェイムス
声 - 加藤修
第15話で国連防衛軍からの要請で神ファミリーに支援物資を運ぶ指揮を執った艦隊司令官。兵左衛門とは国連大学での同級生だったが、実戦経験は全く無く、ガイゾックに一敗地にまみれていた。
船団による海上輸送をメカブースト、デスカメルに襲われ、神ファミリーの協力を断り、勝ち目の無い無謀な戦いを仕掛けていたように見えたが輸送船団は囮であり、本命の潜水艦による隠密補給を察知されないよう自らを犠牲にした作戦だったことが判明する。
輸送作戦が成功した後、デスカメルに特攻を仕掛けて戦死。死に際に兵左衛門に「君達は必ず勝つ!勝平のような元気のいい少年がいる限り地球は滅びはせん!!」と檄を飛ばす。
男A、B、C
声 - 山田俊司(現・キートン山田)(A)、石森達幸(B)、田中崇(C)
第19話でバンドックに囚われていた囚人たち。男Aは眼鏡をかけており、人間爆弾にされる恐怖から「もう一度お日様が見たいんだよ!!」と嘆いていた。
男Bは目鼻が整った顔立ちで、既に人間爆弾に改造されていた。
男Cはコンピューター技師で、同じく既に人間爆弾に改造されていたものの、手術の際の起爆の仕組みが判り、自ら自爆用スイッチを使って、自分の好きな時に自爆しようとしていた。そしてキング・ビアルとザンボット3の攻撃によって生じたバンドック内の混乱に乗じて兵士たちを道連れに自爆し、香月たちに脱出口を作った。
防衛軍隊長
声 - 加藤正之
第20話で登場した国際防衛軍の戦闘指揮官の隊長で、政府の命令により神ファミリーの言い分も聴かずにキング・ビアルを強制的に接収しようとするが、ガイゾックとの実戦経験不足によって苦戦を余儀なくされ、結局兵左衛門の言葉に従って、戦闘指揮権を神ファミリーに任せることになる。
鶴井(つるい)、湯島(ゆしま)、草原(くさはら)
声 - 岡田道郎(鶴井)、島田彰(湯島)、田中崇(草原)
防衛軍の選り抜きパイロットで、実戦シミュレーターを体験済み。第20話で鶴井がザンバード(ザンボ・エース)、湯島がザンブル、草原がザンベースに搭乗するが、実戦経験不足から再生メカブースト、ガルチャック相手に苦戦を強いられ、正規パイロットの勝平、宇宙太、恵子に席を譲る事になる。

ガイゾック

キラーザ・ブッチャー[注釈 11]
声 - 島田彰
ガイゾックの司令官。地球人を殺すことを快楽とする残忍で悪辣、冷酷さに滑稽さも併せ持った巨漢。かつては痩せた惑星にいた蛮族の出身で、ガイゾックに拾われてからは全身を機械に置き換えられたサイボーグであることが終盤で明らかになる。額からは光線も発射する。
よく「ホーッホッホッホッ…」と高笑いしながら骨付き肉をしゃぶっている。人類を殺戮することを楽しむ一方、地球文化に興味を持ち、それを曲解した娯楽に興じる。部下達には蛮刀を振るって脅すが、自身の支配者であるガイゾックには怖れと怯えを隠さない。
最終決戦の際には自ら戦うことに恐れをなしていたが、勝平たちの前に姿を現した際には「覚悟などとうにできている」と宣言した。死の直前には勝平たちに戦う意味を問い、その空しさを看破した。一人称は「ワシ」が基本だがガイゾックの前では「私」になり、さらに敬語を使う。
ネーミングの由来は当時人気があった悪役レスラーキラー・トーア・カマタアブドーラ・ザ・ブッチャー。命名者である高千穂遙が、安彦良和にアブドーラ・ザ・ブッチャーの写真を参考にキャラデザインを進めさせた。
ギッザー
声 - 永井一郎
ガイゾックの作戦士官。大柄で、顔には数多くの傷跡がある。前線で作戦の指揮をとることが多い。頭はそれ程優れているわけでもなく、その慢心が仇になって失敗することも多い。
バレター
声 - 古川登志夫
ガイゾックの武器士官。痩せ型。ブッチャーに攻撃作戦を助言。一応頭脳派だが、そそっかしい性格。前線指揮をとることもある。話によって声色が極端に変わることがある。第16話ではメカ・ブースト、ブウボンを操縦している。
ズブター
声 - 野島昭生
ガイゾックの技術士官。小柄な体格でメカ・ブーストの製造を担当、ギッザーとは意見が合わない描写が見られた。
なお、彼ら三幹部は最終決戦が開始された第21話にて、初めて勢揃いする。その後の第22話ではガイゾック側キャラはブッチャーしか登場していないため、その去就は不明だが、第21話でブッチャーが青竜刀を手に彼らを「今度失敗したら(どうなるか)わかっとるな!?」と脅しているシーンがある。
その他
ガイゾック側のキャラクターとして第7話に登場したアクセサリーデザイナーや、第19話での人間爆弾改造手術を行う医師の他、ガイゾック兵士たちが多数登場する。垂れ下がった大きな耳と青白い肌色(幹部のみ。兵士は普通の肌色)が特徴で、合言葉は「ギョイ・ブッチャー」。「ギョイ」は「御意」の意味である。地球人に変装する際は耳隠しとファンデーションを使用する。
ガイゾック
声 - 渡部猛
物語の黒幕。ブッチャーをサイボーグ化し地球人の抹殺を託していた。作戦に失敗したブッチャーに電撃で制裁を加える。ブッチャーの前に登場するときは巨大な目玉のような姿だが、本体は巨大なのような形状である。その正体はガイゾック星人が宇宙の静かな平和を破壊しようとする悪い考えを持つ知的生命体を滅ぼすために作った「コンピュータードール第8号」で、200年前にビアル星人の考えに反応してこれを滅ぼした後眠りについたが、それから200年後に地球人の存在を感知し再び目覚めることとなる。
最終決戦で神ファミリーの前に立ちはだかり、勝平に内部へ侵入され自身の敗北を認め、勝平に自身の存在理由と目的、さらに家族や友を犠牲にしてまで悪意だらけの地球人を守る意味を問うた末に爆発して果てる。衝撃を受けて動揺する勝平は泣きながら「そんなことはない!(地球人は)みんな良い人ばかりだ!」、「俺たちの地球だ!(地球は俺たちが)守らなければいけないんだ!」と反論するが、それ以上の抗弁はできなかった。

登場メカ

神ファミリー側

メインメカであるザンボット3とキング・ビアルが建造されたのは本編の150年前で、『勇者ライディーン』や『伝説巨神イデオン』などと同じく、主人公たちが生まれるよりはるか前という設定になっている。

コンピュータードール第8号によれば、恒星カペラの第4惑星ビアル星がガイゾックに滅ぼされたのは本編の約200年前で、その後バンドックは眠りについたとされる。兵左衛門によれば、母星を破壊されたビアル星人たちが軌道上の巨大宇宙ステーションにてキング・ビアルをはじめとする移民船を建造し、新天地を目指した。そのうち約150年前に地球に辿りついた星人の末裔が神ファミリーとされる。

第20話では神ファミリーによってキング・ビアル(ビアルI世、ビアルII世、ビアルIII世)とザンボット3(ザンバード(ザンボ・エース)、ザンブル、ザンベース)の設計図が政府に渡されており、量産計画も進められている事が明らかとなったが、バンドックとの最終決戦には間に合わなかった。なお、主役メカに量産計画が持ち上がるエピソードはアニメでは本作が最初である。

ザンボット3

ザンバード、ザンブル、ザンベースの3つのメカが「ザンボット・コンビネーション」で一つになった形態。頭頂高(三日月頂点まで)60m、重量700t、出力3000万馬力。なお、講談社の『テレビマガジン』1977年11月号で紹介された際は「全長60メートル、重量10万トン、出力10万馬力」とされていた[注釈 12]

多様な武器を搭載。初登場は第3話。3機が合体することで完成するイオンエンジンによって動く。「ビアルI世のエネルギーではイオン砲を稼動させるには不足」と語っており、瞬間的なエネルギー総量はビアルI世を上回る模様。合体時のメイン操縦はザンバードで、サブコントロールはザンブルとザンベースで行う。

なお、この機体と分離形態の3機の操縦には「若い反射神経」が必要とされ、子供がロボットのパイロットを務めることの理由付けとなっている。また3人には半年間に及ぶ睡眠学習によって各マシンの操縦法がレクチャーされていたと同時に、恐怖心が取り除かれていたことが明らかとなる(第20話)。合体時の「ザンボット・コンビネーション! ワン!」の号令は勝平で、「ツー!」を宇宙太、「スリー!」を恵子がコールする。「ワン!」については第15話と第20話以降は千代錦がコールしている。

潜水の限界深度は約7000mと第18・19話で判明している。ただし、バンドック攻撃のため、限界をはるかに超える9500mまで潜水しているが、機体が水圧に耐えきれず、コクピット内に浸水するなどしていた。 劇中ではたびたび苦戦を強いられているが機体自体は非常に頑丈で、第17話ではヒラヤンガーの攻撃によってエネルギーパイプが破損、最終話ではビアルI世のミサイル(幻覚による誤射)とバンドック砲を除き機体が欠損したことがない。

バンドックとの最終決戦の際、手足を失うなどの甚大な被害を受けたため、ザンバードのみを強制的にコンビネーション・アウトし、宇宙太と恵子は命を代償にしてバンドックに特攻、自爆する。その際、3機が合体しないと発動しないはずのイオンエンジンを突入と同時に爆発させている。

宮武一貴によるザンボット3のラフデザインはコン・バトラーVのイメージが多少残っているデザインだった。とくに頭部デザインにはグロイザーXに似たデザインや、ギンガイザーのようなアイマスクを付けた鼻と口があるものなど多くのラフ案が残っており、決定稿の三日月兜が決まるまでに試行錯誤を繰り返していた。

機動武闘伝Gガンダム』の第48話・第49話(最終回)でゲストキャラとして登場。

武装
ザンボットグラップ
サイをモチーフとした手持ち武器。よく誤解されるが十手ではない。本来のサイ同様に2振り一組として振るう。敵を斬る、または刺し、更には投げつけて戦うのが基本だが、これだけではメカブーストに致命傷を与えられず、多くの場合後述するカッター、ブローといった武器に変化させる。
後部にはバーニアが仕組まれている他(第21話)、手首の付け根付近に収納されている刃だけを出して使用することも可能(第16話)。
ザンボットカッター
2振りのザンボットグラップを柄の部分で合わせ、片方の刃を伸長させた刀。もう一方は柄に収納され、これを使用した技に「ザンボット十文字斬り」(第3話)がある。
日本刀のように刀身に反りがある場合と、グラップの刃部分の延長という具合になったりとデザインと画に若干の混乱があり、玩具の場合でもどちらか一方のデザインで製品化されている。ムーンアタック以外でメカブーストを倒した数少ない武器(第3話、第21話)。
ザンボットブロー
上と同じにザンボットグラップを合わせ、柄を伸長させた。初使用は4話。使用回数はザンボットカッターより多い。長さはザンボット3と同程度だが各話の演出によっては非常に短く描かれる(第19話)こともある。
中央の刃は直線的だが、同じ理由で反りがある回がしばしばある。メカブーストを刺し貫いて行動不能にする威力も発揮した(第12話、第13話、第19話)。
ザンボットバスター
膝に装備されている(ザンベースの状態では存在せず、合体後に出現)十字手裏剣型の投てき武器、突端は下記のバスターミサイル。6話にて同乗していた源五郎の指示で初使用。基本的に手にとって投げるが、15話では接続部から直接発射したり手に持って相手を殴ったりしている。
オープニングの絵コンテでは「バウザー」と誤記されている。
バスターミサイル
膝に装備したまま発射されるザンボット・バスターのミサイル。回転することで連射が可能。劇中ではザンボット・バスターと呼び間違えていることが多い。初使用の第4話ではちゃん付けして発射したり(Aパート)、バスター自体が複数発射されている(Bパート)。
ブルミサイル
腰に内蔵されている連装式大型ミサイル。バスターミサイルと同時発射される場合もある(第16話、第22話、第23話)。
初使用は第5話で、名称コールされない唯一の武器だったが、例外的に第21話で宇宙太が単に「ミサイル!」と叫んで発射している。
アームパンチ
いわゆるロケットパンチで、手首のみが発射される。ザンブル時の武器だが、ザンボットが使用したのは第13話と第17話で、17話ではグラップを持ったままで発射。
ホーミング機能を備えていると思われ、敵を正面だけでなく、背部からも攻撃した。
レゴン
ザンベース時にカナード翼に付く偵察メカで、合体時には腰に装着される。
ザンボット3が使用したのは第21話のみ。
ザンボット・ムーンアタック(ムーンアタック)
額の三日月から放つ必殺技。三日月形のエネルギー弾が分身して対象を取り囲み、一点集中攻撃を行う。エネルギーチャージする暇さえあれば、いつでも撃てる上、連続使用も可能。第4話で初使用された。必殺技ではあるものの、第8話ではガルチャックの反射材によってはね返されてしまい、その後もムーンアタックを中和できる光線を使用するメカブーストが何度か出現した事や、バンドック(頭部)には効かなかった為に苦戦は免れなかった。
発射時のポーズは「右腕(平手)を水平に伸ばし、左腕は水平から曲げて三日月に左平手を添える」(第4話など。第12話では例外的にこのポーズで新しく作画されている。)と「左手を三日月に添えずに垂直に構える」(第8話以降の大部分の回。ただし第10話、第11話では左右逆のポーズで放たれている)に、OPラストカット及び、アイキャッチで放つ左手と右足を前に突き出した合体完了時のポーズで放つ(第18話)三種類が存在している。
三日月の破壊エネルギーは敵を貫いた後も持続する。第19話ではこの性質を利用して、バンドックのバリアーに投げつけたメカブーストガイダーと、バンドック双方に当たるように放たれた。
また、『スーパーロボット大戦Z』でのダイターン3との合体攻撃時には、サン・アタックの特性も加わり、止めを刺す時にキックで敵の三日月型に光るボディを貫く演出になった。
イオン砲
キング・ビアルの武装を流用したもの。第22話でビアルI世に積まれていた予備を使用し、バンドックの頭部を破壊した。回路の接続変更とエネルギーチャージが必要で、高エネルギーを消費するため、発射後の戦闘行動にも支障が出るおそれがあり、あくまで緊急の措置である。
その後の最終戦闘ではエネルギー不足でムーンアタックが使えなかった事や、恵子の発言から一度使用すると、他の高エネルギー武器が使用可能になるまでエネルギーチャージに時間がかかる模様。
ザンバード / ザンボ・エース(ザンボエース)
勝平が搭乗する高速戦闘機。ザンボット3の頭部、胴体中央部となる。単独でロボット「ザンボ・エース」に変形できる。変形のコールは「エースチェンジ」、逆にバードに戻る時は「バードチェンジ」。頭頂高30m(ザンボ・エース時)、重量250t。コクピットは副座式で、ザンバード時の機首、ザンボ・エース時の爪先にあり、左に勝平(第1話など例外あり)、右に千代錦が乗る。ザンボ・エースへ変形時には勝平の席がエース時の頭部へと移動。第2話で兵左衛門と花江にブスペア、第6話で源五郎、第17話で梅江を乗せたこともある。
第1話のドミラ戦で初陣を飾ると同時に勝利。第2話のシドビラー戦と第18話のクラーゲン戦では、ザンブルとザンベースの支援を得て撃破した。
最終話で大破しながらも地球に帰還し、駿河湾に着水。海水に濡れて、涙を流しているように描写された。
武装
バードガン
コクピット上部に収納されている50mmバルカン砲。左右2門ある。バード、エース時どちらでも使用可能(第13話)。
トレンブルホーン
音波兵器。尾翼中央から露出し展開する(第6話 ザンバード時のみ使用)。
ザンボマグナム
ザンボ・エース用のオプションである拳銃。ホルスター自体はホルスター・ジェット(ホルスター付ガンベルト)と呼ばれ単体飛行可能で、ビアルI世またはザンベースが射出する。それをガンベルトのように腰に装着し、ホルスターから銃を引き抜いて射撃する。なおエースが静止状態で敵が正面にいる場合、自動照準で狙いをつける。ホルスターにはザンボマグナム用の予備弾倉やさまざまなオプションパーツがセットされている。ロングバレルやストックスコープ、を装着して狙撃用のライフルとして使用したり、連射用のドラムマガジンを弾倉部に追加したり、さらにはメカブーストに止めを刺す威力も発揮する46cmグレネードランチャーも存在するが、これがあるとザンボット3の活躍が減るため、物語の中盤になってからはグレネードランチャーの出番を失った。
クラスター・ロケット・ランチャー
ザンバード時に主翼に懸架可能な7連装ロケット弾ポッド(本編未使用)。
バードミサイル
ザンバード時に主翼に懸架可能な大型ミサイル弾(本編未使用)。設定資料では先端にスパイク付きの鉄球を付けたよう大型ミサイルの絵も存在する。
ハンドミサイル
ザンボ・エースの腕から発射される中型版アームパンチで高速で回転しながら、相手の体を殴る技(本編未使用)。
妨害ビーコン
いわゆる電子妨害手段、第1話でメカブースト・ドミラのホーミング・ミサイルを回避するのに使用。
エアバッグ
第1話で動作している。
放熱翼
第9話でメカブースト、アモンスガーの冷凍ガスを受けてバランスを崩した際に使用。高熱を発生させて氷を溶かした。
ザンブル
宇宙太が搭乗する重戦車。ザンボット3の胴体・腕部となる。全長14m(クラッシャードリルセット時、20m)、全高10m。飛行も可能で劇中では移動距離の都合でもっぱら飛行していた。コクピット部は比較的下部にあり、合体時にはザンベースのコクピットの下に収まる。初登場となった第2話では、ミサイルの爆風で横倒しになるが、腕部を使って元の状態に戻るシーンがある
第17話では名称不明メカブーストB、Cを単独で、第18話ではクラーゲンをザンボ・エースと共同で撃破している。
最終話で大破し、ザンベースもろともバンドックに体当たりして果てた。
当初はザンボエース同様に単独でロボットに変形する予定だった。初期のデザインには頭部や脚部のあるものも存在する。また、ザンバードのようにビアルII世格納時の状態から、どのようにパイロットが搭乗するのかというシークエンスもデザインされたが、本編では使用されなかった[注釈 13]
スーパーロボット大戦シリーズ」に登場する本機体はゲーム中飛行不可。
武装
アームパンチ
射出される手首。合体時も使用できる。
クラッシャードリル
機体前部、ザンベースとの合体面からとびだす巨大ドリル。
ドリルミサイル
クラッシャードリルをロケットパンチのように打ち出す。ドリルとザンブルとはワイヤーで結ばれている(本編未使用)。
ビッグミサイル
機体前部、ザンベースとの合体面からとびだす巨大ミサイル。
ビッグキャノン
機体中央からせり出す大砲。
ブルミサイル
前部サイロから発射する連装ミサイル。アームパンチ同様、合体時にも使用できるが、単体時では未使用。
装備
救命用はしご
第18話で使用。機体下部から出す、救助用の縄梯子
救命ボート
同じく第18話で人間爆弾の危険から、安全が確認されるまでこちらに変更するように命じられたが、ボートそのものの描写はない。
ザンベース
恵子が搭乗する偵察支援メカ。ザンボット3の脚部となる。全長35m、全高9m。なお全長は、資料によって30mと表記されることもあり、「ニュータイプ100%コレクション34 スーパーロボットジェネレーション SUNRISE1977〜1987」に掲載された対比図では、並んで描かれているザンボ・エースが、ザンベースと異なる大きさなのに30mとある。しかし、「ロマンアルバム21 無敵超人ザンボット3」には、まったく同じ対比図に数値が35mとされた図が掲載されている。
バックパックが付いており、合体時には外れて移動し、ザンブルのキャタピラを覆う形で背部に装着される。ビアルI世同様にザンボ・エース用の武器・ザンボマグナムを搭載・射出する。合体時の腰部両脇には小型偵察メカ、レゴンを装備。降着装置は車輪とキャタピラ(合体時の足のウラ)の併用である。
最終話でザンブルと共にバンドックのエンジン部に体当たりして果てた。
なお、コクピットの外観はともかく、内部デザインはザンブルと共通している。
武装
ベースミサイル
バックパックから発射するミサイル。第17話では、これで名称不明のメカブーストAを撃破している。
ベースレーザー
コクピット付近から発射するレーザー砲。
ベースヒート
機体の上部から発射する熱戦砲。ベースファイアーと呼ばれたこともある。
レゴン
カメラを内蔵した偵察メカ。メカ・ブーストの弱点を調べる際に威力を発揮する、合体時にも使用できる。同型のものがビアルI世にも搭載されている(第18話から)。

キング・ビアル(キングビアル)

ビアルI世、ビアルII世、ビアルIII世が合体することで完成する恒星間移動要塞兼移民基地。イオンエンジンを主動力とし、最強兵器「イオン砲」の他、複数の武装を装備する。

デザインはスタジオぬえが担当したが、富野からは、SFとして耐え得る宇宙船を、との指示があったという。合体のパターンは『ゼロテスター』のテスター1号機を参考にしている。

第4話で3つの基地が合体しキング・ビアルとなるが、自動合体システムの不具合で、合体はそれぞれの家族総出のマニュアル操作となった。度重なる戦闘によるダメージや資材不足を解消するため、第9話で一時的に分離し、第18話で再集結するまで、I世単体で指揮することとなった。その際、ザンブルとザンベースのみがI世に残留している。

しかしながら、第17話ではすでにキング・ビアルに合体している状態となっており、またII世を欠いた状態でもキング・ビアルと呼ばれている。

なお、宇宙空間ではI世とIII世の白色が暗い青色に見える。

ビアルI世
ザンバードを格納する移動要塞。駿河湾の海底に隠されていたビアル星人の遺産で、神一家が管理する。キング・ビアル合体時には中枢部としてコントロールルーム兼補修部品格納庫となり、ザンベースと同様、ザンボ・エース用の「ザンボマグナム」を搭載・射出する。また、第22話ではザンボット3がI世から予備のイオン砲を取り出して使用した。主武装は大型ミサイルランチャー4基と小型ミサイル発射管6門。ただし、キング・ビアル合体時には大型ミサイルランチャーが邪魔になるため、これらの武器の同時使用ができない。その他にも機関砲やレーザー砲などを装備しているが、本編では第22話でしか使用されていない。ブリッジの巨大スクリーンは、『宇宙戦艦ヤマト』のヤマトの第一艦橋のビデオスクリーンを模したもので、スタッフの(ブリッジ全体の)イメージとしては、ヤマトを超えるものにしたかったそうである。本艦は『ゼロテスター』のマーク3を参考にしており、初期のデザインではIII世だった。
最終話にて、機能停止したバンドックもろとも地球に墜落するザンボ・エースを救うため、その船体でバンドックの減速を試み、ザンボ・エースを脱出させる時間を稼ぎ、バンドックとともに大気の断熱圧縮で分解・焼失した。
全長などの具体的なデータは公表されていないが、第2話、4話や、キング・ビアル合体時の第9、21話において、ザンボエースで発艦を行い、9話では強制着艦まで敢行されていることから、艦首のザンバードのハンガーブロックはザンボエースに変形可能である程にスペースに余裕があることが伺え、また 第15話でジェームス提督の旗艦(アイオワ級戦艦に類似)が接舷した際の対比から見ると、同艦よりも大きく、かなりの大型艦である模様。
ビアルII世
ザンブルを格納する移動要塞。東京湾の海底に隠されており、神江一家が管理する。船体下面にキャタピラを装備し、3基の中で唯一地面に着陸できる。ザンブルは右側艦首に搭載。
キング・ビアルへの動力供給を司り、かつメインエンジンとして機能する。他の2基が白を基調としたカラーリングなのに対し、II世のみは黄色が基調。キング・ビアル集結の際には基地が2つに分離し、I世、III世を左右から挟むように合体する。陸地を移動できるため、2輌の探査車両としても使用されるが、合体時には船体下部に部品が数点出っ張るため、地上への着陸は不可能となり、専ら浮遊するか着水するかのいずれかとなる。『ゼロテスター』のマーク2を参考にしている。武装は左舷上部に単装機関砲1門と4連装ミサイルランチャー1基、右舷上部にレーザー砲塔2基、両舷に小型連発式ミサイルランチャー各1基。
第21話でガイゾックの攻撃で甚大な被害を受けた際、エネルギー回路を切られて主力兵器のイオン砲が使用不能となったため、苦戦する神ファミリーを救うべく兵左衛門と梅江の操縦で分離し敵中に突撃。バンドック下部に激突して爆発した。
ビアルIII世
ザンベースを格納する移動要塞。長野県の諏訪湖の湖底に隠されており、神北一家が管理する。キング・ビアル合体時には艦首部となり、後方にザンベースの格納ハンガーがある。
キング・ビアルの情報管制機能を司り、イオン砲を搭載しているが、コントロールシステムはI世、エネルギー供給はII世に依存しているため、キング・ビアルに合体しないと使用できない。他にもミサイルランチャーやレーザー砲、熱戦砲など多くの武装を持ち、突端にはバリアー発生機を内蔵している。なお、パラボラアンテナやノズル等があるが、これは『2001年宇宙の旅』に登場するディスカバリー号の装備を模したものである。『ゼロテスター』のマーク1を参考にしている。初期デザインではI世だった。
第22話で、源五郎の操縦で青騎士ヘルダインに体当たりを敢行、これを撃破し、次いで赤騎士デスカインに特攻、共に轟沈する。

その他(神ファミリー側)

ボート(第5話)
第5話で登場した小型水上船。神ファミリーはメカ・ブースト戦の後、これに乗って被害を受けた人たちの救援物資を渡しに行ったが、足蹴にされた。
小型艇(第9話 - 第12話)
第9話でキング・ビアルに収容された大滝社長がパニック状態で乗り込んだ、飛行能力と潜水能力を持つ自動車に似た小型艇。しかし、メカ・ブースト、アモンスガーの磁力水爆に吸い寄せられてしまった。
第10話で野崎の身を案じる梅江、第11話ではバンドックに潜入する兵左衛門と源五郎が乗り込み、戦場に駆けつけた。ビアルIII世にも積まれており、第12話では公子が乗り、友人に嫌われて傷心の恵子の前に母の由美子に代わり、その言葉を伝えるために現れた。
潜水艦(第16話)
第16話で「地球の平和を守る」と言い残して和行、きいろ、公子の3人が乗り込んだ小型潜水艦で、ビアルII世に積まれていた。魚雷を搭載し、小型メカ鮫を魚雷で次々と破壊していったが、巨大メカ鮫には噛み砕かれてしまった。
潜水スクーター(第16話)
水中でも航行可能な小型艇。第16話で宇宙太と恵子がガイゾックの人質にされた和行たちを救うべく乗り込み、妨害電波でメカ鮫を無力化して勝平が囮になっている間、メカ・ブースト、ブウボンから無事に3人を救出した。

ガイゾック側

バンドック

ガイゾックの巨大戦闘要塞で、キングビアルと同じく具体的なスペックは不明だが、放映当時のテレビマガジン(1978年1月号)ではザンボット3の10倍である全長600mと記載されていた。遮光器土偶に酷似した頭部と上半身に、ケンタウロスのような4つの脚を持った半人半馬の姿である。頭部の戦闘基地と胴体の本部基地で構成され、内部にはブッチャーたちの司令室や娯楽部屋、ガイゾック兵士たちが配置されているコントロールブロックや、メカ・ブーストや人間爆弾の製造工場などを備えている。

装備は一撃であらゆる物質を蒸発させる威力を誇る両腕のバンドック砲と、前面に展開され多数発射されるスペースミサイル、その前の防衛線を張るスペース機雷、ザンボット以上の大きさの大型魚雷といった武器を持ち、さらに伸縮自在の脚を伸ばして攻撃する他に、着陸時にはザンボット3でも突破できない特殊バリアーを全体に張り巡らせる。頭部のみ独立して行動することも可能で、限界潜行深度は10000メートル以上でザンボット3よりも上である。このため、日本海溝の底に潜むバンドックをビアルもザンボットも直接攻撃ができなかった。

内部の頭脳・動力源がガイゾックの黒幕でもあるコンピュータードール第8号であり、そこでコントロールおよび、ブッチャーに攻撃の指示を与えていた。第21話ではビアルII世の特攻により内部にまで深刻なダメージを受けただけではなく、下部中央のノズル部や左脚等を破損、さらに頭部がイオン砲によって破壊され、首無しとなっても最後まで活動し、第23話でザンボエースを除いた神ファミリーのメカ全てと刺し違える形で葬られた。

なお、初期の設定では、バンドックは主人公たちの基地になる予定で、キングビアルと同様3体に分離することも考えられていた。デザインは大河原邦男。

メカ・ブースト(メカブースト)

ガイゾックが送り込む戦闘メカ。状況において様々なものが存在するが、総じて怪物然とした姿をしている。時としてブッチャーが観た地球の生物や、文明の利器の応用、或いは誤解した形で攻撃手段として搭載しているものもある。シルエットのみのメカ・ブーストや本編ではその戦いの様子が語れなかったり、第15話でバレターがブッチャーに見せたカタログの種類の未登場のメカ・ブースト(名前は不詳)も存在する。

第20話ではドヨズラー、ガルチャック、アモンスガー、トラシッドの4体が再生改良され、再登場している。

なお番組初期設定では「メカ・ビートル」という名称だった。

その他(ガイゾック側)

スネソーザー
カタツムリに似た飛行偵察メカ。多数存在し、世界中に派遣されているらしい。メカ・ブーストとザンボット3の戦闘の様子などの映像をブッチャーのモニターに送信してくる。近年になって目撃例が急増したUFOの正体で、これによって神ファミリーはガイゾックの到来を察知し、キングビアルのサルベージを行うと共に勝平らに睡眠学習をさせ、準備を進めていた。ニックネームは「でんでん虫」で、出現時には勝平たちに少なからず嫌悪感を与えていた。強力な水圧には耐えられないらしい。
ベルター・タンク(第10話・第20話)
自動操縦で動く無人戦車で、バンドックの周囲を警護し、一部は合体してメカ・ブースト、トラシッドとなる。
ガイゾックのメカの中では数少ない地球兵器に近いデザインで、強力で正確な砲撃はザンボメカを近寄らせず、ザンベースを損傷させ、後退させた。さらに同士撃ちしないよう判別機能も備えていたが、勝平にカメラを潰されるとコントロールが停止してしまい、そのままその戦車に乗りこんで操縦した勝平によって次々と他の戦車は抵抗できぬままに破壊されていった。
メカ鮫(第16話)
メカ・ブースト、ブウボン護衛用に、周囲の海中に放たれていた鮫形のロボット。小型の普通のサメサイズと、ザンボエースなみのサイズの黄色い巨大サメの2種類がいる。妨害電波には弱い。
人間爆弾(第16話 - 第19話)
人間の体内に強力な時限爆弾を埋め込み、一定の時間が来た時に爆発させる文字通りの無差別大量虐殺兵器。埋め込まれた人間には手術時の記憶が消され、さらに印として、背中に星型の痣のような模様が浮かび上がる。いったん埋め込まれると、ビアル星の科学力でも摘出は不可能。埋め込み手術は相手を手術台にうつぶせで固定し、星型の回転機械を人体に押しつけることで行われる。
メカ・ブーストよりも安上がりに人を大量に殺せるとブッチャーはご満悦だったが、浜本やアキの死を見届けた勝平の怒りの攻撃と、香月や爆弾構造を把握した技師たちによる捨て身の逆襲によって阻止された。
輸送艇(第17話)
人間爆弾用に集めた人間たちを輸送・運搬する目的で用いられる、ドーム型の大型メカ。正面のハッチが出入り口だが、そこをザンブルのミサイルで潰された後には、上部に伸縮自在の掃除機のホース様の触手を展開し、人間たちをまとめて吸い寄せる。その時に林は爆死し、香月もまた捕獲され、そのままバンドックへ運ばれた。
脱出カプセル(第18話)
バンドックからミチを逃がすため、香月が乗せた脱出カプセル。ザンボット3が潜航できない10000メートルの深海の水圧に耐えて無事に浮上し、ミチは神ファミリーと合流できた。
ベルター・カプセル(第20話)
再生トラシッドに合体するベルター・タンクを輸送するメカで、キングビアルのイオン砲で破壊されたが、タンクはそのまま合体した。
赤騎士デスカイン、青騎士ヘルダイン(第22話)
ガイゾックがブッチャーに命じて封印を解かせた死の騎士。バンドック内の神殿にて、ガイゾックの紋章が描かれた盾にブッチャーが斧を振り下ろして封印を解くと、馬と戦車を合わせたような下半身に、鎧騎士の上半身を持つガイゾックの神を守る守護武者赤騎士「デスカイン」と、青騎士「ヘルダイン」が出現する。色と頭部飾り以外は2体共同型で、武器は主にデスカインが青龍刀型の剣を、ヘルダインが槍を用いる。
最強のメカ・ブーストでもあり、堅固な盾でザンボットとビアルの攻撃を寄せ付けず、2体が対になって光り輝き、剣、槍、メイスなどの武器を乱射する合体技「シールド・フラッシュ」で神ファミリーを追い詰めたが、ビアルIII世の特攻により2体とも倒された。
なお、初期の名称は「白騎士、青騎士ギルラ―」だった[16]

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ - 「行け!ザンボット3」
作詞 - 日本サンライズ企画室 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士
歌 - 堀光一路ザ・ブレッスン・フォーザ・チャープス / レーベル - キングレコード
エンディングテーマ - 「宇宙の星よ永遠に」
作詞 - 日本サンライズ企画室 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士
歌 - 堀光一路、ザ・ブレッスン・フォー、ザ・チャープス / レーベル - キングレコード
補足
主題歌作詞は富野という誤解も多く、『富野由悠季全仕事』でも富野の作詞とされており、長らく定説とされていたことが分かる。DVD-BOXのブックレットに掲載されているインタビューで富野本人が否定している。本作の主題歌の歌詞は女性スタッフによって書かれたとのこと。後番組『無敵鋼人ダイターン3』の主題歌は富野が作詞をしており、本作の歌詞とニュアンスが似ていることについて、「(必要があると思ったので)言葉を受け継いだ」と答えている。
最終話のラストシーンには、「もう戦いはない」で始まるEDの2番が使用されている。
当時(1970年代)、アニメソング市場は日本コロムビアがほぼ独占していたが、キングレコードは本作を皮切りに『機動戦士ガンダム』、『伝説巨神イデオン』等、日本サンライズ作品の主題歌販売権を次々と獲得し、シェアを伸ばしていった。なお、本作と初代ガンダムの間に放送された『無敵鋼人ダイターン3』の主題歌販売権は日本コロムビアにあったため、『ダイターン3』のBGM集がキングレコードから発売された際には、堀光一路によるOPとザ・ブレッスン・フォーによるEDが新たに制作・収録された。

放送局

各話リスト

  • 本放送時にそれぞれ1回ずつされている第5話・第6話、1978年4月 - 5月の再放送は除く。
話数放送日サブタイトル脚本演出コンテ作画登場メカ・ブースト
第1話1977年
10月8日
ザンボ・エース登場五武冬史斧谷稔グリーンボックス
青木悠三、正延宏三(第1話)
ドミラ
第2話10月15日燃える死神の花荒木芳久ジドビラー
第3話10月22日ザンボット3出現!行田進秦泉寺博木下ゆうきガビタン
第4話10月29日集結! キング・ビアル吉川惣司四辻たかお斧谷稔加藤茂ドヨズラー
第5話11月5日海が怒りに染まる時五武冬史貞光紳也スタジオZガルンゲ
第6話11月12日父が帰ってきた日荒木芳久斧谷稔
行田進
グリーンボックスエレギン
第7話11月19日さらば! 我が友よ四辻たかお鈴木康彦クモガニラ
第8話11月26日廃墟に誓う戦士吉川惣司石崎すすむ磯浜太郎長谷川憲生ガルチャック
第9話12月3日危うし! キング・ビアル荒木芳久行田進落合正宗グリーンボックスアモンスガー
第10話12月10日バンドック現わる!田口章一金田伊功[23]貞光紳也スタジオZトラシッド
第11話12月17日決死の爆破作戦吉川惣司四辻たかお八尋旭サンライズスタジオバイブロン
第12話12月31日誕生日の死闘田口章一広川和之鈴木康彦モグンダー
ハリンダー
第13話1978年
1月7日
果てしなき戦いの道荒木芳久菊池一仁斧谷稔グリーンボックスダボンガー
第14話1月14日スカーフよ永遠なれ星山博之行田進小林三男木下勇喜
長谷川憲生
カメジオン
第15話1月21日海に消えた老将吉川惣司広川和之八尋旭鈴木康彦デスカメル
第16話1月28日人間爆弾の恐怖田口章一金田伊功貞光紳也スタジオZブウボン
第17話2月4日星が輝く時荒木芳久行田進
菊池一仁
斧谷稔グリーンボックスヒラヤンガー
メカブースト(A・B・C)
第18話2月11日アキと勝平星山博之山崎和男サンライズスタジオクラーゲン
第19話2月25日明日への脱出吉川惣司広川和之鈴木康彦ゴルガス
ガイダー
第20話3月4日決戦前夜荒木芳久斧谷稔中村プロダクション再生メカブースト軍団
第21話3月11日決戦! 神ファミリー星山博之菊池一仁斧谷稔坂口尚ダンガルン
ゾンダア
第22話3月18日ブッチャー最後の日五武冬史貞光紳也スタジオZ赤騎士デスカイン
青騎士ヘルダイン
第23話3月25日燃える宇宙広川和之斧谷稔サンライズスタジオ
佐々門信芳
イメージのベム
コンピューター・ドール第8号

玩具

ザンボット3は様々なメーカーから発売された。主にパーツの差し替えと組み替えによる3機合体やザンバードがザンボ・エースの変形を再現した。

しかし、デザインや構造自体に無理があるために、組み替えや、補助パーツ無しでの完全合体するザンボット玩具は未だに出ていない。また、クローバー製玩具は、設定に倣った武器も一応は同梱されたものの、それを手に持たせられないアンバランスさも目立つ。

アオシマから発売されたアニメスケールシリーズの中で『伝説巨神イデオンシリーズ』以外のサンライズ作品のスケールモデルで2種類以上出たのはこのザンボット3とダイオージャのみである。またアオシマキットではザンボマグナムが付属するものがあるが、エースではなく、3が持つちぐはぐな面もある。

  • クローバー
    • コンビネーションプログラム(組み換え完全合体、再発売時にはコンビネーションプログラムDXの名前に変更)
      • ザンバード、ザンボエース(組み替え完全変形、トレンブルホーン、ハンドミサイル付属)
      • ザンブル(クラッシャードリル、トレンブルホーン付属)
      • ザンベース(レゴン、ザンボットバスター、ザンボットカッター、ザンボットブロー付属)
    • コンビネーションプログラムJr.(組み替え完全合体、レゴン、ザンボットバスター、ザンボットカッター、ザンボットブロー、トレンブルホーン、パワーミサイル付属)
    • ザンボット3(不完全(ザンバード(無変形)のみ分離可)合体、ザンボットバスター、ザンボットカッター、ザンボットブロー付属)
    • ザンボエース(無変形、ザンボマグナム(装備不可能)、ザンボットグラップ、ハンドミサイル付属)
    • パワーモーター付きザンバード、ザンブル、ザンベース(非合体、ザンバードのみ変形、パワーモーターでハイダッシュするプラスチック玩具)
  • オリオン
    • ザンボット3(非合体)
    • 合金パズル ザンボット3(非合体)
    • 合体ザンボット3(不完全合体)
      • ザンバード(無変形)
      • ザンブル
      • ザンベース
    • キングビアル(組み替え完全合体。なお、設定名ではなく、商品では単に1号基地、2号基地、3号基地で呼称。キングビアル名称も無く、セット販売もされていない。金属製のザンボット3付属。)
      • 1号基地(ビアルⅠ世)
      • 2号基地(ビアルII世)
      • 3号基地(ビアルIII世)
  • 青島文化教材社
    • 合体ロボット ザンボット3(無敵合体と合体超人のそれぞれ欠けている物を同梱。組み替え完全合体、ザンボエースのみ変形、ザンボットグラップ、ザンボットブロー、ザンボットカッター、ザンボットバスター、ザンボマグナム付属)
      • 無敵合体 ザンボット3(組み替え不完全合体、ザンボットグラップ、ザンボットブロー付属)
      • 合体超人 ザンボット3(ザンボエースのみ変形、不完全合体、ザンボットカッター、ザンボットバスター、ザンボマグナム付属)
    • マイクロプラモデル ザンボット3(非合体、無変形)
    • ミニ合体シリーズ、スーパーミニ合体 ザンボット3(ザンボットカッター付属、不完全合体)
      • フォート・ビアル
      • ザンファイター
      • ザンキャノン
      • ザンベース
    • アニメスケールシリーズ(非合体)
      • 1/460 ザンボット3
      • 1/240 ザンボット3 (ザンボマグナム、ザンボットカッター付属)
      • 1/240 光るザンボット3
    • スカイネット(非合体)
      • 無敵超人ザンボット3(ザンボットグラップ、ザンボットブロー、ザンボットカッター付属)
      • DXザンボット3&ミニザンバード(ザンボットグラップ、ザンボットブロー、ザンボットカッター付属)
      • スーパーロボットシリーズ 1/300 無敵超人ザンボット3
  • 浪漫堂
    • ザンボエース(組み換え変形、非合体)
    • ザンボット3(非合体)
    • バンドック
    • キングビアル(組み替え完全合体。単品とセットが出て、合体するキングビアルとしては唯一のセット化。)
      • ビアルⅠ世
      • ビアルII世
      • ビアルIII世
  • バンプレスト
    •  プライズ
      • ザンボエース(無変形。胴体部だけザンバードとコンパチ)
      • ザンバード(組み替え完全合体)
      • ザンブル(組み替え完全合体)
      • ザンベース(組み替え完全合体)
    • スーパーロボット大戦キーホルダー
      • ザンボット3
      • ザンボエース
  • バンダイ(またはBANDAI SPIRITS
    • HGガチャガチャ
      • ザンボット3 A(ムーンアタック)
      • ザンボット3 B(ザンボットブロー)
      • ザンボエース
      • 神勝平(ザンバード付属 これらのバラメカはクリア造型になっている)
      • 神江宇宙太(ザンブル付属)
      • 神北恵子(ザンベース付属)
    • ヒーローメカコレクションVol1
      • ザンボット3(グラップ、ブローの手の付け替え)
    • 超合金魂GX-23ザンボット3(組み替え完全合体) -ザンボット全武装の他、ザンボマグナム、ホルスター、イオン砲が付属。
    • 超合金魂GX-81ザンボエース(組み替え完全変形 非合体) - ザンボマグナム、バードガン、トレンブルホーン、フェイスパーツ付属。
    • 超合金魂GX-84ザンボット3 F.A. (非合体) - ザンボットグラップ、ザンボットカッター、ザンボットブロー付属。
    • スーパーミニプラシリーズ ザンボット3(組み換え完全合体) - ザンボットカッター、ザンボットブロー、ザンボットグラップ付属
      • ザンバード/ザンボエース - ザンボマグナム付属
      • ザンブル
      • ザンベース
    • SRC(サンライズロボットコレクション)
      • ザンボット3 - ザンボットカッター、ザンボットブロー付属。
  • B-CLUB
    • ザンボット3(非合体)- ザンボットカッター、ザンボットブロー同時装備。
    • ザンボエース(無変形)- ザンボマグナム、ザンバード(無変形)付属。
  • メガハウス
    • コスモフリートコレクション
      • キングビアル(非合体 ザンボット3付属)

ゲーム

ザンボット3のコンピュータゲーム出演は、プライズ品を出したバンプレストによって行われ、その後バンプレストからゲーム事業を引き取ったバンダイナムコエンターテインメント(引き取った当時の社名はバンダイナムコゲームス)がスーパーロボット大戦シリーズ作品に不定期に登場(参戦)させている。

シャッフルファイト
初登場作品。
バトルロボット烈伝
富野作品集結ゲームとして、ダイターン3や、その他の富野作品ロボと共に出演。
スーパーロボット大戦シリーズ
初登場は『第4次スーパーロボット大戦』。登場人物はザンボット3のパイロット3人と神ファミリー、ブッチャー、コンピュータードール第8号が主に登場。作品によっては香月とブスペアも登場する。『スーパーロボット大戦Z』で香月組の浜本とブッチャーの側近3人が登場した。アキの人間爆弾については人間爆弾のエピソードが描かれた『第4次』『Z』共に条件付きで回避できる演出が加えられている他、ストーリーやゲームシステムなどの都合上、原作で戦死する神ファミリーの面々もそのまま生き残ることとなる。
ザンボット3パイロット全員が「幸運」の精神コマンドを覚えない。その理由は原作設定を反映させた製作側の意図によるものである[24][注釈 17]。さらにダイターン3との合体技(コンビネーション・ブレード、スペース・コンビネーションアタック)やトライダーG7との合体技(Wわんぱくアタック)が使える。
メカはザンボット3と各分離メカ、『Z』ではキングビアルが戦艦系ユニットとして初登場、ただし、各基地に分離することはできない。敵メカはバンドックとメカブーストドミラ、守護騎士が出演作品ではほぼ毎回登場しているが、作品によって登場メカブーストが増えたり、変更される。『IMPACT』では初めてバンドックが頭部と胴体部に分離(というより頭部と胴体が別個ユニットとして登場)するようになった。また、『第4次』他ではメカブーストガルチャックも登場しているが、原作で神ファミリーを苦しめた特殊装甲設定はない。

コミカライズ、アンソロジー作品

本放送時に冒険王で連載された。基本的にストーリーはテレビ版と同一の内容だが、ガイゾックはブッチャーを頂点とした単なる宇宙からの侵略者であり、アキとミチは人間爆弾にされた後、勝平と香月の活路を開くために爆死し、神ファミリー側の殉職者は兵左衛門と梅江の2人だけとなり、エピローグではザンボットパイロット3人のその後が描かれた[注釈 18]。長らく、このコミカライズ版は単行本も出ない幻の作品となっていたが、2011年4月に「マンガショップ」から『サンライズロボット漫画コレクション Vol.3 無敵超人ザンボット3』が発売された。本作のコミカライズ版を描いたのは岩田廉太郎であるが、次作『無敵鋼人ダイターン3』からは岡崎優が描いている。岩田が本作の直前まで『ジェッターマルス』のコミカライズを手がけていた影響により、手塚治虫調のヒーローらしい絵柄となっている。また、原作にはない勝平に恵子が思いを寄せているように見受けられるところもある。

1998年に双葉社から発売された『スーパーロボットコミック 無敵超人ザンボット3&無敵鋼人ダイターン3』には、神北恵子のスピンオフエピソードである「中2時代」と「緑の戦士」、本作のトラウマの1つである人間爆弾を活かしたエピソード「天使も飛べない空」、そして『無敵鋼人ダイターン3』とのクロスオーバーエピソードである「無敵中年ソンチョー3」が収録されている他、『ダイターン3』の外伝エピソード2本も収録されている。

脚注

注釈

  1. ^ クローバーはいわゆるファブレス企業で商品企画のみを行い、商品の設計や生産は沼本が転職したタカラの子会社が請け負っていた。
  2. ^ 勝平の父・源五郎は遠洋漁業に出ていたが、第6話で焼津に帰港する[14]
  3. ^ スーパーロボット大戦シリーズ」で声を担当。
  4. ^ 第10話 - 14話で一時的に担当。また、『スーパーロボット大戦Z』以降の「スーパーロボット大戦シリーズ」で声を担当。
  5. ^ スーパーロボット大戦IMPACT』と『スーパーロボット大戦A PORTABLE』で声を担当。
  6. ^ (第4話までは旧芸名の武智豊子で出演。
  7. ^ 普段の源五郎の目は細く小さめに描かれていたが、第22話で特攻するシーンでは、目が大きくなり、普段の顔とは違うタッチで描かれている。
  8. ^ 第3話での奉納試合での名前表記
  9. ^ 第17話のエンディングのテロップでは、健太と浜本のキャストが誤って逆に表記されていた。
  10. ^ キング・ビアル内の勝平の部屋で起きたアキの爆発はシャッター閉鎖により最低限の被害で済んだ。アキの死が信じられない勝平は甲板に上がった際、アキに貸したパジャマの切れはしを手にしたことでアキの死を受け入れた。
  11. ^ エンディング・クレジットならびに公式サイト表記による。関連書籍やテキスト媒体など各種記事では、基本的にキラー・ザ・ブッチャーとされることが多い。
  12. ^ ロマンアルバム等に収録されている設定書からすると額の三日月の頂点までを合わせて60メートルである。メカ・ブーストのガルンゲの体重が20万トンであるという一太郎の台詞があり、この設定が制作時にも残っていたらしい形跡がある。
  13. ^ アニメージュ「スタジオぬえ デザインノート」で、宮武が「ムチャな設定」と振り返っている。
  14. ^ ザンボット3に乗る3人、およびキングビアル乗員が着る戦闘服のデザインは、やはり安彦が挿絵を手がけたクラッシャージョウシリーズでの万能服「クラッシュジャケット」のデザインに流用されていると、安彦自身がムックなどで明言している。
  15. ^ ザンボット3の変形合体パターンは大河原邦男と平山良二が原案、武器類やキングビアル、ダンガルン等の設定はスタジオぬえの宮武一貴らが担当、バンドックのデザインは大河原邦男だったようである。なお、デザインに当たって高千穂遥が私蔵の武器を持ち出して使い方を演じて見せ、参考にしたという(DVD-BOXブックレット掲載のインタビューより抜粋)。
  16. ^ 制作局と同時ネット。
  17. ^ 勝平に限り、一部作品では例外的に覚えるが、『A PORTABLE』での勝平のエースボーナスは「不屈」をかけると「幸運」もかかるというものであり、それぞれの頭文字を組み合わせると「不幸」となる。
  18. ^ 勝平は香月とケンカを行い、宇宙太は東大を目指す受験生となり、恵子は普通の中学生として日々を過ごしていた。

出典

  1. ^ ブレインナビ 『ザンボット3・ダイターン3大全』 双葉社、2003年、109頁
  2. ^ http://moura.jp/clickjapan/robot/206/content02.html
  3. ^ ファミリーコンピュータMagazine徳間書店 1995年6月30日号特別付録 「バトルロボット烈伝 最強キャラクタファイル」 50頁。
  4. ^ 「アニメ大国の肖像 (53)」東京新聞 2006年12月14日夕刊、中日新聞東京本社、2006年。
  5. ^ Web現代「ガンダム者」取材班編集「第5章 企画 飯塚正夫 《後発の戦い方》」『ガンダム者 ガンダムを創った男たち』講談社、2002年10月9日、ISBN 4-06-330181-8、251頁。
  6. ^ ブレインナビ 『ザンボット3・ダイターン3大全』 双葉社、2003年、18-20頁。
  7. ^ TARKUS編「Chapter:1 ガンダムビッグ・バンへの道 証言2 沼本清海」『ガンプラ・ジェネレーション』講談社、1999年4月14日、ISBN 4-06-330074-9、36頁。
  8. ^ マツコ&有吉の怒り新党|2012/09/26(水)23:15放送 (1) - TVでた蔵
  9. ^ マツコ&有吉の怒り新党|2012/09/26(水)23:15放送 (2) - TVでた蔵
  10. ^ 俳優・上川隆也、アニメ愛を語る!イチオシ「ザンボット」の結末とは? - IRORIO
  11. ^ 「GANTZ」連載13年でついに完結、戦いの結末を目撃せよ - コミックナタリー
  12. ^ 有名人が初めて話します!とっておきランキング ここでしか聞けないヒミツの話30連発 - フジテレビ
  13. ^ 【エンタがビタミン♪】市川紗椰の『ラストが切なすぎるアニメ ベスト3』に騒然「2位でやめて…」 - Techinsight
  14. ^ 第6話「父が帰ってきた日」”. 『無敵超人ザンボット3』公式サイト. 2020年8月7日閲覧。
  15. ^ 氷川竜介「第5章 アニメの覚醒--富野監督語録とオタク元年--」『20年目のザンボット3』太田出版、1997年8月13日、ISBN 4-87233-333-0、188-189頁。
  16. ^ 竹書房 『サンライズ・ロボット・コンプリートファイル スーパーロボット編』21頁
  17. ^ 河北新報』1980年8月1日 - 8月29日付朝刊、テレビ欄。
  18. ^ 日刊スポーツ』1977年10月14日付朝刊、テレビ欄。
  19. ^ 福島民報』1977年10月7日 - 10月28日付朝刊、テレビ欄。
  20. ^ 『福島民報』1980年4月2日 - 9月3日付朝刊、テレビ欄。
  21. ^ 『北日本新聞』1978年3月6日 - 3月10日付各朝刊テレビ欄より
  22. ^ 北日本新聞』1978年1月27日付朝刊テレビ欄より
  23. ^ 『無敵超人ザンボット3 メモリアルボックス』 解説書より
  24. ^ ケイブンシャ『第4次スーパーロボット大戦を一生楽しむ本』124ページより。

参考文献

  • 「ロマンアルバム21 無敵超人ザンボット3」徳間書店(1979年)
  • 「無敵超人ザンボット3」朝日ソノラマ(1982年9月)ISBN 4-257-60017-9
  • 「20年目のザンボット3」氷川竜介/著 (1997年)ISBN 4-87233-333-0
  • 「ニュータイプ100%コレクション34 スーパーロボットジェネレーション SUNRISE1977〜1987」角川書店(1999年)
  • 「朝日新聞縮刷版」

外部リンク

名古屋テレビ 土曜17時台後半
前番組番組名次番組
17:30 - 魔法のマコちゃん(再放送)
17:45 - 天気予報
17:50 - ニュース
無敵超人ザンボット3
(1977年10月8日 ‐ 1978年3月25日)
無敵鋼人ダイターン3
(1978年6月3日 ‐ 1979年3月31日)
テレビ朝日 金曜18時台前半
恐竜探険隊ボーンフリー(再放送)
※月曜 - 金曜 → 月曜 - 木曜
無敵超人ザンボット3
(1977年10月7日 ‐ 1978年3月24日)
無敵鋼人ダイターン3
(1978年6月2日 ‐ 1979年3月30日)

装甲騎兵ボトムズ

装甲騎兵ボトムズ』(そうこうきへいボトムズ、Armored Trooper Votoms)は、日本サンライズ(現・サンライズ)制作のロボットアニメSFアニメ)。テレビシリーズが1983年4月1日から1984年3月23日テレビ東京系ほかで放送された。全52話。

後日談やサブエピソードを描いた小説・漫画・OVA作品が制作・発表され続けている。映像作品の最新作は、2011年4月に発売されたOVA『孤影再び』である。

概要

高橋良輔リアルロボット路線の『太陽の牙ダグラム』(1981年 - 1983年)に引き続き手がけるテレビアニメとして生まれた。ハードボイルドな描写とハードな世界設定とともに、登場するロボット「アーマードトルーパー(以下AT)」を単なる機械、単なる兵器として扱う描写を『ダグラム』以上に徹底して追求し、1979年の『機動戦士ガンダム』に始まるサンライズのリアルロボット路線は本作で一つの頂点に達したと言われる[1][2]

本作は監督の高橋良輔、キャラクターデザイン塩山紀生、主人公の声を演じた郷田ほづみ、そして音楽を担当した乾裕樹のそれぞれの代表作の一つとされる。

キー局のテレビ東京等はタカラの一社提供だった。

あらすじ

アストラギウス銀河を二分するギルガメスとバララントは、もはや開戦の理由など誰も知らない戦争を100年も続けていた。その“百年戦争”の末期、ギルガメス軍の一兵士キリコ・キュービィーは、味方の基地を強襲するという不可解な作戦に参加させられる。その作戦でキリコは軍の最高機密「素体」を目にしたため軍から追われる身となり、町から町へ、星から星へと逃亡の旅を続ける。その逃亡と戦いの中で、やがて陰謀の闇を突きとめ、自分の出生に関わるさらなる謎の核心へと迫っていく。

登場人物

主人公とその仲間たち

キリコ・キュービィー
- 郷田ほづみ
本編の主人公。 ギルガメス暦2326年7月7日生まれ。ギルガメス軍の「メルキア方面軍」曹長。一時は第24メルキア方面軍戦略機甲兵団・特殊任務班X-1(通称「レッドショルダー」)にも所属していた。生まれながらの孤高のパーフェクトソルジャー(PS)でありワイズマンの後継者である異能者。
キリコが極秘作戦の最中、偶然フィアナと出会い、心の暗闇に光をあてられたところから物語が始まる。
フィアナ / ファンタム・レディ
声 - 弥永和子 / 梨羽雪子(第3話)
本編のヒロイン。キリコの恋人であり、彼が愛した唯一の女性。ギルガメス軍が創ったPSの1人。年齢不明。「ファンタム・レディ」はウドのバトリング選手や住民たちによる呼称であり、組織や軍からは「プロト・ワン」「素体(そたい)」などと呼ばれ、キリコは数度目の遭遇時から「フィアナ」と呼ぶようになる。名の意味は「火」「炎」(Fire)の女性形で、主題歌「炎のさだめ」とOVA『赫奕たる異端』最終回予告の文言はこれに由来する[注 1]
ギルガメス、バララントを通じて初のPSとして誕生したが、教育を施される前の「空白の状態」でキリコと出会ったため、キリコの存在が刷り込まれ、彼を慕うようになる。秘密結社に強奪された後、PSとしてのレクチャーを受け、ブルーティッシュドッグでの戦いはウドの住民からは「死神」と恐れられたが、ウドの街でキリコと再会して、秘密結社との間に軋みが生じ始める。
PSに不要な感情である「愛」を持ったため戦闘を忌避するようになりPSとして欠陥品とされてしまい、クメン編において抹殺命令が出された事や、秘密結社の監視役セルジュ・ボローの死をきっかけに、以降キリコと行動を共にし、苦難を乗り越えながら伴侶となり、共に生き抜くことを決意して乗り切っていくが、サンサ編で、PSと同等かそれ以上の力を見せるキリコもまたPSではないか?という疑いも持ち始める。
テレビ本編中にはなかったが、後に「PSの寿命は2年間」という設定が『赫奕たる異端』制作時に付加されている。テレビ本編では第1話から最終話ラストシーンまでに約2年が経過しており、この時点でほぼ寿命を迎えていたことになる。
ブールーズ・ゴウト
声 - 富田耕生
ギルガメス暦2294年1月2日生まれ[3]ウドの街でキリコが知り合ったブローカーでかつ、バトリングのマッチメーカー。金になりそうなことなら何でも商売にする守銭奴だが、本質は人が良く人情家である。最初はキリコの腕を見込んでバトリングの選手にするつもりだったが、ウド治安警察とキリコの抗争に巻き込まれてキリコに肩入れしていき、最終的には街の崩壊によってウドでの商売を畳む羽目になる。その後、クメン王国の傭兵部隊基地アッセンブルEX-10に武器類を納入する商売を手がけて成功。傭兵としてアッセンブルEX-10に入ったキリコを助ける。クメン内乱末期の大混乱もしぶとく生き延び、結局コールドスリープの時まで、キリコには最後の最後まで付き合うことになった。キリコとは損得抜きの良き仲間であり、父親的な存在でもある。キリコやバニラは「とっつぁん」(後にキリコは名前呼びする)、ココナは「おやっさん」と呼ぶ。
キリコが元レッドショルダーでは無いかという疑いをウド編初期から持っており、そしてサンサでは、そのレッドショルダーだった過去を引きずり、苛まれるキリコの様子をフィアナと共に憂いていた。クエント編ではワイズマンの後継者に選ばれた(振りをした)キリコの暴走を止めようと秘密結社から脱走する時に隠れた戦闘能力を見せている。OVA『ビッグバトル』では旧知の相手チェロキーのやり方に不満を覚えながらも、ココナ、バニラと共にバトリングに挑むキリコを援護する。
小説『孤影再び』の時代ではバニラの商売の相談役となり、悠々自適の隠居生活を送るが、続く『幻影篇』でも、キリコが自分達の手の届かない存在になっている事も漠然と感じていた。
ココナ
声 - 川浪葉子
ギルガメス暦2328年3月8日生まれ[4]。ウドの街で“たかり”をして身銭を得る戦災孤児の浮浪少女で、「キリコのマネージャー」を自称し、彼を巡ってゴウトらと行動を共にする。テレビシリーズ初登場時16歳。ウド編では、暴走族に拉致されかけて散々な目に遭う事もあったが、その時に暴走族に襲撃情報を売った事にはキリコが逆手に採ったり、キリコを見捨てようとするゴウトやバニラを何度も説得してキリコを助けるなど、重要な働きをした。クメン編ではバーの歌姫もこなすが、『機甲猟兵メロウリンク』の小説版によれば「たのまれグッバイ」以外の歌唱力はからっきしであるとのこと。
気が強いが少々涙もろい一面もある。キリコに気があったが、クメンでのバニラの愛のメッセージを聞いたきっかけでバニラの気持ちに応えるようになり、最初は嫉妬の対象だったフィアナのキリコとの関係をサンサで見て身を引き、むしろ彼らの力になろうとする。
『ザ・ラスト・レッドショルダー』のラストでは、キリコが孤独に流離っている夢を見たり、「クエント」や「ビッグバトル」ではフィアナを救う為に身体を張り、女同士という事もあり、フィアナの事をある意味3人の中で一番気遣う面を見せている。
小説『孤影再び』の時代にはバニラと結婚し、三男三女をもうけている。
バニラ・バートラー
声 - 千葉繁
ギルガメス暦2323年9月30日生まれ[3]。ココナ同様、ゴウトと行動を共にする一行のムードメーカーともいえる陽気な男で、元メルキア軍人の闇商人。ウドの街ではゴウトと共に、キリコを使って一儲けをたくらんでいたが、一緒に行動していくうちにキリコを支援するだけではなく、損得感情無しの男の友情で結ばれるようになる(親しみを込めて「キリコちゃん」と呼ぶことがある)。百年戦争時は軍の優秀なヘリパイロットで、ウド編でも治安警察のヘリを強奪して乗り回していた他、クメンで経営していたバーを焼かれた後には、一時EX-10のヘリのパイロットとして参戦し、クエント編ではそのパイロットの腕前を、小型宇宙艇を奪取した時にも発揮しており、『ビッグバトル』でもヘリを操縦してキリコをサポートする。
クメンでは「キリコに判りやすいように」という意味合いもあって、経営するバーの名前を、ファンタムレディーから採って「ファンタムクラブ」(キリコと3人以外はフィアナがそう呼ばれていた事も知らない意味もあって)という名前でゴウトと共同経営する。ファンタムクラブはEX-10の荒くれ兵士達の憩いの場となっており、収入も非常に高かったが、店を焼かれた後には再び軍隊に入る事を決意し、その際ココナに「戦争に集って生きるのは飽きた、ウジ虫よりは腐った肉の方がマシ」という彼なりの信念と哲学も見せている。
小説『孤影再び』の時代ではクメン産の食料品を扱う商売により成功し、交易都市グルフェーの名士となっていたが、そこでも流れ着いたキリコに協力する事となる。
ル・シャッコ
声 - 政宗一成
ギルガメス暦2318年5月12日生まれ[4]。巨漢のクエント人傭兵(キリコが始めて出逢ったクエント人でもある)で、クメン王国内戦時にキリコと共に戦った戦友。寡黙で信義に篤い性格。大柄なクエント人専用のAT、ベルゼルガを駆る。ポタリア、キデーラと共にアッセンブルEX-10では一番の腕利き兵士で、キリコも加えた4人でEX-10最強ATチームを結成した。
カン・ユーの命令に背いたキリコに同調して助ける中で次第に友情で結ばれていく。クメン編終盤では傭兵契約を優先してキリコ達から離れ、一時はカン・ユーを助けるものの、ラストではその卑劣な振る舞いにとうとう堪忍袋の緒が切れて彼を排除し、キリコ達を救った。
内戦終結後はクエント星に戻っており、クエント編で再登場しキリコと行動を共にし、その中でキリコが神の子である事に加え、密かにクエントとアストラギウス銀河を支配してきた神ワイズマンの事を知っていく。クエント星消滅後は、数少ないクエント人の生き残りとなっていたが、OVA『幻影篇』では、クエント星消滅の際、双子星だったヌルゲラント星にクエント人全員が転送されていた。OVA『ビッグバトル』にもゴウト達と共に登場し、キリコを支援する。
2010年リリースのOVA『幻影篇』にも登場。直近登場作品から32年の月日が劇中経過しているが、寿命が平均200歳を越えることもある長命種族であるため、髪型と服装が変わった以外さして加齢した様子や容貌の変化もなく、キリコゆかりの地を巡るバニラ、ココナと再会するだけではなく、クエントの頃のように、キリコと共にヌルゲラントで戦い、中枢に潜むワイズマンに肉迫していく。

秘密結社関係者

イプシロン
声 - 上恭ノ介
秘密結社が創り上げた2人目のPS「プロト・ツー」。PSとしてのアイデンティティーに過剰な誇りを持つなど不安定な部分があり、デライダ高地で覚醒した後に、PSとして秘密結社の最重要戦力となる。フィアナ同様に耳にピアスを付けている。
自分の教育係であり、同じPSであるフィアナへの愛情に溢れ、彼女を奪ったキリコに対し激しい憎悪、嫉妬心を抱き、クメン王国内戦以降、宿敵として執拗に付け狙い、不可侵宙域にあるサンサ星にまでその戦いは持ち込まれていく。
OVA『ザ・ラストレッドショルダー』ではブラッドサッカーでキリコと対決、続くクメン編第14 - 第16話でも交戦しているが、この時キリコは相手がフィアナだと思い、イプシロンであることを知らなかった。そして「ブルーAT」の異名を持つスナッピングタートルによってクメン政府軍の多大な損害を与えたが、第23話で愛機を失った後に、ストライクドッグを新たな専用機としていく。
そうした具合にキリコと再三銃火を交え続けるが、フィアナの妨害など様々な障害と、キリコ自身(異能者)の能力が次第に覚醒していく為、結局倒す事は出来ず、惑星サンサに不時着した宇宙戦艦Xにあったキリコの治療カルテを見て、これまでの戦いでもPSである自分と互角以上に渡り合ってきた戦闘能力を持つキリコが常人ではない事に彼なりに気づいていくが、最期はサンサクレーターでのキリコとの最終対決に敗北。自分を負かしたキリコがPSだというフィアナの言葉に同意し、息を引き取る。
ギムアール・イスクイ
声 - 屋良有作
秘密結社幹部で元ギルガメス軍特務工作部少佐。極めて武断的な性格で、相手を懐柔するよりも、力尽くで叩き潰すやり方を好む。PSに必要なヂヂリウムを確保するため、死亡したウドの治安警察署長の後任として送り込まれた。そこでフィアナを巡りキリコたちと争うこととなったが、ウド編のラスト、軍情報部にその存在が知られた事で本部から見棄てられ、更に情報部の要請で送り込まれたメルキア降下騎兵部隊の急襲を受け、爆発に巻き込まれ死亡した。
セルジュ・ボロー
声 - 緒方賢一
秘密結社幹部で元ギルガメス軍情報部少佐。劇中の風体やフィアナからは「ボロー司祭」と呼ばれるなど、宗教団体に所属していることが匂わされていたが、後のOVA『赫奕たる異端』で、異端者として破門された元マーティアルの一員だったと設定付けられている。イスクイと同格だが、彼に対しては「署長」と呼び、敬語を使う事が多い[注 2]
フィアナやイプシロンのお目付け役であり、ウド編及び、OVA「ザ・レッドショルダー」やクメン編でもキリコを危険な存在としてつけ狙い、ウドとデライダ高地ではフィアナを連れてかろうじて逃げ延びる。クメン編でカンジェルマンに取り入ってPSのテストをしていたものの、ラストで建材の下敷きになって死亡。
アロン・シュミッテル、グラン・シュミッテル
声 - 野島昭生(アロン)、二又一成(グラン)
PS製造に関わる双子(アロンが兄でグランが弟)の科学者で、実はワイズマンの手先。2人ともオネエ言葉でしゃべる。キリコとフィアナがクメンを脱出して以降、2人を追撃するイプシロンのテストを行う。のちにアロンはキリコがワイズマンの後継者であることに対する不満を抱き、反乱を企てるがキリコに射殺された。グランはその際に帰順し、クエント星では最後までキリコに従い艦を指揮したが、裂溝部での戦いで撃沈され戦死した。
アルベルト・キリイ
声 - 緒方賢一(第1話) → 亀井三郎
秘密結社の最高幹部で元ギルガメス軍少将。キリコ、ロッチナと共にワイズマンによって動かされていた人物であり、PS強奪やテスト、クメン内乱介入といった具合で組織を動かし、イスクイやボロー達に命令してきた。
キリコによって幹部達やイプシロンが倒された事によって、クエント編から結社の行動を前線に出て指揮していた。双子に誘導されてクエント星の技術を手に入れようとするなど野心的な面が見られる。ワイズマンからの直接指揮を受ける数少ないメンバーの1人だったが、人工天体内でキリコを後継者に選んだワイズマンにより用済みと判断され処分された。
クダル・コニン
声 - 山田俊司
秘密結社の一員で元ギルガメス軍少尉。小惑星リドでのPS素体強奪作戦でAT部隊の指揮を執り、その作戦に参加して疑問を抱いたキリコを疎外していた。戦後はバトリング選手としてウド市に潜伏しており、バトリング場のゴロツキたちからも一目置かれる存在であった。
しかし、バトリング場でキリコを見つけると彼の対戦相手だったボモーを自分と交代させ、功を焦ってブロウバトル(レギュラーゲーム)をリアルバトルに変更しキリコ抹殺を図るが、返り討ちにされてしまう。
チャルク・オリヤ
声 - 政宗一成
秘密結社の一員で元ギルガメス軍大尉。かつて教官としてキリコに市街地戦の訓練を施した過去を持ち、「一体が囮となって、もう一体が敵を仕留める」という戦術をモットーとし、リド襲撃作戦にも戦闘指揮官として参加していた。
コニンに続いてキリコを始末するために、ファイトマネー5000万ギルダンのリアルバトルをゴウト達に持ちかけ市街地に誘い出して襲うものの、キリコに戦闘不能にされた末、秘密結社について自白を迫られ、口封じのため治安警察によって抹殺された。
シムカス・フットー
声 - 嶋俊介
秘密結社の幹部で元ギルガメス軍大佐。サンサ編で戦艦テルタインの艦長として指揮を執っていた。古式なヘルメットとサングラスが特徴。技術にしか関心がないアロン・グランと、打倒キリコに燃えるイプシロンの勝手な行動に散々手を焼かされる。やや神経質で、不可侵宙域での活動にも常に警戒を怠らなかったが、バララント側の挑発にのせられて戦闘し、艦に深傷を負わされてしまった。
クエント編ではキリイと入れ替わる形で、乗艦ともども登場しなくなった。
キッデル・トガル
秘密結社の幹部で元ギルガメス軍中佐。第1話冒頭に登場したのみで以後出番がないが、ゲーム『ライトニングスラッシュ』では、廉価版PSといえる「フェイシャルソルジャー」開発の責任者として登場した。

ギルガメス軍関係者

ジャン・ポール・ロッチナ
声 - 銀河万丈(ナレーションも兼任)
ギルガメス暦2301年11月17日生まれ[5]ギルガメス軍の情報将校で大尉。第1話でキリコを拘束し尋問するが逃げられ、ウドの街に潜伏される。PSの情報を知っているであろうと目するキリコを追跡・監視するが、バッテンタインにその任務を解かれて以降はバララント軍の大佐として再登場、軍や秘密結社とは別にワイズマンの「ある意志」により、クエント編までキリコの行動を監視し続ける。
彼の真の主人というべきワイズマンは滅ぼされたが、自身はOVA『ビッグバトル』でバララント軍大佐として健在だったり、本編の32年後を描いたOVA『赫奕たる異端』ではキリコの記録を綴る老人となって登場し、『幻影篇』でもヌルゲラントで生きていたワイズマンに導かれてキリコを追い続けたりと、テレビシリーズ終了後も謎の多い人物として出演している。
OVA『ペールゼン・ファイルズ』では彼と瓜二つの情報省官僚・コッタ・ルスケが登場し、最終回で改名して軍に移ることを匂わせる台詞がある。テレビシリーズにおいてはキリコが装甲騎兵として出撃し始めた頃から見張るよう命じられていたと発言しているが、『ペールゼン・ファイルズ』登場時の行動がワイズマンの直接的な命令に従ったものか間接的な操作によるものかは不明である。
ディーテル・ロイル・バッテンタイン
声 - 戸谷公次
ギルガメス軍中将。「素体」を生み出したパーフェクト・ソルジャー育成計画に深く関わり、それを足がかりにしてメルキアの中央政界への進出を目論む野心を持っていた。ロッチナの上官で、秘密結社に奪われた素体と関わりのあるキリコの追跡を命じたものの、ロッチナがなかなかキリコと素体を捕獲出来ない事から、彼を更迭・左遷させたが、当のロッチナにはさして堪えなかったばかりか、バララント軍に移籍するようにしてしまった。
その後もサンサに派遣したレイパードによる艦隊をクエントに向けさせ、その武力を傘にロッチナから素体を奪取しようと試みるも失敗し、更に腹心のオスカー・フォン・ヘルメシオン准将が起こしたブランバンドール・スキャンダル[注 3]影響により、PS計画中止と政界進出断念に追い込まれる。
後に元帥まで昇進、ギルガメス連合最高執政官となるが、テレビシリーズと『赫奕たる異端』の間に起きた「アンティテーツ事件」によって死亡する。
ロッチナの秘書
声 - 梨羽雪子
第30話と、第50話に登場するギルガメス軍女性士官で、ギルガメス軍に籍を置いていた頃のロッチナから、クメン内乱終結時のキリコとフィアナの足取りを探る為の調査確認を依頼され、ロッチナがギルガメス軍を去った後にはクエント事変の際に連合軍の中央作戦室に配属される。
金髪美貌の女性兵士だが、ロッチナや秘密結社の人物達と同様にワイズマンの息がかかり、両軍の行動を逐一調査・報告していた可能性がある。
フーセン
声 - 広瀬正志
第1話のみに登場するギルガメス軍軍医。素体強奪に関わったキリコに対し、致死量にまで達するほどの自白薬投与と、脳刺激拷問を執拗に行うロッチナを諫める。また、キリコが素体奪取した組織を追う事を見越して、その体内に衛星監視用ビーコン(クメン編開始時に除去)を埋め込んでいた。

ウド編登場人物

ブーン
声 - 玄田哲章
ウドの街を牛耳る暴走族“ブーンファミリー”のボスで、治安警察と取引し、住民達を拉致して男達はヂヂリウム鉱山の人夫として扱き使い、女達を売春宿に送るなどの悪行三昧の日々で君臨していたが、前任署長とのそりが合わなくなった事と、キリコも混ざっていた人夫達の反逆暴動によって体制に揺らぎが生まれ、ATに乗ったキリコと戦うが、その時に新署長イスクイの就任によって、用済みとして始末される。
手下として大男のモウラ(声 - 郷里大輔)、小男のホロ(声 - 鈴木清信)、二枚目顔のシムノ(声 - 上恭ノ介)、肥満男のズルー(声 - 緒方賢一)などがいる。
ラペ
声 - 二叉一成
ブーンファミリーに拉致されたウド市民で、当初はブーンファミリーの冷遇に耐えてきたが、その横暴振りに忍耐が限界に来て、脱走を兼ねた反乱を思いつくが、警察署長をファミリーの何名かと共に殺害した後に息絶える。
ガスト・レマルガス
声 - 富田耕生
イスクイの前任の治安警察署長で、ブーンファミリーと影で結託している悪徳警官達の総元締め。ブーン達との協力体制に揺らぎが生まれた事で、手を切ることを持ちかけるが、人夫達の暴動に巻き込まれて命を落とす。
ボモー
声 - 鈴木清信(第4話)/塩沢兼人(総集編)
ウドの街の中堅バトリング選手。キリコのとは違い、薄いグリーン系の耐圧服を着ている。ゴウトが連れてきたキリコを小馬鹿にしていたが、挑発に乗らず、バトリングも「所詮遊びだ」と評したキリコに苛立ち、レギュラーゲームで痛めつけようとする。キリコやゴウトの前では偉そうな態度を取るが、コニンには頭が上がらず、彼に対しては丁寧な言葉遣いをする。強引に対戦相手変更を要求するコニンにその役割を譲る事になる。
『ボトムズバイブル』のSSでも登場。キリコと違って軍隊経験をハナにつかせるが、自分より階級が上の相手には恐縮する、いわゆる「弱者に強く、強者に弱い」タイプの人物の模様。
シェファード
声 - 長堀芳夫(第4話) → 二叉一成(第12話)
ボモーと同じく、ウドの街のバトリング選手で、胸部に100mmの装甲を施した赤いストロングバックスを愛機とする。
治安警察に傭われ、警察相手に立ち回っていたキリコが、ウドで注目される存在になっていた為、戦いたいと思っていて、装甲の厚さを活かしてフィアナのブルーティッシュドッグを追い詰めるが、駆け付けたキリコのスコープドッグの体当たりで地下に落とされて敗れる。

クメン編登場人物

ゴン・ヌー
声 - 玄田哲章
傭兵基地アッセンブルEX-10の責任者であるクメン王国軍の将軍で、風貌そのままの一癖も二癖もある人物だが、カン・ユーよりは良識がある。右目は義眼になっている。クメン内乱末期にクメン政府(正規)軍が手を焼く反乱軍のビーラーゲリラに対し、外人部隊をまとめ上げ、ゴウトによる闇ルートでの高価なAT(ATH-06WPダイビングビートル)を大量配備し、各アッセンブルの中で最もビーラー相手に戦果を挙げてきたことで「ビーラーキラー」という異名を持った。
そうしたビーラーゲリラとの戦いの途中にキリコを配下とし、ロッチナを介し本来はクメン政府と対立関係にあるメルキア軍と密約を結ぶ。そしてキリコを利用して奪われた素体を奪取し、戦後はメルキア軍に受け入れられる予定であったが、内戦の最終局面であるカンジェルマン宮殿での戦闘の最中にメルキア軍に裏切り同然の無差別攻撃を受け、戦死。
カン・ユー
声 - 広瀬正志
キリコが所属したアッセンブルEX-10のAT部隊長で、階級は大尉。パイロットとしての実力はそこそこだが、性格は残忍かつ陰湿であり、強者や格上には平伏し弱者や格下には容赦しない卑劣漢。こうした邪悪な人間性ゆえ人望は極めて薄く、指揮能力も欠如している。キリコを目の敵にしてさまざまな嫌がらせを行うが、それが高じてゴン・ヌーからの命令を無視した暴走を繰り返すようになり、元々低かったゴン・ヌーや部下からの信頼をより一層失っていく。ゴウトからも虐殺まがいな行いを指摘され、彼に「殺人鬼」呼ばわりされた。
その後も懲りずにPSで一儲けを狙ってフィアナに手を出そうとして、怒ったキリコと揉み合いになり、濁流に投げ落とされ、陸に上がった後もゲリラに追い回されるが、命からがらシャッコに合流。クメン編ラストでイプシロンに追い回されて乗機を破壊されるも、シャッコと共に宮殿内部に侵入。そこでメルキア軍に取り入るためにフィアナを差し出す事をキリコ一行に強要するが、あまりの卑劣さにシャッコからも完全に見限られ、「あんたは人間のクズだな!」と罵られて地下の竪穴へ投げ落とされて死亡した。
『ペールゼン・ファイルズ』ではエンディングのイラストや、劇中の写真の中に登場。『機甲猟兵メロウリンク』の小説版でも、メロウリンクをいたぶるシーンがある。また、『コミックボンボン』でののなかみのる作画のコミカライズ版では別の最期(キリコに河に落とされたシーンで退場)を迎えている。
ヒロラム・カンジェルマン
声 - 寺田誠
クメン王家の第3王子で王国親衛隊長も兼ねており、クメン近代化を支持する改革派だったが、父や兄たち王族が進めるクメン王国の性急な近代化路線に異を唱えて反乱を起こし、神聖クメン王国を建国した。しかしその真意はクメン王国の旧体制を象徴する者として、自分もろとも古い体制を消滅させ、クメンに真の意味で新しい時代を到来させようという「狙った負け戦」を意図したものであった。
クメン王国の長槍を使った伝統武術”バランシング”の達人であり、その腕前は王国親衛隊きっての実力者だったポタリアも、3回に1回しか勝てず、PSであるフィアナやイプシロンでさえ、簡単にあしらうほど。
王族に縋る大地主達の農民層を中心としたビーラーゲリラに加え、秘密結社と手を組む(彼自身、それに利用される事もあえて承知していた)ことで神聖クメン王国は急速に勢力を拡大したが、傭兵達の攻撃の中、クメン政府と結託したメルキア軍の軍事介入によって崩壊。目的が達成された彼は、かつての子飼いの部下であり、「ポター」という愛称で呼んでいた親友であったポタリアとの決闘による死を選んだ。
コミック版では上述のカン・ユーのように最期が異なり、ポタリア達に神聖クメンを興して、自らと共に滅ぶ目的を伝えたビデオメッセージを遺している。
ポル・ポタリア
声 - 速水奨
元クメン王国親衛隊員でアッセンブルEX-10のエース格の1人。クメン王国早期近代化を願って正規軍を離脱し、傭兵に志願した。カンジェルマンのかつての部下でかつ友人で、「俺」「お前」で呼び合う仲であり、カンジェルマンの事を「王族でただ1人、未来に目を向けていた人物」と評価していた。
クメン編の後半ではキリコ、ル・シャッコ、キデーラらとともにPS奪取作戦に参加する。愛機はダイビングビートルで、同機のキデーラと、ベルゼルガのシャッコ、マーシィドッグのキリコと共に戦っていくが、第24話でキリコから彼が秘密結社を追う真相を聞き、その秘密結社と手を組んだカンジェルマンの目的を探る事を決意し、第25話ではカンジェルマン宮殿に乗り込む際には愛機を自爆させ、スタンディングタートルに乗り換えて潜入。ビーラーゲリラに入っていたモニカとゾンム村以来の再会後に死別した後、翌第26話で変装してカンジェルマンの部屋に押しかけてバランシングによる決闘を行い、(カンジェルマンがわざとその身を晒して)倒した後に神聖クメン王国を興して滅びる事が目的だった彼の真の目的を知った。
クメン編ラストの第27話ではバニラにカンジェルマン専用(本来はボローがイプシロンを連れて)の脱出用シャトルのキーを託し、キリコ達に渡すよう頼む。
後年のOVA『幻影篇』までの間にクメンの近代化運動を指揮し、大統領にまで上りつめるも、カンナムを中心としたクーデター勢力に脅かされる。
ブリ・キデーラ
声 - 郷里大輔 / 三宅健太第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
アッセンブルEX-10のエース格の1人。当初はキリコにつっかかって行くことがあったが、キリコの腕や、ゴウト達の知人と認めてからはさり気なくサポートするようになる。金に汚い一面もあるが、戦友や、その知人達には概して親切であり、第18話ではゴン・ヌーの留守を狙ってキリコを拷問にかけようとしたカン・ユーの手から、ポタリアと共に機転を利かしてキリコを助け出した。ポタリア同様に愛機はダイビングビートル。
クメン編終盤の第24話で、フィアナと共に窮地に陥っていたキリコをポタリア、シャッコと共に助け出し、キリコから秘密結社を追う理由を聞かされ、イプシロンを捕まえてメルキア軍に売りつける目的でPS回収に来た味方を排除して同行。ポタリアと共にスタンディングタートルに乗り換えて、潜入したバニラの護衛も兼ねてキリコ、フィアナと共に宮殿内を暴れ回り、ポタリアの援護もするが、第27話でイプシロンを背後から襲うも、返り討ちにされ戦死。
前述のカン・ユー、カンジェルマンと同様にコミック版では結末が異なり、イプシロンにやられる事も無く、そのまま生き延びている。
ル・シャッコ
モニカ・マーカス
声 - 鵜飼るみ子
ビーラーゲリラの少女兵で、ポタリアが長らく会っていなかった幼馴染み。カンジェルマンが神聖クメン王国を興した事に共感し、ゲリラに加わる。第16話でEX-10に夜襲を仕掛け、バイクに乗って逃亡する時にポタリアと出くわし(この時は逃走に夢中で、蹴り倒した相手がポタリアとは気づかなかった)、逃げ込んだゾンム村で発見されて再会。その時はカン・ユーのロシアンルーレットの標的にされたが、キリコの計らいで命を助けられ、その借りを返すべく、第17話でカンジェルマン宮殿を脱出したキリコに小舟を渡して逃がす。
しかし、第25話でクメンとメルキアが手を結んで神聖クメンの敗北が決定的になった時、カンジェルマンの真意を知って絶望し、宮殿内の銃撃戦で流れ弾に当たって、ポタリアに看取られて絶命。

サンサ編登場人物

ムサ・ザンジニイ
声 - 田辺宏章
バララント星域軍艦隊指揮官。バララントの領界を侵犯したとしてキリコとフィアナを乗せた戦艦Xを攻撃した。その際たった1機でバララントのAT部隊を退けたキリコの戦いぶりを見て、彼をPSと認識した。更に戦艦Xとテルタインの正体を探るために艦隊を送り出す。
レスリオン艦長
声 -
バララント軍大型戦艦レスリオン艦長で、軍の命令で戦艦Xの追跡と、PS探索に向かう。一時は不可侵宙域に接近した事で、追跡を断念するが、テルタインの攻撃で戦艦Xがサンサ星に不時着し、ギルガメス側から戦艦Xがギルガメスの艦ではないと正式に伝わった事から上層部の命令で再度追跡を再開。テルタインを挑発して攻撃させ、損傷を負わせた後に、ロッチナにPS探索を交代する。
ゾフィー・ファダス
声 - 山口奈々
惑星サンサの中古兵器ブローカー、別名”鉄クズ屋”と呼ばれる再生武器商人のリーダー。かつてのサンサ星攻略戦で家族を失っており、それに関わったレッドショルダーに対して激しい憎しみを抱いている。ゴウトの取引先の一つであったが、キリコが元レッドショルダーであることを知ってからは彼を執拗につけ狙った。その道中でキリコの戦いに巻き込まれ、酸素が底を突きかけた際には不本意ながらも彼に助けられた。それでもキリコの命を狙おうとするが、自分と同じく家族を戦争で失ったココナの胸中を知ったことで身を引いた。
子分には同じくレッドショルダーに家族を殺されて恨みに思うダラム(声 - 笹岡繁蔵)、レテ(声 - 佐藤正治)、ルション(声 - 大林隆介)、ラドー(声 - 鈴木清信)がいる。
OVA『幻影篇』では老いて視力が弱まった身で働き続ける姿を見せるが、彼女の仕事を手伝う無口な青年がキリコであることに気づかず、32年の内に復讐心も薄れていることを話していたが、それはかつて彼女がキリコを見逃した時、バニラがキリコに伝えた「許すには(キリコの)髪が白くなるくらいの時間が必要」という言葉も意味していた。
アルス・カルメーニ
声 - 富田耕生(第1話) → 石森達幸
メルキア軍中将。第1話ではロッチナにバッテンタインからの依頼がある事を話し、第39話ではバッテンタインに不可侵宙域及び惑星サンサでの戦闘にPSや秘密結社が関与していることとロッチナがバララントに鞍替えした事実を知らせ、第6、第7機動艦隊の出動を促した。

クエント編登場人物

ゲッコ
声 - 上田敏也
クエント在住の交易商人。クエント各地で行商を行い、クエント人集落のネットワークにもコネがあるらしい。砂漠で行き倒れになっていたキリコを救った。ゴモル市でもキリコが秘密結社に雇われたハゼガー一味に捕らえられたときに、キリコの知人のクエント人=シャッコを呼び出すことで彼を窮地から救った。お人好しな半面、商人らしく助けた見返りを求め受け取ることも決して忘れない。
ハゼガー
声 - 加藤治
ゴモル市に住むならず者達のまとめ役で、秘密結社からの依頼で、傭兵センターを出たキリコを、手下達を引き連れて追い回し、遂に捕らえたものの、引き渡す直前に、ゲッコが呼んだシャッコとゴモル市長(声 - 池田勝)によって阻止される。
クエント人代表
声 - 玄田哲章
ゴモル市の傭兵センターで、ギルガメス、バララント両軍への傭兵の仲介を行うクエント人の代表で、ゴモル市に住む唯一のクエント人。都市には住まないクエント人を集めるために傭兵センターでその仲介を行っている。キリコが自身の謎を探るためにクエントに来て訊ねた時に、多くのクエント人と逢うように、そして逢うためには砂漠を渡るよう促す。
秘密結社がゴモル市を武力制圧し、ゴモルの塔を調べ始めた時には、”狼煙”と呼ばれる連絡手段で、「ゴモルで恐ろしい事が起こる」とクエント全域に伝えている。
テダヤ
声 - 矢田稔
シャッコが属する部族の長老。100年前は自身も傭兵として宇宙を転戦していたので標準アストラギウス語を話せる。キリコに対し「お前は異能者かも知れない」と説き、最長老メジと逢うことを勧める。
OVA『幻影篇』では、クエント消滅時に他のクエント人と共にヌルゲラントに瞬間転移して、健在だった事が明かされた。
ト・メジ
声 - 槐柳二
ル・シャッコの村の前長老でかつ、クエントの最長老であり、年齢は200歳を超えており、既に死期が近付き、やせこけたミイラや骸骨のような姿となりながらも、村の洞窟で瞑想にふけっていた。
キリコとシャッコに3000年前のクエント文明と神の存在を断片的に語り、そしてキリコが神の子の後継者として、再びクエントに戻ってくる事を予言した後に生涯を終える。
ヘルモド・レオン・レイパード
声 - 徳丸完
第24メルキア方面軍宇宙軍少将で、第6、第7機動艦隊指揮官。PS素体奪回とクエント星調査の任務を帯びてゴモル市を訪れた。バッテンタインの命を受け、サンサで捕縛したゴウト達を手駒に「裏切り者」のロッチナに素体=フィアナの返還を迫ったが、交渉決裂による戦闘中に作動したクエント星の自動防衛システムの攻撃によって艦隊は全滅、素体も奪い取れずに死亡する。

OVAの登場人物

ヨラン・ペールゼン
声 - 大塚周夫
『ザ・ラストレッドショルダー』『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』『ペールゼン・ファイルズ』に登場。メルキア軍将校にして特殊部隊レッドショルダーの創設者。百年戦争当時の階級は大佐、終戦時には少将。理想の戦闘集団作りに傾倒する彼は「いかなる訓練、強化も優れた人的素材にはかなわない」「通常の人間からは理想の兵士は生まれない」と考えるに至っており、戦時中に見た「真空中でも死なない緑の泡に包まれた赤子」の姿に魅了され、以来「死なない兵士」をその戦闘集団に組み込むことを画策するようになる。その過程で「異能生存体[注 4]」であるキリコを渇望するも、「全てに疑いを持ち反抗的で支配されることを拒む」キリコを御しきれないと判断。一転して、直接あるいは間接的に抹殺を図る。レッドショルダーの多大な戦果により軍部での地歩を固めるが、訓練中の死亡者の異常な多さや、惑星サンサにおける民間人の大量虐殺などがスパイにより露見したことで終戦直前に失脚する。自身が作成した通称「ペールゼン・ファイルズ」の内容に興味をもった情報省のフェドク・ウォッカムに軟禁され、拷問同然の扱いをされるものの事前に講じてあった策により脱出に成功。その後は秘密結社に身を寄せて己の理想を追求していた。デライダ高地の施設に旧レッドショルダー隊員たちと潜伏、ここでイプシロンの開発に成功するが、キリコ、グレゴルー、バイマン、ムーザに施設を襲撃され、バイマン機の機銃掃射を受け死亡する。
異能生存体の研究文書は後に「ペールゼン・ファイル」と呼ばれるようになり、『孤影再び』の時代でも軍人の間では伝説的な存在となっている。
グレゴルー・ガロッシュ
声 - 小林清志
『ザ・ラストレッドショルダー』『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』に登場。キリコのレッドショルダー時代の仲間で階級は先任上級曹長。バイマン、ムーザといった札付き隊員のリーダー格。気合を入れる時両手で顔を叩く癖がある。レッドショルダー隊に編入されたキリコを刺客ではないかと疑うが、リーマンのキリコ抹殺命令を遂行中にキリコの生存率の高さを確信し、以降バイマン、ムーザと共に仲間として行動するようになる。百年戦争終戦直前の転属先で瀕死の重傷を負い除隊、顔に傷跡が残った。その後自らを陥れたペールゼンへの復讐のため、キリコを含めたかつての仲間を集めデライダ高地にある施設を襲撃する。PSとして覚醒したイプシロンの操るATブラッドサッカーの攻撃からキリコを救おうとして倒される。
バイマン・ハガード
声 - 塩沢兼人 / 加瀬康之サンライズ英雄譚シリーズ) / 高木渉(PS2版ゲーム)/ 千葉一伸スーパーロボット大戦シリーズ
『ザ・ラストレッドショルダー』『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』に登場。キリコのレッドショルダー時代の仲間で階級は伍長。札付き隊員の1人であり、ニヒルな皮肉屋で斜に構えた態度を見せ、ムーザとは時折衝突することもあった。終戦直前の転属先で右手を失いAT操縦も可能な精巧な義手(本人曰く「ペールゼンを絞め殺せるぐらい不足はない」)を付けていたが、ペールゼン襲撃の際にもそれを悟られまいと本心を隠していた。デライダ高地施設の襲撃において敵である元レッドショルダーと激闘、満身創痍でペールゼンの元へたどり着き復讐を果たすが、その直後に力尽き死亡する。
ムーザ・メリメ
声 - 中尾隆聖
『ザ・ラストレッドショルダー』『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』に登場。キリコのレッドショルダー時代の仲間で階級は伍長。グレゴルー、バイマンと並ぶ札付き隊員の1人であるが寡黙で実直な性格で、それゆえ時にバイマンと衝突することもあった。バイマンによると、終戦直前の転属先の作戦内容を家族に漏らしたとされ、そのために家族を殺されている[注 5]。キリコ達をペールゼンの元へ行かせるため、追ってきたイプシロンの駆るATブラッドサッカーを食い止めようと交戦するも戦死。
ラダァ・ニーバ
声 - 広瀬正志
『ビッグバトル』に登場。バララント側が開発したPS。PSと言っても生化学的手法で創造するギルガメス製と異なり、身体に機械を埋め込まれているサイボーグである。ア・コバの街で異形のATエクルビスを駆り、「デンジャーメロン」のリングネームでバトリングをしていたが、実はバトリングを利用してのテストが目的だった。自分に瀕死の重傷を負わせ恐怖を植え付けたレッドショルダーを憎み、そのレッドショルダーだったキリコを殺すことに異常なまでに執着する。「人質として捕らえたフィアナの自由を奪ってATに乗せ、遠隔操作でキリコたちを攻撃させる」「地上戦艦へのダイレクトリンクを施させた後、味方であるはずのバララント技術将校たちを殺害する」など、ギルガメス側PSとは違い、強い凶暴性と異常性が見られる。
乗っ取った地上戦艦を単独でコントロールし、フィアナを人質にキリコ達と戦うが、ゴウト達の支援を受けたキリコに艦内に潜入され、フィアナを奪還された後にキリコのライト・スコープドッグ、シャッコのベルゼルガ・イミテイトとの戦いの末、二体のATに抑え込まれて行動不能になったところで、地上戦艦の爆発に巻き込まれ、乗機もろとも葬られる。
エンディングクレジットでの表記は「ニーバ」であるが、「ニーヴァ」と表記した資料も存在し、混乱が見られる。語源はラーダ・ニーヴァ
チェロキー
声 - 北村弘一
ニーバと同じく『ビッグバトル』に登場したア・コバの街のマッチメーカー。ゴウトの古い知人であり、元レッドショルダーのビッグネームを持つキリコと、バララント側の依頼でニーバが戦うよう仕向けるため、キリコ達の留守にフィアナを誘拐し、バララントに引き渡し、AT対地上戦艦というハンディキャップマッチを仕切るようになる。
カルマン・トムス
声 - 辻村真人
『ビッグバトル』に登場したメルキア軍生体技術士官で、PS計画にも携わっていた。軍の依頼で、逃亡者であるキリコがプロト・ワンのフィアナを連れている事で、ヂヂリウムが手に入る情報をキリコに流させて捕らえ、フィアナを人間に戻すなどの取引を持ちかけるが、指揮する部隊がニーバに壊滅させられて自身も拉致された挙げ句、バララント側スタッフと同じく殺されてしまう。
ジェル
声 - 徳丸完
『ビッグバトル』登場のバララント士官で、ア・コバの街で秘密裏にバララントPSのテストを繰り返していた。キリコとトムスがア・コバに来た事をロッチナに告げ、ロッチナの命令でトムスを拉致し、ニーバとキリコを戦わせるようにしていたものの、情緒不安定のニーバに手を焼き、フィアナとトムスを拉致した事で任務を終わらせたことにして帰還しようとしていたが、狂気のニーバに襲われ、頭蓋骨を砕かれて死亡。
バージル・カースン
声 - 竹村拓
『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』に登場。キリコと同期入隊のレッドショルダー隊員であるが、その正体はペールゼンを警戒しレッドショルダーの実態をつきとめようとするギルガメス軍上層部が送り込んだスパイであった。キリコを利用しつつ、彼が起こした暴動によってレッドショルダーの実情を明らかにするデータを入手して軍上層部に送り、任務を果たすが、第3次サンサ攻略戦の激戦の中で戦死。死に際に過去を知る事を拒み続けるキリコに過去を知る事を訴え、それがきっかけで、キリコはかつてサンサに居て、そこをペールゼンの指揮する部隊に襲撃された実態を知る。
小説『ザ・ファーストレッドショルダー』によれば、この名は偽名である。
インゲ・リーマン
声 - 池田勝
『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』『ペールゼン・ファイルズ』(写真のみ)に登場。ペールゼンの右腕で、惑星オドンにあるレッドショルダー基地司令官。階級は少佐。グレゴルーたちからは基地を収容所になぞらえて「所長」のあだ名で呼ばれている。「理想の兵士は徹底した訓練から生まれる」というペールゼンの思想に共感していたが、後にペールゼンが異能生存体説に転ずると異を唱え、グレゴルー達を唆してキリコ殺害を試みるも失敗。第3次サンサ攻略戦では異能生存体そのものを否定するため、口封じと処分を兼ねてグレゴルー達とカースンを含めてキリコを送り出し、2人の部下を率いて自らATで挑むが、猛攻で機体もろとも満身創痍となりながらも、尚も反撃し続けるキリコの異能生存体の力に「死なぬ筈があるか!死なぬ筈が!」、「必ず死ぬ筈だ!人間ならば!」と驚愕しつつ、相討ちとなって死亡する(後述)。
ファーストネームは小説版でも記述がなかったが、『ペールゼン・ファイルズ』第1話の軍事法廷のシーンで初めてフルネームが明かされた。長い間不明のままだったサンサ戦での死因も、『ペールゼン・ファイルズ』1巻のライナーノーツにてキリコと相討ちとなり死亡したと設定された。
ペールゼンとはキリコを巡って対立したが、手法はともかく訓練教官としての手腕は優れていた。AT乗りとしての技量も超一流であり、護衛2機を引き連れていた事に加え、相討ちになったとはいえ、キリコが搭乗するATを撃破した数少ない対戦相手の1人である[注 6]。これは、フィアナやイプシロン、テイタニアのような特別な処置を全く施されていない普通の人間を相手にキリコが撃破された数少ない例(クメン編第17話でも、カンジェルマン宮殿脱出の際にAT(スタンディングタートル)を使ったが、複数のゲリラATの攻撃を受け、機体を破棄している)となっている。
キリコが自分の理想を実現する存在ではないと悟ったペールゼンは、軍内部の影響力保持のため自分にとってレッドショルダーの重要性が増したと認識し、現場を担当していたリーマンを失ったことを惜しんでいる。
ネハルコ
声 - 渡部猛
『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』と『ペールゼン・ファイルズ』に登場。ギルガメス軍参謀総長で、階級は大将。ペールゼンの台頭によって軍が私物化されることを警戒し、その温床であるレッドショルダーを調査する為に惑星オドンに数十機のAT調査隊を送り出すが、50機のATからなるレッドショルダーによる返り討ちによって全滅、しかも派遣したことをペールゼンに逆用され、第三次サンサ攻略作戦の会議中にペールゼンに対して出した懲罰動議も撤回せざるを得なくなる。
ラーキンソン
声 - 塚田正昭
ネハルコの腹心の部下で、ギルガメス軍少将。ネハルコと同じく、OVA2作品に登場。ネハルコにレッドショルダーの内情を探るべく、カースンを差し向ける案を出し、了承させる。
マッカイ
声 - 田原アルノ
『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』に登場の惑星オドンのレッドショルダー基地の兵士達のまとめ役で、リーマンの副官。グレゴルー、バイマン、ムーザの態度に手を焼いており、キリコが異能生存体かを試すのと同時に、同時に3人も始末しようと目論む。
テイタニア・ダ・モンテウェルズ
声 - 松岡洋子
『赫奕たる異端』『孤影再び』に登場。氾銀河的宗教結社マーティアルの枢機卿モンテウェルズの一人娘。少女時代、父により意図的に計画された交通事故で瀕死の重傷を負い、父親の手で次世代PS・ネクスタントに生体改造された。マーティアルへの貢献および高い戦闘能力を評価され、「秩序の盾」の称号を受ける。この時代「触れ得ざる者」と呼ばれ、「力は信仰と共にある」と説くマーティアルの教義に矛盾する存在と位置づけられていたキリコの抹殺を父の命により図るが、戦いの中でキリコに惹かれてゆく。アレギウムに移送されてきた半蘇生状態のフィアナをキリコへの配慮から完全に蘇生させるが、皮肉にも、この判断が取り返しのつかない悲劇を招いてしまう。「補助脳」の発動によりキリコをAT戦で圧倒、機体を撃破した数少ない人物[注 7]。心根の良い女性であるが、多少短気で強情なところがあり、自分の気持ちを素直に表現できない不器用な人物として描かれている。
『孤影再び』ではキリコの抹殺任務失敗からアレギウムから追われる身となり、激戦の末に力尽きてキリコの腕の中で死亡、そしてキリコの手でオアシス近くに埋葬された。
ヴィアチェフラフ・ダ・モンテウェルズ
声 - 山内雅人 / 阪脩(幻影篇)
『赫奕たる異端』『幻影篇』『孤影再び』に登場。氾銀河的宗教結社マーティアルの枢機卿にして惑星マナウラに中枢を構えるマーティアル第9セクターの指導者。かつてはギルガメス連合に属するマナウラ軍の士官であった。次期法皇の座を狙い、己の権勢を高めるため、ネクスタントに改造した娘・テイタニアを遣わし、キリコの抹殺を企てる。首尾よく法皇の座につくものの、テイタニアが敗北したショックで錯乱、廃人同様となってしまう。が、やや回復した頃、再び現われた「神の子」の報せに奪取を目論む。
ゴディバ
声 - 江原正士
『赫奕たる異端』に登場。惑星マナウラの軍医長。かつてはマーティアルにて医学の研究をしていたが、キリコの扱いを巡って医学的見地からマーティアル本山アレギウムに異を唱え破門された過去を持つ。宇宙都市コンプラント墜落後に保護し奇跡的な回復を見せた患者が、かつて自分の運命を変えたキリコだと知らされ愕然とする。その後キリコの要請を受け軍を脱走、アレギウム襲撃まで行動を共にする。襲撃に先だって、キリコから半蘇生状態のフィアナの再凍結を依頼される。再凍結は果せなかったが、フィアナの「(キリコに会うまでの)最後の力が欲しい」という願いを聞き入れる。
たいへん陽気な性格な男で、32年の時を経て再び天涯孤独の身で世に投げ出されたキリコにとって、新たな、そして貴重な相棒となった。

登場メカ

用語

アストラギウス銀河
本作の舞台となっている架空の銀河。詳しくはアストラギウス銀河を参照。渦状銀河であり、その直径は10万光年以上。ギルガメス側領域とバララント側領域に二分した戦争状態で、中立地帯として不可侵宙域がある。標準アストラーダ語が共通言語[注 8]
アストラギウス暦
アストラギウス銀河の統一宇宙暦。マーティアルの原型となった原始宗教が惑星ジアゴノにて神の啓示が書かれたヤーダル碑を発見した時を紀元とする。アストラギウス暦による百年戦争の終結は7213年である。この暦ではギルガメス暦元年が4871年、バララント暦元年が4153年になる。
派生作品である『機甲猟兵メロウリンク』を含め、しばしば「アストラギウス」と誤表記されていたが、『赫奕たる異端』ではこの表記に直されている。
アッセンブルEX-10
クメン王国が反乱勢力に対抗するため創設した政府軍基地「アッセンブル」の最も新しいもの。兵員の大半が傭兵である。EX-10所属の傭兵部隊は、百年戦争終結で退役したAT乗りが多く参加し、ビーラーゲリラに対し最も戦果を挙げた有力な部隊であった。ウドを脱出しデライダ高地での戦いを終えたキリコも参入し、カン・ユー大尉の下で特殊任務に就く。後に司令官のゴン・ヌー将軍はPSの奪取と引き換えにメルキア軍に迎え入れられるよう協定を結ぶが、戦後のクメンにおける治安・国体整備の障害になるとみなされ、内戦の最終段階でメルキア降下部隊の攻撃により部隊ごと殲滅された。なお、劇中の時点では、アッセンブルEX-1〜9のうち、EX-6、EX-7はビーラーゲリラにより既に壊滅させられていた。
異能者
アストラギウス暦4000年頃に文明が高度に発展したクエント人の間に誕生した一種の突然変異種。コンピューターへの適応性が異常に高く、肉体の代謝能力も常人を遥かにしのぐ。彼らはクエント人としては異常なまでの野心を持つため、平和的なクエント人はこれを忌避し、激しい戦闘の末にクエント星から追放した。銀河各地の未開星系に追放された彼らは、原住民に介入することでそれぞれの文明レベルを引き上げ、ついにクエント星帰還を目的とした超空間航法を開発するまでに至った。しかし、クエント星に戻った彼らは既に物質的肉体的限界点に達し、種としての限界が近付いていたため、自らの意思を原形質保存装置に蓄え、集合意志体「ワイズマン」を名乗りアストラギウス銀河の神として歴史を影から操るようになった。連綿と続く銀河大戦も、戦争によって彼らの文明を引き継ぐ後継者を探す目的でワイズマンがギルガメス・バララント両陣営を裏から操作したものである。
ウド
惑星メルキアのローラシル大陸中央部分に存在する地下階層都市。もともとは戦争中の爆撃後のクレーターを利用して建設された軍事施設であったが、軍が施設を放棄した後戦争難民が集まり都市化されていった。直径は5km、全高は3kmに及ぶ。戦後の混乱期には、難民や軍の帰還兵が流れ込むようになった。そこでは軍事物資や兵器の密売、売春や人身売買、軍の施設であった頃のコンピューター工場跡から採掘されるヂヂリウムの闇取引、バトリング興行などが行われ、その利潤を目当てに治安警察や暴走族ブーン・ファミリーといった武装集団が街を牛耳り、暴利を貪っていた。軍から脱走したキリコが、ゴウト、バニラ、ココナと巡り合った場所でもある。アストラギウス暦7214年の本編第1クール終盤でメルキア軍の空挺部隊と治安警察、更に秘密結社の増援との戦闘において崩壊した模様。ウド周辺は大気が汚染されており、赤色の有害な「酸の雨」が降る。
ギルガメス連合
アストラギウス銀河をバララントと二分する勢力。劇中では「ギルガメス星域」または「ギルガメス同盟」と呼ばれ、「〜連合」という名称は後日関連ムックのライターが創作したものである。反バララント軍事通商連合としてアストラギウス暦5500年頃にギルガメス星系を中心に形成された(なおギルガメスは初代首星となる)。第3次銀河大戦ではバララント軍による攻撃で初代首星ギルガメスと二代目首星ビシュティマが崩壊し、メルキアが三代目の首星に就いた。国力ではバララントに劣り、第3次銀河大戦中盤までは劣勢に立たされていたが、メルキア主導の元でATの開発、戦場への大量投入により戦局を挽回した。
クエント星
アストラギウス銀河のほぼ中心部に位置する。過去には超古代文明が発展し栄華を極めたが、その文明はアストラギウス暦4000年頃に崩壊し、7210年代にはその面影もない砂漠に覆われた惑星と化している。多くの原住民は深い谷底で原始時代さながらの生活をしており、高性能機器の部品に使用されるクエント素子の発掘と成年男性を傭兵として銀河各地に送りだす事が数少ない産業である。大柄なクエント人傭兵は、戦闘能力の高さと命令に忠実な事から、各地の戦場では高く評価されている。クエント人は政府を持たず、超古代文明の遺構の上に存在する唯一の都市、ゴモルが便宜上の首都とされているが、ゴモルの居住者もほとんどは他星の人間であり、基本的にクエント人がゴモルを訪れるのは傭兵の募集があった時だけである。クエント事変後の周辺星域での古代クエント遺産を巡る争いが、第4次銀河大戦のきっかけを作る。
クメン王国
惑星メルキアの小国。ローラシル大陸の南端のバラミル半島に位置する農業国で、首都はザイデン。メルキアの中では戦争中の自然へのダメージは少なかったらしく、亜熱帯性気候でジャングルに囲まれた豊かな自然を持つ。メルキアにありながらメルキア連邦には加盟せず、親バララントの姿勢を貫き完全な独立を求めようとしてメルキアの中央政府と20年来の対立状態にあった。しかしクメン王国内でも近代化を推し進めようとするクメン政府と近代化の犠牲となった国民の大半を占める農民による「ビーラーゲリラ」が武力闘争を繰り広げ、これに近代化によって特権を奪われた旧支配階級が合流して反政府組織「神聖クメン王国」を結成し激しい内乱へと発展していった。のちにクメンとメルキアが停戦したことから、クメンが全軍をビーラーゲリラ討伐に振り向けた事と、メルキア政府の介入により終結。
サンサ
かつてはバララントの勢力圏に位置する惑星。バララントの交易の重要な地点でもあり、ギルガメスへの侵攻には中継基地が置かれたこともあって、戦略的には重要な場所であったため幾度となく戦火に見舞われることとなった。中でも7212年12月から翌年2月にかけての第3次サンサ攻略戦において、ギルガメス軍は特殊部隊・レッドショルダーを投入することで最終的には勝利を収めるものの、度重なる戦災によって大気の呼吸が困難になるほどに自然環境が破壊され居住不能とされた(このため、惑星上での活動には酸素ボンベが必要不可欠となっている)。戦争終結によってサンサは不可侵宙域に指定され、わずかに残った住民が細々と生活している。当然ながら酸素がなくなったため植物はほぼ絶滅し、惑星上は砂漠が広がる不毛の大地と化していた。だが『幻影篇』までの年月の間、大きく自然環境の改善が試みられたらしく、ようやく酸素ボンベなしに人々が生活できるようになっている。
ヂヂリウム
半液体化金属の半導体。半透明の青い物質である。常温での超伝導効果をもつため、ATなどに搭載される高速コンピューター回路に不可欠とされる。触媒によって特殊な放射線を発し、第3次銀河大戦終盤には最重要の戦略物質として重視されるようになった。ギルガメスが開発したPSは身体機能の維持のため定期的な照射が必要とされている。企画初期の設定には「ヂライト・ヂゴル・ナトリウム」とする表記があり[6]ヂヂリウムの正式な呼称とも取れる。
「ジジリウム」や「ジジリュウム」などの表記もあり統一されていなかったが、データベース作成にあたり高橋監督の判断で「ヂヂリウム」に統一された[7]
パーフェクトソルジャー
PSと略される。戦場で理想的な能力を発揮できるようにするため、肉体や脳神経に人為的な処置をされた一種のサイボーグ。メルキア軍において開発され、秘密結社により奪取され研究が進められた。ATパイロットとしては優秀な能力を持ち、強靭な肉体と並外れた反射神経、精神操作による軍に対する高い忠誠心を有する。しかし身体機能の維持のためには定期的にヂヂリウムの照射を受けなければならず、精神的な不安定さなどの問題があった。さらに寿命も2年程度しかない。バララント側でも同様に開発され、こちらは肉体がより機械的に強化されていたが、やはり精神面に問題が残っていた。なお、『デュアルマガジンNo.9』P.28の記述によると、「PSはヂヂリウムがないと筋肉硬直を経て死に至る」というのは秘密結社の洗脳暗示による欺瞞で、最終的には筋力が常人並みに衰えて安定するとされる。「禁断症状」とされる筋肉の硬直は、催眠効果により現れるもので、実際に死につながるわけではない。
バトリング
ATを使う模擬戦闘の賭け試合。百年戦争の終結後、軍からあぶれたATパイロットたちが放出品のATを用いて模擬戦闘を行う。火器を使わずに格闘戦を行う「レギュラーゲーム」と、実弾を使用して実戦さながらの戦闘を行う「リアルバトル」、ATサイズの槍や刀剣類が使用される「ブロウバトル」が存在する。ごくまれにAT対地上戦艦、AT対機甲猟兵などAT対ATの枠組みを外れた異種格闘戦が行われることがある。
観客はどちらのATが勝つかを予想し、金を賭けて見物する。リアルバトルでは試合の性格上、パイロットのみならず流れ弾で観客にも死傷者が出るが、むしろ刺激的とされ好評である。ウドの街が発祥の地と言われており、戦争の長期化で大衆娯楽のほとんどが廃れた事もあって、娯楽に飢えた民衆から高い人気を博している。
ウドの街以外でも、ア・コバ(OVA『ビッグバトル』)やタ・ビング(OVA『機甲猟兵メロウリンク』第2話)、アグ(小説『青の騎士ベルゼルガ物語』)といった他の街でも行われている。
バララント同盟
アストラギウス銀河をギルガメスと二分する勢力。劇中では「バララント星域」と呼ばれ、「〜同盟」と呼ばれたことはない(ムック編集スタッフの創作である)。主人公がギルガメス陣営の人間であるためバララントは劇中の描写が相対的に乏しく、内情や来歴に関する設定の多くもやはり関連ムックで創作されたものである。首星はバラン。アストラギウス暦5500年頃に、ギルガメスよりやや早く成立している。秘密主義と超国家主義の傾向が強い軍事大国で、その内情には窺い知れない部分も多いが、国家としてのまとまりや国力はギルガメスを上回っている。第3次銀河大戦では豊富な宇宙戦力をもって戦争中盤までギルガメスを圧倒したが、その後ギルガメスがATを開発、戦場に投入するようになると形勢の逆転を許してしまう。
元々アニメーション本編で百年戦争は「原因も定かでない戦争」と語られていたが、これもまた関連ムックでその戦争の「原因」が創作されている。関連ムック由来によると、バララントの国家体制は「戦時共産主義」であり、同時に「大バラン主義」と称される極端な宇宙進出・偏重主義を奉ずるとされる。バララントの歴史は宇宙進出とそれに伴う他星系の「解放」(=侵略)の歴史であり、体制下の他民族は同化・抑圧政策に遇していると言われ、バララントの浸透を恐れた諸星域国家による軍事通商同盟「ギルガメス連合」の成立を促すこととなった。
秘密結社
ワイズマンの超絶的な力に魅せられてその手先となったとされる謎の組織。垂直水平に交わった鉤十字型の意匠を組織のシンボルとしている。ギルガメス軍将校を幹部構成員とし物語開始以前から存在しているが、彼らは軍籍に身を置いたまま組織に加盟して活動していた。『装甲騎兵ボトムズ』第1話「終戦」でギルガメス軍基地=小惑星リドからPSを奪取し、第三次銀河大戦が終戦を迎えると活動を顕在化。幹部らは軍籍を離れ、宗教団体の体裁をとるようになった。特に最高幹部のアルベルト・キリイ、セルジュ・ボロー等は司祭の服装を正装としている。政界、軍部、財界などに影響力を持っていたとされるが、その実態は謎が多く組織の正式名称も秘密のままであった。組織の構成員はワイズマンの意志を実現するために暗躍し、その見返りとして地位と財産が約束されていたという。主な活動としては武器の開発・生産・売却があげられ、特にPSや新型ATの開発に力を入れていた。
宗教的な雰囲気があるが、作中では詳細に述べられていない。OVA『赫奕たる異端』の制作時において、元はマーティアルの一教区だったが、マーティアルで禁忌とされている“力への愛の科学技術による代行”、つまりPS開発に携わったことが原因でアレギウムから破門されたという設定が追加されている。ただ、マーティアルの教義がワイズマンの干渉によって生まれたものである[要出典]ので、ある意味では原点回帰である。
百年戦争
アストラギウス暦7113年から7213年にわたってギルガメス、バララント間で繰り広げられた銀河規模の戦争である第3次銀河大戦の俗称。ただしテレビ版本編では第3次銀河大戦の名称は登場せず、一貫して「百年戦争」と称される。百年戦争末期には、両陣営の200を超える惑星が、戦火に巻き込まれている。
不可侵宙域
ギルガメスとバララント、両勢力の立ち入りを禁止する中立宙域。5632年の星雲法制定では、聖地アレギウムがあるジアゴノ星などが指定される。7213年の百年戦争休戦条約ではサンサ星周辺など、終戦時に両陣営の支配が明確でない宙域が指定された。指定時期は不明だが代表的な宙域に、古代クエント文明のクエント星、アストラギウス銀河最大の銀行のあるアンティテーツ星などがある。
マーティアル
アストラギウス銀河全域において信奉されている巨大宗教。組織制度や聖職者の様子等、カトリックによく似た描写で表現されている。また、組織のシンボルとして十字架ではなく「鍵」が設定されている。これはこの宗教における天国の扉を開く鍵=闘争、競争の具象であるとされ、高位の聖職者の法衣から末端信者のATパイロットが手に握るロザリオにまでその姿がある。
惑星ジアゴノの原始宗教が神の啓示を記したヤーダル碑の発見に端を発し、アストラギウス暦1000年に成立した。「闘争こそ調和と進化の源」の教義を持ち、軍事、政治、経済の面においても強い影響力を持つ。マーティアルの中枢は惑星ジアゴノのアレギウムに存在する根本聖堂にあり、法皇を中心とした中央集権的な組織として形成されている。5632年に成立した「星雲法」のもとでギルガメス、バララントの双方から保護されている。銀河全域に広がった教区はセクターと呼ばれ、アレギウムから任命された枢機卿が赴任し指導に当たっている。第712代法王指名選挙と同時期にアレギウムで起きた事件は「アレギュウムの赫い霍乱」として庶民にまで知られるが、事件の詳細は一切公表されなかったためにさまざまな憶測を呼び、影響力に陰りが見え始める。
メルキア
ギルガメス連合の首星。第3次銀河大戦開戦時はギルガメス連合への加盟が遅く発言権も低かったが、有力な惑星が次々に消滅した事やAT開発にみられる優れた軍事技術と豊富な工業力を背景に連合内で急速に台頭し三代目の首星の座に就いた。メルキアの政治体制は連邦制をとっており、その中ではいくつもの自治州や独立国家が存在する。第3次銀河大戦では致命的とはいかないまでも度重なる戦災を被ったことで人口が大きく減少し、治安も悪化している。キリコが従軍している数年の間に人口の4分の3が死滅したという。
レッドショルダー
正式名称は第24メルキア方面軍戦略機甲兵団特殊任務班X-1。ATの右肩を血の赤に染めていたことに由来を持ち、俗に吸血部隊とも呼ばれる。キリコもかつては所属していた。
戦場におけるATの重要性が高まってきた第3次銀河大戦終盤、エリート部隊と謳われた第24メルキア方面軍戦略機甲兵団特殊作戦部隊の中において、ヨラン・ペールゼンの手によって更に徹底されたエリート部隊として創設された。第3次銀河大戦の末期の銀河各地の戦場で活躍し、中でも第3次サンサ攻略戦ではギルガメス軍に多大な戦果をもたらしている。
しかし、戦場における非戦闘員や民間人への残虐行為や行き過ぎた秘密主義が国際的な問題となり、停戦協定では部隊の解散までが合意事項に含まれるほどであった(このような事実はなく、急激に勢力をのばすペールゼンのやり方に危惧した軍上層部が情報操作を行ったという説もあるが、目撃者や元部隊員の証言もあるため、この説は信憑性が低い)。
戦争終結によって正式に解散された後、隊員の一部は秘密結社と結託して己の理想を追求するペールゼンの私兵となる。
テレビシリーズ劇中では「正式にはメルキア戦略装甲騎兵団特殊任務班X-1」であるというキリコの台詞があった。ただし後に作られたウド編の総集編及び小説版では「メルキア戦略機甲兵団特殊任務班X-1」と訂正されていた。
青の騎士ベルゼルガ物語』では正式名称が「メルキア機甲兵団2045部隊特殊任務班X-1」となっている。
ワイズマン
声 - 柴田秀勝
かつてクエント星を追放された異能者達がクエントに帰還後、地底深くの原形質保存装置に自らの意志を集合させ意識集合体となった時に名乗った名称。ワイズマンは肉体のない意志だけの存在となって以降、古代クエント文明の超高度な科学力を背景に1000年以上にわたって銀河各地の文明に干渉し、組織や人材、情報などを操りアストラギウス銀河の歴史を影から操っていった。自らを神と任じ、人類からはその存在を知られることなく、銀河を二大勢力によって分割統治させ人類に絶え間ない戦争を仕掛けるのであるが、これは自らの後継者の誕生を促すワイズマンの意志でもあった。力への愛ではなくテクノロジーによって神の存在に近づこうとし「神を見失った」ために「マーティアル」から異端として排斥された一派=秘密結社は、このワイズマンの信奉者であった。

スタッフ

主題歌・挿入歌

オープニングテーマ - 「炎のさだめ」[10]
作詞 - 高橋良輔 / 作曲・編曲 - 乾裕樹 / 唄 - TETSU
エンディングテーマ - 「いつもあなたが」[11]
作詞 - 高橋良輔 / 作曲・編曲 - 乾裕樹 / 唄 - TETSU
挿入歌 - 「たのまれグッバイ」
作詞 - 高橋良輔 / 作曲・編曲 - 乾裕樹 / 唄 - 川浪葉子

主題歌2曲と、挿入歌を収録したレコードは、共にキングレコード(スターチャイルド・レコード)より発売された。

作品解説

テレビ版のストーリーは、治安警察と暴走族が牛耳る街「ウド」(第1話 - 第13話)、反政府軍との内戦が続く熱帯の王国「クメン」(第14話 - 第27話)、砂漠の惑星「サンサ」(第29話 - 第39話)、キリコ出生の秘密が隠された惑星「クエント」(第41話 - 第52話)の4つのパートに分かれており、舞台が変わるごとに、市街戦・湿地戦・宇宙戦・砂漠戦など、さまざまなバリエーションの戦闘シーンを展開する。これは『太陽の牙ダグラム』が舞台がほぼ砂漠だけということで画面が単調だったためとされている[12][注 9]

各話担当作画監督の1人であったアニメアール谷口守泰は本作で活躍して[2]、その後、高橋監督作品『機甲界ガリアン』の中核スタッフを経て、高橋が監督した『蒼き流星SPTレイズナー』ではキャラクターデザイナーに抜擢された。

「ボトムズ」という名称

本作の企画を作った当時はトップレスバーならぬボトムレスバーという、下半身に何も履いていない女店員が接客するバーが有った為「ボトムス」といういやらしいイメージの有る名前に抵抗を持つ人が居た。高橋良輔は、これはアストラギウスの言語であり英語ではないという説明で乗り切ったという[13]

ATとその乗り手を指す「ボトムズ」という呼び名は、軍の定めた公式見解では「Vertical One-man Tank for Offence & Maneuver-S:攻撃と機動のための直立一人乗り戦車」の略称であるとされている[14]。しかし実際は脆弱な装甲、発火しやすいポリマーリンゲル液、コストを下げるため切り捨てられた機体の生存向上システム──人命よりも生産性を優先させたATは、搭乗者の生存率の低さからまさに“鉄の棺桶”とも言える代物だった。同時にパイロットたちの素行の悪さと任務環境の過酷さから付いたスラング「Bottoms:最低の奴(ら)」であるとする「説が強い」[1][15]という。

従って、番組終了後発表された小説『青の騎士ベルゼルガ物語』(ソノラマ文庫・1985)にある「最低の野郎ども」という解釈は初出ではない。高橋は当初作品タイトルの『ボトムズ』の英語スペルをBottomsにするつもりであったが、商標上の問題により実現せず、やむをえずVotomsに変えたという経緯がある。同時に、ATやATパイロットのことだけでなく、作品の描くテーマとしてより広義に「底辺の人間たち」という意味も込められているとのことである[16]

テレビシリーズ序盤、主人公のモノローグや予告編のナレーションにおいて、ATを「ボトムズ」と呼称(それとともにATパイロットは「ボトムズ乗り」と呼称)する回が数回あったが、その後劇中でその名を聞くことはOVA『ペールゼン・ファイルズ』までしばらくなかった。劇中に主に使われる呼称はATであり、ATの正式名称「アーマードトルーパー」、そして「スコープドッグ」等の固有機体名もほとんど登場しない。特に固有機体名を使わないのは、玩具販売を目的としたスポンサーが付くアニメでは異例中の異例であり、そのことがリアルロボットアニメとしての本作の地位を高めた一因にもなっている。

キャラクタ―設定

主役については無口な男の方が饒舌な男よりカッコがいいと高橋監督が感じ、ATのコックピットの中でしか安らぎを感じることが出来ない無口な男にした。

ヒロインについてキャラクターデザイナーの塩山紀生が美女が好きな為、高橋監督が好きなココナのような愛嬌があるタイプではなく、完璧な美女にした。フィアナが初登場時にスキンヘッドだったのは脚本の吉川惣司が主張した為で高橋監督は液体の中で髪が揺らぐ様子を描きたかったので、スキンヘッドにしたくなかった。

高橋監督によれば、結果として恋愛ものとして見られることがあり、実際そうなったのかもしれないが、元々恋愛はボトムズの要素の一つだった。高橋監督は恋愛を描くにあたり三角関係を作ろうとしたが、ココナではフィアナに太刀打ち出来ないと感じ、フィアナをめぐる三角関係を作る人物としてイプシロンを設定した。ルックスはキリコより男前にした。高橋監督はイプシロンを見ていて、この男は長生き出来ないと感じ、イプシロンにふさわしい死に場所を与える為、第39話「パーフェクト・ソルジャー」のエピソードを作った。[17]

主役メカ設定

ガンダムからロボットが兵器として扱われる様になり、兵器として考えるに際し、戦車のイメージはダグラムでやったので、スピード感を重視したジープのイメージとした為、自動車を縦にしたサイズにした。メカデザイナーの大河原邦男は既にそのサイズのロボットを高橋監督が相談する前に描いていて、偶然、両者の思惑が一致した。[18]

製作に影響を与えた作品

数々の映画を大胆に引用(借用)したことでも知られる。ウド編は『ブレードランナー』、クメン編は『地獄の黙示録』、除隊した兵士が何の準備もないまま社会に放り出される主人公キリコの成り立ちは『ランボー』などに影響を受けていると関係者が公言している[19]

音楽

主題歌・挿入歌

主題歌を担当した覆面歌手・TETSUの正体は、後に1990年代のヒット曲の仕掛け人となったシンガーソングライター・織田哲郎である。織田が自身の公式サイト内の日記(2001年6月7日付)で読者からのメール等に応えて明らかにしたところによれば、ボトムズ放映の頃、まだデビューするかしないかの駆け出しだった彼は、アルバイトとして覆面歌手扱いで曲を吹き込むことも多かったという。

この作品についても、当時お世話になっていた人の求めに応じて歌った[注 10]ものであり、彼が数多く担当した、そういった事情のある歌の中でも最も有名なものである。

主題歌のオープニングテーマとエンディングテーマは、いずれも高橋良輔が作詞を担当。今でもカラオケでファンによく歌われるなど親しまれている曲だけあって、「酒代に困った頃に作詞印税が入ってきて助かってます」と冗談交じりに語っている。

挿入歌「たのまれグッバイ」は、テレビ版のクメン編において、バーにいたココナが歌っている曲である。レコーディングの際、バーで歌う雰囲気を出せるようココナ役の川浪はお酒を飲まされてレコーディングを行ったという逸話がある。

行進曲

劇中、サンサ編のレッドショルダー関連映像の場面や、『野望のルーツ』の終盤に流れる行進曲は、本作のために作成された曲ではなく、サントラ盤に収録されておらず、ファンの間では通称「レッドショルダーマーチ」と呼ばれていた[22]

この曲については、アニメ雑誌『アニメック』のキングレコードへの問い合わせでは各テレビ局のBGM用の既成曲でタイトルや作者、著作権元は不明とされ[23]、『アニメージュ』誌による音響制作会社のオーディオ・プランニング・ユーへの取材では、曲名は「AVANZATA」で作曲はM・ZALLAで一般へは未発売[24]。他にも「テレビ東京の汎用既成曲」[22]、「(放映当時は冷戦の最中で情報がほとんど手に入らない)東欧圏の民族音楽」「コサック部隊の音楽」「記録映画の音楽」[25]などさまざまな説が唱えられ、正体が判然としなかった。

2007年になってこの曲の正体が判明する。1966年制作のイタリア映画『Due Marines e un Generale』(邦題『』、バスター・キートン主演。ちなみに彼の最後の出演作である)のサントラの2曲目「Arrivano I Marines」がその正体であった。作曲はPiero Umiliani()。同じサントラには『機動戦士ガンダム』第12話で使用された曲も含まれている[26]。M. Zallaはピエロ・ウミリアーニの変名の一つである[27]。この曲は、カップインスタントうどん赤いきつねのCMや『ボトムズ』が放送される以前の自転車、ビッグワンガムのCMにも使われた。

前作品『太陽の牙ダグラム』のタカラ製プラモデルのCMで流され、それが好評だったためレッドショルダーのマーチに採用されたのだという[23]

この曲はPlayStation用ソフト『青の騎士ベルゼルガ物語』にもCD-DAで収録された。バトリングをテーマとしたこのゲーム中において選択できる入場テーマの一つで、この曲を選択しているとゲーム中でレッドショルダーにまつわる幾つかのサブイベントが発生する様になっている。なお発売当時の雑誌インタビューにおいて、開発スタッフが音源を探し回った末テレビ東京のライブラリーにたどり着き、そこから収録した事を明かしている[要出典]。ただしこの収録曲は、アニメ本編で使われた音源 (Due Marines e un Generale) をそのまま収録したものではなく、新規に録音した別物である。

ゲーム『第2次スーパーロボット大戦Z』においては、「戦騎達の行進」という曲調を限界まで似せたオリジナル曲が代用として使用されており、劇中では「レッドショルダーマーチ」と一貫して呼ばれている。

反響

本放送は放送時間の問題等もあり、平均視聴率は高いとは言えなかったが、AT・スコープドッグを始めとした玩具・プラモ関連のセールスが好調であった為、打ち切られる事もなく、4クールの放映を全うした。

各話リスト

サブタイトル、脚本、演出、作画監督の出典→[28]

ウド編
話数放送日サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督
第1話1983年
4月1日
終戦五武冬史京春香加瀬充子清水恵蔵
塩山紀生
第2話4月8日ウド松野達也知吹愛弓谷口守泰
第3話4月15日出会い川端蓮司鈴木英二
第4話4月22日バトリング高橋良輔滝沢敏文谷田部勝義神宮慧
第5話4月29日五武冬史加瀬充子上村英司
第6話5月6日素体滝沢敏文知吹愛弓西城明
第7話5月13日襲撃吉川惣司川端蓮司谷沢豊
新田敏夫
第8話5月20日取引鳥海尽三谷田部勝義鈴木英二
第9話5月27日救出滝沢敏文加瀬充子谷口守泰
第10話6月3日レッド・ショルダー吉川惣司知吹愛弓鈴木英二
塩山紀生
第11話6月10日逆襲吉田浩桐野克也西城明
第12話6月17日鳥海尽三川端蓮司神宮慧
第13話6月24日脱出滝沢敏文鈴木英二
塩山紀生
クメン編
話数放送日サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督
第14話1983年
7月1日
アッセンブルEX-10吉川惣司松野達也加瀬充子谷口守泰
第15話7月8日疑惑吉田浩桐野克也西城明
第16話7月15日掃討鳥海尽三知吹愛弓鈴木英二
第17話7月22日再会高橋資祐川端蓮司神宮慧
第18話7月29日急変吉川惣司滝沢敏文加瀬充子上村英司
塩山紀生
第19話8月5日思惑康村正一西城明
第20話8月12日フィアナ
(ウド編の総集編)
五武冬史
吉川惣司
鳥海尽三
高橋良輔塩山紀生
第21話8月19日溯行鳥海尽三谷田部勝義鈴木英二
塩山紀生
第22話8月26日触発池田成桐野克也谷口守泰
第23話9月2日錯綜吉川惣司知吹愛弓神宮慧
第24話9月9日横断鳥海尽三富沢雄三川端蓮司西城明
第25話9月16日潜入吉川惣司加瀬充子上村英司
第26話9月23日肉迫谷田部勝義鈴木英二
第27話9月30日暗転滝沢敏文知吹愛弓塩山紀生
第28話10月7日運命さだめ
(ウド編の総集編)
五武冬史
吉川惣司
鳥海尽三
高橋良輔塩山紀生
サンサ編
話数放送日サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督
第29話1983年
10月14日
二人五武冬史池田成川端蓮司谷口守泰
第30話10月21日幻影滝沢敏文津田義三西城明
第31話10月28日不可侵宙域鳥海尽三池田成加瀬充子鈴木英二
第32話11月4日イプシロン知吹愛弓上村英司
塩山紀生
第33話11月11日対決吉川惣司滝沢敏文谷田部勝義谷口守泰
第34話11月18日惑星サンサ池田成川端蓮司西城明
第35話11月25日死線五武冬史滝沢敏文津田義三鈴木英二
第36話12月2日恩讐高橋資祐康村正一上村栄司
塩山紀生
第37話12月9日鳥海尽三知吹愛弓鈴木英二
第38話12月16日暗闇滝沢敏文加瀬充子西城明
第39話12月23日パーフェクト・ソルジャー池田成谷田部勝義谷口守泰
第40話12月30日仲間
(サンサ編の総集編)
五武冬史
吉川惣司
鳥海尽三
高橋良輔塩山紀生
クエント編
話数放送日サブタイトル脚本絵コンテ演出作画監督
第41話1984年
1月6日
クエント吉川惣司谷田部勝義川端蓮司八幡正
塩山紀生[注 11]
第42話1月13日砂漠津田義三鈴木英二
第43話1月20日遺産知吹愛弓
第44話1月27日禁断五武冬史加瀬充子西城明
第45話2月3日遭遇滝沢敏文谷田部勝義鈴木英二
第46話2月10日予感鳥海尽三池田成川端蓮司谷口守泰
第47話2月17日異変津田義三鈴木英二
第48話2月24日後継者知吹愛弓西城明
第49話3月2日異能者吉川惣司康村正一八幡正
第50話3月9日乱雲谷田部勝義鈴木英二
塩山紀生
第51話3月16日修羅滝沢敏文川端蓮司鈴木英二
第52話3月23日流星加瀬充子谷口守泰

※第52話(最終回)には、塩山紀生が作画監修としてクレジットされている。

放送局

※放送局の呼称は当時のもの。

放送地域放送局放送系列放送日時備考
関東広域圏テレビ東京[8]テレビ東京系列金曜 17:55 - 18:25製作局
大阪府テレビ大阪[8]金曜 17:55 - 18:25
北海道北海道放送[8]TBS系列土曜 17:00 - 17:30[29]放送当時、TXN系列のテレビ北海道は未開局だった。
秋田県秋田テレビフジテレビ系列
宮城県仙台放送[8]
福島県福島中央テレビ日本テレビ系列火曜 17:00 - 17:30(1983年5月 - 1984年3月20日)
月曜 - 金曜 6:15 - 6:45(1984年3月26日 - 4月4日)[30]
新潟県テレビ新潟[8]
石川県石川テレビ[8]フジテレビ系列金曜 17:25 - 17:551983年4月1日から1984年3月23日まで放送[31]
福井県福井テレビ火曜 17:25 - 17:55[32]1985年頃に放送[33]
中京広域圏東海テレビ[8]土曜 18:00 - 18:30放送開始後にTXN系列のテレビ愛知が開局したが、引き続き最終回まで放送
京都府KBS京都[8]独立局
兵庫県サンテレビ2016年4月4日から放送
サンテレビ公式ツイッター2016年3月4日ツイート分で公表
岡山県・香川県山陽放送TBS系列放送当時、TXN系列のテレビせとうちは未開局
広島県テレビ新広島[8]フジテレビ系列
愛媛県南海放送[8]日本テレビ系列
福岡県RKB毎日放送[8]TBS系列放送当時、TXN系列のTXN九州は未開局
熊本県テレビ熊本フジテレビ系列
沖縄県沖縄テレビ[8]

テレビシリーズ終了後

テレビシリーズで描かれなかった空白期や、過去の物語が3本のオリジナルビデオアニメ(OVA)としてリリースされ、好セールスを記録した。この人気を受け、外伝的作品『青の騎士ベルゼルガ物語』(小説)、『機甲猟兵メロウリンク』(OVA)が生まれた。さらに1994年には本編の32年後を舞台とする続編『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端』(OVA)がリリースされた。

2006年、模型雑誌で連載中の『装甲騎兵ボトムズ・コマンドフォークト』と連動したトークショーにおいて、高橋良輔監督によるボトムズ新作アニメの制作予定が発表され、翌2007年2月のワンダーフェスティバル 2007では仮称題名を『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ』としてキャラクターやATのビジュアルを公開。夏頃の作品開始を予定し進行中との情報が告知された。スタッフも当時のスタッフのほとんどが集結している。OVAの『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』とテレビ本編の空白期間を舞台として描かれる。2009年1月17日には『ペールゼン・ファイルズ劇場版』が公開された。

2007年からは日経トレンディネットで、『ペールゼン・ファイルズ』などの制作現場やボトムズの次回作の構想を、高橋良輔が制作日誌的な小説にした「新・小説VOTOMSいちぶんの一」を連載中である。

この新アニメシリーズとは別に『日経エンタテインメント!』誌で高橋良輔が小説版ボトムズ・『孤影再び』を連載(「日経キャラクターズ!」誌からの移動)。『赫奕たる異端』の後の時代の物語で、第14回では、ペールゼン・ファイルズについて触れられており、メルキア情報相次官フェドク・ウオッカムの名が出てくる。なお、『孤影再び』を元にした最後のエピソードと謳っているOVA、『装甲騎兵ボトムズ 幻影篇』が2010年3月よりリリースされた。

チャンピオンRED』2008年6月号から2009年7月号にかけて漫画『装甲騎兵ボトムズ CRIMSON EYES』(作画:杉村麦太 )が連載された。こちらは主人公がボトムズ乗りの幼い少女で、クエント人の女傭兵も登場している(乗機はベルゼルガ)。

珍しい例としては、アストラギウス銀河の300年後の様子を描いた高橋良輔による小説『equal ガネシス』(2011年5月に単行本化)が存在する。ここではアーマードトルーパーは「ロボトライブ」と呼ばれるアンドロイド兵士に取って代わられている。

Blu-ray Perfect Soldier Box発売記念としてTOKYO MXで2020年12月27日(BS11では12月29日)に高橋良輔監督が出演する特番『ドキュメンタリー of ボトムズ 異能の系譜』を放送[34]

テレビシリーズ版以降に製作されたアニメ作品

総集編6本とOVA10作品が製作されている(以下、発売した順に記載)。

  • 一連の作品を時系列順に整理すると以下のようになる(外伝・派生作品は除く)。
  1. レッドショルダードキュメント 野望のルーツ
  2. ペールゼン・ファイルズ 全12話
  3. テレビシリーズ・ウド編(第1話 - 第13話)
  4. ザ・ラストレッドショルダー
  5. テレビシリーズ・クメン編(第14話 - 第27話。第28話はウド編の総集編)
  6. テレビシリーズ・サンサ編(第29話 - 第39話)
  7. テレビシリーズ・クエント編(第41話 - 第52話)
  8. ビッグバトル
  9. (テレビシリーズ最終話のエピローグ)
  10. 赫奕たる異端 全5話
  11. 孤影再び
  12. 幻影篇 全6話

装甲騎兵ボトムズ VOL.I STORIES OF THE A.T.VOTOMS

1985年6月21日発売[35]。テレビシリーズを時系列にまとめた総集編。演出・構成は谷田部勝義[35]

装甲騎兵ボトムズ VOL.II HIGHLITS OF THE A.T.VOTOMS

1985年7月20日発売[36]。銀河万丈がナレーションを担当した各話の予告編をすべて収録し、ココナ・バニラ・ゴウトの3人を中心に構成された名場面集。演出・構成は知吹愛弓[36]

エンディングと、ファンタムクラブでココナが歌うシーンが塩山紀生によって新たに作画されている。ファンタムクラブのシーンでは監督の高橋良輔、キャラクターデザインの塩山紀生、プロデューサーの長谷川徹らがワンカット登場するお遊びがある。

クエント消滅後のロッチナがギルガメス軍の軍服を着て登場しているが、これが『ビッグバトル』の前に入るのか後に入るのかは不明。

ザ・ラストレッドショルダー

1985年8月21日発売[37]OVA作品。時間軸的にはウド編とクメン編の間に入るエピソード。1986年8月2日に劇場公開もされた。本作品は第3回日本アニメ大賞OVA最優秀賞を受賞している。

スタッフ[38]
  • 原案 - 矢立肇
  • 原作・監督 - 高橋良輔
  • 脚本 - 吉川惣司
  • キャラクターデザイン・作画監督 - 塩山紀生
  • メカニカルデザイン - 大河原邦男
  • 演出 - 加瀬充子
  • 音楽 - 乾裕樹
  • 作画監督 - 塩山紀生
  • メカ作監 - 吉田 徹
  • 美術監督 - 宮前光春
  • 音響監督 - 浦上靖夫

ウド

1986年2月21日発売[39]。ウド編の総集編。演出・構成は高橋良輔。

オープニング、エンディング、『クメン』の予告編がマックスファクトリー製作のジオラマで表現され、話題になった。

クメン

1986年4月5日発売[40]。クメン編の総集編。演出・構成は高橋良輔。この総集編にはフィアナが登場しない。

『ウド』同様にオープニングとエンディングはジオラマバージョン(オープニングの内容は『ウド』と異なる。エンディングは同じ)。

ビッグバトル

1986年7月5日発売[41]のOVA作品。時間軸的には最終話におけるクエント消滅からキリコとフィアナがコールドスリープに入るまでの間に入るエピソード。

スタッフ[42]
  • 原案 - 矢立肇
  • 原作・監督 - 高橋良輔
  • 脚本 - はままさのり
  • キャラクターデザイン - 塩山紀生
  • メカニカルデザイン - 大河原邦男
  • 音楽 - 乾裕樹
  • 美術 - 岡田和夫
  • 音響監督 - 浦上靖夫

サンサ

1988年1月23日発売[43]。サンサ編の総集編。演出・構成は高橋良輔。

オープニングは谷口守泰、エンディングは塩山紀生による新作画(『クエント』も同じものが使用された)。

制作時、谷口は『機甲猟兵メロウリンク』のデザイン作業に取り掛かっており、『ボトムズ』本編では登場することのない、対ATライフルを携え、マントを羽織った機甲猟兵姿のキリコを観ることが出来る。谷口は絵コンテも担当。そのエピソードは当時『アニメージュ』誌に連載されていた自らのイラストエッセイに記されている。演出は谷口の指名で今西隆志が担当した。

クエント

1988年2月20日発売[44]。クエント編の総集編。演出・構成は高橋良輔。

レッドショルダードキュメント 野望のルーツ

1988年3月19日発売[45]のOVA作品。時間軸上最も古いエピソード。劇伴音楽は乾裕樹による新作。オープニングアニメーションはアニメアールの吉田徹の絵コンテによる新作が予定されていたが、スケジュールの都合により本編カットを抜粋し構成したダイジェストが使用された。

スタッフ
  • 原案 - 矢立肇
  • 原作・監督 - 高橋良輔
  • 脚本 - 吉川惣司
  • キャラクターデザイン - 塩山紀生
  • メカニカルデザイン - 大河原邦男
  • 演出 - 今西隆志
  • 音楽 - 乾裕樹
  • 美術 - 岡田和夫、宮前光春
  • 音響 - 浦上靖夫

機甲猟兵メロウリンク

1988年から1989年にかけて発売[46]された外伝に当たるOVA作品。全12話[46]

赫奕たる異端

1994年から1995年にかけて発売されたOVA作品。全5話。

ペールゼン・ファイルズ

2007年から2008年に掛けて発売されたOVA作品。全12話。2009年1月17日に劇場版が公開。

幻影篇

2010年3月より発売のOVA作品。全6話。

ケース;アービン

2011年2月25日発売の「ボトムズ新生3作品」にあたるOVA作品。2010年11月6日にはイベント上映。世界観は共有するが、キリコを中心とするシリーズとの接点は設けられていない作品。

ボトムズファインダー

2011年4月7日発売の「ボトムズ新生3作品」にあたるOVA作品。2010年12月4日にはイベント上映。本作などの世界観や設定を一切用いていないパラレルワールドの作品。

孤影再び

日経エンタテインメント!』誌で連載された小説。後に「ボトムズ新生3作品」の一環でOVA化され、2011年4月22日に発売。発売に先行して2011年1月8日にイベント上映。


DVD

  • 装甲騎兵ボトムズ DVDメモリアルボックス
    テレビシリーズと(2005年時点での)全OVAがセットになった初回限定DVD-BOX。
    2005年2月24日発売。
  • 装甲騎兵ボトムズ DVD-BOX I [47]
    2010年2月23日発売
    テレビシリーズ第1話 - 28話を収録。
  • 装甲騎兵ボトムズ DVD-BOX II [48]
    2010年5月28日発売
    テレビシリーズ第29話 - 最終話を収録。
  • 装甲騎兵ボトムズ DVD-BOX III [49]
    2010年8月27日発売
    『ペールゼン・ファイルズ』以降を除くOVAを収録。

以下は単品販売。

  • 装甲騎兵ボトムズ Vol.1 - Vol.4
    2006年10月27日発売
  • 装甲騎兵ボトムズ Vol.5 - Vol.7
    2006年11月24日発売
  • 装甲騎兵ボトムズ Vol.8 - Vol.10
    2006年12月22日発売
  • 装甲騎兵ボトムズ Vol.11 - Vol.12
    2007年1月26日発売
  • 装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー
  • 装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル
  • 装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ
  • 装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端 1
  • 装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端 2
    2007年2月23日発売

ネット配信

ビデオ・DVDなどのパッケージ以外にも、UHF地方局やCS局でたびたび放送されており、ネット配信サービス(バンダイチャンネルなど)で全シリーズが視聴可能である。

小説

  • テレビのノベライズ
    以上4作品は著:高橋良輔、本文イラスト:塩山紀生、表紙イラスト:大河原邦男、(角川スニーカー文庫角川書店
  • OVAのノベライズ
    以上2作品は著:吉川惣司、表紙・本文イラスト:塩山紀生、(アニメージュ文庫徳間書店
    • 愛蔵版 装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー 2005年2月19日発売 ISBN 4198619816
    上記の吉川惣司作の2作品をまとめ、加筆・訂正をしたもの。表紙イラスト:天神英貴、徳間書店刊
  • 本編後の物語・外伝など
    • 装甲騎兵ボトムズ 孤影再び - 『日経エンタテインメント!』2006年5月号から2007年9月号に連載。OVA『赫奕たる異端』の後日談。32年ぶりにバニラ、ココナ、ゴウトを訪ねるところから物語は始まる。著:高橋良輔、本文イラスト:塩山紀生。
    • 装甲騎兵ボトムズ コマンドフォークト - 『月刊ホビージャパン』2006年9月号より連載。百年戦争中に活躍したスーパーエース部隊の物語。キリコらアニメのキャラクターは登場しない。1/24スケールのプラモデルを使ったディオラマと絡めて展開される。著:野崎透、監修:高橋良輔。同じ出版社の『キャラの!』(旧『Novel JAPAN』)では並行してHJ誌連載分より以前のエピソードが連載され、塩山紀生がイラストを担当した。
    • 装甲騎兵ボトムズ 戦場の哲学者 - SBクリエイティブより2016年10月にムック本として出版[50]。著:高橋良輔。百年戦争末期の惑星パルミスで戦場を転々とする傭兵AT乗り・フィローを主人公とした物語。主要なATは大河原邦夫が描きおろす(本文イラスト:シラユキー)。このほか、池田成による絵コンテや設定・各種解説も付き、さながらアニメ作品資料集のような装丁になっている。
      もともとは2015年にweb上で随時発表するという発表があったが[51]かなり延び、webでは第一章「絢爛たる葬列」をサンライズが直接運営するWeb小説サイト『矢立文庫』で2016年9月より随時連載するという形になった[52]
    • 装甲騎兵ボトムズ チャイルド 神の子篇 - 2020年9月25日より、WebNewtypeと電撃ホビーウェブでWeb連載。幻影篇の後日譚[53]
  • その他
    • アニメ雑誌『アニメック』1983年10月号に高橋良輔による短編が掲載された(その後に出版化はされていない)。「もしボトムズが当初の構想通りバトリング選手として街から街へ転々とするというものであったなら……」という設定の下で、キリコが軍を追われる原因となった小惑星リドの事件(テレビシリーズ第1話)を野営中に振り返るという内容。この小説を原型として『機甲猟兵メロウリンク』の第5話が作られており、特にチェコブ(架空の植物)の毒で悪夢を見始めるという導入部分はほぼそのまま流用されている。
    • 月刊ホビージャパン別冊「青の騎士ベルゼルガ物語」掲載のスペシャルシナリオ「前編:運命との出会い」(シナリオ高橋良輔 / イラスト塩山紀生)において主人公ケイン・マクドガルの危機を救ったのが『ボトムズ』本編の主人公キリコ・キュービィーだったという記述がある。これは小説『青の騎士ベルゼルガ物語』を仮にOVA2巻にした場合の前半シナリオとして書かれたもの。

カセット版

1988年12月25日に朝日ソノラマから発売。ウド編の中盤までを再構成したもの。テレビシリーズの乾裕樹の音楽は使用されていない。

キャスト
  • キリコ - 郷田ほづみ
  • ゴウト - 富田耕生
  • バニラ - 千葉繁
  • ココナ - 川浪葉子
  • ロッチナ - 銀河万丈
  • ボロー - 緒方賢一
  • カルメーニ - 佐藤正治
  • オリヤ - 茶風林
  • コニン - 梁田清之
  • コンピューターの声 - 林玉緒
スタッフ
  • 企画・製作 - 朝日ソノラマ、(株)ムービック・プロモートサービス
  • 原作・脚本 - 高橋良輔
  • 演出 - 大熊昭
  • イラスト - 塩山紀生

コミック

  • 装甲騎兵ボトムズ - コミックボンボンKC(講談社) 著:のなかみのる 全4巻、絶版
    • コミックボンボン』誌上にテレビ放映と同時期(1983年5月号 - 1984年4月号)に連載されたもの。単行本収録の際に大幅な描き足しがあったが、雑誌版のオリジナルな絵柄だったキャラクターが、新作部分のみアニメ版に近い絵柄となっている。これについて、漫画執筆作業の時点でアニメの相当回の設定や脚本の決定稿が届いていなかったり、色設定やキャラクターの詳細も不明なことが多かった等の事情を、後に作者がインタビューで答えている。更に後の大都社版(全2巻)では全体的に作画修正され、アニメ設定に近い絵柄となった。なお、講談社版では「百年戦争」は「十年戦争」と呼ばれ[注 12]、キリコの幼少時に始まったとされている。イプシロンとの決着シーンはアニメ版とは異なり、更に『プラモ狂四郎』でそれと同様のシーンが再現されている。
  • 装甲騎兵ボトムズ - 『TVアニメマガジン』(秋田書店)連載 著:岡崎優
    • 1983年5月号より、毎回8ページのダイジェストストーリー漫画を連載。長らく未単行本化だったが、2011年3月にマンガショップより、『サンライズロボット漫画コレクションVol.2「太陽の牙ダグラム」&「装甲騎兵ボトムズ」』が発売され、「ダグラム」共々初の単行本化となった。
  • AT Stories - (双葉社) 作:岡島正晃、画:曽野由大
    • グレートメカニック誌で連載されているオリジナルストーリー集。同誌に掲載されたものと描き下ろしで構成されている。
第1巻 ISBN 978-4575939491
第2巻 ISBN 978-4575940671
  • 装甲騎兵ボトムズ CRIMSON EYES 作画:杉村麦太
  • ARMORED TROOPER VOTOMS : SUPEREME SURVIVOR (CPM COMICS)著: Tim Eldred
    • 1997年に、OVA『野望のルーツ』とテレビシリーズ第1話をコミカライズしたアメコミ(グラフィックノベル)版。

模型

タカラ(現・タカラトミー)はダグラムでミリタリーに強い金型屋を押さえたため、複雑なデザイン造形が可能になった[注 13]

当初はタカラがスポンサーとなって製作された作品であるため、同社から1/24スコープドッグをはじめ、他にも1/35、1/48スケールで数々のATがプラキット化された。しかしタカラのアニメ模型からの撤退により模型の金型はいくつかの模型会社を転々とし、根強い人気にもかかわらずキットにプレミアがつくような時期が続いた[54]。その後、ウェーブが前述の1/24スケールキットに手を加えた「スコープドッグ・ターボカスタム」などを発売。更にバンダイが、傘下のエモーションレーベルからの作品DVD化とともに本作品のプラキット化権を獲得し、同社制作の初めてのOVA『ペールゼン・ファイルズ』登場のATを含む1/20スケールキットを発売した。 なお、1/35ストライクドッグは過去何度か再版されているものの、現在ラインナップから外されている。金型は行方不明(紛失あるいは破損)という噂が流れ、今ではオークションで高値取引されている。

この他、ユニオンモデルから1/60スケールのプラキットが発売された。本放送が終了し一年以上経った後に、ファッティー、ツヴァーク、ラビドリードッグ[注 14]といった、タカラからは未発売だったATもキット化されている。

またカバヤの食玩シリーズとして、前作「太陽の牙ダグラム」のコンバットアーマーに続いて、ボトムズのATも十二種類、軟質プラスチックの組み立てキット化された。こちらにもタカラからは未発売の、ファッティー、ツヴァーク、ラビドリードッグがラインナップに含まれている。

ゲーム

家庭用ゲーム機

装甲騎兵ボトムズ ザ・バトリングロードスーパーファミコン、1993年10月29日)
製作タカラ。アクションゲーム。
初のコンシューマーゲーム。ウドの街等を舞台にした、終戦から開戦までの外伝物。脚本は、ゲームパッケージに「サンライズのスタッフ」と表記されているが、今西隆志が担当。キャラを塩山、ゲームAT等を大河原と、本作スタッフがデザイン。『赫奕たる異端』を準備中のスタジオで、今西演出、塩山作画監督、銀河万丈ナレーションによるCM映像が制作された。
装甲騎兵ボトムズ外伝 青の騎士ベルゼルガ物語PlayStation、1997年10月30日)
製作タカラ。3Dアクションゲーム。
小説『青の騎士ベルゼルガ物語』の「黒き炎編」をゲーム化。初回限定版には1/24デュアルモデルのスコープドッグパラシュートザック装備とバトリングプレミアムカードが付属。主人公のケイン・マクドガルやクリス・カーツなど、原作のキャラクターが多数登場する。終盤の選択肢でケインかクリスのどちらかがラスボスになり、エンディングも変わるマルチエンディング方式が採用されている。隠しコマンドを入力する事で通常では手に入らないシャドウ・フレアが使用出来る。
装甲騎兵ボトムズ ウド・クメン編(PlayStation、1998年4月2日)
製作タカラ。3Dアクションゲーム。
テレビ本編のウド編からクメン編までをゲーム化。ただし、クメン編は一部のみ。初回限定版は1/24デュアルモデルのスコープドッグレッドショルダーカスタムとバトリングプレミアムカードが付属。
装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ(PlayStation、1999年3月18日)
製作タカラ。3Dアクションゲーム。
バトリング選手中心の外伝であり、キリコ本人は登場しない。しかしウド編後半での、キリコとフィアナを追うため雇われたバトリング選手たちと戦い援護することができたり、秘密結社による廉価版PS開発を阻止するなど本編に係わる部分や、本編や『メロウリンク』の登場人物も多く出演している。初回限定版は1/24デュアルモデルのライトニングスラッシュとバトリングプレミアムカードが付属。脚本に竹田裕一郎、キャラクターデザインに塩山紀生、ゲーム用ATデザイン等に大河原邦男と原作スタッフが参加している。
装甲騎兵ボトムズ 鋼鉄の軍勢(PlayStation、1999年9月30日)
製作タカラ。ターン制戦術級シミュレーションゲーム。
装甲騎兵ボトムズ(PlayStation 2、2007年11月15日)
開発ユークス、製作バンダイ。3Dアクションゲーム。
ボトムズ関連ゲームで初めてテレビ全編と、『ペールゼン・ファイルズ』序盤までのOVAを網羅している。AT操縦の爽快感を考慮して開発したゲームで、50種類以上のATを操縦出来る。ATを降りて戦闘可能、戦闘中に別のATなどに乗換えが出来る。バイマン役は物故した塩沢兼人に替わって高木渉が担当。初回特典にはスペシャルガイドブックが付属した。
フィギュアヘッズ(PlayStation 4Windows
開発スクウェア・エニックス。3Dアクションゲーム。
これ自体はボトムズを主題としたものではないが、2017年4月13日にボトムズとのコラボレーションが開始される[55]

PCゲーム

装甲騎兵ボトムズ ブラック・ユニコーン(PC-8801mk2、1988年12月8日)
ファミリーソフト。シミュレーションゲーム。
外伝。キャラクターデザインは谷口守泰。アクション要素のあるシミュレーションゲーム。
装甲騎兵ボトムズ DEAD ASH デッド・アッシュ(X68000、1991年6月20日)
ファミリーソフト。シューティング。
外伝。キャラクターデザインは加瀬政広。主人公はバトリング選手で、ゴウトと契約する。キリコと戦い、ワイズマンの後継者を目指す展開まである。
装甲騎兵ボトムズ THE REAL BATTLE(PC-9801、1996年11月22日)
ファミリーソフト。バトリングシミュレーション。
プレイヤーキャラのバトリング選手の育成とATのカスタマイズを行い、バトリングに参加する。キリコやリーマンなどのキャラが対戦相手、又はタッグマッチのパートナーとして登場する。
2009年よりプロジェクトEGGからWindowsXP版発売。

アーケード

装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎(2016年7月より同年10月下旬までの期間限定稼働)
バンダイナムコエンターテインメント。体感系ロボットシミュレーター。
バンダイナムコが期間限定で開設している「VR体験アミューズメント施設」“ VR ZONE Project i Can ”で稼働。ATコックピット(風に仕立てた筐体)に座りVRヘッドマウントディスプレイを装着、FPS視点で敵AT(コンピューター制御のNPC)と戦う。厳密にはゲームでは無くシミュレーション的な設備なので、原典の設定同様、当たりどころが悪ければ即刻の機体停止(ゲームオーバー)もありうる。

ゲームブック

装甲騎兵ボトムズ 復讐の惑星シド(上原尚子/草野直樹/山口宏/ スタジオ・ハード 1987年9月10日)
勁文社、アドベンチャーヒーローブックス25。
外伝物のゲームでスペシャル・アドバイザーには高橋良輔、イラストに草彅琢仁。原作者の高橋良輔が唯一関わったゲーム。この作品の後に山口は『メロウリンク』に参加する。

TRPG

ツクダホビー、1992年6月)
ツクダホビーの『機動戦士ガンダム』シリーズのTRPG「」のシステムを流用したルール。
装甲騎兵ボトムズTRPG(トイインターナショナル/エンターブレイン、2001年3月、ISBN 978-4757704145
制作監修はサンライズ。ログインテーブルトークRPGシリーズ。ATの改造ルールが充実している。

ボードウォー・シミュレーションゲーム

  • HG-048 装甲騎兵ボトムズ RED SHOULDER(ツクダホビー、1986年3月)
  • FS-005 装甲騎兵ボトムズ CIVIL WAR(ツクダホビー、1986年6月)

3Dシミュレーションゲーム

  • NO.3 PLOTTERS CITY WOODO (プロッターズシティウド)(タカラ、1983年11月) - ボードゲーム。立体のATのユニット(駒)を使用する。照準線判定にペリスコープを使用することで話題になった。

トレーディングカードゲーム

  • 装甲騎兵ボトムズ ザ バトリングカード(タカラ、1997年) - 本作が原作のカードゲーム。
  • ブレイブサーガ(タカラ、1999年4月) - 上述のゲームのカードゲーム版。
  • サンライズクルセイド(バンダイ、2007年10月) - サンライズ作品のカードゲーム。第1章 異界の聖戦から登場。

タイピングソフト

装甲騎兵ボトムズ タイピングトルーパー(WindowsMac、イーフロンティア、2003年2月7日)
タイピング練習ソフト。ゲーム性のあるステージは、ウド編、クメン編の全6ステージ。メインキャラは音声付で、ATはフルCG、銀河万丈の予告付き。

クロスオーバー作品

上記の他、本作の直接的なゲーム化ではないが、クロスオーバー系ゲーム数作品に本作に登場するキャラクター、並びにロボットが複数登場している。

スーパーロボット大戦シリーズ
第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇/再世篇PlayStation Portable、前編『破界篇』2011年4月14日、後編『再世篇』2012年4月5日発売)
テレビシリーズ、『ザ・ラストレッドショルダー』、『野望のルーツ』、『ペールゼン・ファイルズ』が登場。担当声優が死去しているキデーラ役(郷里大輔)は三宅健太、バイマン役(塩沢兼人)は千葉一伸が担当。
スーパーロボット大戦Operation Extend(PlayStation Portable、2013年7月18日配信)
テレビシリーズ、『ザ・ラストレッドショルダー』、『野望のルーツ』、『ペールゼン・ファイルズ』が登場。
第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇/天獄篇PlayStation 3 / PlayStation Vita、前編『時獄篇』2014年4月10日、後編『天獄篇』2015年4月2日発売)
両篇にテレビシリーズ、『ビッグバトル』、『赫奕たる異端』が登場し、『天獄篇』のみ『幻影篇』と『孤影再び』が登場。
スーパーロボット大戦X-ΩiOS / Android、2015年10月5日配信)
テレビシリーズ、『メロウリンク』が登場。2020年3月には『赫奕たる異端』が期間限定で登場。
スーパーロボット大戦TPlayStation 4 / Nintendo Switch、2019年3月20日発売)
テレビシリーズ、『ザ・ラストレッドショルダー』、『ビッグバトル』が登場。
スーパーロボット大戦DD(iOS / Android、2019年8月21日配信)
テレビシリーズが登場。本作オリジナルの機体として『蒼き流星SPTレイズナー』とコラボレーションした青いスコープドッグが登場し、『レイズナー』の主人公・エイジが搭乗する。

その他PCソフトウェア

ペーパーフィギュア
  • スコープドッグ(Windows、Mac、インナーブレイン、1997年)
  • ペーパーフィギュア ブルーティッシュドッグ(Windows、Mac、インナーブレイン、1998年5月21日)
  • ペーパーフィギュア スコープドッグリニューアル版(Windows、Mac、インナーブレイン、1998年5月28日)
    スコープドッグやブルーティッシュドッグのペーパークラフトの展開図データ。カラープリンタで展開図を印刷して組み立てる。
データベース
  • 装甲騎兵ボトムズ デジタルメモリアル1(Windows、Mac、ムービック、1999年10月17日)
    CD-ROM2枚組のデータベース。収録内容は、制作者インタビュー、年表、予告、音声集、ギルガメス文字フォント、大河原イラスト、スコープドッグVR集等。

パチンコ・パチスロ

2011年にサミーからパチスロ 装甲騎兵ボトムズのリリースが発表され、同年4月下旬に全国のパチンコ・パチスロ店に設置。2013年にサンスリーからパチンコCR装甲騎兵ボトムズが同年8月に発売された。

参考文献

脚注

注釈

  1. ^ 本編のクレジットでは第3話が「美女」。第4話以降最終回まで「ファンタム・レディ」。
  2. ^ ただし、ウド編ラストでは、イスクイが〈組織に〉切り棄てられた事をほのめかしており、コミック版でも平然と見棄てている。
  3. ^ 機甲猟兵メロウリンク』で描かれた終戦間近の惑星ミヨイテでの軍需物資(主にヂヂリウム)強奪事件。
  4. ^ ペールゼンが命名した、生存確率が桁違いに高い生命体の呼称。
  5. ^ 情報漏洩が事実かは不明。
  6. ^ しかもキリコ機はスコープドッグの「ターボカスタム」であったが、リーマン機はターボカスタムでない「コマンダーカスタム」である。
  7. ^ その他は初回戦闘時のプロト・ワン、OVA・本編でのイプシロン。
  8. ^ ただし、劇中では「一般アストラーダ語」とも言われていた。
  9. ^ ただし『太陽の牙ダグラム』において、砂漠が舞台のシーンは全話数の半分にも満たない。
  10. ^ ただしこの時は既にデビューしていたので、レコード会社の契約の都合上、名前を変えて欲しいと依頼した。
  11. ^ 表記は"紀雄"
  12. ^ スポンサーのタカラが本作放送開始の前後に発行した、商品パンフレット『SAK 3D HOBBY』における本作の紹介文でも「10年戦争」との表記があり、これが誤植でない限りは企画段階や初期設定で戦争の期間が10年とされていた可能性がある。
  13. ^ GREAT MECHANICS 4 模型メーカーであったニットー(日東科学教材)が協力しており、ダグラムの1/144モデルは同社から発売されている。
  14. ^ 当初はストライクドッグのキットから改造するためのパーツで、同シリーズのキットを幾つも買って応募する景品扱いだったが、後にフルキットとして発売された。

出典

  1. ^ a b 『SFアニメがおもしろい 機動戦士ガンダムから新世紀エヴァンゲリオンまで』EYECOM Files(編)、アスペクト、1997年。ISBN 4893666436「この作品のメカがスゴイ! 『装甲騎兵ボトムズ』 氷川竜介」、p.82
  2. ^ a b アニメージュ編集部(編)『TVアニメ25年史』徳間書店、1988年、132頁。
  3. ^ a b 完全版資料集 1987, p. 20.
  4. ^ a b 完全版資料集 1987, p. 21.
  5. ^ 完全版資料集 1987, p. 22.
  6. ^ 月刊アウト編集部『ボトムズオデッセイ』復刊ドットコム、147頁。ISBN 978-4-8354-5040-7
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  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 『サンライズロボットアニメ大解剖』(2019年1月27日、三栄書房発行)10ページより。
  9. ^ 三栄書房『サンライズロボットアニメ大解剖』10頁掲載の宣伝ポスターより
  10. ^ 炎のさだめ”. ORICON STYLE. 2016年1月9日閲覧。
  11. ^ いつもあなたが”. レコチョク. 2016年1月9日閲覧。
  12. ^ a b 「高橋良輔インタビュー」『日経キャラクターズ!』、日経BP、2005年1月。
  13. ^ 電撃ホビーマガジン presents 電ホビ.ch in ワンダーフェスティバル2014[夏] - 2014/07/27 11:30開始 - ニコニコ生放送 5:09:11 高橋良輔「最初はやはりですねボトムズっていう名前そのものも否定されて。 最近皆さん知らないんですけど昔はトップレスバーなんつのが有ったんですよ。 あのー、んー、ま無いんですよね。で、それの発展形というか、まあ法律では許されてないんですけどボトムレスバーってのも有ったんですよ。 ですから「えーっそんないやらしいイメージの名前を付けていいの?」っていう当然大反対が有りまして。 あのー、でもまあこれアストラギウスという所で、英語ではなくこういう事で。 只「ボトム」という事に対する言葉のイメージはあのー、かなりひきずりました。ま底辺というか、そういう事ですね」
  14. ^ プラモデルの組立説明書の記述より。
  15. ^ プラモデル『1/24 ATM-09STスコープドッグ』(タカラ・1983)付属解説書の記述による。
  16. ^ 「高橋良輔インタビュー」『デュアルマガジン』第4巻、タカラ丸善、1983年。
  17. ^ TOKYO MX 2020/12/27放映 「ドキュメンタリーofボトムズ 異能の系譜」内での高橋監督のインタビュー
  18. ^ TOKYO MX 2020/12/27放映 「ドキュメンタリーofボトムズ 異能の系譜」内での高橋監督のインタビュー
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  20. ^ a b 月刊アウト編集部『ボトムズオデッセイ』復刊ドットコム、144頁。ISBN 978-4-8354-5040-7
  21. ^ a b c d e 浅子徹一 ほか『アニメージュオリジナル』3、徳間書店、2009年。ISBN 978-4197202683
  22. ^ a b 『SFアニメがおもしろい』EYECOM Files(編)、アスペクト、1997年。ISBN 4893666436はーらん・えりそん「フィルムとBGM」、p.177
  23. ^ a b 「アニメ雑学大事典 連載7」『アニメック』、ラポート、1985年1月、 125頁。
  24. ^ 「アニメQ&A」『アニメージュ』、徳間書店、1985年5月、 143頁。
  25. ^ 『ボトムズバイブル』樹想社、2001年、222頁。ISBN 4877770399
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  31. ^ 北國新聞』1983年4月1日 - 1984年3月23日付朝刊、テレビ欄。
  32. ^ 『北國新聞』1985年2月5日付朝刊、テレビ欄。
  33. ^ アニメージュ 1985年3月号』 1985年、徳間書店、全国放映リスト(127頁)
  34. ^ 装甲騎兵ボトムズ:特番「ドキュメンタリー of ボトムズ 異能の系譜」放送 高橋良輔監督の裏話もまんたんウェブ 2020年12月15日
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  48. ^ 装甲騎兵ボトムズ DVD-BOX II”. バンダイビジュアル. 2016年1月9日閲覧。
  49. ^ 装甲騎兵ボトムズ DVD-BOX III〈最終巻〉”. バンダイビジュアル. 2016年1月9日閲覧。
  50. ^ 高橋良輔監督による新たな伝説「装甲騎兵ボトムズ 戦場の哲学者」刊行! - マスターファイルブログ 2016年9月9日
  51. ^ 「装甲騎兵ボトムズ」監督、高橋良輔がボトムズ外伝小説を準備中! - マスターファイルブログ 2015年8月31日
  52. ^ 【作品紹介】装甲騎兵ボトムズ 絢爛たる葬列 - 矢立文庫。なお、こちらの本文イラストレーターは「しらゆき」表記。
  53. ^ [1]電ホビ 2020年9月25日
  54. ^ ホビージャパン別冊『モデラーズマテリアルシリーズ6:装甲騎兵ボトムズ』ベルゼルガDT製作記事注釈より。
  55. ^ 装甲騎兵ボトムズ × フィギュアヘッズ コラボレーション特設サイト

関連項目

※テレビシリーズ放送当時、タカラが発行していた模型雑誌。

外部リンク

テレビ東京 金曜17:55 - 18:25枠
前番組番組名次番組
太陽の牙ダグラム
(1981年10月23日 - 1983年3月25日)
装甲騎兵ボトムズ
(1983年4月1日 - 1984年3月23日)
UFO戦士ダイアポロン
(再放送)
(1984年3月30日 - 1984年9月28日)

 

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