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⛺|【レビュー】100均・キャンドゥの「アルコールストーブ」はキャンプで使えるか? 燃費と使い心地…


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【レビュー】100均・キャンドゥの「アルコールストーブ」はキャンプで使えるか? 燃費と使い心地…

 
内容をざっくり書くと
100均・キャンドゥの「アルコールストーブ」は、 本体をアルミニウムにしたことでかなり軽量化 されています。
 

ソロキャンプで調理をする際に、「アルコールストーブ」を使って調理をする方法があります。焚き火調理とは… →このまま続きを読む

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アルコールストーブ

アルコールストーブは携帯用コンロである。メーカー製品の他、自作品の販売も見られる。

構造は、自作の場合はアルミ缶(通常は清涼飲料水ビール)から作られるシンプルなものであり、無数のバリエーションが存在する。燃料のアルコールとして一般的には変性アルコールが用いられる。

軽量の製品を選べば、風防と五徳を含め総質量を30g未満にすることもできる。他の方式の市販のコンロより軽く、これを携帯することでトレッキングの荷物を軽くすることができるため、軽装備を好むバックパッカーに人気がある。しかし、長距離のハイキング旅行で物資補給の間隔が長い場合には、ストーブの効率が低いことにより多くの燃料が必要となるというデメリットもある。

名称については、米国では、底の形が内筒をしっかり支える形をしているという理由でペプシコーラのアルミ缶がよく使われるので Pepsi-can stove と呼ばれることがある[注釈 1]

歴史と構造

構造は大きく分け、二重壁を用いた非加圧式のものと単室の加圧式タイプに分かれる。

どちらも予熱で発生したガスを効率よく燃焼させ利用するよう工夫されている。

非加圧式で上部が開放された構造のものでは内筒はストーブを安定燃焼させるための予熱室ともなる。二重壁で隔たれた室でガスが発生しバーナー穴からでて炎となる。気化したアルコールはストーブの中央からも発生し燃焼するが、風の影響を受けやすく燃料消費上では非効率とされる。

加圧式のストーブは二重壁がなく、燃焼効率向上の目的でアルコールを注入した後に燃料容器の穴を閉じ、予熱は内部の燃料を燃やすのでなく、バーナー外部の燃料を燃やす。また単室で上部が開いたタイプもある。こちらはコッフェルなどを直接バーナー上部に乗せるとストーブ上部をふさぎ、炎はサイドに空けられた穴から出るので、単室の加圧式タイプと同じ原理。

いずれにしても予熱完了後、本燃焼に移ったあとはその炎でバーナー本体が熱せられ継続燃焼される。(そのような燃焼をしなければストーブとして役には立たず、生アルコールが燃えずに残ったりするので自作品は要注意)

二重壁のガス発生器・穴を開けたバーナーリング・予熱用の内筒から成る基本的な構造は100年以上前に遡る[1]。同様の設計は1904年にニューヨークの銅細工人 J.ハインリッヒスが特許を取得している[2]トランギアは1925年以来、この構造の商品を販売しており、Safesportはステンレス製のストーブを1990年代に販売していた。興味深いことにトランギアの製品はバーナー部が真鍮製であるにもかかわらず、それとともに用いる他のすべての関連部品はアルミ製である。2つの異なる金属が接触して腐食しないように、持ち運びの際に距離を空けるためのビニール袋が用意されている。

アルミ缶による構成

2本のアルミ缶の底で作られる。内側の壁はアルミ缶を切り取って丸めて作る。ノズルはピンで上部に穴を開けてリング状にする。部品は耐熱性エポキシ樹脂や耐熱テープで接着してもいいし、ホッチキスでとめても不足はない。高さの合計は5cm以下であるが、より多くの燃料を注入可能にするために寸法を増加することも、より短くして小型にすることもできる。

アルミ缶は他種の金属缶に較べ、軽量で低コストであること、熱伝導率が高く燃料が気化しやすいメリットを持つ。他にはスチール製のキャットフード缶、ツナ缶、ジュースの缶を用いて作られることもあり、原理は同じ[3]。風防や五徳は空気穴を開けたスチール缶からも作製することができる。

動作と効率

0.5リットル以上と分量の多い調理をする時は、アルコールストーブはより強力に鍋を加熱できる他方式のストーブより効率が悪い。つまり、発生するが比較的少ないうえに周囲に逃げてしまう熱の割合が多いため調理に時間がかかる。より強力な加圧型は後述。

アルコールストーブを使用するには少量の燃料を注ぎ点火する。鍋はアルコールストーブの上部の、風防か五徳の上に置かれる。最初の炎は小さく、内側の筒内のみで燃焼する。ひとたび燃料が加熱され、アルコールの蒸気が穴を通過し、炎の輪を形成するのに数分を要す。炎から十分な熱が燃料に伝えられ、燃料がなくなるまで完全燃焼を維持する。

諸元

[要出典]

  • 熱出力:4800 BTU (英熱量) /時(1400 ワット)以下
  • 2カップ(500 ml)の水を沸騰させるまでの時間:5分以内(大さじ2杯(30ml)以内の燃料で)
  • 4カップ(1000 ml)の水を沸騰させるまでの時間:12分以内(大さじ3杯(45ml)以内の燃料で)
  • 燃焼時間:9分以内(大さじ2杯(30ml)の燃料で)
  • 最大燃焼時間:30分(大さじ5-6杯(75-90ml)の燃料で)

他のストーブとの比較

寒冷地や高地などの環境では、いくつかのプロパンブタンのガスカートリッジ式の製品は動作せず、それらをしのぐ性能をアルコールストーブが発揮する場合がある。Ronald Mueserはアパラチアン・トレイルのハイカーを調査し、このストーブが唯一動作不良率ゼロであったと著書 Long-Distance Hiking に記している[4][注釈 2]

一番軽い物でも3オンス(約85グラム)のガスストーブに比べ、アルミ缶で製作したストーブは1オンス(約28グラム)未満の質量である。ほとんどの市販製品のストーブは燃料を特別な缶に入れることが必要でそれがストーブの総質量に加わるが、変性アルコールは炭酸飲料ペットボトルなど実質的に任意の軽い容器で持ち運ぶことができる[注釈 3]。トランギアは引火防止のための安全機能を有する注ぎ口付きの燃料容器を販売している。

軽量であるという利点は、消費する燃料の液量が大きいために相殺される(特に長いハイキングの場合)ものの、その信頼性とシンプルさで埋め合わせられることもある。アルコールストーブの他の特徴は、ほぼ無音で動作すること、ハンドリングが容易で非常時のバックアップ用として適していることである。

一方、気を付けるべき点として、密封されていないアルコールストーブは燃料の液漏れが起こり得ること、燃料のアルコールが容易に引火すること、燃料の炎がほとんど見えないことによる危険があげられる。特に液漏れや引火性は、白ガスなどの液体燃料において広く共通するリスクだが、液漏れや不注意などによって使用中に燃料をこぼした場合、こぼれた範囲に即座に広く引火し、対処の猶予なく大きな事故となる可能性がある。また、多人数分の料理を作るために同じ鍋の下に複数のアルコールストーブを並べて使用するときは、ストーブ同士が出す熱の相乗効果でアルコールの温度がより上昇して気化が促進され、思わぬ燃焼をする危険があり、十分な注意が必要である。

燃料

使用する燃料は重量比で約50%、ブタン/プロパンストーブより大きい値になる[5]

種類

  • 変性アルコールは飲めば有毒であるが、すすを発生しないので比較的環境にやさしい。
  • 純粋なエタノールは通常、酒税の対象となり高額なのでストーブの燃料としてはほとんど使用されない。
  • イソプロパノールでもアルコールストーブは動作するが、すすだらけになるので極力使用は避ける。
  • ジエチレングリコールはエネルギー量は多いが、点火しづらいうえに経口摂取による中毒事例があるためキャンプに持ち運んで使用することは避ける。チェーフィング(Chafing-dish、料理の保温やフォンデュの熱源)用燃料に使われ、液体で、芯で火力を調節するものがジエチレングリコールである。

入手

  • 日本では燃料用のアルコールとして薬局ドラッグストアホームセンター、キャンプ用品店、コーヒー器具販売店(コーヒーサイフォンアルコールランプで使用される)で入手可能。
  • 日本国外で変性アルコールを購入した場合、試しに皿に少量を注いで点火し、燃え尽きたときに残渣が出る物は使用を避ける。
  • 米国で販売されている不凍液メタノールが主成分のものとイソプロパノールが主成分のものがある。ラベルを見てMethyl Alcohol(あるいはMethanol)が主成分の物を選ぶ。北米でHEETの名前で販売されている製品の場合、黄色の容器の物がメタノール、赤の容器の物がイソプロパノールである。
  • 消毒用アルコール(消毒用エタノールや消毒用イソプロパノール)は水分の含有が多く、着火しにくく燃料としての実用にとぼしい。。

バリエーション

オーソドックス型
2本のアルミ缶の底で作られ、内壁があり二重構造のもの。非加圧式で上部が開放された典型的な超軽量ストーブ。右の写真は内壁の合わせ目がみられるのでバーナー穴をサイドにあけたこのオーソドックス型である。
サイドバーナー型
単室で上部が開いたタイプ。こちらはコッフェルなどを直接バーナー上部に乗せるとストーブ上部をふさぎ、炎はサイドに空けられた穴から出るので、単室の加圧式タイプと同じ原理。
なお、オーソドックス型非加圧式で上部が開放構造のもので、サイドにバーナー穴があけられたものもサイドバーナー型と呼ぶ。
加圧型
より強い火力が得られるが、重量と製作難易度が増す。ストーブに燃料を充填した後、つまみねじで密封される。このタイプのストーブはバーナー部分にリング状のパーツを被せる事で火力を減じることができる。プリヒート用の燃料を貯めるためにストーブの下に皿を敷いて使用することもある。
ペニーストーブ
前述の加圧型と原理は同じで構造も似ている。penny(=1セント貨)を使うのでその呼び名がある。なぜpennyを使うかは不明だが、恐らく一番安い硬貨で簡単に調達できることや、その語感も(ダイムやクウォーターより)よいので広がったといえる。アルコール注入後の注入穴にpenny硬貨をふさぐために置き、予熱のためくぼみにアルコールを溜めここに点火する。pennyは適度に重いので穴がふさがれバーナー内部にアルコールは落ちてゆかないし、本燃焼でここからガスが逆流して出ている現象はみれない。
ペニーストーブはいったん本燃焼に移ればバーナー部の炎は一定で安定しているが、他に比べ予熱に気をつかう。予熱は缶上部に溜めたアルコールだけでは不十分な場合もあり、米国ではペニーストーブの周りにアルコールをかけたり適当に地面にまき点火して予熱して使う人もいて、火気取り扱いの点で十分注意を要する。
逆ツーピース型
2個のパーツで構成される。オーソドックス型に比べて軽くて小型だが、燃料を注ぎにくい。
断熱材充填型
内壁はなくグラスウールの断熱材を詰め燃焼スピードを調整する。
キャットストーブ
大きさの異なるふたつのキャットフードのアルミ缶で製作したことから命名された[6]。開放燃焼型。
スーパーキャットストーブ
キャットストーブから発展したものだが缶はひとつで良いので製作が容易。五徳は不要で上に鍋を置けば開口部が塞がれ、熱せられ気化したアルコールが側面の穴から吹き出すのでキャットストーブと異なり燃料に圧力がかかる[7]。単室の加圧式タイプと同じ原理。
サイクロン
下から火でバーナーを炙り、アルコールを強制的に気化させる方式。炎の形状が渦巻状であるのが特徴。火力は非常に強いが、バーナーの火の他に、予熱用の火が必要。

脚注

注釈

  1. ^ 米国のペプシの缶は Don Johnston's High Performance Alcohol Stove の写真を見ると日本の缶と寸法が異なり上部がすぼまっている。なお、輸入物の他の炭酸飲料も形状は同様である。
  2. ^ この出典は英語版にあったもので、恐らく p. 57 からの Which brand of camp stove is most efficient and easiest to pack? に書かれていると思われるが、翻訳に際し正確なページは不明。
  3. ^ ペットボトル#耐薬品性によると「耐有機溶剤性は低い」とある。また耐圧性は炭酸飲料用ボトルか否かで異なる。

出典

  1. ^ アメリカ合衆国特許第560,319号: W.J.D. Mast (1895)
  2. ^ アメリカ合衆国特許第766,618号: J Heinrichs (1904)
  3. ^ Kiss Alcohol Stoves”. Six Moon Designs (Fri, 27 Nov 2009). 2009年12月26日閲覧。
  4. ^ Long-Distance Hiking: Lessons from the Appalachian Trail, Roland Mueser, International Marine/Ragged Mountain Press, 1997, ISBN 978-0070444584
  5. ^ "Weight comparison of beverage-can stoves vs. some commercial stoves"
  6. ^ Robinson, Roy. "The Cat Food Can Alcohol Stove". Retrieved on March 17, 2007.
  7. ^ The Super Cat Alcohol Stove by Jim Wood

参考文献

関連項目

外部リンク

日本語

英語

日本国内における製品の扱い

100円ショップ

100円ショップ(ひゃくえんショップ)とは、店内の商品を原則として1点100日本円均一で販売する形態の小売店。別名「100円均一」およびそれを省略した「100均」・「百均」(ひゃっきん)と呼ばれることもある。

概要

販売商品は、加工食品化粧小物食器や調理道具、乾電池などの日用品文房具が多く、ほとんどの場合、大量の店舗(チェーンストア)を保有している。

大創産業(ダイソー)・セリアキャンドゥワッツ(ミーツ・シルク)の大手4社で合計約5500店舗、売り上げ高は約5500億円(2012年度)[1]

100円というキリのよい価格設定が手軽で安いワンコインというイメージとあいまって人気を博している。実際は消費税込みで食品は108円、それ以外は110円(標準税率の場合)で販売する店も多い。また99円など100円以下の価格で統一している店や、基本的に100円だが200円や300円、500円といった商品を一緒に販売している店もある。


歴史

「商品を均一価格で売り出す」というアイデアは、日本国内においては古くは享保7年〜8年(1722年1723年)頃から江戸で流行した「十九見世」(十九文店、十九文屋[2][3][4]文化6年〜7年(1809年1810年)頃から江戸で流行した「三十八文見世」(三十八文店、三十八文屋)[3][4]、同時期に江戸で流行した均一価格の食べ物屋台「四文屋」[4][5]、松屋呉服店(現:松屋)が1908年(明治41年)に行った「均一法大売出し」や1910年(明治43年)に行った「一円均一」という例がある[6]

前史 - 十銭ストア

現在の100円ショップに近い業態を営んだ戦前の例として、髙島屋が全国に展開した「十銭ストア(テンせんストア[6])」が挙げられる。アメリカの「10セントストア」を参考にしたものとされる[6]

1926年(大正15年)に大阪・長堀店に「なんでも十銭均一売場」を設置したのを皮切りに、1930年(昭和5年)には難波南海店に「髙島屋十銭ストア」を開業した[7]。その後1932年(昭和7年)にかけて独立型の店舗50店を大阪・京都・名古屋・東京周辺に展開し、大好評を博したという[7]

「十銭ストア」の取り扱い商品は「日常家庭生活に必要なものはほとんど全部」に及んだ[7]。商品調達にあたっては均一店専門の納入業者を開拓、生産者との直接取引を導入するとともに、生産者への指導・援助も行い、均一店向けの商品開発や商品の標準化にも積極的に関与したという[7]

「髙島屋十銭ストア」の成功は他業種の価格破壊に影響を与えたとみられ、作家の織田作之助は小説『世相』において、「テンセン(十銭)という言葉が流行して、テン銭寿司、テン銭ランチ、十銭マーケット、十銭博奕、十銭漫才、活動小屋も割引時間は十銭で、ニュース館も十銭均一、十銭で買え、十銭で食べ十銭で見られるものなら猫も杓子も飛びついた」と描写している[8]消費者物価指数でみた場合、1935年時点の10銭は2011年の180円程度に相当する(1935年を1とした場合、概算で2011年は1,800前後[9])。

のち「髙島屋十銭ストア」は1932年(昭和7年)に「髙島屋十銭二十銭ストア」、1937年(昭和12年)に「髙島屋十銭二十銭五十銭ストア」へ改称した。

1937年(昭和12年)に施行されたによって規制が強まると、髙島屋は均一店事業を本社から切り離して「株式会社丸高均一店」を設立[7]1941年(昭和16年)には全国に100店を超えるチェーンを築いたが、その後の太平洋戦争により経営基盤を奪われ実質的な廃業に至った。なお、残存したいくつかの店舗は1952年(昭和27年)に「株式会社丸高」のストア部門(後に「髙島屋ストア」)として再出発し、2003年(平成15年)にはイズミヤに買収され、商号を「カナート」へと変えて現在に至っている[7]が、戦後のこれら店舗はいわゆる100円ショップの業態をとってはいない。

1960年代の催事販売

100円ショップに見られるような均一低価格による販売手法は1960年代から行われていたが、当時のそれはスーパー百貨店などの催し物として1週間程度の期間に限るものであった。この販売形式を「催事販売」、これを行う業者を「催事業者」と呼び、催事業者らは各店舗を定期的に巡回して催事販売を行った[10]。催事販売で売られる商品の大半は「100均メーカー」と呼ばれるメーカーの商品を中心に安定供給できる定番商品と、これに質流れの金融品や仕入先が何らかの事情で現金化を急ぐために販売した「処分品」と称される商品からなり、当時100円以上で販売されていた商品も含め全品100円で販売した。さらに販売後のトラブルに対応するためスーパーなどに取引口座を開設し、催事販売をした店舗を通してクレーム対応などもしながら各地を移動して販売を行っていた。

1980年代 - 固定店舗の出現

従来の催事販売はしばしば好評を博していたが、1985年3月に有限会社ライフの創業者・松林明が愛知県春日井市に日本初の固定店舗による100円均一店をオープンし「100円ショップ」と命名して販売を開始した。

その後、現在の100円ショップチェーン最大手の大創産業(「ダイソー」)創業者の矢野博丈は商品の品質アップに力を入れる(一部には採算割れの商品も含む)ことで、催事販売を依頼するスーパーや百貨店の信用を勝ち取り、1991年に最初の常設店舗を開設した。

これ以後は「キャンドゥ」「セリア」「ワッツ」といった、後に株式公開する同業の他社も参入して店舗網を広げた結果、新たな販売チャンネルとしてメーカーから認知されるようになり、バブル崩壊後の不況デフレともあいまって急速に店舗数が増加し「不況時代の成長業界」とも称されるようになった[10]

また、2000年代からは食料品中心の100円ショップ型の生鮮コンビニという業態も登場し、その先駆けとして1996年九九プラスが「SHOP99」(現在はローソンストア100に吸収)が出店を開始した。

その結果2010年までには、いわゆる「バッタ屋」時代に主流だった金融品や処分品を安く仕入れて販売することは少なくなり、大量の店舗による販売力を生かして国内外のメーカーへ自社専用商品(プライベートブランド)の形で大量に生産を委託することで、仕入れ価格のダウンと品質の確保を両立させることが多く行われるまでになった。たとえばダイソーでは、数百万個という単位での一括製造を行いコストダウンに努めている。しかし製造コストは下がるものの在庫コストは莫大なものとなる。

安定供給の改善

製造は日本国外のメーカーへ委託するものも多く、価格を抑えるために船舶を用いた安価な輸送に依存している場合が多く、コンビニエンスストアなど主要な小売店チェーンのほとんどが導入しているPOSシステム等を用いたリアルタイムな商品動向の追従や対応が難しい。その結果、メディア等で紹介されても供給量を急に増やすことができず、欠品を起こしてしまうこともしばしばある。これらの弱点とも言える不安定供給の問題は購買層にも徐々に浸透し始めており、次回来店時の欠品といった不安要素にもなり、価格とも相まって購買意欲をそそる結果も生まれている。オリジナル商品にも一応JANコードは印字されているためにPOS化は可能ではあったが、かつてはPOSシステムを利用した単品ごとの商品管理を導入していなかった。2005年頃から大手チェーンの店舗には支払い時に商品のJANコードを読み取らせて代金を精算するPOSシステムが導入され始め、商品生産・供給システムの改善が行われている。

販売手法

基本的には、店内の商品は原則として1点100円(税別価格の場合も存在)で販売される。店によっては99円、88円などの場合もある。小型飲料や駄菓子など単価の安い商品は数個で100円(2個で100円、3個で100円など)で販売される。100円という低価格により、衝動買いを誘う演出を凝らした売り場作りが取られている。

100円均一で販売するため、何でも安いというイメージがあるが、実際にはスーパーやドラッグストアホームセンターなどで100円以下で販売されている商品も存在する。2000年代ダイエーでは「暮らしの88」という名称で雑貨などの「88円均一コーナー」が常設されている店舗が存在した[11]

均一価格の採用は計算しやすくするためと言われているが、最近では商品の品揃えを増やしたり粗利を厚くする目的で、衣料を中心として200円や300円、一部では500円や800円、それ以上の高額商品もある。なお現在は廃番となっているが、ダイソーの「三脚式ホワイトボード」が6,800円(税別。2007年の発売当時の価格は消費税5%で7,140円)であった。

2004年4月1日より消費税総額表示の義務化に伴い、税別100円均一で販売する場合「100円ショップ」を(当時の消費税率5%を加味して)「105円ショップ」に看板を変えなければならないのかとの懸念が一部で起こったが、法律上は店名を変更する必要はない。

主な100円ショップ

大手4社

ローカルチェーンなど

生鮮コンビニ業態

これらの店舗は100円ショップの形を取ったコンビニエンスストアと謳う生鮮コンビニ業態で、食材を中心とした品揃えが特徴である。

その他の業態

100円ショップにヒントを得た、300円・390円・500円・1000円均一ショップなどの業態もある。100円ショップに比べると店舗数は少ないが、若い女性向け商品を中心に増えつつある。

300円ショップ

390円ショップ

1000円ショップ

他の通貨圏

アジア

日本の100円ショップの雑貨の多くは中国で製造され輸入されているが、現地中国でも均一価格で販売する店が増えている。100円をに換算すると7元程度になるが、中国では「一元店」「三元店」「五元店」「十元店」などが見られ、必ずしも統一されていない。また店名に示している価格と違う商品のコーナーもある。これは日本のような企業化されたルートではなく個人経営の店が多いためである。品揃えもばらばらであるが、ほとんどが日用雑貨類を扱っており食品や衣類はほとんどない。なお、日本の消費税に相当する付加価値税は全て内税で売られている。

また韓国には「1000ウォンショップ」がある。

アメリカ

アメリカでは、日本の100円ショップ同様に小間物商品を1ドル均一(その名のとおりワンコインの1ドルの店舗や、99セントセントの店舗もある)で販売する「1ドルストア」(Dollar store)という小売業態がある。

ダイソーのアメリカ店は、ベースの商品価格が$1.50(2018年8月現在約166円)である。

ヨーロッパ

イギリスには「1ポンドストア」や「99ペンスストア」がある。また、デンマークを本拠地とするフライングタイガーコペンハーゲンやソストレーネ・グレーネ、スウェーデンを本拠地とするラガハウスなどがある。

出典

  1. ^ 名古屋和希・井上聡子 (2013-03-05). “攻める100円ショップ (下)”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社): 11面.
  2. ^ 十九文屋(ジュウクモンヤ)とは - コトバンク
  3. ^ a b 中江克己『お江戸の意外な商売事情 リサイクル業からファストフードまで』
  4. ^ a b c 「十九文店」「四文屋」資料メモ、大友浩ブログ「芸の不思議、人の不思議」、2012年3月2日。
  5. ^ 5 江戸っ子の気質が生んだ食料品の百円ショップ「四文屋」 - [著]ISMPublishingLab. - 犬耳書店
  6. ^ a b c 80年前にも「100均」があった! 時代の流行児・10銭ストア、ことばマガジン(朝日新聞デジタル)、2012年9月11日。
  7. ^ a b c d e f 『戦前期日本におけるチェーンストアの初期的発展の限界』 平野 隆 / 三田商学研究 第50巻第6号 [1]
  8. ^ 『世相』:新字新仮名 - 青空文庫
  9. ^ 戦前基準5大費目指数(東京都区部) 統計局
  10. ^ a b 『100円ショップ大図鑑 生産と流通のしくみがわかる 安さのヒミツを探ってみよう』PHP研究所、2005年。ISBN 4-569-68558-7
  11. ^ ――価値ある毎日の必需品を88円均一で提供――ダイエー開発商品「暮らしの88」発売について、ダイエー、2000年9月5日。
  12. ^ 静岡の100円ショップ、ダイソー子会社に 円安で収益厳しく 日本経済新聞
  13. ^ CouCou事業の譲受に関するお知らせ”. 株式会社大創産業. 2020年11月24日閲覧。
  14. ^ a b 会社概要│ダイソー”. 株式会社大創産業. 2020年11月24日閲覧。
  15. ^ 大創産業/300円ショップ「CouCou」事業34店を取得”. 流通ニュース(株式会社ロジスティクス・パートナー). 2020年11月24日閲覧。
  16. ^ 300円均一の雑貨店「ミカヅキモモコ」の運営会社、新型コロナの影響受け自己破産へ(帝国データバンク)” (日本語). Yahoo!ニュース. 2021年2月9日閲覧。
  17. ^ 「ミカヅキモモコ」事業譲受に関するお知らせ よりサスティナブルな企業に”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2021年2月9日閲覧。

関連項目


 

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