写真:真冬でも快適に過ごせる宿泊テント
「日本一のモグラ駅」にグランピング開設 土合駅・夏に本格営業へ
「日本一のモグラ駅」として知られるJR土合駅(群馬県みなかみ町湯檜曽)の価値向上のため、JR東日本(… このままもっと読む
PORTALFIELD編集部より
先月発表され話題になっていた土合駅のグランピング施設(参考記事:【谷川岳登山口】モグラ駅・土合に泊まろう)が、JR東日本のスタートアッププログラムの実証実験という形で2月12日から3月22日の40日間の期間限定で営業します。
施設の詳細も公開されました。
宿泊施設となる「モグラハウス」は、「インスタントハウス」という国内初登場の繭の中にいるような空間になっており、1泊2食(夕、朝、ドリンク込み)で1人18,000円。内容は以下の通りです。
*食事は併設される駅舎カフェで提供され、ドリンクは一部のアルコールを含みフリー。
*チェックインは15:00時以降から、チェックアウトは11時。
*暖房器具あり、寝袋あり、寝間着等なし、長靴あり、アメニティ(歯ブラシのみ)
*ベッドは有。布団は無し。寝袋使用。
*施設内にお風呂やシャワー設備は無し。希望があれば近くの日帰り入浴へ送迎可能。
*お風呂の代わりにロウリュと雪風呂という本格的なフィンランド式サウナ有り。
*施設内に専用トイレ無し。トイレは駅舎のトイレを。
値段、内容ともに、谷川岳登山の前泊に使うのではもったいないくらいですね。チェックイン開始時間に合わせてチェックインし、このちょっと変わった施設でのんびり過ごすのが楽しそうです。
早速、宿泊してみたいと予約状況を確認してみたのですが、すでに満員!キャンセル待ちでした。(2020年2月13日)
「駅舎カフェ」は土合駅内のかつて利用されていた駅務室を改装したカフェスペースで、営業時間は平日9:00〜18:00、土日祝日7:00〜18:00。コーヒーやビール、お味噌汁、おにぎり、干物定食などが宿泊者以外でも頂けます。
電車の本数が少なく、タイミングによっては待ち時間が長くなるのが難点でしたが、ここでゆっくり過ごすことができるようになるのは嬉しいですね。
サウナは宿泊者以外も利用することができるようです。
サウナ営業時間
宿泊者貸切 8:00〜11:00
日帰り利用 12:00〜18:00
宿泊者貸切 18:00〜23:00
利用料 1時間500円
詳しくは、「 DOAI VILLAGE 」のホームページでご確認下さい。
土合駅は過去に、一部の登山者のマナーが問題になり待合室が閉鎖されることになるなど、一登山者としては寂しく感じる問題が起きたこともありました。
今回のこのプロジェクトが、独特の雰囲気をもつ土合駅を守りつつ、新たな観光客を呼ぶことが実現すれば、全国的にも新しい地域活性化プログラムとなると思われます。実証実験を経た後の展開が期待されます。
上毛新聞ニュース