教えて横田さん!「スノーシューの種類と代表的モデルの特色」Vol.1

雪山遊び、バックカントリー、本格的な雪山登山のアプローチ用として。

冬の山をもっと楽しみたい!と思っている方にとって、冬山と仲良くなれるアイテムのひとつ、それが「スノーシュー」です。

 

雪山遊び、バックカントリー、本格的な雪山登山のアプローチ用としても利用されるスノーシュー。

「購入してみたいな」と思ってもたくさん種類があって何を選べば良いのかわからない。そんな方も多いのではないのでしょうか。

今回は、東京の神田神保町にある老舗の登山・アウトドア用品専門店「さかいやスポーツ」の横田修宏さん「スノーシューの種類と各ブランドの特色」について教えてもらいました。

◆スノーシューは大きく分けて3種類

スノートレッキング用の平地歩き用

・バックカントリーなど雪山で使える登れる用

・雪上トレイルランで使うようなレース用

◆どんなところが違うの?

レースはちょっと特殊なので別枠として、歩き用と登る用は何が違うかというと、

 

・歯の数

・ヒールリフターが付いているか

 

スノーシューを履いて歩く際には、カカトが浮いて雪面を引きずる形で歩きます。ヒールリフターがあると傾斜角度が出てきたときにヒールリフターにかかとを乗せて、全体で踏ん張れる。これがないと爪先立ちになってしまって、力が伝わらなくて、雪面を削るだけになってしまいます。
ですので、

 

ヒールリフターがついてて、歯が比較的多いものが”登れる用”、それがないのが”平地用”。

と覚えておいてください。

横田修宏

◆”登れる用”にはどんなモデルがある?

MSRライトニングアッセント

さかいやスポーツで取り扱っているものは、ほとんど”登れる用”にしているのですが、一番メジャーなというかよく売れてるのは、

 

MSRの「ライトニングアッセント」。



選ばれる理由としては、一番は「かっこいい」(笑)軽さもありますし、収納した時の薄さも魅力です。

 

ボリューム感が出てしまうと、BC(バックカントリー)ザックにつけてボードで滑ったり、大型ザックにつけた時に、こんな重たいものが一番外側にくると、より後ろに引っ張られてしまうんです。

あとは、他のメーカーにくらべて、パーツが全部取り外せて、特に板もバンドが取り外せるので、現地でバンドが切れた時に予備バンドさえ持っていればリペアが効くというところも便利な部分です。

ATLAS「スピンドリフト」

現地でバンドが切れた時なの、簡単にリペアが効くという点では、ATLASの「スピンドリフト」も優れモノです。

 

他のモデルは、ナイロンバンドや最近ではボア(円形のダイヤルをくるくる回して締めるタイプ)などを使っています。

ボアも自分で工具を持って入れば直せるのですが、パーツが小さいので吹雪の中、降雪の中アクティビティ最中にそれができるかというと、実際、なかなか難しいところがあります。

 

それに対し、「スピンドリフト」のざっくりとしたというか、無骨な作りがリペアを容易にしているんです。

これは、一本のバンドで縫い上げているような感じなんですけど、これをまとめておく付属のバンドが予備バンドになっていて、これを外して、すぐ使えるんです。

◆ 一番歩きやすいスノーシューはどれ?

個人的に一番歩きやすいと思うのはATLAS。

MSRとか TSLとかTUBBSとかたくさんのメーカーからスノーシューは作られていますが、どれも、足をとめるビンディングとデッキをピンで止めているんですね。ピンで留めることによって、デッキに対して足がギッコンバッタンギッコンバッタン同じ向きでしか動かないのですが、 ATLASはスプリングローデッドサスペンションという、樹脂のサスペンションで止めているので、こうも動くんだけど、こういう動きもする。

■ スプリングローデッド・サスペンション(SLS)
雪面の傾斜や地形が大きく変化する山岳地系のフィールドでも、快適でバランスの取れた姿勢を保ちやすいように工夫されたシステムです。スプリング効果の高い強力なベルトでバインディングとフレームを連結。ベルトの強い反発力を生かしてショックを吸収し、駆動力に変換します。激しい動きにも正確にスノーシューが追従し、より正確で軽快な足さばきが可能に。(特許取得済)

ATLAS公式ブランドサイトより引用

斜面に対して、

 

足をまっすぐ置くと、足は、まっすぐなんだけどスノーシューが雪面に対してしっかり食い込む。

スノーシューは雪面に対してしっかり食い込んでいるのだけど、足はまっすぐ置ける。

 

なので、足首への負担が軽いんです。

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店舗名 さかいやスポーツ エコープラザ
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Vol.2に続きます。