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白馬(栂池高原)から祖母谷温泉を歩く!〜初日は栂池から白馬岳山荘まで

2019年8月7日から9日、ポータルフィールド編集部で白馬〜祖母谷温泉へ抜けるマニアックなルートを歩いてきました!

今回の山行スケジュールはこんな感じ。

<1日目>
栂池自然園→天狗原→白馬大池→小蓮華山→三国境→白馬岳→白馬山荘
<2日目>
白馬山荘→清水岳→不帰岳避難小屋→祖母谷温泉
<3日目>
祖母谷温泉→欅平→富山→東京

8月某日。PORTALFIELD編集部夏の山行企画会議。
今年の夏の山行候補に上がったのは、栂池から雪倉岳朝日岳を歩くコース。
山と高原地図を広げ、あれこれ確認作業をしていると、代表の高橋がボソッと。

「白馬岳からこの欅平へ行くこのルート。前から気になってるんだよね。」

そう言われて、改めて地図を見てみると、白馬岳から清水岳を通り欅平に降りる道が確かにあります。

欅平といえば、以前歩いた「下ノ廊下」の終着地点。
白馬から欅平。なんとも言えないロマンを感じます。

諸々の情報を集めてみると、なかなか大変そうなルートではありますが、なんとかやれそうです。

そんなこんなで、今夏のPORTALFIELD編集部夏山山行は、ちょっとマニアックなルートに決定!

・・・これが、思った以上に大変な、そして、とても思い出深い山行の始まりでした。

1.栂池高原までのアクセス

■東京方面から

<電車を利用する場合>

・東京駅から長野新幹線利用
JR東京駅→(長野新幹線 約1時間20分)→JR長野駅/東口バス乗り場→(特急バス「長野・白馬線」 約1時間30分)→栂池高原

・新宿駅から特急あずさ利用
JR新宿駅→(JR中央本線特急あずさ 約4時間10分)→JR南小谷駅→路線バス 約25分→栂池高原

<マイカー利用の場合>
・関越道経由(約290km)
東京→(関越自動車道 約1時間40分)→藤岡JCT→(上信越自動車道 約1時間50分)→長野IC→R19/白馬長野オリンピック道路 約1時間30分)→栂池高原

・中央道経由(約295km)
東京→(中央自動車道/長野自動車道 約3時間)→安曇野IC→(北アルプスパノラマロード/R148 約1時間30分)→栂池高原

<高速バス利用の場合>
さわやか信州号 新宿⇔白馬・栂池・安曇野線

毎日アルペン号 新宿/竹橋発 北アルプス/白馬(猿倉・栂池)・扇沢・七倉方面

<今回利用した交通手段>

2019年8月6日  バスタ新宿 23:05発 アルピコ交通 「さわやか信州号」新宿→安曇野・白馬線で栂池高原へ。

深夜、バスタ新宿から夜行バスに乗り込み、翌朝6時栂池高原へ到着。
ここからゴンドラとリフト(栂池パノラマウェイ)を乗り継いで栂池自然園まで。
この日は、ゴンドラの始発が7時だったので1時間ほど待ち時間がありました。

ゴンドラ乗り場がある建物には、トイレの他、更衣室がありますので、身支度をするのにとても便利です。
また、登山ポストもありますので、ここで登山届けを提出することができます。

私たちが登山届けを出そうとすると、ちょうど、遭対協の方がいて登山届けを受け取ってくれました。

白馬山荘から・・・ん?祖母谷ですか〜。長いですから頑張ってくださいね」とニヤリ。

・・・これから歩くルートがかなり大変なものだということを一瞬にして理解した瞬間でした(笑)

栂池ルートを歩く際は、まず「栂池パノラマウェイ」の始発時刻の確認が必須。

栂池高原から白馬方面へ登る場合、この栂池パノラマウェイの始発時間を必ず考慮する必要があります。
2019年の場合、7/13~8/12の土・日・祝日であるならば、6時30分に始発があるのですが、7/16~8/9の平日ですと7時、それ以外の期間では8時と始発便の時間にかなり差があります。1時間半も違ってくると、山行計画も変わってきます。事前に必ず、チェックしましょう。

 

栂池パノラマウェイ営業時間などはこちらでチェック。

2.天狗原雪渓の様子(2019/8/7)

栂池自然園からCTで1時間20分ほどで、天狗原に到着します。
ここはとても眺めも良く、ベンチなどもあるので最初の小休憩にもってこいの場所です。
この日も多くの登山者がザックを下ろし、景色を眺めながら休憩をとっていました。
この先、しばらくは広い眺めの木道歩きを気持ちよく楽しむことができます。

天狗原からしばらく歩くと雪渓があります。
今年はびっくりするほど雪が少なく雪の上を歩くのは、この雪田部分のほんの僅かな区間のみ。
雪も少なく踏み固められているので、ノーアイゼンでの歩行が可能でした。

2019/8/7撮影

ちなみに2016年7月14日に、ここを歩いたときは雪田のかなり手前から先まで、しっかりと雪がついていてアイゼン必須(6本爪で歩行可能)でした。

2017/7/14撮影
2017/7/14撮影

3.見えてからが遠い小屋。白馬大池山荘。

天狗原の雪田を超え、地味な乗鞍岳ピークを超え、しばらく歩くと真っ赤な屋根の白馬大池山荘が見えてきます。
ここ、涸沢ヒュッテと同様、「見えてからなかなか着かない小屋」の一つでもあります。
池に映る白馬の山々と白馬大池山荘の美しさは素晴らしく、栂池自然園からCTでおよそ3時間。しかも、意外と雪渓あたりからの歩きはなかなかハード。ちょっと疲れてきた頃なので、「あービール飲みたい!」「もう、ここに今日は泊まってしまえー」という誘惑がフツフツと。
この後、白馬山荘白馬頂上宿舎まで小屋がなく、距離も結構あるので、実際にここを初日の宿泊地とする人も多く、この日は午前中の早い時間にも関わらず、もう、テントがたくさん張られていました。ここのテント場は、とっても景色も良く気持ちいいのでオススメです。高山植物もたくさん咲いていますよ。

とは言え、今日は、ここで宿泊してしまうと明日以降の日程に無理が出るので頑張って先に進みます。そもそもまだ、10時半ですし(笑)

2019/8/7撮影
2017/7/15撮影
2019/7/15撮影

4.何度でも歩きたい!白馬の稜線歩きは最高!

白馬大池で小休止のはずが、ついつい大休止(笑)
さあ、ここから白馬山荘までガシガシ歩きますよ。

白馬大池からしばらく歩くとハイマツ帯のガレ場があります。ここでは、雷鳥さんの目撃情報の多いところ。
この日も、可愛らしい姿を見せてくれました。

白馬大池からCTで2時間ほどで小蓮華岳に到着します。
このあたりは、高山植物がたくさん咲いていて、ついつい足を止めがち。
でも、この日は、お昼頃に雷雨予報があったので少し急ぎ足で歩きました。
若干、曇りがちではありましたが、時折、視界がひらけると素晴らしい展望。
雲がかかった山の景色もまた神秘的で素敵です。
このくらいのお天気が真夏の登山では涼しくって歩きやすかったりもしますしね。
小蓮華岳からCTで30分ほどで三国境、とこから1時間ほどで白馬岳白馬山荘へ。
アップダウンを繰り返しながらの稜線歩き。最高です。

2019/8/7撮影

今回、後半は時折雨が降ったりしていたので、ここの稜線の素敵さをお伝えするために、2017年7月15日の早朝、素晴らしいお天気に恵まれた時の写真を貼っておきますね。

(この時は、先程はご紹介した白馬大池山荘に宿泊して翌朝、4時くらいから歩き始めました。白馬大池山荘に宿泊する魅力の一つに「早朝に出発できる」というのもあります。稜線で迎える夜明け、とても素晴らしい景色を見ることができます)

2019/7/15 小蓮華岳山頂
2017/7/15
2017/7/15白馬岳山頂
2017/7/15白馬岳山頂付近から白馬岳頂上宿舎を見おろす。

5.至福の時。白馬山荘ー雲上のレストラン「スカイプラザ」で頂くビール。

雷が時折ゴロゴロ鳴り出し、雨が降ったり止んだりで、足早に宿泊予定の白馬山荘へ。
なんとか、辛い思いをすることなく無事到着しました。

白馬岳山荘は、明治38年(1905年)開業。白馬岳頂上直下に位置する、日本最大級の山岳宿舎です。

宿泊手続きを済ませ、部屋に荷物を置いたら、お楽しみのビールで乾杯!をするためにそそくさとスカイプラザへ。

とてもおしゃれな空間です。それに、何と言っても景色が最高!!!人気があるのも納得です。
ビールを頂きながら、夕食どきまで窓の外の景色を眺めているだけで、今日1日の疲れは一気に吹っ飛びました。
(ビールはジョッキ800円。)

6.白馬山荘の夕食・お弁当

お夕食は何回かに分けての提供でした。私たちは、14時に受付をして17時からの1回目の回でした。
ご飯と豚汁はおかわり自由。豚汁、美味しかった〜。

翌朝は、早い時間に出発予定だったので朝食はお弁当にしてもらいました。
受付の時にお願いしておくと、夕食後、受付で受け取ることができます。

2019/8/7撮影
2019/8/7撮影

7.白馬山荘西側テラスから夕焼け

食事を終えると早々に、白馬山荘西側テラスへ。
劔も槍もくっきり。何時間でも見ていられる眺め。・・・寒くなってくるまで何時間も眺めていました(笑)

たくさんの人がテラスに集まってきて、景色を眺めています。

ここにいる人たち、今、誰ひとりとしてイライラした気持ちでいる人なんていないんだろな。
ここにいる人たち、みんな、幸せな気持ちでいるんだろうな。

山で出会えるこんな光景が好き。

改めて、そんなことを感じたひと時でした。

明日は、祖母谷までの超ロングルートです。どんな山旅が待っているのでしょうか。

白馬(栂池高原)から祖母谷温泉を歩く!白馬山荘→清水岳→祖母谷編へ続く。

Googleなどの検索エンジンで探せます。
調べたい「山小屋」または「山の名前」  mikketa と入力してください。

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配信者 PORTALFIELD浜崎

登山、ランニング、そして、タップダンスを楽しんでいます。

これまで最も記憶に残っている山行きは、下ノ廊下、そして、早月尾根から剣岳そして室堂への「劔越え」です。

ずっと学んでいるタップダンスは、舞台「クレイジーフォー・ユー」を観た翌日から始めました(笑)

どうぞ、よろしくお願いします。

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