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🏃|「記録より勝負」大迫傑〜ROAD TO TOKYO2020


写真 撮影/スタジオアウパ

「記録より勝負」大迫傑〜ROAD TO TOKYO2020

 
内容をざっくり書くと
大迫傑が描く陸上への想いは、マラソンに込められていた。
 

競技の魅力やアスリートの息づかい、輝くプレーの数々、アスリート語録をWebマガジンに特別編集。その名… →このまま続きを読む

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大迫傑

大迫 傑(おおさこ すぐる、1991年5月23日 - )は、東京都町田市出身の陸上競技選手。 専門は長距離種目佐久長聖高校早稲田大学スポーツ科学部卒業、ナイキ所属。マネジメントはアミューズ。第26回ユニバーシアード男子10000m優勝者、2013年カーディナル招待10000mにて日本人学生新記録を樹立。3000m5000m日本記録保持者。前・マラソン日本記録保持者。代理人はフェデリコ・ローザ(Federico Rosa)[2]

は元・SKE48の橋本あゆみ。

来歴・人物

中学・高校時代

町田市立金井中学校で本格的に陸上競技を始めた。中学3年時の第33回全日本中学校陸上競技選手権大会3000mでは3位入賞した。3000mで東京都中学校最高記録:8分41秒59をマークした。2007年に佐久長聖高校に進学した。1学年上には村澤明伸や後に大学でも先輩となる平賀翔太佐々木寛文らがいた。2008年に5000mで高校2年生としては史上4人目となる13分台を記録。また、1シーズンに同一高校から複数選手が13分台をマークした初の例にもなった。その年の全国高校駅伝では自ら志願してアンカーを務め、1位で襷を受けるとそのまま区間賞の活躍を見せ、またチームも外国人選手を含まない記録としては過去最高の2時間02分18秒を記録し、佐久長聖高校の初優勝に貢献した。翌2009年には2度目の全国高校駅伝に出場、大迫自身は1区で区間賞を獲得し、同じ佐久長聖高校出身である上野裕一郎に次ぐ1区日本人歴代2位となる、29分06秒を記録した。チームは4位に入った。2010年、世界クロスカントリー選手権ジュニアに初出場して32位に入った。日本人では村澤に次ぐ2位であった。

早稲田大学時代

2010年、早稲田大学に進学。7月にカナダ・モンクトンで行われた、世界ジュニア選手権10000mに同学年の志方文典と共に出場。8位に入賞し、志方も9位に入った。同年の第22回出雲駅伝では2区を走り先頭を守ったが後続に差を詰められ、本人曰く悔しさの残る大学駅伝デビューとなった。早稲田大学は14年ぶり2回目の優勝を飾った。第42回全日本大学駅伝では2区で先頭の東洋大・柏原竜二との差を20秒縮めて、1区の遅れを取り戻す7人抜きの快走を見せた。その後佐々木、志方等の活躍で早稲田大学は優勝を飾った[3]。 同年11月22日に行われた第23回上尾シティマラソンでは1時間01分47秒を記録して優勝すると共に、伊達秀晃が持っていたジュニア記録を更新した。(10年後三浦龍司が更新)

2011年の第87回箱根駅伝では1区序盤で集団から抜け出し、10km過ぎまで後ろを付いていた高校時代の先輩である堂本尚寛(日本大)を振り切り、1区区間賞を獲得。早稲田大学は5区中盤まで先頭を守って東洋大学と27秒差の往路2位、翌日の復路で東洋大学を逆転して18年ぶりの総合優勝を飾った。また2000年の順天堂大学以来10年ぶり3度目の大学駅伝3冠を達成した。深圳で行われたユニバーシアードでは、28分42秒83のタイムで優勝。日本人としては1995年福岡大会渡辺康幸以来となる16年ぶりの優勝となった。翌2012年の第88回箱根駅伝でも1区を走り、同学年の服部翔大(日本体育大)を11km過ぎで振り切り、2年連続で区間賞を獲得した。

2013年4月28日カーディナル招待で2位、日本人学生10000m記録更新(日本人学生最高記録)、高岡寿成中山竹通佐藤悠基に続く日本歴代4位(当時)の記録27分38秒31をマーク。一挙に日本を代表する長距離ランナーに躍り出た。

大学卒業後

2014年に日清食品グループと所属契約。その1年、ナイキ・オレゴン・プロジェクトと二重に籍を置いていた。第98回日本陸上競技選手権大会兼第17回アジア競技大会代表選手選考競技会10000mで2位となり、10月2日、2014年アジア競技大会10000mに出場、28分11秒94で銀メダルを獲得した。9月7日Rieti Meeting2014では、3000mで7分40秒09、日本記録を達成している。

2015年元旦のニューイヤー駅伝では1区を走り、ラスト1キロからのロングスパートで後続を引き離し区間賞を獲得。実業団駅伝デビューを果たした。 同年3月末日に日清食品グループとの所属契約を解消し、ナイキ・オレゴン・プロジェクト所属に専念する。2015年5月31日開催オレゴン州ユージンでのPrefontaine Classic 10,000mでは、27分45秒27。好タイムではあるが、2013カーディナル招待以来10000m記録の更新がない。10000m自己記録、日本記録の更新が期待されている。同年7月18日、ナイトオブアスレチックス5000mに出場し、13分08秒40で6位、8年ぶり、松宮隆行が保持していた日本記録を更新した。同結果を受け、第15回世界陸上競技選手権大会の参加資格をクリア(日本選手権3位以上、参加標準記録を満たした競技者 選考基準3-(2)-5))[4]、8月4日に2015年世界陸上5000m代表に決定した[5]。2015年世界陸上では予選1組目に出場したが決勝出場に必要な着順5位にわずか0秒41及ばず7位に終わり、タイム順で拾われる5名も全て予選2組目から出たこともあり、予選敗退が決まった。

2016年第100回日本陸上競技選手権大会10000m&5000mの二冠を達成。

2017年4月17日に、初マラソンとなるボストンマラソンで2時間10分28秒で走破し3位。日本人では瀬古利彦以来で初めてボストンマラソンの表彰台に立った。同年6月、日本選手権の10000mで連覇を達成。12月3日、第71回福岡国際マラソンで全体の3位(日本人1位)、日本歴代5位(当時)となる2時間07分19秒でゴール、MGCの権利を獲得。同年、カナダ系の大手金融機関であるマニュライフ生命とスポンサーシップを締結。2017年現在は同プロジェクトの下、プロランナーとして活動中。妻子と共にアメリカに在住している[6]

2018年10月7日、シカゴマラソンで3位に入着し、2時間5分50秒の日本新記録を樹立した。同年2月の設楽悠太の記録を更新する日本人初の5分台を出し、日本実業団陸上競技連合よりマラソン日本新記録を出した選手に贈られている報奨金1億円を手にした[7]

2019年3月3日、東京マラソン2019に出場したものの、冷雨による寒さが災いしてか中間点付近で先頭集団から脱落し、結局29Km付近で自身初の途中棄権に終わった[8]

2019年9月15日、マラソングランドチャンピオンシップ2020年東京オリンピック・男子マラソン日本代表選考会)に出走。スタート直後から一人だけ飛び出した、男子マラソン・前日本記録保持者の設楽悠太にはついていかず、第2集団で待機。15Km以降から徐々にペースダウンした設楽との差をじわじわ詰めて、37Km過ぎでついに逆転。それからは優勝した中村匠吾、2位の服部勇馬らと、激しいデッドヒートを繰り広げた。だが、ゴール直前の41.5Km地点で中村のラストスパートに後れを取り、さらに42Km手前では服部にもかわされてしまい、結果3位でのフィニッシュに終わる(中村と服部の2選手は東京五輪・男子マラソン代表即内定に)[9][10]。これにより、大迫の東京五輪・男子マラソン代表入りは、その後のMGCファイナルチャレンジ(2019年福岡国際・2020年東京・2020年びわ湖毎日)の結果次第と成った[11][12]

2020年3月1日、東京マラソン2020で4位に入着し、2時間5分29秒で自身の持つ日本記録を21秒更新した[13][14][15][16]。同年3月8日、びわ湖毎日マラソンで大迫の記録を超える日本人選手が現れなかったため、大迫が最後の3番手で2020年東京オリンピック・男子マラソン日本代表に決定した[17][18]

2021年7月29日、同年8月8日に札幌で開催される東京オリンピックの男子マラソンを最後に現役を引退することを自身のツイッターで発表した[19]

2021年8月8日、2020年東京オリンピック男子マラソンでは2時間10分41秒で6位入賞となり、日本勢では2012年ロンドンオリンピックの中本健太郎(6位)以来9年ぶりの男子マラソンでの入賞となった[20]

大迫傑のマラソン記録

5km10km15km20kmハーフ25km30km35km40kmゴール
タイム14:5330:1245:0759:511:03:041:15:191:29:461:44:171:58:592:05:50
スプリット14:5315:1914:5514:4415:2814:2714:3114:4206:51
kmあたり2:593:042:592:573:062:532:542:56
5km10km15km20kmハーフ25km30km35km40kmゴール
タイム14:3329:1244:0158:421:02:001:13:321:28:401:43:361:58:512:05:29
スプリット14:3314:3914:4914:4114:5015:0814:5615:1506:38
kmあたり2:552:562:582:562:583:022:593:03

主な戦績

駅伝成績

マラソン全成績

年月大会順位記録備考
2017年4月17日ボストンマラソン20173位2時間10分28秒初マラソン・世界陸上ロンドン大会男子マラソン選考レース
2017年12月3日第72回福岡国際マラソン3位2時間07分19秒自己記録更新・日本人トップ・MGCシリーズ第2弾・MGC出場権獲得
2018年10月7日第41回シカゴマラソン3位2時間05分50秒日本記録更新(当時)・日本人トップ
2019年3月3日東京マラソン2019DNF途中棄権MGCシリーズ第9弾・29Km付近でリタイア
2019年9月15日マラソングランドチャンピオンシップ3位2時間11分41秒2020年東京オリンピック・男子マラソン日本代表選考会
2020年3月1日東京マラソン20204位2時間05分29秒日本記録再更新・日本人トップ・MGCファイナルチャレンジ第2弾
2021年8月8日東京オリンピックマラソン6位2時間10分41秒日本人トップ

自己記録

著書

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b 大迫傑/SUGURU OSAKO”. Olympic Channel. 2021年7月15日閲覧。
  2. ^ Federico ROSA Athlete Representative Profile”. World Athletics. 2019年11月16日閲覧。
  3. ^ 秩父宮賜杯第42回全日本大学駅伝対校選手権大会 日本学生陸上競技連合. 2011年6月18日閲覧。
  4. ^ 2015年代表選手派遣大会選考要項・方針JAAF 8月4日閲覧。
  5. ^ 16歳のサニブラウンが世陸代表デイリースポーツ online 8月4日閲覧。
  6. ^ 大迫が駆ける日本マラソン夢の道、米で鍛え、ロンドンで弾み、東京で花咲かす”. スポーツニッポン (2017年7月7日). 2017年7月20日閲覧。
  7. ^ 大迫傑がシカゴマラソンで日本新 初の2時間5分台 - 朝日新聞、2018年10月22日閲覧
  8. ^ 東京マラソン棄権 大迫「ダメージない」 東京新聞 2019年3月8日掲載
  9. ^ 陸上:マラソングランドチャンピオンシップ 男子 スポーツナビ 2019年9月15日記事
  10. ^ 中村優勝、服部2位で東京五輪内定/男子MGC詳細◆レース速報 日刊スポーツ 2019年9月15日記事
  11. ^ 3位大迫傑、今後どうする? 代表3枠目を「狙う」か「待つ」か、悩ませる選択に THE ANSWER 2019年9月15日記事
  12. ^ MGC3位の大迫、「気が抜けない半年」 日本経済新聞 2019年10月1日記事
  13. ^ 「自分と対話」冷静な大迫傑が五輪をほぼ手中にした「終盤力」”. 【SPAIA】スパイア (2020年3月2日). 2020年11月16日閲覧。
  14. ^ 東京マラソン2020 リザルト(エリート男子)
  15. ^ スポーツナビ陸上:東京マラソン2020 2020年3月1日 9時10分スタート
  16. ^ 冷静大迫、抜け出した 東京マラソン 日本新で4位 東京新聞 2020年3月2日掲載
  17. ^ 大迫傑の東京五輪代表が決定 びわ湖毎日マラソン日本人トップの作田直也は健闘も及ばず” (日本語). スポーツ報知 (2020年3月8日). 2020年3月8日閲覧。
  18. ^ 大迫マラソン初五輪へ、びわ湖で抜かれず3枠目内定 - 陸上 - 東京オリンピック2020 : 日刊スポーツ” (日本語). nikkansports.com. 2020年3月8日閲覧。
  19. ^ "男子マラソン・大迫傑 東京五輪での現役引退発表「この大会をゴールにしました」". Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 29 July 2021. 2021年7月29日閲覧
  20. ^ “大迫傑は6位、中村匠吾62位、服部勇馬73位 キプチョゲが金メダル”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/athletics/news/202108080000298.html 2021年8月8日閲覧。 
  21. ^ Athletics Men's 10000m Result Universiade2011SHENZHEN (2011-08-17). 2011年8月17日閲覧
  22. ^ 日本記録 男子(室内) Archived 2012年3月22日, at the Wayback Machine.JAAF 2015年8月1日閲覧。
  23. ^ 『走って、悩んで、見つけたこと。』単行本 - 文藝春秋BOOKS

関連項目

外部リンク

先代:
高岡寿成
3000m日本記録
7分40秒09
次代:
(記録保持者)
先代:
松宮隆行
5000m日本記録
13分08秒40
次代:
(記録保持者)
先代:
鎧坂哲哉
10000m日本人学生記録
27分38秒31
次代:
(記録保持者)
先代:
設楽悠太
マラソン日本記録
2時間05分29秒
次代:
鈴木健吾

 

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