写真:遭難者の捜索に向かう山形署員。訪日客の増加に伴い外国人の雪山トラブルが増えることが懸念される=山形市・蔵王温泉スキー場
県内雪山で相次ぐ外国人遭難 訪日客増え、事故増の懸念
今月に入り県内の雪山で山岳遭難が相次いでいる。山形市の蔵王温泉スキー場では、中国籍と台湾籍の男女の遭… このままもっと読む
PORTALFIELD編集部より
訪日観光客の増加に伴い、このような事例は山形県だけでなく他の都道府県でも増えているのではと思われます。
記事中でも少し触れられていましたが、私が別のエリアで以前聞いた話でも、もともと雪が降らない地域(国)から雪に触れることを目的に観光に来ている方が最近増えているとのことで、日本の雪そのものに興味を持たれている海外からの観光客も多いそうです。
そのような場合、服装を始め、雪に対する対応方法や万が一の際の危険性を知らないケースもあるかと思いますので、そのあたりはツアー会社などが事前に講習会を開くなどの対策が今後必要になってくるのではないかと思います。
道標や看板の多言語化は費用や設置までの時間を考えると、中々すぐには対応が難しい事もあるかと思いますが、雪を観光資源として訪日客を誘致している場所であれば、公式ホームページなどでいくつかの外国語で注意事項を記載しておくだけでも有効だと思います。そうした場所も増えてきていますね。
一旦遭難してしまうと、救助を呼ぶにも言葉の問題などで状況の把握が難しくなる場合もあるでしょうし、当たり前と言えば当たり前なんですが、外国人ならではの特徴を踏まえた上で、そもそもいかに遭難させないか、この点を意識して対応を進めるのがまずは先手になってくるのではないかと感じています。
山形新聞