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🥾|登山者癒やす自然の“愛” 桑折・半田沼


写真 周囲の緑に映えるハート形の半田沼

登山者癒やす自然の“愛” 桑折・半田沼

 
内容をざっくり書くと
遠くには阿武隈川、霊山の山並みも見える。
 

桑折町の半田山(八六三メートル)の山頂付近からハート形をした半田沼が望める季節となり、登山者の目を楽… →このまま続きを読む

 福島民報


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阿武隈川

阿武隈川(あぶくまがわ)は、福島県および宮城県を流れる阿武隈川水系の本流で、一級河川[1]である。水系としての流路延長239kmは、東北地方北上川に次ぐ長さの川である。

延喜式』には「安福麻」、『吾妻鏡』には「遇隅」とあるため、古くは「あふくま」と呼ばれていたが、中世以降になると逢隈川、青熊川、大熊川、合曲川などの用字が見え、「おおくま」と呼ばれるようになっていた。「阿武隈」や「大隈」の語源は定かではないが、今の福島県西白河郡のの山中に住んでいた大熊(青熊)に由来するという説や、阿武隈川の下流部が阿武隈山脈の突端に阻まれて「大きな隈(曲がり)」をなして流れることに由来するという説がある[2][3]

地理

那須岳の1つ三本槍岳のすぐ北に位置する福島県西白河郡西郷村の甲子に源を発し東へ流れる。白河市に入り西白河郡中島村付近で北に流れを変えると、福島県中通り須賀川市郡山市福島市)を縦貫して北に流れる。

福島県と宮城県の境界付近では、阿武隈高地渓谷を抜ける。この区間を並走する国道349号は、待避所のある1車線の険しい道路となっている。宮城県伊具郡丸森町角田盆地に入り、角田市を流れて仙台平野に出る。現在は岩沼市亘理町の境で太平洋に注ぐが、古代の旧河口は現在の鳥の海である。

勾配がゆるやかな川で穏やかな印象があるが、増水時にはあふれやすく洪水被害の絶えない暴れ川でもある。1986年には台風による増水で大規模な洪水が起こっているほか、2011年には東日本大震災津波の逆流により大規模な海嘯が発生している。2019年10月の令和元年東日本台風(台風19号)では支流を中心に50カ所以上氾濫が発生。国土交通省は同年末に「緊急治水対策プロジェクト」をまとめて堤防強化などを進めている[4]

流域の市町村

福島県
西白河郡西郷村白河市、西白河郡泉崎村中島村石川郡石川町、西白河郡矢吹町、石川郡玉川村岩瀬郡鏡石町須賀川市郡山市本宮市安達郡大玉村二本松市福島市伊達市、伊達郡桑折町国見町
宮城県
伊具郡丸森町角田市柴田郡柴田町亘理郡亘理町岩沼市

流域の観光地

並行する交通

鉄道

道路

アミメカゲロウの大発生

阿武隈川の中流域、福島盆地内では、1980年代から毎年9月頃になるとアミメカゲロウが大発生している[5]。カゲロウが橋上へ大量に落下し、がスリップするなどの事故が発生する危険があるため、通行する際には注意が必要である。国土交通省福島河川国道事務所は周辺の橋梁に集虫灯を設置し、また橋上に死骸が落下するのを最小限に抑える対策として晩夏初秋には橋の夜間照明を消灯する橋がある。

歴史

かつては河川舟運が盛んに行われていた。きっかけは1664年に福島県の伊達郡信夫郡一帯が天領になり、年貢米(御城米)を江戸へ移送する必要が生じたことによる。移送を請け負った江戸商人、渡辺友以は天領と仙台藩の境にあった難所を拡幅し、長良川で使用されていた小舟(小鵜飼船)を導入したことにより舟運を可能にした。その後、1671年には江戸幕府の依頼により河村瑞賢がさらなる河川改修を行っている[6]元禄時代以降は、福島から丸森までは小型船で、丸森で荷を移し替えて下流へは大型船による運行という棲み分けができた。明治時代に入ると、さらに河道改修が行われ、丸森で乗り換えは要するものの蒸気船が運行されるようになった。明治17年当時の運行会社である逢隈川汽船会舎のチラシによれば、朝6時に福島を出発し、藤場(岩沼)で乗合馬車に乗り換え、夕方6時に仙台に着く行程が設定されていた。同区間には、陸路で馬車が運行されており競合相手となっていたが、いずれも鉄道(東北本線)が開通すると姿を消した[7]

また、江戸時代に阿武隈川河口から名取川河口の間に木曳堀と呼ばれる水路が開削され、物流に用いられた。阿武隈川や白石川流域で伐採された木材が、木曳堀を経由して仙台の城下郊外まで運搬(木材流送)されたのだろうと推測されている[8][9]。明治時代に、木曳堀を含めて仙台湾沿岸の運河整備が行われ、貞山運河、東名運河、北上運河が完成し、阿武隈川はこれらの運河群を通じて、松島湾塩竈や、鳴瀬川北上川と結ばれることになった[10]。1960年代後半、仙台港の建設のために貞山運河の一部が埋め立てられたため、現在、阿武隈川から貞山運河で通じているのは七北田川河口部までである[11]

阿武隈川水系の主要河川

下流より記載

宮城県
福島県

阿武隈川水系の河川施設

阿武隈水系においては、支流における河川施設が多く、阿武隈川が流れる福島県中通り地方の年平均降水量は1,500mm(奥羽山脈側)-1,100mm(阿武隈川流域・盆地部)-1,300mm(阿武隈高地側)と少ないため、その多くは灌漑上水道用のダムである。

河川施設一覧

一次
支川
(本川)
二次
支川
三次
支川
ダム名堤高
(m)
総貯水
容量
(千m3)
型式事業者備考
[位置]
谷津田川赤坂ダム18.3906アース福島県[1]
堀川堀川ダム57.05,500ロックフィル福島県[2]
鳥首川西郷ダム32.53,299アース東北農政局[3]
泉川泉川ダム17.5434アース土地改良区[4]
釈迦堂川龍生ダム32.5939重力式福島県[5]
江花川藤沼ダム17.51.504アース土地改良区[6]
黄金川犬神ダム32.41,206アース福島県[7]
今出川今出ダム79.514,400重力式福島県計画中止
北須川千五沢ダム43.013,000アース福島県[8]
笹原川多田野川深田調整池55.58,690アース東北農政局[9]
上石川金沢調整池30.81,371重力式東北農政局[10]
逢瀬川下北沢ダム19.0454アース郡山市[11]
七瀬川三ツ森ダム28.8720アース福島県[12]
大滝根川三春ダム65.042,800重力式国土交通省[13]
大平川高柴調整池24.3115アース東北農政局[14]
山ノ入川山の入ダム29.51,266アース福島県[15]
原瀬川岳ダム60.01,100重力式福島県[16]
八反田川大笹生ダム27.2913アース福島県[17]
産ヶ沢川藤倉ダム36.905重力式福島県[18]
摺上川摺上川ダム105.0153,000ロックフィル国土交通省[19]
白石川七ヶ宿ダム90.0109,000ロックフィル国土交通省[20]
白石川川原子ダム20.02,333アース宮城県[21]
荒川村田ダム36.71,660アース宮城県[22]
笠島川山梨(上)ダム16.017アース角田市[23]
阿武隈川蓬莱ダム21.53,803重力式東北電力[24]
阿武隈川信夫ダム21.51,872重力式東北電力[25]
阿武隈川阿武隈大堰可動堰国土交通省[26]

用水路・導水路

用水路名所在地管理者
安積疏水福島県土地改良区
西根堰福島県
東根堰福島県
貞山運河宮城県

発電所一覧

  • 発電所名をクリックすると発電所位置の地図が表示されます。
発電所名河川名ダム式
/水路式
運用開始年最大出力
(kW)
有効落差
/水量
所在地事業者備考
真船阿武隈川水路1927年(昭和2年)999福島県西白河郡西郷村東北電力[27]
前田川阿武隈川水路1906年(明治39年)125福島県須賀川市東北電力
移川移川水路1921年(大正10年)330福島県田村郡三春町東北電力[28]
青石移川水路1919年(大正8年)200福島県田村郡三春町東北電力[29]
三春ダム
管理用右岸
大滝根川ダム1998年(平成10年)(1,020)(43.9m)福島県田村郡三春町東北地方整備局[30][31]
三春ダム
管理用左岸
大滝根川水路1998年(平成10年)福島県田村郡三春町東北地方整備局
沼上五百川水路1899年(明治32年)2,10037.4m
/5.6m3/s
福島県郡山市東京電力水源猪苗代湖
竹ノ内五百川水路1919年(大正8年)3,70068m
/7.2m3/s
福島県郡山市東京電力水源猪苗代湖
丸守五百川水路1921年(大正10年)5,90087.4m
/8.2m3/s
福島県郡山市東京電力水源猪苗代湖
安積疏水
管理用
多田野川水路2004年(平成16年)2,23089.8m
/3.2m3/s
福島県郡山市土地改良区水源猪苗代湖
仏台口太川水路1915年(大正4年)150福島県二本松市東北電力
沢上口太川水路1908年(明治41年)340福島県二本松市東北電力
小瀬川移川水路1921年(大正10年)1,100福島県二本松市東北電力
土湯塩ノ川水路1931年(昭和6年)1,190福島県福島市東北電力
荒川荒川水路1939年(昭和14年)3,100福島県福島市東北電力
庭坂天戸川水路2001年(平成13年)1,500111.2m
/1.6m3/s
福島県福島市東北電力[32]
大笹生松川水路1991年(平成3年)11,400215m福島県福島市東北電力
摺上川摺上川ダム2007年(平成19年)3,00082.3m
/4.5m3/s
福島県福島市東北電力
滝野摺上川水路1910年(明治43年)900福島県福島市東北電力
穴原摺上川水路1912年(大正元年)1,850福島県福島市東北電力
蓬莱阿武隈川ダム+水路1938年(昭和13年)38,50077.6m福島県福島市東北電力
信夫阿武隈川ダム+水路1939年(昭和14年)5,950福島県福島市東北電力
横川横川水路1,800宮城県刈田郡七ヶ宿町東北電力
横川水路2,100宮城県刈田郡七ヶ宿町東北電力
遠刈田松川水路5,500宮城県刈田郡蔵王町東北電力
曲竹松川水路2,500宮城県刈田郡蔵王町東北電力
七ヶ宿ダム
管理用
白石川ダム1992年(平成4年)3,60054.5m
/8.4m3/s
宮城県白石市東北地方整備局[33]

[34]

刈田白石川水路宮城県白石市東北電力
白石白石川水路1910年(明治43年)750宮城県白石市東北電力
蔵本白石川水路3,100宮城県白石市東北電力

阿武隈川のダム画像

阿武隈川の水力発電所画像

橋梁

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 国土交通大臣一級河川として指定した区間は、左岸が福島県西白河郡西郷村大字鶴生江森山3番地先、右岸が福島県西白河郡西郷村大字真船字寺下3番のイ地先から河口まである。そのうち、福島県の管理区間は、岩瀬郡鏡石町と西白河郡矢吹町境から左岸が須賀川市大字前田川字滝下、右岸が石川郡玉川村大字滝崎までで、国の管理区間は、須賀川市前田川字深田22番の1地先の国道橋から宮城県河口までである。
  2. ^ 阿武隈川の歴史”. www.thr.mlit.go.jp. 2019年9月5日閲覧。
  3. ^ 第2章 阿武隈川の素顔”. 阿武隈川サミット実行委員会. 2019年9月5日閲覧。
  4. ^ 「阿武隈川の治水事業 再始動 住宅立地見直しも」日本経済新聞』電子版(2020年1月23日)2020年5月9日閲覧
  5. ^ カゲロウが大発生する模様は、1985年8月29日に『NHK特集』で「カゲロウ大発生 〜'85秋・阿武隈川異変〜」と題して放送された。
  6. ^ 亘理町『亘理町史』p283
  7. ^ 岩沼市『岩沼市史』p723
  8. ^ 『仙台市史』通史編3(近世1)328-330頁。
  9. ^ 『岩沼市史』717頁。
  10. ^ 『仙台市史』通史編6(近代1)104頁。
  11. ^ 『仙台市史』特別編9(地域史)197頁。
  12. ^ 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

参考文献

  • 岩沼市史編纂委員会『岩沼市史』岩沼市、1984年。
  • 仙台市史編さん委員会『仙台市史』通史編3(近世1)仙台市、2001年。
  • 仙台市史編さん委員会『仙台市史』特別編9(地域史)仙台市、2014年。

関連項目

外部リンク


 

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