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日本航空システム障害 那覇空港でも一時搭乗手続きできず

 
内容をざっくり書くと
システム障害はおよそ1時間半後に復旧しましたが、那覇空港では東京・羽田や大阪・伊丹行きの便など少なくとも9つ便に40分から1時間余りの遅れが生じました。
 

26日午前日本航空でシステム障害が発生し、那覇空港では一時搭乗手続きができなくなりました。現在は復旧… →このまま続きを読む

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那覇空港

那覇空港(なはくうこう、: Naha Airport)は、沖縄県那覇市にある空港。国内線の基幹空港で、空港法第4条第1項第6号に該当する空港として政令で定める空港(国管理空港)[2] に区分される。隣接する航空自衛隊那覇基地(: JASDF Naha Air Base)の施設が併設され、民間機と自衛隊機が共同で使用する軍民共用の飛行場である。

概要

旧海軍小禄飛行場

1933年昭和8年)8月、日本軍は半農半漁の集落として栄えた旧小禄村大嶺(ウフンミ)の土地を強制接収し[4][5]海軍軍用飛行場、小禄飛行場(小禄海軍飛行場・海軍小禄飛行場)を建設した。

1936年(昭和11年)3月には軍民共用飛行場として、日本航空輸送内地台湾航空路の経由地点たる那覇飛行場として、台北飛行場とともに開港(逓信省航空局管理)。その後太平洋戦争時には海軍が完全な軍用飛行場として接収し、飛行場も拡張された。

アメリカ軍の那覇海軍航空施設と那覇サイト

第二次世界大戦中の1945年(昭和20年)6月4日、連合国軍が小禄海岸に上陸し、大田実中将率いる海軍を制圧し、またたくまに連合国軍を構成する1国であるアメリカ軍は小禄半島を占領、アメリカ軍基地として再構築した。戦後もアメリカ海軍那覇海軍航空施設、核ミサイル等を配備するアメリカ陸軍の那覇陸軍補助施設(那覇サイト) など多くの軍施設が密集する場所となった。

1953年4月、アメリカ国民政府はさらに新規に軍用地を強制接収するためアメリカ国民政府布令第109号「土地収用令」を公布し、12月5日には東側の小禄村具志に武装兵を出動させて土地接収を進めた(銃剣とブルドーザー)[6]

アメリカ軍基地の自衛隊への移管

1972年(昭和47年)の沖縄復帰にともない、那覇ホイール地区陸上自衛隊に移管され那覇駐屯地が開設された。1973年4月3日に那覇サイト航空自衛隊に移管され、10月16日に第5高射群第17高射隊が発足。1975年 (昭和50年) 6月27日に那覇空軍・海軍補助施設那覇海軍航空施設が返還され、空港整備法上の第二種空港となった。

アメリカ軍基地 (沖縄返還協定時)備考
FAC6064那覇港湾施設 (旧称 那覇軍港)
FAC6066那覇空軍・海軍補助施設返還協定C表: 空自 那覇基地
FAC6067那覇サイト返還協定B表: 空自 那覇基地
FAC6089那覇海軍航空施設沖縄空港
-那覇ホイール地区返還協定C表: 陸自 那覇駐屯地

1982年(昭和57年)、飛行場の施設管理権が航空自衛隊に全面移管された。現在では民間航空便の空港と航空自衛隊、海上自衛隊陸上自衛隊の航空機を主体する部隊や行政組織沖縄県警航空隊海上保安庁航空基地が飛行場内に置かれている。

2010年3月31日に沖縄進入管制区が廃止され那覇進入管制区が新設されたことにより、沖縄島周辺空域のターミナルレーダー管制業務は国土交通省の航空管制官によって行われる。管制室は那覇航空交通管制部ビルに設置されている。アメリカ軍機の飛行の調整のため、アメリカ空軍所属の管制官が那覇空港事務所に常駐することとなり、那覇空港事務所ビルに新たに米空軍提供施設が設けられた。

嘉手納飛行場と那覇飛行場は、航空機進入経路が交差しており、飛行高度の管理では嘉手納飛行場が優先される(詳しくは嘉手納飛行場管制を参照)。対領空侵犯措置任務を行う航空自衛隊戦闘機に対する管制業務を国土交通省所属の航空管制官が担当するのは、全国に7ヵ所ある当該任務の飛行隊配置飛行場のなかで那覇飛行場のみであり、他の6飛行場については航空自衛隊の航空管制官が担当している。

現在

滑走路は3000m×45m、2700m×60mの2本。那覇空港旅客ターミナル、貨物ターミナルの2つのターミナルがあり、県内の離島、本土、海外を合わせて30以上の路線が就航している。日本トランスオーシャン航空琉球エアーコミューターが当空港を拠点としている上に、夏季の繁忙期は、日本航空や全日空を中心に臨時便が多くなる。第2滑走路の南端部は豊見城市域になる。

県庁所在地である那覇市の中心地からは、モノレールやバス、タクシーで10分程度と比較的立地条件が良い。ただし、沖縄本島の南北に細長い地形を考えると、南部地域にある同空港は北部地域の利用者にとっては不便である。モノレールは南部しかなく、北部の中心都市である名護市と空港を結ぶ公共交通は1時間半以上かかる高速バス、または2時間以上かかる一般道経由の路線バスしか存在しない。

まれに当空港周辺が悪天候などの理由で、民間旅客機が一時的に嘉手納飛行場に着陸する事がある。しかしその時は乗客は機内から出ることはできず、天候の回復や燃料の補給を待って那覇空港へ向けて再び離陸する。これは嘉手納飛行場内に航空旅客施設が不足しているためであり、外国領土扱いだからではない。

統計

利用者数

元のウィキデータクエリを参照してください.

2017年度の年間利用客数は2116万1,683人(国内線1752万4,761人、国際線363万6,922人)[7] で、着陸回数は日本の空港で第5位、旅客数は第6位、国内線だけで見ると着陸回数は第2位、旅客数は第4位となっている[8]。民間旅客機や貨物機、自衛隊機などを合わせた着陸回数は8万3189回(2016年度)で、滑走路1本あたりの密度は、福岡空港の8万7198回に次いで2番目に多く、10年連続最多を更新した[9]。沖縄観光の好調さから国内、海外路線とも順調に増えていることが要因となっている。需要予測では今後10年以内に旅客増加に対応できなくなると予想されている。

滑走路増設事業

この空港は、需要増による容量の限界が近づいている上に、航空自衛隊戦闘機のスクランブル発進との競合もあって、滑走路上で事故が発生した際には、他県との陸上交通の手段がない本県の交通に影響を与えることから、並行滑走路の増設工事が実施された[10]

増設事業の経緯

2008年1月25日までに国土交通省は正式に滑走路の増設の方針を固めた[11]。 2012年9月に滑走路増設事業の環境影響評価準備書が提出された[12]。滑走路間隔1,310m(オープンパラレル)、増設滑走路の長さ2,700m、公有水面の埋立て約160haの計画で、総事業費は1,816億円である[13]。2014年1月に着工し、起工式は同年3月1日に行われた。2019年12月に工事が完成し[14]、翌2020年3月26日より供用が開始された[15][16][17]

那覇空港構想・施設計画兼東京議会 事務局が纏めた「那覇空港 滑走路増設に関する経緯について」によると、平行滑走路2本で旅客ターミナルが片側に配置される場合、ターミナルに近い滑走路を離陸専門、遠い滑走路を着陸専門に運用する先例に倣い設定運用されているが、第2滑走路は北端だけで空港施設と連絡しているため、南向き運用時、第2滑走路にて着陸運用すると、着陸滑走距離分折返し地上走行が必要になり、時間が6分程度かかる[18]

沿革

  • 1933年昭和8年):日本海軍小禄飛行場として開設。
  • 1935年(昭和10年):郵便定期便(福岡 - 那覇 - 台北)が就航。
  • 1936年(昭和11年):逓信省管理となり、那覇飛行場と改称。
  • 1942年(昭和17年):再度海軍管理となり、小禄飛行場と改称。
  • 1945年(昭和20年):連合国軍により占領され那覇飛行場としてアメリカ海軍と陸軍の管理下に置かれる[19]
  • 1947年(昭和22年):戦後初の民間機として、アメリカのパンアメリカン航空が就航。
  • 1951年(昭和26年):戦後初の日本の民間機として日本航空が就航。
  • 1952年(昭和27年):アメリカ軍、那覇飛行場の改修に着手。民間機は嘉手納飛行場を代替空港とする。
  • 1954年(昭和29年)11月:那覇飛行場再開。コンセット(かまぼこ兵舎)による旅客ターミナルビル(初代)がオープン。
  • 1956年(昭和31年):県内企業が出資した民間会社の那覇空港ターミナル (NATCO) を設立し、旅客ターミナルビルの運営などを行う[20]
  • 1957年(昭和32年)2月:新ターミナルビル建設のため、飛行場北側の公有水面埋め立てに着手。
  • 1959年(昭和34年)5月:新ターミナルビル(2代目)供用開始。
  • 1972年(昭和47年)
    • 5月15日沖縄返還に伴い航空自衛隊臨時那覇施設管理隊を編制、海上自衛隊も臨時那覇施設管理隊の新編。
    • 5月到着ターミナルビル供用開始。それまでのターミナルビルは出発ターミナルビルとなる。
    • 6月28日:空港施設の名称が那覇空港(第二種空港)となる[21]
    • 10月11日:航空自衛隊那覇基地を新設[22]
    • 11月:防衛庁運輸省が「那覇飛行場使用に関する協定」を締結。
    • 12月:海上自衛隊は臨時沖縄航空隊を新編。
  • 1973年(昭和48年)
    • 2月6日:A-4スカイホーク(アメリカ海軍第5混成隊所属)が離陸直後に空港の南端付近に墜落、炎上。乗員は射出装置で脱出して無事[23]
    • 4月3日:那覇陸軍補助施設(那覇サイト) が全面返還され、航空自衛隊那覇基地、航空自衛隊那覇基地那覇高射教育訓練場へ引き継がれた[24]
    • 7月1日:航空自衛隊は南西航空混成団を開設[25]
    • 10月16日:海上自衛隊は臨時沖縄航空隊を廃止し、沖縄航空隊を新編。
  • 1974年(昭和49年)3月:海洋博覧会開催を控え、旅客増に対応するため「暫定ビル」着工。
  • 1975年(昭和50年)
    • 4月:暫定ビル、国内線第1ターミナルビルとして供用開始。到着ビルを国内線第2ターミナルビル(離島便)、出発ビルを国際線ターミナルビルとして改装。
    • 6月27日那覇海軍航空施設全面返還された[26]
    • 7月:沖縄国際海洋博覧会開催。
  • 1979年(昭和54年)3月31日:航空自衛隊が運営する那覇地区病院が開設される。
  • 1981年(昭和56年)7月:海上自衛隊は沖縄航空隊を廃止し、第5航空群を新編。
  • 1982年(昭和57年)4月:那覇飛行場の施設管理権がアメリカ空軍から航空自衛隊に全面移管される。
  • 1986年(昭和61年)
    • 3月:滑走路が2700 mから3000 mに延長される。
    • 7月:新国際線ターミナルビル(2014年閉鎖)が供用開始。旧国際線ビルを改装し、新国内線第2ターミナルビル(離島便)とする。
  • 1988年(昭和63年)
    • 4月:航空自衛隊那覇地区病院が自衛隊那覇病院に改称。
    • 4月:敷地の一部をアメリカ空軍管制施設として提供。
  • 1992年平成4年):NATCOからターミナルビルおよびビル運営事業を承継するため、第三セクターの那覇空港ビルディング (NABCO) を設立する[20]
  • 1996年(平成8年)12月:新国内線ターミナルビルが着工。
  • 1999年(平成11年)5月26日:NABCOが運営する新国内線ターミナルビル(現行)の供用を開始し、国内線第1・第2ビルの機能が統合される。なお、NATCOは前日をもって空港における営業権を喪失する[27]
  • 2003年(平成15年)
  • 2005年(平成17年)6月30日:NATCOの解散が決定する(清算は2009年に結了)[20][28][29]
  • 2009年(平成21年)10月:旧国内線第1ビル跡地に新貨物ターミナルが供用開始。
  • 2012年(平成24年)
    • 6月:新国際線ターミナルビルが起工。
    • 9月:増設滑走路の環境影響評価準備書が提出。
    • 10月18日LCC専用ターミナルが開業。
  • 2015年(平成27年)3月27日:第5移動通信隊を新編(航空自衛隊)。
  • 2014年(平成26年)
  • 2016年(平成28年)1月31日:第83航空隊から第9航空団へ改編(航空自衛隊)。
  • 2017年(平成29年)7月1日:南西航空混成団から南西航空方面隊へ改編(航空自衛隊)。
  • 2019年(平成31年)3月18日:国内線ターミナルと国際線ターミナルをつなぐ際内連結ターミナルが本格開業[33]。LCC専用ターミナルが閉鎖され発着していた2社が新ターミナルへ移転。また、これにより、ターミナル名が「那覇空港旅客ターミナル」になった。
  • 2020年令和2年)
  • 2022年(令和4年)3月末:自衛隊病院の拠点化・高機能化等に伴い、自衛隊那覇病院を航空自衛隊から陸上自衛隊へ移管予定[37]

乗り入れ航空会社

国内線

国際線

就航路線

航空連合は右記の通りである。OW:ワンワールド、ST : スカイチーム、SA:スターアライアンス

※ 語末の★は、格安航空会社(LCC)

国内線

現在の定期就航路線

2021年3月28日現在。

航空会社目的地
日本航空 (JAL)(OW)東京/羽田大阪/伊丹徳之島沖永良部経由)[38][39]
日本トランスオーシャン航空 (JTA)(OW)大阪/関西小松名古屋/中部岡山福岡久米島宮古/宮古島石垣
琉球エアーコミューター (RAC)奄美与論、久米島、北大東南大東、宮古/宮古島、石垣、与那国
全日本空輸 (ANA)(SA)[40]東京/羽田東京/成田大阪/伊丹大阪/関西札幌/新千歳仙台新潟(6月 - 9月運休)、静岡(繁忙期期間運航)、名古屋/中部広島岩国高松松山福岡長崎熊本宮古/宮古島石垣
ソラシドエア (SNA)[41]東京/羽田[42]大阪/神戸、名古屋/中部、福岡、宮崎鹿児島、石垣
スカイマーク (SKY)東京/羽田、大阪/神戸、茨城、名古屋/中部、福岡、宮古/下地島
ジェットスター・ジャパン (JJP)[43]東京/成田、大阪/関西、名古屋/中部
Peach Aviation (APJ)★[44]東京/成田[45]、大阪/関西、札幌/新千歳[46]、仙台[46]、名古屋/中部、福岡

かつての定期就航路線

統計

(那覇空港発)2019年度就航路線別旅客数/順位[47]
行き先旅客数国内線順位
東京国際空港約587万人上位03位
福岡空港約185万人上位07位
中部国際空港約120万人上位17位
関西国際空港約115万人上位20位
大阪国際空港約111万人上位22位
宮古空港約109万人上位24位
新石垣空港約107万人上位25位
成田国際空港066万人上位38位
神戸空港058万人上位44位

国際線

航空会社目的地
日本の旗Peach Aviation(MM)★台北/桃園高雄香港
台湾の旗チャイナエアライン(CI)(ST)台北/桃園、高雄
台湾の旗エバー航空(BR)(SA)台北/桃園
台湾の旗スターラックス航空(JX)台北/桃園
台湾の旗タイガーエア台湾(IT)★台北/桃園、高雄
台湾の旗マンダリン航空(AE)(ST)台中
大韓民国の旗大韓航空(KE)(ST)ソウル/仁川
大韓民国の旗アシアナ航空(OZ)(SA)ソウル/仁川
大韓民国の旗ジンエアー(LJ)★ソウル/仁川
大韓民国の旗チェジュ航空(7C)★ソウル/仁川
大韓民国の旗ティーウェイ航空(TW)★ソウル/仁川
大韓民国の旗イースター航空(ZE)★ソウル/仁川
香港の旗香港航空(HX)香港
香港の旗香港エクスプレス(UO)★香港[48]
中華人民共和国の旗中国国際航空(CA)(SA)北京/首都天津重慶
中華人民共和国の旗中国東方航空(MU)(ST)上海/浦東杭州西安
中華人民共和国の旗吉祥航空(HO)上海/浦東、南京
中華人民共和国の旗北京首都航空(JD)杭州
シンガポールの旗ジェットスター・アジア航空(JSA)★シンガポール
マレーシアの旗エアアジアX(D7)★ [49]クアラルンプール(台北/桃園経由)、台北/桃園

就航都市

国内線

国際線

貨物便

那覇空港を拠点として、国際ハブ空港のひとつと設定し全日本空輸並びにエアージャパンが深夜時間帯に貨物専用機を運航している[52]

国内線

東京/羽田、東京/成田、名古屋/中部、大阪/関西

国際線

ソウル/仁川、台北/桃園、上海/浦東、青島廈門、香港、バンコクシンガポール


運休・廃止した航空会社・路線

航空会社就航地
日本の旗 日本航空 (JL) 香港/啓徳
日本の旗 日本アジア航空 (EG) 台北/桃園
日本の旗 バニラエア (JW) 東京/成田石垣台北/桃園
中華民国の旗 マンダリン航空 (AE) 高雄
中華民国の旗 Vエア (ZV) 台北/桃園[53]
中華民国の旗 トランスアジア航空 (GE) 台北/桃園
大韓民国の旗 エアフィリップ(3P) 務安
大韓民国の旗 ティーウェイ航空(TWB)★ 大邱
中華人民共和国の旗 中国東方航空 (MU) 福州
中華人民共和国の旗 天津航空 (GS) 天津
中華人民共和国の旗 北京首都航空 (JD) 西安瀋陽
香港の旗キャセイドラゴン航空(HDA) 香港
フィリピンの旗 フィリピン航空 (PR) マニラ
アメリカ合衆国の旗 ノースウエスト航空 (NW) ロサンゼルスミネアポリス(東京/成田経由)、台北/桃園、マニラ
アメリカ合衆国の旗 トランス・ワールド航空 (TW) ホノルルグアム
アメリカ合衆国の旗 コンチネンタル航空 (CO) ホノルル、グアム
アメリカ合衆国の旗 ユナイテッド航空 (UA) グアム
ナウルの旗 ナウル航空 (ON) ナウル、グアム

ターミナル

旅客ターミナル国内線エリア

滑走路の北端東側に位置し、1999年に国内線ターミナルビルとして整備された。北側に位置する国際線ターミナルビルとは際内連結ターミナル施設で接続している。

設計は安井建築設計事務所と宮平建築設計事務所が共同で担当。RC・PC造で地上5階、地下1階建[54]。1999年(平成11年)3月25日に竣工。同年5月26日に供用を開始。その後、増築が繰り返し行われ、2013年9月20日に延床面積5,862平方メートルの第三次増築部が竣工[55][56]。チェックインカウンターなどが増設され、翌9月21日に供用を開始した。

滑走路に向かって2本のフィンガーが突き出しており、南側のフィンガーを日本航空(JAL)グループが、北側のフィンガーを全日本空輸(ANA)グループが使用する。36番ゲートは、36A・36B(エプロンでは36R・36L)の2箇所で運用しているが、2機駐機できるのはかつてANAで利用されていたボーイング737-500に限られる。ボーイング737であっても、737-700および737-800(NGシリーズ)が駐機する際は、もう片方の搭乗口は使用できないため、500型が退役後は36A/36Bが同時に使用されることはない。 また、21番・24番・27番・31番・34番・41番ゲートは、搭乗橋1本で乗降する小型機(ボーイング737、エアバスA320)から中型機(ボーイング767)までしか駐機できない。なお、かつて運航していた第一航空運航便は不定期便扱いのため、ターミナルビル外の第一航空事務所(以前はターミナルビル内にあった)の専用カウンターで受付後、同社格納庫前からの搭乗となっていた。

当初の旅客ターミナルビルは、1959年(昭和34年)4月に、旧国際線ターミナルと後の第2国内線ターミナルの位置(現在の44番スポット付近)[57] に完成し、同年5月9日に供用を開始した[58]。1975年(昭和50年)4月、沖縄国際海洋博覧会にあわせて、現在の貨物ターミナル付近に国内線用の「暫定ターミナルビル」が完成[58]。日本本土との路線が主に発着し、「本土線ターミナル[59]」や「第1ターミナル」などと呼ばれた。これに伴い、当初の旅客ターミナルは「第2ターミナル」となり、主に南西航空が離島路線の発着に使用した。1987年(昭和62年)2月、現在の51番スポット付近に新たな第2国内線ターミナルビルが完成[57][59] したが、現在の国内線ターミナルビルの供用に伴い、国内線の第1・第2ターミナルビルは廃止・撤去された。

館内中央部は2階から4階までの吹き抜けが大きくとられており、この空間(2階部分)を利用してイベントや場所貸しによるプロモーション活動などが行われることもある。1階の到着ロビーには観光案内所やレンタカー受付カウンター、クレジットカード利用者用ラウンジなどが、2階には手荷物検査場・搭乗口、土産店およびコンビニエンスストア薬局銀行店舗、金融機関ATM、手荷物一時預かり所・コインロッカーなどがあり、3階には搭乗手続きを行うチケットカウンターなどの施設がそれぞれ設けられている。レストランが1,3,4階にあるほか、無料の展望デッキが3階屋外の南北に分かれて設置されている。2階には中規模なフードコートがある。

モノレール(ゆいレール)の那覇空港駅や立体駐車場との連絡通路は2階に接続。道路は1階と3階に取り付けられており、車両の動線が区分されている(但し、レンタカー送迎や路線バスなど、1階のみで着発する交通機関もある)。

国内線ターミナルビルの運営は、1959年から県内企業が出資する那覇空港ターミナル(NATCO)が担ったが、公共性の確保とターミナルビルの統合整備のため、現在の国内線ターミナルビルが供用を開始した1999年からは、沖縄県や那覇市、航空会社などが出資する第3セクターの那覇空港ビルディング (NABCO)が運営している[20]

免税店

また、搭乗待合室内には国内唯一の国内線エリア内免税店「DFSギャラリア」がある。2002年沖縄振興特別措置法の改正で設けられた特定免税店制度に基づき設けられており、クリスチャン・ディオールロエベモエ・エ・シャンドンなどのLVMHブランドを中心とした香水宝石時計などの高級ブランド品を免税で買うことができる。この店舗に近接して、那覇市内にある「DFSギャラリア・沖縄」で購入した免税品受取カウンターも設置されている。

ラウンジなど

空港ビル会社および航空会社により、以下の空港ラウンジが設置されている。また、要人向けの「特別待合室」が2室設置されている。

名称場所席数備考
ラウンジ華〜hana〜一般区域1F48席空港ビル会社が運営
ダイヤモンドプレミアラウンジ搭乗待合室内60席
サクララウンジ搭乗待合室内85席
サクララウンジANNEX搭乗待合室内28番搭乗口付近
ANAスイートラウンジ搭乗待合室内70席
ANAラウンジ搭乗待合室内170席

その他の施設

旅客ターミナル国際線エリア

国内線ターミナルビルの北側に位置し、2014年に国際線ターミナルビルとして整備された。国内線のターミナルビルとは際内連結ターミナル施設で接続している。

梓設計・安井建築設計事務所・が共同で設計し、大成建設などが施工[60]。RC造・プレキャスト・プレストレストコンクリート造4階建[61]。総事業費は80億円で、2012年6月20日に起工式が行われ、2014年(平成26年)2月17日に供用を開始した。

旧国際線ターミナルビルは、1986年(昭和61年)7月、現在の41番スポット付近[56] に設けられた。国内線ターミナルとは完全に別の棟で、搭乗橋がないため乗降はタラップを使った。現在の国際線ターミナルビルの供用に伴い、廃止・撤去され、跡地はエプロンとなっている。

1階には手荷物引渡所と税関が設けられ、2階は出発ロビー・出国審査・搭乗口が、3階は入国審査・検疫、および一般エリアのレストラン、4階は見学者用デッキとなっている。搭乗待合所の座席数は旧ターミナルの4倍にあたる500席を設け、さらにDFSギャラリア免税店の面積も5倍余りに拡大された[62]

国際線ターミナルビルの運営は、1986年の開設当初から那覇空港ターミナル(NATCO)が担ったが、2004年(平成16年)に、国内線ターミナルビルを管理する第3セクターの那覇空港ビルディング (NABCO)に管理を引き継いだ[20][63]

際内連結ターミナル施設

新国際線ターミナルビルと国内線ターミナルビルとの間、約400mを連絡するために建設された。地上5階建で延床面積は39,500m2、2017年に着工され、2019年3月18日に供用を開始した。

37番と41番のボーディングブリッジ(ゲート)増設が行われ、このうち41番ゲートは国内線・国際線共用となっている。国際線ターミナルから国際線のチェックインカウンターが移転し、従来の3倍の60ブースに増設されたほか、それまでLCCターミナルを使用していたPeach Aviationが移転し、チェックインと搭乗手続きに使用している。また、商業エリア「ゆいにちストリート」やイベントホールも設けられた[64][65][66]

フロア構成

国内線ターミナル(エリア)際内連結ターミナル国際線ターミナル(エリア)
制限区域一般区域制限区域
4階
  • 飲食店
  • フードコート
  • 見学者デッキ
  • 航空会社ラウンジ
3階
  • 見学者デッキ
  • 国内線チェックインカウンター
  • リフレッシュコーナー
  • 国際線チェックインカウンター
  • ふくぎホール
  • 飲食店
  • 検疫
  • 入国審査
2階
  • 保安検査場
  • 航空会社ラウンジ
  • 搭乗待合室
  • 物販店、飲食店
  • 免税店
  • 搭乗口
  • 出発口
  • ウェルカムホール
  • 特別待合室
  • 物販店、飲食店
  • ゆいにちストリート
  • 出発口
  • 搭乗待合室
  • 保安検査場
  • 出国審査
  • 免税店
  • 搭乗口
制限区域
  • 搭乗口
1階
  • 手荷物受取所
  • バスラウンジ
  • 到着口
  • 物販店、飲食店
  • 観光案内所
  • ツアーカウンター
  • ラウンジ
  • 派出所
  • エントランスホール
  • ミーティングルーム
  • 到着口
  • 有料待合室
  • 特別待合室
  • 観光案内所
  • 税関
  • 手荷物受取所
制限区域
  • バスラウンジ
  • バス・タクシー乗降場
  • レンタカー送迎車乗り場
  • タクシー乗り場
  • バス・タクシー乗降場
  • レンタカー送迎車乗り場

旧LCCターミナル(廃止)

2012年10月18日、空港北側の貨物ターミナル地区に、格安航空会社用のターミナルとして供用を開始[67]。全日本空輸の貨物上屋を改装した施設で、Peach Aviationバニラ・エアが利用した。

利用客のアクセスは、国内線ターミナル1階から約10分間隔で運行する連絡バスおよび一部レンタカー会社の送迎バスに限られ、徒歩、タクシー、自家用車での立入りはできなかった[68]。オープン当初はCIQ設備がなかったため、Peach Aviationの国際線は国際線ターミナルから発着していたが、2014年2月10日から、国際線も利用を開始した[69]。2019年3月18日に、Peach Aviationとバニラ・エアが、新たに供用を開始した際内連結ターミナル施設に移転したため、閉鎖された。

なお、ターミナルの運営はANAが行っていたため、ターミナルビルの情報は那覇空港旅客ターミナルビルのホームページとは別に設けられた「那覇空港LCCターミナル」ホームページで提供された。

貨物ターミナル

2009年10月20日に、旧国内線第1ターミナル跡地に新貨物ターミナルが完成し、国際線ターミナル脇の旧貨物ターミナルが移転し、26日から業務を開始した。管理・運営会社は那覇空港貨物ターミナル(の子会社→出資を募り第三セクターへ)。従来のターミナルの倍以上の面積となる。

旧拡張計画について

国土交通省が2008年にまとめた基本計画では、国内線ターミナルビルを南北に拡張し最終的に4本のフィンガーに計23基のボーディングブリッジ(現行13基)を持つ「際内兼用」型ターミナルビルを整備するとしていた[70]。 また、現国内線旅客ターミナル建設時にはターミナルそのものを滑走路の反対側(現航空機格納庫側)に移設する沖合展開も検討されたことがあるが、後述の埋め立て問題や、都市モノレール計画の見直しなど交通アクセスに難があったため却下された[要出典]

各自衛隊部隊およびその他施設

国内線旅客ターミナルビルからみて国道332号をはさんだ東側の隣接地(敷地外)に陸上自衛隊那覇駐屯地があり、敷地内の北側空港エリアから順に大阪航空局那覇空港事務所ビル、海上自衛隊那覇航空基地の施設群、航空自衛隊那覇基地の施設群が建ち並び、各自衛隊の飛行場施設などは航空自衛隊那覇基地の管理下にある。

当初、旧管制塔誘導路E4/W4をほぼ真正面に見る位置にあり、滑走路を西に見渡せる位置にあり、管制塔南側は那覇救難隊の格納庫、陸上自衛隊第15ヘリコプター隊の格納庫と続き、さらに滑走路南端付近には対領空侵犯措置任務のため待機する航空自衛隊戦闘機のアラートハンガーがあった。[要出典]海上保安庁および県警航空隊・沖縄総合事務局の格納庫は滑走路を挟んで海側の西側誘導路脇にある。その格納庫の北側に那覇VORTAC、南側にエンジンランナップエプロン、隣接する丘に航空自衛隊第5高射群施設、新管制塔がある。貨物ターミナルビル付近から見て東側のビルは那覇航空交通管制部である(2018年10月、組織廃止、神戸航空交通管制部として移転。)。また、那覇空港の北には在日米軍の那覇軍港(那覇港湾施設)が隣接する。

航空自衛隊基地の総面積は約212万平方メートル。自衛隊関係の施設が占める土地のうち国有地はおよそ1/5に過ぎず、残りの部分は私有地を借用している。このため、賃貸料として地主に年間50億円以上が支払われている。

航空自衛隊那覇基地

那覇基地 JASDF Naha Airbase基地司令は第9航空団司令が兼務する。

航空総隊隷下
機体の運用は飛行群本部(入間基地
航空支援集団隷下
防衛大臣直轄部隊

防衛省自衛隊(共同機関)

海上自衛隊那覇航空基地

那覇航空基地 JMSDF Naha Airbase

陸上自衛隊

飛行場施設隣接地に陸上自衛隊那覇駐屯地(JGSDF Camp Naha)があり、下記の部隊が航空自衛隊那覇基地に運用する機体を駐機している。

沖縄県警察

海上保安庁

日本トランスオーシャン航空

空港西側、海保那覇航空基地南側にJTAメンテナンスセンターが設置され格納庫が存在する。JAL系列(エンブラエル機など)や海保(DHC-8-Q300)の整備委託も受託していて他社機飛来もある。

MROジャパン

当初、大阪伊丹空港にて主にANA系列航空機の整備、修理および改造を行っていたが2019年に那覇空港内に移転しJTAメンテナンスセンター南側に格納庫新設しANAの777-300ERまで対応可能[71]

空港内シャトルバス

  • 国内線ターミナルとLCCターミナルの間を結ぶ専用シャトルバスが格安航空会社便搭乗手続き開始30分前から出発30分後まで約10分おきに運行されていた[72]。格安航空会社利用者以外(見送り、出迎え)でも利用が可能。LCCターミナルは制限区域内のため、指定レンタカー会社の送迎サービスを除き、このシャトルバスでしか出入りできなかった。那覇バスが運行していた。上記LCCターミナル閉鎖により、運行は終了した。

アクセス

運行本数・所要時間・料金等の詳細は、該当項目や公式サイトにて最新情報を確認のこと。

鉄道

バス

国内線エリア前と国際線エリア前にのりばがある。どの路線も両方ののりばに発着する。

リムジンバス

那覇空港と主要リゾートホテルを結ぶ路線(リゾートホテル以外の一部の施設にも停車する)。沖縄バスが運行。

  • Aエリア - 宜野湾市北谷町
  • Bエリア - 恩納村西部・読谷村
  • ABエリア - 宜野湾市・北谷町・読谷村
  • Cエリア - 恩納村中部・東部
  • CDエリア - 恩納村・名護市喜瀬
  • DEエリア - 恩納村東部・名護市・本部町
  • カヌチャシャトルバス カヌチャベイホテル&ヴィラズ発着便(琉球バス交通が運行)

路線バス

一般道経由
沖縄自動車道経由
  • 111:那覇バスターミナル・国場・名護方面
  • 113:那覇バスターミナル・国場・コザ・具志川方面
  • 117:那覇バスターミナル・国場・名護・沖縄美ら海水族館方面
  • 123:那覇バスターミナル・国場・コザ・石川方面
  • 152:イオンモール沖縄ライカム方面
  • やんばる急行バス 空港線(888):県庁北口・那覇新都心・本部・沖縄美ら海水族館・今帰仁・運天港方面
  • 沖縄エアポートシャトル:恩納・名護・沖縄美ら海水族館方面
  • 美ら海ライナー:北谷・名護・沖縄美ら海水族館方面

道路

那覇空港で起きたアクシデントなど

航空機関係

その他

  • 1959年6月19日 - 当時の米軍那覇サイト(現在の那覇空港)でMIM-14ナイキ・ハーキュリーズミサイルが誤射事故を起こし、沖合に着水。死者1名、負傷者6名。2017年になって、NHKスペシャル「沖縄と核」でこのミサイルが核弾頭を搭載した核ミサイルだった事が報道された[76]
  • 2000年9月28日 - 中華民国船籍のコンテナ船ユニ・モラル号が滑走路の北・約850mの沖合で座礁、便の欠航・遅滞によりダイヤは終日混乱した[77]
  • 2013年3月27日 - 9時43分頃、成田発のジェットスター機から空港ビルにつながるボーディングブリッジで、降機中の女性乗客の手荷物からはさみが落ちた。客室乗務員がすぐにそのはさみをその女性乗客に渡したものの、その女性が空港の制限区域内を出たかどうか不明だった為、一時空港を閉鎖、手荷物検査を終えた乗客も再度手荷物検査をする事になった。その影響で、発着便に遅れや欠航が出た[78]

その他

  • 那覇空港を管轄する警察署は、那覇警察署ではなく豊見城警察署である。当初は同空港を含む那覇市小禄地区、および豊見城村(現豊見城市、以下同じ)を管轄する「那覇南警察署」が那覇市小禄に設置される予定だった。後に計画が変更され、同地区を管轄する警察署は豊見城村に設置されたためである。
  • 航空自衛隊那覇基地で開催の航空祭では、民間機発着の関係上[要出典]ブルーインパルスの展示飛行を長く実施しなかったが、2005年12月11日に編隊飛行(白スモーク有り)、2006年12月10日に本課目展示(通常の展示飛行任務である金曜着〜月曜帰還パターン)、2006年12月9日は課目予行飛行が実施された。
  • 中華民国(台湾)の台湾桃園国際空港では、発着案内等で那覇空港行きを「琉球(沖縄)」(英語表記では「Okinawa」)と案内している(経緯は中華民国#沖縄県への認識を参照)。
  • 当空港の正式名称は「那覇空港」であり、公式な別称や通称はない。しかし、機内アナウンスや航空会社発行の冊子類やウェブサイトでは「沖縄空港」または「沖縄・那覇空港」と案内されることがある。

関連項目

脚注

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  2. ^ a b 国土交通省大阪航空局. “管内空港の現況と出先機関”. http://ocab.mlit.go.jp/about/jurisdiction/naha/ 2018年5月12日閲覧。 
  3. ^ AIP JAPAN EFF:26 MAR 2020
  4. ^ 沖縄県島尻郡小禄村字大嶺の土地(旧日本海軍那覇飛行場用地・現那覇空港の一部)所有権回復に関する質問主意書”. www.shugiin.go.jp. 2021年1月1日閲覧。
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  12. ^ [1] 那覇空港滑走路増設事業に係る環境影響評価準備書のアウトライン 2012年9月 内閣府沖縄総合事務局・国土交通省大阪航空局
  13. ^ [2] 2013年度予算概算要求に係る個別公共事業の評価書(空港整備事業) 2013年1月25日 国土交通省
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外部リンク


 

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