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「羊蹄山のことなら、近藤さんに聞け」蝦夷富士小屋主人 近藤英輝さん

北海道は日本の宝というよりは、
むしろ、世界の宝だと思う。

美味しい食べ物や空気、水。
冬は毎日降るパウダーで
すごいスキーが楽しめる。

全て自然が与えてくれる恵みだ。

私は羊蹄山という
ビックマウンテンの麓に住んで、
その恵みを受けている。

だから、この山に感謝し、
崇め、大切にして
羊蹄山の自然を保護している。

北海道は世界の宝だから、
このビッグマウンテンの自然を
後世に残したい。

蝦夷富士小屋主人 近藤英輝

Haglofsの黄色いジャケット、青いパンツのテレが近藤さん。

制作:YoYo さん

PORTALFIELDの2020年最初の特集は、蝦夷富士小屋のご主人「近藤英輝」さんにスポットを当ててお届けいたします。

北海道の倶知安町・喜茂別町・京極町・真狩村・ニセコ町にまたがる羊蹄山は、日本百名山の一つで、その優美な姿から「蝦夷富士」と呼ばれて親しまれています。そんな蝦夷富士(羊蹄山)の麓で「蝦夷富士小屋」を営むのが、近藤英輝さん。

ご出身は東京都福生市。獣医を目指し、北海道の大学に進学。これが、近藤さんと北海道の出会いでした。ここで、山に魅せられた近藤さんは、休学してスイスの山岳地帯で1シーズンを過ごしたほどです。

卒業後、諸事情により獣医になる夢は断念し、北海道を離れ、高等学校教諭として教鞭を執りました。しかし、北海道で過ごした日々が忘れられず、再び、北海道へ。

35歳の時に、羊蹄山避難小屋(羊蹄山9合目に位置)の管理人に就任し、本格的に山に関わる仕事に取り組み始めた近藤さんは、その後2014年には羊蹄山の比羅夫(ひらふ)コース登山口にほど近い場所に「蝦夷富士小屋」を開設し、現在に至ります。

 

「羊蹄山のことなら近藤に聞け」

 

と評されることからも判るように、地元の方々だけでなく、広く山岳界からも厚い信頼を寄せられています。

近藤英輝

蝦夷富士小屋主人
環境省自然公園指導員
北海道自然保護監視員
羊蹄山管理保全連絡協議会山岳指導嘱託職員
PORTALFIELDエキスパート

近藤さんとは、PORTALFIELD代表の高橋が北海道でバックカントリースキー(BC)を楽しむ際に蝦夷富士小屋を利用したことが縁で親しくお付き合いをさせて頂き、現在は、PORTALFIELDのエキスパートとしてアドバイスやご協力を頂いています。

CONNECTIONS MOVEMENT制作『YŪGEN』より

この映像は、Connections Movementによる3年にわたり撮影されたドキュメンタリー作品『Yūgen』のオフィシャルトレイラーです。

ここに映し出されている近藤さんの言葉、表情、声からも、その人柄や温かみを感じて頂けるかと思います。

さて、PORTALFIELDのトップページおよび近藤さんのメンバーページには、近藤さんが発信する前日のお天気情報が毎日掲載されていることにお気づきでしょうか?

これは、PORTALFIELDスタッフとの打ち合わせの中で、

「ニセコの雪の状態を知りたい人は山のようにいる!」

という話題になり、そのための方法として情報提供に快諾して頂いたことで実現しています。

Kanomor
羊蹄山 Mellow powder breeze!!
マスターとクライマーズで行く、のんびりセッション

(ロケーション:羊蹄山BC比羅夫「シークレット」)

この動画は羊蹄山麓でのバックカントリースキー(BC)を楽しむ近藤さんを始めとした皆様の一本です。

ニセコが誇るパウダーをいかに楽しむかが凝縮されていると言っても過言じゃない作品ですが、雪の状態やその情報がいかに重要な要素を持つのか、皆様が知りたいもの、まさにそれが気象データです。

冬季、夏季問わず、過去の天気予報のデータ自体を調べる方法はいくつかありますが、実際の感想に基づいたコメントと一緒にデータを見られるものはあまり無く、貴重な気象データです。

多忙極める毎日の中で、冬のみならず1年を通して毎日欠かさず発信を続けてくださっていることには頭が下がるばかりでなく、このような情報を皆様にお伝えできることにとても感謝しています。

次回は、先日刊行された環境省の機関紙「國立公園」に掲載された、近藤さんの寄稿文をご紹介いたします。お楽しみに。

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配信者 PORTALFIELD編集部

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