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四日市あすなろう鉄道の駅にトリックアート イルミネーションと共に列車映え
内容をざっくり書くと
今年で5周年を迎えた四日市あすなろう鉄道をさらに利用してもらおうと企画されたもので、沿線のいくつかの駅に トリックアートが設置されます。
これから寒くなると見たくなるのが、イルミネーションです。三重県四日市市では、11月から駅前などでイル… →このまま続きを読む
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四日市あすなろう鉄道
四日市あすなろう鉄道株式会社(よっかいちあすなろうてつどう、英: Yokkaichi Asunarou Railway Co.,Ltd.)は、近鉄グループホールディングス傘下の鉄道事業会社、近畿日本鉄道(近鉄)の子会社で三重県北部を走る内部線及び八王子線の運営を行う鉄道会社である。2015年(平成27年)4月1日付けで近鉄より内部線及び八王子線の運営を引き継いでいる。
概要
近鉄が保有・運営していた鉄道路線である内部線と八王子線を、2015年4月1日より、四日市市が第三種鉄道事業者として保有し、四日市あすなろう鉄道が第二種鉄道事業者として運行している[4][5][6][7]。
会社設立の経緯
2012年6月29日に、四日市市議会は内部線および八王子線の存続問題を審議する総合交通政策調査特別委員会を設置した[8]。 しかし、同年8月21日に地元住民に対して近鉄は、鉄道の運行を廃止してその跡地に建設するバス専用道路でバス高速輸送システム(BRT)を運営する方針を発表した[9]。さらに、同年8月24日に近鉄は翌年の夏までにこのBRT化の方針への是非を決定するように四日市市に求めていることを公表し[10]、老朽化した車両の更新時期を考えて2013年夏を方向性決定の期限とする旨を提案の詳細と共に四日市市に通達したことを同年12月12日に公表した[11]。
これに対して、四日市市が鉄道路線での存続を要望したことから、2013年8月6日には近鉄が、鉄道として存続するためには公設民営方式に移行することが唯一の方策である[12]との趣旨と、この方式に移行した場合に車両および施設を無償譲渡する意向を示した[13]。2013年7月に、四日市市はこの返答に対して鉄道路線の保有と運営の両方を別会社に切り離す民設民営方式を近鉄に提案したが、近鉄はこれを断った[14]。その後の2013年9月27日に近鉄と四日市市の両者は、四日市市が施設・車両を保有し、同市と近鉄が出資する新会社が運行する公有民営方式で、2015年春から鉄道路線を存続させることで合意した[15][16]。
2014年3月27日には、合意に基づいて四日市あすなろう鉄道が設立された[17]。同社は、近鉄が75%分を、四日市市が25%分を、それぞれ出資する第三セクター鉄道となっている。社名の「四日市あすなろう鉄道」は、未来への希望(明日にむかって)と、運行する内部線および八王子線が軌間762mmという狭軌(ナローゲージ)であることに由来する[17]。この新体制で2015年4月1日から運行が開始されている[5][6][7]。なお、同社の代表取締役は近鉄の役員または従業員から選任されている。
沿革
- 2012年8月21日 - 近鉄が内部線および八王子線のBRT化方針を発表[9]。
- 2013年9月27日 - 近鉄と四日市市が公有民営方式での存続に合意[15][16]。
- 2014年
- 2015年
- 2018年9月2日 - パステルカラー車両が運転を終えた[23]。
- 2019年5月9日 - 「なろうブルー」塗装車を順次「なろうグリーン」塗装に変更。9月2日に全車両の塗装変更完了予定[24]。
鉄道事業
路線
近鉄が運営していた当時は、両線共に自動券売機でパールカードによる乗車券の購入が可能であった。しかし、四日市あすなろう鉄道への移管後は、各駅の自動券売機は食券販売型のそれに置き換えられ、乗車券は非磁気型となった。また、近鉄で2007年4月1日からサービスが開始されているICカード「PiTaPa」は近鉄時代から内部・八王子両線では非対応である。
運賃は四日市あすなろう鉄道移管に伴って普通運賃相当で30円の値上げが行われた[25][26][27][28]。
車両
全車両を四日市市が保有し、四日市あすなろう鉄道がそれを借り受けて運行している。
開業当初は近鉄から譲り受けた260系電車をそのまま運行していたが、三重交通や北勢鉄道の時代から改修を重ねて運用されてきた車両もあり、老朽化が進んでいた。
そこで2015年から同系列のリニューアル工事を実施し(リニューアル後の車両は新260系と表記されることもある)、2019年までに全編成に施工した。三重電鉄以前に製造された形式は新製車によって全て淘汰され、近鉄時代に製造された車両も冷房化など大規模な改修を受けている。
運賃
大人旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ) - 2019年10月1日改定[29]
キロ程 km | 普通運賃 | 通勤定期 1か月 | 通学定期 1か月 |
---|---|---|---|
1 | 200 | 6,880 | 2,810 |
2 | 7,680 | 3,420 | |
3 | 8,450 | 4,030 | |
4 | 270 | 9,140 | 4,500 |
5 | 9,720 | 4,820 | |
6 | 10,310 | 5,140 |
脚注
注釈
- ^ 運営移行と同時に近鉄四日市駅から改称された。
出典
- ^ a b c d e f 鉄道統計年報平成29年度版 - 国土交通省
- ^ 出資団体監査結果 四日市市
- ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』令和元年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会
- ^ “内部・八王子線の鉄道事業再構築事業の申請概要” (PDF) (プレスリリース), 四日市市, (2014年12月26日)
- ^ a b c d 坂本進 (2015年4月1日). “四日市あすなろう鉄道、三セクで再出発 狭軌守ろう”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). オリジナルの2016年1月6日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c d “四日市のナローゲージ 内部・八王子線 「公有民営」で再出発足”. 中日新聞 (中日新聞社). (2015年4月2日)
- ^ a b c 岡正勝 (2015年4月2日). “内部・八王子線:公有民営で発車”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ “近鉄内部・八王子線が廃線危機 議会で存続策検討”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2012年6月15日). オリジナルの2013年1月10日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b “近鉄:2路線、鉄路廃止へ 赤字続く内部線・八王子線、バス専用道に”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2015年4月2日)
- ^ “内部・八王子線に関する当社の考え方(お知らせ)” (PDF) (プレスリリース), 近畿日本鉄道, (2012年8月24日)
- ^ “内部・八王子線に関する当社の考え方(その2)” (PDF) (プレスリリース), 近畿日本鉄道, (2012年12月13日)
- ^ “内部・八王子線に関する当社の考え方(その3)「現在の協議状況について」” (PDF) (プレスリリース), 近畿日本鉄道, (2013年8月6日)
- ^ “近鉄が施設、車両譲渡を提示 内部・八王子線、公有民営なら”. 中日新聞 (中日新聞社). (2013年8月6日)
- ^ “近鉄:内部・八王子線存続問題 近鉄、民有案を拒否 四日市市提案に「譲歩の用意ある」”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2013年8月6日). オリジナルの2013年10月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b “内部・八王子線に関する当社の考え方(その5)「四日市市様との基本的な合意について」” (PDF) (プレスリリース), 近畿日本鉄道, (2013年9月27日)
- ^ a b “近鉄と四日市市、内部・八王子線の公有民営化で合意…2015年春移行へ”. レスポンス (イード). (2013年9月28日)
- ^ a b c “内部・八王子線の新会社「四日市あすなろう鉄道株式会社」の設立について” (PDF) (プレスリリース), 近畿日本鉄道, (2014年3月27日)
- ^ a b 河崎裕介 (2015年3月13日). “中間駅の充実要望 内部・八王子線 四日市市に自治会”. 中日新聞 (中日新聞社)
- ^ “内部・八王子線、事業計画を提出 30円値上げ見込む”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2014年12月27日)
- ^ “鉄道事業再構築実施計画の認定申請を行いました” (プレスリリース), 四日市市, (2014年12月26日)
- ^ “地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に基づく鉄道事業再構築実施計画の認定について〔北近畿タンゴ鉄道:宮福線及び宮津線、近畿日本鉄道:内部線及び八王子線〕” (プレスリリース), 国土交通省 鉄道局 鉄道事業課, (2015年3月10日)
- ^ 大西里奈 (2015年9月28日). “新車両が運転開始 四日市あすなろう鉄道 冷房設置、夏場も快適に”. 中日新聞 (中日新聞社)
- ^ “さよなら パステルカラー車両”. mainichi.jp (2018年8月26日). 2019年1月11日閲覧。
- ^ "なろうブルー"塗装更新に伴う編成予定 (PDF) - 四日市あすなろう鉄道、2019年4月12日
- ^ “国土交通大臣から鉄道事業再構築実施計画の認定を受けました” (PDF) (プレスリリース), 四日市市, (2015年3月11日)
- ^ “四日市あすなろう鉄道申請上限運賃と現行の近鉄内部・八王子線運賃比較” (PDF) (プレスリリース), 四日市市, (2014年12月26日)
- ^ “鉄道事業再構築実施計画の認定申請を行いました” (プレスリリース), 四日市市, (2014年12月26日)
- ^ “駅間営業キロ程・普通旅客運賃〔大人〕表” (PDF) (プレスリリース), 四日市市, (2014年12月26日)
- ^ 鉄道運賃の認可および運賃の改定について (PDF) - 四日市あすなろう鉄道、2020年3月20日閲覧
関連項目
外部リンク
トロンプ・ルイユ
トロンプ・ルイユ(Trompe-l'œil、騙し絵)とは、シュルレアリスムにおいてよく用いられた手法・技法である。ただし、シュルレアリスムに限って用いられるものではない。フランス語で「眼を騙す」を意味し、トロンプイユと表記されることもある。最近では解りやすく「トリックアート」と呼ばれる事も多くある
種類
トロンプ・ルイユの範疇に分類される様式はかなり広く、例えば次のようなものが挙げられる。
- 壁面や床などに実際にはそこに存在しない扉や窓、人物、風景などを描き、あたかも存在するように見せかける作品
- 平面作品に物を貼り付けて、絵の一部が外に飛び出しているような作品
- 3次元の現実ではありえない建築物を描いた作品(例えば、エッシャーの作品)
- 人体や果物・野菜などを寄せ集めて人型に模した作品(例えば、アルチンボルドや歌川国芳の作品)。寄せ絵、はめ絵という。
- 普通に見ると人間の顔に見えるがさかさまにしたり、向きを変えたりするとまったく別の物に見える作品(例えば、ルビンの壺)
- 大きさや長さについて錯覚を起こさせるような作品
日本では福田繁雄の作品群がこの技法でもって知られている。
利用
トロンプ・ルイユは、以下のような目的で用いられる。
- 舞台美術における背景セット
- 演劇の舞台や映画の撮影スタジオなど、限られたスペースで劇中の空間を表現するための大道具には、古くからトロンプ・ルイユの技法を利用して実際以上に奥行きを感じさせる工夫がなされていた。
- テーマパークの建造物にもこうした手法は取り入れられており、徐々に道幅を変えて距離を遠くまたは近く見せたり、建物の一階分の高さを上へ行くほど低くしてあおり感を大きくしたりしている。五重塔やお城が上層ほど小さくなっているのも、軽量化して建築の安定を確保するとともに、強化遠近法でより高く荘厳に感じられる効果を有している。
- 敷地の奥行きを広々と見せる
- 舞台装置に限らず日常生活の中でも、実際には存在しない奥行きを有るかのように見せるため、騙し絵的な装飾がなされることがある。部屋・廊下・庭などが狭い場合、人は心理的な圧迫感から実用の不便以上に不快に思いやすい。壁面に架空の奥行きを描くことで、そうした閉塞感が緩和され、ゆったりと感じられる。店舗の売り場や喫茶店など同じような座席・陳列台が並んでいるフロアで、壁面が鏡張りになっていたりするのも、室内の面積が倍増して感じられる一種のトロンプ・ルイユ効果を持っている。
- また、壮大で複雑な装飾建築を実際に造ろうとすれば、多大な費用や労力を要する。精巧な絵によってこれらが実在するかのように平面に描けば、省力化が可能となる。壁紙や塗装で、大理石・木目・レンガなど実物とは異なる材質のように見せかけるものもある。
- 窓のない側の壁や、現実にはあまり景色の良くない窓面上に、あたかもリゾート地に立地しているかのような風光明媚な眺望を描く形式のイリュージョン・ペインティングも存在する。
- 純然たる娯楽
- 騙し絵の意外性を楽しむ芸術作品として観賞する。
関連項目
外部リンク
- トロンプ=ルイユ:現代美術用語辞典 - artscape
- 『トロンプ・ルイユ』 - コトバンク
- 『トロンプ・ルイユ』 - コトバンク
- 『トロンプ・ルイユ[絵画技法]』 - コトバンク
- 『トロンプルイユ』 - コトバンク
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