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🥾|じゅんいちダビッドソン、W杯で“繁忙期”突入?「1回もキャンプができないんじゃないかと」


写真 イベントに登場したじゅんいちダビッドソン【写真:ENCOUNT編集部】

じゅんいちダビッドソン、W杯で“繁忙期”突入?「1回もキャンプができないんじゃないかと」

 
内容をざっくり書くと
11月に開幕する「FIFA ワールドカップ カタール2022」を控えたW杯イヤーでもある今年。
 

モノマネ披露で“甘がみ”の痛恨ミスもお笑いタレントのじゅんいちダビッドソンが22日、東京・渋谷区の渋… →このまま続きを読む

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2022 FIFAワールドカップ

2022 FIFAワールドカップ: 2022 FIFA World Cup)は、2022年11月20日から12月18日にかけてカタールで開催される予定の22回目のFIFAワールドカップ。大会スローガンは、“Now is All“(今こそがすべて)。[1]

開催国選定の経緯

2022年大会は当初、2018年大会と合わせてロシアスペインポルトガルベルギーオランダイングランド日本韓国アメリカ合衆国オーストラリア、カタールが立候補を表明していた。後に2018年大会は2006年以来の欧州での開催が有力と見られることからアジア、アメリカ勢以外全てが撤退した[2]

2018年大会が欧州で開催されることが決定的となったため、同時に決定される2022年大会は欧州から選出されることが事実上無くなり、こうして本大会はアジアかアメリカでの開催が確実となった[2]

投票

最終プレゼンテーションは2010年12月1日にFIFA本部で行われた。12月2日にFIFA理事会(現FIFA評議会)で投票が行われ、投票の結果、開催地がカタールに決定した[3][4]。これに伴いカタールは予選免除となった(カタールはこれまでワールドカップ出場経験無しで、開催国決定の段階で本大会出場を果たしていないのは日本<2002年大会の開催国が決定された1996年にはまだ出場経験が無かった。1998年フランス大会で初出場>以来である)。なお、中東での開催は初で、アジアでの開催は2002年日韓大会以来2度目[2]

開催国の決定方法は、国際オリンピック委員会の五輪開催地決定投票と同じ方式で、イギリス紙のおとり取材による買収疑惑発覚で職務停止処分を受けた2理事を除く、国際サッカー連盟理事22人によってFIFA理事会(現FIFA評議会)で投票。各回ごとに過半数の国・地域が出るまで投票を繰り返し、過半数がない場合はその回の得票最下位の国・地域を次の投票から除外する方式で行われた。同数になった場合のみ、ブラッターFIFA会長の1票で決まるという方式だった[5]

5候補の内、最初にオーストラリアが落選し、その後2回目で日本、3回目で韓国が落選となった。アメリカとカタールによる決選投票となった4回目でカタールが過半数(14票)を集め、カタールの開催が決定した。

2022年FIFAワールドカップ開催国投票
立候補国1回目2回目3回目4回目
カタールの旗 カタール11101114
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国3568
大韓民国の旗 韓国455
日本の旗 日本32
オーストラリアの旗 オーストラリア1

予選大会

出場国

出場は下記の全32カ国。当初は2022年3月までに全出場国が確定する予定だったが、新型コロナウイルス感染症 (COVID) の世界的流行の影響で大陸間プレーオフが延期になったほか、2022年ロシアのウクライナ侵攻を受けてウクライナの出場した欧州プレーオフが延期になり、最終的に全出場国が決定したのは6月14日のことであった。前述の通り前回大会の開催国であったロシア2022年ロシアのウクライナ侵攻の影響で出場禁止となり、3大会連続出場はならなかった。また、ウクライナエジプトスウェーデンノルウェーニュージーランドなども予選敗退。さらにイタリアも2大会連続で予選敗退となってしまった。 その一方でオランダアメリカウェールズカナダなどが返り咲きを果たした。

大陸連盟出場
枠数
予選大会
予選順位
出場国・地域出場決定日出場回数大会前の最高成績備考FIFA
Rank
AFC1+4.5-開催国 カタール2010年12月2日[6]1初出場51
最終予選A組1位イランの旗 イラン2022年1月27日0503大会連続06回目グループリーグ21
A組2位大韓民国の旗 韓国2022年2月1日0510大会連続11回目4位29
B組1位サウジアラビアの旗 サウジアラビア2022年3月24日02大会連続06回目ベスト1649
B組2位日本の旗 日本2022年3月24日0507大会連続07回目ベスト1623
大陸間POB組3位オーストラリアの旗 オーストラリア2022年6月13日0505大会連続06回目ベスト1642
UEFA13欧州予選A組1位 セルビア2021年11月14日1902大会連続13回目[† 1]4位[† 1]25
B組1位 スペイン2021年11月14日1912大会連続16回目優勝(1)7
C組1位 スイス2021年11月15日1905大会連続12回目ベスト814
D組1位 フランス2021年11月13日1907大会連続16回目優勝(2)前回大会優勝3
E組1位 ベルギー2021年11月13日1903大会連続14回目3位前回大会3位2
F組1位 デンマーク2021年10月12日1902大会連続06回目ベスト811
G組1位 オランダ2021年11月16日1902大会ぶり11回目準優勝10
H組1位 クロアチア2021年11月14日1903大会連続06回目準優勝前回大会準優勝16
I組1位 イングランド2021年11月15日1907大会連続16回目優勝(1)5
J組1位 ドイツ2021年10月11日1918大会連続20回目[† 2]優勝(4)[† 2]12
UEFA
プレーオフ
パスA ウェールズ2022年6月5日1916大会ぶり02回目ベスト818
パスB ポーランド2022年3月29日1902大会連続09回目3位26
パスC ポルトガル2022年3月29日1906大会連続08回目3位8
CONMEBOL4.5南米予選1位 ブラジル2021年11月11日2222大会連続22回目優勝(5)1
2位 アルゼンチン2021年11月16日2213大会連続18回目優勝(2)4
3位 ウルグアイ2022年3月24日2204大会連続14回目優勝(2)13
4位 エクアドル2022年3月24日2202大会ぶり04回目ベスト1646
CAF5最終予選- ガーナ2022年3月29日2202大会ぶり04回目ベスト860
セネガルの旗 セネガル2022年3月29日2202大会連続03回目ベスト820
チュニジアの旗 チュニジア2022年3月29日2202大会連続06回目グループリーグ35
モロッコの旗 モロッコ2022年3月29日2202大会連続06回目ベスト1624
カメルーンの旗 カメルーン2022年3月29日2202大会ぶり08回目ベスト837
CONCACAF3.5最終予選1位 カナダ2022年3月27日2209大会ぶり02回目グループリーグ38
2位 メキシコ2022年3月30日2208大会連続17回目ベスト89
3位 アメリカ合衆国2022年3月30日2202大会ぶり11回目3位15
大陸間PO4位 コスタリカ2022年6月14日2203大会連続06回目ベスト831
OFC0.5地区予選--出場国無し2017年11月15日-----
  1. ^ a b ユーゴスラビア王国、ユーゴスラビアセルビア・モンテネグロ時代を含む。
  2. ^ a b 西ドイツ時代を含む。

出場チーム数拡大の前倒しの動き

ワールドカップ本大会には、今大会までは32チームが出場するが、2026年大会からは出場チーム数が48チームに拡大することが決定されていた。しかし、2018年、FIFAのインファンティーノ会長がその時期を早め、2022年大会から出場チーム数を48チームとすることを検討していることを明らかにした[7]。これは、アルゼンチンブエノスアイレスで開催された南米サッカー連盟の年次総会で、南米サッカー連盟側から出場国数の拡大をFIFAの会長であるインファンティノに対して要請したものを受けてのことである[7]。しかし、出場チーム数の増加に伴って試合数が増えるため、近隣の国の共催を検討することになる[7]

その後、FIFAは、2018年5月に、2018年6月13日にロシアモスクワで行われるFIFA総会で出場国の拡大の前倒しについて議論することを発表した[8]。しかし、2018年6月10日に行われたFIFA評議会(旧FIFA理事会)の後に、FIFA会長のインファンティノが、南米サッカー連盟が、要望を取り下げたのに加えて、カタール側からは合意されていないため、FIFA総会の議題から除外されることになった[9][10]

これについては、2018年6月10日に、FIFA会長のインファンティノが出場国の拡大について、「議論を行うには時期尚早」と話していて、その上で、「現時点では32カ国でのW杯を予定している。まずは開催国と話し合い、それから考える」とも述べている[11]。その上で、2019年の初旬から始まる見込みの『2022 FIFAワールドカップ・予選』までには決めるだろうとも話している[11]。2018年7月9日、カテル2022W杯組織委員会(開催国の組織委員会)副事務局長が、「48チームでの開催も可能」と発言した[12]。2018年7月14日、インファンティノFIFA会長が、改めて、2022年大会は11月21日 - 12月18日の開催となることを発表した際に、「カタール大会の出場枠については、ロシアW杯後終了後、各地のW杯予選が開始される前に、FIFA評議会(旧理事会)での議論を重ね決定する。それは数カ月後には決まる見通し」と述べた[13]

2019年3月6日、2022 FIFAワールドカップでの出場国が48か国に拡大した場合に、クウェート及びオマーンとの共同開催を検討しているとAP通信が報じた。48か国になった場合、試合数が増加しカタール単独での開催は難しいため、カタールとアラブ諸国との関係改善の仲介役であるクウェートと、中立の立場を取るオマーンが共催候補国となっている[14]

2019年3月15日、アメリカのフロリダ州マイアミで開催されたFIFA理事会で、2022 FIFAワールドカップでの出場国を48か国に拡大する案を実現可能と認め、6月にフランス・パリで開催されるFIFA総会で正式決定する方針を示した[15]。しかしその後の検討の結果、2019年5月22日にFIFAは、当大会は48チームに拡大せず32チームのまま実施することを決定したと発表した[16]

エクアドルの出場権について

2022年5月11日、チリサッカー連盟がFIFA規律委員会に対し、南米予選4位で本大会出場を決めたエクアドル代表として8試合に出場したDF英語版が国籍を証明する文書を改竄しており、エクアドルサッカー連盟 (FEF) が本来出場資格がない選手を出場させているとして異議申し立てを行っており、FIFAがバイロン・カスティージョの出場適格性について調査することを明らかにした[17]。FIFAはFEFやチリサッカー連盟からの提出物により調査を行い、「FIFAがエクアドルの本大会出場権を取り消すことを決めた」とするテレビシオン・アステカの報道もあった[18]が、2022年6月11日にFIFAは「本件に関する調査を終了する(=出場適格性について不問とする)」と発表し[19]、関係者に通知した。

開催日程

従来FIFAワールドカップは、欧州の主要なサッカーリーグがシーズンオフを迎える6月から7月に開催されてきたが、カタールを含む中東地域は夏の暑さが厳しく選手の体に与える負担が大きいこと、同地は冬季(1月)でも温暖な気候でありサッカーの試合の開催に支障がないこと(実際AFCアジアカップ2011は同地にて1月に行われた)などから、カタールに開催国が決定した直後にFIFA理事のフランツ・ベッケンバウアーが「カタールの冬季の1月開催」を提案した。欧州サッカー連盟(UEFA)会長を務めるミシェル・プラティニもこの意見に同調するなど、一定の支持者を集めつつある[20]。しかし1月にワールドカップを開催するためには欧州主要リーグの開催日程を大幅に変更する必要があり実現は容易ではないほか、FIFA会長のゼップ・ブラッターが「現段階では6月から7月(夏季)開催が決定事項である」と語るなど[21]、1月開催に反対する意見も根強かった。

2012年7月7日、ジム・ボイスFIFA副会長は、「エアコンスタジアムについては聞いている。しかし観客、選手が快適に過ごせるために、あらゆることを検討すべきだ。(略)(遅い時間のキックオフは)世界中のテレビ視聴者との両立という面で利点になるかもしれない」と語り、開催時期はこれまで通り6月から7月(夏季)だが、夜遅くに試合を開催することを検討していることを明らかにした(なお、カタールの6月の明け方近くの平均最低気温は29度、同じく7月は30度である)[22]。2013年1月14日、ブラッターFIFA会長は「(エアコンスタジアム計画では、選手はカバーできても、競技場外の観客はカバーできない恐れがあるので)競技場の外もワールドカップであり、カタールの夏開催は疑問」とこれまでカタールで夏季(6月か7月)開催を支持してきた自身の意見を事実上撤回した[23]。2013年3月2日、ジェローム・バルケFIFA事務局長は「医学上のレポートであれ何であれ、ワールドカップをカタールの夏(6月か7月)ではなく冬(1月)に行うべきだという根拠になるものがあれば、開催時期を検討する。既に固まっている2018年までの国際的な行事のスケジュール以外は全て変更の選択肢がある」と、FIFA役員としては初めてカタールの冬季(1月)開催の可能性を認めた[24]

2013年3月22日、カタールのワールドカップ組織委員会(カタール国内のワールドカップ組織委員会。これとは別に、FIFAのワールドカップ組織委員会もある)は、夏季開催の懸念の声に対し、「夏でも冬でも開催する準備は出来ており、どちらの開催になっても、ワールドカップ準備計画には影響しない」と発表した[25]

2014年9月8日、FIFAは、理事会(現FIFA評議会)の下に設けられた2018年から2024年までの国際試合日程を検討する作業部会で、2022年のワールドカップの開催日程を、通常の6月開幕から、1月か11月に開幕をずらすかについて協議を行った[26][27][28][29]

2015年3月19日、FIFA理事会(現FIFA評議会)で2022年大会は11月21日 - 12月18日の開催で、決勝戦は12月18日に行うことを発表した。また大会期間を28日に減らす方針も決めた[30]

2018年7月14日、インファンティノFIFA会長が、2015年3月19日のFIFA理事会(現FIFA評議会)の発表通り、2022年大会は11月21日 - 12月18日の開催となることを改めて発表した[13]。2022年8月11日、開幕日が21日から20日への変更が発表された[31]

本大会

開催都市

本大会はドーハルサイルアル・ホールアル・ワクラライヤーンの5都市・8会場で実施される予定である。8会場の新規建設及び改修は、2015年に開始され、2019年10月に第1期3路線完成予定のドーハメトロ(メトロとあるが、地下鉄だけでなく地上鉄道も含む)などの鉄道によって結ばれる[32]。決勝はルサイル・アイコニック・スタジアムで行われる。

ルサイルアッ=ザアーインアル・ホールドーハドーハ
ルサイル・アイコニック・スタジアムアル・バイト・スタジアムスタジアム974アル・トゥマーマ・スタジアム
収容人数: 80,000
(新規建設)
収容人数: 60,000
(新規建設)
収容人数: 40,000
(新規建設)
収容人数: 40,000
(新規建設)
Lusail Stadium rendering (cropped).jpgCG rendering of Ras Abu Aboud Stadium crop.jpg
カタールでの開催都市ドーハ周辺のスタジアム位置図
ライヤーンライヤーンライヤーンアル=ワクラ
エデュケーション・シティ・スタジアムアフメド・ビン=アリー・スタジアムハリーファ国際スタジアムアル・ジャヌーブ・スタジアム
収容人数: 45,350
(新規建設)
収容人数: 44,740
(新規建設)
収容人数: 40,000
(大規模改修)
収容人数: 40,000
Aerial view of Education City Stadium and Oxygen Park in Al Rayyan (Education City Stadium) crop.jpgKhalifa Stadium, Doha, Brazil vs Argentina (2010).jpgVisita ao estádio de futebol Al Janoub.jpg

交通及び宿泊施設

ドーハの人口の急激な増加に伴い、自動車も増加しており、交通渋滞が深刻になっているため、今大会に合わせて交通問題を解決しようと、公共交通機関の整備に力を入れている。ドーハメトロは、100駅以上、総合長211.9kmに及ぶ全線を2026年には開通する予定で、建設費用は350億ドル超と見積もられている。このカタール鉄道プロジェクトはドーハメトロやGCCネットワークなど約19の工事パッケージ(10億ドル)からなっており、15年に及ぶGCC鉄道プロジェクトに対する総投資額は1000億ドルに達するとみられ[33]、都市交通システムとしては世界最大規模のプロジェクトとなる[32]。その中で現在建設中で2019年10月に完成予定の第1期3路線によって、国際空港やワールドカップ全12会場、市街地などを結ぶ。3路線の名前は、ハマド国際空港などを結ぶレッドラインゴールドライングリーンラインである。3路線の全長は86kmで、32駅を設置する。各路線は無人運転システムを搭載し、時速100kmで走行、1時間あたり8000人以上の乗客輸送を予定している[32]。カタールレールによると、ドーハメトロ鉄道システム導入で、自家用車などが約17万台以上減少し、交通渋滞が解消され、年間の二酸化炭素排出量を約258万トン削減可能という[32]。日本企業がデザインした車両の外装と内装は、カタールの伝統や環境を反映したものである。高水準の豪華さと快適さを求める乗客向けのカタール風のゴールドクラス応接室である「マジリス」、子ども連れの乗客向けでファミリーシート配置の車両「ファミリークラス」、ロングシート配置で車内が広く使える車両「スタンダードクラス」の3種類の乗客層に分けた車両がある。また、全車両には路線案内情報やエンターテイメントを表示する大型画面が付いている[32]

今大会期間中に最大100万人のファンがカタールを訪れると予想されている。現在施設などの建設を進めているものの、カタールで使用できるホテルは16000部屋であるため宿泊設備の不足が予想されている[34]。その為、2015年4月19日、カタール政府観光庁は今大会期間中にドーハ・エリア・ターミナルに5つのクルーズ船を停泊させ、その中の6000部屋をホテルとして使用すると発表した[34]。また、2016年9月27日、カタールW杯組織委員会(開催国の組織委員会)は、カタール南部に2000人収容の「ファン」テント村を5か所設置すると発表した。まずは試験計画として、30万m2の用地に650のテントを配置する。そこから最も近いスタジアムは、車で1時間半の距離にあるアル・ジャヌーブ・スタジアム(準々決勝まで使用)である[35]

エアコンスタジアム計画

カタールのワールドカップ招致委員会は、太陽光発電による空調設備を備えて温度を27度以下に保つスタジアムを整備すると開催国決定前に発表し[36]、ドーハ国際空港から南西へ車で10分余りの場所に、「ザ・ショー・ケース」と名付けられたワールドカップ招致用見本のドーム型ミニスタジアムをわずか3カ月で完成させた。開閉式の屋根で収容人数は約530人、隣接した太陽光パネルによる発電を利用して室温を18度まで下げることができる。2010年9月にFIFA視察団が同競技場を訪れた際、屋外の気温は47度だったが、冷却装置を稼働させた内部は23度に保ったという[37]。また、AFCアジアカップ2011の会場であるジャシム・ビン・ハマド・スタジアムは太陽発電ではなく、通常電源によるエアコンを完備。2011年11月8日に日本代表がブラジルワールドカップアジア3次予選合宿で、同スタジアムを使用した。その際、スタジアムの外の気温は23度だったが、冷房が効いたピッチ上は約16度だった[38]

このように、エアコンスタジアムでのカタールワールドカップ夏場開催は可能であるとされる。但し、冷却のための費用は莫大な額が見込まれている他、試合会場や練習場など選手の活動範囲には冷却装置を導入できても、一般客が動く全ての場所まではカバーできない可能性がある等の問題がある。そのため、2015年3月にはFIFAより当初予定されていた6月 - 7月の夏開催から11月から12月にかけての晩秋 - 冬開催への変更が発表されるに至った。

気候

ケッペンの気候区分では砂漠気候(BWh)となっている。開催時期の11月の平均気温は24.2度、平均最高気温は29.5度、平均最低気温は19.5度、12月の平均気温は19.2度、平均最高気温は24.1度、平均最低気温は15.0度となっている。降水量は11月が3.3mmと乾燥している一方、12月は12.1mmと年中乾燥しているカタールの中では降水量が増える。

時差

時差は協定世界時より3時間進んだUTC+3に属する。

組み合わせ抽選会

国際サッカー連盟 (FIFA) は2022年3月23日、2022 FIFAワールドカップ本大会の組み合わせ抽選会を、2022年3月31日に行われる第72回FIFA総会[39]の翌日である4月1日[40]19時(現地時間)から、ドーハのドーハ・エキシビション・コンベンションセンター (DECC) で実施することを発表し、その抽選手順を公表した[41]

大会組織委員会が承認した手順によると、抽選時点でカタール以外の出場決定済みの28ヶ国を、2022年3月31日発表のFIFAランキングに基づいて8ヶ国ずつ4つのポットに振り分け(ホスト国のカタールは無条件にポット1に割り当てる。また、未決定の3枠についてはポット4に割り当てる)、各ポットの国をA組からH組まで8つのグループに割り当て、同組をグループステージの組み合わせとする。下表の括弧内はFIFAランキング。

ポット振り分け[42]
ポット1ポット2ポット3ポット4

抽選方法はポット1からポット4までの順に各ポット内の国をA組からH組までに割り当てた上で組内のポジションを決め、次のポットの抽選を行う方式を繰り返して組み合わせを決定する。ただし、以下のルールが存在する[41]

  • 原則として同じ大陸連盟加盟国は同組にならない(地理的分離の原則)。ただし、UEFA加盟国は13チームが出場するため、全ての組にUEFA加盟国が入り、かつ5つの組はUEFA加盟国が2チーム存在する(UEFA加盟国が3チーム入ることはない)。
    • 組み合わせ抽選の時点で出場チームが決まっていない枠(ヨーロッパ2次予選・パスA、大陸間プレーオフ)については、どの国が勝ち上がった場合にもこのルールが適用されるように抽選された。
  • 開催国カタールは開幕戦を行うため、A組1番に事前に割り当てられる(従って、ポット1の残りの7ヶ国はB組からH組までのいずれかに入る)。
組み合わせ抽選における実際のドローの順序
ポット1[draw 1]
チーム組/番
 カタールA1[draw 2]
 イングランドB1
 アルゼンチンC1
 フランスD1
 スペインE1
 ベルギーF1
 ブラジルG1
 ポルトガルH1
ポット2
チーム組/番
 オランダA4
 アメリカ合衆国B3
 メキシコC3
 デンマークD3
 ドイツE2
 クロアチアF4
 ウルグアイH3[draw 3]
 スイスG3
ポット3
チーム組/番
 イランB2[draw 4]
 セネガルA3
 ポーランドC4
 セルビアG2[draw 5]
 チュニジアD3
 日本E4
 モロッコF3
 韓国H4
ポット4
チーム組/番
AFC vs CONMEBOLD2[draw 6]
 エクアドルA2
 サウジアラビアC2[draw 7]
CONCACAF vs OFCE2[draw 8]
UEFA パスAB4
 カメルーンG4[draw 9]
 ガーナH2[draw 10]
 カナダF2
抽選に関する注釈
  1. ^ ポット1の各国は必ず各組のスロット1に割り当てることになっていた。
  2. ^ 開催国はA1に割り当てることが決まっていた。
  3. ^ 同じCONMEBOL代表のブラジルのいるグループGを避けてグループHへ。
  4. ^ 同じAFC代表のカタールのいるグループAを避けてグループBへ。
  5. ^ 同じUEFA代表が2ヶ国割り当て済みのグループD/E/Fを避けてグループGへ。
  6. ^ AFC代表のカタール・イラン及びCONMEBOL代表のアルゼンチンと同組にしないためグループDへ。
  7. ^ 同じAFC代表のイランのいるグループBを避けてグループCへ。
  8. ^ CONCACAF代表のアメリカのいるグループBを避けてグループEへ。
  9. ^ 同じCAF代表のモロッコのいるグループFを避けてグループGへ。
  10. ^ 同じCAF代表のモロッコのいるグループFを避けてグループHへ。

主審

2022年5月19日、FIFAは本大会に出場する36名の主審と69名の副審、24名のビデオマッチオフィシャル(VMO)から成る審判団を発表した[43][44]。本大会ではFIFAワールドカップ史上初めて女性のレフェリー6名(主審3名・副審3名)が選出され、日本から山下良美が選出された一方で、副審、VMO、男性の主審は1名も選出されなかった[45]。下記において「†」は女性。

結果

グループステージ

日時はすべて現地時間 (UTC+3)

順位決定方法

各グループ上位2チームが、決勝トーナメントに進出する。順位は、以下の順に従い決定される[46]

  1. 全試合での勝ち点
  2. 全試合での得失点差
  3. 全試合での得点
  4. 以上で勝ち点が並んだチーム同士の対戦における
    1. 勝ち点
    2. 得失点差
    3. 得点
  5. 反則ポイント:以下のポイントを累算して少ない順
    • イエローカード:1ポイント
    • イエローカード2枚での退場:3ポイント
    • レッドカード:4ポイント
    • イエローカード+レッドカード:5ポイント
  6. 抽選

グループ A

チーム出場権
1 カタール (H)00000000ノックアウトステージ進出
2 エクアドル00000000
3 セネガル00000000
4 オランダ00000000
試合は2022年11月20日 に開始予定. 出典: FIFA
(H) 開催地.


グループ B

チーム出場権
1 イングランド00000000ノックアウトステージ進出
2 イラン00000000
3 アメリカ合衆国00000000
4 ウェールズ00000000
試合は2022年11月21日 に開始予定. 出典: FIFA


グループ C

チーム出場権
1 アルゼンチン00000000ノックアウトステージ進出
2 サウジアラビア00000000
3 メキシコ00000000
4 ポーランド00000000
試合は2022年11月22日 に開始予定. 出典: FIFA


グループ D

チーム出場権
1 フランス00000000ノックアウトステージ進出
2 オーストラリア00000000
3 デンマーク00000000
4 チュニジア00000000
試合は2022年11月22日 に開始予定. 出典: FIFA


グループ E

チーム出場権
1 スペイン00000000ノックアウトステージ進出
2 コスタリカ00000000
3 ドイツ00000000
4 日本00000000
試合は2022年11月23日 に開始予定. 出典: FIFA


グループ F

チーム出場権
1 ベルギー00000000ノックアウトステージ進出
2 カナダ00000000
3 モロッコ00000000
4 クロアチア00000000
試合は2022年11月23日 に開始予定. 出典: FIFA


グループ G

チーム出場権
1 ブラジル00000000ノックアウトステージ進出
2 セルビア00000000
3 スイス00000000
4 カメルーン00000000
試合は2022年11月24日 に開始予定. 出典: FIFA


グループ H

チーム出場権
1 ポルトガル00000000ノックアウトステージ進出
2 ガーナ00000000
3 ウルグアイ00000000
4 韓国00000000
試合は2022年11月24日 に開始予定. 出典: FIFA


ノックアウトステージ

ノックアウトステージ では、45分ハーフの試合で決着が付かない場合は、15分ハーフの延長戦が行われる。この延長戦でも決着がつかない場合は引き分けとなり、PK戦で勝ち進むチームを決める。

 
ラウンド16準々決勝準決勝決勝
 
              
 
12月3日 – ライヤーン(ハリーファ)
 
 
グループA 1位
 
12月9日 – ルサイル
 
グループB 2位
 
Match 49の勝者
 
12月3日 – ライヤーン(アフメド・ビン=アリー)
 
Match 50の勝者
 
グループC 1位
 
12月13日 – ルサイル
 
グループD 2位
 
Match 57の勝者
 
12月5日 – アル=ワクラ
 
Match 58の勝者
 
グループE 1位
 
12月9日 – エデュケーション・シティ
 
グループF 2位
 
Match 53の勝者
 
12月5日 – ドーハ (974)
 
Match 54の勝者
 
グループG 1位
 
12月18日 – ルサイル
 
グループH 2位
 
Match 61の勝者
 
12月4日 – アル=ホール
 
Match 62の勝者
 
グループB 1位
 
12月10日 – アル=ホール
 
グループA 2位
 
Match 51の勝者
 
12月4日 – ドーハ(アル・トゥマーマ)
 
Match 52の勝者
 
グループD 1位
 
12月14日 – アル=ホール
 
グループC 2位
 
Match 59の勝者
 
12月6日 – エデュケーション・シティ
 
Match 60の勝者3位決定戦
 
グループF 1位
 
12月10日 – ドーハ(アル・トゥマーマ)12月17日 – ライヤーン(ハリーファ)
 
グループE 2位
 
Match 55の勝者Match 61の敗者
 
12月6日 – ルサイル
 
Match 56の勝者Match 62の敗者
 
グループH 1位
 
 
グループG 2位
 

ラウンド16

2022年12月3日 (2022-12-03)
18:00
グループA 1位Match 49グループB 2位

2022年12月3日 (2022-12-03)
22:00
グループC 1位Match 50グループD 2位

2022年12月4日 (2022-12-04)
18:00
グループD 1位Match 52グループC 2位

2022年12月4日 (2022-12-04)
22:00
グループB 1位Match 51グループA 2位

2022年12月5日 (2022-12-05)
18:00
グループE 1位Match 53グループF 2位

2022年12月5日 (2022-12-05)
22:00
グループG 1位Match 54グループH 2位

2022年12月6日 (2022-12-06)
18:00
グループF 1位Match 55グループE 2位

2022年12月6日 (2022-12-06)
22:00
グループH 1位Match 56グループG 2位

準々決勝

2022年12月9日 (2022-12-09)
18:00
Match 53の勝者Match 58Match 54の勝者

2022年12月9日 (2022-12-09)
22:00
Match 49の勝者Match 57Match 50の勝者

2022年12月10日 (2022-12-10)
18:00
Match 55の勝者Match 60Match 56の勝者

2022年12月10日 (2022-12-10)
22:00
Match 51の勝者Match 59Match 52の勝者

準決勝

2022年12月13日 (2022-12-13)
22:00
Match 57の勝者Match 61Match 58の勝者

2022年12月14日 (2022-12-14)
22:00
Match 59の勝者Match 62Match 60の勝者

3位決定戦

2022年12月17日 (2022-12-17)
18:00
Match 61の敗者Match 63Match 62の敗者

決勝

Match 61の勝者Match 64Match 62の勝者

優勝国

得点ランキング

表彰

議論

招致疑惑

2002年からFIFA理事を務めていた小倉純二によれば、従来のワールドカップ開催地決定に関して最も影響力のあるのはFIFA視察団が立候補国を現地調査して提出する調査報告書(レポート)だった。この大会のレポート評価は、2022年開催が決まったカタールは全体及び2018年の5候補内の両方で最下位だった[2][47][48]。また、調査報告書には、「選手やサポーターの健康上のリスク」が記載されていた[2]

そのため、2022年のサッカーワールドカップの開催地にカタールが決まった直後、イギリスのジャーナリストやサッカー関係者などの間から、カタールの勝因は賄賂だったのではないかという疑惑が浮上[49]

疑惑報道

2010年10月、サンデー・タイムズ紙は、ナイジェリアとタヒチのFIFA理事が賄賂の見返りに投票する予定であると述べている盗撮ビデオを公表した。同時に、コートジボワールとカメルーンのFIFA理事が賄賂を受け取ったとの招致委員の証言を報じた。また、2013年1月29日発売のフランス・フットボール誌において、カタールの招致委員会がワールドカップ招致を成功させるために様々な不正行為をおこなっていたとのレポートが掲載された[2][50]。カタールは招致費用に3375万ドルを費やしており、その内、招致アンバサダーに就任したジダンは報酬として1100万ドルを受け取っていた[2][50]

2010年10月にフランスのニコラ・サルコジ大統領の招待でパリのエリゼ宮において設けられた席で、カタール皇太子とプラティニUEFA会長、PSGのオーナーは、PSGのカタール資本への売却、新しく設立したテレビ局による高額の放映権料の支払いをする見返りとしてプラティニのカタールへの投票が決められたとされる。大会開催に際してのインフラ構築へのフランスの参入や、プラティニの息子がカタールの関連会社へ就職したことも関連しているとしている[51]。ミシェル・プラティニUEFA会長がカタールに投票した2011年に、カタールとフランスの間での巨額の貿易取り引きが締結されたと伝えられ、投票の10日前にプラティニ会長と当時のフランスのサルコジ大統領、カタール首相の間で会合があったという疑惑がある。そのプラティニはこの会合の存在を認めているが、不正は否定している[51][52]。また、2010年12月2日に行われた開催地を決める投票の直前に、ミシェル・プラティニUEFA会長がモハメド・ビン・ハマムに密かに会っていたという[53]

2014年3月18日付のイギリスのデーリー・テレグラフによれば、「FIFA元副会長のワーナー氏とその家族が、カタール出身でFIFA元理事のハマム氏が経営する会社から約200万ドル(約2億円)を受け取っていた」と伝えている[54]

2014年6月1日付のイギリスのサンデー・タイムズが、当時務めていたFIFAのカタール人の理事からアフリカ各国のサッカー連盟の幹部などに、合わせて500万ドルの秘密資金が支払われていたと伝えた[2][48][49][51][53][55][56][57][58][59][60][61][62][63][64][65][66][67][68][69][70][71]。この記事はFIFAの幹部(匿名)からの文書や電子メールを基にしているものである。それによれば、資金を提供したのは、アジアサッカー連盟会長も務めていたモハメド・ビン・ハマムで、2010年12月に2022年のワールドカップ開催地が決定する1年以上前から、自ら設立した企業の基金を通して、アフリカ出身の4人のFIFA理事にカリブやアフリカ30カ国、それに、太平洋諸国などのサッカー連盟幹部に加え、元FIFA副会長のジャック・ワーナーらに対して、サッカー振興などの名目で、口座を通じて、資金を提供していた。その資金を受け取った幹部の多くはFIFAでの投票権を持たなかったものの、モハメド・ビン・ハマムはアフリカ出身の4人のFIFA理事への影響力を期待したとみられ、その根拠として、サンデー・タイムズでは、資金の流れを示す金融機関の文書や電子メールのやりとりも入手していると主張した[2][48][51][55][56][53][57][58][59][60][61][62][63][64][65][66][67][68][70][71][72][73][74]。さらに、この記事ではカタールでの手厚い視察旅行の内容に加え、入金確認後の「お礼メール」の文面も伝えている[48][51][66]。また、国際サッカー連盟の元副会長ジャック・ワーナーとその息子には約120万ドル(約1億2千万円)、息子に約75万ドル(約7500万円)が支払われた文書が明らかとなっている[75]

2014年6月8日付のイギリスのサンデー・タイムズが伝えたところによれば、元FIFA理事のモハメド・ビン・ハマムがタイサッカー協会の会長でFIFA実行委員のマクディを通じて政府レベルの会談をセッティングし、カタールタイの閣僚レベルを仲介して 天然ガスの取引の便宜を図ったという。その後、タイはカタールとのエネルギー協定を改めた上で液化天然ガスの100万トンあたりの価格を値下げし、「非常に安い」価格で ガスの輸入を始めた。この取引は開催地を決める投票の4カ月前に行われており、その天然ガスと引き換えに支持を求めたと指摘している[51][64][65][66][67][76][77]。また、ハマムは2010年にロシアプーチン大統領の招きに応じ、ロシアとカタールの間におけるスポーツ交流を話し合うためモスクワを訪れた。その1ヵ月後、ロシアとカタールは2018年と2022年のワールドカップの招致に成功。それから2日後に、カタールの元首がロシアを訪問し、ロシアのプーチン大統領と天然ガスの合同生産について話し合ったと伝えている[51][77]

2002年当時、FIFAの副会長を務めていた韓国のチョン・モンジュンがFIFAの副会長職を保障してもらう条件を前提にして、カタールの招致のためにアジアサッカー連盟の元会長と談合しており、私的な接待を繰り返していたとサンデー・タイムズが報じている[78]

サンデー・タイムズのサラ・バクスター副編集長は「(FIFA元理事の)ビン・ハマム氏が、投票に影響のある人たちに対して賄賂を渡したり、裏金を操作していた証拠がある」と述べている[57]。また、イギリスのサンデー・タイムズでは、今回自らが行った一連の報道について「電子メールや賄賂に使われた口座、領収書、当事者の口述など数百万件の確たる証拠を相次いで公開した。これらの証拠は4年間にわたって調査した結果である」としている[77]

FIFAによる調査と対応

2018年と2022年のワールドカップ招致に絡む不正行為の疑惑報道を受け、FIFAの倫理委員会が、開催地の決定投票に関わった、当時の理事会(現FIFA評議会)メンバーのうち、ブラッター会長ら現職の理事を対象にした調査に乗り出した[54]

調査の方法はFIFAの倫理委員会と、FIFAのブラッター会長が雇った、アメリカ連邦地検の元検事で、弁護士の経験がある、マイケル・ガルシア調査員が2014年6月2日にオマーンでカタールの組織委員会と会合を行い、事情を聴いた[2][49][58][61][67][79]。この調査は日本を含め、2つの大会に立候補した全ての国を対象に行われていて[80]、FIFAの倫理委員会では「数か月前からこの問題を調査していた」との声明を出している[71]

当初の予定として、マイケル・ガルシアの話では「調査は2014年6月9日に終わり、7月半ばには報告書を準備できる」と述べ、サンデー・タイムズ紙が得ている情報についても、「すでに知っている」と示している[70][79]。マイケル・ガルシアは電子メールでの声明で「この報告書では過去の調査で集めた証拠をはじめ、招致プロセスに関連する可能性のあるすべての証拠が考慮される」と表明した[79]

FIFAでも、内部に設けた調査班で2018年と2022年の開催地決定の経緯について、独自に行っている聞き取り調査を当初は2014年6月9日までに終え、6週間以内、つまりはブラジルワールドカップ終了後の2014年7月中旬に、調査結果の報告書をまとめ、FIFAの倫理委員会に提出して、その後、2014年9月か10月以降に、FIFAが、その結果を公表した上で、2022年の開催地を再投票するかどうかを含め、何らかの措置をとることを明らかにしていた[48][59][60][81][82][83][84][51][64][65][66][67][70][49][73][72]

なお、この問題については2014年6月7日にブラジルのサンパウロで開かれたFIFA理事会(現FIFA評議会)でも取り上げられ[55][62][83][84]、今回の問題への対応は、FIFAの倫理委員会の調査結果を待って検討することを理事会(現FIFA評議会)の中で確認[83][84]

2014年6月11日と6月12日の2日間にわたって、ブラジルのサンパウロでFIFA総会が行われ、当初は今回明らかになった疑惑について議題が上がることになっていたが[72]、FIFAのブラッター会長は、初日の2014年6月10日、2日目の2014年6月11日でも、今回の不正疑惑についての言及はなく、今回上がった疑惑についても、総会の議題にも挙がらなかった[73][85][86]

2014年7月21日、FIFAは2018年・2022年のワールドカップの招致に絡む不正疑惑を調べていた、倫理委員会の調査部門が、2014年9月の第1週までに報告書をまとめて、処分するかどうかを決める倫理委員会の審議部門に提出するとの見通しを発表[80]

2014年9月5日、FIFAは倫理委員会の調査部門トップを務めるガルシア氏らが、2018年と2022年のワールドカップ招致に絡む不正疑惑について、350ページの調査報告書をまとめ、裁定部門に提出したと発表[87][88]

この調査部門では、およそ1年間にわたり75人以上の関係者に聞き取りを行い、インタビューの録音記録などおよそ20万ページ分の証拠を調べた上で詳細な事実関係などが明記された[87][88]。さらに、2018年開催地のロシアと、カタール開催となった2022年大会に立候補したアメリカに関する補足文書も提出されたという[88]

なお報告書の内容は公開されていないものの、FIFAでは「明らかになった新事実や、関係者への追加処分、今後の招致活動に関する提言などが掲載されている」と話している[87][88]。この報告書を基に、裁定部門がFIFAの倫理規定によって最終判断が下される[88]

しかし2014年9月23日、FIFAの理事を務めるヨルダンのアリ王子はツイッターで「透明性のためにも(2018年と2022年ワールドカップ(W杯)開催国の選出をめぐる不正疑惑の)調査レポート全体が開示され、一般に公開されることは大事」と述べ、「サッカーのためになるようにFIFAの組織を改革していくうえで、(報告書の公開は)サッカー社会が前進するための助けにしかならない」と指摘[89]

2014年9月19日、FIFA倫理委員会の裁定部門トップを務めるが「取り調べの結論が出るのは来年(2015年)春以降になる」との見通しを明かした[90][91]

エカートは報告書について、「(2014年)10月下旬か11月上旬までに分析し、調査部門が精査した上で最終的な結論を出す」とした上で、「最終結論による処分は個人に対するものに限ること」を明らかにした[91]

多数のグループとメディアは、この大会を主催するカタールの適合性と気候条件に関する懸念を表明した[92][93]。カタールの人権(特に労働者条件、LGBTにおける権利)の解釈もその1つである[93][94][95]

ホスト国としてのカタールの選択については物議を醸していた。FIFAの役員は汚職で告発され、カタールがワールドカップを、いわば「買うこと」を可能にしていた[96]。建設作業員の扱いについては人権団体によって疑問視された[97]。そして、計画を現実にするために必要であった高コストは批判された。 いくつかの気候条件に加え、夏から冬への開催時期の変更に加え、エアコンスタジアムについての当初の計画が実行不可能になった。 FIFAのゼップ・ブラッター会長は後で、ワールドカップをカタールに行うことについて「誤り」であったと述べた[98][99]

2019年6月18日には、プラティニが誘致をめぐる汚職容疑でフランス当局に逮捕されている[100]

労働者の環境

出稼ぎ労働者の権利の問題は、多くの労働者が食物と水を許されないと報じた「ガーディアン」による取材によって、注意を引き付けた。さらに、「ガーディアン」は、最高で4,000人の労働者が、怠慢な安全管理や、その他の原因によって亡くなるかもしれないと見ている[97]。 これらの主張は、400人のネパール人[101] と700人を超えるインド人の話に基づくもの[102]。ワールドカップの開催地をカタールが勝ち取った2010年以来、労働者は様々な場所で死亡している。

入札による汚職疑惑

カタールは、入札を確保することにおいて、カタールのサッカー界のトップだったモハメド・ビン・ハマムの役割の下、ワールドカップの入札によって、大きくなるプレッシャーに直面していた[103]

カタール誘致委員会の担当者は、カタール側から何人かのアフリカ役員に対して、150万ドルを支払われたと語っている[104]。しかし、この主張は後で撤回した[105][106]。2014年3月に、かつての北中米カリブ海サッカー連盟会長であるジャック・ウォーナーと、その家族がカタールの会社からおよそ200万ドルを支払われたことが明らかにされた際、多くの疑惑が明らかになった。FBIはカタールの入札と、ワーナーとの関係を調査している。[107]

FIFAの主要なスポンサーであるソニーアディダスVisaコカコーラの4社は、FIFAに対し調査することを求めた[108][109]。「サンデー・タイムズ」は数百万の秘密書類の情報に基づいた、贈収賄について報じた[110]。FIFA副会長ジム・ボイスは、「汚職疑惑が証明されるならば、彼が、新しい開催地を見つけるために再投票をサポートするであろう」と述べている[111][112]

しかし、そうした主張にもかかわらず、カタール側は、汚職疑惑が、妬みによって動かされていることを強く主張し、そのような国でワールドカップを望んでいない人々によって疑っている。 カタールが、ワールドカップを保持するその努力の一方で、敬意を得ていなく、2014年6月のドイツのメディアに、カタール航空のCEOであるはインタビューに応じ、カタールの族長が厳密に非寛容政策によって買収贈収賄を禁じると述べている[113]

ネガティブキャンペーン実行疑惑

2018年7月29日、英紙タイムズが「カタールW杯組織委員会(カタール国内側のW杯組織委員会)に協力していた元CIAエージェントの内部通報者が、同組織委員会がアメリカオーストラリアイングランドの3か国に対し、2010年5月からネガティブ・キャンペーンを仕掛けていたことを暴露した」と報道した[114]2018/2022 FIFAワールドカップ開催地決定投票がFIFA理事会(現FIFA評議会)で行われたのは、2010年12月1日である。

以下の内容は、英タイムズ紙の報道に基づく[114][115]ネガティブ・キャンペーンの狙いは、上記3か国に「国内の盛り上がり・サポートが乏しい」という印象を与えさせることで、カタールW杯組織委員会(カタール国内側のW杯組織委員会)の依頼を国際戦略的企業の『BLJ Worldwide』ニューヨーク支店が受注し、同組織委員会からそのための資金を提供されたという。

その詳細は

  • マーケットジャーナリストブロガー、有名人を雇用して疑問を呈させ、各国のマイナス面を誇張させることにより、開催国投票を難しくさせる。
  • スキャンダル、そして開催国投票の意義を損なわせる記事、研究などを作成する。スポーツエコノミスト(スポーツビジネスの動きや諸問題に関する調査・分析・予測などの仕事をする専門家)を募集し、アメリカが1994年アメリカW杯でどれだけの損失を出したかを研究して発表する。この際、アメリカの経済損失の論文を書かせた大物学者には9000ドル(およそ100万円)が支払われたという。
  • アメリカの体育教師組合と下院議員を買収し、サッカー大会に費やした資金を高校スポーツに充てるべきとして反対活動を行わせる。
  • 抗議する草の根運動を組織する。オーストラリアのメルボルンにはプロラグビーのグループ(スーパーラグビーレベルズ (ラグビー)等)があるため、6月の開催はラグビーに悪影響があると訴えかけさせる。

この英タイムズ紙の報道が事実であれば、FIFA規則・規約の違反である。 この報道に対して、カタールW杯組織委員会(カタール国内側のW杯組織委員会)は「事実無根」と否定している[115]

大会公式スポンサー

FIFAパートナー

FIFAワールドカップスポンサー

リージョナルサポーター

中東・アフリカ地域 

南米地域

北米地域

公式サウンドトラック

公式マスコット

  • ライーブ(La'eeb)- 歴代のFIFAワールドカップ公式マスコットが暮らす「マスコットバース」からやって来た、アラビア風頭巾(クーフィーヤ)をモチーフにしたマスコット。名前の由来はアラビア語で「超一流のサッカー選手」という意味。マスコットの発表は2022年4月1日にドーハで行われたグループリーグ組み合わせ抽選会でお披露目された[117]

脚注

[脚注の使い方]

注記

出典

  1. ^ FIFA World Cup 2022 Schedule”. Football Arroyo. 2022年6月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j “2014年W杯開幕直前のFIFAに新たな疑惑が浮上”. IBTimes. (2014年6月4日). http://jp.ibtimes.com/articles/58041/20140604/371332.htm 2014年6月4日閲覧。 
  3. ^ “日本落選!22年W杯はカタールで開催”. SANSPO.COM(サンケイスポーツ. (2010年12月3日). http://www.sanspo.com/soccer/news/101203/scg1012030048000-n1.htm 2010年12月3日閲覧。 
  4. ^ Russia and Qatar awarded 2018 and 2022 FIFA World Cups FIFA.com, 2010年12月2日掲載、2012年3月16日閲覧。
  5. ^ 日本のW杯招致は何を間違えたのか?選考基準を巡る2つの大きな誤算。P1-ナンバー公式HP2010/12/3
  6. ^ 今大会の開催決定日。
  7. ^ a b c 共同通信 (2018年4月13日). “【サッカーW杯】2022年カタール大会から48チーム案 FIFA会長が検討へ”. 産経新聞社. https://www.sankei.com/sports/news/180413/spo1804130013-n1.html 2018年4月13日閲覧。 
  8. ^ 共同通信 (2018年5月16日). “【サッカーW杯】2022年大会から前倒し拡大案 6月のFIFA総会で議論”. 産経新聞社. https://www.sankei.com/sports/news/180516/spo1805160008-n1.html 2018年5月16日閲覧。 
  9. ^ 共同通信 (2018年6月11日). “FIFAランキングの算出一新 ロシア大会後から適用”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/GCO2018061001001861.html 2018年6月11日閲覧。 
  10. ^ “サッカーW杯拡大前倒し、合意得られず=世界ランク算出法は改正へ-FIFA”. 時事通信. (2018年6月11日). https://www.jiji.com/jc/worldcup2018?s=news&k=2018061100222 2018年6月12日閲覧。 
  11. ^ a b “サッカー=FIFA会長、「2022年W杯の出場枠拡大議論は時期尚早」”. ロイター. (2018年6月11日). https://jp.reuters.com/article/soccer-worldcup-ibc-idJPKBN1J706L 2018年6月11日閲覧。 
  12. ^ 22年カタールW杯 出場枠32→48へ!組織委前向きに検討 スポニチ、2018年7月9日
  13. ^ a b 2022年カタールW杯は11月~12月の冬開催に…FIFA会長は出場枠48への拡大も示唆 Goal日本語版、2018年7月14日
  14. ^ 2022年サッカーW杯、クウェートとオマーンとの共催検討”. 産経新聞 (2019年3月7日). 2019年3月9日閲覧。
  15. ^ FIFA Council decides on key steps”. 国際サッカー連盟 (2019年3月15日). 2019年5月23日閲覧。
  16. ^ FIFA World Cup Qatar 2022(TM) to be played with 32 teams”. 国際サッカー連盟 (2019年5月22日). 2019年5月23日閲覧。
  17. ^ “FIFA statement on complaint made by Chilean Football Association” (プレスリリース), FIFA, (2022年5月11日), https://www.fifa.com/legal/media-releases/fifa-statement-on-complaint-made-by-chilean-football-association 2022年6月11日閲覧。 
  18. ^ 国籍偽装疑惑のエクアドル代表、W杯出場権を剥奪か!? 代替出場はチリかペルーか!? なぜかイタリア、ウクライナを推す声も”. THE DIGEST (2022年6月10日). 2022年6月11日閲覧。
  19. ^ “FIFA Disciplinary Committee passes decision on eligibility of Byron David Castillo Segura” (プレスリリース), FIFA, (2022年6月11日), https://www.fifa.com/legal/media-releases/fifa-disciplinary-committee-passes-decision-on-eligibility-of-byron-david-castillo-segura 2022年6月11日閲覧。 
  20. ^ UEFAのプラティニ会長、2022年W杯・カタール大会の1月開催案を支持 - スポーツナビ・2010年12月11日
  21. ^ サッカー=FIFA会長「カタールW杯は夏季に単独開催」 - ロイター・2011年2月8日
  22. ^ FIFA副会長、カタールW杯の猛暑対策を提案-goal.com日本語版2012年7月7日
  23. ^ 2022年W杯カタール大会 酷暑の夏開催に懸念 FIFAのブラッター会長-msn産経ニュース2013年1月15日
  24. ^ 22年カタールW杯、冬季開催の可能性も-AFPBBニュース2013年3月3日
  25. ^ 夏でも冬でも開催可能 カタールの2022年W杯-MSN産経ニュース2013年3月23日
  26. ^ “22年W杯カタール大会、1月もしくは11月の開催に変更も”. ブルームバーグ. (2014年9月8日). http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NBLI9B6VDKHT01.html 2014年9月9日閲覧。 
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