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🚗|三菱 ミニキャブバン、横滑り防止装置を全車標準に…タウンボックスも改良


写真 三菱 タウンボックス「G」イメージ

三菱 ミニキャブバン、横滑り防止装置を全車標準に…タウンボックスも改良

 
内容をざっくり書くと
なお、ミニキャブバン/タウンボックスはスズキからのOEM供給車で、『エブリイ』『エブリイワゴン』がベースとなる。
 

三菱自動車は、軽商用車『ミニキャブバン』と軽乗用車『タウンボックス』を一部改良し、9月16日より販売… →このまま続きを読む

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スズキ・エブリイ

Camera-photo Upload.svg画像提供依頼:6代目バン及び3代目ワゴンの画像提供をお願いします。2015年2月

エブリイEVERY)は、スズキ(1990年9月以前は鈴木自動車工業)が製造・販売するワンボックス型の軽自動車

概要

1964年登場のキャリイバンを発祥とし、1982年にサブブランド名として「エブリイ」の名が登場、翌1993年に軽トラックの「キャリイ」と軽ワンボックスの「エブリイ」にブランドが整理された。5ナンバー登録の乗用車と4ナンバー登録の商用車がラインナップされ、商用はエブリイ、乗用はエブリイワゴンEVERY WAGON1999年登場)を名乗る。2020年時点で7代51年(ただしキャリイバンを除いた場合は6代33年)の歴史があり、軽自動車の中では4番目に息の長い車名である。

日本国内の複数メーカー向けOEMのベースモデルにもなっており、マツダ向けのスクラム(1989年発売の初代から)、日産自動車向けのNV100クリッパー/NV100クリッパーリオ(2013年発売の2代目以降)、三菱自動車工業向けのミニキャブバン/タウンボックス(2014年発売の7代目以降)は、この車両を元にエンブレムや一部外装パーツの変更を行ったものであり、OEMモデルも含めてスズキの磐田工場で製造されている。

また、日本国外向けにはライセンス生産も行われており、大宇国民車(現:韓国GM)からは、2代目(キャリイにおける9代目)が「ダマス(DAMAS)」(キャリイトラックは「ラボ(LABO)」)という名称で登場し、いずれも現在も韓国やウズベキスタン(GMウズベキスタン)で生産されているが、ダマスはフェイスリフトを受け、「ダマスII」に進化している(その大宇国民車経由で南米でも「Chevrolet CMV」として販売されている)。

台湾福特六和においては2代目が「フォード・プロント」、4代目が「フォード・PRZ」としても販売された。

キャリイバン(1964年-1982年)

1964年9月
初代キャリイ(FB型)のバンモデル「スズライトキャリイバン」としてデビュー。
1966年1月
2代目キャリイ(L20型)にバンモデルを追加。
1968年
3代目キャリイ(L30型)にバンモデルを追加。「キャリイバン」となる。
1969年
キャリイが4代目(L40型)に移行。
1972年
キャリイが5代目(L50型)に移行。
1976年
キャリイが6代目(ST20型)に移行。
1979年
キャリイが7代目(ST30型)に移行。

初代 (1982-1985年)

1982年11月、キャリイバンをマイナーチェンジした際、「キャリイバン・エブリイ」としてサブブランドネームに「エブリイ」の名が登場[1]なお、インドでは1984年より800ccのエンジンを搭載した「オムニ」と言う名称で生産・発売開始し、35年間販売されていたが安全基準やエンジンの環境基準の改正を受けて2019年3月をもって生産終了し、4代目エブリイベースの「イーコ」が後継車種となった。[2] [3] また、パキスタンにおいても「ボラン」(5人乗り)または「カーゴバン」(2人乗り・パネルバン)として販売されている。[4]

2代目(1985-1991年)

1985年(昭和60年)
フルモデルチェンジ
1986年(昭和61年)
乗用向け(後部ヘッドレスト付き)グレードにカラードバンパー、エアコン(当時、通常はディーラーオプション扱い)などの特別装備を施されたスペシャルグレード「ジョイポップ」追加。
1987年(昭和62年)
マイナーチェンジ。インパネのデザインが大幅に変更された他、内外装など小変更。一部上級グレードのエンジンが1気筒あたり3バルブ化される(エンジン型式は従来と同じF5A型)。3型に移行。
1987年11月
商用向け(後部ヘッドレストなし)グレードにカラードバンパー、エアコン(当時、通常はディーラーオプション扱い)などの特別装備を施されたスペシャルグレード「ジョイン」追加。
1989年平成元年)5月
マイナーチェンジ。[DA41/DB41]
それまでのF5A型エンジンから、ボアを拡大しストロークを短縮したF5B型に変更され、動力性能を向上させた。そのほか、新グレードのジョイポップサウンド(その名の通りサウンド関係の装備を充実させ、他グレードではオプションであるカセットデッキなどを標準装備していた)を設定、上級グレードには異形角型ヘッドランプを採用。(下級グレードのヘッドランプ枠周囲も造形が変更)
マツダスクラムの名でOEM供給開始。
1990年(平成2年)3月
2度目のマイナーチェンジ。[DA51/DB51]
新規格化でエンジンが660ccのF6A型となり、ヘッドランプは規格型の丸2灯(上級グレードの異形2灯も意匠変更)となった。RXスーパーマルチルーフには電動式パワステが装備されていた。
1990年11月
NA車のエンジンの出力を向上させるとともに(これによりNA車が7型になる)、一部グレードのボディカラーの変更やRXスーパーマルチルーフの仕様が変更(バンパーのカラード化など)された。
1991年8月[5]
オーダーストップに伴う生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
1991年9月
3代目と入れ替わる形で販売終了。

台湾の福特六和(フォード)ではFord Prontoフォード プロント)、(大宇国民車→GM大宇→)韓国GMではDamasダマス[6])の名で現地生産されており、ダマスに関してはLPG仕様も設定されている。

3代目(1991-1998年)

1991年9月
モデルチェンジ。[DE/DF51]
ビジネスバンタイプの「キャリイバン」と上級タイプの「エブリイ」の2車種として販売していた。
キャリイバンとエブリイでは後部座席が前者は左右一体型ローバック、後者が左右分割式かつ取り外し可能なヘッドピロー付きで乗用志向であった。また、前面のエンブレムが前者はローマ字の「SUZUKI」マークなのに対して後者は「S」マークであった。車名がエブリイに統合されて以降もエンブレムの差異は残った。
歴代キャリイ / エブリイの中で、この世代の1BOX車のみは、後車軸の直前にエンジンを搭載するリアミッドシップレイアウトを採っていた(但しキャリイトラックは一般的なFR方式(後述))。当時の車種ではセンターミッドシップのホンダ・アクティとリアエンジンのスバル・サンバーの折衷的位置に当たる。リアサスペンションもアクティ的なド・ディオン式であったが、スプリングはアクティの板ばねに対してこちらはコイルばねを用いている。
ただし、同じ世代のキャリイでもトラックの方は、運転席下にエンジンを置き、後輪、または4輪を駆動する、軽トラックとしては一般的なキャブオーバーレイアウトを採り、リアサスペンションも固定軸を板バネで吊るごく一般的なリーフ式サスペンションであった。

なお、2代目で設定された「スペシャルブランド」ジョイポップシリーズおよびジョインに相当するエアコン標準装備グレードは当代でも設定されたが、当初はジョイポップシリーズやジョインの名前は使用されずそれぞれ「Czスーパーサウンド、Cy、Cx」「PC」というグレード名になった。

1991年11月
ターボRZ スーパーマルチルーフ追加。
1993年1月
オーディオが充実したジョイポップシリーズの追加やブレーキ素材の変更が行われた。
1993年11月
一部改良。「キャリイバン」が「エブリイ」に統合し、キャリイバンは29年の歴史に幕を下ろした。ハイルーフ車を追加設定。またエアコンに代替フロンの新冷媒を採用したほか、室内に難燃化素材を採用した。加えて安全装備の充実を図っている。
1995年5月
マイナーチェンジ。フロントのターンシグナルランプがクリアからアンバーに変更。足回りの変更で乗り心地を向上させたほか、振動を低減して静粛性を向上。ホイールのPCDを114.3mmから100mmへ変更。リアシートの収納操作方法の変更。ジョイポップターボの最高出力を61ps→64psにパワーアップ。ハイルーフ全車にハイマウントストップランプを装着した。「ターボRZスーパーマルチルーフ」および「ターボPS」「ジョイポップ・サウンド」を廃止し「ジョイポップ・リミテッド」を新設定。
ボディーカラーは、ジョイポップ系の紺色がディープブルーパールからスキューバブルーメタリックに、ジョイポップとジョインのグレー系がチャコールグレーメタリックからアーバングレーメタリックに変更。また、ジョイポップ系とジョインにダークターコイズグリーンメタリックを追加設定。
1996年12月
アルミホイールやフロント&サイドアンダーバーを装着、専用サイドストライプ、ドアトリム・シート表皮など内外装の質感を高めたモデルの特別仕様車「ジョイポップリミテッドII」を設定。ボディーカラーはマイアミブルーメタリックも選べた。
1997年4月
マイナーチェンジ。ジョイポップ系のMT車にセレクタブルフルタイム4WDを搭載。内装の室内色が明るめのグレーとなりシート表皮も変更され、抗菌インテリアを採用した。「エブリイC(クラシック)」を追加。「ジョイポップ」の装備を従来の「ジョイポップ・リミテッド」にほぼ準じるものとして、「ジョイポップ・リミテッド」廃止。
ボディーカラーはジョイポップ系にマイアミブルーメタリックが追加設定され、ダークターコイズグリーンメタリックをブリティッシュグリーンメタリックに変更。アーバングレーメタリックをシルキーシルバーメタリックに変更。また「ジョイポップ・ターボ」は1995年の一部変更で廃止された「ターボPS」同様のエアロパーツを装備し、ボディ下部がキーンゴールドメタリックに塗り分けられた2トーンカラーとなった。
1997年8月
「PA」をベースとした特別仕様車「PAリミテッド」を追加。AM/FMラジオ付カセットステレオ(デジタルクロック付)、パットウエルダードアトリム、専用フロントシート表皮(ニット)、一体可倒式リヤシート(専用シート表皮色)、エクステリアに専用リヤデカールを貼布(ちょうふ)する。
1998年2月
「PA」をベースとした特別仕様車の第2弾、「PAリミテッドII」を追加。キーレスエントリーが追加設定される。
1998年12月[8]
同年10月の軽自動車規格改定に伴い生産・販売終了。

4代目/ワゴン初代(1999-2005年)

1999年1月6日
前年の軽自動車の規格改正より3ヶ月遅れてフルモデルチェンジ。[DA/DB52]
セミキャブデザインの新ボディを採用するが、エンジン搭載位置は運転席下であり構造上はキャブオーバーを継承する。新たにSiターボ(SOHC6バルブターボ・60ps)エンジンを搭載した「ジョインターボ」、「ジョイポップターボ」、「ジョイポップエアロターボ」を設定した。ジョイン以下のグレードが350Kg積みでジョイポップが200Kg積みという最大積載量でありジョイポップは従来どおり乗用を意識していた[9]
1999年6月17日
乗用ワゴンタイプの「エブリイワゴン」追加。当初は「ジョイポップターボ」と「ジョイポップエアロターボ」の2グレード。「ジョイン」系は商用モデルの上級仕様として設定され、350Kg積み商用モデルだがフルホイールキャップやパワーウィンドウ、キーレスエントリー、カセットステレオが標準装備される。ジョインとワゴン全車に運転席、助手席エアバッグと軽ワンボックスではあまり標準装備されることの少ないABSが標準装備された。JOYPOPエアロターボの装備はかなりの充実度で、エアロパーツやアルミホイールはもちろん、チルトアップ機構付きの電動サンルーフも標準となる。同時に1300cc・7人乗りとした普通車登録の「エブリイプラス」が販売される[10][11]
1999年8月9日
「エブリイ 電気自動車」を発売[12]
1999年11月25日
一部改良。ターボエンジンの最高出力が64psになり、AT車は4速ATに変更。NAエンジンは中・低回転域のトルクなどを向上させた。安全性能も向上し「エブリイ」の「GA」・「PA」を除く全グレードに運転席・助手席SRSエアバッグABSを標準装備し、「エブリイ」の「GA」・「PA」も運転席エアバッグをオプション設定した。また、グレード体系が変更になり、「エブリイ」は「GA」の2WD・3速AT車と「ジョイン」を追加。「ジョインターボ」は「ジョインターボDX-II」にグレードアップ。「ジョイポップエアロターボ」は「ジョイポップターボS」に改名し、新たに「ジョイポップターボL」を追加。「エブリイワゴン」の「ジョイポップエアロターボ」も「ジョイポップターボS」に改名し、「ジョイポップターボL」を追加[13]
1999年12月14日
燃料に圧縮天然ガス(CNG)を使用した「エブリイ 天然ガス (CNG) 自動車」を発売[14]
2000年5月17日
一部改良。ターボエンジン搭載車(「エブリイワゴン」全グレードと「エブリイ」の「ジョインターボDX-II」)の外観を変更、ノックセンサー並びに過給圧制御装置の追加、インタークーラーの取り付け位置変更による高速域でのエンジン性能向上、内装面ではシートベルトアジャスターや大型グリップを追加する。なお、「エブリイ」の「ジョイポップターボS/L」は廃止され、「エブリイワゴン」に併合された[15][16]
2000年6月8日
スズキ創立80周年を記念し、「エブリイワゴン」の「ジョイポップターボ」をベースに外観の質感を高め、上級オーディオ、専用シート表皮を装備した特別仕様車「エブリイワゴン 80周年記念車 ジョイポップターボEX」を発売[17]
2000年7月7日
福祉車両「後席リフトアップ車」を発売(3AT車のみの設定)[18]。後席左側のシートにリモコン操作で電動昇降するリフトアップ機構を採用。リフトアップシートには胸部固定用ベルト、アームレスト、専用ステップを装備したほか、折り畳み式の車いすを荷室に積載・固定できるフックとベルトも標準装備。同梱するリモコンは車体に付けられるように磁石付とした。なお、スズキ製の福祉車両はこれまで軽ワゴン車のワゴンRのみに設定されていたが、本仕様車の発売によりエブリイにも設定されたことで「ウィズシリーズ」として新たにシリーズ化された。
2000年11月15日
特別仕様車「エブリイ+(プラス)リミテッドII」発売[19]
2001年1月18日
「エブリイワゴン」にエアロパーツ・上級オーディオ・専用シート表皮を装備した新グレード「21世紀記念スペシャル ジョイポップターボEX-II」を発売[20]
2001年5月24日
「エブリイプラス」を「エブリイランディ」に車名変更[21]
2001年9月4日
一部改良。[DA62]
全車にK6A型オールアルミDOHCエンジンが搭載される。出力は49ps。ATシフトレバーが、3速AT車を除き、フロアーからインパネに配置される。「エブリイ」には新たに「PC」を追加し、NAエンジン車は軽バンでは初の「優-低排出ガス(☆☆)」認定を取得(ターボ車(「エブリイワゴン」を含む)は「良-低排出ガス(☆)」認定)。「エブリイワゴン」にはNAエンジン仕様の「ジョイポップ」が追加され、ターボ車の「ジョイポップターボ」にはロールーフ仕様が設定される。また、「ジョイポップターボ」の上級仕様にあたる「ジョイポップターボPZ」を追加[22]
2003年9月3日
「エブリイ」に「超-低排出ガス(☆☆☆)」認定取得の新グレード「PU」を追加[23]
2005年7月[24]
生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
2005年8月
5代目と入れ替わる形で販売終了。

5代目/ワゴン2代目(2005年-2015年)

年表

2005年8月26日
フルモデルチェンジ。[DA64]
共通特徴として、5MT車を含めて全車インパネシフトを採用し、前席の左右ウォークスルーが可能になった。また、ドアハンドルはグリップタイプに変更した。「エブリイワゴン」は『軽のミニバン』をコンセプトに開発され、軽自動車では初となる後席パワースライドドアを「PZターボ(左側のみ)」、「PZターボスペシャル(両側)」に装備。また、「PZターボスペシャル」では電動オートステップも採用している。外装は開放的な大きな窓を表現する為、ピラーの一部をブラックアウト化したほか、ドアハンドルにはメッキを、スライドドアのレール部分もスライドドアレールガーニッシュで覆い、すっきりとした。「エブリイ」は「GA」以外の全グレードでリアコンビランプをバンパーに組み込み、開口部を広くした。また、長尺物を運ぶ際に最適な助手席前倒し機構やパワードアロック、運転席・助手席SRSエアバッグを全車に標準装備し、「PC」・「JOIN」・「JOINターボ」ではセキュリティアラームシステムも標準装備した。また、「JOINターボ」を除く2WD車と「JOINターボ」の5MT車は「平成22年度燃費基準+5%」を達成すると共に、「PU」の2WD車は「平成17年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得した[25]
中華圏特別行政区香港、およびマカオでは660ccの排気量のまま輸出されている。
2006年1月
仕様変更(2型)。
2006年2月2日
福祉車両「ウィズシリーズ」の「後席リフトアップ車」をフルモデルチェンジ・改名した「乗降シート車」及び新たなラインナップとして「車いす移動車」を発売[26]
「乗降シート車」はベースモデルをエブリイからエブリイワゴンに変更するとともに、リモコンはキーホルダータイプに変更。乗降シートには専用フットレストが新たに装備され、シートスライドとリクライニングも電動式となった。新たに設定される「車いす移動車」はリアシート無のエブリイとリアシート付のエブリイワゴンの2種類が設定されており、共通でリモコン操作できる電動ウインチを標準装備。また、エブリイ「車いす移動車」には乗車中の介助を可能とする介助者用の補助シート付車を設定。エブリイワゴン「車いす移動車」は内装色に明るめのベージュ系色を採用し、折り畳みや脱着ができるリアシートを採用したことで、車いすで乗車しない時は通常車と同じく4名乗車できるようにした。
2006年10月30日
エブリイ「PU」をベースにICカード読取装置や通信機を装備した「カーシェアリング専用車」の受注生産・納入開始[27]
2006年12月4日
「エブリイワゴン」の「PZターボスペシャル」をベースに、本革仕様の専用シート、木目調インパネなどを装備した特別仕様車「レザーセレクション」を発売[28]
2007年7月9日
「エブリイ」、「エブリイワゴン」共に一部改良(3型)[29]
「エブリイワゴン」は、フロントシートを改良し、ボディカラーは「ミステリアスバイオレッドパール(オプションカラー)」を追加の上、「ターコイズグリーンパールメタリック」、「ディープローズレッドパールメタリック」、「アズールグレーパールメタリック」の3色を廃止して5色に整理。「PZターボ」・「PZターボスペシャル」はフロントメッキグリルのデザインを一新し、シート表皮をベージュに変更。新たにディスチャージヘッドランプを追加設定(ディスチャージヘッドランプ装着車にはセンタースピーカーが追加装備され、MD/CDプレイヤーのオプション設定ができる)された。このディスチャージヘッドランプは、当時のスズキの他車種のディスチャージランプ車がロービーム/ハイビーム兼用のプロジェクタータイプの2灯式なのに対し、スズキ初のロービーム専用のマルチリフレクタータイプとなり、同装着車はハイビーム専用のマルチリフレクタータイプハロゲンヘッドランプがロービームの上につく縦4灯式となっている。「PZターボスペシャル」にはルーフエンドスポイラーを追加装備したハイルーフ仕様を追加設定。「JP」・「JPターボ」はフロントフードにメッキガーニッシュを追加し、シートとドアトリム表皮をブラウンに変更。「JP」のハイルーフ仕様は3AT車のみとなる。
「エブリイ」は、フロントシートを改良したほか、「PC」・「JOIN」・「JOINターボ」はシートとドアトリム表皮(「JOINターボ」のみ)を変更し、ボディカラーの「ターコイズグリーンパールメタリック」を廃止し、替わって「ブルーイッシュブラックパール3」を追加。
2007年11月
「エブリイワゴン」を仕様変更。ボディカラーに同年2月に発売を開始したワゴンRスティングレー設定色の「スパークブラックパール(オプションカラー)」を追加した。
2008年4月
仕様変更(4型)。
2009年12月10日
「エブリイワゴン」の「JPターボ(標準ルーフ車)」をベースに、フロントメッキグリル、アンダースポイラー(フロント・サイド・リア)、13インチアルミホイール、フロントフォグランプ、LEDサイドターンランプ付ドアミラーを装備し、ベージュのファブリックシート表皮とドアトリムクロスを採用した特別仕様車「JPターボリミテッド」を発売。ボディカラーは4色を設定し、オーディオレス仕様としている[30]
2010年5月18日
「エブリイ」、「エブリイワゴン」共に一部改良(5型)。「エブリイワゴン」はエンジンの圧縮比を上げたことで燃費を0.2km/L向上すると共に、ターボチャージャーの高効率化などで低回転域のトルクが向上し、街中での走行性能を高めた。また、「PZターボ」・「PZターボスペシャル」ではエクステリア・インテリアを変更し、フロントにはメッキグリル、エアロバンパー、マルチリフレクターハロゲンフォグランプを採用。リアにもエアロバンパーを採用すると共に、コンビネーションランプをクリアタイプに変更。サイドもアンダースポイラーのデザインを変更し、ターンランプのレンズ色にはホワイトを採用。また、シート表皮のセンター部分を細かなブロック柄に変更するとともに、フューエルキャップを給油時の紛失防止のために、既にパレットなどで採用されていた、フューエルリッド裏側から伸びたプラスチック製のひもに引っ掛けられた形とし、給油時にキャップがボディに当たらないようにするためのキャップホルダーがフューエルリッド裏側に取り付けられた。ボディカラーは新たに「ブリーズブルーメタリック(2010年6月発売)」を追加する共に、既存色を整理し、全5色となった。なお、今回の変更でNA車の「JP[31]」が廃止し、全車ターボエンジン4AT仕様となった。「エブリイ」はNA・3AT車のギア比の見直しを行い、「JOINターボ」は「エブリイワゴン」と同じくエンジンとターボチャージャーの改良などを行い、燃費を0.2km/L向上。「JOINターボ」は街中での走行性能も高めると共に、5MT車は「平成22年度燃費基準+10%」を達成した[32]
2012年5月17日
仕様変更(6型)。同年7月からのシートおよびシートベルトに関する保安基準の改正に対応し、エブリイは「JOIN」系を除くグレードにおいて、フロントシートをヘッドレスト一体型から分離型に変更。従来からヘッドレスト分離型フロントシートを採用していたエブリイの「JOIN」系とエブリイワゴンは、フロントシートのヘッドレスト大型化と、リアシートのヘッドレスト形状を(くら)型に変更し大型化した。
2013年4月10日
エブリイの3AT車を一部改良。エンジン制御を改良し、4WD車には転がり抵抗低減タイヤも併せて採用することで燃費を向上するとともに、触媒の変更により排気ガスのクリーン化も行ったことで、ガソリン車の軽キャブバンクラスで初となる「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)」と「平成27年度燃費基準」を同時に達成した。なお、今回の一部改良により「PU」を廃止した[33]
2013年12月3日
日産自動車へ2代目NV100クリッパー及びNV100クリッパーリオとしてOEM供給を開始。
2014年2月27日
三菱自動車工業へ7代目ミニキャブバン及び2代目タウンボックスとしてOEM供給を開始。これにより、日本国内の自動車市場では稀な4兄弟車種となった。
2014年10月
仕様変更。「ミステリアスバイオレットパール(オプションカラー)」と「ブリーズブルーメタリック」を廃止した。(OEM車種のスクラムワゴン(「ミステリアスバイオレットパール」のみ)、NV100クリッパーリオも同様、ミニキャブタウンボックスは当初から当該色は未設定である)。
2015年1月[34]
生産終了。在庫対応分のみの販売となる。
2015年2月
6代目と入れ替わる形で販売終了。

6代目/ワゴン3代目(2015年-)

年表

2015年2月18日
約9年半ぶりにフルモデルチェンジ[35]
基本的には先代のキープコンセプトで、荷室長・荷室幅・荷室高・荷室床面長をそれぞれ延ばして荷室を拡大し、助手席前倒し時の床面長も拡大。併せて、タイヤ位置とダッシュパネルを前方に移動したことで5代目と同等の前席乗員スペースを確保。シートスライド量を運転席で65mm、助手席で60mmそれぞれ拡大した。バックドア開口部は高さと幅をそれぞれ拡大すると同時に荷室床面地上高を650mmに低床化。後席ドアの開口部も高さと幅を拡大し、リアステップ高を375mm(「JOIN」系を除く)に低床化された。
エンジンは吸気側にVVTを搭載したR06A型(「JOINターボ」は同エンジンのインタークーラーターボ仕様)に置換。トランスミッションはNA車は従来の3ATに替わり、5MTをベースにクラッチとシフト操作を自動化したAMTオートギアシフト(AGS)車を新たに設定。ターボ車は4ATを改良し、トランスミッションのトルク容量を最適化した。ボディーは高張力鋼板の使用範囲を拡大したほか、エンジンや足回り、内装や電装部品に至るまで軽量化を図り、5MT車で40kg軽量化された。これらにより、燃費を向上し、NA・5AGS車は軽キャブバンで初めて「平成27年度燃費基準+20%」を達成、NA・5MT車は「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成。「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)」はNA・5AGS車に加え、NA・5MT車にも拡大して認定取得した。
インパネドリンクホルダーを適切な位置に設け、スマートフォンなどが置けるセンターミドルトレーやA4サイズの書類が収納できるフロントドアポケットを配置するなど収納スペースを確保し、「PC」・「JOIN」・「JOINターボ」には前席頭上にA4ファイル2冊と薄型ボックスティッシュが収納できるオーバーヘッドシェルフを装備した。荷室上部や側面にディーラー装着のアクセサリーに対応したユーティリティナットを設定し、後席スライドドアのドアハンドルを縦型に変更。ホイールベースを30mm拡大しつつ、最小回転半径を4.1mに抑え、小回り性能にも優れた。5MT車及び「GA」を除く全グレードには軽ボンネットバンで初めて衝突被害軽減ブレーキを搭載し、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESPをセットにした「レーダーブレーキサポート装着車」をメーカーオプションに設定した(「PA」・「PC」の5AGS車は本オプション設定時、4輪ABSも同時に装備される)。
エブリイワゴンは室内長・室内高を拡大し、フロントシートをベンチシートに変更。エブリイ同様に前席のシートスライド量を拡大した。また、ロングホイールベース化とリアシートスライド量の拡大により、前後乗員間距離を1,080mmに拡大した。エンジンはエブリイの「JOINターボ」同様にインタークーラーターボ仕様のR06A型エンジンに置換し、トランスミッションのトルク容量を最適化したことで燃費を向上。使い勝手も向上し、エブリイと同じくユーティリティーナットを備えたうえ、ラゲッジボードステーも装備。また、「PZターボスペシャル」は2代目で装備された後席左側電動オートステップを継続装備したほか、スペーシア/スペーシアカスタムに採用されているワンアクションパワースライドドア(挟み込み防止機能付・「PZターボ」は後席左側(助手席側)、「PZターボスペシャル」は後席両側)や車速が約15km/hに達した時に全てのドアを自動施錠する車速連動式オートドアロックを装備した。外観は5代目の5型への改良時に「JPターボ」と「PZターボ」・「PZターボスペシャル」で異なっていたフロントデザインを2本線のフロントグリルとフロントフードガーニッシュを用いた共通デザイン(「PZターボ」・「PZターボスペシャル」はメッキ仕様)に統一した。ボディカラーは新色の「ガーデニングアクアメタリック」と「ムーンライトバイオレットパールメタリック(オプションカラー)」を含む5色を設定。軽キャブワゴンで初めてとなる衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポート」をはじめ、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESPは全車標準装備とした。このほか、フロントアウタードアハンドルが先代のグリップ式からコスト削減などの理由でフラップ式に変更された。
また、先代はエブリイのハイルーフ車のみだったバンパー組込型リアコンビランプがエブリイの標準ルーフ車「GA」とエブリイワゴンにも拡大適応し、併せて、エブリイワゴンはテールランプとブレーキランプをLED化した。
販売店アクセサリーの純正カーナビゲーションには、スペーシア/スペーシアカスタムハスラー8代目アルトに引き続き、スズキでは4車種目となるワイドDINサイズ(幅200mm)のワイドナビ4機種が設定され[36]、市販のワイドDINサイズカーナビゲーションも、インパネのオーディオガーニッシュを販売店アクセサリーのオーディオ交換ガーニッシュ(ワイドDIN対応)に変えることで装着可能となっている。
2015年4月1日
エブリイを仕様変更。燃費基準の区分変更に対応し、NA・2WD・5AGS車は「平成27年度燃費基準+25%」、NA・2WD・5MT車は「平成27年度燃費基準+5%」をそれぞれ達成した。また、ターボ車の「JOINターボ」も2WD・5MT車は「平成27年度燃費基準+10%」、2WD・4AT車と4WD・5MT車は「平成27年度燃費基準+5%」、4WD・4AT車は「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成した。
2015年6月25日
福祉車両「ウィズシリーズ」の「車いす移動車」を約9年4ヶ月ぶりにフルモデルチェンジ[37](エブリイワゴンの「車いす仕様車」は同年8月より生産開始)。
共通でスロープをテールゲートと一体化して開閉を容易にし、既装備の電動ウインチはベルトをすばやく引き出せるフリーモードを追加。また、車いす乗員用の3点式シートベルトとオレンジ色を採用したハの字型の手すりを標準装備し、固定ベルトは4点式とした。
エブリイワゴンの「車いす仕様車」はリアシートを左右分割式に変更。運転席側のリアシートを折りたたむことで車いす乗車時でも4名乗車ができるようになり、ベース車同様にレーダーブレーキサポート、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、ESPを標準装備して安全性能を強化。エブリイの「車いす仕様車」はメーカーオプション設定だった補助シートが助手席側リアシートとして標準化したほか、トランスミッションを3ATから5AGSに変更した。
2015年9月29日
2015年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表(スズキの四輪車では8代目アルト、3代目アルトラパンSX4 S-CROSS4代目ソリオ/2代目ソリオバンディットと同時に受賞した)[38]
2015年12月9日
「JOIN」を除く5AGS車を一部仕様変更し、同時に特別仕様車「PAリミテッド」、「PCリミテッド」を発売(「PCリミテッド」は2016年2月生産開始)[39]
4輪ABSと坂道発進時の後退を防ぐヒルホールドコントロールを標準装備。併せて、カタロググレードでの「レーダーブレーキサポート装着車」は「JOIN」の5AGS車と「JOINターボ」の4AT車のみの設定に変更した(「PA」・「PC」の「レーダーブレーキサポート装着車」には4輪ABSも含まれていたため、今回の仕様変更により4輪ABSが標準装備化したこととなる)。
また、特別仕様車はベース車の一つ格上のグレードに装備されている装備品を特別装備しており、「PAリミテッド」は「PA」をベースに、電波式キーレスエントリー(ハザードランプアンサーバック付)、スモークガラス(リアドア・クォーター・バックドア)、全面UVカット機能付ガラス、セキュリティアラームシステムを、「PCリミテッド」は「PC」をベースに、電動格納式リモコンドアミラー(カラード・助手席側はサイドアンダーミラー付、4WD車はヒーテッドドアミラー)、CDプレーヤー(FM/AMラジオ付)、フロント2スピーカーをそれぞれ特別装備。また、「PAリミテッド」・「PCリミテッド」共通で、5AGS車はベース車では廃止となった「レーダーブレーキサポート装着車」を特別にオプション設定している。
2016年3月10日
5AGS車(「車いす移動車」及び特別仕様車「PAリミテッド」・「PCリミテッド」を含む)を一部改良(「車いす移動車」は4月12日販売開始)[40]
2015年8月にキャリイの5AGS車に先行採用した2速発進モードを新たに標準装備。本モードは走行モードをD(ドライブ)モードに設定している時にインパネに備えた切替えスイッチにより作動させることができ、空荷や軽積載での発進時にスムーズで快適な乗り心地を実現するとともに、クリープ時の推進力も強化した。
2016年11月11日
2015年12月発売の特別仕様車「PAリミテッド」・「PCリミテッド」に4AT車を追加設定[41]
NAエンジン搭載のAT車は6代目へのフルモデルチェンジ以来、約1年9ヶ月ぶりの設定となり、既存の5MT車、5AGS車と合わせてトランスミッションを3種類に増やした。なお、前述したエンジンの変更や車両重量の軽量化に加え、ターボ車と同じ4速に多段化したことで、5代目の3AT車(2013年4月改良モデル)よりもJC08モード燃費が向上(2WD車で1.6km/L、4WD車で1.2km/Lそれぞれ向上)されており、2WD車は「平成27年度燃費基準+10%」、4WD車は「平成27年度燃費基準+5%」をそれぞれ達成する。また、5AGS車同様に、レーダーブレーキサポート・ESP・誤発進抑制機能・エマージェンシーストップシグナルのセットオプションの装着も可能である。
2017年5月19日
4AT車を追加設定[42]
従来はターボ車の「JOINターボ」や特別仕様車「PAリミテッド」・「PCリミテッド」のみに設定されていた4AT車を「GA」の2WD車及び「PA」・「PC」・「JOIN」・「車いす移動車」にも設定した(「車いす移動車」の4AT車は6月16日発売)。「JOIN」の4AT車はレーダーブレーキサポート・ESP・誤発進抑制機能・エマージェンシーストップシグナルのセットオプションも用意される。
併せて、「GA」・「PA」・「PC」はリアシート(一体式タイプ)を改良。荷室フラット時の床面の張り出しを無くし、積載性を向上した。
2018年6月18日
同年6月15日に初代「スズライト キャリイバン」からのシリーズ国内累計販売台数(前身車種名やワゴンを含む)が300万台を達成したことが発表された。
併せて、「PC」・「JOIN」・「JOINターボ」及び特別仕様車「PCリミテッド」は、ボディカラーに11代目キャリイ/スーパーキャリイ・3代目ジムニー/ジムニーシエラ設定色の「ノクターンブルーパール」、ハスラー設定色の「クールカーキパールメタリック」、エブリイワゴン・スペーシアカスタム設定色の「ムーンライトバイオレットパール(オプションカラー、「JOIN」・「JOINターボ」のみ)」の追加設定も発表された(同年6月26日販売開始)[43]
2019年6月17日
一部仕様変更し[44]高城れにももいろクローバーZ)を起用したテレビCMを放映開始。
安全装備が強化され、衝突被害軽減ブレーキを夜間歩行者の検知にも対応したステレオカメラ方式の「デュアルカメラブレーキサポート」に変更するとともに、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシストを追加。さらに、リアバンパーに超音波センサーを搭載したことでリアパーキングセンサーと軽キャブバン/ワゴンでは初採用となる後退時用衝突被害軽減ブレーキ「後退時ブレーキサポート」も追加され、誤発進抑制機能は前方に加え後方にも対応した。また、従来から標準装備されているエブリイワゴンに加え、エブリイも「JOIN」の4AT車・5AGS車と「JOINターボ」の4AT車は従来オプション設定となっていた装備を含めて標準装備化され、「PA」・「PC」(いずれも5MT車を除く)にも「スズキ セーフティ サポート」としてメーカーオプション設定されたことで、一旦廃止されていた安全装備類のオプション設定が復活した(「PA」・「PC」に「スズキ セーフティ サポート」を装着した場合、オートライトシステム・タコメーター・自発光メーター[常時照明式]も装備され、4AT車には5AGS車に標準装備されているヒルホールドコントロールも装備される)。
エブリイワゴンはボディカラーで一部入れ替えが行われ、「ガーデニングアクアメタリック」に替わり、前述したエブリイの一部グレードにも設定されている「クールカーキパールメタリック」が設定された。
エブリイはオーバーヘッドシェルフを「PA」にも装備した。また、「GA」の2WD・5AGS車と「PC」の5AGS車が廃止されたことにより、5AGS車は「PA」と「JOIN」のみの設定となった。
なお、エブリイ特別仕様車「PAリミテッド」・「PCリミテッド」はベースグレードの仕様変更を受けて継続販売されるが、「PCリミテッド」はベースグレード同様に5AGS車が廃止された。
2019年8月5日
福祉車両「ウィズシリーズ」に設定の「車いす移動車」を一部仕様変更[45]
ベース車同様に安全装備が強化され、エブリイワゴン「車いす移動車」は衝突被害軽減ブレーキをステレオカメラ方式の「デュアルカメラブレーキサポート」に変更するとともに、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、オートライトシステム、ヒルホールドシステムを新たに標準装備。エブリイ「車いす移動車」はエブリイワゴン「車いす移動車」での装備内容に加え、誤発進抑制機能、ESP、エマージェンシーストップシグナルも併せて標準装備された。
エブリイワゴン「車いす移動車」は後席左側スライドドアの開閉に連動して作動する電動オートステップのメーカーオプション設定が追加され、ボディカラーはベース車同様、「ガーデニングアクアメタリック」と入れ替えで「クールカーキパールメタリック」が設定された。
エブリイ「車いす移動車」は5AGSの設定が廃止され、エブリイワゴン「車いす移動車」と同じ4ATのみの設定となった。
2020年6月
エブリイワゴンを仕様変更。
WLTCモードによる排出ガス・燃料消費率に対応した(平成30年排出ガス規制適合)。
2021年9月1日
一部仕様変更(4型、カタロググレードは9月13日、車いす移動車は10月18日に順次発売)[46]
エブリイ(車いす移動車を含む)はWLTP(国際調和排出ガス・燃費試験法)による認証を取得し、法規に対応(JC08モードによる燃料消費率も併記)。これにより、NAエンジン搭載の4AT車と5AGS車は「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」を新たに取得した。なお、JC08モードによる燃料消費率は4WD・5MT車と「JOIN」の2WD・5MT車は向上された一方、それ以外のグレード・仕様は低下したため、平成27年度燃費基準は5AGS車のみ+15%達成となった。また、安全装備が拡充され、「スズキ セーフティ サポート」の設定を5MT車にも拡げ、「JOIN」に標準装備、「PA」・「PAリミテッド」・「PC」にメーカーオプション設定された。オートライトシステムとESPは「スズキ セーフティ サポート」から切り離され、5MT車を含む全グレードに拡大して標準装備化。「JOIN」と「JOINターボ」にはディスチャージヘッドランプのメーカーオプション設定が追加された。装備面では4AT車のパーキングブレーキが足踏み式から5MT車・5AGS車と同じレバー式に変更され、パワーウィンドウ(フロント)を「PAリミテッド」にも拡大装備、USB電源ソケット(2個)を「PA」を除くグレードに装備され、「JOIN」と「JOINターボ」にはメッキフロントフードガーニッシュ[47]が装着された。
エブリイワゴン(車いす移動車を含む)は停車時アイドリングストップシステムを標準装備して燃料消費率が向上されたほか、エブリイ同様にUSB電源ソケット(2個)を追加し、運転席シートヒーターを2WD車にも拡大して装備された。
今回の一部仕様変更に伴って、グレード体系が見直され、エブリイは標準ルーフの「GA」を廃止する替わりに、特別仕様車だった「PAリミテッド」をカタロググレードに昇格され、「JOINターボ」は5MTの設定が廃止されたことで、4AT専用グレードとなった。エブリイワゴンは「JPターボ」の標準ルーフが廃止され、ハイルーフ専用グレードとなった。

車名の由来

スズキでは、everyが英語で「どこへでも」の意味で、高い積載性とキビキビ走る軽快さを兼ね備えたワンボックス車をイメージして命名されたとしている[48]。ただし、本来「どこへでも」の意味を示す英単語は「everywhere」であり、everyには「あらゆる」の意味しかない。

なお、カナ表記に関しては源流である姉妹車の軽トラック「キャリイ」同様、「エブリ(最後のイが小文字)」「エブリ(長音)」などと誤表記される例が少なからず存在する。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ スズキ デジタルミュージアム” (日本語). スズキ. 2020年10月7日閲覧。
  2. ^ Mrinmoy Choudhury. “The iconic Maruti Omni or commonly known as the Maruti Van has been discontinued after 35 years of production.” (英語). MotorBeam. 2019年8月16日閲覧。
  3. ^ RAHUL NAGARAJ. “Maruti Discontinues Production Of Omni — To Be Replaced By Eeco” (英語). DriveSpark News. 2019年8月16日閲覧。
  4. ^ Products - Suzuki way of life” (英語). Pak Suzuki. 2019年8月16日閲覧。
  5. ^ エブリイ(スズキ)1989年5月~1991年8月生産モデルのカタログ”. リクルート (2019年12月22日). 2019年12月22日閲覧。
  6. ^ 但し、「最初は濁音にならない」という韓国語のパッチムの言語規則からか「タマス」と発音されることもある。
  7. ^ ただし、エブリイとスクラムではドア形状が異なり、DA41V/DB41Vエブリイでは運転手/助手席ドアの窓枠の下側が段差があるタイプなのに対し、スクラムではDA/DB71V型やキャリイ(スクラムトラック)と同じく窓枠下側が直線的なものになっている。
  8. ^ エブリイ(スズキ)1991年8月~1998年12月生産モデルのカタログ”. リクルート (2019年12月22日). 2019年12月22日閲覧。
  9. ^ “新型軽トラック「キャリイ」・軽キャブバン「エブリイ」を発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (1999年1月6日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a990106.htm 
  10. ^ “ゆったりと快適にくつろげるセミキャブオーバータイプの軽乗用車「エブリイ ワゴン」を新発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (1999年6月17日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a990617b.htm 
  11. ^ “小回り抜群の7人乗り1300ccワゴン「エブリイ+(プラス)」を新発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (1999年6月17日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a990617.htm 
  12. ^ “軽四輪車エブリイに電気自動車を設定し新発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (1999年8月9日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a990809.htm 
  13. ^ “軽ワゴン「エブリイワゴン」、軽キャブバン「エブリイ」を一部改良し、快適性や実用性等を一層向上して新発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (1999年11月25日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a991125b.htm 
  14. ^ “天然ガスを使用した、軽キャブバン(商用車)「エブリイ 天然ガス(CNG)自動車」を新発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (1999年12月14日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a991214.htm 
  15. ^ “軽ワゴン「エブリイ ワゴン」、軽キャブバン「エブリイ」を一部改良” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2000年5月17日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a000517b.htm 
  16. ^ “コンパクトサイズで小回り抜群の 7人乗りワゴン「エブリイ+(プラス)」を一部改良” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2000年5月17日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a000517.htm 
  17. ^ “軽四輪車「ワゴンR」、「アルトC」、「エブリイ ワゴン」の3車種にスズキ創立80周年記念車を設定し新発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2000年6月8日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a000608.htm 
  18. ^ “車椅子利用者の乗降に配慮した福祉車両「ワゴンR 車椅子送迎車 リヤシート付」及び「エブリイ 後席リフトアップ車」と、ヘルパーの利用に配慮した「アルト 訪問介護車」を新発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2000年7月7日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a000707.htm 
  19. ^ “コンパクトサイズで小回り抜群の 7人乗り小型ワゴン 特別仕様車「エブリイ+(プラス)リミテッドII」新発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2000年11月15日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a001115b.htm 
  20. ^ “軽乗用車「エブリイ ワゴン」の新機種「エブリイ21世紀記念スペシャル EX-II」を発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2001年1月18日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a010118b.htm 
  21. ^ “コンパクトサイズの7人乗り小型ワゴンの居住性を一層向上「エブリイ ランディ」新発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2001年5月24日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a010524.htm 
  22. ^ “軽ワゴン「エブリイ ワゴン」、軽キャブバン「エブリイ」を一部改良し、発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2001年9月4日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a010904a.htm 
  23. ^ “キャブバンタイプの軽商用車「エブリイ」に、「超-低排出ガス」認定取得の「エブリイPU」を設定し、発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2003年9月9日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a030903b.htm 
  24. ^ エブリイ(スズキ)1999年1月~2005年7月生産モデルのカタログ”. リクルート (2019年12月22日). 2019年12月22日閲覧。
  25. ^ “軽乗用車「エブリイワゴン」、軽商用車「エブリイ」を フルモデルチェンジし、発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2005年8月26日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a050826a.htm 
  26. ^ “スズキ、新型の福祉車両「エブリイワゴン車いす移動車」、「エブリイ車いす移動車」及び全面改良した「エブリイワゴン昇降シート車」を発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2006年2月2日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a060202.htm 
  27. ^ “スズキ、「エブリイ カーシェアリング専用車」を設定” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2006年10月30日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a061030.htm 
  28. ^ “スズキ、「エブリイワゴン」の特別仕様車「レザーセレクション」を発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2006年12月4日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/a061204.htm 
  29. ^ “スズキ、軽乗用車「エブリイワゴン」、軽商用車「エブリイ」を一部改良して発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2007年7月9日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/2007/0709/index.html 
  30. ^ “スズキ、「エブリイワゴン」に特別仕様車「JPターボリミテッド」を設定して発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2009年12月10日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/2009/1210/index.html 
  31. ^ ワゴングレードで唯一選択出来たトランスミッションの5MT(FR及び4WD)車も廃止。
  32. ^ “スズキ、「エブリイ」「エブリイワゴン」を一部改良して発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2010年5月18日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/2010/0518/index.html 
  33. ^ “スズキ、軽商用車「エブリイ」3AT車の燃費を改善” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2013年4月10日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/2013/0410/index.html 
  34. ^ エブリイ(スズキ)2005年8月~2015年1月生産モデルのカタログ”. リクルート (2019年12月22日). 2019年12月22日閲覧。
  35. ^ “スズキ、新型軽商用車「エブリイ」新型軽乗用車「エブリイワゴン」を発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2015年2月18日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/2014/0218/index.html 2015年2月18日閲覧。 
  36. ^ スペーシア、ハスラー、8代目アルト、3代目アルトラパン同様、メモリーナビはクラリオン製、パナソニック製、パイオニア製が各1機種ずつ。HDDナビはパイオニア製が1機種。
  37. ^ “スズキ、福祉車両ウィズシリーズに新型「エブリイ 車いす移動車」「エブリイワゴン 車いす移動車」を設定、「スペーシア 車いす移動車」を一部改良し発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2015年6月25日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/2015/0625/index.html 2015年6月25日閲覧。 
  38. ^ “スズキの四輪車、二輪車が2015年度グッドデザイン賞を受賞” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2015年9月29日), http://www.suzuki.co.jp/release/d/2015/0929c/index.html 2015年9月29日閲覧。 
  39. ^ “スズキ、軽商用車「エブリイ」の5AGS車を一部仕様変更 特別仕様車「PAリミテッド」「PCリミテッド」を設定し発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2015年12月9日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/2015/1209/index.html 2015年12月9日閲覧。 
  40. ^ “スズキ、軽商用車「エブリイ」の5AGS車に2速発進モードを装備して発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2016年3月10日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/2015/0310/index.html 2016年3月10日閲覧。 
  41. ^ “スズキ、軽商用車「エブリイ」に4AT車を設定し発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2016年11月11日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/2016/1111/index.html 2016年11月15日閲覧。 
  42. ^ “スズキ、軽商用車「エブリイ」、「エブリイ 車いす移動車」に4AT車を設定し、発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2017年5月19日), http://www.suzuki.co.jp/release/a/2017/0519/ 2017年5月24日閲覧。 
  43. ^ “スズキの軽四輪車「エブリイ」シリーズが国内累計販売台数300万台を達成 -軽商用車「エブリイ」に車体色を追加設定して発売-” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2018年6月18日), http://www.suzuki.co.jp/release/d/2018/0618/ 2018年6月27日閲覧。 
  44. ^ “スズキ、軽四輪車「エブリイ」、「エブリイワゴン」の安全装備を充実させて発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2019年6月17日), https://www.suzuki.co.jp/release/a/2019/0617a/ 2019年6月17日閲覧。 
  45. ^ “スズキ、福祉車両ウィズシリーズ「エブリイ 車いす移動車」、「エブリイワゴン 車いす移動車」の安全装備を充実して発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2019年8月5日), https://www.suzuki.co.jp/release/a/2019/0805/ 2019年8月5日閲覧。 
  46. ^ “スズキ、軽四輪車「エブリイ」、「エブリイワゴン」を一部仕様変更して発売” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2021年9月1日), https://www.suzuki.co.jp/release/a/2021/0901/ 2021年9月1日閲覧。 
  47. ^ 純正アクセサリーで用意されているフロントフードガーニッシュと同等品
  48. ^ スズキ四輪車 車名の由来 - スズキ公式サイト

関連項目

外部リンク

OEM

OEM(オーイーエム、: original equipment manufacturer)は、他社ブランド製品製造すること、またはその企業である[1]。日本語では「相手先(委託者)ブランド名製造」[2]、「納入先(委託者)商標による受託製造」などとされる。

名称について

英語の原義では、元来、単に自社製品を製造する事業者を意味するものであるが、英語圏においてもOEMが他社ブランド製品の製造ないしは他社製品の自社ブランドでの販売を行う企業という意味も持つ[3]

また、日本語では元来の「OEM」の意味合いに加えて「OEM契約」、「OEM生産」や「OEM販売」など「OEM◯◯」と様々な言葉用語として誤用されている。

original equipment manufacturing」の略であると解して「他社ブランドの製品を製造すること」とされることも多いが、「OEM」という単語そのものの意味合いと、後になって派生した「OEM◯◯」には意味合いの変化も見られる。

概要

OEMは家電食品自動車メーカーなど様々な業種で利用されている。販売ブランドが流通業の場合はプライベートブランド(PB)と呼ばれることが多い。

OEMを行う理由は市場の時期により大きく3つに分けられる。[4]

  1. 市場が立ち上がる時期。製造の技術ラインを持たない企業にとって、自社製造を開始するまでの期間、OEM供給を受けることで他社との市場投入時期の差を埋めることができる。
  2. 市場が成長期を迎えた段階。自社の生産能力が追いつかない時に他社に委託する。
  3. 市場が衰退する時期。自社生産から撤退し、低コストで市場への製品供給が可能となる。

中小企業など営業力の弱い企業においてはOEM先の営業力を活用できるメリットもある。

一方、生産委託者は生産を外部に委託することにより利益率が低下するほか、技術流出のリスクがある[2][4]。生産受託者にとっては、OEM生産だけでは市場に自社ブランドが浸透せず、生産量が委託者に左右されるというデメリットがある[1]

自動車産業の分野では、通常の用法とは異なりサプライヤ対する自動車メーカ(自社ブランドを含み)を意味することがある。これは、品質マネジメントシステムの国際規格であるIATF16949でそのように用語定義されているからである。自社ブランドを持たず他社からの委託生産に特化した企業としてマグナ・シュタイアがある。また英語圏において自動車部品について OEM と称されるものは、新車製造時の部品(original equipment)と同じ製造業者による部品という意味で日本語の純正部品にほぼ等しいものとなる。

歴史

1950年代IBM社で造られた造語とされ、1960年代後半からDEC社の制御用ミニコンピュータの販売対象の業界の定義としてアメリカ合衆国OEMという言葉が次第に使われ始めたと考えられる[5][6][7][8]

米国のコンピュータ電子部品業界から使われ始めたが例として汎用性のあるコンピュータをコンピュータ製造業者A(以下「業者A」)から購入した別のコンピュータ製造業者B(以下「業者B」)がそこで独自の技術的(ハードウェアソフトウェアなど)価値を付け加え、独特の、または特定(汎用の反対の意味)の機能を持つ製品に造り上げ、業者Bは付加価値再販業者VAR[9])としてその製品を市場に出した製造者を指した。この様に文字通り、「オリジナリティーや独創性のある製品化(装置化)を行う製造者(業者B)」として言葉OEMは使われた経緯がある。この時代の「OEM」は文字通り「製造者」を意味し、業者Aと業者Bの間に資本関係や委託製造、販売提携などの契約などはなく、あくまで両者の別個の企業行動であった。

OEMが造語として造られた1960年代頃には既にメインフレームや小型のコンピュータによる事務会計給与などいわゆる事務に関する処理は広く行われていた。一方、制御計測生産管理などいわゆる第二次産業生産現場や研究現場では多くの機器機械を用いて行われていたがこれらを統合的に結合したものではなかった。PDP-8に代表されるミニコンピュータの登場によってこれらを有機的に結びつけた装置システムを業者B自身が独自に学習し従来の技法や技術を生かした「original equipment」と言われる「独自性を持った装置・システム」を差別化戦略として行えるようになった。

形態の多様化と用法

歴史としてコンピュータ製造業者Aに限らず、各種の機器を製造する者が差別化戦略や販売戦略として「OEM」への転換を業者Bに促す方法が次第に広まっていった。一例として、ソニーでは1980年代前半に3.5インチフロッピーディスクドライブを搭載したワードプロセッサを発売した時、フロッピーディスクドライブそのものの普及や販売戦略として製造業者BへOEMとなるように働きかけており、この時「OEM供給」や「OEMビジネス」という表現が用いられている[10]。元来造語である用語「OEM」は業者Bを表していたが、デ・ファクトの用語なので、製造者、委託製造者、販売者、消費者のそれぞれの立場から解釈や用法が変化した。

用語「OEM」は、1980年代後半ごろからコンピュータ製造業者C(以下「業者C」)に製造委託し販売業者D(以下「業者D」)が自社のブランドとする商品やその手法や両業者なども含めて「OEM化」、「OEMをする」、「OEM製品」、「OEM供給」、「OEM元」や「OEM先」などと多様化して用いられている。また、「OEM」の E (equipment) は、装置や比較的大きな機器や機械を表すが、equipment に当たらないと考えられる機器、製品や商品分野にまでわたって幅広く用法や用語として定着した。例えば、自動車業界などにおいて「OEM元」や「OEM先」が用いられるが、完成した自動車を装置や機器と呼べるかどうかは議論が分かれる。

なお、製造元の企業をOEM元、供給先の企業をOEM先と呼ぶことが多いが、逆に製造の委託元の企業をOEM元、委託先の企業をOEM先と呼ぶ場合もあり、注意が必要である。

一方、ODM (original design manufacturer) という用語があり、「相手先(委託者)ブランドでの製品設計・生産(者)」を表す。業者Cが設計から製造まで行い業者Dに提供することを主な業態とする場合、または業者Dが設計段階から全面的に業者Cに依存してその製品を購入・販売する場合に、業者CをODMと呼んでいる。例えば、台湾の多くの半導体ファウンダリや半導体受託製造会社は「OEM企業」というより「ODM企業」である。

近年では、相互供給やOEM元とOEM先の逆転などの他、他社から供給を受けたOEM製品を他社ブランドで販売するためにさらにOEM供給する「二段OEM」とでもいうべき製品も見られるようになっている。

他社ブランド

「他社ブランドの製品の製造」を表すこととなった製造委託において、以前は競争相手のブランドを製造するということで製品供給側からは敬遠されていた。しかし1980年代にVTR戦争が始まると、VHS陣営である日本ビクター(現・JVCケンウッド)や松下電器産業(現・パナソニック)といったメーカーはVHS陣営他社にVTRを供給するようになる。このVTRの黎明期はまさしく上記の1つ目の市場が立ち上がる時期にOEMが行われていた。

DVDレコーダーなどのデジタルAV機器の普及に伴い、日本国内の家電メーカーの多くは自社生産から韓国中国などの日本国外のメーカーに製造を委託するOEMに移行していった。

他社ブランドとしてある製造者によって製造され、販売者のブランドで市場に出す製品は必ずしもその製品がOEM製品であり製造者が別の者であることは明らかにされていない。例えば過去にGEブランドのVTRは松下寿電子工業(現・PHC)で製造され、取扱説明書の箱詰めまで行われてGEへ出荷・輸出され販売された[11]

脚注

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注釈

  1. ^ a b OEM契約とライセンス契約の違いについて”. 日本貿易振興機構(JETRO) (2009-11-xx). 2009年12月30日閲覧。
  2. ^ a b JETRO「OEM生産とODM生産の違い」 [1]
  3. ^ What is an OEM Company? WEBOPEDIA(英語)
  4. ^ a b OEM(オー イー エム)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年11月8日閲覧。
  5. ^ Albert Barnor; Lynn Elaine Browne (2003年9月). “Ken Olsen, page 3/7, About OEM”. www.economicadventure.org. オリジナルの2008年8月19日時点におけるアーカイブ。. http://www.economicadventure.org/decision/olsen.pdf 2008年8月19日閲覧。 (英文)
  6. ^ Computer Organization & Architecture Lecture #13, page 9/14, South Dakota State University Computer Science Club(英文)
  7. ^ “Computer Architecture and Organization - Computer Evaluation and Performance, page 17/41” (Microsoft PowerPoint(PPT) File). University of Wisconsin-Green Bay. オリジナルの2008年8月19日時点におけるアーカイブ。. http://www.uwgb.edu/breznayp/cs353/slides/ch_02.ppt 2008年8月19日閲覧。 (英文)
  8. ^ Tracy Kidder ((C)1997). “The Soul of a New Machine - CHAPTER ONE- How to Make a Lot of Money- 16th paragrapgh, "companies known as original equipment manufacturers, or OEMs"”. Random House Inc. ISBN: 0-679-60261-5. オリジナルの2008年8月19日時点におけるアーカイブ。. http://www.businessweek.com/chapter/kidder.htm#contents 2008年8月19日閲覧。 (英文)
  9. ^ : value added reseller
  10. ^ Sony History第2部第13章「OEM供給で仲間を増やす」”. ソニー. 2009年6月20日閲覧。
  11. ^ 主な商品の歴史、1977年輸出用VHSビデオデッキ生産開始”. パナソニック四国エレクトロニクス. 2009年6月23日閲覧。

関連項目

外部リンク


 

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