ポータルフィールドニュース

ポータルフィールドニュース

in ,

🚄|写真で振り返る懐かしの鉄道車両~キハ52(花輪線、山田線)~【東北編007】


写真 

写真で振り返る懐かしの鉄道車両~キハ52(花輪線、山田線)~【東北編007】

 
内容をざっくり書くと
キハ52は、東北地区では盛岡客車区(現 盛岡車両センター)所属車両が上記の花輪線、山田線に加え、山田線から分岐していた岩泉線、東北本線の一部区間で、また新津運転区(現 新津運輸区)の所属車両が羽越本線、米坂線、磐越西線などで運用されていました。
 

今回は、東北本線から分岐しているJRの支線についてご紹介したいと思います。 現在東北本線の支線の非電… →このまま続きを読む

 鉄道チャンネル

鉄道チャンネルは、いつでも鉄道に浸れる!鉄道ファンのための鉄道専門チャンネルです。
気になる最新鉄道ニュースをまとめてチェックできます!


Wikipedia関連ワード

説明がないものはWikipediaに該当項目がありません。

東北本線

東北本線(とうほくほんせん)は、東京都千代田区東京駅から岩手県盛岡市盛岡駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線幹線)である。

本線(首都圏では日暮里駅 - 上中里駅 - 赤羽駅 - 浦和駅 - 大宮駅[† 3]、仙台地区では長町駅 - 仙台駅 - 東仙台駅間を経由)のほか、日暮里駅 - 尾久駅 - 赤羽駅間[† 4]、赤羽駅 - 武蔵浦和駅 - 大宮駅間(埼京線の一部)、長町駅 - 東仙台駅間(通称:宮城野貨物線)、岩切駅 - 利府駅間(通称:利府線)の支線を持ち、これらの正式な線路名称は東北本線である[1]。なお、2015年に開業した松島駅 - 仙石線高城町駅間の連絡線(仙石線・東北本線接続線)も同様に東北本線の一部区間として扱われている[2]

広義では、東北新幹線も東北本線に含める場合がある[1][† 5]が、本項目では在来線としての東北本線について記す。新幹線については「東北新幹線」などの新幹線路線記事を、また在来線の地域ごとの詳細及び東北新幹線の八戸および新青森延伸に伴って第三セクター鉄道に移管された盛岡駅以北については以下の記事も参照。

概要

東北本線は、もともと日本鉄道が建設した路線で、上野駅から青森駅までの線路と、上野駅と秋葉原駅間を短絡する貨物線の線路からなる、日本最長の営業キロを持つ路線であった。東京青森の間を、浦和・大宮宇都宮郡山福島仙台一関盛岡八戸を経由して結んでおり、関東地方内陸部と東北地方内陸部を縦断して結ぶ路線であった。途中の沿岸区間は、岩沼 - 松島と八戸以北である。

1891年明治24年)に全線開通、その後1925年大正14年)の山手線環状運転開始時に敷設された東京駅 - 秋葉原駅間の電車線も東北本線に組み込まれ、営業キロが739.2km と日本最長の路線となった。第二次世界大戦終結後の高度経済成長期には長距離の特急急行列車が大幅増発されたが、1982年昭和57年)に東北新幹線大宮駅 - 盛岡駅間が開業すると、長距離列車は新幹線経由での運行に移行し、並行する東北本線在来線列車は中距離列車に置き換えられた。東北本線の旅客輸送は地域輸送中心の体制に移行しており、全線を走行する定期旅客列車は存在せず、栗橋駅 - 岩沼駅間、仙台駅 - 盛岡駅間には特急列車は運行されていない。2002年平成14年)12月1日には同新幹線の盛岡駅 - 八戸駅間が開業、2010年(平成22年)12月4日には八戸駅 - 新青森駅間も開業し、その区間で並行する東北本線在来線はJR東日本から第三セクター会社(盛岡駅 - 目時駅間はIGRいわて銀河鉄道、目時駅 - 青森駅間は青い森鉄道)に経営が移管された。この結果、東北本線在来線は東京駅 - 盛岡駅間の全長535.3km(支線含まず)の路線となり、山陰本線東海道本線に次ぐ在来線で3番目に長い路線となった。

東北本線には旅客列車のほか、首都圏と沿線各地や北海道を結ぶJR貨物の貨物列車も多数運行されており、隅田川駅 - 札幌貨物ターミナル駅間は「北の大動脈」とも比喩されている[4]。多くの貨物列車が東海道本線を経て東海道・山陽・九州方面と、IGRいわて銀河鉄道線・青い森鉄道線・海峡線を経て北海道方面と直通している。

電化方式は栃木県黒磯駅を境に、同駅以南では直流電化 (1500 V)、以北では交流電化 (20 kV・50 Hz) となっており、普通列車は黒磯駅以南では直流電車、黒磯駅 - 白河駅間では交直流電車、新白河駅以北では交流電車がそれぞれ使用されている(使用車両節参照)。黒磯駅を越えて運転される在来線旅客列車は、臨時列車のみで、定期旅客列車は存在しない。

東北本線の線路名称上の起点は1925年以来東京駅であり、同駅は1991年以来東北新幹線の起点ともなっているが、旅客案内上や時刻表などで「東北本線」と呼ばれている中・長距離旅客列車は1960年代以前の一部の東海道線(東海道本線)直通列車を除いて長年にわたり、東京都台東区の上野駅を起点として運行されていた(後節を参照)。また1968年9月30日まで大宮駅 - 赤羽駅間は国電(京浜東北線)と列車が同じ線路を共用していたが、翌10月1日に電車線と列車線に分離が行われ現在の別系統での運転が完成した。東京駅 - 上野駅間の列車線は東北新幹線東京駅延伸による用地確保のため1973年に廃止され、それ以降は電車線を走行する東京近郊の近距離電車(運転系統としての中央線山手線京浜東北線)のみとなっていた[1] が、廃止から42年後の2015年より同区間の列車線が再び敷設され上野東京ラインとして東海道線との相互直通運転が再開された。

線路名称と愛称、路線系統名称

現在「東北本線」と呼ばれる線路は、日本鉄道の時代は「奥州線」と呼ばれたり[5][6]、地図上では「東北鉄道」などの記載も見られたが[5][7]、同社の定款では「第一区」から「第五区」[8]、国有化直前時点の定款では仙台駅を境に「本線南区」・「本線北区」と称していた。国有化後の1909年(明治42年)10月12日には国有鉄道線路名称(明治42年鉄道院告示第54号)により、当線は主な経由地(福島県宮城県岩手県・青森県)の地方名として定着していた「東北」を冠し「東北線の部 東北本線」となった[9]。この時「東北線の部」に属していた路線は東北本線、山手線常磐線隅田川線高崎線両毛線水戸線日光線岩越線塩釜線八ノ戸線の11路線であり、東北本線はこの中の「本線」とされ「東北線の部」の幹線であった[9][10]。主要経由地の4県は明治以前の令制国では陸奥国奥州)の地域であったが、戊辰戦争の戦後処理の一環で明治政府出羽国羽州)と共に1868年(明治元年)に分割(「陸奥国 (1869-)」参照)、これに伴い民権派薩長土肥を『西南』と呼んだのに対し、旧奥羽両国を指す新名称として明治10年代から使用し、当線の改称時には一般化していた「東北」が採用された[9]

現在の東北本線では、当路線内運行の列車のほか、当線経由で他線各地に向かう列車も運行されている(地域輸送を参照)。こと東京駅 - 大宮駅間ではかつての国電である近距離電車(山手線京浜東北線埼京線)がそれぞれ専用の線路で運行されており、旅客案内上では「東北本線」や「東北線」ではなくこれらの系統名称が使用されている。上野駅を発着する黒磯駅までの中距離列車に対してはかつて「東北線」と呼ばれていたが、国鉄分割民営化後の1990年(平成2年)3月10日に宇都宮線という愛称が与えられた(命名経緯については「宇都宮線#「宇都宮線」の愛称制定後」を参照)[11][12]。また、山手線池袋駅新宿駅を発着する中距離列車も運行されるようになり、これらは2001年(平成13年)に東海道本線・横須賀線への直通運転へと発展し湘南新宿ラインという愛称が与えられた。このほか中央本線中央線)・常磐線常磐線快速)や高崎線の列車も当路線に乗り入れており[† 6]、東京駅 - 上野駅間を経由して東海道線と宇都宮線・高崎線・常磐線を直通する系統は上野東京ラインと呼ばれている。

東北本線の起点

東北本線の線区上の起点は1925年(大正14年)以来東京駅であるが、1885年(明治18年)の開業以来1925年まで、東北本線在来線列車の始発駅は上野駅となっていた。貨物運輸のため上野駅 - 秋葉原駅間には貨物線が敷かれていたが、この区間はもともと江戸の下町に当たり線路敷設が避けられていたこともあって、はじめて旅客列車が発着するようになるのは1925年に山手線が現在のような環状運転を行うために電車線を敷設・開業してからのことで、それまでは山手線も上野駅を始発・終着駅として運転されていた。なお、4年後の1928年(昭和3年)には現在の宇都宮線にあたる東北本線の列車線が東京駅 - 上野駅間に複線で開業しており、路線としては名実ともに東京駅を起点とする形となった。戦後は東京駅 - 上野駅間列車線の単線化・回送線化や1973年(昭和48年)の列車線分断による東海道本線への直通列車の廃止などがあり東北本線列車線の列車は基本的に上野駅発着となる。以降、上野駅は北のターミナルとして、東北・信越地方や関東北部へ向かう列車の始発・終着駅としての歴史を刻み、現在も首都圏中距離電車のほか、常磐特急「ひたち」・「ときわ」などが上野駅ホームを発着している。

第二次世界大戦終結後の1946年(昭和21年)11月5日GHQが東北本線方面に向かう占領軍専用列車横浜駅発着で走らせて以来、東北新幹線東京駅乗り入れ工事が着手される1973年までは、上野駅発着の優等列車および朝夕の中距離列車の一部が東京駅や新橋駅、さらには神奈川県静岡県方面から東海道本線経由で直通運転されたが、東北新幹線建設の際に東京駅 - 秋葉原駅間の列車線施設が新幹線用地とされ、以来電車線(山手線・京浜東北線の線路)のみが東京駅に繋がり、中・長距離定期列車はすべて元の上野駅(あるいは池袋駅新宿駅)を始発・終着駅とするようになった[13][14]。また、新幹線に流用されなかった秋葉原駅 - 上野駅間の線路は留置線・回送線として使われるようになった。

その後、東北本線中距離列車の運行区間を東京駅、品川駅方面へ延伸し、東海道本線と相互直通運転する計画が企画され[15]2015年(平成27年)3月14日から「上野東京ライン」として、列車線も、東北本線本来の起点である東京駅を経由して運転されている[報道 1]

なお、当線の戸籍上の終点は盛岡だが、JRより経営分離された盛岡以北のいわて銀河鉄道線 (IGR) および青い森鉄道線キロポストは従前のまま東京起点からの通算表示となっている(盛岡駅構内にIGR線用の、目時駅構内に青い森鉄道線用の各0キロポストは設置されていない)。

路線データ

  • 管轄・路線距離(営業キロ): 全長572.0km(支線含む)
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:
    • 旅客駅:145駅(支線含む。起終点駅および仙台貨物ターミナル駅を除く)
      • 東北本線所属の旅客駅に限定した場合、上記駅数から東京駅(東海道本線所属[16])・神田駅(中央本線所属[16])・高城町駅(仙石線所属[16])を除外した142駅となる。また、名目上旅客併設駅だが実態は貨物専用となっている仙台貨物ターミナル駅を加えると143駅となる。
    • 貨物駅:5駅(仙台貨物ターミナル駅以外の旅客併設駅を除く)
  • 複線区間:
    • 複々線以上:
      • 東京駅 - 大宮駅間
      • 日暮里駅 - 尾久駅間
    • 複単線
      • 東仙台駅 - 東仙台信号場間
    • 複線
      • 大宮駅 - 東仙台駅間
      • 東仙台信号場 - 盛岡駅間
      • 尾久駅 - 赤羽駅間
      • 赤羽駅 - 武蔵浦和駅 - 大宮駅間
      • 長町駅 - 仙台貨物ターミナル駅 - 東仙台駅間
    • 単線:いずれの区間も支線
      • 岩切駅 - 利府駅間
      • 松島駅 - 高城町駅間
  • 電化区間:松島駅 - 高城町駅間を除く全線
    • 直流1,500V:
      • 東京駅 - 黒磯駅間
      • 日暮里駅 - 尾久駅 - 赤羽駅間
      • 赤羽駅 - 武蔵浦和駅 - 大宮駅間
    • 交流20,000V 50Hz:
      • 黒磯駅 - 盛岡駅間
      • 長町駅 - 仙台貨物ターミナル駅 - 東仙台駅間
      • 岩切駅 - 利府駅間
    • デッドセクション:黒磯駅 - 高久駅間、車上切替式
  • 閉塞方式
  • 保安装置[17]
    • D-ATC
      • 東京駅 - 田端駅 - 大宮駅間の電車線(山手線・京浜東北線)
    • ATACS
      • 赤羽駅 - 武蔵浦和駅 - 大宮駅間(埼京線)
    • ATS-P
      • 東京駅 - 日暮里駅 - 尾久駅 - 赤羽駅 - 黒磯駅
      • 田端信号場駅 - 赤羽駅 - 大宮駅間(東北貨物線)
    • ATS-Ps
      • 白石駅 - 小牛田駅間
    • ATS-SN
      • 黒磯駅 - 白石駅間
      • 小牛田駅 - 盛岡駅間
      • 長町駅 - 仙台貨物ターミナル駅 - 東仙台駅間
      • 岩切駅 - 利府駅間
  • 最高速度(電車または気動車):
    • 東京駅 - 宇都宮駅間 優等列車120km/h、普通列車110km/h
    • 宇都宮駅 - 一ノ関駅間 優等列車120km/h、普通列車100km/h
    • 一ノ関駅 - 盛岡駅間 優等列車120km/h、普通列車110km/h
    • 田端信号場駅 - 赤羽駅間(東北貨物線) 95km/h
    • 赤羽駅 - 大宮駅間(東北貨物線) 120km/h
    • 長町駅 - 仙台貨物ターミナル駅 - 東仙台駅間(宮城野貨物線) 100km/h
    • 岩切駅 - 利府駅間(利府支線) 95km/h
  • 運転指令所
    • 東京駅 - 黒磯駅間 東京総合指令室(東京駅 - 那須塩原駅間ATOS
    • 黒磯駅 - 石越駅間 仙台総合指令室 (CTC)
    • 石越駅 - 盛岡駅間 盛岡総合指令室 (CTC)
    • 田端信号場駅 - 大宮駅間(東北貨物線) 東京総合指令室 (ATOS)
    • 長町駅 - 仙台貨物ターミナル駅 - 東仙台信号場間(宮城野貨物線) 仙台総合指令室 (CTC)
    • 岩切駅 - 利府駅間(利府支線) 仙台総合指令室 (CTC)
      • 運転取扱駅(駅が信号を制御、運行を管理):黒磯駅、郡山駅、福島駅、小牛田駅、一ノ関駅、盛岡駅
      • 準運転取扱駅(入換時は駅が信号を制御):岩沼駅、仙台貨物ターミナル駅
  • 旅客運賃・乗車券関連
    • 旅客運賃体系:電車特定区間を除いて幹線運賃
    • 東京近郊区間旅客営業規則による):東京駅 - 黒磯駅間(尾久駅経由の列車線・京浜東北線・埼京線をすべて含む)
    • 仙台近郊区間(旅客営業規則による):矢吹駅 - 平泉駅間、岩切駅 - 利府駅、松島駅 - 高城町駅間
    • 電車特定区間:東京駅 - 大宮駅間(尾久駅経由の列車線・京浜東北線・埼京線をすべて含む)
    • IC乗車カード対応区間:
      • Suica首都圏エリア:東京近郊区間に同じ
      • Suica仙台エリア:矢吹駅 - 小牛田駅間、一ノ関駅、平泉駅、岩切駅 - 利府駅、松島駅 - 高城町駅間

JR東日本の各支社の管轄区間は以下のようになっている。

沿線概況

東北本線の沿線には、東京都台東区から埼玉県久喜市にかけての区間及び宮城県仙台市から栗原市にかけての区間を除く、ほぼ全ての区間にわたり国道4号が並行している。なお、東京都台東区から埼玉県川口市にかけては東京都道・埼玉県道58号台東川口線東京都道306号王子千住夢の島線国道122号、川口市からさいたま市にかけては埼玉県道35号川口上尾線国道17号国道463号埼玉県道65号さいたま幸手線埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線、さいたま市から久喜市にかけては埼玉県道3号さいたま栗橋線国道125号が、また宮城県仙台市から栗原市にかけては国道45号宮城県道8号仙台松島線宮城県道35号泉塩釜線国道346号宮城県道19号鹿島台高清水線宮城県道15号古川登米線宮城県道29号河南築館線宮城県道1号古川佐沼線宮城県道36号築館登米線国道398号宮城県道・岩手県道183号若柳花泉線国道342号岩手県道・宮城県道187号大門有壁線が東北本線と並行している。

東京駅 - 黒磯駅間

黒磯駅 - 新白河駅間

黒磯駅を出ると列車はすぐにデッドセクションを通過し、直流電化区間から交流電化区間に入る。その後那珂川を橋梁で通過し那須高原に入って行き、黒田原駅 - 豊原駅 - 白河駅にかけて、列車は関東地方の北の尾根で栃木県福島県の県境となる那須八溝の山間を抜けて行く。この付近は東北本線で最も標高の高い地域(標高約400m)である。余笹川の鉄橋を渡ると那須町役場のある黒田原駅となる。この駅は同じ町内の全国的観光地「那須高原」の喧騒さとは異なる、静かなたたずまいの小さな駅である。

豊原駅と白坂駅の間の県境を流れる川である黒川をまたぐ鉄橋は鉄道ファンの絶好の撮影地となっている。白坂からは東北地方・福島県に入る。白河地域は福島県中通り地方の最南端であるが、この標高のため中通り地方で一番の訪れの遅い場所でもある。中通り地方の桜前線は県北の福島市より始まり白河市に向かって南下して行く。新白河駅はもともと磐城西郷駅と称していたが、東北新幹線の停車駅となるのに伴い名称も新白河駅へと改称した。所在地は白河市ではなく西白河郡西郷村である。

新白河駅 - 郡山駅間

列車は新白河駅を経て白河駅へと到着する。新白河駅の東隣となる白河は古くは令制国時代に念珠ヶ関(ねずがせき)・勿来の関(なこそのせき)と共に、蝦夷(えみし)の侵入に備えた北方防衛の砦の一つに数えられた白河の関が設けられた土地として知られ、古代街道の東山道にあって江戸時代には宿場町かつ城下町である。奥州街道道中奉行管轄の終点と、延長部の起点との境となっており、現在も東北地方の玄関口に立地している。

列車はこの先、福島市の先まで丘陵地を縫うように進み標高を下げていく。沿線の平地には長閑な水田が広がり、国内第4位の米産出高を有する福島県(平成18年度農業センサス)の特徴的な風景が見られる。鏡石には文部省唱歌牧場の朝』のモデルとなった岩瀬牧場があり、鏡石駅のホームには牧場の朝の歌詞を載せたパネルが展示されている。須賀川市に入ると徐々に住宅街が現れ、須賀川駅を通過すると再び水田と樹林の広がる郊外に入る。水郡線が右手より合流する安積永盛駅を通過すると左手に大きなイベントホールビッグパレットふくしまが現われ、都市部が目立ち始めると東北新幹線と接続し磐越西線磐越東線、水郡線が発着する郡山駅に到着する。郡山市明治以前は小さな宿場がある寒村に過ぎなかったが、明治初期の安積疏水の開削により現在では日本有数のの生産地となり、何より県の中心に存在することから相次いで鉄路道路、高速交通網の整備がなされ、南東北の一大交通拠点都市として発展した。

郡山駅 - 福島駅間

郡山駅を出ると列車は安積原野の起伏の有る丘陵の中を進み五百川の橋梁を渡る直前左手には郡山北部工業団地、右手に福島県農業総合センターの広大な敷地が、橋梁から五百川駅の手前では左側にビール醸造の巨大な銀色のタンク群が目に飛び込んでくると間も無く本宮駅となる。東北本線の車窓からよく目にした「酒は大七」の巨大文字看板の醸造元や「奥の松」で知られる二本松駅まで来ると高村光太郎の「智恵子抄」に詠われた安達太良山活火山)が左手に迫る。

列車はこの後鬼婆(おにばば)伝説で有名な安達ヶ原松川駅などを通過し福島盆地を眼下に見下ろしながら盆地底まで急勾配を下って福島駅に到着する。当駅から左手に見える山は同じく活火山の吾妻山。吾妻連峰の雪うさぎは春の田植えシーズンの到来を知らせてくれる。その麓の扇状地など果物の産地として知られる。また、これらの活火山のため郡山から福島にかけては磐梯熱海温泉岳温泉高湯温泉飯坂温泉ほか、有名な温泉が多い地域でもある。

福島駅 - 仙台駅間

福島駅を出ると、山形新幹線福島交通飯坂線が左に折れ、東北新幹線は信夫山トンネルを通過する。東福島駅手前の矢野目信号場で阿武隈川沿いの経路を進む阿武隈急行線が東折する。列車はこの後霊山(りょうぜん)の岩山を右手に見ながら盆地底の標高約50m付近から県境の標高約200mの貝田駅付近のまで上り勾配を進む。この地域はかつて生糸に代表される繊維産業が盛んな地域であり、眼下に信達平野を望みながら時折のどかな田園風景の中に畑を目にすることができる。

峠を越えると宮城県に入り、蔵王連峰を西に見ながら白石駅に到着する。この先大河原駅 - 船岡駅間では白石川と併走するが、このあたりの桜並木は「一目千本桜」と呼ばれ、観光名所であると共に有数の撮影スポットでもある(花見時期には列車の徐行も行われる)。槻木駅で再び阿武隈急行線と合流し、阿武隈川と共にとの間を抜けて仙台平野に出る。岩沼駅では右手より常磐線が合流。浜堤に沿って愛島丘陵東端を迂回し、名取駅に入ると仙台空港アクセス線が合流する。仙台市に入り、名取川を渡ると長町副都心広瀬川を渡ると仙台市都心部に入ってビルが立ち並ぶ風景が見えてくる。両河川を渡る際には、左手の大年寺山にある複数のテレビ塔ライトアップされているのが視野に入り、日没後であっても仙台駅がもう近いことが分かる。

仙台駅 - 一ノ関駅間

仙台駅を出ると宮城野橋(X橋)周辺の高いビル群が見える。七北田丘陵東端をかすめて七北田川を渡るとすぐ岩切駅利府支線が左手に分岐し、東北新幹線との並走区間も終わる。陸前山王駅仙台臨海鉄道臨海本線が右手に分岐すると、陸奥国府多賀城南大門前にあった条坊制都市の遺跡の上を突っ切り、松島丘陵に入る。ここから塩釜駅 - 松島駅間で仙石線とからまるように並走し、一瞬だけ海や日本三景松島が見える。この区間で仙石線・東北本線接続線が右手に分岐する。松島丘陵を抜けると品井沼干拓地を通り、大松沢丘陵東端を越えて大崎平野に入る。左手に陸羽東線、右手に石巻線が分岐する小牛田駅を過ぎ、篦岳丘陵西端をかすめて北上すると築館丘陵の東端に入り、長沼ラムサール条約に登録されている伊豆沼・内沼の間を抜け、左手に栗駒山が見える栗原平野に入る。更に進むと石越駅へ。朝夕には仙台方面からの列車が当駅まで運行されている拠点駅であると共に、2007年3月までくりはら田園鉄道線の起点駅でもあった。栗原電鉄時代には、直流電化の電鉄線と東北本線との貨物交換用に、特注のディーゼル機関車が留置されており、連絡線も敷設されていた。

石越駅を過ぎると、宮城県と岩手県とを分ける丘陵地帯に入り、両県を行ったり来たりすることになる。岩手県の油島駅花泉駅および清水原駅を過ぎて再び宮城県に戻ると、仙台を出てから旧・奥州街道の道筋と大きく離れていた当線は、宮城県栗原市に位置する有壁駅で再び旧・奥州街道(および東北新幹線)と並走し始める。岩手県に戻ると間もなく北上盆地に入り、同県南部の中心都市である一関市一ノ関駅に到着。同駅は仙台駅以来の新幹線駅併設駅であり、大船渡線への乗り換えや、厳美渓須川高原温泉奥州三十三観音霊場などの名所へ向かう利用客で賑わう。

一ノ関駅 - 盛岡駅間

一ノ関駅を出ると、北上川西岸を延々と北上するルートとなる。次の平泉駅では奥州藤原氏の威光を伝える世界遺産平泉への観光客が乗り降りする。その後、胆沢扇状地の扇端をなぞるように北上し、途中で奥州市の中心市街地にある水沢駅へ到着する。田園地帯を走り胆沢川を越えると、六原扇状地をなぞるように金ケ崎町を北上。旧仙台藩と旧盛岡藩との旧・藩境を越えて新幹線駅併設の北上駅に入る。北上駅を出るとすぐ秋田県横手盆地へと向かう北上線が左手に分岐する。同駅周辺からは線形直線の区間が多くなる。さらに北上して花巻駅に着くと、花巻温泉郷宮沢賢治縁りの地に向かう観光客で賑わう。花巻市には同駅のほかに、釜石線と東北新幹線が交差する新花巻駅、岩手県唯一の空港・花巻空港に最寄りの花巻空港駅似内駅がある。紫波中央駅付近から東北新幹線と並走するようになり、岩手山が左手に見えてくると盛岡駅に到着。同駅で田沢湖線秋田新幹線)や三陸海岸方面へ延びる山田線が分岐する。

運行形態

現在、長距離都市間輸送およびビジネス輸送の多くを東北新幹線が担っている[† 9]宇都宮線区間は東京への通勤路線および大宮宇都宮の各都市圏路線として、その他の区間も郡山・福島・仙台・盛岡などの地域の中心都市の生活路線として運行体系が組まれており、寝台特急列車が臨時含め廃止された2016年以降、遠隔都市間を結ぶ在来線列車は臨時列車貨物列車のみとなっている。

東京駅から黒磯駅までは直流、高久駅以北はすべて交流でそれぞれ電化されており、黒磯駅と高久駅の間にデッドセクションが設けられている[18]。当該デッドセクションを挟み、直流電化区間と交流電化区間を直通する列車は、貨物列車のほか、旅客列車が臨時列車と黒磯駅 - 新白河駅・白河駅間において交直流電車で運行されている普通列車のみで、交流電化区間から宇都宮線区間である黒磯駅以南の直流電化区間への普通列車の乗り入れは行われていない。

電化前の最盛期には黒磯駅を跨ぐ直通普通列車が毎日15往復設定されていた(優等客車を連結した普通列車・夜行普通列車含む)が、1959年の黒磯駅以南の直流電化・同駅以北の交流電化後は毎日8往復へと減便され、代わって1965年1968年には当時最新鋭の特急・急行用電車(483系455系485系583系)が相次いで投入され、長距離特急・急行列車が増便された。それでもなお客車による普通列車の運用が残されていた時代には朝昼中心に毎日数本は直通普通列車(いずれも客車普通列車)が設定されていたが、1978年10月2日のダイヤ改正で特急・急行列車が大幅増便されたことに伴って、上野駅 - 黒磯駅間での客車普通列車の運行が消滅し、黒磯駅を跨いだ普通列車は、急行「なすの」の間合い運用の宇都宮駅 - 白河駅間の列車だけとなり、その後完全に消滅した。その後、1982年6月23日には東北新幹線が開業し、東北本線在来線を走る特急・急行列車は徐々に新幹線経由での運行に切り替えられ、空いた在来線には中距離普通列車が増発された。

現在、旅客が黒磯駅を跨いで普通列車を利用する場合は、同駅において同駅以南で運行される直流電車と同駅以北で運行される交直流電車との相互乗り換えが必要となっているが、普通列車の本数および所要時間に関しては、客車時代に比べて利便性が高くなっている。電化後も含め、客車による長距離普通列車が運行されていた時代の上野 - 仙台間の所要時間は9時間30分から10時間30分程度かかっていたが、2015年には途中駅で乗り換えが必要ではあるものの、同区間の所要時間は概ね6時間15分から40分程度、遅くても7時間30分以内に短縮された。しかし黒磯駅構内直流化に先立って行われた2017年10月の改正後は所要時間が増加した乗り継ぎ例もある[† 10]

優等列車

東北新幹線が開業した1982年以前は、東北本線在来線が東京対東北・北海道へのメインルートであったことや、沿線諸都市連絡のために多くの長距離優等列車が運行されていた。新幹線の部分開業後は、並行区間の長距離列車が新幹線経由での運行中心となり、当線を経由して会津若松や山形などの各都市へ向かっていた列車は一部が新幹線直行特急へと発展を遂げたのを除いて、郡山駅などの各新幹線停車駅から乗り継ぎを行なう運行形態へと変更になったが、新幹線の終点から青森・北海道方面への連絡特急列車は残されていた。やがて東北新幹線の全線開業により、盛岡駅以北がすべてJR東日本から経営分離されると、在来線経由で運行されている優等列車は当線経由で他路線沿線を目的地とする列車のみとなり、現在に至っている。

首都圏と北海道を結ぶ夜行列車は2016年3月の北海道新幹線の開業により全廃された。なお、前述のように経営分離された盛岡駅 - 青森駅間はIGRいわて銀河鉄道青い森鉄道の路線を走行するため、この区間を経由する場合の運賃・特急料金には両社の運賃と両社線内の特急料金が加算されるが、2016年3月改正時点では該当する定期旅客列車はない。

以下に東北本線で運行されている列車を挙げる。強調した区間が東北本線内を表す。東京駅 - 大宮駅間に乗り入れる高崎線直通列車については「高崎線」を、東京駅 - 日暮里駅間に乗り入れる常磐線の列車については「常磐線」を、過去の列車については「東北本線優等列車沿革」の各記事を参照。

地域輸送

東北本線の普通・快速列車はおおむね、東京駅 - 宇都宮駅間・宇都宮駅 - 黒磯駅間・黒磯駅 - 新白河駅間・新白河駅 - 郡山駅間・郡山駅 - 福島駅間・福島駅 - 白石駅 - 仙台駅間・仙台駅 - 小牛田駅間・小牛田駅 - 一ノ関駅間(仙台駅 - 一ノ関駅間もあり)・一ノ関駅 - 盛岡駅間に運転系統が分かれており、各区間内の需要に応じた区間列車が運転されている。

東京地区の電車特定区間

前述のように、東京近郊では多数の運転系統が東北本線を走行している。運行形態の詳細については各路線・運転系統の記事を参照。

また、宇都宮線・高崎線および常磐線快速電車・常磐線では、上野駅を発着する従来からの系統に加えて、JR発足後に次の運転形態が新設されている。

系統別停車駅比較表
  • 直通先は正式路線名である
  • ●:全列車停車、▲:快速は通過、▼:平日ダイヤの快速は通過、━:全列車通過、=:経由せず
  • 中央線と埼京線はここでは省略する。
系統直通先東京駅神田駅秋葉原駅御徒町駅上野駅鶯谷駅日暮里駅西日暮里駅田端駅尾久駅上中里駅王子駅東十条駅赤羽駅川口駅西川口駅蕨駅南浦和駅浦和駅北浦和駅与野駅さいたま新都心駅大宮駅直通先
上野駅
発着列車・
上野東京
ライン
宇都宮線伊東線 - 東海道本線東北本線
高崎線伊東線 - 東海道本線高崎線 - 上越線 - 両毛線
常磐線東海道本線松戸方面常磐線( - 成田線我孫子支線)
湘南新宿
ライン
宇都宮線横須賀線 - 東海道本線(含品鶴線山手貨物線
新宿池袋経由
東北本線
高崎線東海道本線(含品鶴線)高崎線 - 上越線 - 両毛線
京浜東北線根岸線 - 東海道本線-
山手線山手線 - 東海道本線池袋方面山手線

東京駅 - 黒磯駅間(宇都宮線)

「宇都宮線」の愛称を持つ東京駅・上野駅 - 黒磯駅間の中距離列車は直流電車で運行され、宇都宮駅を境に系統が分割されている。宇都宮駅以南を運行する列車については原則として東京駅方面(上野東京ライン)・上野駅発着と新宿方面発着(湘南新宿ライン)の2本立てで運行し、一部は古河駅小金井駅で折り返す運転となっている。栃木県茨城県埼玉県から東京への通勤路線、そして宇都宮の近郊路線であり、グリーン車2両を連結した10両ないし15両編成の長編成列車を主体とに運行されている。2006年7月8日以前は、15両編成の列車は小金井駅以北への乗り入れが不可能であり小金井駅において分割・併合作業が多く行われていたが、同日以降は小金井駅 - 宇都宮駅間でも15両編成の乗り入れが可能となり小金井駅で分割・併合作業を行う列車は減少した。また、朝の下り方面と夕方以降は快速「ラビット」[† 11] も運転されている。

宇都宮駅 - 黒磯駅間は宇都宮の近郊路線であり、1時間に1 - 3本の運転である。ほとんどの列車がこの区間内の折り返し運転だが、朝夕を中心に宇都宮駅以南と直通運転する列車も僅かながら設定されている。宇都宮駅 - 宝積寺駅間では烏山線列車も運行されている。一方で、黒磯駅以北へ直通運転する列車は、黒磯駅 - 新白河駅間が交直流電車と気動車