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✈|炎越しの丸い地平線を撮る 学生プロジェクトが資金募る(3/3)


写真 話を伺った主要メンバー (Credit: Earth Light Project)

炎越しの丸い地平線を撮る 学生プロジェクトが資金募る(3/3)

 
内容をざっくり書くと
コロナウイルスだけでなく、最近は黒人の人種差別も大きな問題になっています。
 

「炎越しの地球を撮影したい!国境線のない宇宙に炎を掲げる、人類史上初のプロジェクト」とうたう学生主導… →このまま続きを読む

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人種差別

人種差別(じんしゅさべつ、: racial discrimination)とは、

概説

定義
  • あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約は、1条の1で「人種、皮膚の色世系又は民族的若しくは種族的出身に基づくあらゆる区別、排除、制限又は優先であって、政治的、経済的、社会的、文化的その他のあらゆる公的生活の分野における平等の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は効果を有するもの」と定義している。ただし、1条の2には「この条約は、締約国が市民[注釈 1]と市民でない者との間に設ける区別、排除、制限又は優先については、適用しない」とあり、国籍の有無による区別は人種差別にはあたらないとしている。ただし参政権などのように「公権力の行使又は国家の意思の形成に影響を与えるから」などの合理的な根拠がある場合に限られるとしている。
  • 社会学者は、レイシズムを以下のように定義した。
    • 肌の色など恣意的に選び出された特徴を重要な基準として選択し(segregation)、この特徴により人間集団をカテゴライズし(en)(racialization)、否定的/肯定的な評価を付与し、 一定の人間集団を排除/包摂(exclusion/inclusion)していくイデオロギー
    • ステレオタイプな「他者」像(representation of the Other)をともなう。
    • 分類の基準となる特徴は、一般に形質的なもの(例 肌の色、頭部(en:human head)の形、(生まれつきの)髪の色瞳の色、等々)だが、見て直ぐに分からない生まれつきの現象(例:血統)も重要な特徴として選ばれることがある。
  • 人種差別を含む差別的表現、差別的言動は「ヘイトスピーチ」とも呼ばれる。詳細はヘイトスピーチを参照。

歴史と事例

以下、人種差別の歴史と現在の動向について概説する。

2019年コロナウイルス感染症による差別

東アジア系外国人などに対する中国語版英語版の事例や、主にSNSを中心にオンラインメディアで、ウイルスに関する事実無根の憶測や陰謀論の拡散など関連した誤情報などの事例が報告されている。この現象について、WHOは「インフォデミック (infodemic)」という新語を提唱し、注意喚起を行っている[2]

ヨーロッパ

ギリシア・ローマ時代を古代欧州と定義するかは、欧州懐疑論者からしばしば聞かれる疑問である。仮に含めた場合、北アフリカの属州に居住する住民を通じて一定の異人種間の交流が見られたが、属州アフリカの大多数の住民はコーカソイド系のベルベル人であって、中南部の黒人種との交流はごく限定的なものであった。古代ローマ時代のガリアやゲルマンは文明の中心地であった地中海世界や中東から離れた未開地であり、ローマ人にとって後年には北方人種と定義された風貌は蛮族の象徴のように書かれた。しかしながらいわゆる人種差別という概念は、古代ギリシア・ローマには存在しなかった。ギリシア神話では黒人のアンドロメダが美女として描写されていたし、ローマの軍人皇帝時代には皇帝候補として擁立されたアフリカ系住民もいた。

封建的無秩序といえる中世時代においては身近な貴族同士の対立が一番の関心事で、次に宗教的対立がより重要な課題であり、次いで民族対立が垣間見えるといった程度であった。なお肌の白さが優位性の印と考えられるようになったのは後世の話である。

大航海時代以後の西欧人新大陸インディアンサハラ砂漠以南のネグロイドを差別したことは歴史上では顕著である。また、同じ西欧人であってもアイルランド人など差別を受けた歴史をもつ民族も多い。風説などにより、一方の人種が生物学的に原始的であるとしたり、知能が劣る・野蛮であるとして、野生動物のように考えていた時代もある。大航海時代以後の西欧人は近代的な軍隊により世界の大半を侵略、植民地化していった。植民地支配を正当化するため西欧人の優勢が主張され「白人が、非白人に文明を与えるのは義務である」とされた。この優位性は、「白人こそが最も進化した人類である」という価値観さえ生む結果となった(ラドヤード・キップリング『白人の責務』、セシル・ローズの“神に愛でられし国・イギリス”思想、ヒュー・ロフティングドリトル先生』シリーズの『アフリカゆき』『航海記』など)。この考え方は次第に肥大し、学術分野においても各人種間に特徴的な差異を「一方の人種が劣っている証拠」とする説が発表され、優生学の名で正当化された。この中にあって進化論は大いに捻じ曲げられ、後の文化人類学発達を大きく妨げたと考えられる。

2015年には、欧州連合の人々の約17%がアジア人との仕事に不快感を覚え、約31%が、子供がアジア人を愛するようになると不快感を覚えたと報告した[3]。また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、アジア人が差別的言動を受ける例も報告されている[4]

ドイツ

反ユダヤ主義を掲げたナチスは、「セム人種」や「ユダヤ人種」という生物学的分類を主張し、主に民族的・宗教的な分類であるユダヤ人を生物学的にも区別しようとした。

ギリシャ

ギリシャでは人種差別的な攻撃に関して有罪判決が下ることはほとんどなく、人種差別が横行しているとされる。ギリシャの経済危機があってから、彼ら移民はギリシャ人の不満のはけ口にされており、特に攻撃にさらされている[5]

アフリカ

サハラ砂漠以南のアフリカに集中的に居住していた黒人は古代においてアラブ人ペルシア人の奴隷として扱われた時期があり、人種差別の対象であった。イスラム圏の偉大な哲学者であるイブン・ハルドゥーンでさえも黒人を差別の対象としている。ただし、預言者ムハンマドの時代以前、アラブ人諸部族が、アラビア半島で統一の国家を持つことなく、部族間の争いに明け暮れていたころ、対岸のアフリカ大陸にはエチオピアという黒人の大帝国が存在していた。エチオピアからアラブ諸族が侵略を受けることもあれば、逆にエチオピアに保護を求めることもあった。そのためアラブ人には、黒人は文化程度の劣った人種というより、自分たちより文化水準の高い畏怖すべき人種という概念が持たれていた時代もあった。確かにアラブ諸族には黒人奴隷を所有する者もいたが、黒人はあくまで奴隷の一部であり、奴隷の大半は同じアラブ諸部族の戦争捕虜や、海賊に拉致されたり奴隷商人に買われたヨーロッパ系住民であり、いわゆる白人であった。アッバース朝時代には南イラクの大規模農業で使役していた黒人奴隷が過酷な労働環境に不満を抱き反乱を起こしている(ザンジュの乱)。なお、ヨーロッパからアフリカを見た用語としてブラックアフリカがある。

大航海時代以降は「新大陸」を発見したヨーロッパ人が、そこにおける労働力として黒人奴隷を使役した。ヨーロッパ人は主に西〜中央アフリカに住む黒人を奴隷として使役してきた。これは「新大陸」での極度に集約的な大量生産のために奴隷が好都合だったことや、「新大陸」における先住民がヨーロッパ人が持ちこんだ伝染病によって多くが死んだため、代わりの労働力を必要としたこと、その際に黒人は伝染病への耐性を持っていると信じられ、適任であると考えられたこと、外見的な特徴から非奴隷との区別がしやすかったことなどの理由があげられる。ヨーロッパ列強がアフリカの大半を植民地支配するのは19世紀末以降であり、それまではアフリカ現地の国家や有力部族長が、敵対部族の者を捕らえ、ヨーロッパ人に対して奴隷として売却して利益をあげていた。ヨーロッパ人に購入された黒人は奴隷船の船倉に積み込まれ、新大陸等の市場へ輸送された。奴隷船船倉の条件は過酷であったので市場に着く前に命を落とす黒人もかなりの割合にのぼった。奴隷市場では商品として台の上に陳列され、売買された。彼ら黒人奴隷は人格を否定され、家畜と同様の扱いであった。軽い家内労働に従事できる者や奴隷身分から解放される者はごく少数だった。こうしたヨーロッパ人による奴隷制度は、1888年にブラジルが奴隷制度を廃止するまで続いた。こうして奴隷労働に支えられて成り立った世界的な商品がサトウキビと綿花であった。

アメリカ合衆国

アフリカ系住民に対する差別

アメリカの南北戦争は、奴隷解放戦争としての性格を性格の一つとして帯びていた。多くの黒人奴隷に経済基盤を支えられ、奴隷解放に反対していた南部の各州が敗れると、制度としてのアメリカの奴隷は、撤廃・解放されたが、実質的な差別は、根強く残った。第二次世界大戦後の歴史では、ベトナム戦争反戦運動に関連してマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師による公民権運動が、多数のアメリカ市民に影響を残した。

インディアンへの差別

アメリカ合衆国は領土拡大の際の「邪魔者」として、インディアン(ネイティブ・アメリカン)を徹底的に排除する政策を実施した。トーマス・ジェファーソンはインディアンの保留地(Reservation)への囲い込みを推し進め、第7代米国大統領アンドリュー・ジャクソンは「インディアンは滅ぼされるべき劣等民族である」と合衆国議会で演説した。軍人のフィリップ・シェリダンの「よいインディアンとは死んだインディアンの事だ」という発言や、ウィリアム・シャーマンの「インディアンを今年殺せるだけ殺せば、来年は殺す分が少なくて済む」といった発言は、合衆国の民族浄化の姿勢をよく表すものである。

インディアン強制移住法」の違法を合衆国最高裁判所が認め、「インディアンは人間である」と判決文に添付したのは1879年になってようやくのことである。それ以後もインディアンは「Colored(色つき)」として1960年代まで「ジム・クロウ法」の対象とされたのである。

アジア系住民に対する差別

黄色人種(アジア系)は白人社会から、勤勉さや教育熱心な文化が評価され、確実に白人社会に食い込んでいったこともあり、20世紀後半以降は一方的な搾取を受ける事態には至っていない。北米イギリスなどにおける東アジア系移民の学歴や生活水準は白人以外の人種の中にあって高く、平均して白人を凌ぐことすら多い。その現れとして、アメリカの大学選考においてアファーマティブ・アクションによる優遇は無く、むしろ不利に設定されている。

一方、20世紀前半のアメリカやカナダでの中国系移民日系移民の境遇をみると、苦力などの奴隷的境遇に落とされたり、また苦労して経済的地位を築いた後も「黄禍論」を背景とした排斥の動きに遭遇したという歴史がある。特に日系人は第二次世界大戦中は市民権を停止され、強制収容所に収容されるに至った。同じように米国と交戦していた他のドイツ系イタリア系といった枢軸諸国出身者やその子孫はほぼ制限を受けることはなかったため、白人以外の人種の日本人に対する人種差別とみなされている。

ラテンアメリカ

スペイン人侵入後の南米は、マヤアステカなどの征服地で彼らの国家を武力で滅ぼし、虐待・大量虐殺によって植民地支配し、インディアンインディオを差別の中に置いた。

スペイン領では、ラス・カサスらキリスト教伝道師がインディアン保護に奔走するが、これは、結果的に労働力の代替としての黒人奴隷導入につながる。近代以降も白人、混血、インディアン(インディオ)で社会階層が分かれている国家が少なくない。

日本

日露戦争後の日本は、非ヨーロッパ系の有色人種国家として唯一の列強であり多くの移民も送り出していたが、欧米帝国主義からの反発や日系移民への排斥問題を受けて、自国の存続権利を守るため「人種差別反対」の立場をとることが多かった[6]連合国の一員として参加した日本代表が第一次世界大戦後のパリ講和会議で、人種差別撤廃条項を提案するも、イギリス代表・アメリカ代表などの議長拒否権行使や全会不一致により不成立に終わっている。渡部昇一は、国際会議において人種差別撤廃を明確に主張した国は日本が世界で最初であると述べている[注釈 2][8]

第二次世界大戦では人種差別を国是とするナチス・ドイツ軍事同盟日独伊三国同盟)を締結したが、欧州人でも白人でもキリスト教徒でもない日本人はナチスユダヤ人迫害には非協力的だった。むしろ、満州国ユダヤ人自治州を建設する河豚計画が存在し、日独伊三国同盟成立後も五相会議でユダヤ人を迫害をしない旨を取り決め、他の枢軸国・占領地域のようにユダヤ人迫害に協力することはなかった。そのため、欧州から脱出するユダヤ人難民にとって、ソ連から満洲中国東北部)を経て米国他へ逃避するルートは重要なものとなっていた。ただし、猶太人対策要綱にあるように、外交的な配慮からユダヤ人の保護に積極的に関与することは無くなっていく。当時日本の外交官としてに勤務していた杉原千畝は数千のユダヤ人にビザを発給してその生命を救出することに尽力したが、これはあくまでも彼の個人的な判断によるものである[9]

日本においての差別は特定の人種や民族だけではなく、日本人(大和民族)以外の人間(外人)を差別するというものである[10]

近年の日本においては「2000年代に入って過激化した在日韓国人・朝鮮人への差別的言動・街宣活動」が問題視され[11]、「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律(2016年6月3日施行)」[12]や、大阪市や川崎市でヘイトスピーチ条例などの対策法が成立した。

また日本に対して2014年には、国際連合人種差別撤廃委員会から人種差別への対応を要求する勧告が発表されており[13][14]、その勧告に対して日本国政府が「人種差別撤廃委員会の最終見解(CERD/C/JPN/CO/7-9)に対する日本政府コメント[15][16]」という形で2回に分けて回答をしている。

民間では黒人差別をなくす会が黒人の表現について抗議活動を行っている。

韓国

大韓民国人種差別撤廃委員会の勧告を受理せず、出入国管理法を改悪し移住労働者の権利を制限し、また移住労働者に対して偏見から暴言や暴行・労働搾取などをおこなっている[17]。2012年に韓国国家人権委員会が発行した「漁業移住労働者人権状況実態調査」によれば、93.5%もの船員移住者は悪態や暴行を経験し、うち42.6%は暴行を経験していたと公表された[17]

2012年、フィリピン系韓国人のイ・ジャスミンが国会議員に就任した際には韓国のインターネット上では人種差別的なバッシングが起こった[18]

2014年2月14日にはインドネシア人の船員が韓国人同僚から暴行され死亡する事件が発生している[17]。国連人種差別撤廃委員会は2012年に韓国政府に対して差別撤廃禁止法などの制定を勧告したものの、韓国政府は履行しておらず「移住労働者は事業場も自由に変われない」「現代版の奴隷をつくりだして今も人種差別政策を施行している」(韓国・外国人移住労働運動協議会、イ・ジェサン運営委員長)とされる[17]

2013年6月、プロ野球選手の金泰均が黒人投手シェーン・ユーマンに対して「黒い顔のせいで、彼がマウンドで笑うと白い歯とボールが重なり、ボールが打ちにくい」と発言し、国家人権委員会から警告を受けた[19][20]

2014年には、抱川アフリカ博物館の移住労働者労働搾取事件が発覚した[17]。この事件では、アフリカ人の芸術家が法定最低賃金の半分ほどの賃金しか受け取れず、労働者が奴隷のような労働を抗議すると「アフリカなら大金じゃないか」と博物館側は答えた[21]

2014年9月、国連人権高等弁務官事務所の人種差別等特別報告官が韓国で実態調査を行った[22]。韓国のテレビ番組で芸能人が黒人のマスクをかぶったり、「ディス・アフリカ」という広告でチンパンジーを登場させるなどの事例が報道されており、AFP通信は「韓国人は無意識に人種差別をしている」と報じた[18][22][23]

撤廃への国際的な試み

第一次世界大戦の講和会議であるパリ講和会議では、連合国の一員であった日本側代表団が「人種的差別撤廃提案」を行なった。イギリス代表やオーストラリア代表が強硬に反対する中で採決が行われ、結果11対5で賛成多数となったが、議長のアメリカ大統領・ウッドロウ・ウィルソンが例外的に全会一致を要求した為、否決された。

1963年11月20日国際連合が「あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際連合宣言」を採択。1965年に国際連合が「あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約」を採択、1969年に同条約が発効した。1996年に日本で同条約が 1976年に「差別、敵意又は暴力の扇動となる国民的、人種的又は宗教的憎悪の唱道は、法律で禁止する。」と定める第20条の第2項を含む市民的及び政治的権利に関する国際規約(国際人権規約)が成立した。同規約はまた第2条で“締約国は差別的言動を取り締まる法制が自国にない場合、然るべく整備する”、第5条で“差別を行なう自由や権利は何人にもない、本規約はそのような権利自由を認めない”と定める。

2001年、南アフリカ共和国ダーバンで開催された「国連反人種差別主義会議」(WCAR)では、南半球の国家代表たちによる人種差別、植民地主義大西洋横断の奴隷売買、およびシオニズムに対する人種差別非難が相次いだ。会議は、パレスチナ人の権利保護要求、シオニズムに対する満場一致の非難を決議した。米国、イスラエルの代表団は、これに猛反発し、決議をボイコットした。

2009年4月20日からスイスジュネーヴで開催されたWCARでは、米国、イスラエルに加え、カナダオーストラリアニュージーランドドイツイタリアスウェーデンポーランドオランダの各国代表がボイコットした。

レイシャルハラスメント

人種、出自、国籍をもとに、相手を攻撃したり不安にすることをレイシャルハラスメントと呼ぶ。

出自に関する侮蔑的発言や特定の民族しかいないことを前提とした会話や事業、ミスや考え方を特定のルーツに結びつけた評価なども含み、あらゆる関係性で起こりうる。特定の民族の優位性をうたう表現や、外国人排斥に関する発言などがレイシャルハラスメントに該当する。例)非国民発言など

国家と個人を過剰に結び付け同一視し、他国本土で起きた事件や歴史上の諍いを、あたかも特定の個人が引き起こしたかのように結び付け、いわれない批判を行うことも、レイシャルハラスメントに該当する。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ <「市民」は先進国で国家と人との関係を理解する鍵となる概念。日本は、いまだに やや後進国的で、この「市民」の概念が十分理解されておらず「国民」と表現されがち。[要出典]
  2. ^ 人種差別の撤廃を国際会議で初めて訴えたのは日本だった[7]

出典

  1. ^ 大辞泉「人種差別」
  2. ^ "Getting your workplace ready for COVID-19" (PDF). World Health Organization. 27 February 2020. 2020年3月7日閲覧
  3. ^ Union, Publications Office of the European. “- Publications Office of the EU” (英語). op.europa.eu. 2021年7月11日閲覧。
  4. ^ swissinfo.ch, Lisa Chang. “Coronavirus: ‘Fears, rumours and stigma’ cause bullying in Switzerland” (英語). SWI swissinfo.ch. 2021年7月11日閲覧。
  5. ^ “アングル:緊縮策のギリシャで「移民危機」、社会不満のはけ口に”. ロイター. http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE8B800420121209 2014年8月23日閲覧。 
  6. ^ 『日本人とアフリカ系アメリカ人 ―日米関係史におけるその諸相―』 古川博巳古川哲史 明石書店 ISBN 9784750319223 P79-86
  7. ^ [1]
  8. ^ 渡部昇一『本当のことがわかる昭和史』PHP研究所、2015年7月16日発行(292-293ページ)
  9. ^ 渡辺勝正 『真相・杉原ビザ』 大正出版、2000年 ISBN 4-8117-0309-X [要ページ番号]
  10. ^ 津阪直樹 (2019年5月24日). “欧州で差別、日本にはじかれ…「排外右派」日系人の原点”. 朝日新聞. https://www.asahi.com/articles/ASM552RN7M55UHBI006.html 2020年5月29日閲覧。 
  11. ^ 毎日新聞「開かれた新聞 委員会から ヘイトスピーチ報道」毎日新聞 東京朝刊 2016.7.1[2]
  12. ^ 本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律 - e-Gov法令検索
  13. ^ International Convention on the Elimination of All Forms of Racial Discrimination[3]
  14. ^ 沖縄の民意尊重を 国連人種差別撤廃委が日本に勧告 2014.8.30[4]
  15. ^ 人種差別撤廃委員会の最終見解(CERD/C/JPN/CO/7-9)に対する日本政府コメント(2016年8月)[5]
  16. ^ 人種差別撤廃委員会の最終見解(CERD/C/JPN/CO/7-9)に対する日本国政府コメント(2016年12月)[6]
  17. ^ a b c d e レイバーネット「韓国:人種差別撤廃の日・韓国社会の「人種差別」深刻 2014.30.20[7]
  18. ^ a b AFP通信2014年10月1日「韓国社会の人種差別問題、国連が調査を開始
  19. ^ 中央日報2013年6月11日
  20. ^ 朝鮮日報2014/9/21「韓国は経済力で人種差別」米紙が批判」
  21. ^ ハンギョレ2014.2.1「アフリカ舞踊家に‘奴隷労働’させたセヌリ党 ホン・ムンジョン事務総長
  22. ^ a b XINHUA2014年9月30日韓国で人種差別が蔓延、国連が実態調査へ・・「充分に調べて欲しい」「隣の日本へ行け」―韓国ネット
  23. ^ XINHUA2014年9月30日韓国社会に蔓延する人種差別、国連が調査に乗り出す―シンガポール華字紙

参考文献

関連書籍

関連項目

外部リンク

オルトコロナウイルス亜科

オルトコロナウイルス亜科Orthocoronavirinae / コロナウイルスCoronavirus〉)は、ゲノムとしてリボ核酸 (RNA) をもつ一本鎖プラス鎖RNAウイルスで、哺乳類鳥類病気を引き起こすウイルスのグループの1つ[1]ニドウイルス目コロナウイルス科に属する[2][3]

含まれるウイルスは、コロナウイルス科から両生類に感染するレトウイルス亜科を除いた、いわゆるアルファからデルタまでのコロナウイルスである。過去の記録として、2018年以前は「コロナウイルス亜科」、2009年以前は「コロナウイルス属」と呼ばれていた。分類名としては、2018年に「オルトコロナウイルス亜科」に改名された。

概略

単にコロナウイルスと言った場合、コロナウイルス科、あるいはこのオルトコロナウイルス亜科を指すとされている。コロナウイルス科は、アルファからデルタまでのコロナウイルス以外にも、レトウイルス亜科を含んでいるため、実際の分類範囲としては、コロナウイルス=オルトコロナウイルス亜科となっている。

オルトコロナウイルスは、ウイルス粒子表面のエンベロープ(膜構造)に、花弁状の長いスパイク蛋白の突起(S蛋白、約 20 nm)を持ち、外観がコロナ太陽の光冠)に似ている[1]。らせん対称性のヌクレオカプシドをもつエンベロープウイルスである。多形性で、大きさは直径80-220nm程度である[1]。ゲノムサイズは約26〜32キロベース (kb) で、既知のRNAウイルスでは最大級である[4]

症状は生物の種類によって異なり、鶏の場合は上気道疾患を引き起こし、牛や豚の場合は下痢を引き起こす。

ヒトでは、風邪を含む呼吸器感染症を引き起こす。SARSコロナウイルス (SARS-CoV)、MERSコロナウイルス (MERS-CoV) およびSARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2) のようなタイプのウイルスでは、致死性を持つ。ヒトコロナウイルス感染を予防するためのワクチンは、まだ提供されてない[5]

名前

コロナウイルス (Coronavirus) の名称は、ウイルスを電子顕微鏡で観察したときに見られる、ビリオン(感染性を有するウイルス粒子)の特徴的な外観に由来する。ビリオンは大きな球状の表面突起の縁をもち、太陽コロナを思わせる像をつくる。

また「コロナ: Corona」は、ラテン語: coronaコロナ)=光冠(丸い光の輪)を意味するギリシア語: κορώνηkorṓnē コロネ)に由来している[6][7]

亜科名の「オルト: Ortho-」は、ギリシア語で「歪みのない」を意味する ορθός(オルソス)が由来である。

歴史

このグループで最初に発見されたのは、1931年に報告されたニワトリの伝染性気管支炎ウイルスである[8]。1940年代にはマウス肝炎ウイルス、豚伝染性胃腸炎ウイルスも報告されている[注 1]

ヒトの病原体としては、1960年に風邪をひいたヒトから、ヒトコロナウイルスB814が発見された。この株は培養が難しかったため後に失われた。1960年代には風邪をひいたヒト患者の鼻腔からヒトコロナウイルス229EおよびヒトコロナウイルスOC43の2つのウイルスが発見された[9]。当初はこれらのウイルスの関係は定かではなかった。ヒトコロナウイルスも一時はヒト呼吸器ウイルス(Human respiratory virus)とも呼ばれていた。

1960年代になると、電子顕微鏡写真で構造の類似が指摘され[10]、コロナウイルスと呼ぶ人が多くなった[11]。1971年にはこれらがコロナウイルス属としてまとめられた。

2009年には、分子系統解析の進展により分類の整理が進んだ。コロナウイルス属は解体され、新たにアルファからデルタコロナウイルスが設置された。また、コロナウイルスに近縁なウイルスとしてトロウイルス亜科(後にトロウイルス科として独立)が発見され、アルファからデルタまでのコロナウイルスのグループとしてコロナウイルス亜科が設定された。

2018年にはまた新たな動きがあり、トロウイルス亜科がトロウイルス科として独立した一方で、コロナウイルス科の新たなグループとしてレトウイルス亜科が設定された。この時コロナウイルス亜科はオルトコロナウイルス亜科に改名され、現在に至っている。

コロナウイルス及び近縁系統の分類の変遷

1971年

上位分類下位分類
(設定無し)コロナウイルス属伝染性気管支炎ウイルス
マウス肝炎ウイルス
ヒト呼吸器ウイルス 等

2009年

上位分類下位分類
コロナウイルス科コロナウイルス亜科アルファコロナウイルス属
ベータコロナウイルス属
デルタコロナウイルス属
ガンマコロナウイルス属
トロウイルス亜科トロウイルス属

2018年

上位分類下位分類
コロナウイルス科オルトコロナウイルス亜科アルファコロナウイルス属
ベータコロナウイルス属
デルタコロナウイルス属
ガンマコロナウイルス属
レトウイルス亜科アルファレトウイルス属

分類

ウイルスの分類においてオルトコロナウイルス亜科は、レトウイルス亜科と共にコロナウイルス科に含まれる[12]。オルトコロナウイルスには4属45種を含む。

オルトコロナウイルス亜科

アルファコロナウイルス属

  • 英語版Alphacoronavirus) タイプ種:
    • 種:Bat coronavirus CDPHE15、Bat coronavirus HKU10、Rhinolophus ferrumequinum alphacoronavirus HuB-2013ヒトコロナウイルス229ELucheng Rn rat coronavirus、Mink coronavirus 1、Miniopterus bat coronavirus 1、Miniopterus bat coronavirus HKU8、Myotis ricketti alphacoronavirus Sax-2011、Nyctalus velutinus alphacoronavirus SC-2013、Pipistrellus kuhlii coronavirus 3398、(Porcine epidemic diarrhea virus)、Scotophilus bat coronavirus 512、Rhinolophus bat coronavirus HKU2、Human coronavirus NL63、NL63-related bat coronavirus strain BtKYNL63-9b、Sorex araneus coronavirus T14、Suncus murinus coronavirus X74、アルファコロナウイルス1

ベータコロナウイルス属

ガンマコロナウイルス属

  • 英語版Gammacoronavirus) タイプ種:鶏伝染性気管支炎ウイルス
    • 種:Goose coronavirus CB17、Beluga whale coronavirus SW1、鶏伝染性気管支炎ウイルス、Avian coronavirus 9203、Duck coronavirus 2714

デルタコロナウイルス属

  • 英語版Deltacoronavirus) タイプ種:ヒヨドリコロナウイルスHKU11
    • 種:Wigeon coronavirus HKU20、ヒヨドリコロナウイルスHKU11、Common moorhen coronavirus HKU21、Coronavirus HKU15、Munia coronavirus HKU13、White-eye coronavirus HKU16、Night heron coronavirus HKU19

構造

オルトコロナウイルス亜科に属するウイルスは粒子状であり、その表面は細胞一般と同じ脂質二重膜である。電子顕微鏡で撮影すると表面にスパイクタンパク質が多数生えている様子が王冠のように見える。この脂質二重膜はエンベロープと呼ばれ、スパイクと共に感染先となる宿主細胞を認識する機能を持つヘマグルチニンタンパクが埋め込まれている(特にベータコロナウイルスサブグループAのメンバー)[13]。エンベロープの内部にはウイルスのゲノムがある。ゲノムはタンパク質に包まれた一本のRNAであり、このゲノムRNAがタンパク質に包まれた状態をヌクレオカプシドと呼ぶ。

ゲノム

オルトコロナウイルス亜科(及び他の殆どのニドウイルス目)の特徴の一つは、そのゲノムがDNAではなくRNAであることである。そのゲノムRNAは宿主細胞の中でそのまま伝令RNA(messenger RNA、mRNA、タンパク質翻訳され得る塩基配列情報と構造を持ったRNA)として機能する配列構造になっている[6]。mRNAは、ゲノムRNAの ‘3 側から ‘5 側に違う長さで伸張する数本のmRNAから構成され、各mRNAの ‘5 末端はゲノムRNAの 5’ 末端にあるリーダー配列を持つ[6]

ウイルスタンパクの翻訳は一般に各mRNAの ‘5 末端に存在するオープンリーディングフレーム (ORF) からのみ翻訳される[6]。ゲノムRNA (mRNA-1) の ‘5 末端約 20kb には2つのORF(1a と 1b で 802kDa をコードする)からなり、このORF間にはシュードノット (pseudoknot, Pn) と呼ばれる核酸の三次構造を持つ[6]。1a タンパクだけで翻訳が終止する場合と、Pn により 1a + 1b 融合タンパクが合成されるケースがある。1a + 1b タンパクは16個の調節タンパクに解裂され、プロテアーゼペプチド結合加水分解酵素)、RNAポリメラーゼとして働く[6]

タンパク質

ウイルス粒子の構造タンパクとしては、ゲノムRNAに結合するヌクレオタンパク (N) の量が最も多い。これはゲノムRNAと結合し、ヌクレオカプシドとなる[6]。ヌクレオカプシドを包み込むエンベロープには、コロナウイルスに特徴的な王冠様突起をなすスパイクタンパク質 (S)、内在性膜タンパク質 (M)、エンベロープタンパク質 (E) がある[6]

増殖過程

オルトコロナウイルスは動物細胞に感染することによって増殖する。その過程は、おおむね、感染 (1、2)、複製 (3 - 5)、放出 (6) の3段階からなる。

  1. ウイルスエンベロープ表面に露出しているスパイクタンパク質Sおよび、種によってはヘマグルチニンタンパク質 HE が標的細胞表面の分子を認識し、結合する。
  2. TMPRSS2などの宿主プロテアーゼによって、スパイクタンパク質が切断、活性化を受ける。
  3. ウイルスエンベロープと標的細胞の細胞膜が直接融合、あるいはエンドサイトーシスによってウイルスが細胞内に取り込まれる。直接融合の場合、ウイルスゲノムが細胞内に直接導入されるが、エンドサイトーシスによって取り込まれる場合は、一旦ウイルスが含まれたエンドソームが細胞内に作られ、そこでエンドソーム膜とウイルスが融合することによってウイルスゲノムが導入される。エンドソーム内は通常、プロトンポンプでその内部のpHが下げられるが、これはリソソームへの移送とともにウイルスによって阻害される。
  4. コロナウイルスはプラス鎖の一本鎖RNAをゲノムとして持つため、標的細胞の細胞質でそのままmRNAとして機能する。標的細胞のリボソームに結合して、RNA合成酵素を含むウイルスのタンパク質が作られる。ウイルスのRNA合成酵素はウイルスのゲノム配列以外は複製せず、ウイルスのゲノムRNAだけを鋳型にして、マイナス鎖のRNAとして複製する。これにより、ウイルス自身のRNA塩基配列だけを複製していく準備が整う。
  5. マイナス鎖ウイルスゲノムRNAから遺伝子ごとにプラス鎖RNAが合成され、それらが標的細胞のリボソームに結合し、それぞれからウイルスタンパク質が作られる。またマイナス鎖ゲノムから、ウイルスを構成するプラス鎖ゲノムが複製される。そのゲノムは細胞に侵入してきたRNA配列と同じである。
  6. 作られたウイルスタンパク質Nがプラス鎖ゲノムRNAに結合してヌクレオカプシドを作り、標的細胞の小胞体 (ER) に取り込まれる。ウイルス膜タンパク質M、スパイクタンパク質S、ヘマグルチニン HE は標的細胞の小胞体の膜に組み込まれる。この小胞体の膜がそのままウイルスの膜となる。ヌクレオカプシドと小胞体の膜(エンベロープになる)からウイルスが作られる。
  7. 小胞体からゴルジ体を経由して、エキソサイトーシスによって標的細胞からウイルスが細胞外に放出される。そのとき、ウイルスのスパイクタンパク質はエキソサイトーシスの膜にしがみつくような形で放出される。これにより、ウイルスが複製される。

SARSコロナウイルスの特異的な例では、S上の定義された受容体結合ドメインがウイルスの細胞受容体であるアンジオテンシン変換酵素2 (ACE2) への結合を仲介する[14]

進化過程

すべてのコロナウイルス(=オルトコロナウイルス亜科)の最新の最も近い共通祖先 (MRCA)は、紀元前8000年には存在していたと考えられているが、一部のモデルのMRCAは5500万年以上前に遡ってコウモリとの長期的な共進化を示唆する[15]英語版のMRCAは紀元前2400年頃、英語版紀元前3300年頃、英語版は紀元前2800年頃、英語版は紀元前3000年頃と考えられている。飛翔温血脊椎動物であるコウモリと鳥は、コロナウイルスの遺伝子源(アルファコロナウイルスとベータコロナウイルスはコウモリ 、ガンマコロナウイルスとデルタコロナウイルスは鳥)にとって、コロナウイルスの進化と普及を促進する宿主として理想的である[16]

このため多くのヒトコロナウイルスはコウモリに起源をもつ[17]。ヒトコロナウイルスNL63は、紀元1190~1449年の間に、コウモリコロナウイルス (ARCoV 2) と共通の祖先を有していた[18]。ヒトコロナウイルス229Eも、1686~1800年の間に、コウモリコロナウイルス(GhanaGrp1 Bt CoV)と共通の祖先を有していた[19]。より最近の例では、1960年以前にアルパカコロナウイルスとヒトコロナウイルス229Eが分岐した[20]。MERSコロナウイルスは、コウモリから中間宿主としてラクダを介してヒトに現れた[21]。MERSコロナウイルスは、数種のコウモリコロナウイルスに関連しており、数世紀前にこれらの種から分岐したようである[22]

特に、SARSコロナウイルスは、コウモリコロナウイルスとの関係が他のヒトコロナウイルスより深く、ごく最近の1986年ごろ分岐した[23]。キーンコウモリコロナウイルス類とSARSコロナウイルスの進化経路は、SARS関連コロナウイルスが長期間コウモリで共進化していた可能性を示唆する。SARSコロナウイルスの祖先は、カグラコウモリ科のleaf-nose batsに最初に感染した。その後、キクガシラコウモリ科のhorseshoe batsに、更にはジャコウネコ、最後にヒトに感染した[24][25]

他のベータコロナウイルスとは異なり、ベータコロナウイルス1およびエンベコウイルス亜属のウシコロナウイルスは、コウモリ由来ではなくネズミに起源を持つと考えられている[17][26]。1790年代には、ウマコロナウイルスが種をまたいでウシコロナウイルスから分岐した[27]

1890年代後半には別の英語版が起こり、ヒトコロナウイルスOC43がウシコロナウイルスから分岐した[27][28]。1890年のインフルエンザ大流行は、病原体が実際には特定されていないこと、時期やその神経症状から、インフルエンザウイルスではなく、このウイルス(のスピルオーバー)によって引き起こされた可能性があると推測されている[29]。ヒトコロナウイルスOC43は、呼吸器疾患を引き起こすほか、神経疾患への関与が疑われている[30]。現在最も一般的な遺伝子型が出現したのは、1950年代である[31]

マウスの肝臓と中枢神経系に感染するマウス肝炎ウイルスは、系統的にヒトコロナウイルスOC43とウシコロナウイルスに関連する[32]。ヒトコロナウイルスHKU1も、同様にげっ歯類に起源を持つ[17]

ヒトコロナウイルス

ヒトに感染するコロナウイルスは、風邪症候群の4種類と動物から感染する重症肺炎ウイルス2種類 (SARS-CoV, MERS-CoV) が知られていて[33]、更にSARS-CoV-2を加えた計7種類(2020年3月時点)[34]である。アルファコロナウイルス属、ベータコロナウイルス属の下記のものが知られている[34][注 2]

動物コロナウイルス

コロナウイルスは家畜実験動物ペット野生動物などあらゆる動物に感染し、様々な疾患を引き起こす[33]イヌネコウシブタニワトリウマラクダなどの家畜、シロイルカキリンフェレットスンクスコウモリスズメなどからも固有のコロナウイルスが検出されている[33]

家畜

  • コロナウイルス科 - Coronaviridae
  • ブタ呼吸器コロナウイルス (Porcine respiratory coronavirus; PRCoV):不顕性であり症状を示さない[1]
  • ウマコロナウイルス:死亡率約25%[1]
  • シチメンチョウコロナウイルス性腸炎:幼鳥での死亡率は高い[1]

実験動物

ペット

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ ただしこれらのウイルスは、単に病原菌として分離されたのみで、電子顕微鏡などで特徴づけられたわけではない
  2. ^ ( - Human enteric coronavirus 4408 (HECV-4408):については除外する)

出典

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参考文献

外部リンク


 

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