写真
空前の『鬼滅ブーム』で… 「和柄」も人気！？ マスクに小物入れ、和菓子も…
内容をざっくり書くと
市松模様のようかんで作った生菓子を、1週間前から販売しています。
映画も大ヒットしている人気アニメ「鬼滅の刃」。社会現象となっています。大正時代が舞台で、主人公たちの… →このまま続きを読む
NBS長野放送
長野県の最新ニュースを発信。美しい自然などの話題はもちろん、新鮮な農産物やグルメ情報も。
Wikipedia関連ワード
説明がないものはWikipediaに該当項目がありません。
市松模様
市松模様（いちまつもよう）とは、格子模様の一種で、二色の四角形（正方形または長方形）を交互に配した模様[1]。英語、またこれを借りた外来語のチェック（チェッカー）に相当する。
概要
市松模様は、古墳時代の埴輪の服装、法隆寺や正倉院のにも見られ、古代より織模様として存在していた[2]。公家の有職故実では「石畳」「霰（あられ）」などと称されていた[3]。そのため、家紋やなど江戸時代以前から存在するものは石畳文様と呼ばれる。
江戸時代の歌舞伎役者、初代佐野川市松が江戸の中村座で上演された『』（高野山心中）で小姓・粂之助に扮した際、白色と紺色の正方形を交互に配した袴を履いたことから人気を博した。市松はその後もこの模様を愛用して、浮世絵師の奥村政信、鳥居清重、石川豊信らがその姿を描いたことから着物の柄として流行した。市松の愛用した模様は当初は古くからの慣わしに従って石畳と称された[1][4]が、後に「市松模様」「市松格子」「元禄模様」などと呼ばれるようになった。英語では主に「チェッカー盤柄」を意味する語で呼ばれる。
利用
- 東福寺（京都市）の庭園
- 重森三玲が敷石と杉苔を組み合わせて市松模様に仕上げた[1]。
- グラフィックソフトウェア
- Photoshopなどのグラフィックソフトウェアにおいて、画像の一部が透明であることを示すために市松模様が表示されるものが多い。Photoshopの開発者であるトーマス・ノールによれば、この表現は生物学で背景に市松模様を使用することから採用したという[5]。
- 2020年東京オリンピック・パラリンピック
- 2020年東京オリンピックおよびパラリンピックのエンブレムに、市松模様をモチーフにしたデザインの「組市松紋」（野老朝雄作）が採用された[6]。
- マスコットキャラクター「ミライトワとソメイティ」にも同様のデザインが取り入れている[7]。
- 『鬼滅の刃』
- 主人公・竈門炭治郎の上着のデザインにも市松模様を取り入れている。
関連項目
脚注
- ^ a b c d 「市松模様 伝統とモダンの共存」『日本経済新聞』朝刊2021年4月4日9-11面（NIKKEI The STYLE）2021年4月10日閲覧
- ^ 『日本史大事典 1』平凡社、1992年11月18日（日本語）。ISBN 978-4-582-13101-7。
- ^ 国史大辞典編集委員会『国史大辞典 1』吉川弘文館〈国史大辞典〉、1979年1月1日（日本語）。ISBN 978-4-642-00501-2。
- ^ 佐野川市松追善のために行われた宝暦13年（1763年）の森田座での公演演目も『石畳若葉漊（いしだたみわかばのみつすじ）』であった（『国史大辞典』）。
- ^ 太田智美: “Photoshopの「透明」が「白とグレーの市松模様」の理由” (日本語). ねとらぼ. ITmedia (2015年5月22日). 2015年10月18日閲覧。
- ^ “作品A「組市松紋」に”. 『毎日新聞』. (2016年4月25日) 2016年4月25日閲覧。
- ^ “東京2020オリンピックマスコット” (日本語). 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 (2020年1月28日). 2020年7月31日閲覧。
外部リンク
