ポータルフィールドニュース

ポータルフィールドニュース

in

🏛|自民党新総裁、午後に選出 河野氏は地方票リード


写真 自民党本部の玄関に掲示された総裁選ポスター=28日午後、東京・永田町

自民党新総裁、午後に選出 河野氏は地方票リード

 
内容をざっくり書くと
ドント方式と呼ばれる比例配分法で計382票が4候補に割り振られる。
 

自民党は29日午後、総裁選の投開票を行い、第27代総裁を選出する。候補者は河野太郎行政改革担当相(5… →このまま続きを読む

 共同通信

国内外、旬のニュースを的確に、いち早くお届けします。


Wikipedia関連ワード

説明がないものはWikipediaに該当項目がありません。

比例配分

ドント方式

ドント方式(どんとほうしき)は政党名簿比例代表において、議席を配分するための最高平均方式highest averages method)のひとつである。この方式はベルギーの数学者ヴィクトル・ドントから名づけられた。ドント方式の配分法は、トーマス・ジェファーソンが、有権者数に基づいて各選挙区に議員定数を割り当てるために考案したジェファーソン方式と同一の結果を与える。

使用

この制度を使用している国は、アルゼンチンオーストリアベルギーブルガリアチリコロンビアチェコ共和国東ティモールエクアドルフィンランドハンガリーアイスランドイスラエル日本北マケドニア共和国オランダパラグアイポーランドポルトガルルーマニアスコットランドセルビアスロベニアスペイントルコウェールズである。

この制度は北アイルランド自治政府の閣僚ポストの配分や、ロンドン市議会の'補充'議席や、欧州議会選挙のいくつかの国や、タイ王国1997年憲法下での政党名簿議会議席の配分にも使われている[1]オーストラリア首都特別地域の立法議会では修正型が使われていたが、ヘア=クラーク制(Hare-Clark system)が賛成されたため廃止された。

配分方法

説明のため政党を番号 で表し、各政党の得票数を と表記する。議席の総数を とする。

次のようにして1議席ずつ議席を配分する。

  • 議席目を配分する段階で政党 がそれ以前に獲得した議席の数を とする
  • の値が最も大きい政党 が議席を獲得する
  • 議席目の配分が終わった時点での各党の獲得議席を最終的な配分とする

1議席ずつ配分するのではなく次のように考えても同様である。

  • 各党の得票 で割った値を計算し一覧表を作る
  • 一覧表から値の大きい順に 個を見つけ、それをもとに各党への配分を決める

名簿に配分された議席はその名簿の個人に分配される。その順番は党の内部であらかじめ決められている場合(拘束名簿式)と、有権者の投票が影響を及ぼす場合(非拘束名簿式)に分かれる。

5つの政党に7議席を配分する例を以下に示す。

1議席ずつ配分する場合:

政党 A政党 B政党 C政党 D政党 E
得票数340,000280,000160,00060,00015,000
得票率39.7%32.7%18.7%7.0%1.7%
政党 A政党 B政党 C政党 D政党 E
議席 1340,000280,000160,00060,00015,000
議席 2170,000280,000160,00060,00015,000
議席 3170,000140,000160,00060,00015,000
議席 4113,333140,000160,00060,00015,000
議席 5113,333140,00080,00060,00015,000
議席 6113,33393,33380,00060,00015,000
議席 785,00093,33380,00060,00015,000
獲得議席33100

一覧表を作る場合:

政党 A政党 B政党 C政党 D政党 E
得票数340,000280,000160,00060,00015,000
得票率39.7%32.7%18.7%7.0%1.7%
一覧表
得票/1340,000280,000160,00060,00015,000
/2170,000140,00080,000
/3113,33393,333
/485,00070,000
獲得議席33100

結果は同じである。

性質

単記非移譲式との関係

政党別得票数が一定の場合、ドント式での獲得議席数と、単記非移譲式投票において、各党が、他党の擁立・票割り戦略を所与として、自党の候補者擁立および票分りを最適化した場合の議席数と一致することが証明できる[2]。すなわちドント式でm議席獲得する政党は、単記非移譲式投票においてはm人の候補を擁立し、政党の得票をm等分するように各候補に振り分けることで獲得議席を最大化する。単記非移譲式投票において、別の戦略を用いてm+1議席以上獲得できるのは、他の政党が候補を過剰に擁立した場合や票の均等化に失敗した場合に限られる。

最適性

配分結果が各党にとって有利か不利かは「1票あたりの議席数」によって測ることができる。この値が大きければ有利な配分を受けていると言えるが、ドント方式では最も有利な配分を受けた政党の「1票あたりの議席数」が最小となるような、すなわちどの政党にも有利すぎないような配分を与える。この意味でドント方式は最適な配分方式である。

総議席数が で、政党 がそれぞれ 票を得たとき、ドント方式による議席配分 は次の最適化問題

の解のうちの1つになっている[3]

大政党への偏り

前項の意味での最適性は、一見不合理な配分結果を「最適」としてしまうことがある。特に、得票の大きな政党が直感的には過大な配分を受けることがある。 他の一般に普及している除数方式であるサン=ラグ方式は、除数の増分を変えることで小政党も議席を獲得しやすくしている。

議席を比例配分するとき、総投票数 中の 票を獲得した政党 の端数を含めた「取り分」は 議席と書ける。実際の議席配分は整数でなくてはならないが、その値は「取り分」に近い(つまり,端数を切り上げるか切り捨てるかして得られる数である)ことが望ましいと考えられる。ところがドント方式では、得票の大きな政党が「取り分」の端数切り上げよりさらに多くの議席を得る可能性がある。

以下の表は第24回参議院議員通常選挙比例区における各党の得票 [1]とそれから計算される「取り分」、および実際の獲得議席である。自民党への配分議席は17または18議席が妥当であると考えられるが、実際には19議席が配分される。

自民民進公明共産維新社民生活その他小計
得票20,114,788.26411,751,015.1747,572,960.3086,016,194.5595,153,584.3481,536,238.7521,067,300.5462,795,270.89156,007,352.842
「取り分」17.23910.0716.4905.1564.4171.3170.9152.396
獲得議席191175411048
得票/11,536,238.7521,067,300.546
/2768,119.376533,650.273
/41,288,396.087
/51,203,238.9111,030,716.870
/61,002,699.093
/71,081,851.473
/8946,620.039
/111,068,274.107
/12979,251.265
/191,058,673.067
/201,005,739.413

同一の結果を与える計算方法

ジェファーソン方式

ドント方式は、ジェファーソン方式(合州国の政治家トーマス・ジェファーソンに因んで名づけられた)とは、計算方法が異なるが常に同じ結果を与える。 ジェファーソン方式は、1792年にアメリカ合衆国議会で選挙よりむしろ各州へのアメリカ合衆国下院議員の割当てのために発明された。ジェファーソン方式は、一議席あたりに必要な得票数(基数)を、大きな値からはじめて、獲得議席が全議席に一致するまで繰り返し調整していく方法である。ジェファーソン方式では、基数で割った剰余は無視され議席につながらない[4]

ハーゲンバッハ=ビショフ方式

ドント方式は、ヘア基数またはドループ基数での議席を配分したあとの、残余議席の配分方法に用いられれることがある。この方法は、ハーゲンバッハ=ビショフ制(Hagenbach-Bischoff System)として知られ、結果ははじめからドント式ですべての議席を配分するのと同一なる[5]

参考文献

  1. ^ Aurel Croissant and Daniel J. Pojar, Jr., Quo Vadis Thailand? Thai Politics after the 2005 Parliamentary Election Archived 2009年4月19日, at the Wayback Machine., Strategic Insights, Volume IV, Issue 6 (June 2005)
  2. ^ Gary Cox (1991) "SNTV and d’Hondt are ‘Equivalent’ " EIecltoral Studies p118-132
  3. ^ 哲男, 一森「議員定数配分問題の離散最適化による解法について(応用)」『日本応用数理学会論文誌』第23巻第1号、2013年3月25日、 doi:10.11540/jsiamt.23.1_15ISSN 2424-0982
  4. ^ 大和毅彦 (2003)「議員定数配分方式について : 定数削減, 人口変動と整合性の観点から」オペレーションズ・リサーチ 48巻第1号, 23-29頁
  5. ^ 西平重喜 (2001)「比例代表制の計算方法とその意味」選挙研究 16 巻 p. 114-124,183

外部リンク


 

Back to Top
Close