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🎥|海上保安官が作った10管PR動画が「映画さながらの完成度」と評判 撮影、編集、構成全て1人で …


写真 岩田直大さん

海上保安官が作った10管PR動画が「映画さながらの完成度」と評判 撮影、編集、構成全て1人で …

 
内容をざっくり書くと
海上保安官を志したのは、映画「海猿」がきっかけ。
 

■第10管区海上保安本部のPR動画を制作した 岩田 直大さん(鹿児島県薩摩川内市出身) 第10管区海… →このまま続きを読む

 南日本新聞


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海上保安官

海上保安官(かいじょうほあんかん、Japan Coast Guard Officer)とは、海上安全及び治安の確保を図ることを任務とする日本の行政機関である海上保安庁職員のうち、法令の海上における励行、海難救助海洋汚染等の防止、海上における犯罪の予防及び鎮圧、海上における犯人捜査及び逮捕、海上における船舶交通に関する規制水路航路標識に関する事務その他海上の安全確保に関する事務並びにこれらに附帯する事項に関する事務を行う職員(国家公務員)を指す(海上保安庁法第2条、第14条)。海上保安庁法第31条において、司法警察職員として海上保安官(司法警察員)と海上保安官補司法巡査)が指定されている。

職務

主な職務は、海上における犯罪の取り締まり、海難救助海洋汚染の防止、海上交通の安全確保などとされている[1]。海上で発生した事案について警察官とほぼ同等の権限を持ち、警察官職務執行法を準用し、必要に応じて武装する事も許されている[2]。また、海賊については日本国の領海のみならず公海上でも追跡・拿捕および容疑者逮捕と関連資産押収ができる。

海上保安官の給与は「一般職の職員の給与に関する法律」に規定される「公安職俸給表(二)」が適用されるが、本庁や管区本部に勤務する職員のうち警備救難部以外に所属する場合においては「行政職俸給表(一)」が適用されることもある(人事院規則9-2)。

職務に必要な各種資格の取得は庁内の教育機関で行うほか、船舶関係(海技士等)、無線関係(総合無線通信士海上無線通信士等)、航空機関係(事業用操縦士航空整備士等)の有資格者の採用を定期的に実施している。

海上保安官と海上保安官補の身分及び階級

職員の多くは、海上保安学校又は海上保安大学校の卒業者であるが、最高位とされる海上保安庁長官は、第43代長官に海上保安庁生え抜きの職員が就任するまで、一貫して上級官庁の運輸省とその後継官庁の国土交通省局長級キャリア官僚が長官として就任してきた。また、管区本部長や本庁の基幹職員には国土交通省や省庁間交流による他省庁職員などの官僚が海上保安庁の職員となる場合がある。少数であるが、海上保安庁が採用した一種及び三種採用(理学系、技術系)の職員から海上保安官になるものがいる。

海上保安庁法施行令第9条には、一等海上保安監を最高位とし、三等海上保安士補まで12階級を規定している。但し、同施行令における階級最高位である一等海上保安監の階級は人事上、その職責によって甲乙に区分されているため階級制度上、一等海上保安監の階級だけで2階級存在している。さらに、部下を指揮する役職としての長官、次長及び海上保安監が存在し、また、海上保安庁職員服制(昭和23年運輸省令第33号)では、先の3職の制服を定めていることから、実質的には長官を最高位として学生まで含めると13階級となっている。なお、平成2年以降、海上保安官補は誰も在職しておらず、また海上保安官補の階級である「一等海上保安士補」から「三等海上保安士補」の任命も発令されていない。

階級・官職名の沿革

下記の一覧表は海上保安官等の階級名称を基に、過去から現在までの組織の移り変わりや階級の比定を表した。組織長の欄は正式な階級名ではなく官職名であるが[3]、便宜上英訳では階級風の呼び名が使われている。軍制の階級との比較を行なっているが、表外の注釈に示すとおり軍事組織との階級比定を試みたものではない。海上保安庁の広報などでも階級表記は殆ど用いられず、職員の職務・職責を表す船長、航海士、通信士、専門員などが用いられる。

海上保安官等の階級官職名変遷
区分海上警備隊旧海上保安庁保安庁海上公安局海上保安庁海上保安庁での各官職・階級の英語表記海上保安庁での職務
組織長(旧)海上保安庁長官海上公安局長海上保安庁長官[4]Commandant行政組織()の長
海上保安庁職員の最上位
総監[5]
副総監[5]
次長
警備救難監
次長  次長[4]
海上保安監[6][4]
Vice Commandant
Vice Commandant for Operations
長官補佐(庁次席)
長官補佐(運用上の指揮官)
士官将官海上警備監(海将---海上公安監一等海上保安監(甲)Coast Guard Superintendent First Grade Upper Half本庁部長・管区本部長
海上警備監補(海将補一等海上保安監海上公安監補一等海上保安監(乙)Coast Guard Superintentent First Grade Lower Half本庁参事官・管区本部次長・大阪海上保安監部長・大規模海上保安部長
佐官一等海上警備正(1佐二等海上保安監一等海上公安正二等海上保安監Coast Guard Superintendent Second grade本庁課長・管区本部部長
海上保安部長・所長・基地長・港長
巡視船船長・管区本部課長
署長・PL型(航海・運用司令・通信)長
本庁係長・首席(航海・運用司令・通信)士
PM型(航海・運用司令・通信)長・PS型船長
本庁専門員・主任(航海・運用司令・通信)士
本庁係員・巡視艇船長
海上保安大学校本科卒業生は幹部要員
二等海上警備正(2佐三等海上保安監二等海上公安正三等海上保安監Coast Guard Superintendent Third Grade
三等海上警備正(3佐一等海上保安正三等海上公安正一等海上保安正Coast Guard Officer First Grade
尉官一等海上警備士(1尉二等海上保安正一等海上公安士二等海上保安正Coast Guard Officer Second Grade
二等海上警備士(2尉三等海上保安正二等海上公安士三等海上保安正[7]Coast Guard Officer Third Grade
三等海上警備士(3尉---三等海上公安士
階級調整→
准士官准海尉---
階級調整→
係員・(航海・運用指令・通信)士補[8]
海上保安官の階級:
一等以上が司法警察員[9]
二等以下が司法巡査[10]
三等は初任階級の場合
門司分校研修生[11]
下士官海曹長[12]
一等海上警備士補(1曹一等海上保安士一等海上公安士補一等海上保安士Junior Coast Guard Officer First Grade
二等海上警備士補(2曹二等海上保安士二等海上公安士補二等海上保安士Junior Coast Guard Officer Second Grade
三等海上警備士補(3曹三等海上保安士三等海上公安士補三等海上保安士[13]Junior Coast Guard Officer Third Grade
兵員海上警備員長(海士長一等海上保安士補[14]海上公安員長[15]一等海上保安士補Assistant Coast Guard Officer First Grade(平成2年以降補職者なし)

海上保安官補の階級:
[16]
階級章などは金色製[17]

一等海上警備員(1士二等海上保安士補一等海上公安員二等海上保安士補Assistant Coast Guard Officer Second Grade
二等海上警備員(2士三等海上保安士補二等海上公安員三等海上保安士補Assistant Coast Guard Officer Third Grade
三等海上警備員三等海上公安員
その他船舶職員
学生
一般乗組員は銀色製[18]
海上保安大学校・学校生の階級章[19]
・海上保安大学校生は金色
・海上保安学校生は銀色
  • 上記の表は1952年(昭和27年)4月に創設された海上警備隊沿岸警備隊)の成り立ちから、区分に対応して海上警備隊の階級に括弧で海上自衛官の階級を付加して軍隊の様式にしているが、海上保安庁の階級制は船員船舶内での職務分担からきている階級制度のため、軍制の職責や職務内容などにも対応しておらず、軍制の階級との比定はあまり意味を持たない。また、海上保安庁長官・次長・海上保安監は法令上階級ではなく役職名であるが、独自の階級章があり、事実上階級に準じた扱いを受けるため、便宜上ここに記す。正式な最高位の階級は一等海上保安監であり、その職責は「甲」、「乙」と有り、両者に独自の階級章が設定されている。これらの階級以上は船舶へ乗り込んで指揮を執ることは殆ど無い。船員制度との比較の例としては、PM型巡視船の航海科では船長(三等海上保安監)、航海長(一等海上保安正)、首席航海士(二等海上保安正)、主任航海士(三等海上保安正)、航海士(一等海上保安士)、航海士補(一等海上保安士 - 三等海上保安士)と船員の序列に従い、階級が割り振られている。他の機関科、通信科、主計科なども同様である。
  • 旧海上保安庁長官は、運輸省外局の長として海上警備隊の隊員と海上保安庁の職員を統括した。また、海上公安局法が公布された時点の保安庁長官も同様に警備隊を管轄すると共に、海上公安局も管轄して海上公安官の階級は、警備隊の階級と合わせる形で変更になった。これにより従来の海上保安庁とは違う組織になり、現在の海上自衛隊に近い軍制の階級になったが、海上保安庁の強い抵抗などにより改編されず、階級制度も旧来のものが現存する形になっている。
  • 海上保安庁の創設時期は、日本国との平和条約(1952年4月「昭和27年条約第5号」)が締結される前であり、そのため海上保安庁法(昭和23年法律第28号)には、組織や職員(乗組員)を海上での主権行使の機関や要員として想定しておらず、各自衛隊を管轄する防衛省設置法に記載されるような主権行使の条文などもなく[20]、海上保安庁法第25条の『職員が軍隊として組織され、訓練され、又は軍隊の機能を営むことを…』と軍事否定の条文も付加されている。

採用及び教育

海上保安官となるためには、幾種類かの採用コースがあり、海上保安大学校ないし海上保安学校の学生採用試験合格者からの採用を中心とし、海技資格等の有資格者採用試験や国家公務員採用試験の選考合格者からの採用もある[21]。海上保安大学校では幹部職員候補としての教育を4年間行い、海上保安学校では専門職員向けとして1年ないし2年間の教育を行う[21]。海上保安大学校は、一般の4年制大学と同様に、卒業時に学士号が授与される高等教育機関で、本科4年、専攻科6カ月、国際業務課程3カ月の計4年9カ月間に渡って、幹部海上保安官として必要な高度な知識・技能を習得することになる。難易度は、国公立大学受験と同程度である。なお、海上保安大学校には、4年制大学卒業者を対象とした初任科学生採用試験もあり、2020年(令和2年)に設置された新しい課程である。「航海」「機関」の各専攻課程別に分かれており、海技免状取得を目指しながら、2年間に渡って幹部海上保安官に必要な高度な専門能力を身につけることになる。難易度は大卒国家一般職、国家専門職と同程度である。海上保安学校は、課程によって修学年限が異なり、「船舶運航システム」「航空」「海洋科学」は1年、「情報システム」「管制」は2年となっている。難易度は高卒国家一般職と同程度である[22]

海上保安官に対する表彰

海上保安官に対する表彰は、内閣総理大臣表彰を筆頭に国土交通大臣表彰その他の国務大臣表彰があり、その他に海上保安庁長官表彰をはじめとする表彰がある。海上保安庁の表彰には以下の表彰記章の伴う表彰の他、個人及び団体に対するなどの各種表彰がある。各種表彰を受彰した職員は海上保安庁表彰記念章を佩用することができる。

なお、危険業務従事者叙勲の対象でもある。

関連法・規定

海上保安庁法(重要部分のみ抜粋)

  • (※部分 編者注)
  • 第14条 海上保安庁に海上保安官及び海上保安官補を置く。
  • 2 海上保安官及び海上保安官補の階級は、政令でこれを定める。
  • 3 海上保安官は、上官の命を受け、第2条第1項に規定する事務を掌る。
  • 4 海上保安官補は、海上保安官の職務を助ける。
  • 第15条 海上保安官がこの法律の定めるところにより法令の励行に関する事務を行う場合には、その権限については、当該海上保安官は、各〃の法令の施行に関する事務を所管する行政官庁の当該官吏とみなされ、当該法令の励行に関する事務に関し行政官庁の制定する規則の適用を受けるものとする。
  • 第16条 海上保安官は、第5条第5号に掲げる職務を行うため若しくは犯人逮捕するに当たり、又は非常事変に際し、必要があるときは、付近にある人及び船舶に対し、協力を求めることができる。
  • 第17条 海上保安官は、その職務を行うため必要があるときは、船長又は船長に代わつて船舶を指揮する者に対し、法令により船舶に備え置くべき書類の提出を命じ、船舶の同一性、船籍港、船長の氏名、直前の出発港又は出発地、目的港又は目的地、積荷の性質又は積荷の有無その他船舶、積荷及び航海に関し重要と認める事項を確かめるため船舶の進行を停止させて立入検査をし、又は乗組員及び旅客に対しその職務を行うために必要な質問をすることができる。
  • 2 海上保安官は、前項の規定により立入検査をし、又は質問するときは、制服を着用し、又はその身分を示す証票を携帯しなければならない。
  • 3 海上保安官の服制は、国土交通省で定める。
  • 第18条 海上保安官は、海上における犯罪が正に行われようとするのを認めた場合又は天災事変、海難、工作物の損壊、危険物爆発等危険な事態がある場合であつて、人の生命若しくは身体に危険が及び、又は財産に重大な損害が及ぶおそれがあり、かつ、急を要するときは、他の法令に定めのあるもののほか、次に掲げる措置を講ずることができる。
    • 1 船舶の進行を開始させ、停止させ、又はその出発を差し止めること。
    • 2 航路を変更させ、又は船舶を指定する場所に移動させること。
    • 3 乗組員、旅客その他船内にある者(以下「乗組員等」という。)を下船させ、又はその下船を制限し、若しくは禁止すること。
    • 4 積荷を陸揚げさせ、又はその陸揚げを制限し、若しくは禁止すること。
    • 5 他船又は陸地との交通を制限し、又は禁止すること。
    • 6 前各号に掲げる措置のほか、海上における人の生命若しくは身体に対する危険又は財産に対する重大な損害を及ぼすおそれがある行為を制止すること。
  • 2 海上保安官は、船舶の外観、航海の態様、乗組員等の異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して、海上における犯罪が行われることが明らかであると認められる場合その他海上における公共の秩序が著しく乱されるおそれがあると認められる場合であつて、他に適当な手段がないと認められるときは、前項第1号又は第2号に掲げる措置を講ずることができる。
  • 第19条 海上保安官及び海上保安官補は、その職務を行うため、武器を携帯することができる。
  • 第20条 海上保安官及び海上保安官補の武器の使用については、警察官職務執行法(昭和23年法律第136号)第7条の規定を準用する。
  • 2 前項において準用する警察官職務執行法第7条の規定により武器を使用する場合のほか、第17条第1項の規定に基づき船舶の進行の停止を繰り返し命じても乗組員等がこれに応ぜずなお海上保安官又は海上保安官補の職務の執行に対して抵抗し、又は逃亡しようとする場合において、海上保安庁長官が当該船舶の外観、航海の態様、乗組員等の異常な挙動その他周囲の事情及びこれらに関連する情報から合理的に判断して次の各号のすべてに該当する事態であると認めたときは、海上保安官又は海上保安官補は、当該船舶の進行を停止させるために他に手段がないと信ずるに足りる相当な理由のあるときには、その事態に応じ合理的に必要と判断される限度において、武器を使用することができる。
  • 第21条 海上保安庁長官は、海上保安官の中から港長を命ずる。
  • 2 港長は、海上保安庁長官の指揮監督を受け、港則に関する法令に規定する事務を掌る。
  • 第31条 海上保安官及び海上保安官補は、海上における犯罪について、海上保安庁長官の定めるところにより、刑事訴訟法(昭和23年法律第131号)の規定による司法警察職員として職務を行う。
  • 2 海上保安官及び海上保安官補は、第28条の2第1項に規定する場合において、同項の離島における犯罪について、海上保安庁長官が警察庁長官に協議して定めるところにより、刑事訴訟法の規定による司法警察職員として職務を行う。

災害対策基本法(関連部分のみ抜粋)

  • 第54条 災害が発生するおそれがある異常な現象を発見した者は、遅滞なく、その旨を市町村長又は警察官若しくは海上保安官に通報しなければならない。
  • 3 第1項の通報を受けた警察官又は海上保安官は、その旨をすみやかに市町村長に通報しなければならない。
  • 第58条 市町村長は、災害が発生するおそれがあるときは、法令又は市町村地域防災計画の定めるところにより、消防機関若しくは水防団に出動の準備をさせ、若しくは出動を命じ、又は警察官若しくは海上保安官の出動を求める等災害応急対策責任者に対し、応急措置の実施に必要な準備をすることを要請し、若しくは求めなければならない。
  • 第60条 災害が発生し、又は発生するおそれがある場合において、人の生命又は身体を災害から保護し、その他災害の拡大を防止するため特に必要があると認めるときは、市町村長は、必要と認める地域の居住者、滞在者その他の者に対し、避難のための立退きを勧告し、及び急を要すると認めるときは、これらの者に対し、避難のための立退きを指示することができる。
  • 2 前項の規定により避難のための立退きを勧告し、又は指示する場合において、必要があると認めるときは、市町村長は、その立退き先を指示することができる。
  • 第61条 前条第1項の場合において、市町村長が同項に規定する避難のための立退きを指示することができないと認めるとき、又は市町村長から要求があつたときは、警察官又は海上保安官は、必要と認める地域の居住者、滞在者その他の者に対し、避難のための立退きを指示することができる。前条第2項の規定は、この場合について準用する。
  • 2 警察官又は海上保安官は、前項の規定により避難のための立退きを指示したときは、直ちに、その旨を市町村長に通知しなければならない。
  • 第63条 災害が発生し、又はまさに発生しようとしている場合において、人の生命又は身体に対する危険を防止するため特に必要があると認めるときは、市町村長は、警戒区域を設定し、災害応急対策に従事する者以外の者に対して当該区域への立入りを制限し、若しくは禁止し、又は当該区域からの退去を命ずることができる。
  • 2 前項の場合において、市町村長若しくはその委任を受けて同項に規定する市町村長の職権を行なう市町村の吏員が現場にいないとき、又はこれらの者から要求があつたときは、警察官又は海上保安官は、同項に規定する市町村長の職権を行なうことができる。この場合において、同項に規定する市町村長の職権を行なつたときは、警察官又は海上保安官は、直ちに、その旨を市町村長に通知しなければならない。
  • 第64条 市町村長は、当該市町村の地域に係る災害が発生し、又はまさに発生しようとしている場合において、応急措置を実施するため緊急の必要があると認めるときは、政令で定めるところにより、当該市町村の区域内の他人の土地、建物その他の工作物を一時使用し、又は土石、竹木その他の物件を使用し、若しくは収用することができる。
  • 9 警察官、海上保安官又は災害派遣を命ぜられた部隊等の自衛官は、第7項において準用する前条第2項又は前項において準用する第2項前段の規定により工作物等を除去したときは、当該工作物等を当該工作物等が設置されていた場所を管轄する警察署長等又は内閣府で定める自衛隊法第8条に規定する部隊等の長(以下この条において「自衛隊の部隊等の長」という。)に差し出さなければならない。この場合において、警察署長等又は自衛隊の部隊等の長は、当該工作物等を保管しなければならない。
  • 第84条 市町村長又は警察官、海上保安官若しくは災害派遣を命ぜられた部隊等の自衛官が、第65条第1項(同条第3項において準用する場合を含む。)の規定又は同条第2項において準用する第63条第2項の規定により、当該市町村の区域内の住民又は応急措置を実施すべき現場にある者を応急措置の業務に従事させた場合において、当該業務に従事した者がそのため死亡し、負傷し、若しくは疾病にかかり、又は障害の状態となつたときは、当該市町村は、政令で定める基準に従い、条例で定めるところにより、その者又はその者の遺族若しくは被扶養者がこれらの原因によつて受ける損害を補償しなければならない。
  • 第116条 次の各号のいずれかに該当する者は、10万円以下の罰金又は拘留に処する。
    • 1 第52条第1項の規定に基づく内閣府令によつて定められた防災に関する信号をみだりに使用し、又はこれと類似する信号を使用した者
    • 2 第63条第1項の規定による市町村長(第73条第1項の規定により市町村長の事務を代行する都道府県知事を含む。)の、第63条第2項の規定による警察官若しくは海上保安官の又は同条第3項において準用する同条第1項の規定による災害派遣を命ぜられた部隊等の自衛官の禁止若しくは制限又は退去命令に従わなかつた者

国民保護法(関連部分のみ抜粋)

  • 第63条 前条第1項の場合において、市町村長は、避難住民を誘導するため必要があると認めるときは、警察署長、海上保安部長等又は自衛隊法第七76条第1項、第78条第1項若しくは第81条第2項の規定により出動を命ぜられた自衛隊の部隊等のうち国民の保護のための措置の実施を命ぜられた自衛隊の部隊等若しくは同法第77条の4第1項の規定により派遣を命ぜられた自衛隊の部隊等(以下「出動等を命ぜられた自衛隊の部隊等」という。)の長(政令で定める自衛隊の部隊等の長に限る。)に対し、警察官、海上保安官又は自衛官(以下「警察官等」という。)による避難住民の誘導を行うよう要請することができる。この場合において、市町村長は、その旨を当該市町村の属する都道府県の知事に通知するものとする。
  • 第66条 避難住民を誘導する警察官等又は第62条第1項若しくは第2項(同条第5項において準用する場合を含む。)の規定により避難住民を誘導する者は、避難に伴う混雑等において危険な事態が発生するおそれがあると認めるときは、当該危険な事態の発生を防止するため、危険を生じさせ、又は危害を受けるおそれのある者その他関係者に対し、必要な警告又は指示をすることができる。
  • 2 前項の場合において、警察官又は海上保安官は、特に必要があると認めるときは、危険な場所への立入りを禁止し、若しくはその場所から退去させ、又は当該危険を生ずるおそれのある道路上の車両その他の物件の除去その他必要な措置を講ずることができる。
  • 3 前項の規定は、警察官及び海上保安官がその場にいない場合に限り、避難住民を誘導している消防吏員又は自衛官の職務の執行について準用する。
  • 第98条 武力攻撃災害の兆候を発見した者は、遅滞なく、その旨を市町村長又は消防吏員、警察官若しくは海上保安官(次項及び第4項において「消防吏員等」という。)に通報しなければならない。
  • 第102条 都道府県知事は、武力攻撃事態等において、武力攻撃災害の発生又はその拡大を防止するため、次の各号のいずれかに該当する施設で政令で定めるもの(以下この条において「生活関連等施設」という。)のうち当該都道府県の区域内に所在するものの安全の確保が特に必要であると認めるときは、関係機関の意見を聴いて、当該生活関連等施設の管理者に対し、当該生活関連等施設の安全の確保のため必要な措置を講ずるよう要請することができる。
  • 7 警察官又は海上保安官は、第5項の立入制限区域が指定されたときは、特に生活関連等施設の管理者の許可を得た者以外の者に対し、当該立入制限区域への立入りを制限し、若しくは禁止し、又は当該立入制限区域からの退去を命ずることができる。
  • 第193条 第102条第7項(第183条において準用する場合を含む。)の規定による警察官若しくは海上保安官の制限若しくは禁止若しくは退去命令又は第114条(第183条において準用する場合を含む。)の規定による市町村長、都道府県知事、警察官若しくは海上保安官若しくは出動等を命ぜられた自衛隊の部隊等の自衛官の制限若しくは禁止若しくは退去命令に従わなかった者は、三十万円以下の罰金又は拘留に処する。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 歴史群像編集部(編) 『海上保安庁パーフェクトガイド』学習研究社〈歴史群像シリーズ〉、2005年5月、6頁。ISBN 978-4-0560-3720-3 
  2. ^ 海上保安庁法 第20条
  3. ^ 旧海上保安庁の総監と副総監には階級もあり海上警備監である
  4. ^ a b c 法令上は警察庁長官などと同じく階級ではなく役職名であるが、独自の階級章があり、最上位級の階級に準じた扱いを受けるため便宜的に記す。
  5. ^ a b 階級は海上警備監
  6. ^ 2013年5月15日以前は警備救難監。
  7. ^ 大学校本科卒業の専攻科生は研修科国際業務課程を終えたものが任命される。
  8. ^ 海上保安学校の課程卒業で勤務。
  9. ^ 海上自衛隊警務隊では3曹以上が司法警察員。
  10. ^ 海上自衛隊警務隊では海士長以下が司法巡査。
  11. ^ 海上保安学校の門司分校研修生は入校すると三等海上保安士で任官。有資格者は二等海上保安士に任官される。一般の初任海上保安職員は海上保安学校本校で教育を行う。
  12. ^ 防衛大学校卒業生海上自衛隊幹部候補生先任伍長はこの階級からの任官が行なわれる。
  13. ^ 一般の初任海上保安職員の学生は海上保安学校本校での課程を卒業することにより任命される。
  14. ^ 海上保安庁施行令の第九条、法第十四条第二項の規定による海上保安官補の階級は、一等海上保安士補 二等海上保安士補、三等海上保安士補となっている 。
  15. ^ 海上公安局法では海上公安官補を海上公安員長以下の階級としている。
  16. ^ 海上公安官補は司法巡査。海上保安官補も司法巡査。
  17. ^ 海上保安庁職員服制、別表第三(第二条関係) 袖章・胸章・肩章は金モール、金ボタン
  18. ^ 海上保安庁施行令第十六条、巡視警戒に任ずる船舶の乗組員(海上保安官を命ぜられた者を除く。)は、海上保安官の職務を助ける。別表第三(第二条関係) 袖章・胸章・肩章は銀色製
  19. ^ 保安大学生・保安学校生には肩章、胸章、袖章についての規定があり、海上保安庁職員服制では、「黒色ラシャの台地に金モール製(海上保安学校の学生にあつては銀モール製)の船舶用コンパス、救命浮環及びかもめを組み合わせたもの並びに船舶用コンパスの周囲に救命浮環を描いた金色のボタン一個を配する」とされている。
  20. ^ 防衛庁設置法の第二節、防衛省の任務及び所掌事務(任務)、第三条 『防衛省は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つことを目的とし、これがため、陸上自衛隊、海上自衛隊及び航空自衛隊…』
  21. ^ a b 海上保安庁. “海上保安レポート2017 海上保安官の仕事 > 目指せ! 海上保安官”. 2019年7月15日閲覧。
  22. ^ 海上保安官採用試験の特徴・レベル|公務員試験ラボ|公務員・就職試験対策の専門機関 上野法律セミナー

外部リンク

海猿

海猿』(うみざる)は、作者佐藤秀峰、原案・取材小森陽一による日本漫画である。この原作漫画は1999年より連載され2001年に完結したものの、翌2002年にテレビドラマ化、さらに2004年に映画化され、さらに続編も幾つか制作された。

概要

海上保安官である仙崎大輔を主人公として、海難救助を中心とした海上保安官の活躍を描く。1999年から2001年にかけて小学館週刊ヤングサンデー』に連載。単行本は小学館ヤングサンデーコミックス全12巻。2006年に小学館文庫全5巻も発刊した。

作中の事件事故の一部は現実に発生したものをモチーフにしており、連載終盤での工作船(不審船)事件などタイムリーな話題も取り入れられた。

漫画を原作として複数回実写化されており、2002年と2003年にNHK大映テレビ制作)で単発テレビドラマ化された後、2004年6月にフジテレビロボット制作で実写映画化した。更に2005年から2012年にかけて映画(パート1)の続編として物語が連続したテレビドラマ1作品と映画3作品が制作され、8年に亘るシリーズ作品となった。なお、実写版はオリジナルストーリーとなっている。

海猿の由来

潜水士を指して「海猿」を使用するのは本作品における創作であり、海中でのように敏捷に活躍するイメージに由来した造語とされる(歯を食いしばることの多い業務であり猿の歯ぐきを連想させることから猿を隠語として扱ったという説もある)。しかしながら、一連の映画やドラマのヒット以降、マスコミや一般人が海上保安官の潜水士を指して「海猿」を用いる例も散見されるようになっている。海上保安庁自身も広報などでこの用語を用いる事がある[1]

なお、実際の猿は海中に潜って敏捷に活動することはない(さらにはシーモンキーとは全く関係がない)。また、海中で高圧空気による呼吸をしている場合の激しい運動や急な深度変化は、窒素酔い潜水病の原因となるため慎まれている。

登場人物

仙崎 大輔
初登場時(第1話)19歳。ながれ航海士補。
浦部 美晴
初登場時(第1話)22歳。毎朝新聞社記者。
勝田 孝太郎
初登場時(第1話)45歳。ながれ船長。
佐伯 道夫
初登場時(第1話)41歳。ながれ航海長。
池澤 真樹
初登場時(第1話)30歳。ながれ航海士・潜水士→後に殉職。
三池 健児
初登場時(第1話)24歳。ながれ通信士補。
酒井 直人
初登場時(名前は第2話)?歳。シーホーク機長。
汪 美花
鳳来での密航者の1人。
藤堂
第七管区海上保安本部福岡海上保安部警備課所属の警備専門官。ナムの密輸についての捜査中にタバコを買いに行き、その最中に独断行動をとった部下が殉職したため、それ以降禁煙中。
ナム・ワンチャイ
ベトナム人運び屋。木材運搬船マイルス号で拳銃を密輸
原子
福岡県警察本部の警察官。ナムを尾行中の仙崎を不審者として逮捕。警察官にはあるまじき服装をしている。
峯村
第七管区海上保安本部福岡海上保安部警備課課長。

登場巡視船等

ながれ
第七管区海上保安本部所属の巡視船。番号PS03。[2]
はかた
第七管区海上保安本部所属の巡視船。番号PLH31。第1話で就航をお披露目されている船舶。
かいこう
第七管区海上保安本部所属の巡視船。番号PLH22。
シーホーク1号
第七管区海上保安本部所属のヘリコプター。番号JA6256。
シースワロー
第七管区海上保安本部所属のヘリコプター。番号不明。巡視船「かいこう」に搭載。

登場遭難船

鳳来
中国船籍の船舶。第1話で舵が故障して漂流。ながれに現場到着時には既に火災発生。実は密航船であった。

あらすじ

密航船救出編
栗ノ上岩礁付近で、鳳来号が舵を故障し漂流。巡視船ながれに出動要請が下る。現場に到着すると鳳来号は炎上していた。ながれの海上保安官により、乗員名簿記載の全員を救出した。しかし、仙崎は、蓋が溶接されたコンテナの中の密航者を発見。沈没までの残された時間は最大でも15分。溶接されたコンテナを開けて密航者を助けるための時間は足りない。(1巻前半、フジテレビ版ドラマ部に該当あり)。
陸上捜査編
密航船の一件で、勝手な行動をとった仙崎には、謹慎処分が下った。しかし、謹慎処分が途中で解除になり、保安部へ招集される。保安部には、ながれの姿はなく、陸上捜査担当の警備専門官がいた。仙崎の任務は、拳銃の密輸が疑われる現場で釣り人の姿で張り込みを行うこと。しかし、その現場に数時間放っておかれ怒りが露な美晴がいた(1巻後半)。
たけちゃん一家救出編
仙崎の近所に住むたけちゃんの一家は波の高い日だが、クルーザーを出航させた。たけちゃんの母親の再婚が決まり、これが最後の親子4人が揃える機会だったからだ。防波堤をでたところで、クルーザーが転覆。たけちゃんは、クルーザー内でかくれんぼをしており、そのままクルーザーごと漂流していた。2つの岩にかろうじてひっかかり沈没は免れているが、少しでも船体を動かせば沈没しかねない(2巻〜3巻前段、テレビドラマ部に該当あり、ただし遭難者は下川の娘)。
仙崎と美晴の葛藤
たけちゃんの母の死亡をきっかけに仙崎と美晴は悩みを続ける。仙崎は、もう2度と人の死を見たくないと無理な勤務を行い怪我をする。また、美晴は事実だけはかけるが、自分の記事を書けなくなったことで、新聞社退職を決意する。この葛藤を乗り越えるため、仙崎は美晴を救い、美晴は仙崎を救っていく(3巻中盤)。
潜水士訓練編
潜水士になるために、呉の海上保安大学校、潜水技術課程研修に参加した仙崎たち。耳抜きができないため水深40mまで潜れない三島。弱点を乗り越えるためレジャーダイビングと称して潜水の自主訓練を行っていた同期たち。しかし、突然の潮流の変化により、三島と工藤が遭難。三島の負傷・ボンベの故障で、浮上できない三島と工藤。工藤は三島にボンベを渡し、減圧時間を無視した緊急浮上を行う。工藤の誘導により、三島を救出した仙崎たち。しかし、工藤は緊急浮上により減圧症による肺出血を起こして死んでしまう(3巻後段〜5巻前段、映画第1作目に該当するが工藤殉職の経緯は原作とは異なる)。
博多祇園山笠編
不審船追跡編
フジテレビ版ドラマに該当があるが、威嚇発砲後の展開が大きく異なる(原作とドラマの間に発生した九州南西海域工作船事件がモデル)。
エイジアントリップ号編
くろーばー号編
1999年12月22日13時58分、関門海峡。大型フェリー「くろーばー号」が小型汽船を追い越そうと航路を変更したが、その航路上には沈没船エイジアントリップ号があった。くろーばー号はエイジアントリップ号と汽船の間を航行しようとするが、失敗してエイジアントリップ号上部に接触。船底には亀裂が入り、浸水していた。事故対策本部は大規模海難と認定し、仙崎達、潜水士も乗客の避難誘導を行う。そんな中、ボートに乗り移るため、並んでいた乗客がパニックを起こしかけ、1人の乗客が妊婦にぶつかり、妊婦は顔に怪我をする。妊婦はくろーばー号売店販売員の本間恵だった。仙崎は処置を終えた本間を脱出口まで送る際、行方不明のくろーばー号航海長を発見。現場には撤収命令が下り、仙崎は2人と共に沈んで行くくろーばー号に取り残されてしまう。(6巻中盤〜7巻前段、NHK版ドラマの2本目、及び映画第2作目に該当)
ながれ号下船編
仙崎と池澤に巡視船かいこうへの転任が言い渡される。かいこうは救難強化型巡視船で、仙崎達はその潜水チームに加えられることになった。ながれとの別れを寂しがる仙崎を、池澤と勝田は「転任なんて大したことじゃない」と励ます(7巻中盤)。
海賊船追跡編
鐘前漁船遭難編
美晴編
入谷の苦悩編
J-WING機遭難編
20世紀最後の日の2000年12月31日。羽田発福岡行J-WING206便は通常通り羽田空港を離陸したが、垂直尾翼の損傷により操縦困難な状況に陥る。206便は福岡空港着陸を要請するが、福岡空港は市街地に近いことがあり、難色が示される。そこで仙崎の提言により、福岡沖に着陸誘導灯を設置して海上への不時着水を行うことになる。そして迎えた不時着水の時、206便は着水したものの、機体は2つに分断された。直ちに救出活動が開始されるが、生存者も多数いる反面、犠牲者も相当数に及んだ。機首部の捜索の途中で、入谷が機体に挟まれてしまう。この地点の水深は約50m。通常の装備で無事に潜水できる限界を超えている。仙崎は、入谷に自分のボンベも渡し、一旦脱出。深深度潜水に臨むことにする(10巻中段〜12巻、映画第4作目に該当)。

各巻・収録話

各巻初版発行日サブタイトル収録話
第1巻1998年6月5日漂流第1話〜第9話
第2巻1999年8月5日転覆第10話〜第19話
第3巻1999年11月5日帰還第20話〜第29話
第4巻2000年2月5日仲間第30話〜第39話
第5巻2000年5月5日約束第40話〜第49話
第6巻2000年7月5日爆発第50話〜第59話
第7巻2000年10月5日落涙第60話〜第69話
第8巻2001年1月5日生存第70話〜第79話
第9巻2001年3月5日名前第80話〜第89話
第10巻2001年6月5日灯火第90話〜第99話
第11巻2001年9月5日着水第100話〜第109話
第12巻2001年10月5日出発第110話〜最終話

テレビドラマ (NHK)

ハイビジョンサスペンス「海猿〜うみざる」・「海猿2」

総合テレビでも以下の日時にトリミングサイズで放送された。

  • 海猿〜うみざる - 前編=謎の船上心中事件:2002年11月24日20:00 - 20:45、後編=少年を救助せよ!:同日 21:15 - 22:00
  • 海猿2 - 前編=炎の海に挑む海上保安官物語:2003年8月18日20:00 - 20:45、後編=フェリー炎上!決死の脱出:同日 21:15 - 22:00

あらすじ

海猿〜うみざる
海上を漂流していたプレジャーボートで、夫婦の遺体と子供が見つかった。大輔と美晴は「自殺」との発表に疑問を持ち、事件の真相を追う。
海猿2
池澤が妻子と乗ったフェリーに、銃を持った強盗犯が現れる。大輔らは犯人の発砲で火災が起きたフェリーへ救出に向かう。

原作に比べてサスペンスの要素が強い内容になっている。どちらも鹿児島が舞台となっている。

キャスト

スタッフ

フジテレビ制作版

フジテレビ制作により伊藤英明主演で映像化された。2004年に『海猿 ウミザル』として映画化、2005年7月には映画と同じ主要キャストによる連続テレビドラマ『海猿 UMIZARU EVOLUTION』を放送した。2006年5月6日に映画第2作『LIMIT OF LOVE 海猿』が公開。2010年9月18日にフジテレビ版の完結編となる映画第3作『THE LAST MESSAGE-海猿』が公開された。

2008年の『土曜プレミアム』枠での映画『海猿』シリーズ2作品の放映後に続編決定がアナウンスされ『THE LAST MESSAGE-海猿』が完結編として位置づけられていたが、2012年7月に続編『BRAVE HEARTS 海猿』が公開された。

この映画版とフジテレビ版の一連の作品は、主人公のイメージや恋人の設定から、ストーリーに至るまで、原作とは大きく異なる。

主要人物

仙崎 大輔 - 伊藤英明
本作の主人公。元々は健康食品会社の部内トップ成績の優秀な営業マンだったが、友人にまでセールスを掛けるようになった生活に嫌気が差し、海が好きという理由で海上保安庁に転職した。お調子者な部分もあるが、硬派で実直な性格。ダイブマスターの資格を取得している[3]
最前線で活躍したいと願い、潜水士を目指して呉での訓練に身を投じ、その過程で最初のバディの工藤の死などの経験を通じて人命救助への重要さを知り、人命救助への思いを強めるようになる。潜水士となって福岡海上保安部に1年間勤務し、第三管区横浜海上保安部の巡視船「ながれ」へ異動、そこで初の人命救助を経験。外国からやってきた不審船との攻防、人命救助、様々な人たちとの交流を通じ潜水士として成長していく。だがバディとなった池澤の死の際には人命救助の意義を失い自信を失ったが環菜を通じて池澤の真意を知ったことで立ち直っていった。
「ながれ」廃船後は吉岡と共に鹿児島へ異動し、機動救難隊に所属。飛行機墜落事故が発生した際、嵐の中、海に取り残された親子を救出しようとするが、父親の救出に失敗してしまう。そのことが心の傷となり、婚約した環菜ともうまくいかなくなってしまう。しかし、くろーばー号沈没事故の中で環菜の大切さを再び思い知り、事故の最中にもかかわらず、再度プロポーズする。
仙崎 環菜 - 加藤あい
本作のヒロイン。広島県呉市出身。旧姓:伊沢。明るく屈託のない性格だが恋愛には奥手な一面もある。後述の経緯で呉帰郷時には雑誌のページを任されていたが、自身の担当ページが別の記事へ差し替えとなり、契約を打ち切られた。そこで夢を諦めようとしたが、仙崎の影響で自分で服を作りたいと決心、専門学校を経て縫製スタジオ「リアンリアン」へデザイナーとして入社する。
母・歌子が足を骨折して入院したため自分の仕事半ばで呉に帰郷し、そこで訓練中の仙崎と出会う。初対面時は酒の勢いに任せて仙崎を誘ってしまったのを仙崎が誘ったと思い込んでいたため(その後一線を越える前に寝てしまった)、仙崎に反目していたが、仙崎のことを知るうちに彼に惹かれ付き合うことに。だが連続ドラマ版では仙崎の福岡への異動に伴い遠距離恋愛となり、メールでのやり取りしかなかったこともあり、仙崎への気持ちが冷めていたため、自分の思いとは裏腹に彼氏気分でいる仙崎の態度に困っていた。その後仙崎との話し合いで友達からやり直し再び恋人関係を築いていくが、命の最前線に身を投じ反対に大事な人の傍にいられない潜水士の仕事を理解できず、仙崎との恋愛に自信を失うが、仙崎の重荷を知り彼を支えようという思いに至るようになる。『LIMIT OF LOVE 海猿』で仙崎と婚約するが、仙崎の心の傷がもとでギクシャクしてしまう。しかし、仙崎同様、くろーばー号沈没事故の中で彼の大切さを再び思い知る。
『THE LASTMESSAGE 海猿』では結婚し、仙崎の妻になっている。

映画1作目

『海猿 -ウミザル-』
2004年6月12日に全国東宝系にて公開。海上保安庁が全面協力。
キャッチコピーは「カッコつけてちゃ、命は救えない。」

あらすじ

海が好きという思いで、転職してまで海上保安庁に入った仙崎。第七管区福岡海上保安部に配属されたが、地上や船上勤務を退屈と感じ、エリート集団である潜水士を目指し、海上保安大学校の潜水士課程に入校するところから物語は始まる。海猿と呼ばれる若き潜水士候補生の友情、恋、挫折、試練、成長が描かれた。

登場人物

海上保安大学校研修科 潜水技術課程研修の訓練生
仙崎 大輔 - 伊藤英明
一等海上保安士 第七管区福岡海上保安部所属
三島 優二 - 海東健
三等海上保安正 第三管区東京海上保安部所属。
ダイブマスターの資格所有。海上保安大学校を卒業したエリートで、最終的には特殊救難隊に配属されることを目標にしている。訓練生の中ではリーダー的な存在。何かと仙崎とはしばしば張り合い、他の訓練生に対しても行動は共にしても馴れ合いはしなかった。救助に対する考え方も仙崎と対照的に窮地の際にバディを見捨てるという冷静な考えを持つ。中盤の後半では工藤が海に溺れて死んだことで心臓マッサージをやっている仙崎をやめさせ、「死んだんだよ工藤は!」と激怒する。
当初は川口とバディを組むが、最終訓練では源の命令で仙崎とバディを組むことになる。最終訓練では事故で窮地に陥ってしまうが、源の判断で規則上救助活動ができない訓練生達に救われ、以降は仙崎や訓練生達との絆を深めることとなる。平成16年前期組同士の飲み会にも参加し、池澤に相手にされずに悩む仙崎を励ました。
工藤 始 - 伊藤淳史
一等海上保安士 第一管区根室海上保安部所属。
仙崎の最初のバディでもある。人命救助へ掛ける思いは強く、漁師をしている父と兄が海難事故に遭ったら自分の手で助け出したいという思いから潜水技術課程に参加した。だが訓練では他の訓練生とは技術面でも劣り、訓練でも失敗を繰り返し、仙崎と共に50回~100回程度の腕立て伏せにさせられてしまう。訓練中のミスで仙崎と入院した病院でエリカに一目惚れするが、エリカには相手にされず、他の訓練生達にはからかわれている。だが仲間達やエリカとダイビングをしに出かけた海で、溺れた要救助者を助けようとして死亡してしまう(この時、海の遠くから溺れている子供の叫び声が聞こえてくる場面も見られていた)。この死が後に、エリカが仕事に対する考えを改めるきっかけや仙崎が工藤の分まで頑張らないといけないという考えを持つきっかけになる。
川口 淳 - 村田充
三等海上保安正 第八管区舞鶴海上保安部所属。
任務終了後に一足先に風呂に入りたいという理由で潜水技術課程に参加。三島のバディとなるが、三島に気を使う一面もある。
土屋 誠 - 深水元基
二等海上保安士 第四管区四日市海上保安部所属
野村 栄司 - 田中聡元
一等海上保安士 第二管区福島海上保安部所属
八重樫 裕太 - 古畑勝隆
一等海上保安士 第四管区名古屋海上保安部所属
林 光平 - 飯沼誠司
二等海上保安士 第三管区横浜海上保安部所属
堺 和樹 - 恵秀
一等海上保安士 第十一管区石垣海上保安部所属
中原 響 - 佐野進也
一等海上保安士 第一管区小樽海上保安部所属
渡辺 マサヤ - 青木崇高
一等海上保安士 第五管区岸和田海上保安部所属
郡司 謙介 - 大口兼悟
一等海上保安士 第十管区鹿児島海上保安部所属
田所 慎二 - 斎藤工
一等海上保安士 第九管区新潟海上保安部所属
武藤 忠宏 - 青木忠宏
一等海上保安士 第六管区宇和島海上保安部所属
海上保安大学校 潜水技術課程研修の教官たち
源 太郎 - 藤竜也
一等海上保安正 主任教官・潜水士。
後述の事故により、海の恐ろしさを知っているが故に厳格な態度で訓練生達に接し、訓練生達を鍛え上げる。仙崎にも「最前線に楽しいことは無い」と言い放ち、訓練生たちの反感を買うことも多い。50日間の訓練が行われる際「集中では常に、2人一組で行動する。強い信頼関係がなければ、バディにはなれん」と命ずる。また、海洋実習における最終訓練では海難事故に遭った仙崎と三島を救うため規則を破って訓練生達に救助を命じたことが問題となり、査問に掛けられるが仙崎や三島に庇われ不問となったため、訓練生たちが救出に入る際は「仙崎は絶対にバディを見捨てん!お前たちを信じて助けを待ってる。なにがなんでも生きて連れ戻せ!」と厳しく命令し、訓練生たちの救出を見張っている。閉講式では全ての潜水技術課程を修了する際は、「最前線に楽しいことなんか無いぞ、覚悟していけ!!」と命じている。
潜水士時代、貨物船の沈没事故の際に二次災害に巻き込まれ、バディの京野を海難現場に置き去りにした過去があり、その時に緊急浮上したことで減圧症になって2度と潜れない体になる。この経験が訓練生達への厳しい指導に繋がっている。
板東 茂 - 田中哲司
二等海上保安正 教官・潜水士。
序盤の後半では「おまえらのことを海猿と呼んでいる。酔ってハメをはずすバカが何人もいるからだ。節度ある行動をするように」と命じて外泊を許可する。ドアを閉めた後、暴れ出す訓練生たちに「おい、おまえら!!」と制止も止まらない事態があったほか、中盤の前半では訓練生が一般人の相手に乱闘騒ぎを起こしたことで「海上保安官は国民全体の奉仕者なんだ、自覚を持て自覚を!!」と激怒する。
大友 信士 - 中根徹
二等海上保安正 教官・潜水士。
ヒロインとその関係者
伊沢 環菜 - 加藤あい
ファッション雑誌編集者。
松原 エリカ - 香里奈
看護師。環菜の後輩であり友人。環菜とは反対に恋愛に関して積極的で、「海猿」と馬鹿にしていた訓練生達とも打ち解けあうなど気さくなノリの持ち主でサバサバした性格。工藤への想いには気づいているが、そのアプローチを上手くかわしている。看護師の仕事に熱意を抱いてなかったが、工藤の死を機に、自分の仕事に対する考えを改めるようになる。ドラマ版第1話では平成16年前期組同士の飲み会に参加している。
園部 美由紀 - 渡辺典子
ファッション雑誌編集長で環菜の上司。
伊沢 歌子 - 朝加真由美
環菜の母親。造船所勤めの夫を海難事故で亡くしている。性格は朗らかで、夫を亡くした今でも未だに夫一筋といった一途な面もある。足を骨折して入院する。ドラマ版では趣味のボール体操の発表会のため上京し、環菜の恋人の仙崎の存在を知る。海難事故で夫を亡くした経験から環菜に同じ思いを味わわせたくないと思い、仙崎と環菜の交際に猛反対していたが、海難現場に駆けつけた仙崎の帰りを気丈に待つ娘の姿を見たことで交際を認めることに。
その他
中迫 夏子 - 杏子
海上保安大学校 職員(調理・給仕員)。源の過去を知っており、そのことから工藤の死を機に落ち込む仙崎に源の過去を教えた上で励ました。
五十嵐 正樹 - 國村隼
一等海上保安監 海上保安庁 首席監察官。
源とは同期の間柄だが、源が京野を見捨てたことに対してわだかまりを抱いている。

スタッフ

テレビドラマ

『海猿 UMIZARU EVOLUTION』(ウミザル エボリューション)
2005年7月5日 - 9月13日まで毎週火曜日21:00 - 21:54にフジテレビ系列放送。初回は10分拡大。
映画からの続編で、主要キャストは引き継いでいる。映画の舞台であった海上保安大学校にて潜水士訓練課程を卒業後、1年間現場での実務をこなし、辞令により第三管区横浜海上保安部(横浜市)所属PL型巡視船「ながれ」に配属されるところから物語は始まる。
キャッチコピーは「キミがいたから、勇気を知った。アイツがいたから、命をかけた。」

登場人物

第三管区横浜海上保安部 巡視船「ながれ」乗組員
仙崎 大輔 - 伊藤英明
一等海上保安士 航海士補/潜水士
池澤 真樹 - 仲村トオル
三等海上保安正 主任航海士/潜水士
特殊救難隊から海上保安大学校特修科を経て、一時的に「ながれ」に出向している。普段は無愛想で寡黙に振る舞い、日々のトレーニングを欠かさないストイックさを持つ。特救隊の仕事には強いこだわりを抱いている。だが妻・尚子に「マー君」と呼ばれたり、尚子の出産間近で落ち着きがないところを仙崎や同僚達にイジられたりするといったコミカルな面を見せるようにもなる。仙崎のバディとなるも、当初は歯牙にも掛けなかったが、現場で行動を共にするうちに仙崎の指導を行うようになる。中心性網膜症を患い特救隊への復帰が困難となったときは潜水士を辞めようと考えたが、仙崎を育てることに価値を見出し、自分の今後を仙崎を1人前の潜水士として育てることに充てようと決意し「ながれ」に留まることに。だが洋上警備活動中に「ながれ」が海賊に襲われた貨物船「トリスターナ号」を追い、その乗組員を救出中に皮肉にも海賊に銃弾で首を撃たれ(銃弾の音がして、仙崎の顔に返り血が飛んだ)、巡視船の中で懸命に緊急治療を受けたが、内脛動脈損傷による大量出血で死亡してしまった(この時、血止めができず辺りは血の海になっていた)。この死が後に、仙崎が池澤の分まで頑張らないといけないという考えを持つきっかけになり、「池澤さんを死なせてしまって…、すいませんでした…」と涙を流しながら謝罪していた。
吉岡 哲也 - 佐藤隆太
二等海上保安士 主計士補→主計士補/潜水士。
明るいノリの持ち主で、仲間達との場を盛り上げる気楽な性格。仙崎との初対面時には年上の仙崎にもタメ口で接するが、仙崎に上下関係を徹底されてからは先輩後輩の仲となり、以降も仙崎を慕っていく。「オーシャンズ」の怜に好意を寄せており、何かと怜にアプローチを掛けている。
ドラマ中盤で仙崎と永島に潜水士になるよう焚き付けられたことを機に呉での潜水技術課程研修に参加し、その研修を終えて潜水士となり、「ながれ」帰船後は仙崎のバディとなり、その後の作品でもバディとして共に任務を遂行する。「ながれ」廃船後は仙崎と共に鹿児島に異動となり、機動救難隊に所属。
別所 健次郎 - 三宅弘城
一等海上保安士 機関士補/潜水士。
下ネタ好きなオープンな性格で、普段は仲間に対して気軽に振舞っている。仙崎や吉岡、永島と「オーシャンズ」で行動することが多い。だが一方で現場では真っ先に海に飛び込む姿勢から潜水士としての評価も高い。
だが現場を前にするとアドレナリンが噴出するなどの要因で潜水士を続けることに精神的にも肉体的にも限界を感じ、このままでは永島を危険な状況に巻き込んでしまうと危惧したため、5話でダイビングインストラクターとして働くことを決め、潜水士及び海上保安官を辞職。
山路 拓海 - 平山祐介
一等海上保安士 通信士補/潜水士。
池澤と同じく、特殊救難隊から海上保安大学校特修科を経て「ながれ」に一時的に出向している。潜水士達の中では騒ぎ立てるタイプでもない落ち着いた性格。お見合いに49回も連敗している経験を持つ。「ながれ」廃船後は特殊救難隊に戻り隊長を務めている。『LIMIT OF LOVE 海猿』でもくろーばー号座礁事故に関わっている。
永島 康太 - 坂本真
一等海上保安士 機関士補/潜水士。
現場では常にバディを組んでいる別所を公私共に慕っており、普段は別所と行動を共にしている。
岩松 大悟 - 坂本あきら
三等海上保安正 主任主計士/補給長
三池 健児 - 飯田基祐
三等海上保安監 航海科・甲板長
下川 嵓 - 時任三郎
一等海上保安正 首席航海士/潜水士。
普段は冷静な性格で仲間達のことを気に掛け、隊長として潜水士達を束ねている。本来は海保大出身の幹部候補なのだが、ある海難事故でバディの矢吹が大怪我をしたことから、矢吹の潜水士復帰を待つために本庁から幹部職への就任要請を断り続け現場に留まり続けている。だがその事で里江子に愛想を尽かされ離婚。一人娘の唯とは約束された日にしか会えないでいるが、その度に緊急出航命令が下り唯と遊ぶ約束を反故にしてしまっている。第8話の終盤と第9話の冒頭では池澤が銃弾で首を撃たれてことで、仙崎が「なんであんなやつら助けなきゃいけないんですか!!」と叫ぶも「相手が誰であろうと、救助するのがオレたちの仕事だ!!」と命令するが、「オレにはできません!!!!」と激怒される。
唯がプレジャーボート転覆事故に巻き込まれた際、唯救出の時に事故に遭い意識不明の状態となるが、唯の言葉を機に回復する。だがその時に「唯のためなら、死んでもいい」という海上保安官の鉄則「生きて帰る」に背いた思いを抱いたことで潜水士を引退することを決意し陸上勤務になる。『LIMIT OF LOVE 海猿』で本庁警備救難部救難課専門官としてくろーばー号座礁事故に関わり仙崎と無線越しに再会、仙崎を指揮する立場として救助活動に携わる。
『THE LAST MESSAGE  海猿』では本庁救難課長として「レガリア」海難事故対応の責任者となり、仙崎に「なにがなんでも生きて戻ってこい」と命令する。
『BRAVE HEARTS 海猿』では同じく海上保安庁の救難課長として事故対策本部に加わり、飛行機を海上着水させることを提案し、その後の救助活動を指揮していく。
勝田 孝太郎 - 夏八木勲特別出演
二等海上保安監 船長。
現場一筋35年のベテランの現場主義者。「ながれ」船長として厳かに振舞い、現場の責任は全て自分が負うという責任感を持った昔気質の海の男。潜水士達に対しては潜水士の成長に関することなら一定の理解を示している。キャリアの上司である津田にも遠慮無く意見を言う豪胆さもあり、その言動で津田を困惑させている。自身が長く船長を務めた「ながれ」には一入の愛着を抱いている。
下川がプレジャーボート転覆事故で意識不明の状態になった際、事故に巻き込まれた唯が下川の娘と知ってそれでも下川を現場に向かわせたことに関して海上保安官を辞職して責任を取ろうとしたが、津田がそれを認めず、「ながれ」廃船後は巡視船「みさき」の船長として勤務するという勝田の現場にこだわる意思を尊重した人事を受けることになる。
縫製スタジオ「リアンリアン」スタッフ
伊沢 環菜 - 加藤あい
「リアンリアン」デザイナー
冬柴 康介 - 鈴木一真
「リアンリアン」チーフデザイナー。環菜の上司。常に落ち着き払った大人の男性であり周囲からも慕われている。環菜に対しては部下として以外にも一人の女性として意識している。環菜に自身の思いを告白するも、環菜に気がないことを知り身を引いた。
辻 沙耶香 - 川瀬良子
環菜の同僚
ダイニングバー「オーシャンズ」スタッフ
肥後 大作 - 伊武雅刀
海上保安官達の溜り場となっているダイニングバー「オーシャンズ」のマスター。仙崎達に「ジジイ」と憎まれ口を叩かれ、とぼけた振る舞いで吉岡達をからかいながらも仙崎達を見守る理解者。
光森 千佳 - 佐藤仁美
「オーシャンズ」従業員。環菜の先輩。環菜のよき相談相手になっている一方で、環菜の恋愛ベタにはやきもきすることも。
星野 怜 - 臼田あさ美
「オーシャンズ」のウェイトレス。吉岡にアタックされるが毎回軽くあしらっている。
その他
大野 里江子 - 奥貫薫
下川の元妻。家族を顧みずに潜水士を続ける下川との生活に限界を感じ離婚、娘の唯を引き取り、花屋を営んでいる。やむをえない事情であるとはいえ、緊急出航命令で唯と遊ぶ約束をすっぽかしている下川に複雑な心境を抱いている。
交際していた会計士の男性との再婚話を機に下川に唯を会わせないようにしようと考えていたが、唯が事故に巻き込まれたことを機に、唯の気持ちを尊重しようと考え直す。
大野 唯 - 一木有海
下川の娘。父親の下川を慕っているが、父と会う時間を減らしていったせいもあり、下川の仕事のことは快く思っていない。バレエを習っている。下川のダイビングウォッチが嫌い。
里江子の再婚で下川と会えなくなることに反発していた矢先に、バレエ教室のクルージングでプレジャーボート転覆事故に巻き込まれてしまうが、下川の命を掛けた行動に救われる。
池澤 尚子 - 芳本美代子
池澤の妻。池澤のことを「マー君」と呼んで慕っている。池澤の仕事に関しても理解しているものの、最前線にいる池澤の身を案じ不安を抱くことも。「ながれ」でのファミリーデーを機に環菜と知り合い交流を深める。池澤の子供を身籠っていたが、奇しくも池澤が死んだ同時期に出産。池澤の死後は生まれた娘に池澤が考えた名前である「真子」と名付け、千葉の実家に戻る。
伊沢 歌子 - 朝加真由美
環菜の母。前述した、趣味のボール体操の発表会という形で登場。
矢吹 真一 - 布施博
三等海上保安監 海上保安庁本庁警備救難部専門官。
かつて下川とバディを組んでいたが、とある海難現場で負傷して、潜水士を続けることが困難になってしまい、陸上勤務となった。だが現場で自分が復帰するのを待つ下川のために潜水士復帰をかけて、吉岡も参加していた呉での潜水技術課程に参加、後に下川が潜水士を引退する同じ時期に現場復帰する。
津田 晋平 - 益岡徹
三等海上保安監 第三管区横浜海上保安部 警備救難課長。「ながれ」で起きるトラブルに気を揉んでいるが、現場主義者の勝田にいつも言いくるめられている。下川とは海上保安大学時代からの先輩・後輩の間柄。
内田 秀夫 - 田口主将(第1話)
転覆事故を起こしたパナマ船籍のタンカー「エイジアントリップ号」の船長。転覆事故の際は船員のマハール(アベディーン)と取り残されてしまい、その現場で池澤と仙崎と遭遇する。池澤達に船員を先に救助するよう懇願するも、池澤ににべもない対応をされる。池澤には動転している内田を新人の仙崎と救助するのは難しいと判断した上で力尽きないようあえて突き放した言い方をしたという意図があったが、それを知らない仙崎に「必ず助ける」と優しい言葉を掛けられた。船員救助後は行方不明となり、後に遺体として発見されることになる。
徳永 雅也 - 波岡一喜(第4話)
台風の影響で沈没した「第一永徳丸」の船長・徳永栄(本多晋)の息子で中華料理店でバイトをしている。定職に就かないことで父と何度か喧嘩をしていたが、定職についたら父親が大切に身に着けている腕時計をもらう約束をしていた。父の遺体が発見された際にその腕時計がなかったため、それを探すために海に潜り続けるようになり、仙崎や母・曜子(大塚良重)の忠告も聞かない。海上保安官に対しては父の遺体捜索を打ち切ったこともあり信頼していなかった。後にある腕時計の捜索がきっかけで、腕時計は見つからなかったものの、代わりに仙崎の腕時計を貰い一人前になってから着けるといい、心を入れ替えた。
永島 美子 - ふくまつみ (第5話)
永島の母。
三田村 和也 - 大和田伸也(第6 - 7話・友情出演)
海上保安庁 警備救難部長。
不審船が出現した際には不審船対策本部の指揮を執る。そして不審船が停船命令を無視した場合には対処要領に従うことを指示し「ながれ」に威嚇射撃命令を下す。
内村 匡 - 木場勝己(第7話)
海上保安庁 首席監察官。勝田とは同期の間柄で勝田を本物の海の男と評している。不審船事件の査問委員会で不審船への威嚇射撃を担当した池澤と仙崎に事情聴取を行う。聴取後は「ながれ」廃船の決定事項を勝田に伝えた。

スタッフ

主題歌

  • OCEANB'z
    本ドラマのために書き下ろされた曲。この曲のPVは、第四管区海上保安本部所属のPLH型巡視船「みずほ」上で撮影された。
    本編では、CDとは違うバージョンで放送された。

サブタイトル

各話放送日サブタイトル監督視聴率
EVOLUTION 012005年7月05日運命の幕開け羽住英一郎17.8%
EVOLUTION 022005年7月12日潜水士浮上せず13.9%
EVOLUTION 032005年7月19日置きざりの愛12.1%
EVOLUTION 042005年7月26日海に消えた思いを探せ!小林義則13.7%
EVOLUTION 052005年8月02日突然の別れ12.0%
EVOLUTION 062005年8月09日不審船発射羽住英一郎10.7%
EVOLUTION 072005年8月16日人を殺した小林義則12.9%
EVOLUTION 082005年8月23日池澤、死す羽住英一郎12.1%
EVOLUTION 092005年8月30日失われた夏を求めて12.6%
EVOLUTION 102005年9月06日命にかえて小林義則12.7%
EVOLUTION Final2005年9月13日この手を離さない13.8%
平均視聴率 13.2%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

備考

  • 「ながれ」は原作では第七管区福岡海上保安部所属のPS型巡視船であるが、ストーリー展開、撮影等の問題および映画『LIMIT OF LOVE 海猿』への展開の都合から変更されている。
  • オリコン集計の『』では第3位となった。
  • ドラマの最終話の撮影が行われた2005年8月4日、プールの水の上に設置した照明器具の近くにいた男性スタッフ2人が感電するという事故が起きた[5]
フジテレビ 火曜21時台(連続ドラマ枠
前番組番組名次番組
海猿 - UMIZARU EVOLUTION -
(2005.7.5 - 2005.9.13)
1リットルの涙
(2005.10.11 - 2005.12.20)

映画2作目

『LIMIT OF LOVE 海猿-UMIZARU-』(リミット オブ ラブ ウミザル)
2006年5月6日に全国東宝系にて公開。日本国内の315スクリーンで封切られ、530万人を動員、興行収入71億円のヒットを記録し、2006年公開の日本映画の実写映画部門では興行収入第1位となった。
撮影には海上保安庁が船艇を提供するなどの協力を行った。同庁のイメージアップに貢献したことから、感謝状を贈っている。また、漫画・テレビ・映画での公開以降、海上保安官の志願者数が激増した[7]
当初原作の通りに関門海峡でのロケを希望していた。しかし、『関門海峡の潮流が早い』『関門海峡が撮影で閉鎖されると利用する船舶に支障が出る』など撮影の許可が出ず、舞台を鹿児島湾に変えた。
撮影には、宮崎カーフェリーの「フェリーひむか」などが使用された。この船は旧・九越フェリーれいんぼうべる」として運航当時、映画『白い船』のモデル(劇中でおもに登場したのは姉妹船の「れいんぼうらぶ」)となるなど、映画と縁の深い船であった。
キャッチコピーは「愛でしか、救えない。」

あらすじ

鹿児島、機動救難隊へと異動し機動救難士となった仙崎と吉岡。仙崎は遠距離恋愛ながらも、環菜と順調に交際し、結婚は目前だった。ある日、訓練中に機動救難隊に出動が命じられる。任務は鹿児島湾内で座礁したフェリー「くろーばー号」での救助活動。しかし、予想以上の速さで浸水、傾いていく船体。仙崎と吉岡、そして要救助者2名は、絶体絶命の状況に追いやられていく…。

登場人物

仙崎 大輔 (27) - 伊藤英明
一等海上保安士 第十管区鹿児島航空基地機動救難隊・機動救難士・潜水士
伊沢 環菜 (26) - 加藤あい
縫製スタジオ「リアンリアン」服飾デザイナー
吉岡 哲也 (24) - 佐藤隆太
二等海上保安士 第十管区鹿児島航空基地機動救難隊・機動救難士・潜水士
本間 恵 (35) - 大塚寧々
くろーばー号売店販売員。妊娠5ヶ月。性格は明朗快活、また高校時代は恋愛研究会に所属した経験があり、そこで「失恋と結婚以外に恋愛の結末があるのか」などを議論したことがある。くろーばー号で頭に軽傷を負ったところで仙崎と知り合うが、船の中に取り残される事態に見舞われてしまう。
海老原 真一 (41) - 吹越満
くろーばー号の乗客で中古車販売会社経営。働かないでいたところを妻に愛想を尽かされ娘と共に出て行かれてから、妻とやり直したいと願い、現在の仕事を始めている。避難勧告が出ても車を捨てたくない一心でそれを無視していたが、船内に取り残されてしまう。粗暴で横柄に振る舞い、何かと仙崎達に反発する態度を取っていたが仙崎と吉岡のゆるぎない気持ちに触れ、仙崎の大輔という名前に対し「一生忘れられない名前だな」と言った。
山路 拓海 (31) - 平山祐介
一等海上保安士 第三管区特殊救難隊 第三隊隊長・潜水士
北尾 勇 (38) - 石黒賢
三等海上保安正 第十管区鹿児島航空基地機動救難隊 隊長・機動救難士・潜水士
事故でパニックになる乗客をなだめて、先導できるほどの冷静さと技量を持った部下思いの人物。仙崎達が船に取り残されたままでの撤収命令に反対しようとするもやむなく捜索を断念し、船にボンベを残し撤収する。
乙部 志保里 (23) - 浅見れいな
鹿児島テレビ報道部員。くろーばー号座礁事故に偶然巻き込まれたことから、事故のリポーターを務めることになる。事故に巻き込まれたことで終始戦々恐々としていたが、次第に事故の成り行きを見守っていく。
重富 活一 (32) - 菅原卓磨
三等海上保安正 第十管区鹿児島航空基地機動救難隊・機動救難士・潜水士
本丸 正也 (28) -
一等海上保安士 第十管区鹿児島航空基地機動救難隊・機動救難士・潜水士
瀬戸口 滋 (28) - 江畑浩規
三等海上保安正 第十管区鹿児島航空基地機動救難隊・機動救難士・潜水士
渡辺 マサヤ (25) - 青木崇高
一等海上保安士 第十管区串木野海上保安部 巡視船「こしき」機関科機関士補・潜水士
梨本 信士 (40) - 光石研
第十管区海上保安本部 警備救難部救難課課長
桂木 貞之 (47) - 美木良介
第十管区海上保安本部本部長。専門官の下川と共にくろーばー号座礁事故への対策に務める。だが仙崎達が絶望的な状況に追い込まれる中で、断腸の思いで下川に活動中の潜水士達への撤収命令という苦渋の決断を迫ることに。
三沢 圭介 (35) - 津田寛治
第十管区海上保安本部 警備救難部救難課係長
服部 真佐彦 (32) - 荒川良々
鹿児島テレビ ディレクター
矢野 達郎 (42) - 市川しんぺー
鹿児島テレビ カメラマン
下川 嵓 (43) - 時任三郎
三等海上保安監 海上保安庁 警備救難部救難課専門官

スタッフ

主題歌

  • Precious伊藤由奈
    この曲のPVには、『LIMIT OF LOVE 海猿』本編の映像も一部使用。

備考

  • 『LIMIT OF LOVE海猿』公開前にはNHKの衛星放送で国分バージョンのドラマを再放送したほか、鹿児島テレビ放送青森テレビではフジテレビドラマの再放送を実施した(鹿児島テレビ放送は本作にも登場している)。
  • 劇中に登場したテレビ中継車はの大型中継車と実在する鹿児島テレビの大型中継車である。
  • 2006年の文春きいちご賞ゴールデンラズベリー賞の日本版)で、6位に選ばれている。また、アメリカ公開時に「あんな危機的状況下で長々とプロポーズするバカなどいない」と失笑を買った[8]こともある。
  • プロフェッショナル仕事の流儀(2006年放送)において、海猿の原点「冷静に心を燃やす」と題し、海上保安官羽田特殊救難基地分隊長寺門嘉之が出演し、番組の冒頭では司会者の背後のモニターでフジテレビ版海猿シリーズの映像が流された。
  • 浸水により傾斜が増していく船内の映像はカメラを傾けたり、細い糸でテーブルや椅子を引っ張って倒すなどして撮影された。また車両甲板で積載された乗用車がずり落ちるシーンはジャッキアップした状態で乗用車を滑らせたという。また積載車両のうち、破壊されないものの多くはエキストラ所有のものである。同じく倒れたバイクから燃料が漏れ、ガソリンが甲板を伝うところでは実際の甲板のなかで傾斜のある場所を探して撮影された。
  • ラストで沈んだ「くろーばー号」の捜索に向かうシーンは沖縄で撮影された。

映画3作目

『THE LAST MESSAGE 海猿-UMIZARU-』(ザ・ラストメッセージ ウミザル)
2008年8月2日、9日の土曜プレミアム『海猿 -ウミザル-』『LIMIT OF LOVE 海猿』の放送終了時に、続編となる映画『海猿 -UMIZARU-3』の制作を決定したことが発表された。
伊藤英明加藤あい佐藤隆太などほぼ同じキャストが出演、そして特殊救難隊員役として三島優二の海東健も出演している。伊藤の新しいパートナー役には三浦翔平が出演[10]
2009年7月15日に海猿3制作ブログが開設。2010年9月18日公開[10]。メインの撮影場所は福岡県北九州市
2010年5月18日、邦画大作史上初の3D公開が発表された。3D撮影ではなく、2D撮影した映像2D-3D変換したもので、変換を担当したのはキュー・テック[11]
キャッチコピーは「愛する人に何を残すのか──。」。
本作は、原作漫画にない完全オリジナルストーリーである。
2010年9月18日に全国東宝系にて公開。日本国内の467スクリーンで公開され、公開初日3日間で3D版(277スクリーン)が動員65万5922人に対し2D版(190スクリーン)が動員28万4028人と3D版のシェアは74.1%であった。[12]。また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第1位と、女性層を中心に幅広い世代から高評価された。2010年11月19日、香港・台湾・シンガポール・フランス・米国・メキシコ・ペルー・アルゼンチン・BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)での公開が決定した。
観客動員数は537万人、最終興収80.4億円のヒットを記録し、2010年公開の邦画実写映画では興行収入第1位となった。2010年度興行収入邦画第2位となっている[9]

あらすじ

2010年9月、大型台風が接近する中、福岡沖に国家プロジェクトとして建設された天然ガス採掘プラント施設「レガリア」(REGALIA)で火災が発生した。仙崎は吉岡と「レガリア」設計主任の桜木とともに現場へ向かうが、救助作業中に爆発が起こり、仙崎や桜木たちは施設内に取り残されてしまう。ヘリも船も近づけない中、仙崎は知り合ったばかりの機動救難士・服部とバディを組み、全員で無事帰還する方法を探る。

出演

仙崎 大輔 (31) - 伊藤英明
第十管区海上保安本部機動救難隊・機動救難士・潜水士
仙崎 環菜 (30) - 加藤あい
大輔の妻。結婚前はデザイナーをしていたが、現在は専業主婦。大輔との間に長男・大洋を儲けている。
吉岡 哲也 (28) - 佐藤隆太
第十管区海上保安本部機動救難隊・機動救難士・潜水士
桜木 浩一郎 (45) - 加藤雅也
東アジア海洋石油開発・レガリアプロジェクト設計主任。「レガリア」での火災にあたり、「レガリア」の機能を停止するために現場に赴く。非常時においても「レガリア」の損傷拡大阻止を優先する行動をした結果、自身も取り残された。何よりも施設保護を優先するという彼の考え方を、間違っていると考える夏や久米夫とは険悪な雰囲気となる。「レガリア」に対する絶対的な自信とエリート的なプライドの高さの持ち主。2年前に亡くなった父親に唯一褒めて貰えた仕事が「レガリア」の設計だったため「レガリア」への思いは人一倍強い。空から(Google earthで)「レガリア」を眺めることが趣味。
西沢 夏 (27) - 吹石一恵
「レガリア」常駐医。「レガリア」作業員の中では紅一点だが、キックボクシングが得意な男勝りな性格。その性格にもよる過去の失恋から逃げるようレガリアに勤務したという経歴を持つ。仙崎にほのかな恋心を寄せるも、妻子ある身と清く諦める。
服部 拓也 (24) - 三浦翔平
第七管区海上保安本部機動救難隊・機動救難士・潜水士
「レガリア」の事故現場で、自身が助けた仙崎とバディを組む。潜水士歴2年ながらも冷静で機転が利くが、次々と迫る事態に恐怖心を露にし、打ちのめされていく。潜水士になる前は会社も嫌になって辞め、公務員であれば親も納得するという理由で海上保安庁に入庁した経緯から、あらゆる境遇に逃げてきていたと自認しているが、仙崎と行動するうちに潜水士としての成長も見せている。
木嶋 久米夫 (22) - 濱田岳
レガリア作業員。ひょうきんで素直な性格だが感情的になりやすい。夏にほのかな想いを寄せている。
下川 嵓 (47) - 時任三郎
海上保安庁 警備救難部救難課長。なお、作中では1988年に起きたノルウェー沖での天然ガスプラントの事故を参考に救助法を検討したことになっている。ただ、実際に1988年にノルウェー沖で起きた類似の事故での死者数が167名であるのに対し、作中での事故の死者数は394名であるなど細部が異なっており、作中で参考にしたことになっている1988年の事故は架空のものであると考えられる。
松原 エリカ (29) - 香里奈
「阪本医院」看護師。環菜の高校の後輩。
遠藤 翔太 (45) - 勝村政信
東アジア海洋石油開発・レガリアプロジェクト事業本部長。
村上 良三 (31) - 川岡大次郎
東アジア海洋石油開発・社員
吉森 久貴 (46) - 鶴見辰吾
内閣参事官官邸危機管理センターで、事故対応の陣頭指揮を執る。人命よりも国益に重きを置き、国の損失を阻止したいという考えから、「レガリア」を死守することを下川に迫る。
内藤 琢磨 (53) - 中原丈雄
第七管区海上保安本部大型巡視船「ちくぜん」船長。
北尾 勇 (42) - 石黒賢
第十管区海上保安本部機動救難隊 隊長・機動救難士・潜水士

スタッフ

  • 監督 - 羽住英一郎
  • 脚本 - 福田靖
  • 音楽 - 佐藤直紀
  • 製作総指揮 - 亀山千広
  • 製作 - 加太孝明、水口昌彦、島谷能成、亀井修、小笠原明男
  • プロデューサー - 臼井裕詞、安藤親広
  • アソシエイトプロデューサー - 小出真佐樹、上原寿一
  • ラインプロデューサー - 森井輝
  • 撮影 - 佐光朗
  • 照明 - 水野研一
  • 録音 - 柳屋文彦
  • 美術 - 清水剛
  • 装飾 - 沢下和好
  • 編集 - 松尾浩
  • 音響効果 - 柴崎憲治
  • ダイビングコーディネーター - 金城将憲
  • VFXスーパーバイザー - 石井教雄
  • スクリプター - 荒澤志津子
  • 助監督 - 近藤一彦
  • 制作担当 - 阿部豪
  • 撮影協力 - 海上保安庁
  • 協賛 - 花王サクセス
  • 製作 - フジテレビ、ロボット、ポニーキャニオン、東宝、小学館、エー・チーム、FNS27社 
  • 制作プロダクション - ROBOT
  • 配給 - 東宝

主題歌

映画4作目

『BRAVE HEARTS 海猿-UMIZARU-』(ブレイブハーツ ウミザル)
製作が2011年9月9日に決定した[14]。2012年7月13日に公開。前作で完結になる予定であったが遣り残したという制作側の思いもあり、原作最終話で描かれた、海上保安庁の中でも精鋭と言われる特殊救難隊に配属された仙崎と吉岡を中心にジャンボジェット機「ボーイング747-400」海上着水による救助を実施するストーリーとなった。本作の舞台は横浜となる。
キャッチコピーは「命をかけて、命を救う―。」。
2012年8月25日 - 9月2日、全国276劇場で2032年公開(という設定)の、架空の映画16作目『FINAL LIMIT BRAVE MESSAGE and LOVE HEARTS 海猿』の予告編が本編と同時上映された。伊藤英明の発案のもと製作され、本編と同一スタッフ・キャストにより、半日で撮影が行われた[15][16]
後述のトラブルにより、フジテレビとしてはこの作品を最後に新作が製作されておらず、2017年10月に契約が終了したこともあり事実上これが最終作となった。ただ、地上波初放送は和解前の2013年9月21日に実施された。

あらすじ

世界最大級の天然ガスプラント「レガリア」の爆発事故から2年。仙崎は自ら志願し、海難救助のエキスパートであり最も危険な事案に従事する「特殊救難隊」で後輩の吉岡と共に海難現場の最前線にいた。嶋副隊長の指導の下、日々過酷な任務に就いていた二人だが充実した毎日を送っていた。仙崎の妻・環菜は2人目の子を身ごもり、吉岡にはキャビンアテンダントの美香という恋人が出来ていたのだ。そんな折、美香の搭乗するジャンボ旅客機・G-WING206便が羽田空港を目指し飛行中、エンジンが炎上し飛行が困難な状況に陥る。様々な救助案が検討される中、総合対策室の下川救難課長は、夕闇が迫り視界が悪くなる状況の中で、前代未聞の東京湾への着水を提案。特救隊や現場に駆け付けた第5管区の服部たち、警察や消防などの関係機関を巻き込んだ空前の大救出計画を、日本中が固唾を飲んで見守る中、村松機長は東京湾着水に向けて降下を始める。しかし、予想だにしない事態が仙崎たちを待ち受けていた―。

出演

仙崎 大輔 (33) - 伊藤英明
第三管区海上保安本部特殊救難隊第二隊隊員。機動救難隊の隊長の話が持ち上がっていたが、それを蹴って第十管区から特殊救難隊に自ら志願し、異動した。
仙崎 環菜 (32) - 加藤あい
大輔の妻。子育てに専念し長男・大洋を可愛がっている。そしてお腹には2人目の子を身籠っている。
吉岡 哲也 (30) - 佐藤隆太
第三管区海上保安本部特殊救難隊第二隊救急救命士。第十管区から特殊救難隊に異動した。
矢部 美香 (25) - 仲里依紗
吉岡の恋人。シドニー空港羽田空港行G-WING206便キャビンアテンダント。終盤辺りでは泣きながら悲痛な声で叫ぶも、無事に救出することが出来た。
服部 拓也 (26) - 三浦翔平
第五管区海上保安本部機動救難士。第七管区より異動した。
村松 貴史 (36) - 平山浩行
G-WING206便機長。コントロール不能となった206便の海上着水を決断する。
伊勢原 幸二 (45) - 矢島健一
国土交通省交通局管理官。
堂上 進二郎 (50) - 蛍雪次朗
東京国際空港空港長。
角倉 大吾 (45) - 神保悟志
第三管区海上保安本部特殊救難隊第二隊隊長。
山路 拓海 (37) - 平山祐介
第三管区海上保安本部特殊救難隊第三隊隊長。
三井 邦明 (37) - 東根作寿英
海上保安庁警備救難部救難課業務係長。
辻 修平 (33) - 窪塚俊介
国土交通省交通局担当者。
池永 俊介 (11) - 濱田龍臣
G-WING206便乗客。
坂井 義之 - 中丸新将 
第三管区海上保安本部巡視船「いず」船長。
原田 厚 - 緒形幹太 
第三管区海上保安本部巡視船「いず」通信士。
仙崎 大洋 (3) - 大山蓮斗
大輔と環菜の長男。前作の『THE LAST MESSAGE 海猿』では生後10ヵ月だった。
嶋 一彦 (43) - 伊原剛志
第三管区海上保安本部特殊救難隊第二隊副隊長。レスキューに必要なのはスキルと冷静な判断だと考え、現場での人間的な感情を否定。他人にも自分にも厳しい、ストイックな人物。
下川 嵓 (49) - 時任三郎
海上保安庁警備救難部救難課長。

スタッフ

主題歌

封切り

全国450スクリーンで公開され、2012年7月14、15日の初日2日間で興収8億7,822万6,350円、動員68万3,977人(公開4日間では興収15億6,357万5,650円、動員122万3,437人)になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第1位となった[18]。男女比は34対66で、職業別では会社員が50.2%を占めている。続く公開第2週目も興収25億円、動員200万人を突破[19]、公開3週目には累計興収38億1,686万2,250円、累計動員299万4,459人となり3週連続首位となった[20]。公開第5週には累計興収は52億9,374万4,850円、累計動員は417万961人になり再び首位となっている[21]。10月にフジテレビが発表したデータでは累計動員570万人で興行収入72億円となっている[22]

作者とフジテレビとのトラブル

2012年10月26日、原作者佐藤秀峰は自身のツイッターにて、フジテレビがアポイントメントもなく自身の事務所に突撃取材したほか、『海猿』の関連書籍が契約書なしに販売されていたことを理由に、フジテレビとの新規取引停止と、同作の続編制作を許可しないことを発表した。これに対し、当時フジテレビの映画事業を担当する常務だった亀山千広が定例会見で謝罪する事態となった[23]

これに対し佐藤は、「映画のファンの方には非常に申し訳ないなと思うが、僕もそういうところを“なあなあ”にして今後ビジネスはしていけないので(フジテレビとは)お付き合いできない」と、続編を望むファンの気持ちには理解を示しつつも、続編の製作許可はしないことを改めて明言した[24]。2013年2月18日にも佐藤は改めて自身のツイッターで、フジテレビとの関係は完全に断絶し、2度と関係修復することは無いと明言していた[25]。しかし、2015年6月6日、佐藤が公式サイトで、西淵健司報道局長(当時)からの謝罪文書が送付されたことなどを理由に挙げた上で、フジテレビと和解したことを明らかにした[26]

2017年11月28日、佐藤は自身のツイッター上で「同年10月末で本作実写版の全ての契約が終了し、今後テレビやインターネットで放送・配信されることは永久に無い」と述べたと報じられた[27]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 海上保安庁公式twitterアカウントによる2021年8月24日のツイート
  2. ^ 同じ小森陽一原作の漫画作品である『S -最後の警官-』にも同名の巡視船が登場している。
  3. ^ 演じる伊藤英明本人も所持している
  4. ^ 日本映画製作者連盟2004統計
  5. ^ ドラマ「海猿」撮影で2人感電…しびれたが外傷はなし」 2005年8月5日、ZAKZAK
  6. ^ 2006年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  7. ^ 産経新聞2006年8月24日
  8. ^ 『海猿』がニューヨークでなぜか爆笑される!”. シネマトゥデイ. 2009年6月17日閲覧。
  9. ^ a b 2010年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  10. ^ a b 三浦翔平、映画「海猿」続編で伊藤パートナー[リンク切れ]、サンケイスポーツ、2009年7月27日。
  11. ^ 映画『海猿』第3弾 製作費1.5割増しで3D公開決定”. オリコン. 2010年5月19日閲覧。
  12. ^ 映画興行成績ランキング 2010年9月18日~9月19日goo映画 2010年9月21日
  13. ^ 2012年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  14. ^ 「海猿」第4弾、製作が決定!被災者からのラブコールも後押し - 映画.com 2011年9月9日
  15. ^ 「海猿」興収63億&動員500万人突破!「テルマエ」抜き邦画No.1に、映画.com、2012年8月22日 18:50
  16. ^ 映画『BRAVE HEARTS 海猿』2032年公開作品(!?)「海猿Part16」予告編上映開始![リンク切れ](2012/9/1閲覧)
  17. ^ 2013年邦画年間ランキングTOP5は!?(LAURIER(ローリエ)) - エキサイトニュース(1/2)”. エキサイト. 2014年1月27日閲覧。
  18. ^ 『海猿』いよいよ夏本番のランキングトップ!沢尻『ヘルター』は女性支持集め4位初登場!シネマトゥデイ 2012年7月18日
  19. ^ 『海猿』V2で早くも動員200万人突破!『おおかみこども』ピクサー新作超えて2位初登場!シネマトゥデイ 2012年7月24日
  20. ^ 『ダークナイト ライジング』抑え『海猿』がV3の圧倒的強さ!早くも動員250万人突破!シネマトゥデイ 2012年7月31日
  21. ^ 『海猿』が『仮面ライダー』から首位奪還!本年度No.1『テルマエ・ロマエ』超えまでわずか!シネマトゥデイ 2012年8月14日
  22. ^ 2012年9月度社長会見要旨”. こちらフジテレビ. フジテレビジョン (2012年10月2日). 2012年10月3日閲覧。
  23. ^ 『「海猿」続編なし 原作者怒りのツイート』日刊スポーツ 2012年10月27日
  24. ^ 『やっぱり「海猿」続編なし! 原作者・佐藤秀峰氏があらためて明かす 「本当にクソみたいな会社」』RBBTODAY 2012年11月5日
  25. ^ 『「海猿」佐藤秀峰氏、フジテレビとの“和解”画策する動きに不快感……「二度と仕事をしません」』RBBTODAY 2013年2月18日
  26. ^ 「海猿」原作者・佐藤秀峰氏、フジテレビと和解!続編にも前向きスポーツ報知 2015年6月7日
  27. ^ “「海猿」作者・佐藤秀峰さん、実写版すべての契約終了を報告”. スポーツ報知. (2017年11月28日). http://www.hochi.co.jp/entertainment/20171128-OHT1T50214.html 2017年11月29日閲覧。 

関連項目

外部リンク


 

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