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⛺|東京五輪 アフガン選手団が福岡入り 大牟田市で22日まで事前キャンプ PCR検査で4人全員陰性


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東京五輪 アフガン選手団が福岡入り 大牟田市で22日まで事前キャンプ PCR検査で4人全員陰性

 
内容をざっくり書くと
大牟田市によりますと、4人は入国の際のPCR検査で全員陰性が確認されているということです。
 

東京オリンピックに向け福岡県大牟田市で事前キャンプを行うアフガニスタンの陸上競技の選手団が、キャンプ… →このまま続きを読む

 テレビ西日本

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ポリメラーゼ連鎖反応

ポリメラーゼ連鎖反応(ポリメラーゼれんさはんのう、英語: polymerase chain reaction)とは、DNAサンプルの特定領域を数百万〜数十億倍に増幅させる反応または技術。英語表記の頭文字を取ってPCR法、あるいは単純にPCRと呼ばれ、「ポリメラーゼ・チェーン・リアクション」と英語読みされる場合もある。

DNAポリメラーゼと呼ばれる酵素の働きを利用して、一連の温度変化のサイクルを経て任意の遺伝子領域やゲノム領域のコピーを指数関数的(ねずみ算的、連鎖的)に増幅することで、少量のDNAサンプルからその詳細を研究するに十分な量にまで増幅することが目的である[1][2][3]医療分子生物学法医学などの分野で広く使用されている有用な技術であり、1983年にキャリー・マリス(Kary Mullis)によって発明され[4][5]ノーベル賞を受賞した。

PCR法が確立したことにより、DNA配列や配列決定、遺伝子変異誘導といった実験が可能になり、分子遺伝学生理学分類学などの研究分野で活用されている他、古代DNAサンプルの解析、法医学親子鑑定などで利用されるDNA型鑑定、感染性病原体の特定や感染症診断に関わる技術開発(核酸増幅検査)、などが飛躍的に進んだ。また、PCR法から逆転写ポリメラーゼ連鎖反応リアルタイムPCRDNAシークエンシング等の技術が派生して開発されている。そのため今日では、PCR法は生物学医学をはじめとする幅広い分野における遺伝子解析の基礎となっている[6][7]

原理

PCR法は、試薬を混交したDNA溶液の温度を上げて下げる、という一連の熱サイクルによって動作する。このDNAサンプルの加熱と冷却の繰り返しサイクルの中で、二本鎖DNAの乖離、プライマーの結合、酵素反応によるDNA合成、という3つの反応が進み、最終的に特定領域のDNA断片が大量に複製される。

PCR法では、増幅対象(テンプレート)のDNAサンプルの他に、大量のプライマー(標的DNA領域に相補的な配列を持つ短い一本鎖DNA(オリゴヌクレオチド))とDNAの構成要素である遊離ヌクレオチド、そしてポリメラーゼの一種であるDNA合成酵素DNAポリメラーゼ)という3つの試薬を使用する。

  1. 最初のステップでは、DNA二重らせんの2本鎖DNAを高温下で変性させ、1本鎖DNAに物理的に分離する。変性が起こる温度は、DNAの塩基構成および長さ(塩基数)によって異なり、一般に長いDNAほど温度を高くする必要がある。
  2. 次に、この1本鎖DNAを含む溶液を冷却して、プライマーを一本鎖DNAの相補配列部位に結合させることで、部分的に2本鎖を作らせる(アニーリング)。冷却が急速であると、長いDNA同士では再結合して2本鎖になることは難しいが、短いDNA断片(オリゴヌクレオチド)は容易に結合できることを利用している。この結果、対象とする長い1本鎖DNAの一部にプライマーが結合したものができる。プライマーをDNAよりも圧倒的に多い状況にしておくことで、DNAとプライマーが結合する傾向はDNAとDNAが結合する傾向よりも、さらに優越的になる。
  3. 次に、溶液を若干加熱して、この2本鎖DNA部位をテンプレートとしてDNAポリメラーゼを働かせることで、プライマーが結合した部分を起点として、遊離ヌクレオチドを利用して1本鎖部分と相補的なDNAが酵素的に合成される。DNAが合成された後、再び高温にして最初のステップに戻り、このサイクルを最初のDNA変性から繰り返すことにより増幅をすすめる。PCR反応が進むことで、生成されたDNA自体が複製のテンプレートとして使用され、元のDNAテンプレートが指数関数的に増幅される連鎖反応が進む。

以上のようにPCR法は、DNA鎖長による変性とアニーリングの進行速度の違いを利用して、反応溶液の温度の上下を繰り返すだけでDNA合成を繰り返し、任意のDNAの部分領域を増幅する技術である。

使用するDNAポリメラーゼが熱に弱い場合、変性ステップの高温下でDNAとともにポリメラーゼも変性してしまい、失活してしまう。そのためPCR法の開発当初は、DNA変性時の毎回にDNAポリメラーゼを酵素として追加しており、手間と費用がかかっていた[8]。現在では、サーマスアクアティカスという好熱菌由来の熱安定性DNAポリメラーゼであるTaqポリメラーゼなどを用いることで、途中で酵素の追加をせずに反応を連続して進めることができる。

手順

準備

増幅対象のDNA領域の両端の塩基配列を決定し、対応するプライマーを人為合成する。このときプライマーは、増幅予定の2本鎖DNAの両鎖それぞれの3'側に結合する相補配列であり、通常20塩基程度である。多くの場合、実験室でカスタムメイドされるか、商業的な生化学サプライヤーから購入可能である。

反応液調製

増幅対象DNA、プライマー、DNAポリメラーゼおよびDNA合成の素材(基質)であるデオキシヌクレオチド三リン酸(dNTP)、そして酵素が働く至適塩濃度環境をつくるためのバッファー溶液を混合し、PCR装置(サーマルサイクラー)にセットする。流通しているPCR試薬キットに付属するバッファー溶液には二価カチオンが含まれていることが多い[9]通常はマグネシウムイオン (Mg2+)であるが、PCR媒介DNA突然変異誘発が高いマンガンイオン(Mn2+)を使用することで、あえてDNA合成の間のエラー率を増加させることも可能である[10]。Taq DNAポリメラーゼの場合、一価カチオンとしてカリウムイオン(K+)が入れられることもある[11]。また場合によっては硫酸アンモニウムを加えることもある。アンモニウムイオン(NH4+)は特にミスマッチなプライマーとテンプレート塩基対間の弱い水素結合を不安定化する効果があり、特異性を高めることができる[11]

PCRサイクル

  1. 反応液を94°C程度に加熱し、30秒から1分間温度を保ち、2本鎖DNAを1本鎖に分かれさせる(図①)。
  2. 60°C程度(プライマーによって若干異なる)にまで急速冷却し、その1本鎖DNAとプライマーをアニーリングさせる(図②)。
  3. プライマーの分離がおきずDNAポリメラーゼの活性に至適な温度帯まで、再び加熱する。実験目的により、その温度は60–72°C程度に設定される。DNAが合成されるのに必要な時間、増幅する長さによるが通常1〜2分、この温度を保つ(図③)。
  4. ここまでが1つのサイクルで、以後、①から③までの手順を繰り返していく事で特定のDNA断片を増幅させる。

PCR処理をn回のサイクルを行うと、1つの2本鎖DNAから目的部分を2n-2n倍に増幅する。ただし、通常は最高で35サイクル程度行なう事から、近似的には2nの項は無視できる大きさになる。サイクル数をさらに増やすと、時間経過によりDNAポリメラーゼが活性を失い、またdNTPやプライマーなどの試薬が消費し尽くされるため、反応が制限されて最終的には一連の反応は停止する。

留意点

この反応の成否は、増幅対象DNAとプライマーの塩基配列、サイクル中の各設定温度・時間などに依存する。それらが不適切な場合、無関係なDNA配列を増幅したり、増幅が見られないことがある。また、合成過程において変異が起こる可能性も少なからずあるため、使用目的によっては生成物の塩基配列のチェックが必要である。

PCRの応用

DNAの増幅と定量

PCRはターゲットのDNAの領域を劇的に増幅する技術であり、非常に少量のDNAサンプルであっても、PCRを経ることで分析を可能になる場合がある。このことは、証拠として極微量のDNAしか入手できない法医学などの分野においては、特に重要である。あるいは、例えば数万年前の古代のDNAの分析などにもPCRは威力を発揮する[12]

定量PCR(リアルタイムPCR、あるいは単純にqPCRとも呼ばれる。RT-PCRとは異なることに注意)の技術確立により、サンプル中に存在する特定のDNA配列の量も推定することができる[13]。これは、遺伝子発現レベルを定量的に決定する用途などで利用されている。定量的PCRでは、PCRサイクルのプロセスを実行中に、PCRサイクルの中で増幅されてゆくPCR産物の濃度をリアルタイムで測定していくことで、元々存在したターゲットのDNA領域の存在量を定量化することができる。大きく2つの手法があり、一つは二本鎖の間に非特異的に保持される蛍光色素を使用する方法、もう一つは予め蛍光標識が付加され特定の配列をコードしたプローブを利用した方法である。後者の方法では、プローブとその相補DNAのハイブリダイゼーションが行われることで初めて蛍光を検出することができる。

リアルタイムPCRと逆転写反応を組み合わせたRT-qPCR(逆転写ポリメラーゼ連鎖反応)と呼ばれる手法では、DNAではなくRNAの定量を可能にしている。この技術では、まず最初にmRNAをcDNAに変換し、そのcDNAをqPCRによって定量化する。この手法は、がんなどの遺伝病に関連する遺伝子の検出や発現量測定に多く利用されている[14]

生物学研究への応用

PCRは分子生物学遺伝学をはじめとする、様々な研究分野に応用されている。

  • PCRを用いてゲノム中の特定のDNA領域を選択的に増幅し分離することができる。このようなPCRの利用は、サザンブロッティングノーザンブロッティングといったハイブリダイゼーション用プローブの生成や、特定のDNA領域に由来した大量のDNA断片を必要とするDNAクローニングなどで広く行われている。
  • PCRはDNAシーケンスを行う上でもしばしば重要である。様々なPCRにより、例えば完全に未知のゲノムから解析対象の遺伝子配列やDNA領域を抽出して増幅したりできる。
  • PCRは、DNAクローニングなどの古典的な実験プロセスで多く活用されている。例えば大きなゲノムから、特定のゲノム領域をベクターに挿入する際などに利用される。また、すでにベクターに挿入されているDNA断片を分析したり増幅するために利用することもできる。PCRプロトコルを一部変更することで、挿入断片の突然変異を人為的に誘発することもできる。
  • 古代DNAを対象とした研究にも、PCRはよく活用される。このような古代DNAは大部分が紫外線や加水分解により分解されており、極微量の二本鎖DNAしか存在しない場合が多いため、PCRで増幅をかけることではじめて解析を行うことが可能になる。実際にPCRを用いた研究例としては、ネアンデルタール人の骨、4万年前のマンモスの凍結組織、エジプトミイラの脳などがあり、他にはロシア皇帝やイギリス王リチャード3世の同定などが行われている[12]。場合によっては、かなりの程度分解されてしまったDNAサンプルであっても、PCR増幅をかけることである程度元のDNA配列を復元することができる可能性がある。
  • 遺伝子発現のパターンの研究にもPCRが利用される。体組織や個々の細胞をさまざまな時系列段階で分析して、どの遺伝子が活性化/非活性化したのかを調べることができるほか、定量PCRを使用して実際の発現レベルを詳細に定量化することもできる。
  • PCRは遺伝的連鎖の研究にも利用されている。例えば、個々の精子からいくつかの遺伝子座を同時に増幅し、減数分裂後の染色体クロスオーバーを調べた研究が報告されている[15]。この研究では、数千の精子を分析することで、非常に近い遺伝子座間のまれなクロスオーバーイベントが直接観察されている。同様に、異常な欠失、挿入、転座、または反転を分析することができる。
  • PCRを使用して、任意の遺伝子やゲノム領域の部位特異的な突然変異を誘発することができる。これらの変異体を調べることで、例えばタンパク質の機能を解明したり、あるいはタンパク質の機能を変更または改善する研究を進めることができる。

出生前診断

PCRは、子供が生まれる前に特定の遺伝の保因者であるかどうか、あるいは実際に病気に冒されているかどうかをテストする、いわゆる出生前診断に利用することができる[16]出生前検査用のDNAサンプルは、羊水穿刺による絨毛膜絨毛サンプリング、あるいは母親の血流中を循環するごく少量の胎児細胞の分析によって取得できる。PCR分析は着床前診断も不可欠であり、発生中の胚の個々の細胞の突然変異をテストできる。

臓器移植の組織タイピング

PCRは、臓器移植に不可欠な組織タイピングの高感度な試験としても使用できる。血液型に対する従来の抗体ベースのテストをPCRベースのテストに置き換える提案も、2008年にされている[17]

がんの遺伝子分析

がんの多くの形態は、がん発生に関連する各種遺伝子(がん遺伝子)の配列変化を伴うが、PCR技術を活用してこの突然変異を分析することで、治療方針を患者に合わせて個別にカスタマイズできる可能性がある。またPCRは、白血病リンパ腫などの悪性疾患の早期診断を可能にする。がん研究分野で開発が進められており、現在ではすでにPCRは日常的に使用されている。ゲノムDNAサンプルを直接PCRでアッセイすることで、転座特異的悪性細胞を他の方法よりも少なくとも10,000倍高い感度で検出できることが報告されている[18]。PCRはまた、腫瘍抑制因子の分離と増幅も可能にする。たとえば、定量PCRを使用して単一細胞を定量し、DNAやmRNA、タンパク質の存在量と組み合わせを解析することが可能である[19]

感染症の診断

PCRは、細菌やウイルスによって引き起こされる感染症の、高感度で迅速な診断に役立っている[20]。PCRでは、マイコバクテリア嫌気性細菌、または組織培養アッセイや動物モデルからのウイルスなど、培養できない微生物や成長の遅い微生物の迅速な同定も可能である。またPCR診断は、感染性病原体の検出のみならず、その細菌が特定の遺伝子を持っているかどうかを判断することで、非病原性株か病原性株かを区別できる[20][21]。一方で、様々な欠点も報告されている(後述)。

  • ヒト免疫不全ウイルスHIV)は、発見して根絶するのが難しい標的である。初期の感染診断は、血流中を循環するウイルス抗体の存在に依存していたが、抗体は感染後何週間も経ってからでないと現れず、母体の抗体は新生児の感染を隠してしまい、またHIV治療薬による治療では抗体量が変化しないという問題があった。そこで、50,000以上の細胞DNAサンプル中からわずか1つのウイルスゲノムを検出できる高感度PCRの手法が開発された[22]。この方法により、感染症の早期検出や献血された血液のウイルス検査、新生児の迅速な感染検査か可能になり、また抗ウイルス治療の効果を定量化できるようになった。
  • 結核ようないくつかの病気を引き起こす微生物は、患者からのサンプリングが難しく、また実験室で成長するのが遅いことが知られており、培養ベースの診断では多くの手間暇がかかっていた。PCRによるテストにより、サンプル中から疾患原因微生物を検出できるほか、遺伝子分析から抗生物質耐性の有無等も検出でき、効果的な治療方針の設定や治療効果の評価に繋がる可能性がある。
  • 家畜または野生動物の集団を介した疾患生物の拡散や新しい毒性を持つサブタイプの出現は、PCRテストによって監視できる。
  • ウイルスのDNAの標的配列に特異的なプライマーを使用することで、ウイルスDNAをPCRで検出することができるほか、DNAシーケンスにも使用できる。PCRの感度が高いため、感染直後および病気の発症前であってもウイルス検出が可能な場合がある[23]。早期発見により、医師に治療の重要なリードタイムを与える可能性がある。患者の内部に含まれるウイルス量は、PCRベースのDNA定量技術によっても定量化できる。
  • 百日咳は百日咳菌と呼ばれる細菌によって引き起こされる。この細菌は、さまざまな動物や人間に影響を与える深刻な急性呼吸器感染症を特徴としており、多くの幼い子供の死をもたらしている。百日咳毒素は、2つの二量体によって細胞受容体に結合し、細胞免疫に役割を果たすTリンパ球などと反応する、タンパク質毒素である[24]。PCRにより百日咳毒素遺伝子内にある配列を検出できるため、培養法と比較して非常に効率的に百日咳の診断が可能である[25]

法医学への応用

PCRベースのDNA型鑑定(フィンガープリンティング)は、法医学分野で広く応用されている。

  • DNA型鑑定は、世界中の全人口から一人を一意に区別することができる技術である。この技術を応用し、微量のDNAサンプルを犯罪現場から採取して分析し、囚人のから比較することで、容疑者を特定できる場合がある。より簡易な利用方法としては、犯罪捜査中に容疑者を迅速に除外するために利用される。あるいはまた、数十年前もの前の犯罪証拠品をテストすることで、有罪判決を受けた人々の犯行を確認したり、あるいは免罪することにも繋がる。
  • 法医学におけるDNAタイピング(フォレンジックDNAタイピング)は、犯罪現場で発見された証拠の分析から犯罪容疑者を特定または除外する効果的な方法である。ヒトゲノムには、遺伝子配列内またはゲノムの非コード領域に見られる多くの反復領域がある。具体的には、ヒトDNAの最大40%が反復的であることが知られている[26]。ゲノム内のこれらの反復非コード領域には2種類あり、一つは可変長タンデムリピート(VNTR)と呼ばれ、10〜100塩基対の長さである一方で、他方はショートタンデムリピート(STR)と呼ばれ、2〜10塩基対の繰り返しセクションで構成されます。そして、各反復領域に隣接するプライマーを使用してPCR増幅をかけることができる。各個人から取得したいくつかのSTRのフラグメントのサイズの分布を調べると、統計的に高い確率で、各個人を一意に特定することができる[26]。さらに、ヒトゲノムの完全配列はすでに決定されており、この配列情報はNCBI Webサイトから簡単にアクセスできるため、様々な応用がなされている。たとえばFBIでは識別に使用するDNAマーカーサイトのセットを編集しており、これらは結合DNAインデックスシステム(CODIS)DNAデータベースと呼ばれている[26]。このデータベースを使用すると、DNAサンプルが一致する確率を統計的に決定できる。分析に使用するターゲットDNAの量が非常に少なくて済むため、PCRはフォレンジックDNAタイピングに使用する非常に強力で重要な分析ツールである。たとえば、毛包が付着した人間の髪には、1本もあれば分析を行うのに十分なDNAが含まれている。同様に、数個の精子、指の爪の下からの皮膚サンプル、または少量の血液は、決定的な分析に十分なDNAを提供できる[26]
  • 一方で逆に、識別力の低い形式によるDNAフィンガープリンティングは、親子鑑定に活用されている。この場合、身元不明の人間の遺体といった対象者は予想される近親者、すなわち親や兄弟、子供等のDNAと比較される。養子になった(誘拐された)子供の生物学的な両親を確認するためや、新生児の実際の生物学的父親の確認 (または除外)などにも利用される。
  • アメロゲニン遺伝子を対象としたPCRでは、法医学的な骨サンプルからリアルタイムで男女の性決定をする事ができる。これにより、古代標本や犯罪容疑者の性別を判別することができる[27]

PCRの技術的制約

PCRには原理と実際の作業は非常に簡単で、結果を迅速に得ることができ、また非常に感度が高い、といった多くの利点がある。定量PCR(qPCR、quantitative PCR)ではさらに、ターゲットとなったDNA領域の定量化もできる利点がある。一方で、PCRには様々な技術的制約や限界も知られている。

PCRの技術的な制限の1つに、選択的増幅を可能にするプライマーを生成するために、ターゲット領域の配列に関する事前情報が必要なことが挙げられる[28]。すなわち、PCR実施者は通常、プライマーとテンプレートが適切に結合するように、事前にターゲットとなるDNA領域の前後の配列情報を知っておく必要がある。そのため、配列情報が完全に未知のターゲットに対しては、PCRをかけることは原則的に不可能である。また、他のあらゆる酵素と同様であるが、DNAポリメラーゼ自体もDNA合成時にエラーを起こしやすく、生成されるPCR増幅物の配列に変異が生じることがある[29]。さらに、PCRはごく少量のDNAでも増幅できるため、誤って混入したDNAを元に増幅が起きてしまい、曖昧な結果や誤った結果が生じることがある。

このような問題を回避し、PCR条件を最適化するため、多くの手法と手順が開発されている[30][31]。例えば、サンプルが外来DNAの混入によって汚染されてしまう可能性を最小限に抑えるために、試薬の準備とPCR処理・分析、の各ステップで別々の部屋を利用することで、両者を空間的に分離することが有効である[32]。また、サンプルや試薬の操作には常に使い捨ての新品チューブ類やフィルター付きピペットチップを使用し、作業台や機器は徹底的に洗浄して常にきれいな空間で作業することが有効である[33]。PCR産物の収量を改善して偽産物の形成を回避する上でプライマー設計を見直すこと、バッファーやポリメラーゼ酵素の種類を検討することも、また重要である。バッファーシステムにホルムアミドなどの試薬を添加すると、PCRの特異性と収量が増加する場合がある[34]。プライマー設計を支援するための、理論的なPCR結果のコンピューターシミュレーション(Electronic PCR)も開発されている[35]

感染症診断におけるPCRの特徴

PCRは非常に強力で実用的な研究ツールであり、実際に多くの感染症において、病因の配列決定はPCRを用いて解明されている。この手法は、既知ウイルスや未知ウイルスの識別に役立ち、疾患自体の理解に大きく貢献している。手順をさらに簡素化でき、高感度の検出システムを開発できれば、PCRは今後臨床検査室の重要な位置を占めるようになると考えられている[36]。しかしながら、感染症診断におけるPCRの利用には、利点のみならず様々な欠点も指摘されている。

利点

  • ヒトゲノム(30億塩基対)のような長大なDNA分子を含む検体中から、特定のDNA断片(数百から数千塩基対)だけを選択的に増幅させることができる[1]
  • 極めて微量なDNA量で目的を達成できる。
  • 短時間で増幅反応を完了できる[2]。増幅に要する時間が2時間以下程度と短い。
  • 使用機器(PCR機)等は共通のまま、病原体ごとに特異的なプライマーを用いることで検査が可能である[2]
  • 病原体は死滅していても(感染力を失っていても)標的核酸が保存されていれば増幅でき、危険な病原体でも不活化してから検査することができる[2]
  • Nested PCR、リアルタイムPCRなどを利用することで感度を上げることができる[2]

欠点

  • 臓器や組織など生体材料を検体とする場合、採材部位や材料の前処理によって検出率が異なり、結果が陰性であっても生体における病原体の存在は必ずしも否定できない[2]
  • 核酸の増幅には反応阻害物の生成などによる反応効率の低下などの影響があるため限界があり、核酸が検出可能な量にまで増幅できなければ結果は陰性となるが、そのような場合には病原体の存在を否定できない[2]
  • 血液・糞便など生体材料の検査では検査材料中の阻害物質の影響を受けることがあるため精製作業が必要とされるが、それでも完全ではないとされている[2]。また、検査材料の保存状態や凍結融解の回数、核酸精製の方法・条件などが検査効率や検査結果に大きな影響を与えることがある[2]
  • 検査時の陽性対照からの汚染、以前の検査や実験に由来する汚染、試薬類への核酸の混入が誤った陽性を招く危険性がある(コンタミネーション)[2]

歴史と背景

Kjell Kleppeとハー・ゴビンド・コラナらは、プライマーと短いDNAテンプレートを使用して酵素アッセイをin vitroで行う手法を、1971年にJournal of Molecular Biology(分子生物学ジャーナル)に最初に発表した[37]。これはPCRの基本的な原理を説明したものであったが、当時あまり注目されておらず、ポリメラーゼ連鎖反応の発明は一般的に1983年のキャリー・マリスの功績によるものとみなされている[38]

1983年にマリスがPCRを開発したとき、彼はカリフォルニア州エメリービルで、最初のバイオテクノロジー企業の1つである社(Cetus Corporation)で働いていた。マリスは「ある夜、Pacific Coast Highwayを車でドライブ中に、PCRのアイデアを思いついた」と書いている[39]。彼は、DNAの変化(突然変異)を分析する新しい方法を考えていた時、当時すでに知られていたオリゴヌクレオチドとDNAポリメラーゼを用いたDNA合成反応を繰り返すことで核酸の部分領域を増幅することを思いついた[39]

マリスはこの方法を "polymerase-catalyzed chain reaction"(ポリメラーゼ触媒連鎖反応)と名付け、ネイチャーサイエンスなどの著名な科学雑誌に論文として投稿したが、掲載されなかった。一方、PCR法自体はシータス社の同僚の手により鎌状赤血球症という遺伝性疾患の迅速な診断手段に応用された。サイエンス誌に "Enzymatic amplification of beta-globin genomic sequences and restriction site analysis for diagnosis of sickle cell anemia"として報告され、オリジナル論文より前に世界の科学者の注目を集めることとなった[5]。1987年にようやく、マリスの論文は Methods in Enzymology 誌に"Specific synthesis of DNA in vitro via a polymerase-catalyzed chain reaction."として掲載された[40]。後にマリスはサイエンティフィック・アメリカンで、「PCRは、遺伝物質DNAの単一分子から始めて、午後には1,000億の類似した分子を生成できる。反応は簡単に実行できる。試験管、いくつかの簡単な試薬、および熱源を必要とするだけである」と記述している[41]。DNAフィンガープリンティングは1988年に父子鑑定に初めて使用された[42]

この成果を評価され、マリスはシータス社の同僚と共に、PCR技術を立証してから7年後の1993年にノーベル化学賞を受賞した[43]。また、1985年のR.K. SaikiおよびH.A. Erlichによる“Enzymatic Amplification of β-globin Genomic Sequences and Restriction Site Analysis for Diagnosis of Sickle Cell Anemia”(「鎌状赤血球貧血の診断のためのβグロビンゲノムシーケンスの酵素的増幅および制限部位分析」)の論文が、2017年の米国化学会の化学史部門の化学ブレイクスルー賞を受賞した[44][45]。しかしながら、マリスの研究に対する他の科学者の貢献や、彼がPCR原理の唯一の発明者であったかどうかに関しては、以下に記述するように、いくつかの論争が残っている。

PCRは当初、大腸菌のDNAポリメラーゼIをズブチリシン処理し、5'-3'エキソヌクレアーゼ活性を除去したクレノー断片を用いて反応を起こすものが大半であった。しかしながらこの酵素は、各複製サイクル後のDNA二重らせんの分離に必要な高温に耐えられず、DNAポリメラーゼが失活してしまうために、サーマルサイクルごとに手作業でこの酵素を加える必要があった[46]。そのため、DNA複製の初期手順は非常に非効率的で時間がかかり、プロセス全体で大量のDNAポリメラーゼと継続的な処理が必要であった。シータス社の研究グループは、この欠点を解決するために、50〜80°Cもの高温環境(温泉)に住んでいる好熱性細菌であるサーマス・アクアティクス(T. aquaticus)[47]から、耐熱性DNAポリメラーゼとしてTaqポリメラーゼを精製し、これを用いたPCRの手法を1976年にサイエンス誌に発表した[6]T. aquaticusから単離されたDNAポリメラーゼは、90 °C (194 °F)超える高温で安定であり、DNA変性後も活性を維持する[48]ため、各サイクル後に新しいDNAポリメラーゼを追加する必要がなくなる[49]。これにより、PCR反応の簡便化と自動化への道が開かれ、幅広く応用可能な手法として発展することになった。

このように、PCR法の応用、発展に関してはシータス社グループ(当初はマリスも含む)の果たした役割が大きいのである。

ただし最初にこの方法を着想し方向性を示したのはキャリー・マリスであるので、マリスがノーベル化学賞を1993年に受賞した。PCR技術はマリスが特許を取得し、1983年にマリスが技術を発明したときに働いていたシータス社に譲渡された。Taqポリメラーゼ酵素も特許で保護されている。デュポンが提起した不成功の訴訟を含む、この技術に関連するいくつかの有名な訴訟が存在した。スイスの製薬会社エフ・ホフマン・ラ・ロシュは、1992年に特許権を購入したが、現在その特許権は失効している[50]

PCRの種類・応用法

Conventional PCR
1組のプライマーで反応を25〜35サイクル繰り返す通常のPCR[2]
Real-time polymerase chain reaction(Real-Time PCR、リアルタイムPCR
核酸断片を発光させて専用の光学機器を使って検出することによってリアルタイムに増幅曲線を描く方法。定性ではなく定量が必要な時に用いる。[2]
Reverse transcription polymerase chain reaction(RT-PCR、逆転写ポリメラーゼ連鎖反応
逆転写酵素によりRNAをcDNAにしてからPCRを行う方法[2]
Nested polymerase chain reaction(Nested PCR)
PCRで増幅したPCR産物を改めて次の反応のテンプレートにして、別のプライマーペアを用いてもう一度PCRを繰り返す方法[2]
Multiplex polymerase chain reaction(Multiplex PCR、マルチプレックスPCR
複数の標的核酸(DNA)のそれぞれのPCR反応を1本の反応チューブ内で同時に行う方法[2]
Amplified fragment length polymorphism(AFLP)
標的核酸(DNA)を含むゲノムDNA等を制限酵素で切断し、その切断末端に短い2本鎖DNA(アダプター)を結合させ、その相補的なプライマーを用いてPCRを行う方法[2]
Loop-Mediated Isothermal Amplification(LAMP法
従来のPCRとはまったく異なる原理に基づく方法[2][51]

参考文献

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関連項目

外部リンク

大牟田市

大牟田市(おおむたし)は、福岡県の最南端にあるである。

概要

九州中部に位置し、西は有明海に面している。みやま市高田町(旧三池郡高田町)や熊本県荒尾市玉名郡南関町、同郡長洲町を含む独立した都市圏大牟田都市圏)を形成している。

保健所政令市保健所法施行令による指定:三号市)・廃棄物処理法施行令指定都市(名指し指定)の一つでもあったが、保健所は2020年(令和2年)3月31日限りで廃止され、保健所の設置主体や産業廃棄物の許可等の業務についての実施主体が福岡県へと変更された[1][2]

かつては三井三池炭鉱の石炭資源を背景とした石炭化学工業で栄え、1959年(昭和34年)には最大人口208,887人を誇ったが、エネルギー革命などにより石炭化学工業は衰退。同炭鉱が1997年(平成9年)3月に閉山してからは、廃棄物固形燃料(RDF)発電施設を中心とした環境リサイクル産業などの新興産業(エコタウン)や、立地条件を生かした大牟田テクノパーク(工業団地)への企業誘致などに力を入れている。

現在の市の公式キャッチフレーズは『やさしさとエネルギーあふれるまち・おおむた』。以前は『九州をつなぐ多機能都市・おおむた』であった。

2007年(平成19年)フォーブス誌「世界の最もきれいな都市トップ25位」に選定された。ちなみに1位はカルガリーで、アジアでは大牟田を含む日本の3都市(勝山9位、神戸25位)が選ばれている。また、2008年に「クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)」が数値化された「クオリティ・オブ・リビング」の分野において、世界218都市中第69位となっている。

毎年7月下旬に行われるおおむた『大蛇山』まつりには、毎年40万人ほどが訪れるという。

2015年(平成27年)7月に三池炭鉱宮原坑・専用鉄道敷跡、三池港明治日本の産業革命遺産として世界遺産に登録された。

荒尾市(熊本県)との関係

南隣にある荒尾市とは、ともに「三池炭鉱の街」として栄えてきたこともあり、現在でも経済的な繋がりが大変強い。県境を跨いで市街地が連続(連坦)し、一体化した人口集中地区(DID)を形成している。自市以外への市町村別通勤・通学人口では、大牟田市は荒尾市へ、荒尾市は大牟田市へが最も多いほか、自市以外からの市町村別通勤・通学人口においても、大牟田市は荒尾市から、荒尾市は大牟田市からが最も多い。また、荒尾市と共同でゴミ処理を行っていたり、水道局の井戸・配水施設が荒尾市内にあったりするなど、自治体間の関係も深い。このような背景から、越境合併を望む声も少なくない。

大牟田市内には荒尾市の飛地が3箇所存在するが、これはいずれも江戸時代に当時の三池藩肥後藩から灌漑用水を融通された見返りに土地を提供したものである。

なお、最寄りの高速道路のインターチェンジ玉名郡南関町にあるほか(九州自動車道南関インターチェンジ)、水道水を菊池川などから引いていたり、警察の交通取締りを福岡熊本の両県警が共同実施していたりするなど、荒尾市以外の熊本県北部との結びつきもある。また熊本日日新聞の販売担当地域にも含まれている[3]

地理

福岡県の最南端に位置し、南と東を熊本県に接している。福岡市より約65km南、熊本市より約45km北西、佐賀市より約35km南東に位置している。

有明海に面している市西部には干拓地埋立地が広がっている。なお、有明海を隔てて島原半島と向い合っており、晴れた日には雲仙岳の姿を見ることもできる。一方、市東部は三池山(388m)・上徳(うわとこ)山(258m)・大間(だいま)山(225m)などの小高い山が連なり、また市北部に稲荷山(181m)・甘木山(123m)、さらに市南東部には高取山(131m)といった丘陵地が点在している。

市内を流れる一級河川は存在しないが、二級河川諏訪川・大牟田川・堂面川・隈川の4本があり、堂面川の支流として白銀川・長溝川・手鎌野間川などがある。

人口

Population distribution of Omuta, Fukuoka, Japan.svg
大牟田市と全国の年齢別人口分布(2005年)大牟田市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 大牟田市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

大牟田市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


全国の人口10万以上の市の中で人口減少率・高齢化率が高い。2010年(平成22年)4月1日に過疎地域に指定された[注釈 1]

隣接する自治体

町丁名

大牟田市の町・字」参照。

歴史

行政

市庁舎

現在の市庁舎は二代目で、本館は1936年3月に落成した。戦時中の空襲にも耐え、屋上には高射砲の台座や防空監視哨、中庭には防火用水の水槽が現存する。屋内は逐次改装されているが、大理石製の階段や廊下、マントルピースが竣工時のまま残る[9]。2005年(平成17年)には、「大牟田市役所本庁舎旧館」の名で国の登録有形文化財となった[10]

本館は築80年以上が経過しており老朽化が著しく、耐震基準を満たしていない上に手狭でバリアフリーに問題があることに加え、市庁舎が分散して立地していること、駐車場が不足していることが市民の不満になっており[11]、大牟田市は市民アンケートを実施し[12]、また整備検討委員会を開催して[13]2019年2月、現在地で市庁舎を建て替える基本方針案を作成した[14]。しかし、登録有形文化財になった官公庁の建物で、かつ鉄筋コンクリート製の建物が解体された例は稀であることから、市民の間に反対論があり[15]、市議会も市当局の説明不足を指摘して、解体のための関連予算を否決した。さらに、市長が入れ替わったことから2020年2月に再び市民アンケートが行われ[16]、解体と保存の意見が拮抗[17]、 4月の段階で解体の白紙撤回と整備計画を再検討することが明らかとなった[18]

市長

  • 関好孝(2019年12月3日就任、1期目)
歴代市長[19]
氏名就任年月日退任年月日備考
1巌谷忠順1917年7月3日1921年7月2日
2岩井敬太郎1922年3月23日1926年3月
31926年4月1929年8月10日
4奥村長作1929年11月23日1933年11月22日
5前田慎吾1934年5月4日1937年12月4日
6-7田中修1938年1月23日1946年1月22日
8荒木万寿夫1946年1月31日1947年4月2日
91947年4月7日1947年4月18日衆院選出馬のため辞職
10田中忠蔵1947年6月4日1951年3月29日
111951年4月26日1955年4月3日
12細谷治嘉1955年5月2日1959年4月29日
131959年5月2日1963年4月29日
14円仏末吉1963年5月2日1967年4月29日
15田中忠蔵1967年4月30日1971年4月29日
16山田亀一1971年4月30日1975年4月29日
17古賀治1975年4月30日1979年4月29日
18-19黒田穣一1979年4月30日1986年12月16日受託収賄の容疑で逮捕されたことにより辞職
20-22塩塚公一1987年2月1日1995年11月1日衆院選出馬のため辞職
23-24栗原孝1995年12月4日2003年12月2日
25-27古賀道雄2003年12月3日2015年12月2日
28中尾昌弘2015年12月3日2019年12月2日
29関好孝2019年12月3日現職

消防

警察

地区公民館

  • 中央地区公民館
  • 三川地区公民館
  • 勝立地区公民館
  • 吉野地区公民館
  • 三池地区公民館
  • 手鎌地区公民館
  • 駛馬地区公民館

議会

市議会

  • 定数:24人
  • 任期:2019年5月2日 - 2023年5月1日

県議会

  • 大牟田市選挙区
  • 定数:2名
  • 任期:2019年(令和元年)4月30日~2023年(令和5年)4月29日
議員名会派名備考
大橋克己民主県政県議団所属党派は無所属
永川俊彦緑友会所属党派は無所属

衆議院

選挙区議員名党派名当選回数備考
福岡県第7区(大牟田市、柳川市八女市筑後市みやま市八女郡藤丸敏自由民主党3選挙区

姉妹都市・友好都市

海外

地域

教育

大学

私立
  • 帝京大学福岡キャンパス : 福岡医療技術学部(看護学科・診療放射線学科・理学療法学科・作業療法学科・医療技術学科救急救命士コース・医療技術学科臨床工学コース)
    • 2014年に新勝立町より岬町のネイブルランド跡地にキャンパスを移転、従来の理学療法学科・作業療法学科に加え看護学科・診療放射線学科を新設
    • 新勝立町の旧キャンパスにも一部機能が残されている

高等専門学校

国立

高等学校

公立
私立

中学校

公立

大牟田市立の全中学校がユネスコ・スクールとして持続可能な開発のための教育(ESD)に取り組んでいる[20]

  • 大牟田市立宅峰中学校
  • 大牟田市立宮原中学校
  • 大牟田市立松原中学校
  • 大牟田市立白光中学校
廃校

いずれも公立。()は合併後の中学校

  • 大牟田市立船津中学校(宅峰)
  • 大牟田市立右京中学校(宅峰)
  • 大牟田市立延命中学校(宅峰)
  • 大牟田市立米生中学校(宮原)
  • 大牟田市立勝立中学校(宮原)
私立

小学校

大牟田市立の全小学校がユネスコ・スクールとして持続可能な開発のための教育(ESD)に取り組んでいる[20]。廃校も含め、すべて公立である。

  • 大牟田市立みなと小学校
  • 大牟田市立天領小学校
  • 大牟田市立駛馬小学校
  • 大牟田市立天の原小学校
  • 大牟田市立玉川小学校
  • 大牟田市立大牟田中央小学校
  • 大牟田市立大正小学校
  • 大牟田市立中友小学校
  • 大牟田市立明治小学校
  • 大牟田市立白川小学校
廃校

()は合併後の小学校

  • 大牟田市立三里小学校(みなと)
  • 大牟田市立三川小学校(みなと)
  • 大牟田市立川尻小学校(天領)
  • 大牟田市立諏訪小学校(天領)
  • 大牟田市立笹原小学校(天の原)
  • 大牟田市立天道小学校(天の原)
  • 大牟田市立大牟田小学校(大牟田中央)
  • 大牟田市立上官小学校(大牟田中央)
  • 大牟田市立不知火小学校(大牟田)
  • 大牟田市立笹林小学校(大牟田)
  • 大牟田市立駛馬北小学校 (駛馬)
  • 大牟田市立駛馬南小学校 (駛馬)

特別支援学校

各種学校

  • 大牟田医師会看護専門学校
  • 大牟田中央自動車学校
  • 福岡県立大牟田高等技術専門校

郵便局

  • 大牟田郵便局(〒836・〒837で始まる地域を管轄[注釈 4]
    • 大牟田白金郵便局
    • 大牟田大正郵便局
    • 大牟田旭町郵便局
    • 大牟田臼井郵便局
    • 大牟田藤田町郵便局
    • 大牟田三里郵便局
    • 大牟田通町郵便局
    • 勝立郵便局
    • 大牟田明治町郵便局
    • 大牟田小浜郵便局
    • 大牟田上官町郵便局
    • 手鎌郵便局
    • 大牟田一浦郵便局
    • 大牟田駛馬郵便局
    • 大牟田浄真郵便局
    • 大牟田竜湖瀬郵便局
    • 大牟田三川町郵便局
    • 三池郵便局
    • 市場山下簡易郵便局
    • 大牟田橘簡易郵便局
    • 上内簡易郵便局
    • 大牟田久福木簡易郵便局
    • 大牟田吉野郵便局
    • 銀水郵便局
    • 倉永郵便局

電話

  • 市外局番:0944(瀬高MA)

昭和8年に、九州で最初に自動交換が開始されたところで、記念碑が建てられている。

総合病院

独立行政法人・地方独立行政法人

社会福祉法人

財団法人

  • 社会保険大牟田天領病院(病床数366)
  • 社会保険大牟田吉野病院(病床数100)
  • 南大牟田病院(病床数150)

医療法人

医療生活協同組合

  • 大牟田中央病院(病床数164)

産業

大牟田市に本社を置く主な企業

工業

商業

1990年代前半までは井筒屋大牟田店(2000年閉店)やダイエー大牟田店(1995年閉店)などがあった新栄町や、大牟田松屋2004年閉店)のあった本町・銀座通りなどが大牟田市の小売業の中心であったが、郊外への大型商業施設進出の影響もあって1990年代中頃から核となる大型店舗の撤退が相次ぎ、シャッター通りと化した。

2001年(平成13年)には市中心部に近い旭町・東新町地区にゆめタウン大牟田2011年(平成23年)には臨海部の岬町地区にイオンモール大牟田が開業した。

商業施設

大型商業施設
スーパーマーケット
コンビニエンスストア(コンビニエンス形態店を含む)
外食チェーン
ファストフード
書店(古書店を含む)
ドラッグストア
家電量販店
ホームセンター・ディスカウントショップ
雑貨店
アミューズメント
100円ショップ
映画館

商業集積地区

旭町・東新町地区
大型商業施設・ゆめタウン大牟田があるほか、国道208号沿いに個人商店が並んでいる。東新町の国道南側はかつて片屋根アーケードとなっていた。
銀座通り・本町・大正町地区
銀座通りに個人商店が並んでいるほか、隣接する本町・大正町地区は飲食店等が多く、市内最大の歓楽街となっている。2004年に閉店した大牟田松屋もこの地区にあった。
三川・四ツ山・県堺地区
戦後の闇市から発展して形成された商店街といわれている。DID熊本県荒尾市と連続して形成されている。三井三池炭鉱の閉山や大型商業施設の進出などの影響もあり、2011年に地元資本のショッピングセンターが閉店した。
通町地区
県道5号線に個人商店が並ぶ。旭町・東新町地区とは商店街がほぼ繋がっていて、両地区の中間ほどに鮮ど市場ドラッグストアモリやがある。
三池地区
県道5号線沿いを中心に、個人商店が並んでいる。毎年3月初めに三池初市が行われる。
吉野地区
かつては大型店舗がなく、個人商店が中心であったが、商店主が中心となって協同組合を立ち上げ、1993年にショッピングセンター・グリーンベルを開業するなど、特徴的な商業活動が展開されていた。なお、グリーンベルは閉店し、現在はマルショク吉野店となっている。
唐船地区
片側2車線の市道沿いに、ロードサイド店舗型商業施設・O-MUTA REXをはじめ、ヤマダデンキナフコなどのチェーン店が点在する。
甘木・田隈地区
国道208号線沿いに郊外型店舗が集積する地区。1980年代にウィズユー(ディスカウントストア)、オサダが開店したのを皮切りに、数多くの郊外型店舗が開業した。なお、ウィズユー、オサダとも既に撤退し、現在はそれぞれダイソーと新鮮市場サカイになっている。また、同地区にあるロードサイド型商業施設・不知火プラザには飲食店や雑貨屋・インターネットカフェなどがある。
船津地区
国道208号線の、熊本県荒尾市との県境付近にある。近年、ヤマダ電機やマルキョウニトリなど大型店舗の進出が相次いでいる。また、県境を挟んだ荒尾市側にも、イオンタウン荒尾やロードサイド型商業施設・有明プラザ、ケーズデンキなどがあり、県境を挟んで日常的に行き来する住民も多い。

主なアーケード通り

  • 大牟田銀座通商店街
  • 本町サンルート商店街
  • 新銀座商店街
  • 新栄町商店街

歓楽街

新栄町・浜町・本町・大正町・中島町にかけて、大牟田市の飲み屋の7割以上が立地する歓楽街を形成している。特に大正町には数階建ての雑居ビルが多く立地して、週末には多くの客で賑わう。

かつて存在した商業施設

百貨店
スーパーマーケット
  • ダイエーまるまつ - 1994年閉店(大正町地区)
  • ダイエー大牟田店 - 1995年閉店(新栄町地区)
  • サンリブ大牟田店 - 2011年閉店(新栄町地区)
  • ワコーとれとれ市場 - 2011年閉店(県堺地区)
その他の商業施設
  • さんえい - 1999年閉店(新栄町地区)
  • サンパレス - 2002年閉店(新栄町地区)
  • エマックスオオムタ(旧西鉄名店街) - 2004年閉店(新栄町地区)

金融機関

大牟田市内に本店・支店を置く金融機関

漁業

  • 大牟田港
  • 黒崎漁港

特産品・土産物など

交通

空港

距離的には佐賀空港熊本空港が近いが、航空機の発着便数の多さや空港への交通アクセス等の利便性から福岡空港を利用する人が多い。

なお、市内各地と福岡空港とを結ぶ高速バス路線があるほか、行政の支援を受けたリムジンタクシーが市内と佐賀空港とを結んでおり、片道1,200円(所要時間約50分)で利用できる(前日の17時までに予約が必要)[21]

ヘリポート

  • イオンモール大牟田敷地内
  • 記念グラウンド

鉄道

旅客線

市の代表駅:大牟田駅

貨物専用線

廃止された鉄道路線

  • 西鉄大牟田市内線 : 開業当時は大牟田電気軌道
    • 旭町駅 - 栄町駅前駅 - 大牟田駅前駅 - 市立病院前駅 - 白金町駅 - 諏訪橋駅 - 三川町五丁目駅 - 四ツ山駅 ※一部の駅のみ記載
  • 三井三池港務所三池鉄道線 : 地方鉄道昇格当時は三井鉱山三池鉄道線
    • 三池浜駅 - 宮浦駅 - 万田駅 - (この間荒尾市) - 三池港駅
    • 宮浦駅 - 東谷駅

バス

路線バス

なお、2021年8月1日に大牟田市と福岡空港を結ぶ高速バスが休止されたため、現在は大牟田市内発着の高速バスはない。

コミュニティバス

  • 三池サンキューバス[22] - 三池地区(市東部)で運行
  • 倉永生活循環バス - 倉永地区(市北部)で運行

廃止された路線

道路

高速自動車国道

九州自動車道が市域の北東部を通過しているが、インターチェンジはない。南関ICが最も近い。

地域高規格道路

一般道路

一般国道
主要地方道
一般県道

道の駅

船舶

港湾
  • 三池港(重要港湾) : 干満の差が大きな有明海で大型船の入港ができるようつくられた閘門式の港。閘門は機械遺産に認定されている。
航路

マスコミ・通信

放送局

大牟田市に支局を置く放送局

新聞

大牟田市に本社を置く新聞社

大牟田市に支局・通信社を置く新聞社

雑誌

フリーペーパー

  • CLEBA(有明新報社 隔月発行 2004年11月~)
  • どがしこでん(大牟田市シルバー人材センター・みらい広告出版株式会社 隔月発行 2012年10月1日~)
  • Ruffle(ラッフル)(株式会社Ruffle[注釈 5] 2~3か月につき1回発行 2015年6月~)

その他

  • 月刊みれにあむ

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

名所旧跡

  • 早鐘眼鏡橋(国の重要文化財
  • 三池炭鉱宮原坑跡(国の史跡及び重要文化財)(明治日本の産業革命遺産)
  • 三池炭鉱万田坑跡(国の史跡及び重要文化財)(明治日本の産業革命遺産)※敷地の一部が大牟田市
  • 三池港(明治日本の産業革命遺産)
  • 萩ノ尾古墳(国の史跡)
  • 焼石山公園に見られる地層『米ノ山層』『銀水層』(県指定天然記念物)

観光スポット・文化施設

市中部・西部・南部
  • 延命公園(福祉の森)
  • 大牟田市動物園
    • 2006年4月より指定管理者制度により民間委託開始
  • 大牟田市民体育館
  • 大牟田市延命球場
  • 三池カルタ記念館等複合施設(カルタックスおおむた)[23]
    • 市立図書館と三池カルタ記念館との複合施設
    • 2006年4月より歴史資料館を統合
  • 記念グラウンド(陸上競技場)
  • 大牟田市文化会館(大ホール・小ホール・プラネタリウム等併設)
  • 宮浦石炭記念公園
  • 大牟田市市民活動等多目的交流施設「えるる」
  • エコサンクセンター
  • 諏訪公園
  • 大牟田市石炭産業科学館
  • 三井港倶楽部
市北部・東部

祭事・催事

  • 臼かぶり(水かぶり)(1月:成人の日)(三池上町彌剱神社)
  • 普光寺梅まつり(2月・3月)
  • 三池初市(3月1日・2日)
  • 大牟田二十日えびす(3月20日前後)
  • おおむた『大蛇山』まつり(7月下旬)(大牟田神社など)
  • 銭太鼓踊りと瓢箪(ひゅうたん)廻し(9月25日)(上内岡天満宮祭礼行事)
  • 近代化遺産一斉公開(11月3日)

神社

  • 本宮彌劔神社
  • 大牟田神社[24]
  • 熊野神社[25]・三笠神社[26]
  • 諏訪神社
  • 上内八幡宮[27]
  • 宗繁神社
  • 岡天満宮(上内岡天満宮)
  • 駛馬天満宮[28]
  • 船津天満宮

寺院

大牟田市が舞台となった作品

映画

テレビドラマ

漫画

小説

著名な出身者

立法・行政

司法

経済

学問

芸能・マスコミ

文学・芸術

漫画・イラスト・ゲーム

スポーツ選手

ゆかりのある人物

関連項目

脚注

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注釈

  1. ^ なお、平成の大合併を経験していない人口10万人以上の市で過疎地域の指定を受けたのは、大牟田市のほか北海道小樽市がある(大牟田市と同日に過疎地域に指定)。
  2. ^ 大牟田市に大雨特別警報が発表されたのは、2017年以来4年連続のことである。
  3. ^ 学生寮は隣の熊本県荒尾市にある。
  4. ^ 〒837で始まる地域は三池郵便局が管轄していたが、2016年9月12日に同局が無集配化された際に大牟田郵便局へ移管された。
  5. ^ 会社所在地は熊本県玉名郡南関町。

出典

  1. ^ 大牟田市から県へ 保健所設置主体の変更について”. 大牟田市. 2019年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月9日閲覧。
  2. ^ 令和元年6月28日付政令
  3. ^ 販売センターを探す 荒尾販売センター
  4. ^ 大牟田空襲の概要|大牟田の空襲を記録する会のブログ” (2014年7月22日). 2020年7月25日閲覧。
  5. ^ “九州の寒波、生活を直撃 福岡・大牟田は市内全域で断水”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2016年1月26日). http://www.asahi.com/articles/ASJ1V2QV3J1VTIPE004.html 2016年12月18日閲覧。 
  6. ^ 3月1日(水)開催「大牟田市制100周年記念バースデーセレモニー」にてレベルファイブ制作の大牟田市公式キャラクター発表のお知らせ - レベルファイブ 2017年2月22日
  7. ^ ジャー坊とは|ジャー坊のサイト
  8. ^ “福岡県内46万人に避難指示 4市町に大雨特別警報、県が災害対策本部”. 西日本新聞 (西日本新聞社). (2020年7月7日). https://www.nishinippon.co.jp/item/n/623660/ 2020年7月17日閲覧。 
  9. ^ 大牟田市庁舎 / 大牟田市ホームページ”. 2020年7月25日閲覧。
  10. ^ 大牟田市役所本庁舎旧館 文化遺産オンライン”. 2020年7月25日閲覧。
  11. ^ 大牟田市庁舎現況調査報告書<概要版>” (2018年8月). 2020年7月25日閲覧。
  12. ^ 市庁舎の整備に関するアンケート調査結果報告書” (2018年8月). 2020年7月25日閲覧。
  13. ^ 大牟田市庁舎整備検討委員会を開催しました / 大牟田市ホームページ” (2018年10月11日). 2020年7月25日閲覧。
  14. ^ 大牟田市庁舎整備に関する基本方針(案)” (2019年2月). 2020年7月25日閲覧。
  15. ^ 大牟田市庁舎本館解体へ 空襲焼け残った国文化財 多額の維持費重荷 保存派は反発|【西日本新聞ニュース】” (2019年2月6日). 2020年7月25日閲覧。
  16. ^ 令和元年度 市庁舎の整備に関するアンケート報告書” (2020年3月). 2020年7月25日閲覧。
  17. ^ 大牟田市庁舎整備・市民アンケ結果 本館の「解体」「保存」ほぼ同率 「市民負担による」35.7% /福岡 - 毎日新聞” (2020年3月3日). 2020年7月25日閲覧。
  18. ^ 大牟田市庁舎の解体白紙へ 本館保存含め再検討|【西日本新聞ニュース】” (2020年4月21日). 2020年7月25日閲覧。
  19. ^ 平成27年版大牟田市統計年鑑 付録P198
  20. ^ a b c 大牟田市教育委員会TOP > 大牟田市教育委員会 > 学校教育 > ユネスコスクール > 市内各ユネスコスクールの活動紹介
  21. ^ 佐賀空港リムジンタクシー
  22. ^ 社会福祉法人 大牟田市社会福祉協議会
  23. ^ 大牟田市観光情報サイト
  24. ^ 大牟田神社二区祇園會
  25. ^ 熊野神社
  26. ^ 三笠神社
  27. ^ 上内八幡宮
  28. ^ 駛馬天満宮(夢まくら神社)(おおむたnaviサイト)

外部リンク


 

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