写真 再審のため勾留されているホテルから出たジョコビッチ
ジョコビッチは「全豪オープン」でプレーせず国外退去に
内容をざっくり書くと
カルーゾは予選3回戦で世界120位のダニエル太郎(日本/エイブル)に敗れていた。
オーストラリア入国をめぐり同国政府と争ってきた世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。現地16日… →このまま続きを読む
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ダニエル太郎
ダニエル 太郎(ダニエル たろう、1993年1月27日 - )は日本の男子プロテニス選手。アメリカ合衆国ニューヨーク出身。ATPツアーでシングルス1勝を挙げている。ランキング自己最高位はシングルス64位、ダブルス351位。身長190cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。エイブル所属。
日本男子史上4人目のATPツアーシングルス優勝者。バイリンガルで国際色豊かな選手。英語、スペイン語も話すことができる。
選手経歴
ジュニア時代
5歳でテニスを始める。父はアメリカ人で母は日本人である。14歳の時に名古屋市からスペインに移住し、ダビド・フェレールが所属するバレンシアのアカデミーで練習をしている。[1]。
2010年 プロ転向
2010年にプロに転向。
2012年 フューチャーズ初優勝
2012年6月、スペインF15フューチャーズ優勝。7月、スペインF20フューチャーズ優勝。
2013年 フューチャーズ4勝目
2013年5月、スペインF14フューチャーズ優勝。10月、ポルトガルF9フューチャーズ優勝。
2014年 グランドスラム初出場
全豪オープンで4大大会の予選に初挑戦した。2試合を勝ち予選決勝に進出したが、トマス・ベルッシに5-7, 2-6で敗れた[2]。2月のチリ・オープンでは予選を勝ち上がり、ATPツアー大会に初めて出場を果たすと、1回戦では全豪予選で敗れたトマス・ベルッシを6-3, 6-3で、2回戦ではフェデリコ・デルボニスを1-6, 7-6(5), 7-6(7)で破りベスト8に進出した。準々決勝ではニコラス・アルマグロに2-6, 5-7で敗れた[3]。
4月のデビスカップワールドグループ準々決勝のチェコ戦で日本代表入りを果たした。第2試合でルカシュ・ロソルと対戦し、4-6, 4-6, 6-3, 6-4, 6-2のフルセットで敗れ、日本代表も0-5で敗れた。
全仏オープンでは予選1回戦でに敗退、ウィンブルドンでも予選1回戦でライアン・ハリソンに敗退したが、全米オープンでは予選で、、にそれぞれ勝利し、初の四大大会本戦出場を果たした。本戦1回戦では第5シードのミロシュ・ラオニッチと対戦し、3-6, 2-6, 6-7(1)で破れた。
2015年 チャレンジャー初優勝
4月、ヴェルチェッリ・チャレンジャー決勝にてに6-3, 1-6, 6-4で勝利しATPチャレンジャーツアー初優勝。5月、全仏オープン予選を突破し、同大会自身初・グランドスラム2度目の本戦出場を果たした。第32シードのフェルナンド・ベルダスコと対戦し、3-6, 4-6, 2-6で敗れた。
9月、デビスカップワールドグループ・プレーオフの戦では日本代表の2番手として出場。初戦のサンティアゴ・ヒラルド戦ではフルセットに持ち込むも4-6, 3-6, 6-3, 6-1, 4-6で敗れた。その後2勝2敗で迎えた第5戦ではアレハンドロ・ファジャに7-6(3), 6-3, 6-2で勝利し、日本のワールドグループ残留を決めた[4]。10月、バレンシア・オープンに参加して今季4度目の予選突破。本戦の1回戦ではミハル・プシシェズニと対戦、4-6, 7-6, 6-3で勝利し今シーズン初のATPワールドツアーでの本戦勝利を飾る。
11月、日本のチャレンジャー大会に出場し2大会連続の決勝進出。兵庫ノアチャレンジャー大会では、ジョン・ミルマンに1-6, 3-6で敗れ準優勝に終わるも、翌週の慶應チャレンジャー国際テニストーナメントでは、決勝で添田豪を4-6, 6-3, 6-3で破りチャレンジャーツアー3勝目を挙げる。翌週のランキングでは自己最高位となる93位を記録し、キャリア初のATPランキングトップ100入りを果たした[5]。
2016年 リオ五輪3回戦進出
年初のチェンナイ・オープンでは1回戦で第5シードのギジェルモ・ガルシア=ロペスから第1セットを取るも6-4, 5-7, 2-6で逆転負けした。
全豪オープンでは初めて本戦出場。1回戦でルカシュ・ロソルに6-7(2), 5-7, 7-5, 7-6(5), 1-6のフルセットで敗れた。
2月、南フランス・オープンでデニス・イストミンを破り、今季初勝利を飾る。その後リオ・オープンとブラジル・オープンでは初戦敗退を喫する。
3月のデビスカップ1回戦イギリス戦では第1試合で世界ランク2位のアンディ・マリーと対戦し1-6, 3-6, 1-6敗れた。その後のチャレンジャー2大会は初戦で敗れた。
4月、モンテカルロ・マスターズで、予選を通過し、マスターズ1000本戦初出場を果たすと、1回戦でアドリアン・マナリノを6-3, 6-4で破り、マスターズ初勝利を挙げた。2回戦では第12シードのドミニク・ティームと対戦し、第1セットを獲るも、6-4, 2-6, 0-6で敗れた。大会後の世界ランキングで自己最高の85位となった。
5月、全仏オープンでは1回戦でマルティン・クリザンに3-6, 4-6, 7-5, 6-4, 3-0とし、第4ゲーム途中でクリザンが棄権し、グランドスラム初勝利を挙げた。2回戦では前回優勝のスタン・ワウリンカと対戦し、7-6(7), 6-3, 6-4で敗れるも、ブレークポイントを13本セーブするなど、喰らいついた。ウィンブルドン選手権では1回戦でフアン・モナコに敗れた。
8月、リオ五輪出場の基準となる6月6日のランキングは108位で、上位56人には入れなかったが、その後辞退者が相次いだ為ITF推薦枠で出場を果たす。シングルス1回戦で第14シードのジャック・ソックに6-4, 6-4で勝利。2回戦でもカイル・エドマンドに6-4, 7-5で勝利。3回戦でフアン・マルティン・デル・ポトロに7-6(4), 1-6, 2-6で敗れた。
デビスカップワールドグループ・プレーオフの戦では第1試合でセルジー・スタホフスキーに7-6(4), 7-6(1), 6-1で勝利した。第4試合も勝利をあげ、日本は5-0で勝利し、ワールドグループ残留を果たした。
2017年 チャレンジャー5勝目
3月、ATPチャレンジャーのコパ・シティ・ティグレではレオナルド・マイエルに5-7, 6-3, 6-4で勝利して今季初優勝を果たした。全米オープンは1回戦で地元アメリカのトミー・ポールに逆転勝ちし全米初勝利を挙げる。2回戦で第1シードのラファエル・ナダルに敗れるも第1セットを奪う健闘を見せた[6]。
9月には、拠点をこれまでのスペイン・バレンシアから日本へと移した。
2018年 ツアー初優勝
BNPパリバ・オープンでは予選と本戦1回戦を突破し、2回戦に進出。第10シードで元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチを7-6(3), 4-6, 6-1で破る金星を挙げ、マスターズ1000で初の3回戦進出。
5月のイスタンブール・オープンでは1回戦でマッテオ・ベレッティーニ、2回戦で第4シードのアルヤズ・ベデネ、準々決勝で、準決勝でジェレミー・シャルディーに勝利し、ATPツアーで初の決勝進出を果たす。決勝で同じくツアー初優勝が懸かったマレク・ジャジリに7-6(4), 6-4で勝利し、ツアー初優勝を果たした[7]。
2021年 東京五輪出場
2020年東京オリンピックでは、相次ぐ上位選手の欠場によりオリンピック出場を果たした。男子シングルス一回戦では第13シードのロレンツォ・ソネゴを相手にマッチポイントまで迫るも、逆転負けを喫した。スコアは6-4,6-7(6),6-7(3)。また、男子ダブルスでは西岡良仁と組み、クロアチアのマリン・チリッチ/イワン・ドディグ組と対戦したが敗れた[8]。
2022年 全豪3回戦進出
年初のアデレード国際では予選1回戦でに、決勝では予選第1シードのに勝利して、本戦出場を果たした。本戦では1回戦でロレンツォ・ムゼッティにフルセットで勝利した。スコアは6-4,6-7(5),6-3。2回戦では第6シードのトミー・ポールにフルセットで惜敗した。(4-6,7-6(1),4-6)。
全豪オープンの予選では、1回戦でに、2回戦でに勝利し、3回戦では、に勝利して、本戦出場を決めた。この予選では結果的にイタリア人選手に3連勝することとなった。続く本戦1回戦では、同じく予選勝者の、に勝利。2回戦では元世界ランキング1位のアンディ・マリーを6-4, 6-4, 6-4のストレートで破り、2018年のノバク・ジョコビッチに続くBIG4の2人目を倒す金星を上げた。同時にグランドスラム初の3回戦進出を果たした。3回戦では、世界ランク10位のヤニック・シナーと対戦。それまで全てストレート勝ちだったシナーから1セット奪うも、4-6,6-1,3-6,1-6で敗れた。
ATPツアー決勝進出結果
シングルス: 1回 (1勝0敗)
|
|
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | 1. | 2018年5月6日 | ![]() ![]() | クレー | ![]() ![]() | 7-6(7-4), 6-4 |
チャレンジャー・フューチャーズタイトル
フューチャーズ(4) |
チャレンジャー(5) |
シングルス
No. | 年月日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | 試合結果 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 2012年6月6日 | ![]() ![]() | クレー | Marc GINER | 6-3, 6-4 |
2. | 2012年7月23日 | ![]() ![]() | クレー | Alexander, Lobkov | 7-5, 7-5 |
3. | 2013年5月19日 | ![]() ![]() | クレー | Steven DIEZ | 6-3, 6-2 |
4. | 2013年10月13日 | ![]() ![]() | クレー | Ricardo Ojeda Lara | 6-0, 6-3 |
1. | 2015年4月26日 | ![]() ![]() | クレー | ![]() ![]() | 6-3, 1-6, 6-4 |
2. | 2015年6月7日 | ![]() ![]() | クレー | ![]() ![]() | 6-3, 6-0 |
3. | 2015年11月22日 | ![]() ![]() | ハード | ![]() ![]() | 4-6, 6-3, 6-3 |
4. | 2016年8月21日 | ![]() ![]() | クレー | ![]() ![]() | 6-4, 6-3 |
5 | 2017年3月19日 | ![]() ![]() | ハード | ![]() ![]() | 5-7, 6-3, 6-4 |
ダブルス
No. | 年月日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | 試合結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
1. | 2013年2月16日 | ![]() ![]() | クレー | D・ソート | ロペス=ジャン/J・マレス=ヴィドリ | 4-6, 7-5 |
シングルス成績
- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 通算成績 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全豪オープン | Q3 | Q1 | 1R | Q2 | 1R | 2R | Q1 | 1–3 |
全仏オープン | Q1 | 1R | 2R | 2R | Q2 | 1R | 2–4 | |
ウィンブルドン | Q1 | Q1 | 1R | 1R | 1R | A | 0–3 | |
全米オープン | 1R | Q3 | A | 2R | 1R | Q1 | 1–3 |
大会最高成績
大会 | 成績 | 年 |
---|---|---|
ATPファイナルズ | A | 出場なし |
インディアンウェルズ | 3R | 2018 |
マイアミ | 1R | 2019 |
モンテカルロ | 2R | 2016 |
マドリード | Q1 | |
ローマ | Q1 | |
カナダ | A | 出場なし |
シンシナティ | Q1 | |
上海 | Q2 | |
パリ | Q1 | |
オリンピック | 3R | 2016 |
デビスカップ | QF | 2014 |
ATPカップ | A | 出場なし |
デビスカップ
年 | ステージ | オーダー | 対戦国 | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|---|---|---|
2014年 | ワールドグループ・準々決勝 | シングルス2 | ![]() ![]() | ルカシュ・ロソル | 4-6, 4-6, 6-3, 6-4, 6-2 |
シングルス5 | イジー・ベセリー | 4-6, 4-6 | |||
2015年 | ワールドグループ・プレーオフ | シングルス1 | ![]() ![]() | サンティアゴ・ヒラルド | 4-6, 3-6, 6-3, 6-1, 4-6 |
シングルス5 | アレハンドロ・ファジャ | 7-6(7-3), 6-3, 6-2 | |||
2016年 | ワールドグループ・1回戦 | シングルス1 | ![]() ![]() | アンディ・マリー | 1-6, 3-6, 1-6 |
ワールドグループ・プレーオフ | シングルス1 | ![]() ![]() | セルジー・スタホフスキー | 7-6(7-4), 7-6(7-1), 6-1 | |
シングルス4 (デッドラバー) | 3-6, 7-5, 6-1 | ||||
2017年 | ワールドグループ・1回戦 | シングルス1 | ![]() ![]() | リシャール・ガスケ | 2-6, 3-6, 2-6 |
2018年 | ワールドグループ・1回戦 | シングルス1 | ![]() ![]() | ファビオ・フォニーニ | 4-6, 6-3, 6-4, 3-6, 2-6 |
ワールドグループ・プレーオフ | シングルス1 | ![]() ![]() | 6-4, 6-2, 7-6(7-3) | ||
2019年 | 予選ラウンド | シングルス2 | ![]() ![]() | 7-6(7-3), 6-4 | |
シングルス5 | 6-3, 6-7(4-7), 6-3 |
脚注
- ^ “<テニス>ATPツアーで大躍進 ダニエル太郎とは”. THE PAGE. (2014年2月9日)
- ^ “ダニエル太郎は初の本戦出場ならず、元世界21位に阻まれる<全豪オープン>”. tennis365.net. (2014年1月11日)
- ^ “テニス=チリ・オープン、ダニエル太郎はベスト8で敗退”. Reuters. (2014年2月8日)
- ^ “ダニエル太郎が最終試合を制し、日本のワールドグループ残留が決定”. THE TENNIS DAIRY 2015年11月24日閲覧。
- ^ “ダニエル最高位 トップ100入り”. tennis365.net 2015年11月24日閲覧。
- ^ “ダニエル太郎、1セット奪う健闘も及ばず 王者ナダルに逆転負け”. AFP. 2017年9月1日閲覧。
- ^ “ダニエル太郎 急遽出場からツアー初Vで「驚き」 日本男子史上4人目の快挙<テニス>”. tennis365.net (2018年5月7日). 2018年5月7日閲覧。
- ^ “テニス男子ダブルスのダニエル、西岡組敗退”. 佐賀新聞 2021年7月25日閲覧。