in

自分のレベルに合わせた難易度の山を選んで登山を楽しもう!

自分の登山技術のレベルを客観的に判断できるかどうかで、登山をする山選びの成否は決まるとも言えます。そのためには、自分が今どれくらいのレベルの登山ができるのかを評価することが必要となります。

例えば、過去にどのような山にどのようなコースで登山したのか、その時の季節はいつだったのか、その時に最初から最後までバテずに登山計画をこなすことができたのか、などを総合的に判断して自分の登山レベルを評価していきます。

山行記録を書いてみるのも、自分の登山レベルを後から客観的に把握できるのでおすすめです。

難易度について

登山をする山選びの際に参考になるのが、登山のガイドブックや山岳雑誌などで紹介されているいわゆる山の「難易度」です。

日本の北アルプスに位置する山が多くある、長野県のホームページには「長野県・山梨県・静岡県・新潟県・岐阜県・群馬県にある百名山のグレーディングデータ」が掲載されていますので参考にしてみるといいでしょう。

一般的には標高の低い山の方が登山の難易度は低いことが多く、いわゆる登山の「初級コース」などと言われます。

ただ、安全という意味では見方を少し変えると、標高の低い山で登山者の少ない山よりも、少し難易度が高くても有名で登山者の多い山の方が、安全という広い意味では初級コースとも言える場合もあります。

標高」だけでなく「標高差」も重要です。例えば、同じ標高の山を比べた場合、登山口の標高により山頂までの歩く距離が大きく変わってきます。

難易度の少し高い山の登山をするのであれば、登山技術などいわゆる自分のレベルと登山経験を考えて登る山を決めるようにします。

自分の登山技術と体力に合った山であれば、有名な人気山岳コースを登山計画に入れてみるのもよいでしょう。登山を続けていくうちに、自分の登山スタイルが徐々に分かってくるものです。

登山技術や体力がついてくると、さらに岩登りや沢登り、雪山登山など登山技術が求められる一般的にハードとされる山に挑戦することも可能です。

焦ることなく、自分の体力と登山技術レベルにあった「山」を楽しみましょう。


初心者におすすめの難易度低めで楽しめる山

高尾山(東京都)

高尾山は、ミシュランガイドの三つ星にも選ばれ、登山をしない人にも有名な山の一つ。東京都に位置しています。

新宿駅から京王線の特急で約47分ほどで、高尾山の登山口がある高尾山口駅に到着。アクセスの良さが何と言っても魅力。

6つの自然研究路をはじめ、いくつもの登山コースがあり、30分から2時間程度で登ることができます。ロープウェイやリフトもあるので、登りと下り、どちらかは乗り物を使ったりとバリエーションを持たせられるのも特徴です。

慣れてきたら、陣馬山や景信山などを繋げて歩く大縦走へステップアップしてみましょう!

高尾山の情報はここでチェック!山頂の天気予報も掲載
PORTALFIELD mikketa 高尾山

鋸山(千葉県)

鋸山は、房総半島の南部に位置し、千葉県安房郡鋸南町と富津市の境に位置する山。山頂からは、富士山や伊豆天城山、大島などが一望できます。

気軽に山頂からの景色を見ることが出来るよう、山頂まではロープウェーで行くことができます。

鋸山の情報はここでチェック!山頂の天気予報も掲載
PORTALFIELD mikketa 鋸山


中級にステップアップ!鎖場も挑戦できる山

伊豆ヶ岳(埼玉県)

伊豆ヶ岳は、埼玉県飯能市にある標高850.9mの山。正丸駅駐車場~伊豆ヶ岳~子ノ権現~浅見茶屋~吾野駅~正丸駅と縦走すると、6〜7時間かかるので長い距離を歩く練習にぴったりです。

男坂」という長さ50mにもおよぶ長大な鎖場の名所がありますが、自信がない人は、ここはまずは眺めてみるだけにしておきましょう。

縦走をした後は「浅見茶屋」に立ち寄りおいしいうどんを食べれば、満足度はさらにアップです。

伊豆ヶ岳の情報はここでチェック!山頂の天気予報も掲載
PORTALFIELD mikketa 伊豆ヶ岳


上級者になったらトライしたい、憧れの3000m峰

槍ヶ岳(長野県・岐阜県)

槍ヶ岳は、飛騨山脈南部に位置する標高が3180mの山。山の先端がとがった特徴的な形をしているので、山の名前は知らなくてもメディアで見たことはある人も多いかと思います。

日本の北アルプスに位置する山の中でも最高レベルの知名度を誇るこの山は、登山者にとって一度はチャレンジしたい憧れの名峰です。

槍ヶ岳の情報はここでチェック!山頂の天気予報も掲載
PORTALFIELD mikketa 槍ヶ岳


難易度で選ばない方法もあります

ハードな登山はちょっと・・・、という方には妙高山のお花畑や高層湿原の散策など、気持ちのいい景色や綺麗な空気を楽しむ登山スタイルも楽しいものです。

花の百名山」や「新・花の百名山」にリストされている山の中にはそうした湿原や高原も含まれていますので、チェックしてみて下さい。

花の百名山のリストはここでチェック!ピンポイント天気予報も掲載
PORTALFIELD mikketaリスト「花の百名山」

新・花の百名山のリストはここでチェック!ピンポイント天気予報も掲載
PORTALFIELD mikketaリスト「新・花の百名山」


どの山を登るにしても、自分の登山レベルを見極めた上でレベルに合った登山をすることが重要です。それは、いつまでも安全に登山という趣味を楽しむことにも繋がるコツになります。

コメントを残す

あなたの評価は?

アバター画像

配信者 PORTALFIELD編集部

アウトドアをはじめ、アクティビティをより安全に楽しむために必要なもの、重要な要素として挙げられるのは経験に裏打ちされた知識と正確な情報ではないでしょうか。PORTALFIELDはそれらを結集させることで、より楽しく一層安全にフィールドを楽しめるきっかけを作り出すとともに、各フィールドの第一線で情熱を傾ける人からの情報や知識、仕事ぶりや魅力などを多角的に発信するメディアを中心としたサービスを提供したいと考えています。このアカウントは中の人のアカウントです。よろしくお願いします。

登山のバテ防止!日頃のトレーニングで必要な体力をつけるには?

季節により山の表情は全く変わる!登山ルートの作成の際の注意