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北陸や東北で今季一番の積雪 雪崩や落雪に警戒を
内容をざっくり書くと
あすまでに予想される雪の量は、新潟県の山沿いで50センチ、平地で30センチとなっている。
北陸や東北では今シーズン一番の積雪となっている。 【映像】北陸や東北で今季一番の積雪 寒波による大雪… →このまま続きを読む
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新潟県
新潟県(にいがたけん、英: Niigata Prefecture)は、日本の中部地方(北陸地方)[注 1]に位置する県。県庁所在地は新潟市。
概要
日本海に面しており、中部地方、北陸地方、関東甲信越地方などに分類される(#日本の地方区分による分類で後述)。
県内は地理的観点から一般的に上越地方、中越地方、下越地方、佐渡地方の4地域に大きく分けられる(#地域区分で後述)。
面積は47都道府県で第5位、海岸線の長さは634.0キロメートルである(本州331.0キロメートル・佐渡島279.9キロメートル・粟島23.1キロメートル)[2]。
古代には越国の領土であり、五畿七道の北陸道のうち東半分を占め令制国(旧国)では越後国と佐渡国の全域に相当する。この旧国名から、越佐(えっさ)と表現することもある。
名称について
- 県章
- 県章は「新」の字を崩した物を中央上に置いて、その周りを「ガタ」を丸く図案化したもので囲んだものである。また、県章とは別にシンボルマークも制定されている。
地理・地域
地形
山地
- 主な山脈
- 越後山脈、三国山脈、飛騨山脈、朝日山地、飯豊山地、櫛形山脈
- 主な山
- 妙高山、八海山、巻機山、兎岳、金城山、坂戸山、弥彦山、魚沼駒ヶ岳、金北山、新潟焼山、米山、苗場山、小蓮華山、火打山、飯豊山、守門岳、五頭山、二王子岳、中ノ岳、平ヶ岳、雪倉岳、朝日岳、佐武流山、谷川岳
- 主な峠
- 八十里越、六十里越、三国峠、清水峠、惣座峠、葛葉峠、野尻坂峠
土地
河川
湖沼
島嶼
公園
自然公園
都市公園
気候
県内全域日本海側気候で豪雪地帯(一部特別豪雪地帯)であり、山間部は世界有数の豪雪地帯となっている。特に津南町や十日町市、妙高市周辺で積雪が多い。しかし日本海の暖流(対馬海流)の影響で緯度の割には冬の気温が高く、日照時間が少ないために放射冷却が起こりにくく、朝晩はあまり冷え込まない。そのため降る雪は水分が多く、重たい性質である。一方、柏崎市や新潟市などの沿岸部の積雪はそれほどでもない(詳細は新潟市の地理#雪を参照)。
夏はフェーン現象の影響で、気温が上がりやすく湿度も高くて蒸し暑い。特に糸魚川市は、日本国内の最低気温の最高記録である31.3°Cを観測しており、熱帯夜が非常に多い場所として知られている。
海洋性気候である佐渡島は、冬は暖かく、雪よりも雨の日が多いほどである。
平年値 (月単位) | 上越 | 中越 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
上越市 大潟 | 上越市 安塚 | 上越市 高田 | 糸魚川市 能生 | 糸魚川 | 妙高市 関山 | 津南 | 湯沢 | 十日町 | 魚沼市 小出 | 魚沼市 入広瀬 | 柏崎 | 長岡 | 長岡市 寺泊 | 三条 | ||
平均 気温 (°C) | 最暖月 | 25.6 (8月) | 24.8 (8月) | 26.0 (8月) | 25.0 (8月) | 26.5 (8月) | 24.4 (8月) | 23.4 (8月) | 24.6 (8月) | 24.8 (8月) | 25.4 (8月) | 24.1 (8月) | 25.3 (8月) | 25.6 (8月) | 25.7 (8月) | |
最寒月 | 2.5 (2月) | 0.6 (2月) | 2.1 (2月) | 2.0 (2月) | 3.3 (2月) | −0.1 (2月) | −1.5 (2月) | −0.5 (1月) | −0.2 (1月) | 0.0 (1月) | −0.6 (1月) | 2.3 (2月) | 1.2 (2月) | 1.6 (1,2月) | ||
降水量 (mm) | 最多月 | 308.5 (12月) | 342.8 (12月) | 420.3 (12月) | 414.9 (12月) | 345.4 (12月) | 338.9 (1月) | 237.4 (1月) | 286.5 (1月) | 412.3 (1月) | 359.5 (1月) | 460.3 (1月) | 323.3 (12月) | 335.8 (12月) | 236.1 (12月) | |
最少月 | 90.7 (4月) | 99.9 (4月) | 94.9 (4月) | 118.6 (4月) | 115.7 (4月) | 70.0 (4月) | 81.5 (4月) | 103.6 (4月) | 103.8 (4月) | 116.3 (4月) | 133.5 (4月) | 102.4 (4月) | 99.5 (4月) | 91.4 (4月) | ||
平年値 (月単位) | 下越 | 佐渡 | ||||||||||||||
新潟市 巻 | 新潟市 新津 | 新潟 | 新潟市 松浜 | 阿賀町 津川 | 胎内市 中条 | 関川村 下関 | 村上 | 粟島浦村 粟島 | 佐渡市 羽茂 | 佐渡市 相川 | 佐渡市 秋津 | 佐渡市 両津 | 佐渡市 弾崎 | |||
平均 気温 (°C) | 最暖月 | 25.3 (8月) | 25.5 (8月) | 26.2 (8月) | 24.7 (8月) | 25.9 (8月) | 25.0 (8月) | 25.1 (8月) | 25.4 (8月) | 24.9 (8月) | 25.7 (8月) | 25.7 (8月) | 24.7 (8月) | |||
最寒月 | 1.8 (1,2月) | 1.5 (2月) | 2.5 (2月) | 0.2 (1月) | 1.9 (1,2月) | 0.9 (1,2月) | 1.3 (1月) | 2.6 (2月) | 2.6 (2月) | 3.4 (2月) | 2.5 (2月) | 2.4 (2月) | ||||
降水量 (mm) | 最多月 | 207.1 (12月) | 223.0 (12月) | 204.4 (12月) | 289.0 (7月) | 258.5 (12月) | 339.8 (12月) | 242.8 (11月) | 169.5 (11月) | 194.4 (7月) | 155.6 (11月) | 170.5 (9月) | 189.7 (9月) | |||
最少月 | 90.9 (4月) | 94.0 (4月) | 93.6 (4月) | 110.0 (4月) | 118.6 (4月) | 139.9 (4月) | 120.4 (4月) | 89.9 (3月) | 94.7 (3月) | 91.8 (3月) | 96.6 (3月) | 84.0 (2月) |
気象庁1981-2010年平年値 | 県1994-2019年度平均値 | ||||
---|---|---|---|---|---|
観測地点 | 降雪量累計 | 最深積雪 | 観測地点 | 降雪量累計 | 最深積雪 |
安塚 | 966 cm | 174 cm | 糸魚川 | 279 cm | 62 cm |
高田 | 635 cm | 122 cm | 北城 | 413 cm | 91 cm |
能生 | 620 cm | 116 cm | 中根知 | 934 cm | 184 cm |
関山 | 1172 cm | 216 cm | 妙高高原 | 1471 cm | 260 cm |
津南 | 1349 cm | 274 cm | 柿崎 | 206 cm | 45 cm |
湯沢 | 1180 cm | 211 cm | 湯沢 | 1320 cm | 245 cm |
十日町 | 1169 cm | 224 cm | 松之山 ※2005年度欠測 | 1397 cm | 297 cm |
小出 | 965 cm | -- | 南魚沼 | 889 cm | 188 cm |
守門 | 1343 cm | -- | 小千谷 | 665 cm | 143 cm |
柏崎 | 378 cm | 63 cm | 栃尾 | 670 cm | 130 cm |
長岡 | 595 cm | 95 cm | 長岡 | 416 cm | 85 cm |
新津 | 320 cm | 55 cm | 三条 | 259 cm | 53 cm |
新潟 | 217 cm | 36 cm | 新潟 | 131 cm | 30 cm |
津川 | 721 cm | 109 cm | 新発田 | 244 cm | 48 cm |
下関 | 614 cm | 83 cm | 村上 | 223 cm | 46 cm |
相川 | 119 cm | 18 cm | 両津 | 156 cm | 29 cm |
- ※降雪量累計:日ごとの降雪量を、シーズン全体で合計した量(平年値)
- ※最深積雪:シーズン最大の積雪深(平年値)
- ※最寒月気温:最寒月(1月)の平均気温(平年値)
- ※他都道府県との比較については「新潟市の地理#雪」「降雪#降雪量の記録(日本)」「積雪#最深積雪の平年値と極値」の各記事を参照。
行政区画
地理的に佐渡島以外は明確な境界はないが、以下の四地方に区分される[4][注 2]。
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天気予報もこの4地域単位で報道され、気象警報・注意報はさらに細部化された14の地域[注 3]ごとに発表される[5]。 この他、新潟県内では、一般に、中越地方と下越地方の境界付近に位置する三条市・燕市周辺を県央地域、中越地方の南魚沼市、小千谷市や十日町市周辺を魚沼地域、下越地方の阿賀野川以北を阿賀北や県北と、呼ぶこともある。
新潟県は面積が広いこともあり、2000年(平成12年)の段階では、112の市町村があった(当時北海道、長野県に次ぎ全国3位)。しかし平成の大合併により、2010年(平成22年)4月までに30市町村となっている。 郡部については、岩船郡が2村を有する他は、全てが1町村のみの状態になっている。 以下の20市9郡6町4村がある[4]。町はすべて「まち」、村はすべて「むら」と読む。
上越地方
中越地方
下越地方
佐渡地方
- 佐渡市(一島一市)
地域区分
広域行政圏
1969年策定の新全国総合開発計画(新全総)を発端とする広域生活圏(広域市町村圏)が、新潟県内では14圏域(当初は12圏域)設定され、広域行政単位となっていた[6]。平成の大合併以降は圏内一市となる例が出現したため、9つの広域行政圏と5つの市という内訳になったが、連携中枢都市圏構想・定住自立圏構想など新制度の登場などもあり、多くが解散した[7](圏内一市の場合、圏名は斜体 )。
- 岩船圏(村上市、関川村、粟島浦村 - 1市2村)
- 新発田圏(新発田市、胎内市、聖籠町 - 2市1町)
- 新潟圏(新潟市、阿賀野市 - 2市)
- 五泉圏(五泉市、阿賀町 - 1市1町)
- 三条・燕圏(三条市、燕市、加茂市、田上町、弥彦村 - 3市1町1村)
- 長岡圏(長岡市、小千谷市、見附市、出雲崎町- 3市1町)
- 柏崎圏(柏崎市、刈羽村 - 1市1村)
- 魚沼圏 (魚沼市 - 1市)
- 南魚沼圏(南魚沼市、湯沢町 - 1市1町)
- 十日町圏(十日町市、津南町 - 1市1町)
- 上越圏 (上越市 - 1市)
- 妙高圏 (妙高市 - 1市)
- 糸魚川圏 (糸魚川市 - 1市)
- 佐渡圏 (佐渡市 - 1市)
人口
1874年(明治7年)から1896年(明治29年)の統計では、約150万から180万人で推移し日本一人口の多い道府県であった(→過去の都道府県の人口一覧#1884年 - 1918年、[8])。この時期は、都市化が進んでおらず、日本人の9割近くが農業によって生活を成り立たせていたため、収穫高が大きい新潟県は人口涵養能力が高かった[9][注 4]。国勢調査において[10]、1940年(昭和15年)に200万人を突破し、1955年(昭和30年)に247.3万人となったが1970年(昭和45年)に236.1万人にまで減少した。その後増加し、1985年(昭和60年)に247.8万人に達した。1997年(平成9年)に249万1874人(推計人口)でピークを記録した後は減少傾向となり[11]、2005年(平成17年)に243.1万人(全国14位)、2010年(平成22年)には約237.1万人となった。特に、進学や就職などの理由による18歳〜24歳の若年層の減少が深刻で、県では人口対策を最重要課題に掲げている。
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新潟県と全国の年齢別人口分布(2005年) | 新潟県の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 新潟県 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
新潟県の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
都市
- 新潟県内 市別人口ランキング
- 新潟県内市別人口密度ランキング(2016年(平成28年)現在)
都市圏
10万人以上の都市雇用圏(2015年国勢調査時点の10%都市圏)
隣接都道府県
歴史
古代
- 約3万年前~縄文時代が始まるまでの1万数千年間を旧石器時代の内の後期旧石器時代といっている。そして、本県でも約200カ所の遺跡が知られている。その頃の石器としてはナイフ形石器が盛行していた[12]。
- 崇神天皇年間 - 久比岐国造とが設置される
- 大化3年(647年) - 越の蝦夷に備えるために渟足柵(ぬたりのき、新潟市付近)が造られる
- 大化4年(648年) - 磐舟柵(いわふねのき、新潟県村上市付近)が造られ、越と科野から柵戸(さくこ)が派遣される
- 新潟県は高志(越)国の一部であったが、7世紀末に高志国は越前・越中・越後の三国に分けられた
近代
- 明治
- 昭和
現代
- 昭和
- 1955年(昭和30年)10月1日 - 新潟大火発生
- 1959年(昭和34年) - 新潟日赤センター爆破未遂事件[13]
- 1964年(昭和39年)6月6日 - 新潟国体開催
- 1973年(昭和48年) - 中華人民共和国の艦艇が領海侵犯し佐渡島に接近、ミサイルを試射する事件が発生
- 1978年(昭和53年) - 北陸自動車道一部開通(新潟市(当時黒埼町)〜長岡市間)
- 1982年(昭和57年)11月15日 - 上越新幹線暫定開業(新潟〜大宮間)
- 1985年(昭和60年)
- 1988年(昭和63年) - 北陸自動車道全線開通
- 1991年(平成3年) - 上越新幹線東京駅乗り入れ開始
- 1996年(平成8年) - 県都新潟市が中核市に指定される
- 1997年(平成9年) - 磐越自動車道全線開通
- 1999年(平成11年)10月30日 - 上信越自動車道全線開通
- 2000年(平成12年)1月 - 新潟県警本部長不祥事(雪見酒事件、新潟少女監禁事件に関連して)
- 2002年(平成14年)5月 - 日本海東北自動車道新潟空港IC〜聖籠新発田IC間が開通。同年10月には中条ICまで延伸。
- 2002年(平成14年)6月 - 新潟スタジアムにて2002年ワールドカップサッカー日本側開幕戦開催
- 2007年(平成19年)4月1日 - 新潟市が政令指定都市に、また長岡市と上越市が特例市へ移行
- 2008年(平成20年)5月-G8労働大臣会合開催
- 2009年(平成21年) - トキめき新潟国体開会
- 2011年(平成23年) -新潟中国総領事館の万代小学校跡地移転問題が発生。
- 2012年(平成24年)9月8日 - 日本海に面する秋田県・山形県・新潟県・富山県・石川県・福井県・京都府・兵庫県・鳥取県・島根県の10府県が合同で海洋エネルギー資源開発促進日本海連合を設立[14][15][16][17]
- 2015年(平成27年)3月14日 - 北陸新幹線の新潟県内の区間が開業。えちごトキめき鉄道が開業。
災害史
- 主な災害
- 863年7月10日 - 越中・越後地震
- 1502年1月28日 -
- 1665年 - 越後高田地震
- 1714年 - 信濃小谷地震
- 1751年 - 高田地震
- 1828年 - 三条地震
- 1833年 - 庄内沖地震
- 1896年(明治29年) - 横田切れ
- 1961年(昭和36年)
- 1963年(昭和38年) - 昭和38年1月豪雪(サンパチ豪雪)・東京〜新潟間の交通網寸断
- 1964年(昭和39年) - 新潟地震
- 1966年(昭和41年) - 下越水害(7.17水害)
- 1967年(昭和42年) - 羽越豪雨(8.28水害)
- 1980年(昭和55年)末 - 1981年(昭和56年) - 五六豪雪
- 1998年(平成10年)
- 4月1日 - 新潟県北部地震
- 8月 - 平成10年8月新潟豪雨(8.4水害)
- 2004年(平成16年) - 平成16年7月新潟・福島豪雨(7.13水害)
- 同年10月23日 - 新潟県中越地震発生・上越新幹線脱線
- 2005年(平成17年)12月 - 翌年にかけて平成18年豪雪。各地で観測史上最大積雪量を更新。新潟大停電発生。
- 2007年(平成19年) - 新潟県中越沖地震
- 2011年(平成23年)
- 2016年(平成28年)12月22日 - 糸魚川市大規模火災発生
- 2019年(令和元年)6月18日 - 山形県沖地震。村上市府屋で震度6強の揺れを観測。
- 2019年 (令和元年) 10月12日〜10月13日 - 令和元年東日本台風。県内の信濃川や阿賀野川が氾濫し長岡市や阿賀町等各地で浸水被害が出た。
行政区域の変遷
県の変遷
括弧書きは藩府県庁所在地の現所属市町村
- 1868年5月11日(慶応4年=明治元年旧暦4月19日):新潟奉行所に代えて新潟裁判所を設置
- 1868年5月16日(慶応4年旧暦4月24日):佐渡奉行所に代えて佐渡裁判所を設置
- 1868年7月18日(慶応4年旧暦5月29日:越後国に越後府(第1次、上越市高田 ⇒ 柏崎市)を設置
- 1868年9月13日(慶応4年旧暦7月27日):越後府から柏崎県(第1次、柏崎市)を分離
- 1868年10月17日(慶応4年旧暦9月2日):佐渡裁判所に代えて佐渡県(佐渡市旧真野町)を設置
- 1868年11月5日(明治元年旧暦9月21日):越後府を新潟府(柏崎市 ⇒ 長岡市 ⇒ 新潟市)に改称
- 1868年12月18日(明治元年旧暦11月5日):柏崎県を新潟府に合併(布達のみで実行されず)、佐渡県を新潟府の当分管轄とする(事実上の編入)
- 1869年3月20日(明治2年旧暦2月8日):新潟府から越後府(第2次、阿賀野市旧水原町)を分離再置
- 1869年4月3日(明治2年旧暦2月22日):新潟府を新潟県(第1次)と改称。柏崎県の廃止と越後府への合併を再度布達。佐渡県は越後府の当分管轄とする。
- 1869年6月13日(明治2年旧暦5月4日):岩代国に若松県(会津若松市)を設置、蒲原郡のうち旧会津藩領(現東蒲原郡)を管轄
- 1869年7月25日(明治2年旧暦6月17日):版籍奉還 - 8月1日( 旧暦6月24日)までに越後国内では以下の10藩の藩主(諸侯)が知藩事に任命された
- 1869年8月27日(明治2年旧暦7月20日):越後府による当分管轄を解除し、佐渡県(佐渡市旧相川町)を再置
- 1869年9月3日(明治2年旧暦7月27日):越後府と新潟県を合併し、水原県(阿賀野市旧水原町)を設置
- 1869年9月30日(明治2年旧暦8月25日):水原県から柏崎県(第2次、柏崎市)を分離
- 1870年4月7日(明治3年旧暦3月7日):水原県を廃し、新潟県(第2次、新潟市)を設置
- 1870年11月15日(明治3年旧暦10月22日):長岡藩を廃し、柏崎県に編入
- 1870年11月22日(明治3年旧暦10月29日):三根山藩を峰岡藩(新潟市旧巻町)に改称
- 1871年8月29日(明治4年旧暦7月14日):廃藩置県 - 旧藩から県に替わったものも含めて現新潟県域には以下の各県が設置された
- 村上県、三日市県、黒川県、新発田県、村松県、峰岡県、新潟県、柏崎県、与板県、椎谷県、高田県、清崎県、佐渡県
- 蒲原郡のうち旧会津藩領の区域は引き続き若松県の一部
- 村上県、三日市県、黒川県、新発田県、村松県、峰岡県、新潟県、柏崎県、与板県、椎谷県、高田県、清崎県、佐渡県
- 1871年12月31日(明治4年旧暦11月20日):府県統合により以下の3県を設置
- 新潟県(第3次、新潟市):下越2郡(蒲原郡・岩船郡) - 村上県、三日市県、黒川県、新発田県、村松県、峰岡県、新潟県を統合
- 柏崎県(第3次、柏崎市):上・中越5郡(頸城郡・刈羽郡・魚沼郡・三島郡・古志郡) - 与板県、椎谷県、高田県、清崎県、柏崎県を統合
- 相川県(佐渡市旧相川町):佐渡県を改称
- 1873年(明治6年)6月10日:柏崎県を廃し、新潟県に合併
- 1876年(明治9年)4月18日:相川県を廃し、新潟県に合併
- 1886年(明治19年)5月25日:福島県から東蒲原郡を新潟県へ移管
- 新潟県の成立
現在の新潟県は、日米修好通商条約によって開港場に指定された新潟を管内に抱え、また戊辰戦争の主戦場の1つになったことから、その成立までの変遷は他府県にも増して複雑なものだった。 1870年(明治3年)の新潟県(第2次)成立までの変遷は「越後府」および「柏崎県」の項を参照のこと。
- 1870年4月7日(明治3年旧暦3月7日)、越後国のうち新潟を含む下越2郡(蒲原郡・岩船郡)内の政府直轄地を管轄していた水原県が廃止され、県庁が新潟に移されることで新潟県(第2次)が成立した。**当時、現県域には新潟県のほか、上・中越5郡(頸城郡・刈羽郡・魚沼郡・三島郡・古志郡)内の政府直轄地を管轄する柏崎県、佐渡国全域を管轄する佐渡県、および県域内に藩庁を置く10藩によって分割支配されていた。さらに、蒲原郡のうち旧会津藩領の区域は若松県の管轄下に置かれていた。
- 1871年8月29日(明治4年旧暦7月14日)の廃藩置県を経て、同年12月31日(旧暦11月20日)に行われた府県再編で下越2郡の旧藩5県が新潟県と、上・中越5郡の旧藩4県(長岡藩は既に柏崎県に編入されていた)が柏崎県と合併して、それぞれ新潟県(第3次)、柏崎県(第3次)となり、また佐渡県は相川県と改称された。
- 1873年(明治6年)に柏崎県が、1876年(明治9年)に相川県がそれぞれ廃止されて相次いで新潟県に合併されて、越佐両国を新潟県が統一して管轄することとなった。
- 1886年(明治19年)、若松県を経て福島県の管轄となっていた蒲原郡の一部(1878年(明治11年)から東蒲原郡)が新潟県に移管されたことにより、現在の新潟県の県域が確定した。
郡の変遷
- 1869年(明治2年):現在の新潟県域には以下の国郡があった
- 1878年(明治11年):郡区町村編制法により蒲原郡・魚沼郡・頸城郡が分割されて新潟県管内は1区22郡となり、また福島県管内に越後国のうち1郡が属した
- 1886年(明治19年)5月25日:福島県から東蒲原郡が移管され、新潟県管内は1区23郡となる
- 1889年(明治22年)4月1日:市制・町村制の施行により、新潟区が新潟市となる
- 1896年(明治29年)4月1日:新潟県に府県制・郡制が施行され、佐渡3郡(雑太郡・加茂郡・羽茂郡)が統合されて佐渡郡となり、新潟県管内は1市21郡となる
- 2004年(平成16年)3月1日:市町村合併により佐渡郡が消滅
- 2005年(平成17年)3月19日:市町村合併により西頸城郡が消滅
- 2005年(平成17年)4月1日:市町村合併により東頸城郡、中頸城郡、古志郡が消滅
- 2006年(平成18年)1月1日:市町村合併により中蒲原郡が消滅
- 2010年(平成22年)3月31日:市町村合併により北魚沼郡が消滅
廃止した市町村・郡
- 廃止市町村は新潟県の廃止市町村一覧を参照。
- 廃止した郡
政治
行政
県知事
- 歴代知事(公選)
- 岡田正平(2期、1947年(昭和22年)4月15日 - 1955年(昭和30年)4月29日)
- 北村一男(2期、1955年(昭和30年)4月30日 - 1961年(昭和36年)11月30日)
- 塚田十一郎(2期、1961年(昭和36年)12月7日 - 1966年(昭和41年)3月28日)
- 亘四郎(2期、1966年(昭和41年)5月8日 - 1974年(昭和49年)4月30日)
- 君健男(4期、1974年(昭和49年)5月1日 - 1989年(平成元年)4月19日)
- 金子清(1期、1989年(平成元年)6月4日 - 1992年(平成4年)9月9日)
- 平山征夫(3期、1992年(平成4年)10月25日 - 2004年(平成16年)10月24日)
- 泉田裕彦(3期、2004年(平成16年)10月25日 - 2016年(平成28年)10月24日)
- 米山隆一(1期、2016年(平成28年)10月25日 - 2018年(平成30年)4月27日)
- 花角英世(2018年(平成30年)6月12日- )
財政
- 2007年(平成19年)度
- 財政力指数 0.43
- IIグループ(財政力指数0.4以上、0.5未満)11自治体中7位
- 2006年(平成18年)度
- 財政力指数 0.40
- IIグループ(財政力指数0.4以上、0.5未満)9自治体中9位
- 実質公債費比率 15.2
- 経常収支比率 91.6
- 人口一人当たり地方債現在高 103万5522円 普通会計分のみ
- ラスパイレス指数 100.9
- 地方債等の残高
- 普通会計分の地方債 2兆5118億円
- 上記以外の特別会計分の地方債 1773億円
- 関係する一部事務組合分の債務 8億円(債務x負担割合)
- 第3セクター等の債務保証等に係る債務 279億円 (財)新潟県暴力追放運動推進センター等
- 地方債等の残高合計 2兆7178億円 (連結会計)
- 2005年(平成17年)度
- 財政力指数 0.38
- IIIグループ(財政力指数0.3以上、0.4未満)14自治体中5位
- 2004年(平成16年)度
- 財政力指数 0.36
- IIIグループ(財政力指数0.3以上、0.4未満)13自治体中5位
新潟州構想
2011年(平成23年)1月25日に泉田裕彦新潟知事と篠田昭新潟市長による共同会見で、東京都に倣い、現新潟市を特別区に移行し、他市町村間も更に合併を進め人口規模30万クラスの基礎自治体とする州制移行構想が発表された。また、各特別区、基礎自治体の権限は現行の東京都の23の各特別区が持つ以上のレベルを想定している[18]。
議会
衆議院
参議院
経済・産業
2016年(平成28年)度の県内総生産は名目8兆8840億円である[19]。世界の過半数の国の GDP より大きな規模を有している。県民所得は6兆4596億円であり[19]、一人当たり県民所得は282.6万円である[19]。
第一次産業
農林水産業
主要な産業としては農業が挙げられる。米作(コシヒカリ)が中心で、コシヒカリの収穫量は日本一である[20]。特に魚沼地方で栽培されるコシヒカリは「魚沼産コシヒカリ」として、食味日本一の評価を受けるトップブランドであり、日本一の米どころであるといえる。また、米に関連して米菓(煎餅、あられなど)の生産額も日本一、日本酒も兵庫県、京都府に次ぐ第3位である。米の生産が多いため、米粉の研究を行っており、研究を利用して製品を販売する新潟製粉に出資している。
第二次産業
工業
- 上越地方の糸魚川市では、良質な石灰石が取れることなどから糸魚川市・上越市などで化学工業が発達している。
- 中越地方の長岡市では、自動車やバイクのメーターが製造されている。の国内シェアは9割弱、世界シェアは3割ほど。
- 下越地方の新潟市周辺では、米菓などの食品加工業、製紙業、化学工業が多く立地している。
- 佐渡地方の佐渡市では、歴史的に鉱業が盛んだった。
- 製造業
県内では石油ストーブ、石油ファンヒーターといった石油燃焼器具の生産が大きい。
- 軽工業
他には金属製品の生産が多い。燕市・三条市の金属食器は国内シェアの9割を持ち、機械部品では、非鉄金属材料の加工に強みをもつ企業が多い。はさみや包丁、スパナなどの金属工具も大阪府に次ぐ2位である。北陸工業地域の中心的存在でもある。
繊維産業では、ニットの生産高が日本一である。しかし近年は、人件費の安さを求めた生産拠点の海外移転や価格の安い外国勢(中国や東南アジア諸国等)に押され気味である。
1989年(平成元年)には工場立地件数で日本一になったこともある。
鉱業
- 金鉱
かつて佐渡島には金・銀の鉱脈が分布しており(佐渡金山を参照)、最大規模の相川金銀山を中心に近世から近代にかけて盛んに採掘が行われたが、1989年(平成元年)に閉山された。
- 原油
日本で数少ない原油の生産地であり、近代頃を中心に尼瀬油田(出雲崎町)や東山油田(長岡市)、新津油田(新潟市秋葉区)など各地で採掘が行われていた。
- 天然ガス
現在では天然ガスの採掘が盛んであり、南長岡ガス田(長岡市)、片貝ガス田(小千谷市)、岩船沖油ガス田(胎内市沖)などで採掘が進められている。東新潟油ガス田(新潟市北区)、西蒲原ガス田(新潟市西蒲区)、中条ガス田(胎内市)では水溶性天然ガスを分離した後の地下水から国内生産量の10%にあたるヨウ素も採取されている[21][22][23][24]。
発電
発電では、阿賀野川流域に大規模水力発電所が立地している。また柏崎市と刈羽郡刈羽村にある東京電力ホールディングス柏崎刈羽原子力発電所は、原子力発電所としては世界最大の出力である。他に上越市直江津地区では、東北電力、中部電力が共同で操業する上越火力発電所がある。
第三次産業
観光業
日本有数の積雪地帯であるため、中越地方と上越地方の山間部ではスキー場が多く立地している。 しかし、バブル崩壊直後の1993年(平成5年)頃を境にスキーブームは過ぎ去り、更には、新潟中越地震の影響や豪雪による交通網麻痺の懸念などが影響し、新潟県におけるスキー客は、2000年代以降減少傾向にある。 この影響により、閉鎖されるスキー場も見られるようになった。(詳細は日本のスキー場一覧#新潟県を参照)。 近年ではスノーリゾートのリノベーションが進められたり、上越地方に北陸新幹線が開通するなど、沿線自治体と共に産官学連携で経済対策が模索される。
よく「新潟県人はスキーをあまりしない」と言われるが、冬季の厳しい豪雪下の生活を知る県民にとっては「雪=辛いもの」というイメージが強い。つまりスキー客の大半は滅多に銀世界にならない首都圏などからの集客によるところも大きかったという側面がある。今後は「雪を生かした観光」を目指し、新たな観光システムを構築されている。
生活・交通
警察
医療・福祉
ライフライン
電力
- 一般送配電事業者: 東北電力ネットワーク(県内全域)
- 電源周波数: 本州部分と粟島は50ヘルツだが、糸魚川市・妙高市の一部は60ヘルツ。佐渡島は60ヘルツ。
教育
2019年度の新潟県内の高校生の大学等進学率は46.9%であり全国値の54.7%を下回っているが、専門学校進学率は26.0%に達しており(全国値16.4%)、両者を足し合わせた進学率72.9%は全国値71.1%を上回る[25]。県内で27校の専門学校を運営しているNSGグループのNSGカレッジリーグをはじめ、県内には専門学校が多数立地しており、人口10万人当たりの専修学校数は3.57校で全国第6位に位置する[26]。
大学
専修学校
特別支援学校
高等学校
中学校
小学校
幼稚園
マスメディア
新聞
- 全国紙
放送局
先述の通り、本県はどこの地方に属するか曖昧であるため、東北6県との共同制作番組があったり、仙台の放送局制作の番組をネット放送したりする(この2例は東北電力が営業区域内向けに提供スポンサーとなる番組である事が多い)。一方で、中部地方の放送局との共同制作番組も存在し、また、ニュースでは関東甲信越地方・甲信越地方として放送されるなど様々である。 なお、NHK は新潟県を関東甲信越(首都圏放送センター管轄)としているが、国政選挙やアマチュアスポーツなどでは北陸・信越ブロックに属するため、これらの報道・中継などはNHK名古屋放送局を介して北陸3県とネットすることになる。 また、新潟市中央区では信濃川沿いに放送局が立ち並んでいる。
- テレビ放送
県内にはNHKの新潟放送局が置かれているほか、民放では日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日の4大キー局の各系列局がある。県民の地デジ対応が早く、2010年11月の調査では全国トップの95.1%だった[27]。
- NHK新潟放送局
- 新潟放送(BSNテレビ:JNN系列 )
- NST新潟総合テレビ[注 5](NST: FNN・FNS系列)
- テレビ新潟放送網(TeNY: NNN・NNS系列)
- 新潟テレビ21(UX: ANN系列)
- "テレビ局舎外観"
- ラジオ放送
FMラジオではJFN系列のFM-NIIGATAが県内全域をカバー。県土が広くて拠点都市が多いこともあるが、モータリゼーションが発達しているため、ラジオ(FM・cFM・AM)による訴求能力がテレビ並みに高く、ラジオ局が乱立している。 また、五大都市圏以外では初となる独立ラジオ局で平成新局の新潟県民エフエム放送(FM PORT)が存在したが経営難により2020年6月30日を以って閉局した。
- コミュニティFM
- 下越地方
- FM KENTO - 新潟市中央区
- RADIO CHAT - 新潟市秋葉区(旧・新津市)
- ぽかぽかラジオ - 新潟市西蒲区(旧・巻町)
- radio AGATT - 新発田市
- 中越地方
- 上越地方
交通
空路
鉄道
- 新潟県はいわゆる日本海縦貫線が通り、京阪神や首都圏と北奥羽や北海道を結ぶ貨物列車等が多く運行され、日本海側の交通の大動脈となっている。
- 新潟駅で上越新幹線と接続する特急「いなほ」が、長岡駅で上越新幹線と、上越妙高駅で北陸新幹線と接続する特急「しらゆき」が運行されている。
- 普通列車の本数は新潟駅からごくごく近郊の区間[注 6]は日中毎時3本だが、その他の大半は日中毎時1本以下である。
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- えちごトキめき鉄道(トキ鉄)
航路
道路
- 高速道路
自動車登録番号
- 自動車のナンバープレート
- その他
- 県内高速バスのネットワークが発達していることが特徴的である。
文化・スポーツ
方言
新潟県は地域によって方言の違いが大きく、阿賀北地域の方言は東北方言の一種である北奥羽方言、佐渡島の方言は北陸方言、それ以外の地域は東海東山方言の一種である越後方言に分類される(東条操による分類)。
食文化
- 郷土料理
- 食文化
- 魚沼産コシヒカリ・岩船産コシヒカリ・醤油だれカツ丼(タレカツ)・洋風カツ丼・醤油赤飯・のっぺ・わっぱ飯・ひこぜん・イタリアン・笹団子・ぽっぽ焼き(蒸気パン)・もも太郎(氷菓)・へぎそば・新潟五大ラーメン・栃尾の油揚げ・ヤスダヨーグルト・かんずり・かきのもと(食用菊)
- うどんのだしといなり寿司は関東風、桜餅は関東風と関西風の両様である。
- きんぴらごぼうを入れた、「きんぴら団子」がある(『あいもん団子』ともいう)。さらに、きんぴらごぼうは蕎麦の薬味でもある。
伝統工芸
- 塩沢紬(織物、1975年)
- 本塩沢(織物、1976年)
- 小千谷縮(織物、1975年)(ユネスコ無形文化遺産)
- (織物、1975年)
- (織物、1982年)
- (織物、1982年)
- (織物、2005年)
- 村上木彫堆朱(漆器、1976年)
- 新潟漆器(漆器、2003年)
- (木工品、1976年)
- (金工品、1981年)
- 越後与板打刃物(金工品、1986年)
- (金工品、2009年)
- (仏壇・仏具、1980年)
- (仏壇・仏具、1980年)
- (仏壇・仏具、1980年)
- 伝統工芸品
文化財
- 宿根木(佐渡市)
- 佐渡相川の鉱山及び鉱山町の文化的景観
- 佐渡西三川の砂金山由来の農山村景観
発祥地
- 日本のフリスビードッグ発祥の地(新潟市)
- 道の駅第1号(道の駅豊栄 / 新潟市旧豊栄市)
- 日本スキー発祥の地(上越市)
- 消雪パイプ発祥の地(長岡市)
- 柿の種(米菓)発祥の地(長岡市)
- 日本初のドライブスルー設置店(フレンド喜多町店 / 長岡市)
- ル レクチエ発祥の地(新潟市旧白根市)
- 日本のワイン発祥の地(岩の原葡萄園 / 上越市)
- 日本の郵便の父生誕の地(前島密記念館 / 上越市)
- 地ビール全国1号(エチゴビール / 新潟市旧巻町)
その他
- 2003年に地元ネギPRのため結成したNegiccoは、「ご当地アイドルの先駆者」として知られる[28]。2019年にはリーダーのNao☆が“結婚しても活動を続ける女性アイドル”の先がけにもなった[29]。
- 神社の数が約5,000社で全国1位である(2位は兵庫県の約4,000社)。
- かつてという地犬がいたがすでに絶滅している。
スポーツ
- アルビレックス新潟(サッカー・Jリーグ)
- アルビレックス新潟レディース(サッカー・WEリーグ)
- JAPANサッカーカレッジレディース(サッカー・なでしこリーグ)
- 新潟医療福祉大学女子サッカー部(サッカー・なでしこリーグ)
- グランセナ新潟FC(サッカー・北信越フットボールリーグ)
- JAPANサッカーカレッジ(サッカー・北信越フットボールリーグ)
- 上越マリンブリーズ(ビーチバレー)
- チームアルビレックス新潟(スキー)
- 新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(野球・BCリーグ)
- 新潟アルビレックスBB(バスケットボール・BリーグB1)
- 新潟アルビレックスBBラビッツ (バスケットボール・Wリーグ)
- 新潟アルビレックスランニングクラブ(陸上)
- バイタルネット硬式野球部(社会人野球)
- Befcoビービースターズ(女子バレーボール・V.チャレンジリーグ)
観光
対外関係
姉妹自治体・提携自治体
- 姉妹都市
- 友好自治体
新潟県を舞台とした作品
映画・ドラマ
- 愛してよ
- 頭文字D
- こいまち(第4話新潟・十日町編)
- 高校教師
- こころ
- ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
- ストロベリー・オンザ・ショートケーキ(後半)
- ストロボ・エッジ
- 聖者の行進(中盤)
- 太陽に突っ走れ
- 突入せよ! あさま山荘事件(2002年・上越市板倉区で撮影)
- 新幹線をつくった男たち(2004年・テレビ東京開局40周年記念ドラマ/上越市板倉区で撮影)
- チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜(主な場面は新潟市で撮影)
- 天地人
- 天と地と
- 夏子の酒
- はみだし刑事情熱系
- ひとつ屋根の下
- 風林火山
- ホワイトアウト
- マリと子犬の物語
- めぐみ 引き裂かれた家族の30年
- もしも、学校が・・・!?(1985年、TBS系列) - 主人公と先生が新潟出身で方言
- モノクロームの少女
- 3年B組金八先生(2011年3月26日放送。TBS系列、最終回で新発田市)
- blue
- 交渉人〜THE NEGOTIATOR〜(第1シリーズ・2008年、最終話を阿賀町で撮影)
- 名探偵コナン 沈黙の15分
- 飛べ!ダコタ(2013年・太平洋戦争終戦後の佐渡島が舞台)
小説
ゲーム
新潟県出身の人物
「潟」の字について
言語 | 表記 | 発音 | 備考 |
---|---|---|---|
日本語 | 新潟 | にいがた [ɲ̟iːɡa̠ta̠][注 7] (にーがた) | 正字 |
新泻 | 略字 | ||
新澙 | 異体字の例の1つ | ||
中国語 | 新泻 | Xīnxiè (シンシエ) | 簡体字(普通話他) |
新瀉 | 繁体字(台湾国語他) | ||
新潟 | Xīnxì (シンシー) | (新潟県庁推奨) |
本県を指す漢字表記は複数存在するが、日本語においてはいずれの字体であっても「にいがた、[ɲ̟iːɡa̠ta̠][注 7] にーがた」と読む。中でも正字とされる「潟」を用いた「新潟」が最も一般的な表記である。 他に、さんずいに写と書く「泻」を用いて「新泻」と書く場合がある。かつて「泻」は節用集にも登録されるほど一般的に認知された文字であり[31][32]、江戸時代の板本(印刷本)おいて、松尾芭蕉『おくのほそ道』および上田秋成『雨月物語』では「象泻」(現・秋田県にかほ市の象潟)との表記が見られ[33]、鈴木牧之『北越雪譜』では「新泻」や「鎧泻」といった現在の本県における地名においても「泻」の使用が認められる[34]。これら印刷本の流通により、全国で「潟」と略字とされる「泻」は同列視されていたとみられる[33](「潟」には複数の異体字がある[34])。
明治に入ると活版印刷が出版物の主流となるが、終戦までに販売された明朝体の活字を調べると、正字とされる「潟」のみが販売され、略字とされる「泻」は販売されなかった[33]。すなわち明治以降、「泻」の字は印刷物から一掃されるが、新潟・象潟・八郎潟[31]、あるいは島根県の白潟天満宮[35]など、「潟」の字を日常的に使用するエリアにおいて「泻」は活字以外で生き残り、方言字化していった。新潟県では道路標識などでも「新泻」が使用されていたが、1981年(昭和56年)に「潟」の字が常用漢字に採用されると「新泻」との表記は衰微していった[33][36]。
中国語においては、簡体字で「新泻」[37]、繁体字で「新瀉」[38]と表記する例が見られる。これらは北京語で拼音: (シンシエ)と発音する。2007年(平成19年)6月28日の新潟県議会6月定例会総務文教委員会において、中国語における泻(瀉)の字義と潟のそれが異なることを理由に、これらの中国語表記を問題視する質問があった[39]。同年8月1日、新潟県庁は公式サイト上で中国語での「新潟」(拼音: [40] シンシー)の表記の使用を県庁内および県関連機関に要請した(日本語において「新泻」の使用を止めて「新潟」を使用するよう要請したものではない)[40]。
脚注
注釈
- ^ 全国8地方区分およびその下位区分による
- ^ 新聞、テレビ、県広報バックナンバーなど、現在に至るまで4つの区分で表記されて来ているが、1970年代前半に新潟県内の小学校社会科参考資料として使用されたこともある(県内全ての学校ではない)新潟県教育委員会編纂「私たちの新潟県」で佐渡地方を下越地方に含めるとする見解が示されたことも一時期あった。
- ^ 後述の広域市町村圏とは燕市・弥彦村など一部が異なる
- ^ 宗教的要因もあり仏教(浄土真宗)への信仰が篤かった新潟県越後地域は間引きや身売りが少なかったのが人口が多かった要因であった
- ^ 開局から2019年9月までの社名は株式会社新潟総合テレビ。
- ^ 新潟駅 - 新津駅・内野駅・豊栄駅
- ^ a b 語頭の「に」が国際音声記号では [ɲi] で示され硬口蓋鼻音が用いられていることになっているが、実際は口蓋化した歯茎鼻音の [nʲi] であるとも。
出典
- ^ “錦鯉を「県の鑑賞魚」に指定します”. 新潟県広報広聴課 (2017年3月29日). 2019年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月9日閲覧。
- ^ 第129回 新潟県統計年鑑 2018 (第1章 県土・気象) p.2 - 新潟県
- ^ 気象庁データは「気象庁 過去の気象データ検索」(2021年2月7日閲覧)、県データは「新潟県の雪情報 降積雪資料 - 新潟県」(2021年2月7日閲覧)をそれぞれ参照した。
- ^ a b “リンク集:県内市町村”. 新潟県総務管理部 情報政策課. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “気象警報・注意報や天気予報の発表区域:新潟県”. 気象庁. 2020年2月24日閲覧。
- ^ “Ⅲ その他の広域行政制度 連携中枢都市圏・定住自立圏等”. 広域行政事務の手引. 新潟県総務管理部 市町村課. 2020年2月22日閲覧。
- ^ 市町村合併に伴う新潟県内の広域市町村圏 - 新潟県
- ^ “地域特性資料:明治期と現在の都道府県別人口一覧”. 北陸の社会資本2003. 国土交通省北陸地方整備局. 2020年2月22日閲覧。
- ^ これでいいのか新潟県 (日本の特別地域特別編集)19頁
- ^ 統計グラフでみる新潟県 平成20年版(新潟県) - ウェイバックマシン(2013年6月20日アーカイブ分)
- ^ 県人口230万人割り込む 県発表、知事「危機感覚える」[リンク切れ](新潟日報 2015年4月30日)
- ^ これでいいのか新潟県 (日本の特別地域特別編集)6頁
- ^ “第033回国会法務委員会第6号”. 衆議院 (1959年12月8日). 2010年2月6日閲覧。
- ^ 海底資源開発で連携 日本海沿岸の10府県:産経新聞2012年9月8日 - WayBack Machineによるアーカイブ
- ^ メタンハイドレート活用研究10府県が会議設立[リンク切れ]:神戸新聞2012年9月8日
- ^ 日本海の資源開発で連携、連合設立。本県など日本海側10府県:新潟日報2012年9月10日
- ^ メタンハイドレート、日本海でも調査を 10府県が連合:朝日新聞2012年9月9日
- ^ これでいいのか新潟県 (日本の特別地域特別編集)122頁~123頁
- ^ a b c “平成28年度県民経済計算の概要”. 新潟県総務管理部 統計課. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “平成21年産水稲の品種別収穫量”. 農林水産省大臣官房統計部 (2010年2月25日). 2012年9月9日閲覧。
- ^ 天然ガスの採取と供給. 東邦アーステック. 2020年7月26日閲覧。
- ^ ヨウ素とは. 東邦アーステック. 2020年7月26日閲覧。
- ^ 事業活動 中条油業所. JX石油開発. 2020年7月26日閲覧。
- ^ 新潟県の天然ガス概要. 天然ガス鉱業会. 2020年7月27日閲覧。
- ^ 「令和元年度学校基本調査」 - 文部科学省、令和元年12月25日発表。
- ^ 統計でみる都道府県のすがた2019 - 総務省統計局
- ^ 総務省「地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査」平成22年11月
- ^ “ご当地アイドルの先駆者”Negicco・Nao☆が入籍を発表!憧れだったPerfumeの現場が“出会いの場”に!! - ザ・テレビジョン 2019年2月26日
- ^ Negicco・Nao☆の結婚発表はなぜ批判されない?アイドル界で何が起きているのか - ガジェット通信 2019年2月26日
- ^ TVアニメ「魔法少女育成計画」の舞台は上越市⁉
- ^ a b 漢字の現在 第223回 「潟」の略字の広がりと消失(三省堂ワードワイズ・ウェブ 2012年9月25日)
- ^ 漢字の現在 第224回 新潟の「頚城」と「頚椎」(三省堂ワードワイズ・ウェブ 2012年9月28日)
- ^ a b c d 文字さんぽ 『方言文字「泻」のゆくえ』(国立国語研究所「国語研の窓」第32号 2007年7月1日発行)
- ^ a b 日本の漢字(笹原宏之 著、岩波新書 2006年1月20日発行)p.62およびp.161
- ^ 漢字の現在 第51回 島根の「腐」らない「とうふ」(三省堂ワードワイズ・ウェブ 2009年11月12日)
- ^ “「新潟=新(さんずい+写)」は本当なの?”. 新潟日報 (2006年8月4日). 2009年3月31日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 视频:日本新泻火灾烧毁140栋房屋(BBC中文网 2016年12月22日)
- ^ 視頻:日本新瀉火災燒燬140棟房屋(BBC中文網 2016年12月22日)
- ^ 平成19年 6月定例会 総務文教委員会 平成19年6月28日(新潟県議会 会議録検索)
- ^ a b ●中国語における「新潟」の表記について(平成19年8月1日)(新潟県)
関連文献
関連項目
- 新潟県出身の人物一覧
- 新潟県の観光地
- 新潟県の県道一覧
- 新潟県指定文化財一覧
- 新潟県の自然景勝地
- 新潟県の企業
- 新潟県を舞台とした作品
- 新潟県の大学
- 新潟県の建築物
- 越後七不思議
- 北陸
- 上信越
- 北関東・磐越地域
- 北関東磐越五県知事会議
- 日本海側
- 環日本海
- 環日本海新潟駅伝
- トッキッキ
- 日本の地理、日本の地域
外部リンク
- 行政
- 新潟県ホームページ トップページ
- 新潟県広報広聴課 (@Niigata_Press) - Twitter
- 新潟県防災局 (@Niigata_Bousai) - Twitter
- 新潟県防災ポータル
- にいがたLIVEカメラ
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- 観光
- 【公式】新潟県のおすすめ観光・旅行情報!にいがた観光ナビ - 新潟県観光協会
- 県人会
- 東京新潟県人会公式ページ
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