2016下ノ廊下、旧日電歩道を歩く10月16日編-2 内蔵助谷出合→別山谷出合

この記事は2016年10月に「Head for the mountains」に掲載したものを2019年1月にPORTALFIELDへ移設したものです。記事移設にあたり一部加筆修正を行っています。

PORTALFIELD高橋

 

2016下ノ廊下、旧日電歩道ルート。10/16黒部ダム→阿曽原温泉小屋編2

この日の行程:ロッジくろよん→黒部ダム→内蔵助谷出合→別山谷出合→白竜峡→十字峡→S字峡→仙人谷ダム→阿曽原温泉小屋

 

 

このページで紹介の区間:内蔵助谷出合→別山谷出合

 

 

下ノ廊下への核心部へ

 

 

内蔵助谷出合で小休止し、内蔵助谷からの流れを渡って、次のポイントの別山谷出合に向けて出発。少し先にはハシゴも見えます。

 

 

10分ほど歩くとガレ場が始まります。

 

 

内蔵助谷出合から50分ほどで鳴沢小沢へ。

 

 

ここはこんな感じでぶら下がったのが突然出てくるんですが、歩いていた時はどんなポイントなのかはよく分からず。

後日、山と高原地図をよくよく見てみると、この辺りの沢に「鳴沢小沢」と書いてある沢があり、ナメ滝名前の無い滝の2つが記載されてました。ちょうどこの辺りから滝が見えましたので、それがナメ滝、もしくはその名前の無い滝のいずれかかもしれません。

 

 

下の写真は、上の写真に写ってる3段分の滝の下2段分のアップです。

 

 

この辺りから黒部川の色が独特の色に。光の加減でしょうか。

 

 

川べりにテントが。しかも2つも。テント許可地では無いはずですがそれ以上に、こんな所に設営して一気に水量増える可能性を考えた時に怖くないのかが不思議。ダムの緊急放水の可能性もありますし、実際この日の晩からまとまった雨が降り出しました。

というか、これ書いてる時に改めて山と高原地図を見直してたらしっかり書いてありました。このあたりは「南東壁 黒部の魔神」だそうで「黒部三大岸壁」とのこと。「危険」マークの横には赤字で「幕営禁止」。こんな所にあえて幕営するなんて発想には普通ならないと思われますが、知っていて幕営しているのならちょっと悪質ですね。ビバークって感じでは無さそうでしたし。

 

 

来ました来ました!いかにも下ノ廊下みたいな雰囲気の道がいよいよ現れました。丸太の足場の左側に通ってるのが番線です。

 

 

この辺り、イワナがいそう。

 

 

さらに10分ほど進むと対岸には大きな滝が。黒部川の流れも綺麗です。

 

 

少し歩いて、先ほどの滝を振り返り。この辺りから道の感じが徐々に険しくなってきます。

 

 

これまでネットや雑誌、ルートガイドなどで見たことがあった、いかにも下ノ廊下の写真のような風景が広がってきます。

 

 

足元には黒部川の流れ。高低差が出てきたのか、白さが目立ってきました。イワナはいるかな。

 

 

足場の掛かり方はこんな感じのものが多かったです。しっかり固定されているので、損壊している物以外はぐらつきを感じることはほとんど無かったです。ただ、後でよくよく写真を見てみると結構きわどいバランスで固定されてるものもチラホラありました(笑)

 

 

山の中腹辺りまで朝陽が差し込んできました。

 

 

黒部川上流、黒部ダム方向を振り返り。いつの間にかにすっかりV字谷になってます。

 

 

進行方向の少し先には崩落した部分を高巻くためのハシゴが少し見えてきました。

 

 

先を歩くお二人とはこの後、明日の欅平までほぼ同じペースで歩きました。阿曽原温泉小屋(温泉露天風呂も…笑)、欅平からのトロッコ電車(黒部峡谷鉄道)もご一緒させて頂き、楽しい時間ありがとうございました。

 

 

 

いよいよ例のハシゴが見えてきました。ほとんど足場が無い所でどうやって設置したんだろう、って思うくらいの高さがあります。

 

 

この辺りから道幅が狭い箇所が出てきます。滑落注意

 

 

場所によっては写真撮るのも結構必死だったり(笑)

 

 

人物の大きさを参考にすると、水面からの高さ、谷の深さを比較した感じが分かりやすいかと。

 

 

上はTwitterのツイートでも使った写真です。足元に加えて頭上も注意しておかないと頭をぶつけてしまうような場所が出てきます。ヘルメット必須です。だいぶ助かりました。

 

 

 

少し歩いて、先ほどの箇所を振り返り。歩いてるとそれ程感じませんが、写真で見ると道のアップダウン具合が判りやすいですね。

 

 

足元はこんな感じ。今回、写真を撮るにあたってどういう方法で撮ろうか少し考えて行きました。下ノ廊下に行ってきた方の話を聞いたりブログを見ると「片手で番線を掴んで、片手で撮った」って話が結構あるんですが、短時間で撮影を済ませよう&片手で撮ってしまうことで「手ブレでピンボケな写真が多かった」なパターンが多いみたいで、どうしようかなと。

今回の山行写真は一眼レフカメラで撮影してきたんですが、片手で撮影しようと思っても結構重くてカメラのバランスとるのが難しいし、何とかシャッターを切っても変な所にピントが合ったブレブレ写真になってしまいがちなので、片手で番線、片手で撮影とかやめて開き直って普通に撮ることに

両手で構えて普通に撮った場合のギリギリ限界くらいまで寄った写真のうちの一枚がこんな感じ。この場所に限らず、山行中の撮影には最大限の注意を払っていましたが、いま思うとちょっとゾッとします。ご安全に。

 

 

先ほどチラッと見えたハシゴの下りです。部分的に高巻くだけなので、登るとすぐに下りのハシゴが待ってます。写真にも写ってるように途中でハシゴが少し曲がります。後ろ向きに降りてると、ここがちょっと怖かったかな。

 

 

ハシゴを下りるとこれまでのような道に戻ります。この先ルートは右に折れていきますが、その先が別山谷出合です。

 

 

どうやって降りたんだろう?と一瞬思って撮った一枚でしたが、この先道なりに下って行って、沢沿いを歩けば行ける場所でした(笑)

 

 

別山谷出合へは岩場を下りていきます。

 

 

8:45頃、別山谷出合黒部別山谷)に到着。内蔵助谷出合からは1時間50分位。

この時点で朝からの写真の枚数が160枚を越えてました。内蔵助谷出合から風景がいかにも下ノ廊下的になってきたこともあり写真の枚数が急激に増加した感じです。この区間、帰ってきてから写真の整理に一苦労しました(笑)

 

 

阿曽原温泉は仙人谷ダムの先なので、ここ別山谷出合では今日の行程のまだ半分来ていません。黒部ダム駅から欅平駅までは30.2㎞、やっぱり結構な距離です。

「10月16日編-3 別山谷出合→十字峡」へ続きます。

前の記事「10月16日編-1 ロッジくろよん→内蔵助谷出合」はこちら。

山岳宿泊情報

この日に関係する山岳宿泊情報

ロッジくろよん

076-463-6350
黒部湖のほとり、豊かに原生するブナの林に囲まれた『ロッジくろよん』。黒部ダムから続く湖畔の小道を、小鳥たちの心地よい鳴き声をBGMに、森の中をハイキングを楽しみながら、歩いて20分で山荘へたどりつきます。黒部のさわやかで雄大な自然につつまれて、ゆっくりと、心ときめく旅のひとときをお過ごしください。

阿曽原温泉小屋

0765-62-1148
阿曽原温泉の露天風呂. 阿曽原温泉は、黒部川のいわゆる下の廊下にあります。 下ノ廊下(旧日電歩道)の状況については、登山情報をご覧ください。

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下ノ廊下、別山谷出合〜十字峡区間

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2016下ノ廊下、旧日電歩道を歩く10月16日編-5 S字峡→仙人谷ダム→阿曽原温泉小屋

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2016下ノ廊下、水平歩道を歩く10月17日編-1 阿曽原温泉小屋→大太鼓

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2016/10/15~17の日程で歩いてきた下ノ廊下、旧日電歩道、水平歩道ルートより、3日目10/17の阿曽原温泉小屋から欅平を経て宇奈月方面のうち、大太鼓→志合谷トンネル→欅平編。 行程地図はこちら。この日の行程は阿曽原温泉小屋→折尾谷砂防堤トンネル→大太鼓→志合谷トンネル→蜆谷→欅平→宇奈月→富山→東京。

2016下ノ廊下、水平歩道を歩く10月17日編-3 欅平→宇奈月→富山

(「Head for the mountains」からの記事移設に伴い、2019年1月加筆修正)

2016/10/15~17の日程で歩いてきた下ノ廊下、旧日電歩道、水平歩道ルートより、3日目10/17の阿曽原温泉小屋から欅平を経て宇奈月方面のうち、欅平→宇奈月→富山編。 行程地図はこちら。この日の行程は阿曽原温泉小屋→折尾谷→大太鼓→志合谷トンネル→蜆谷→欅平→宇奈月→富山→東京。富山での食べ歩き編も収録。