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【通信エリアは地球です!】GARMIN GPS最高峰シリーズに衛星通信機能を備えた「GPSMAP 66i」がいよいよ発売開始

登山やアウトドアシーンで利用されるGPS機器メーカーを語る時、真っ先に挙げられるメーカーの一つが「GARMIN(ガーミン)」です。絶大な信頼感を誇るこのブランドを登山や山仕事に使っている方も多いのではないでしょうか。

現在では、ランを楽しむ方を中心に腕時計型のモデルが利用されているのを見かけるのもしばしばですが、GARMINの真骨頂と言えばハンディGPS(GPS専用機)と言っても過言では無いでしょう。

私も旧機種から通算してかれこれ20年ほど使っていますが、故障知らずな事に加え、GPS測位性能や精度の高さ、そして何より電池保ちの良さから、長期の縦走では手放せない存在になっています。

携帯圏外でも衛星通信SOSが発信可能な『GPSMAP 66i』がいよいよ登場!

そんなGARMINから、待望の機能を装備したフラッグシップ機「GPSMAP 66i(ジーピーエスマップ66アイ)」がラインナップに加わりました。

GPSMAP 66i

タイトルにも少し書きましたが、GPSMAPシリーズは、クアッドヘリックスアンテナを装備し、安定したGPS受信性能を持つ、GARMINのハンディGPSの中で最高峰シリーズです。突起したアンテナを持つ独特の外観が特徴ですね。

今回発売となる『GPSMAP 66i』は、これまでのGPSMAPシリーズの機能を継承しつつ、新機能を搭載しています。その目玉がイリジウムの衛星ネットワークを利用した双方向衛星通信機能です。

イリジウムと聞いてピンときた方もいるのではないでしょうか。そう、「通話エリアは地球です!」のCMが登場当時衝撃的だった衛星携帯電話のシステムです。

実は、GARMINでは今回のGPSMAP 66iの発売開始より早く、『inReach』シリーズでイリジウム衛星ネットワークを利用した機種、「inReach Explore+」と「inReach Mini」を発売していました。

この機能が画期的なのは、世界中をカバーしているイリジウム衛星ネットワークを利用することで、地球上どの地域であっても通信することが可能になるということです。

緊急を要する場合には、24時間365日対応可能な国際的な救助組織GEOSに対し、その場所の位置情報と共に緊急メッセージを送ることも可能です。遭難が確認された場合には、民間救助組織と連携して遭難救助活動が開始されます。

つまり、山間部はもちろんのこと、基本的には屋外であればいいわけで、この安心感は計り知れないものがあります。この機能は前述の『inReach』シリーズに最初に搭載されたものですが、今回、この機能がついにハンディGPSのフラッグシップ機となるGPSMAP 66iで利用できるようになりました。

Garminによると、inReachのイリジウム衛星ネットワークがサービスインした2011年から2019年までの間に、全世界で4,000件ものSOS送信機能が発信されているのが確認されたそうで、2019年夏に限っても、およそ500人のユーザーが病気やケガ、火事や山での遭難といった緊急事態などでSOSを発信したとのことです。

日本国内では携帯電話が繋がるエリアは着実に増えてきていますが、それでもまだまだ繋がらないところの方が圧倒的に多い現実があります。

昨今では、ココヘリなど新しいサービスが続々登場してきていますが、それらの多くがあくまで受動的に発見を待つものが主体なのに対し、今回のGPSMAP 66iの双方向衛星通信機能は、携帯電話圏外でも能動的にSOSを発信できる点が根本的に違います。

そういった観点から考えた場合、山岳ガイドさんなど山の仕事に携わるエキスパートだけでなく、登山を始めとしたアウトドアアクティビティを楽しむ皆様にとっても、安全登山を心がける上でより安心感を感じられる機器だと思います。

その他、双方向衛星通信機能以外にも、従来モデルのGPSMAP 64scJに比べ、受信対応衛星にGalileoを加え、GPS・GLONASS・みちびき(補完信号)の合計4つの衛星に対応可能となりました。

最近の機器はGPS測位はだいぶ早くなりましたが、個人的には、GLONASSやGalileoを加えると周囲に建物があったり、谷間部でも掴みが早く安定した測位ができる印象を持っています。

さらに3機種が同時発売されます

今回発表されたGPSMAP 66iに併せて、さらに3機種が発表されました。

GPSMAP 64csx

GPSMAP 64csxは、GPSMAP 64scJの後継機にあたり、これまでのフラッグシップ機の機能を継承進化させたモデルですね。

GPSMAP 66iと比べると双方向衛星通信機能は搭載していないものの、従来機に比べると受信対応衛星にGalileoを加え、なおかつ価格を従来機と同価格に抑えています。

eTrex 32x
eTrex 22x

eTrexシリーズは、GarminのハンディGPSラインナップの中で、軽量・コンパクト・乾電池充電で長時間駆動するスタンダードモデルです。それぞれ従来機からメモリを3.7GBから8GBに増強し、ボディーカラーも新しくなりました。

今回の新機種発表を総括した感としては、「GPSMAP 66i」は機能価格バランスに優れイチオシだと思います。

従来から引き継いだGPSMAPの安心感、これはGPSMAP 64csxとしてリニューアルしましたが、そちらの販売価格が74,800円(税別)。対して、GPSMAP 66iは89,800円(税別)となり、価格差は15,000円。差額にあたる機能を買い足すとすると「inReach Mini」でも37,800円(税別)してしまいます。

双方向衛星通信機能に関しては、その機能の使用開始にあたり衛星通信契約が必要となるものの、将来的に使用を検討する可能性があるのであれば、予めGPSMAP 66iを購入しておくのがベストだと思います。

いかがでしたか。

最近はスマートフォンのGPSも電池の保ちが良くなってくるなど、従来より実用的になってきたこともあり、必ずしもGPS専用機を使わなければいけない状況は減ってきているとは思います。

ただ、専用機には押しやすいボタンやコントローラー、スマートフォンを気にせずに済む電池保ちの良さ、山道でも十分実用的なナビゲーション機能などまだまだ優位な点も数多く、おすすめの山道具、山装備の一つです。

GPSMAPシリーズはこれまでのブラッシュアップで機器自体も良く作り込まれてますし、長年使い込んでもタフさは健在です。個人的にも購入を検討したい商品でした。

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GARMIN アウトドアGPSウォッチの最高峰シリーズの一つである「fenix 6X」についてレビュー論文を発表致しました。あわせてご覧下さい。

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PORTALFIELD高橋

配信者 PORTALFIELD高橋

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受益者負担???

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参考情報:池の平小屋の営業について。

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